JP2019051388A - 薬物送達デバイス用の駆動機構および薬物送達デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】改善された使用者へのフィードバックを提供する駆動機構を備えた薬物送達デバイスを提供する。【解決手段】長手方向の軸を有するハウジング(13)と、長手方向の軸に沿ってハウジング(13)に対して可動である第1のフィードバック要素と、第2のフィードバック要素(30)とを含む、薬物送達デバイス用の駆動機構に関し、第1のフィードバック要素および第2のフィードバック要素は、互いに相互作用するように適合され、それによって、駆動機構の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、触覚フィードバックおよび可聴フィードバックの少なくとも1つを提供する。さらに、そうした駆動機構を組み込んだ薬物送達デバイスが開示される。【選択図】図2

Description

本発明は、薬物送達デバイス用の駆動機構、およびそうした駆動機構を組み込んだ薬物送達デバイスに関する。
特許文献1は、増分式クリッキング機構(incremental clicking
mechanism)が使用者に用量設定の数の示度を提供する、薬物送達デバイス用の駆動機構を記載している。さらに、特許文献2は、用量投薬動作の終了後、使用者に非視覚的な(non−visible)フィードバックを提供する駆動機構を開示している。
米国特許第6,945,961B2号 米国特許出願公開第2009/0012479A1号
目的は、改善された使用者へのフィードバックを提供する駆動機構を提供することである。さらに、新規な、特に改善された薬物送達デバイスが提供される。
この目的は、独立請求項に記載の駆動機構によって達成することができる。他の機能、利点および便宜は、従属請求項の対象である。
一態様によれば、薬物送達デバイス用の駆動機構は、長手方向の軸を有するハウジングと、長手方向の軸に沿ってハウジングに対して可動である第1のフィードバック要素と、第2のフィードバック要素とを含み、第1のフィードバック要素および第2のフィードバック要素は、互いに相互作用するように適合され、それによって、駆動機構の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、フィードバックを提供する。フィードバックは、非視覚的なものとすることができる。特に、使用者に提供されるフィードバックは、可聴フィードバックまたは触覚フィードバックの少なくとも1つとすることができる。
用語「用量設定動作」は、用量投薬動作の前に使用者によって起動される動作を指し得る。用量設定動作中、駆動機構は、薬剤(medication)の用量を送達するように準備される。たとえば、駆動機構は、用量を送達するために使用者がボタンを押すだけでよい状態にすることができる。
用語「用量投薬動作」は、使用者によって起動される動作を指し得る。用量投薬動作の間、駆動機構は、薬剤の用量を薬物送達デバイスから送達することができる。
第1のフィードバック要素と第2のフィードバック要素の機械的な相互作用は、たとえば、第1のフィードバック要素と第2のフィードバック要素のインタロック、係合および/または当接を含むことができる。特に、可聴および/または触覚フィードバックを使用者に提供することができる。非視覚フィードバックは、視力の弱い使用者に対して特に重要である。
一実施形態では、用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、少なくとも1つの時点で、使用者にフィードバックを提供することができる。好ましくは、フィードバックは、用量設定動作および/または用量投薬動作の間、少なくとも2つの時点で提供される。一例として、用量投薬動作の始まりおよび終わりに、ダブルクリックを提供することができる。好ましくは、フィードバックは、動作の始まりまたは終わりとは異なる少なくとも1つの時点で提供される。したがって、フィードバックは、動作の進捗を示すことができる。一実施形態において、第1のフィードバック要素および第2のフィードバック要素は、動作の25%が完了したことに対応する第1の時点、動作の50%が完了したことに対応する第2の時点、および動作の75%が完了したことに対応する第3の時点の少なくとも1つで、互いに相互作用することができる。一実施形態において、第1のフィードバック要素および第2のフィードバック要素は、駆動機構の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、フィードバックを連続的に提供することができるように、互いに連続的に相互作用できるようにすることが可能である。
用語「連続的に提供されるフィードバック」は、動作の間中ずっと提供されるフィードバックを指し得る。特に、第1のフィードバック要素および第2のフィードバック要素は、用量設定動作の間中、および/または用量投薬動作の間中、互いに相互作用できるようにすることが可能である。それによって、用量設定動作の間中、および/または用量投薬動作の間中、使用者にフィードバックを提供することができる。
好ましい実施形態において、フィードバックは、用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の少なくとも中間部分に提供される。一例として、用量設定動作および用量投薬動作を、それぞれの動作の冒頭部分、中間部分および終了部分に分けることができる。冒頭部分は、たとえば、それぞれの動作における全行程の最初の20パーセントを取ると定義することができ、中間部分は、全行程のその後の60パーセントを取ると定義することができ、終了部分は、行程の最後の20パーセントを取ると定義することができる。一例として、フィードバックは、用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の終わりと、それぞれの動作の中間部分の間の両方に提供することができる。一例として、好ましい実施形態において、フィードバックは、駆動機構の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間の、第1のフィードバック要素の行程の最後の20パーセントの間だけではなく、先行する行程の60パーセントの間も提供される。
第1のフィードバック要素の行程は、駆動機構をそれぞれの動作の開始位置から最終位置まで動かすときに、第1のフィードバック要素が動く軸方向の距離として定義することができる。用量設定動作では、第1のフィードバック要素の開始位置は、その遠位端位置とすることができ、第1のフィードバック要素の最終位置は、その近位端位置とすることができる。したがって、用量投薬動作では、第1のフィードバック要素の開始位置は、その近位端位置とすることができ、さらに第1のフィードバック要素の最終位置は、その遠位端位置とすることができる。第1のフィードバック要素の近位端位置は、一定の用量が駆動機構によって設定された状態に対応することができる。第1のフィードバック要素の遠位端位置は、設定された用量が駆動機構によって投薬された状態に対応することができる。
好ましい実施形態によれば、駆動機構は、第1のフィードバック要素を有する用量部材を含む。好ましくは、用量部材は、使用者にとって利用しやすいものとし、使用者が作動させるように構成される。用量部材は、たとえば、用量ボタンとすることができる。前記用量ボタンは、用量ボタンに固定されたスリーブをさらに含むことができる。好ましくは、用量部材は、長手方向の軸に沿ってハウジングに対して動けるようにする。さらに用量部材は、ハウジングに対する回転運動を妨げられるようにすることができる。一実施形態において、用量部材は、用量設定動作の間、ハウジングに対して近位方向に動く。さらに
用量部材は、用量送達動作の間、ハウジングに対して遠位方向に動くことができる。
好ましくは、第1のフィードバック要素は、螺旋構造を含むことができる。好ましくは、螺旋構造は、ハウジングの長手方向の軸まわりを螺旋状に延びる。螺旋構造は、第1のフィードバック要素の長手方向運動を、他の要素、たとえば、第2のフィードバック要素の回転運動に変えるのに役立つことができる。
好ましい実施形態によれば、第1のフィードバック要素は、溝を含むことができる。特に第1のフィードバック要素は、螺旋形の溝を含むことができる。さらに、第2のフィードバック要素を溝に沿って案内することができる。
好ましくは、第1のフィードバック要素は、駆動機構の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、第2のフィードバック要素と相互作用できるようにした少なくとも1つの第1の表面を含むことができる。
第1の表面は、用量設定動作および用量投薬動作の一方の間のみ、第2のフィードバック要素と相互作用することができる。用量設定動作および用量投薬動作のそれぞれの他方の動作の間は、フィードバックを提供しないようにすることができる。この場合、第1のフィードバック要素は、第1の側壁および第2の側壁、ならびに底部を有する溝を含むことができ、第1の表面は、溝の一方の側壁の表面とすることができる。2つの側壁間の距離は、一方の側壁から他方の側壁へ向かう方向に沿った第2のフィードバック要素の大きさより大きくすることができる。それによって、第2のフィードバック要素は、用量設定の間は第1の側壁と、用量投薬の間は第2の側壁と相互作用することが可能になる。好ましい実施形態では、用量投薬動作の間はフィードバックが提供され、用量設定動作の間はフィードバックが提供されない。
さらに第1の表面は、用量設定動作の間も用量投薬動作の間も、第2のフィードバック要素と相互作用するようにすることができる。この場合、第1のフィードバック要素は、第1の側壁および第2の側壁、ならびに底部を有する溝を含むことができ、第1の表面は、溝の底部の表面とすることができる。
前記第1の表面は、構造化することができる。構造化された第1の表面と第2のフィードバック要素の相互作用によって、非視覚フィードバック、特に可聴または触覚フィードバックが提供される。
表面は、用量設定動作の間中または用量投薬動作の間中、同じフィードバックを提供することができるように構造化することが可能である。あるいは、構造要素は、用量設定動作または用量投薬動作の異なる段階の間、異なるフィードバックが提供されるように、第1の表面上で変化するようにすることができる。一例として、フィードバックは、用量設定動作または用量投薬動作の始まりと終わりで異なるようにすることができる。
特に第1の表面は、構造要素、特に突出部またはリブを含むことができる。前記構造要素は、等間隔に配置すること、または第1の表面の一方の端部において、第1の表面のもう一方の端部より離して離隔することができる。構造要素が等間隔に配置される場合、用量設定動作の間中または用量投薬動作の間中、同じフィードバックを提供することができる。一方の端部で他方の端部より離して離隔される構造要素は、用量設定動作または用量投薬動作の始まりと終わりで異なるフィードバックを提供する。
一実施形態において、構造要素は、第1の表面の一方の端部にのみ配置することができる。用量設定動作の間も用量投薬動作の間も、第1の表面が第2のフィードバック要素と
相互作用する場合、フィードバックは、たとえば、動作の一方の開始時および動作の他方の終了時に提供することができる。
さらに、構造要素の大きさは変化することができる。特に、長手方向の軸に沿った第1の表面の始まりおよび/または終わりに、より大きい構造要素を提供し、それによって、用量設定動作または用量投薬動作の始まりおよび/もしくは終わりを示す特定のフィードバックを提供することができる。より小さい構造要素を、第1の表面の始まりと終わりの間に提供することができる。
好ましい実施形態によれば、第1のフィードバック要素は、駆動機構の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、第2のフィードバック要素と相互作用できるようにした少なくとも1つの第2の表面を含むことができる。一例として、前記第2の表面は滑らかにすることができる。第2のフィードバック要素と滑らかな表面の相互作用では、使用者に触覚フィードバックも可聴フィードバックも提供されない。少なくとも1つの第1の表面および少なくとも1つの第2の表面を有するフィードバック要素を含む駆動機構は、用量設定動作または用量投薬動作の一方の間、非視覚フィードバックを提供できるようにすることが可能である。それぞれの他方の動作の間は、フィードバックが提供されないようにすることができる。
さらに第2の表面も、フィードバックを提供するように構成することができる。このフィードバックは、第1の表面と第2のフィードバック要素の相互作用によって提供されるフィードバックと同じフィードバックとすることが可能である。特に第2の表面は、第1の表面と同じ構造要素、特に突出部、特にリブを含むことができる。
あるいは、第2の表面は、形状、大きさおよび数量の少なくとも1つに関して、第1の表面の構造要素と異なる構造要素を含むことができる。したがって、用量投薬動作および用量設定動作の間で、異なるフィードバックを提供することができる。
一実施形態において、第1の表面および第2の表面は、反対の位置に配置された同じ構造要素を含む。たとえば、第1の表面はその近位端に構造要素を含むことができ、第2の表面はその遠位端に構造要素を含むことができる。この場合、用量設定動作の終わりおよび用量投薬動作の終わりに、フィードバックを提供することができる。
第1のフィードバック要素は、スリーブ上に配置することができる。一実施形態によれば、第1のフィードバック要素は、スリーブの外面に配置される。あるいは、第1のフィードバック要素は、スリーブの内面に配置することができる。
好ましい実施形態によれば、第2のフィードバック要素は、突出部を含むことができる。一例として、突出部はペグ(peg)とすることができる。ペグは第1のフィードバック要素と相互作用し、それによって、非視覚フィードバックを提供する。
あるいは、第1のフィードバック要素は、突出部、特にペグを含むことができる。さらに、第2のフィードバック要素は、溝、特に螺旋形の溝、さらに特に少なくとも1つの構造化された表面を有する螺旋形の溝を含むことができる。
好ましい実施形態によれば、第2のフィードバック要素は、ハウジングの長手方向の軸のまわりを回転可能とすることができる。第1のフィードバック要素と第2のフィードバック要素の相互作用によって、第1のフィードバック要素の軸方向運動を、第2のフィードバック要素の回転運動に変えることができる。同時に、第1のフィードバック要素および第2のフィードバック要素は、非視覚フィードバックを提供することができる。
好ましい実施形態によれば、第2のフィードバック要素は、ハウジングの長手方向の軸に沿った動きを妨げられるようにすることができる。しかしながら、第2のフィードバック要素は、長手方向の軸のまわりを回転できるようにすることが可能である。特に、駆動部材の長手方向運動を、第2のフィードバック要素の回転運動に変えることができる。
第2のフィードバック要素は、1つの要素とすること、または駆動機構の他の要素から分離された要素の一部とすることができる。特に駆動機構は、第2のフィードバック要素が除かれた場合にも、依然として機能できるようにすることが可能である。あるいは、第2のフィードバック要素は、用量の投薬を生じさせるための用量投薬動作の間、駆動機構の1つの要素から駆動機構の別の要素へ力を伝える要素の一部とすることができる。特に第2のフィードバック要素は、駆動部材の一部とすることができる。
他の態様は、前述の駆動機構を含む薬物送達デバイスに関する。薬物送達デバイスは、注射デバイス、特にペン型注射デバイスとして構成することができる。デバイスは、薬剤の1つまたはそれ以上の用量を有するカートリッジを含むことができる。カートリッジは、ハウジングに取り付けること、特に恒久的にまたは解放可能に取り付けることができる。カードリッジの中にピストンを配置することができ、ピストンは、カートリッジから薬剤の用量を送達するために、ハウジングに対して遠位方向に変位可能である。ピストンを遠位方向に駆動するために、ピストンロッドを配置することができる。駆動機構は、ピストンロッドを遠位方向に駆動するように構成することができる。好ましくは、駆動機構は、ピストンロッドと直接相互作用できるようにした駆動部材を含む。
論じたフィードバック機構を含む駆動機構は、デバイスの進行中の動作について使用者に絶えず知らせ、したがって、デバイスをより直感的に使用できるようにする。さらに駆動機構は、設計者が、設計プロセス中、抵抗、振動、クリックまたは停止の感触をコード化することによってデバイスを調整することができるようにする。
他の態様によれば、第1のフィードバック要素を含む部材が提供される。部材は、長手方向の軸に沿ってハウジングに対して可動とすることができ、第1のフィードバック要素は、駆動機構の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、第2のフィードバック要素と相互作用できるようにすることが可能である。部材は、用量部材とすることができる。さらに部材は、溝を含むことができる。特に溝は、第1の端部および第2の端部を含むことができ、第2の端部は、第1の端部と比べて、ハウジングに対して異なる角度方向を有する。一例において、部材は、螺旋形の溝を含むことができる。螺旋形の溝は、少なくとも1つの構造化された表面を含むことができる。
駆動機構に関して本明細書の上記および下記に記載する機能は、対応する薬物送達デバイス、およびフィードバック要素を含む部材にも当てはめることができる。
本明細書で使用する用語「医薬品」または「薬物」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用
であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、たとえば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、たとえば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、たとえば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、たとえば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25
,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、たとえば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(たとえば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラ
グメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、たとえば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類、たとえば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物である。
図面と共に、例示的な実施形態に関する以下の説明から、他の機能、改善および便宜が明らかになる。
薬物送達デバイスの例示的な一実施形態の概略的な部分断面側面図である。 第1の実施形態による駆動機構の一部の概略的な斜視部分断面図である。 用量部材の概略的な斜視図である。 第1の実施形態による駆動機構の一部である用量部材の概略的な斜視図である。 図4の一部のより詳細な斜視図である。 第2の実施形態による駆動機構の概略的な斜視図である。 図6の一部の概略的な斜視図である。
図中、類似の要素、同じ種類の要素、および同様に作用する要素は、同じ参照番号によって示されることがある。
ここで図1を参照すると、薬物送達デバイス1は、カートリッジユニット2および駆動機構3を含む。カートリッジユニット2は、カートリッジ4を含む。カートリッジ4の中に、薬剤5が保持される。薬剤5は、好ましくは液体薬剤である。カートリッジ4は、好ましくは薬剤5の複数の用量を含む。薬剤5は、たとえば、インスリン、ヘパリンまたは成長ホルモンを含むことができる。カートリッジ4は、その遠位端28に出口6を有する。薬剤5は、カートリッジから出口6を通して投薬することができる。デバイス1は、ペン型デバイス、特にペン型注射器とすることができる。デバイス1は、使い捨てのデバイスまたは再使用可能なデバイスとすることができる。デバイス1は、薬剤の一定の用量、または可変の用量、好ましくは使用者が設定可能な用量を投薬するように構成されたデバ
イスとすることができる。デバイス1は、針ベースのデバイス、または針のないデバイスとすることができる。デバイス1は、注射デバイスとすることができる。
薬剤送達デバイス1またはその構成要素に関する用語「遠位端」は、デバイスまたは構成要素のデバイス1の投薬端部に最も近い端部を指し得る。薬剤送達デバイス1またはその構成要素に関する用語「近位端」は、デバイスまたは構成要素のデバイスの投薬端部から最も離れた端部を指し得る。図1では、デバイス1の遠位端には参照番号7が割り当てられ、デバイスの近位端には参照番号8が割り当てられている。
出口6は、カートリッジの収納中、薬剤5を外部の影響から保護する膜9によって覆うことができる。薬剤送達のために、膜9を開くこと、たとえば、穿孔することができる。たとえば、膜9を針ユニット(明示せず)によって穿孔することができる。針ユニットは、カートリッジユニット2の遠位端7に(解放可能に)取り付けることができる。針ユニットは、出口6を通じたカートリッジ4の内側からカートリッジの外側への流体連通を可能にすることができる。
カートリッジ4の中に、ピストン10が保持される。ピストン10は、カートリッジ4に対して可動である。ピストン10は、薬剤5をカートリッジ4の中に封入することができる。ピストン10は、便宜的にカートリッジ4の内部を近位で封止する。デバイスの動作中、ピストン10のカートリッジ4に対する遠位方向の動きによって、薬剤5が出口6を通してカートリッジから投薬される。
カートリッジユニット2は、カートリッジ保持部材11をさらに含む。カートリッジ4は、カートリッジ保持部材11の中に保持される。カートリッジ保持部材11は、カートリッジ4を機械的に安定させることができる。追加としてまたは別法として、カートリッジ保持部材11は、カートリッジユニット2を駆動機構3に取り付けるための固定部材(明示せず)を備えることができる。
カートリッジユニット2および駆動機構3は、互いに固定され、好ましくは解放可能に固定される。
ピストン10をカートリッジ4に対して遠位方向に変位させるために、駆動機構3は、力、好ましくは使用者によって及ぼされる力、特に好ましくは手で及ぼされる力を、ピストン10に伝えるように構成される。こうして、薬剤5の用量をカートリッジ4から投薬することができる。送達される用量の大きさは、ピストン10をカートリッジ4に対して遠位方向に変位させる距離によって決めることができる。
駆動機構3は、ピストンロッド12を含む。ピストンロッド12は、ピストン10に力を伝え、それによって、ピストンをカートリッジ4に対して遠位方向に変位させるように構成することができる。ピストンロッド12の遠位端面は、ピストン10の近位端面に当接するように配置することができる。ピストン10を前進させ、好ましくはピストン10の近位端面に当接するように、支承部材(明示せず)を配置することができる。
駆動機構3は、ハウジング13を含む。ピストンロッド12は、ハウジングの中に保持することができる。カートリッジユニット2の近位端側14は、ハウジング13の遠位端側15で、たとえば、ねじ付きの接続部によって駆動機構3に固定することができる。ハウジング13、カートリッジ4および/またはカートリッジ保持部材11は、管状の形を有することができる。
用語「ハウジング」は、好ましくは、特定の構成要素の近位の動きを妨げる一方向性の
軸方向の連結を有することが可能な、任意の外部ハウジング(「主ハウジング」、「本体」、「シェル」)または内部ハウジング(「インサート」、「内側本体」)を意味するものとする。ハウジングは、薬剤送達デバイスまたはその機構の任意のものの安全、正確かつ快適な扱いを可能にするように設計することができる。通常、ハウジングは、好ましくは液体、塵、ごみなどの汚染物質に曝されるのを制限することによって、薬剤送達デバイスの内部の構成要素の任意のもの(たとえば、駆動機構、カートリッジ、ピストン、ピストンロッド)を収容する、固定する、保護する、案内する、かつ/またはそれと係合するように設計される。一般的に、ハウジングは、一体型、または管状もしくは非管状の形の複数の部材で構成される構成要素とすることができる。
用語「ピストンロッド」は、好ましくは、ハウジングを通って/ハウジングの中で動作するように適合された構成要素を意味するものとし、たとえば、注射可能な製品を放出/投薬するために、薬物送達デバイスを通した/薬物送達デバイス内の軸方向運動を、好ましくは駆動部材からピストンへ伝えるように設計することができる。前記ピストンロッドは、可撓性であっても可撓性でなくてもよい。ピストンロッドは、単純なロッド、親ねじ、ラックアンドピニオン式システム、ウォーム歯車システムなどとすることができる。「ピストンロッド」はさらに、円形または非円形の断面を有する構成要素を意味するものとする。ピストンロッドは、当業者に知られている任意の適切な材料で作ることができ、一体型の構造または複数の部材で構成される構造のものとすることができる。
駆動機構3は、用量ボタン37を含む。用量ボタン37は、ハウジング13に対して可動である。用量ボタン37は、送達される薬剤5の用量を設定するためにハウジング13に対して近位方向に、設定された用量を送達するためにハウジングに対して遠位方向に可動とすることができる。用量ボタン37は、好ましくはハウジング13に連結される。用量ボタン37は、ハウジングに対して回転運動しないように固定することができる。用量ボタン37は、近位端位置と遠位端位置の間でハウジング13に対して動かす(変位させる)ことができる(明示せず)。
デバイス1は、手動で、特に非電気的に駆動されるデバイスとすることができる。用量ボタン37をハウジング13に対して遠位方向に動かす(使用者によって加えられる)力は、駆動部材によってピストンロッド12に伝えることができる。このために、図1には明示されていない駆動機構の他の要素を提供することができる。駆動機構は、用量を設定するために用量ボタン37をハウジング13に対して近位方向に動かすとき、ピストンロッド12をハウジング13に対して動かさないように構成されることが好ましい。
以下では、前述の薬物送達デバイス1に提供するのに適した駆動機構の実施形態をさらに詳しく説明する。
前述の薬剤送達デバイス1に実装するのに適した駆動機構の第1の実施形態を、図2〜7と共に説明する。
図2は、駆動機構の一部の斜視断面図を概略的に示している。
駆動機構3は、用量要素17および用量スリーブ18を有する用量部材16を含む。用量スリーブ18は、用量要素17に固定される。したがって、用量スリーブ18は、用量要素17に対して軸方向にも回転方向にも動くことができない。用量要素17は、ハウジング13の内側に配置される。用量要素17は、ハウジング13から延びることが可能な用量ボタン(図示せず)に連結することができる。
用量部材16は、ハウジング13に対して可動である。用量部材16は、送達される薬
剤5の用量を設定するためにハウジングに対して近位方向に、設定された用量を送達するためにハウジングに対して遠位方向に可動とすることができる。用量部材16は、好ましくはハウジング13と係合される。用量部材16は、ハウジングに対して回転運動しないように固定することができる。用量部材16は、近位端位置と遠位端位置の間でハウジング13に対して動かす(変位させる)ことができる(明示せず)。用量の設定中、用量部材16をハウジング13に対して変位させる距離は、用量の大きさに対応することができる。近位端位置および遠位端位置は、用量部材のハウジングに対する近位または遠位の行程を制限することが可能な、それぞれの停止機能によって決めることができる。一実施形態において、用量部材の近位または遠位の行程を制限する停止機能は、第2のフィードバック要素とすることができる。特に停止機能は、突出部を含むリングとして成形することができる。
用量を設定するために、使用者は、用量部材16をハウジング13に対して近位方向に手で動かすことができる。それを行うために、使用者は用量ボタンを把持し、用量ボタンを近位方向に引く。それによって、用量要素17、したがって用量部材16は、駆動部材に対しても近位に動く。
用量が設定された後、用量ボタンは、使用者によってハウジング13に対して遠位方向に動かされる(押される)。したがって、用量部材16は、ハウジング13に対して遠位方向に動かされる。
用量要素17は、案内機能、たとえば、案内突起または案内スロットを含むことができ、その案内機能は、別の案内機能、たとえば、ハウジング13に提供された案内スロットまたは案内突起と係合する。用量要素17は、好ましくはハウジング13に対して回転運動しないように固定される。図2に示す実施形態では、用量要素17は、その外面20上にリブ19を含む。ハウジング13は、その内面上に溝(明示せず)を含む。用量要素17のリブ19およびハウジング13の溝は、互いに相互作用できるようになっている。リブ19は、デバイス1の長手方向の軸に沿って直線的に延びる。
用量部材のリブ19および対応するハウジング13の溝は、用量部材16のハウジング13に対する回転運動を妨げる。用量部材16は、用量設定の間、ハウジング13に対して近位方向に動けるようになっている。用量部材16は、用量投薬の間、ハウジング13に対して遠位方向に動けるようになっている。
図3は、用量部材16のさらに詳細な図を示している。用量部材16は、第1のフィードバック要素を含む。特に用量スリーブ18は、その外面22上に、駆動機構3の第1のフィードバック要素である螺旋形の溝21を含む。
さらに駆動機構は、第2のフィードバック要素30を有する軸方向に固定された要素29を含む。軸方向に固定された要素29は、シリンダ38を含むことができる。前記シリンダ38は、突出部を含むことができる。特に前記シリンダ38は、図2に示すように半径方向内側に延びるペグ39として構成可能な第2のフィードバック要素30を含むことができる。半径方向は、デバイスの遠位端7と近位端8を結ぶ軸に垂直な方向と定義することができる。
図2では、ペグ39が見えるように、シリンダ38の主な部分が透けて示されている。さらに駆動機構は、ナット型構成要素36を含むことができる。ナット型構成要素36およびシリンダ38は、ラチェット係合している。特にシリンダ38は、ナット型構成要素36に対して、第1の角方向に回転できるようにすることが可能である。シリンダ38が第2の角方向に回転する場合には、ナット型構成要素36をハウジング13に対して回転
させ、シリンダ38およびナット型構成要素36が互いに回転しないようにする。さらにナット型構成要素36は、たとえば、ねじ係合(threaded engagement)またはスプライン係合(splined engagement)によってピストンロッド12に係合される。
シリンダ38の図2に見られる部分は、半径方向外側に延びる隆起部33を含む。隆起部33は、リングの形状にすることができる。さらにハウジング13は、その内側に溝34を含む。溝34は、リングの形状にすることができる。用量設定動作および用量投薬動作の間、シリンダ38の隆起部33は、シリンダ38のハウジング13に対する軸方向運動を妨げるように、ハウジング13の溝34の中で係合される。
第2のフィードバック要素30を含む軸方向に固定された要素29は、用量スリーブ18より大きい直径を有する。要素29は、用量スリーブ18の外面22を囲む。さらに軸方向に固定された要素29は、軸方向に固定された要素29から半径方向内側に延びるペグ39を含む。
第2のフィードバック要素30は、ハウジング13に対する軸方向運動を妨げられる。さらに第2のフィードバック要素30は、ハウジング13に対して回転できるようになっている。
ペグ39は、用量スリーブ18の螺旋形の溝21と係合する。螺旋形の溝21は、第1の側壁24および第2の側壁25を含む。好ましくは、ペグ39の幅は、2つの側壁24、25の間の距離よりわずかに小さい。したがって、用量スリーブ18を長手方向の軸に沿って動かす場合、ペグ39は、螺旋形の溝21に沿って摺動することができる。それによって、用量スリーブ18の直線運動が、第2のフィードバック要素30および軸方向に固定された要素29の回転運動に変えられる。
螺旋形の溝21の経路は、溝21の遠位端31から近位端32まで延びる。用量設定動作の間、ペグ39は、経路の遠位端31から経路の近位端32まで動かすことができる。したがって、用量投薬動作の間、ペグ39は、経路の近位端32から経路の遠位端31まで動かすことができる。
さらに、用量設定の間、用量部材16をピストンロッド12からデカップリングすることができる。用量設定の間、用量部材16は近位方向に動かされる。したがって、ペグ39は、螺旋形の溝21に沿って摺動する。それによって、用量部材16の軸方向運動が、シリンダ38の回転に変えられる。シリンダ38は、第1の角方向に回転される。シリンダ38は、シリンダ38の第1の角方向の回転がナット型構成要素36に伝えられないように、ナット型構成要素36に係合される。したがって、用量設定の間、ナット型構成要素36は動かされない。
しかしながら、用量投薬の間、用量部材16はピストンロッド12と相互作用する。用量部材16は、ピストンロッド12と直接係合するか、またはピストンロッド12と係合している駆動部材、たとえば、駆動スリーブと係合することができる。それによって、用量部材16の遠位方向の動きが、駆動部材の動きに変えられる。駆動部材は、やはり遠位方向に直線的に動くこと、またはハウジング13の長手方向の軸のまわりの回転運動を行うことができる。
さらに、用量部材16の用量投薬動作の間、用量部材16の遠位の動きが、ピストンロッド12の動きに変えられる。特に用量部材16の遠位の動きは、ペグ39が螺旋形の溝21に沿って摺動するとき、シリンダ38のハウジング13に対する回転運動に変えるこ
とができる。シリンダ38は、反時計回りに回転される。シリンダ38は、シリンダ38の第2の角方向の回転がナット型構成要素36の回転に変えられるように、たとえば、ラチェット連結によって、ナット型構成要素36に係合される。
ピストンロッド12は、ナット型構成要素36にスプライン係合またはねじ係合することができる。さらにピストンロッド12は、ハウジング13に対するねじ連結部またはスプライン連結部を有する。ピストンロッド12がナット型構成要素36にねじ係合され、ピストンロッド12にハウジング13に対するスプラインが付けられている場合、ナット型構成要素36の回転によってピストンロッド12が回転することはないが、ピストンロッド12は遠位に進められる。ピストンロッド12にナット型構成要素36に対するスプラインが付けられ、ハウジング13に対するねじが切られている場合には、ナット型構成要素36が回転すれば、ピストンロッド12は回転して遠位に進む。
ピストンロッド12が遠位方向に動かされると、ピストンロッド12は、ピストン10を遠位方向にカートリッジ4の中へ押し込む。
ピストンロッド12を動かす距離は、送達される用量に対応する。この距離は、ナット型構成要素36の回転量によって決まる。ナット型構成要素36の回転量は、溝21におけるペグ39の開始位置および最終位置に対応する、螺旋形の溝の経路の近位端32および遠位端31の相対的な角度位置によって決まる。
図3は、用量要素17、および用量要素17に固定された用量スリーブ18を含む、用量部材16を示している。用量要素17は、その外面20上にリブ19を含み、それによって、用量部材16のハウジング13に対する軸方向運動を可能にし、用量部材16のハウジング13に対する回転運動を妨げる。用量スリーブ18は、その外面22上に螺旋形の溝21を含み、それによって、用量部材16の第2のフィードバック要素との相互作用を可能にし、用量部材16のハウジング13に対する軸方向運動が、第2のフィードバック要素のハウジング13に対する回転運動に変えられる。螺旋形の溝21は、第1の側壁24および第2の側壁25、ならびに底部26を含む。第1の側壁24および第2の側壁25、ならびに底部26の少なくとも1つは、構造化された表面を含むことができる。
代替的実施形態では、第2のフィードバック要素30は、用量スリーブ18の内側に位置する部材の一部とすることができる。一例として、第2のフィードバック要素30は、駆動部材によって提供することができ、特に駆動スリーブの一部とすることができる。この場合、第2のフィードバック要素30は、用量スリーブ18の内側に位置することができる。第1のフィードバック要素は、用量スリーブ18の内側に位置する別の部材、または用量スリーブ18の内面の上に提供することができる。
特にフィードバック機構は、駆動機構と別個の機構とすることが可能である。特に第1のフィードバック要素および第2のフィードバック要素は、駆動部材および用量部材と別個の部材によって提供することができる。フィードバック機構が駆動機構と別個である場合、フィードバック性能を駆動力と無関係にすることが可能になる。一例として、第1のフィードバック要素および第2のフィードバック要素を、ばねによって提供される制御された力によって一緒に押すことができる。
しかしながら、フィードバック機構が駆動機構に組み込まれる場合には、デバイスを構成するのに必要な部材を少なくすることができる。
図4および5は、第1の実施形態による第1のフィードバック要素を含む用量部材16を示している。用量部材16は、用量要素17および用量スリーブ18を含む。用量要素
17は、その外面22上にスロット23を含む。使用者は、外面22と直接的に影響を及ぼし合う。スロット23は、用量要素17の把持を簡単にする。
用量スリーブ18は、第1の表面を有する第1の側壁24、第2の表面を有する第2の側壁25、および第3の表面を有する底部26を有する螺旋形の溝21を含む。第1の側壁24の第1の表面は構造化され、第2の側壁25の第2の表面は滑らかである。用量設定の間、用量部材16は、ハウジング13に対して近位方向に動く。したがって、用量設定の間、用量スリーブ18は、第2のフィードバック要素30および軸方向に固定された要素29に対して近位方向に動く。したがって、ペグ39は、螺旋形の溝21の第2の側壁25の第2の表面上を動くようになる。第2の表面は滑らかであるため、それによって可聴または触覚フィードバックは提供されない。
用量投薬の間、用量スリーブ18がペグ39に対して遠位方向に動くため、ペグ39は第1の側壁24の第1の表面上を動くようになる。第1の側壁24の第1の表面は、ある構造を含む。図4および5に示す実施形態では、第1の側壁24の第1の表面はリブ27を含む。
用量投薬動作の間、ペグは、リブ27を含む第1の側壁24の第1の表面と接触し、それによって使用者に触感覚が伝えられる。したがって、第1の側壁24のリブ付きの表面とペグ39との相互作用によって、使用者に触覚フィードバックが提供される。さらに、ペグ39と螺旋形の溝21の第1の側壁24のリブ付きの表面との相互作用によって、可聴フィードバックを提供することもできる。
したがって、第1の実施形態による用量部材16は、用量投薬動作の間のみ、使用者に非視覚フィードバックを提供する。用量設定の間、使用者にフィードバックは提供されない。
あるいは、螺旋形の溝21の側壁24、25の表面を、用量設定の間は、ペグが構造化された表面と相互作用し、用量投薬の間は、ペグが滑らかな表面と相互作用するように選択することができる。それによって、用量設定の間、使用者に非視覚フィードバックが提供される。用量投薬の間、使用者に非視覚フィードバックは提供されない。
さらなる実施形態では、両方の側壁24、25が、構造化された表面を含む。それによって、用量設定の間も用量投薬の間も、使用者に非視覚フィードバックを提供することができる。
図4および5に示す用量部材16の実施形態では、リブ27は互いに等間隔で配置されている。したがって、用量投薬動作の間中、使用者に同じフィードバックが提供される。
第1のフィードバック要素を、リブ27の大きさ、および/または螺旋形の溝21の経路に沿った間隔が異なるように構成することも可能である。たとえば、リブ27は互いに、螺旋形の溝21の経路の近位端32において、螺旋形の溝21の経路の遠位端31より離して離隔することができる。したがって、用量投薬動作の初めに、ペグはより大きい間隔で配置されたリブ27と相互作用する。用量投薬動作の終わりに向かって、ペグは互いにより小さい間隔で配置されたリブ27と相互作用するようになる。これによって、使用者が用量部材16を押し込むとき、使用者に用量部材16が加速しているような錯覚を与えることができる。したがって、使用者は、ペグが溝21の経路の終わりの部分に近付くと、投薬のための下方への動作を遅くするようになる。それによって、使用者がデバイス1を無理に使用しないようにすることができる。
図6および7は、第2の実施形態による第1のフィードバック要素を含む用量部材16を示している。用量部材16は、ここでは螺旋形の溝21の側壁24、25の表面が滑らかである点において、図4および5に示す用量部材16と異なっている。さらに、螺旋形の溝21の底部26にリブが付けられている。嵌合するペグは、用量設定の間も用量投薬の間も、螺旋形の溝21の底部26と相互作用する。したがって、どちらの動作の間も、ペグは構造化された表面と相互作用できるようになっている。したがって、用量設定および用量投薬の間、使用者に非視覚フィードバックが提供される。
フィードバック機構の他の変形形態も可能である。構造化された表面に加えて、螺旋形の溝21の一端のその表面の少なくとも1つの上に、用量設定動作または用量投薬動作の終了を知らせる単一のリブを提供することが可能である。さらに、螺旋形の溝21の一端に、全部の用量が設定または投薬されたことを示す二重のリブを提供することが可能である。これにより、デバイス1に無理をかける必要なしに行程の限界に達したことを使用者に感触および/または音によって警告する。単一のリブおよび/または二重のリブは、前記リブから離れた滑らかな表面、または他の構造要素を含む表面の上に提供することができる。
1 薬剤送達デバイス
2 カートリッジユニット
3 駆動機構
4 カートリッジ
5 薬剤
6 出口
7 デバイスの遠位端
8 デバイスの近位端
9 膜
10 ピストン
11 カートリッジ保持部材
12 ピストンロッド
13 ハウジング
14 カートリッジユニットの近位端側
15 ハウジングの遠位端側
16 用量部材
17 用量要素
18 用量スリーブ
19 リブ
20 用量ボタン17の外面
21 螺旋形の溝
22 用量スリーブ18の外面
23 スロット
24 第1の側壁
25 第2の側壁
26 底部
27 リブ
28 カートリッジ4の遠位端
29 軸方向に固定された要素
30 第2のフィードバック要素
31 螺旋形の溝21の経路の遠位端
32 螺旋形の溝21の経路の近位端
33 隆起部
34 溝
36 ナット型構成要素
37 用量ボタン
38 シリンダ
39 ペグ

Claims (15)

  1. 薬物送達デバイス(1)用の駆動機構(3)であって、
    長手方向の軸を有するハウジング(13)と、
    長手方向の軸に沿ってハウジング(13)に対して可動である第1のフィードバック要素と、
    第2のフィードバック要素(30)と
    を含み、ここで、
    第1のフィードバック要素および第2のフィードバック要素(30)は、互いに相互作用するように適合され、それによって、該駆動機構(3)の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、触覚フィードバックおよび可聴フィードバックの少なくとも1つを提供する、前記駆動機構(3)。
  2. フィードバックは、駆動機構(3)の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、連続的に提供される、請求項1に記載の駆動機構(3)。
  3. 第1のフィードバック要素を有する用量部材(16)を含む、請求項1または2に記載の駆動機構(3)。
  4. 第1のフィードバック要素は螺旋構造(21)を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の駆動機構(3)。
  5. 第1のフィードバック要素は溝(21)を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の駆動機構(3)。
  6. 第1のフィードバック要素は、駆動機構の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、第2のフィードバック要素(30)と相互作用するように構成された第1の表面(24)を含み、
    該第1の表面(24)は構造化される、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動機構(3)。
  7. 第1の表面は構造要素(19)を含み、第1の表面(24)の該構造要素(19)は等間隔に配置される、請求項6に記載の駆動機構(3)。
  8. 第1の表面(24)の構造要素(19)は、第1の表面(24)の一方の端部において、第1の表面(24)のもう一方の端部より離して離隔される、請求項6に記載の駆動機構(3)。
  9. 第1のフィードバック要素は、駆動機構の用量設定動作および用量投薬動作の少なくとも一方の間、第2のフィードバック要素(30)と相互作用するように構成された第2の表面(25)を含み、
    該第2の表面(25)は滑らかである、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の駆動機構(3)。
  10. 第1のフィードバック要素および第2のフィードバック要素(30)は、互いに相互作用するように適合され、それによって、駆動機構(3)の用量投薬動作の間のみフィードバックを提供する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の駆動機構(3)。
  11. 第1のフィードバック要素がその表面(22)に配置されるスリーブ(18)を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の駆動機構(3)。
  12. 第2のフィードバック要素(30)はペグを含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の駆動機構(3)。
  13. 第2のフィードバック要素(30)は、ハウジング(13)の長手方向の軸のまわりを回転可能である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の駆動機構(3)。
  14. 第2のフィードバック要素(30)は、ハウジング(13)の長手方向の軸に沿った動きを妨げられる、請求項1〜13のいずれか1項に記載の駆動機構(3)。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の駆動機構(3)を含む薬物送達デバイス(1)。
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