JP2019055661A - アームカバー - Google Patents

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秀久 高津
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秀久 高津
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Abstract

【課題】アーム部の可動を妨げることなく、且つハーネスの損傷を防止することができるアームカバーの提供。【解決手段】アームカバー28は、状態変更部材とモータ26の回転軸43とがリンク機構27によって連結され、空気流通路を流通する気体の流通状態が状態変更部材によって変更される車両の空調装置9に設けられる。空気流通路は空調装置9の内部に区画形成され、モータ26の回転軸43は空調装置9の外部に露出し、リンク機構27には、回転軸43に固定された状態で傾動するアーム50が設けられ、状態変更部材がモータ26の回転によってリンク機構27を介して従動する。カバー支持部60は、車体側に固定される。カバー本体61は、アーム50を挟んでモータ26の反対側からアーム50の傾動範囲のほぼ全域を覆う。【選択図】図5

Description

本発明は、アームカバーに関する。
特許文献1には、空調ユニットから車室の運転席よりも後方の後席側に向けて延設するリアベントダクトを備えた車両用空調装置が記載されている。リアベントダクトは、前後方向の中途部で上流側ダクト部材と下流側ダクト部材とに分割されており、上流側ダクト部材には、冷風用流路と温風用流路との合流部において、エアミックスドアが設けられる。エアミックスドアは、平坦な板状の閉塞板部と、この閉塞板部の前縁部から左右方向に突出する支軸とを備えている。支軸の一端側は、上流側ダクト部材の左側壁に形成された貫通孔に回動可能に挿通支持され、これにより、閉塞板部は、支軸を中心にして前側が上下方向に回動する。上流側ダクト部材の外面には、エアミックスドアを駆動するためのアクチュエータが配置されている。このアクチュエータの出力軸には、回動アームが取付けられており、その先端部のピンがリンク機構の長孔内を摺動可能に配置されている。このリンク機構の一端側には、略D字型をなす挿通孔が穿設され、この挿通孔に支軸が挿通されていることで、エアミックスドアの支軸の左端部が、回動アーム及びリンク機構を介してアクチュエータに連結されている。
特開2010−023640号公報
ここで、回動アーム(アーム)を挟んでアクチュエータ(モータ)の反対側にハーネスが配索される場合がある。この場合、アーム部の駆動時に、アーム部及びリンク構造にハーネスが干渉し、アーム部の可動を妨げるおそれがある。また、アーム部との干渉によってハーネスが損傷するおそれがある。
そこで、本発明は、アーム部の可動を妨げることなく、且つハーネスの損傷を防止することができるアームカバーの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、状態変更部材とモータの回転軸とがリンク機構によって連結され、空気流通路を流通する気体の流通状態が状態変更部材によって変更される車両の空調装置であり、空気流通路は空調装置の内部に区画形成され、モータの回転軸は空調装置の外部に露出し、リンク機構には、回転軸に固定された状態で傾動するアームが設けられ、状態変更部材がモータの回転によってリンク機構を介して従動する空調装置に設けられるアームカバーであって、カバー支持部と、カバー本体と、を備える。カバー支持部は、車体側に固定される。カバー本体は、アームを挟んでモータの反対側からアームの傾動範囲のほぼ全域を覆う。空気流通路を流通する気体の流通状態の変更には、空気流通路を流通する気体の風量の変更や、風向の変更や、冷気と暖気との混合割合の変更などが含まれる。
上記構成では、車体側に固定された状態で、アームカバーのカバー本体がアームを挟んでモータの反対側からアームの傾動範囲を覆う。このため、アームを挟んでモータの反対側にハーネスが配索される場合であっても、アームとハーネスとの干渉を防止することができる。従って、アームのスムーズな可動を妨げることなく、且つアームとの干渉によるハーネスの損傷を防止することができる。
また、状態変更部材は、空気流通路の大きさを増減させて気体の流通状態を変更してもよい。
上記構成では、空気流通路の大きさを状態変更部材が増減させるので、状態変更部材の開度制御によって、空気流通路を流通する気体の風量を変更することができる。また、空気流通路を流通する冷気と暖気との混合割合を変更することによって、空気流通路を流通する気体の温度を調整することができる。
また、カバー支持部は、車体側に固定される基端部と、カバー本体が固定されるカバー固定部とがそれぞれ設けられた1対の棒体状の支持ワイヤ部を有してもよい。1対の支持ワイヤ部は、基端部からカバー固定部へ向かって互いの距離が離れるように並行して延びる。
上記構成では、車体側に固定される基端部からカバー本体が固定されるカバー固定部へ向かって、互いの距離が離れるように並行して延びている1対の支持ワイヤ部をカバー支持部が有している。このため、1対の基端部を近接させた状態で車体側に固定した場合であっても、1対の支持ワイヤ部は基端部からカバー固定部へ向かって互いの距離が離れるように並行して延びるので、1対のカバー固定部の距離を離すことができる。従って、基端部側を小型化しつつ、カバー固定部に固定されるカバー本体の面積を広く設定することができる。
本発明によれば、アーム部の可動を妨げることなく、且つハーネスの損傷を防止することができる。
本発明に係るアームカバーを有する車両の空調装置を備える車両の車室の前部を示す斜視図である。 図1の車両の空調装置を示す斜視図である。 図2の車両の空調装置を右側から視た側面図である。 図2のIV−IV矢視断面図である。 図2の要部拡大斜視図である。 アームカバーを示す斜視図である。 図3の要部拡大図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において、矢印FRは車両の前方を、矢印UPは上方を、矢印INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両の前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態のHVAC(Heating,Ventilating and Air-Conditining)ユニット(車両の空調装置)9は、車両1(例えば、トラック等)のキャブ(車体)2の車室3の前部の所定の空間4に対して取り付けられる。車両1のキャブ2は、車室3の下方を区画するフロアパネル5と、フロアパネル5の前端縁から起立して車室3の前方を区画するダッシュパネル6と、フロアパネル5及びダッシュパネル6の車幅方向両端縁部に接合される左右1対のサイドパネル7と、車幅方向に延びて左右のサイドパネル7に対して固定されるバー8とを有する。フロアパネル5の前部とダッシュパネル6と左右のサイドパネル7の前部とは、車室の前部に上記所定の空間4を区画する。
バー8は、金属製の略円柱状の部材であって、その両端部がキャブ2の左右のサイドパネル7に対して固定される。バー8は、キャブ2に対して固定された状態で、上記所定の空間4のフロアパネル5から上方に離間した位置で車幅方向に直線状に延びる。バー8は、車室3の前側に位置するインストルメントパネル(図示省略)を支持する。バー8は、ステアリングユニット10を支持して、ステアリングユニット10の振動を抑制する。
図1及び図2に示すように、HVACユニット9は、インストルメントパネルの内側に配置され、車室3の前部の所定の空間4に対して取り付けられる。HVACユニット9は、キャブ2の車幅方向左側(助手席側)の外端部に配置される送風機ユニット部11と、送風機ユニット部11の車幅方向右側に配置されて、送風機ユニット部11に連結される送風ダクト部12と、送風ダクト部12の車幅方向右側に配置されて、送風ダクト12部に連結される熱交換器ユニット部13とによって構成され、送風機ユニット部11と送風ダクト部12と熱交換器ユニット部13とが車幅方向に直列的に配置されて連結されている。熱交換器ユニット部13は、キャブ2の車幅方向中央部に配置される。
送風機ユニット部11は、車外または車内から流入する空気を切換導入する内外気切換箱14と、この内外気切換箱14から導入する空気を熱交換器ユニット部13に流入する遠心式の送風機15とを有している。内外気切換箱14には、図示しない内気導入口と、外気導入口と、内外気切換ダンパとが設けられている。内気導入口は、車室の空気を流入するための開口部である。外気導入口は、車外の空気を導入するための開口部である。内外気切換ダンパは、内気導入口および外気導入口のいずれか一方を閉止するためのダンパであり、その動作により流入する空気を車外の空気または車内の空気に切り換える。送風機15は、ブロアケース16、ブロアケース16内に収容された図示しないブロアファン及びブロアモータなどから構成されており、ブロアファンは車両用電源から電力を供給されたブロアモータによって駆動される。ブロアケース16の右側部には後述する送風ダクト部12と連通する流入口(図示省略)が設けられる。ブロアケース16の上部には、上方に延びる2つの上ブロアブラケット接合部17が車幅方向に所定間隔を隔てて形成されている。また、ブロアケース16の左下部には、下方に延びる下ブロアブラケット接合部(図沿省略)が形成されている。上ブロアブラケット接合部17及び下ブロアブラケット接合部は、略平板状で中央にボルト孔が形成されている。
送風ダクト部12は、送風機ユニット部11の流出口と、後述する熱交換器ユニット部13の流入口(図示省略)を連結する。送風ダクト部12には、後述する熱交換器ユニット部13の熱交換器ケース体20内に送風機15により送風された空気を流入させる送風路(図示省略)が形成される。
図2〜図5に示すように、熱交換器ユニット部13は、空気流通路30を内部に有する熱交換器ケース体20と、後述するエアミックスドア23を傾動させる第1モータユニット部25と、後述する吹出口調整ドア(状態変更部材)24を傾動させる第2モータユニット部(モータ)26と、吹出口調整ドア24と第2モータユニット部26とを連結する調整ドアリンク機構(リンク機構)27と、調整ドアリンク機構27のリンクアーム(アーム)50を覆うアームカバー28とを有する。
熱交換器ケース体20は、所定の機械的強度を有する樹脂材によって、略直方体状に形成されている。熱交換器ケース体20の後面の上部には、右側へ延びる上熱交換器ブラケット接合部34が形成されている。また、熱交換器ケース体20の下部には、車幅方向に所定間隔を隔てて下方に延びる2つの下熱交換器ブラケット接合部(図示省略)が形成されている。上熱交換器ブラケット接合部34及び下熱交換器ブラケット接合部は略平板状で略中央部にボルト孔が形成されている。
熱交換器ケース体20の内部には、空気が流通する空気流通路30が区画形成されている。熱交換器ケース体20の後左側部には、空気流通路30の一端に接続され、送風機ユニット部11の送風路と連通する流入口(図示省略)が設けられている。また、熱交換器ケース体20の空気流通路30には、それぞれ空気流通路30の他端に接続されるデフロスタ開口部31、フェイス開口部32及びフット開口部33が設けられている。デフロスタ開口部31は、デフロスタダクト(図示省略)を介して、空気(気体)の吹出方向を車両のフロントガラス等に向けて設定するデフロスタ吹出口(図示省略)に接続される。フェイス開口部32は、フェイスダクト(図示省略)を介して、インストルメントパネルの略中央部に配置され、空気の吹出方向を前席乗員の頭部および上半身に向けて設定するフェイス吹出口(図示省略)に接続される。フット開口部33は、フットダクト(図示省略)を介して、空気の吹出方向を前席乗員の足下に向けて設定するフット吹出口(図示省略)に接続される。流入口から流入した空気は、空気流通路30の一端に流入して空気流通路30内を流れ、デフロスタ開口部31、フェイス開口部32及びフット開口部33からデフロスタ吹出口、フェイス吹出口及びフット吹出口を介して車室内に流出される。
熱交換器ケース体20内の空気流通路30には、エバポレータ21と、ヒータコア22と、エアミックスドア23と、吹出口調整ドア(状態変更部材)24とが設けられる。
エバポレータ21は、熱交換器ケース体20内の空気流通路30の上流に配置され、空気流通路30を流れる空気を冷却する。
ヒータコア22は、熱交換器ケース体20内の空気流通路30の中流に配置され、車両エンジンの冷却水を熱源として空気通路を流れる空気を加熱する。
エアミックスドア23は、その前端部に車幅方向に沿って延びる傾動軸35を有し、空気流通路30のエバポレータ21とヒータコア22との間に配置され、傾動軸35を中心として熱交換器ケース体20に回転自在に支持される。エアミックスドア23は、後述する第1モータユニット部25の第1回転軸41にミックスドアリンク機構29を介して連結されている。エアミックスドア23は、第1モータユニット部25の第1回転軸41の回転によって、ミックスドアリンク機構29を介して傾動する。エアミックスドア23は、傾動することによって、ヒータコア22の近傍へ流通する空気量を調整する。このエアミックスドア23の開度制御により、車室3内に流入される空気の温度が調整される。
吹出口調整ドア24は、デフロスタ開口部31の開口の大きさを増減させる第1調整ドア36と、フェイス開口部32及びフット開口部33の開口の大きさを増減させる第2調整ドア37とを有し、熱交換器ケース体20内の空気流通路30の下流に配置される。第1調整ドア36及び第2調整ドア37は、後述する調整ドアリンク機構27のリンク板52に連結され、リンク板52の回転によって傾動する。第1調整ドア36及び第2調整ドア37は、傾動することによって、デフロスタ開口部31、フェイス開口部32及びフット開口部33の開口の大きさを増減させる。この吹出口調整ドア24の開度制御により、車室3内に流入される空気の吹出される場所及び風量が調整される。
第1モータユニット部25は、熱交換器ケース体20の右側面の前部に取り付けられる。第1モータユニット部25は、第1モータユニットケース40と、第1モータユニットケース40内に収容される第1モータ(図示省略)と、第1モータユニットケース40外へ露出し、第1モータによって図示しないギヤを介して回転する第1回転軸41とを有する。第1回転軸41は左側へ延び、ミックスドアリンク機構29が固定される。
第2モータユニット部26は、熱交換器ケース体20の右側面の後部に取り付けられる。第2モータユニット部26は、第2モータユニットケース42と、第2モータユニットケース42内に収容される第2モータ(図示省略)と、第2モータユニットケース42外へ露出し、第2モータによって図示しないギヤを介して回転する第2回転軸(回転軸)43とを有する。第2回転軸43は、右側へ延び、後述する調整ドアリンク機構27のリンクアーム50が固定される。
図5及び図7に示すように、調整ドアリンク機構27は、第2モータユニット部26の第2回転軸43に固定されるリンクアーム50と、熱交換器ケース体20の右側面の上部に取り付けられるリンク板52と、一端側がリンクアーム50に回転自在に連結され、他端側がリンク板52に回転自在に連結されるリンクワイヤ51とを有する。リンクアーム50は、第2回転軸43に固定される軸固定部53と、軸固定部53から延びるアーム本体54とを有する。軸固定部53には、第2モータユニット部26の第2回転軸43に挿入され固定される軸挿入孔55が形成される。アーム本体54には、リンクワイヤ51の一端部が挿入可能なワイヤ挿入孔56が形成される。リンク板52は、熱交換器ケース体20に対して回転自在に支持されるリンク板回転軸57が挿入可能な回転軸挿通孔(図示省略)を有する。回転軸挿通孔にリンク板回転軸57が挿入した状態で固定することによって、リンク板52は、熱交換器ケース体20の右側面の上部に回転自在に支持される。リンク板52の前部には、リンクワイヤ51の他端部が挿入されるワイヤ挿入孔59が形成される。また、リンク板52には、第1調整ドア36及び第2調整ドア37が連結されており、リンク板52が回転することによって、リンク板52に連結される第1調整ドア36及び第2調整ドア37が傾動する。リンクワイヤ51は、両端部が左側に曲折して延びる棒状の部材であって、一端部がリンクアーム50のワイヤ挿入孔56に回転自在に挿入され、他端部がリンク板52のワイヤ挿入孔59に回転自在に挿入される。
調整ドアリンク機構27は、第2回転軸43の回転によってリンクアーム50が傾動し、リンクアーム50の傾動によってリンクワイヤ51が引っ張られ、リンクワイヤ51が引っ張られることによってリンク板52がリンク板回転軸57を中心に回転し、リンク板52が回転することによってリンク板52に連結される第1調整ドア36及び第2調整ドア37が傾動する。第2回転軸43が反時計回りに回転し、リンクアーム50のアーム本体54の先端部が上方へ移動した状態(図7の実線で示した状態)で、第1調整ドア36は、開状態となり、第2調整ドア37は、閉状態となる。また、第2回転軸43が時計回りに回転し、リンクアーム50のアーム本体54の先端部が下方へ移動した状態(図7の破線で示した状態)で、第1調整ドア36は、閉状態となり、第2調整ドア37は、開状態となる。リンクアーム50の傾動範囲は、第1調整ドア36が開状態となり、第2調整ドア37が閉状態となる時のリンクアーム50の位置(図7の実線で示した状態)から、第1調整ドア36が閉状態となり、第2調整ドア37が開状態となる時のリンクアーム50の位置(図7の破線で示した状態)までの範囲である。
図5〜図7に示すように、アームカバー28は、熱交換器ケース体20に取り付けられ、カバー支持部60とカバー本体61とを有する。
カバー支持部60は、熱交換器ケース体20の右側面に固定される固定部62と、固定部62に固定されてカバー本体61を支持する支持ワイヤ部63とを有する。固定部62は、略直方体の部材であり、その左面が熱交換器ケース体20の右側面の第2モータユニット部26の後下方に面接触した状態で固定される。支持ワイヤ部63は、一端部が固定部62の後面の下部に固定され、右側に延びてから前上方へ曲折して延びる下支持ワイヤ部64と、下支持ワイヤ部64の前端縁から上方へ曲折して延びる前支持ワイヤ部65と、前支持ワイヤ部65の上端縁から後下方へ曲折して延びてから左側へ曲折して延びて、固定部62の後面の上部に固定される上支持ワイヤ部66とを一体的に有する棒状の部材である。下支持ワイヤ部64及び上支持ワイヤ部66は、固定部62の後面に固定される部分では略並行に右側へ延びる上下1対の基端部70と、上下の基端部70の右端部からそれぞれ前上方へ曲折した後に互いの距離が離れるように並行して延びる上下1対の支持ワイヤ部71と、上下の支持ワイヤ部71の前端部から上下方向に接近するように前上方へ曲折してそれぞれ延びる上下1対のカバー固定部72とを有する。すなわち、上下の支持ワイヤ部71は、車体側に固定される基端部70からカバー本体61が固定されるカバー固定部72へ向かって、互いの距離が離れるように並行して延びている。
カバー本体61は、略矩形平板状の部材であり、下支持ワイヤ部64及び上支持ワイヤ部66の上下方向に接近するように前方へ延びる部分の間に配置される。カバー本体61は、下端縁が下支持ワイヤ部64の前側に固定され、上端縁が上支持ワイヤ部66の前側に固定される。なお、カバー本体61が配置される位置は、下支持ワイヤ部64及び上支持ワイヤ部66の上下方向に接近するように前方へ延びる部分に限定されず、例えば、下支持ワイヤ部64、前支持ワイヤ部65及び上支持ワイヤ部66が囲う領域すべてを覆うように配置されてもよい。また、カバー本体61は、略矩形平板状の部材であるが、これに限定されるものではなく、例えば、メッシュ状等の部材であってもよい。
カバー本体61は、アームカバー28が車体側に固定された状態で、リンクアーム50を挟んで第2モータユニット部26の反対側(右側)からリンクアーム50の傾動範囲のほぼ全域を覆っている。すなわち、カバー本体61は、アームカバー28が車体側に固定された状態で、リンクワイヤ51のうちリンクアーム50に連結された部分の可動範囲も、リンクアーム50を挟んで第2モータユニット部26の反対側(右側)から覆っている。
図2、図3及び図5に示すように、熱交換器ケース体20の後面の右下端部には、他の装置を制御する電子制御ユニット67がブラケット68を介して固定されている。電子制御ユニット67の上面及び下面からは複数のハーネス69が延びている。複数のハーネス69は、1つにまとめられ、カバー本体61の右側を通過するように配索される。
このHVACユニット9では、送風機ユニット部11のブロアファンが回転すると、空気が内気導入口または外気導入口から流入し、送風ダクト部12を介して、流入した空気が熱交換器ユニット部13の空気流通路30を流れる。冷房運転時には、空気流通路30内の空気がエバポレータ21にて熱交換されて冷却され、エアミックスドア23の制御によりヒータコア22の近傍を通過する冷却された空気の空気量が制限されて低温のままの空気が各吹出口から車室3内に流出される。また、暖房運転時には、エアミックスドア23の制御によりヒータコア22の近傍を通過する冷却された空気の空気量が増加されて空気が加熱されることによって、冷房運転時と比較して高温の空気が各吹出口から車室3内に流出される。
次に、車室3に対するHVACユニット9の取付態様について説明する。
図1及び図2に示すように、HVACユニット9(送風機ユニット部11、送風ダクト部12及び熱交換器ユニット部13)は、車室3の前部の所定の空間4且つ、バー8の前方に配置される。HVACユニット9のブロアケース16の上ブロアブラケット接合部17と熱交換器ケース体20の上熱交換器ブラケット接合部34が、バー8に上ブラケット(図示省略)を介して固定されることによって、HVACユニット9は、バー8と連結し、バー8に支持される。また、ブロアケース16の下ブロアブラケット接合部と熱交換器ケース体20の下熱交換器ブラケット接合部が、フロアパネル5に下ブラケット(図示省略)を介して固定されることによって、HVACユニット9は、フロアパネル5と連結し、フロアパネル5に支持される。
上記のように構成されたアームカバー28では、車体側に固定された状態で、アームカバー28のカバー本体61がリンクアーム50を挟んで第2モータユニット部26の反対側(右側)からリンクアーム50の傾動範囲を覆う。このため、リンクアーム50を挟んで第2モータユニット部26の反対側に配索されたハーネス69とリンクアーム50及びリンクワイヤ51との干渉を防止することができる。従って、リンクアーム50のスムーズな可動を妨げることなく、且つリンクアーム50との干渉によるハーネス69の損傷を防止することができる。
また、空気流通路30のデフロスタ開口部31、フェイス開口部32及びフット開口部33の大きさを、吹出口調整ドア24の第1調整ドア36及び第2調整ドア37が増減させるので、第1調整ドア36及び第2調整ドア37の開度制御によって、空気流通路30を流通する気体の風量を変更することができる。
また、カバー支持部60は、車体側に固定される基端部70からカバー本体61が固定されるカバー固定部72へ向かって、互いの距離が離れるように並行して延びている1対の支持ワイヤ部71を有している。このため、1対の基端部70を近接させた状態で車体側に固定した場合であっても、1対の支持ワイヤ部71は基端部70からカバー固定部72へ向かって互いの距離が離れるように並行して延び、1対のカバー固定部72の距離を離すことができる。従って、カバー固定部72に固定されるカバー本体61の面積を広く設定することができる。
なお、本実施形態では、片持ち状態で車体側に固定されるカバー支持部60にカバー本体61を固定することによって、カバー本体61を車体側に支持する構造が例示されているが、これに限定されるものではない。例えば、カバー支持部を両持ち状態で車体側に固定し、このカバー支持部にカバー本体61を固定することによって、カバー本体61を車体側に支持する構造であってもよい。
また、本実施形態では、調整ドアリンク機構27のリンクアーム50を挟んで第2モータユニット部26の反対側から、アームカバー28がリンクアーム50の傾動範囲を覆う構造を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、エアミックスドア23を傾動させるミックスドアリンク機構29に、第1モータユニット部25の回転軸に固定された状態で傾動するアームが設けられ、アームを挟んで第1モータの反対側からアームカバーがアームの傾動範囲を覆う構造であってもよい。
また、本実施形態では、アームカバー28は、熱交換器ケース体20に固定されるカバー支持部60と、カバー支持部60に支持されるカバー本体61とから構成されるが、これに限定されるものではない。例えば、アームカバーは、熱交換器ケース体20に固定された状態で右側へ延びるカバー支持部と、カバー支持部の右端部から前方へ曲折して延びるカバー本体とから構成される略平板状の部材であってもよい。
また、本実施形態では、熱交換器ケース体20の右側面にカバー支持部60の固定部62を固定することによって、アームカバー28を車体側へ取付けたが、これに限定されるものではなく、リンクアーム50を挟んで第2モータユニット部26の反対側(右側)からカバー本体61がリンクアーム50の傾動範囲を覆った状態で、車体側に固定されていればよい。例えば、リンクアーム50を挟んで第2モータユニット部26の反対側(右側)からカバー本体61がリンクアーム50の傾動範囲を覆った状態で、固定部62をバー8に固定することによって、アームカバー28を車体側へ取付けもよい。
また、本実施形態では、調整ドアリンク機構27は、第2回転軸43に固定されるリンクアーム50と、第1調整ドア36及び第2調整ドア37が連結されるリンク板52と、リンクアーム50とリンク板52とを連結するリンクワイヤ51とによって構成されるが、これに限定されるものではない。例えば、調整ドアリンク機構は、第2回転軸43に固定されるリンクアーム50に、第1調整ドア36及び第2調整ドア37が連結されるリンク板が直接連結され、第2回転軸43の回転によりリンクアーム50が傾動することによってリンク板52が回転し、リンク板52が回転することによってリンク板52に連結される第1調整ドア36及び第2調整ドア37が傾動する構造であってもよい。
また、本実施形態では、吹出口調整ドア24の開度制御により、車室3内に流入される空気の吹出される場所及び風量が調整される構造を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、吹出口調整ドア24の開度制御によって、車室3内に流入される空気の吹出される場所、風量及び風向が調整される構造であってもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明のアームカバーは、トラックその他の車両に広く利用することができる。
1 車両
2 キャブ
3 車室
5 フロアパネル
6 ダッシュパネル
8 バー
9 HVACユニット(車両の空調装置)
11 送風機ユニット部
12 送風ダクト部
13 熱交換器ユニット部
20 熱交換器ケース体
21 エバポレータ
22 ヒータコア
23 エアミックスドア
24 吹出口調整ドア(状態変更部材)
25 第1モータユニット部
26 第2モータユニット部(モータ)
27 調整ドアリンク機構(リンク機構)
28 アームカバー
30 空気流通路
31 デフロスタ開口部
32 フェイス開口部
33 フット開口部
36 第1調整ドア
37 第2調整ドア
41 第1回転軸
43 第2回転軸(回転軸)
50 リンクアーム(アーム)
51 リンクワイヤ
52 リンク板
60 カバー支持部
61 カバー本体
69 ハーネス
70 基端部
71 支持ワイヤ部
72 カバー固定部

Claims (3)

  1. 状態変更部材とモータの回転軸とがリンク機構によって連結され、空気流通路を流通する気体の流通状態が前記状態変更部材によって変更される車両の空調装置であり、前記空気流通路は前記空調装置の内部に区画形成され、前記モータの前記回転軸は前記空調装置の外部に露出し、前記リンク機構には、前記回転軸に固定された状態で傾動するアームが設けられ、前記状態変更部材が前記モータの回転によって前記リンク機構を介して従動する前記空調装置に設けられるアームカバーであって、
    車体側に固定されるカバー支持部と、
    前記アームを挟んで前記モータの反対側から前記アームの傾動範囲のほぼ全域を覆うカバー本体と、を備える
    ことを特徴とするアームカバー。
  2. 請求項1に記載のアームカバーであって、
    前記状態変更部材は、前記空気流通路の大きさを増減させて気体の流通状態を変更する
    ことを特徴とするアームカバー。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のアームカバーであって、
    前記カバー支持部は、車体側に固定される基端部と、前記カバー本体が固定されるカバー固定部とがそれぞれ設けられた1対の棒体状の支持ワイヤ部を有し、
    前記1対の支持ワイヤ部は、前記基端部から前記カバー固定部へ向かって互いの距離が離れるように並行して延びる
    ことを特徴とするアームカバー。
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