JP2019048700A - 昇降装置、及び自動倉庫 - Google Patents
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Description
特許文献1及び2の前記昇降装置は、前記昇降フレームの左右両側の下部に設けた前後方向に延長する中継用台車レール上に自走台車(搬送台車)を載せた状態で、前記巻上機により前記昇降フレーム及び前記自走台車を昇降させる。
前記自走台車は床面上を走行するものであり、前記昇降フレームの最下降位置における前記中継用台車レールの上面は床面よりも高いことから、前記自走台車に床上走行車輪とは別にレール上走行車輪を設けている。そして、特許文献1では、床面に設けた凹部内に配置した昇降装置で前記自走台車を上昇させて前記レール上走行車輪の高さを前記中継用台車レールの上面に合わせており、特許文献2では、前記レール上走行車輪で乗降用傾斜レール上を走行しながら前記レール上走行車輪の高さを前記中継用台車レールの上面に合わせている。
このようなレベル合わせは、例えば、昇降側のレールに設けた受け部と、固定側のレールに設けた、前記受け部に対し水平方向に嵌合離脱自在な出退自在ピンを用い、アクチュエータにより前記出退自在ピンを進出させて前記受け部に嵌合させることにより行う(例えば、特許文献3の図9参照)。
しかしながら、前記自走台車が床上走行車輪で床面上を走行しながら前記昇降装置の中継用台車レール上へ移動できるようにするためには、前記昇降フレームの最下降位置における前記中継用台車レールの上面の高さを下げるべく、床面にピットを掘る必要があるので、設備コストが増大する。
よって、例えば、前記棚設備側から前記自走台車が前記昇降装置へ移動する場合における移動前の状態のように前記昇降装置の負荷が小さい場合に、前記昇降装置へ物品を載置した前記自走台車が移動すると、前記昇降装置への負荷が増大することによって、前記出退自在ピンに作用する下方への負荷が非常に大きくなることが考えられる。このように負荷が非常に大きくなると、前記受け部に嵌合している前記出退自在ピンが抜けなくなる等、前記レベル合わせを行うための機構の動きが悪くなることがある。
このような自走台車の移動による負荷の大幅な変動に合わせて、昇降フレームを吊り上げるワイヤーロープ又はチェーンの張力の変動を制御する装置を備えることが考えられるが、前記装置を備えると設備コスト及び保守コストが増大してしまう。
前記キャリッジは、
上下方向に延びて左右方向に離間する、少なくとも2本の支柱と、
前記支柱の上部間を繋ぐ横架部材と、
前記支柱の下部に固定された受部材とを有し、
前記受部材は、
前記自走台車の走行車輪が載る、水平板状の車輪支持部と、
前記車輪支持部よりも左右方向の外方で立起する、垂直板状の移動規制部とからなり、
前記車輪支持部の最下部が前記キャリッジの最下部であることを特徴とする(請求項1)。
その上、車輪支持部の最下部がキャリッジの最下部であることから、キャリッジの最下降位置で車輪支持部の下面が接地した状態では床面に対して車輪支持部の厚みの段差しか生じない。
よって、前記段差がある状態のままで、あるいは傾斜角度の小さい段差解消スロープを設置するだけで、地上を走行する自走台車が走行車輪で自走しながらキャリッジに容易に乗り込むことができる。あるいは、キャリッジ上の自走台車が走行車輪で自走しながら地上へ降りることができる。
その上さらに、車輪支持部の最下部がキャリッジの最下部であることから、床面にピットを掘る必要がないので、設備コストが増大しない。
前記車輪支持部及び前記移動規制部は、上下方向及び左右方向を含む平面で切断した断面がL字状を成すのが好ましい実施態様である(請求項2)。
上下方向に延びる前後左右の4本の支柱を備えるとともに、前後左右に隣接する前記支柱間を横架部材で連結してなり、
前記4本の支柱の中の前記棚設備側の2本の支柱の上下に設けたガイドローラ体が、上下方向のガイドレールにガイドされるのがより好ましい実施態様である(請求項3)。
左右方向又は前後方向に離間した第1回転軸芯及び第2回転軸芯まわりに回転する回転体に掛け渡した4本の索条により前記キャリッジを吊り下げた状態で昇降させるものであり、
前記第1回転軸芯まわりに回転可能に支持された2つの第1回転体と、
前記第2回転軸芯まわりに回転可能に支持された回転支軸に固定された2つの第2回転体、及び、
前記2つの第2回転体の前後方向又は左右方向の外方に、前記2つの第2回転体を挟むように位置する、若しくは、
前記2つの第2回転体の前後方向又は左右方向の内方に位置する、
前記回転支軸に固定された2つの第3回転体と、
前記第1回転体及び前記第2回転体に掛け渡して、前記第1軸芯に近い方の端部を前記キャリッジに固定した第1索条と、
前記第3回転体に掛けて、前記第1軸芯に近い方の端部を前記キャリッジに固定した第2索条と、
前記回転支軸を駆動する回転駆動装置とを備えてなるのが一層好ましい実施態様である(請求項4)。
よって、前記4本の索条でキャリッジを吊り下げながらバランス良く昇降させることができる。
前記レベル合わせ部は、待機状態と作動状態を切り替える駆動機構により駆動され、前記作動状態で前記棚設備側へ突出する揺動部材を備え、
前記昇降装置の構造体は、上下方向に弾性支持された昇降体に固定された、前記作動状態で前記揺動部材の下面が当接する当接部材を備え、
前記作動状態で前記昇降駆動機構により前記キャリッジを下降させると、
前記揺動部材の下面が前記当接部材に当接して前記キャリッジ及び前記昇降体が下降し、前記昇降体の下面が当止体に当て止めされた状態で前記レベル合わせ状態になるのがより一層好ましい実施態様である(請求項5)。
よって、前記昇降駆動機構が索条でキャリッジを吊り下げた状態で昇降させるものであっても、前記レベル合わせ状態では前記索条に張力が作用しないので、前記通路の上面の高さに前記車輪支持部の上面の高さを合わせたレベル合わせ状態にする動作を安定かつ確実に行うことができ、当該動作の動きが悪くなることがない。
その上さらに、物品を載置した自走台車の移動による負荷の大幅な変動に合わせて、キャリッジを吊り上げる索条の張力の変動を制御する装置を備えないので、設備コスト及び保守コストが増大しない。
上下複数段の階層を備えた立体的な物品収納スペースを有する棚設備と、
地上を走行する自走台車とを備え、
前記昇降装置のキャリッジに前記自走台車を載せた状態で、前記キャリッジ及び前記自走台車を昇降させ、前記棚設備に対して前記自走台車により物品の搬入及び搬出を行うものである(請求項6)。
(1)車輪支持部の最下部がキャリッジの最下部であることから、地上を走行する自走台車が走行車輪で自走しながらキャリッジに容易に乗り込むことができるとともに、キャリッジ上の自走台車が走行車輪で自走しながら地上へ降りることができる。
(2)床面にピットを掘る必要がないので、設備コストが増大しない。
(3)棚設備の上下複数段の各階層でのレベル合わせを行う動作の動きが悪くならない。
(4)棚設備の階層の通路の上面の高さにキャリッジの受部材の車輪支持部の上面の高さを合わせたレベル合わせ状態にする動作や、キャリッジ及び棚設備間の自走台車の移動をより安定かつ確実に行うことができる。
(5)自走台車の移動による負荷の大幅な変動に合わせて、キャリッジを吊り上げる索条の張力の変動を制御する装置を備えないので、設備コスト及び保守コストが増大しない。
本明細書において、自走台車がキャリッジに進入する方向(図1、図3ないし図5、及び図8の矢印Y1参照)を前方として前後左右を定義し、後方から前方に向かって見た図を正面図とする。
図1の概略左側面図に示すように、本発明の実施の形態に係る自動倉庫Aは、上下複数段の階層を備えた立体的な物品収納スペースSを有する棚設備Bと、地上を走行する自走台車Cと、棚設備Bに対して自走台車Cを昇降させる昇降装置1とを備える。
昇降装置1は、入庫用及び出庫用がある。
入庫用の昇降装置1には、図1中の矢印Y1のように、自走台車Cが自走して床面Fから昇降装置1のキャリッジ2に乗り込む。
出庫用の昇降装置1には、図1中の矢印Y2のように、自走台車Cが自走してキャリッジ2から床面Fへ降りる。
自走台車Cは、図2の斜視図に示すように昇降テーブル9を昇降させる機能を有するとともに、前後左右へ自走できる。よって、自走台車Cは、物品Wを所定の棚に載置することができるとともに、所定の棚から物品Wを受け取ることができる。
(構造体)
図3の斜視図に示すように、キャリッジ2は、上下方向に延びる前後左右の4本の支柱4,4,…を備え、前後左右に隣接する支柱4,4間を、横架部材5A,5B、6B,6Cで連結するとともに、横架部材5A,5B間を横架部材6A,6Aで連結している。
すなわち、キャリッジ2は、その左側及び右側の構造体は、前後の支柱4,4を前後方向の横架部材6B,6Cで連結した形態の一体構造であり、その上部の構造体は、左右方向の横架部材5A,5Bを前後方向の横架部材6A,6Aで連結した形態の一体構造であり、これらの構造体を固定した門形フレーム構造である。
また、左側及び右側の構造体の下部には部材7を溶着等により固定している。
よって、キャリッジ2の強度及び剛性は非常に高くなる。
また、図5の要部拡大概略左側面図に示す上下のガイドローラ体8A,8Bのガイドローラ8C,8Dが、図4の要部拡大概略左側面図、及び図8の要部拡大横断概略平面図に示す、H形鋼である上下方向のガイドレールGR,GRによりガイドされる。
よって、前記のとおり剛性が高いキャリッジ2が剛性の高いH形鋼である左右のガイドレールGR,GRにガイドされながら昇降するので、キャリッジ2の昇降動作が安定かつ確実になる。
図3の斜視図、及び図7の要部拡大概略正面図に示すように、キャリッジ2は、支柱4の下部に固定された受部材Eを有する。
受部材Eは、支柱4,4の下部に位置し、支柱4,4の各々に固定された、左右方向に離間する一対の部材7,7からなる。
部材7は、自走台車Cの走行車輪Dが載る水平板状の車輪支持部7Aと、車輪支持部7Aよりも左右方向の外方で立起する、垂直板状の移動規制部7Bとからなる。
ここで、一対の部材7,7である受部材Eは、車輪支持部7A,7Aの最下部がキャリッジ2の最下部である。
部材7は、上下方向及び左右方向を含む平面で切断した断面がL字状を成す車輪支持部7A及び移動規制部7Bであるので、例えばアングル材として車輪支持部7A及び移動規制部7Bを一体のものとして形成することにより製造コストを低減できる。
その上、車輪支持部7A,7Aの最下部がキャリッジ2の最下部であることから、キャリッジ2の最下降位置で車輪支持部7A,7Aの下面が接地した状態では床面Fに対して車輪支持部7A,7Aの厚みの段差しか生じない。
よって、前記段差がある状態のままで、あるいは傾斜角度の小さい段差解消スロープを設置するだけで、地上を走行する自走台車Cが走行車輪D,Dで自走しながらキャリッジ2に容易に乗り込むことができる。あるいは、キャリッジ2上の自走台車Cが走行車輪D,Dで自走しながら地上へ降りることができる。
その上さらに、車輪支持部7A,7Aの最下部がキャリッジ2の最下部であることから、床面Fにピットを掘る必要がないので、設備コストが増大しない。
図3の斜視図に示すように、キャリッジ2は、受部材Eの車輪支持部7A,7Aの前後部に落下防止ストッパK1,K2を備える。
図7の要部拡大概略正面図のように自走台車Cの走行車輪D,Dが車輪支持部7A,7Aに載った状態で、前後の落下防止ストッパK1,K2を図3の位置である作動状態にすることにより、キャリッジ2を昇降させた際に自走台車Cが不意に前後方向へ落下することを防止できる。
また、地上からキャリッジ2へ自走台車Cが乗り込む際、又はキャリッジ2から地上へ自走台車Cが降りる際には、後側の落下防止ストッパK2,K2を解除状態にする。
さらに、キャリッジ2から棚設備Bへ自走台車Cが進出する際、又は棚設備Bからキャリッジ2へ自走台車Cが進入する際には、前側の落下防止ストッパK1,K1を解除状態にする。
図4及び図5の要部拡大概略左側面図、図6及び図7の要部拡大概略正面図、図8の要部拡大横断概略平面図、並びに図9の概略斜視図に示すように、昇降駆動機構3は、左右方向に離間した前後方向の第1回転軸芯F1及び第2回転軸芯F2(図6、図9)まわりに回転する回転体R1,R2,R3に掛け渡した4本の、ロードチェーンやワイヤ等である索条11,11,12,12によりキャリッジ2を吊り下げた状態で昇降させるものである。
なお、2つの第2回転体R2,R2と2つの第3回転体R3,R3との位置関係は、第2回転体R2,R2の内方に第3回転体R3,R3を位置させるようにしてもよい。
第2索条12は、第3回転体R3に掛けられ、第1軸芯F1に近い方の端部12Aをキャリッジ2に固定するとともに、第1軸芯F1から遠い方の端部12BをカウンターウェイトCWに固定する。
以上のような昇降駆動機構3において、第1回転軸芯F1及び第2回転軸芯F2を前後方向に離間した左右方向の回転軸芯として、回転体R1,R2,R3、索条11,11,12,12を前記回転軸芯に合わせて図9のように配置してもよい。
よって、4本の索条11,11,12,12でキャリッジ2を吊り下げながらバランス良く昇降させることができる。
その上、4本の索条11,11,12,12の一端部11B,11B,12B,12BにはカンターウェイトCWが固定されていることから、キャリッジ2並びに自走台車C及び物品Wの重力を保持するための回転駆動装置M1のトルクが軽減される。
よって、回転駆動装置M1の容量を小さくできるので、製造コストを低減できるとともに省電力化できる。
次に、棚設備Bの上下複数段の各階層で、当該階層の通路の上面の高さにキャリッジ2の受部材Eの車輪支持部7A,7Aの上面の高さを合わせるレベル合わせを行う構造、及び落下防止ストッパK1,K2を駆動する構造について説明する。
図3の斜視図に示すように、キャリッジ2は、前側(棚設備B側)の支柱4,4に、レベル合わせ部L,Lを備える。
レベル合わせ部Lは、図1及び図4の棚設備Bの上下複数段の各階層で、当該階層の通路の上面の高さに受部材Eの車輪支持部7A,7Aの上面の高さを合わせたレベル合わせ状態を保持するものである。
駆動機構Nは、回転駆動装置M2、回転駆動装置M2の出力軸Jに連結された、偏心軸14を有する回転円盤13、及び上下方向のリニアガイド15に支持された昇降板16等からなる。
揺動部材10は、左右方向の揺動軸芯I1まわりに揺動可能に支持されており、係合溝部10Aを有する。
昇降板16に突設した係合軸部17が揺動部材10の係合溝部10Aに係合し、回転円盤13に突設した偏心軸14が昇降板16の前後方向の長孔16Aに係合する。
また、図12に示す作動状態ST2から回転駆動装置M2をさらに180°回転すると、回転円盤13の偏心軸14により駆動された昇降板16が上昇し、昇降板16とともに係合軸部17も上昇するので、揺動部材10の前方への突出が解除され、図11に示す待機状態ST1に戻る。
図11及び図12の概略右側面図、並びに図13及び図14の概略背面図に示すように、前側の落下防止ストッパK1は、レベル合わせ部Lと連動する。
すなわち、前側の落下防止ストッパK1は、部材7により前後方向の揺動軸芯I2まわりに揺動可能に支持されており、昇降板16に連結した連結体18に上端部19Aが連結された連動リンク19の下端部19Bが連結される。
よって、落下防止ストッパK1は、レベル合わせ部Lと連動し、図11及び図13に示すレベル合わせ部Lの待機状態ST1では、落下防止ストッパK1が車輪支持部7Aの上方に回動した作動状態になり、また、図12及び図14に示すレベル合わせ部Lの作動状態ST2では、落下防止ストッパK1が車輪支持部7Aの上方から離反するように回動した解除状態になる。
図15の左側面部分縦断面図、並びに図16(a)及び(b)の概略正面図に示すように、後側の落下防止ストッパK2は、部材7により前後方向の揺動軸芯I3まわりに揺動可能に支持される。
部材7により圧縮コイルばね22で上下方向に弾性支持された昇降体20と一体となって昇降するラック21に、落下防止ストッパK2と一体化されて揺動軸芯I3まわりに回動するピニオン23が噛合する。
それにより、前記のとおり、地上を走行する自走台車Cがキャリッジ2へ進入できる。
あるいは、前記のとおり、自走台車Cがキャリッジ2から地上へ降りることができる。
前記のとおり、昇降装置1の昇降駆動機構3の上部構造は、昇降装置1のフレーム構造体である前後左右のH形鋼であるフレームX,X,…により支持されている(図4、及び図8を参照)。また、棚設備B側の各階層の通路も、昇降装置1の強度が高い前記フレーム構造体に固定される。
図17及び図18の要部拡大右側面図、並びに図19及び図20の要部拡大背面図に示すように、昇降装置1の構造体側に、昇降装置1のフレームX,X(GR,GR)に固定した横フレームZにより圧縮コイルバネ24で上下方向に弾性支持された昇降体Oを備えるとともに、昇降体Oは、レベル合わせ部Lの作動状態ST2で揺動部材10の下面10Bが当接する当接部材Uを備える。
先ず、棚設備Bにおいて自走台車Cを受け渡すべく、キャリッジ2を昇降させる階層よりも高い位置まで、昇降駆動機構3によりキャリッジ2を昇降させる。
次に、図17の実線、及び図19に示すレベル合わせ部Lの待機状態ST1から、駆動機構Nにより、図17の二点鎖線のようにレベル合わせ部Lを作動状態ST2にし、揺動部材10を前方へ突出させる。
この状態では、各階層の通路の上面の高さH1に車輪支持部7Aの上面の高さH2を合わせたレベル合わせ状態V(図20)となり、この状態が保持される。
よって、昇降駆動機構3が索条11,11,12,12によりキャリッジ2を吊り下げた状態で昇降させるものであっても、レベル合わせ状態Vでは索条11,11,12,12に張力が作用しないので、前記通路の上面の高さH1に車輪支持部7A,7Aの上面の高さH2を合わせたレベル合わせ状態Vにする動作を安定かつ確実に行うことができ、当該動作の動きが悪くなることがない。
その上さらに、自走台車Cの移動による負荷の大幅な変動に合わせて、キャリッジ2を吊り上げる索条11,12,…の張力の変動を制御する装置を備えないので、設備コスト及び保守コストが増大しない。
3 昇降駆動機構 4 支柱
5A,5B,6A,6B,6C 横架部材 7 部材
7A 車輪支持部 7B 移動規制部
8A,8B ガイドローラ体 8C,8D ガイドローラ
9 昇降テーブル 10 揺動部材
10A 係合溝部 10B 下面
11 第1索条 11A,11B 端部
12 第2索条 12A,12B 端部
13 回転円盤 14 偏心軸
15 リニアガイド 16 昇降板
16A 長孔 17 係合軸部
18 連結体 19 連動リンク
19A 上端部 19B 下端部
20 昇降体 20A 下面
21 ラック 22 圧縮コイルばね
23 ピニオン 24 圧縮コイルばね
A 自動倉庫 B 棚設備
C 自走台車 CW カウンターウェイト
D 走行車輪 E 受部材
F 床面 F1 第1回転軸芯
F2 第2回転軸芯 G 回転支軸
GR ガイドレール H1 各階層の通路の上面の高さ
H2 車輪支持部の上面の高さ I1,I2,I3 揺動軸芯
J 出力軸 K1,K2 落下防止ストッパ
L レベル合わせ部 M1,M2 回転駆動装置
N 駆動機構 O 昇降体
P,Q 当止体 R1 第1回転体
R2 第2回転体 R3 第3回転体
S 物品収納スペース ST1 待機状態
ST2 作動状態 T1,T2 下面
U 当接部材 V レベル合わせ状態
W 物品 X フレーム
Y1 地上から自走台車がキャリッジに乗り込む方向
Y2 自走台車がキャリッジから地上へ降りる方向
Z 横フレーム
Claims (6)
- 昇降可能に支持したキャリッジを昇降させる昇降駆動機構を備え、上下複数段の階層を備えた立体的な物品収納スペースを有する棚設備に対して、地上を走行する自走台車を昇降させる昇降装置であって、
前記キャリッジは、
上下方向に延びて左右方向に離間する、少なくとも2本の支柱と、
前記支柱の上部間を繋ぐ横架部材と、
前記支柱の下部に固定された受部材とを有し、
前記受部材は、
前記自走台車の走行車輪が載る、水平板状の車輪支持部と、
前記車輪支持部よりも左右方向の外方で立起する、垂直板状の移動規制部とからなり、
前記車輪支持部の最下部が前記キャリッジの最下部であることを特徴とする、
昇降装置。 - 前記受部材は、前記支柱の下部で前記支柱の各々に固定された、左右方向に離間する一対の部材であり、
前記車輪支持部及び前記移動規制部は、上下方向及び左右方向を含む平面で切断した断面がL字状を成す、
請求項1に記載の昇降装置。 - 前記キャリッジは、
上下方向に延びる前後左右の4本の支柱を備えるとともに、前後左右に隣接する前記支柱間を横架部材で連結してなり、
前記4本の支柱の中の前記棚設備側の2本の支柱の上下に設けたガイドローラ体が、上下方向のガイドレールにガイドされる、
請求項1又は2記載の昇降装置。 - 前記昇降駆動機構は、
左右方向又は前後方向に離間した第1回転軸芯及び第2回転軸芯まわりに回転する回転体に掛け渡した4本の索条により前記キャリッジを吊り下げた状態で昇降させるものであり、
前記第1回転軸芯まわりに回転可能に支持された2つの第1回転体と、
前記第2回転軸芯まわりに回転可能に支持された回転支軸に固定された2つの第2回転体、及び、
前記2つの第2回転体の前後方向又は左右方向の外方に、前記2つの第2回転体を挟むように位置する、若しくは、
前記2つの第2回転体の前後方向又は左右方向の内方に位置する、
前記回転支軸に固定された2つの第3回転体と、
前記第1回転体及び前記第2回転体に掛け渡して、前記第1軸芯に近い方の端部を前記キャリッジに固定した第1索条と、
前記第3回転体に掛けて、前記第1軸芯に近い方の端部を前記キャリッジに固定した第2索条と、
前記回転支軸を駆動する回転駆動装置とを備えてなる、
請求項1〜3の何れか1項に記載の昇降装置。 - 前記キャリッジは、前記棚設備の上下複数段の各階層で、当該階層の通路の上面の高さに前記受部材の車輪支持部の上面の高さを合わせたレベル合わせ状態を保持するレベル合わせ部を、前記棚設備側の支柱に備え、
前記レベル合わせ部は、待機状態と作動状態を切り替える駆動機構により駆動され、前記作動状態で前記棚設備側へ突出する揺動部材を備え、
前記昇降装置の構造体は、上下方向に弾性支持された昇降体に固定された、前記作動状態で前記揺動部材の下面が当接する当接部材を備え、
前記作動状態で前記昇降駆動機構により前記キャリッジを下降させると、
前記揺動部材の下面が前記当接部材に当接して前記キャリッジ及び前記昇降体が下降し、前記昇降体の下面が当止体に当て止めされた状態で前記レベル合わせ状態になる、
請求項1〜4の何れか1項に記載の昇降装置。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載の昇降装置と、
上下複数段の階層を備えた立体的な物品収納スペースを有する棚設備と、
地上を走行する自走台車とを備え、
前記昇降装置のキャリッジに前記自走台車を載せた状態で、前記キャリッジ及び前記自走台車を昇降させ、前記棚設備に対して前記自走台車により物品の搬入及び搬出を行う自動倉庫。
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