JP2019048655A - パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】構成部材の一部を簡単に交換することができる耐久性の良いパレットを提供する。【解決手段】平行に配設された複数の中空の桁材2と、桁材に直交するように桁材に一定間隔で載置された複数の中空のデッキ材4と、デッキ材の両端に出し入れ可能に設けられたデッキ中材31と、桁材の側面とデッキ材の底面を連結して固定する固定部材33とを有する。桁材に、デッキ材の両端から突出するデッキ中材を挿入する凹部13と、デッキ材の両端部を支持する支持部9とが形成されている。固定部材33は、桁材の側壁を貫通する第1固着部材37と、デッキ材の底壁及びデッキ中材の底壁を貫通する第2固着部材38により固定されている。【選択図】図10

Description

本発明は物品を載置してフォークリフトで運搬するための荷役用のパレットに関し、詳しくはデッキ材などの構成部材を部分的に交換することが可能なパレットに関する。
近年、荷役用のパレットとして、アルミニウム押出成形材で構成された溶接型のアルミニウム製パレットが多く使用されている。パレットを繰り返し使用すると、物品と接触するデッキ材の搭載面に破損や割れが生じたり、フォークリフトのフォークが干渉する桁材やデッキ材に曲りや凹みが生じやすい。アルミニウム製パレットの多くは、溶接による一体構造である。損傷した部材を交換するには、溶接部を斫りとって、新しい部材に取り換えて溶接した後、アルマイト処理する必要があるが、これらの作業を使用者が行うのは困難であり費用がかかる。このため、一般に、一部に損傷が生じた場合でも、パレット全体を交換していた。このようなことから、パレットを使用する業界では、損傷した構成部材のみを容易に交換できるパレットが望まれている。
従来、構成部材の一部を交換できるパレットとして、特許文献1には、桁材を互いに摺動嵌合する上部桁材と下部桁材とで構成し、上部桁材にデッキボードを固定ねじで固定したパレットが記載されている。また、特許文献2には、内向きフランジを有するデッキボードと、外向きフランジを有する脚とで構成し、デッキボードの切欠きに脚のフランジを通し、脚フランジとデッキボードのフランジとをリベットで固定するパレットが記載されている。特許文献3には、縦桁にデッキ材載置壁とデッキ材押さえ壁と対向壁とを形成し、デッキ材載置壁とデッキ材押さえ壁の間にデッキ材の端部を挿入して、縦桁のデッキ材載置壁とデッキ材をかしめ接合するパレットが記載されている。
特許文献1−3のパレットは、デッキボードの交換は可能であるが、デッキボードをスライドさせる構造であるため、交換の必要のないデッキボードも一旦外す必要があり、交換作業は容易でないし、煩雑である。
特許文献4には、桁材の上端壁の透孔にブラインドナットを締結し、デッキ材の上部板材の挿入案内孔から固定ねじを挿入し、デッキ材の下部板部の取付孔を貫通させてブラインドナットに着脱可能に締結し、デッキ材の挿入案内孔にキャップ部材を被着したパレットが記載されている。
特許文献4のパレットは、損傷した一部のデッキ材のみを交換可能であるが、デッキ材の下部板部のみが桁材の上端壁と固定ねじで締結され、デッキ材の端面が桁材の起立壁に当接しているだけであるので、使用時に固定ねじやブラインドナットに力が集中し、耐久性が悪い。
実開平7−2226号公報 実開昭54−93969号公報 特開2013−129438号公報 特開2002−160735号公報
本発明は斯かる従来の問題点に鑑みてなされたもので、構成部材の一部を簡単に交換することができる耐久性の良いパレットを提供することを課題とする。
本発明に係るパレットは、
平行に配設された複数の中空の桁材と、
前記桁材に直交するように前記桁材に一定間隔で載置された複数の中空のデッキ材と、
前記デッキ材の両端に出し入れ可能に設けられたデッキ中材と、
前記桁材の側壁と前記デッキ材の底壁を連結して固定する固定部材とを有し、
前記桁材に、前記デッキ材の両端から突出する前記デッキ中材を挿入する凹部と、前記デッキ材の両端部を支持する支持部とが形成され、
前記固定部材は、前記桁材の側壁を貫通する第1固着部材と、前記デッキ材の底壁及び前記デッキ中材の底壁を貫通する第2固着部材とにより固定されている。
本発明では、桁材の両端に位置するデッキ材を交換するには、第1固着部材を破壊し、桁材の長手方向に引き抜くだけで取り外して交換することができる。桁材の中間に位置するデッキ材を交換するには、第1固着部材と第2固着部材を破壊して、デッキ中材を桁材の凹部からデッキ材の中に押し入れることによりデッキ材を取り外して交換することができる。デッキ材の両端から突出するデッキ中材が桁材の凹部に挿入されるとともに、桁材の側面とデッキ材の底面が第1固着部材と第2固着部材により固定部材で固定されていることにより、使用時に作用する力が分散されるので、耐久性がよい。
前記桁材の間に配設され、前記デッキ材の中間部を支持する中間桁材と、
前記中間桁材の側壁と前記デッキ材の底壁を連結して固定する中間固定部材とをさらに有し、
前記中間固定部材は、前記中間桁材の側壁を貫通する第3固着部材と、前記デッキ材の底壁を貫通する第4固着部材により固定されていることが好ましい。
前記デッキ材は、両側端より下方に突出するリブを有し、前記リブの下面が前記支持部に支持されていることが好ましい。リブによりデッキ材の剛性を高めることができる。
前記凹部は、前記桁材の上面と、該上面から立ち上がる垂直片と、該垂直片の上端から水平に延びる水平片とで形成され、前記デッキ材の端面に向かって開口していることが好ましい。
この凹部の構造により、デッキ中材を確実に保持することができる。
前記桁材の上壁に段部が形成され、前記段部の内側に前記支持部が形成され、前記段部の外側に凹部が形成され、前記支持部は前記凹部より低い位置に形成されていることが好ましい。
この段部により、デッキ中材とデッキ材の段差を吸収することができ、デッキ中材とデッキ材を確実に支持することができる。
前記デッキ中材は、中空で、前記デッキ材の幅方向に両端が開口していることが好ましい。これにより、デッキ中材の突出部分の先端が閉じた状態になるので、強度が向上する。また、前記デッキ中材は、中空で、前記デッキ材の長手方向に両端が開口していてもよい。これにより、デッキ中材の両端の開口部が見えないので美観が向上する。
本発明によれば、第1固着部材と第2固着部材を破壊して、デッキ中材を桁材の凹部からデッキ材の中に押し入れるだけで、損傷した一部のデッキ材を容易に交換することができる。また、デッキ中材、固定部材、第1固着部材、第2固着部材を使用するので、使用時に作用する力が分散され、耐久性がよい。さらに、固着部材で固定するので、交換後にアルマイト処理が不要であり、交換部材としてアルマイト材をそのまま使用できることから、使用者でも簡単に交換できるという効果を有している。
本発明の一実施形態に係るパレットの斜視図。 図1のII方向端面図。 図1のIII方向端面図。 図1のIV方向端面図。 図2のV−V線断面図。 図1のパレットの桁材の分解断面図。 図1のパレットの中間桁材の分解断面図 図1のパレットのデッキ材の断面図及び固定部材の正面図及び側面図。 図1のパレットのデッキ材及びデッキ中材の正面図及び平面図。 桁材とデッキ材の取付構造を示す分解斜視図。 中間桁材とデッキ材の取付構造を示す分解斜視図。 桁材の両端に位置するデッキ材の交換手順を示す図。 リベットの破壊手順を示す図。 桁材の中間に位置するデッキ材の交換手順を示す図。 上のデッキ材全体の交換手順を示す図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
図1−5は、本発明の一実施形態に係るパレットを示す。パレット1は、大略、両側に位置する2つの桁材2,2と、該桁材2,2の中間に位置する1つの中間桁材3と、複数(図に示す実施形態では6つ)のデッキ材4とから構成されている。桁材2,2と中間桁材3は平行に配設されている。デッキ材4は、桁材2,2及び中間桁材3に直交するように、桁材2,2と中間桁材3の図において上面及び下面に載置されている。このため、本実施形態のパレット1は、両面使用可能である。下面のデッキ材4を無くして、片面のみ使用可能とすることもできる。
桁材2は、図6に示すように、上部桁材5と、下部桁材6と、2つの連結部材7とで構成されている。
上部桁材5は、上壁5a、内側壁5b、外側壁5c、底壁5dからなる略矩形の中空アルミニウム押出成形材で形成されている。上部桁材5の上壁5aには、段部8が形成され、段部8より内側半分にデッキ材4の端部を支持する支持部9が形成され、段部8より外側半分に後述するデッキ中材31を支持する中材支持部10が形成されている。支持部9は中材支持部10より低く形成されている。この段部8により、デッキ材4に挿入されるデッキ中材31とデッキ材4の段差を吸収することができ、デッキ中材31とデッキ材4を確実に支持することができる。
上部桁材5の上壁5bには、中材支持部10の外側縁部から上方に立ち上がる垂直片11と、該垂直片11の上端から段部8と同じ位置まで水平に延びる水平片12とが形成されている。中材支持部10と、垂直片11と、水平片12とで、後述するデッキ中材31が挿入される凹部13が形成されている。凹部13の高さ、すなわち、中材支持部10と水平片12との間の寸法は、デッキ中材31の厚さより僅かに大きい。凹部13は、デッキ材4の端面に向かって開口している。この凹部13の構造により、デッキ中材31を確実に保持することができる。また、デッキ中材31を隠すことができるとともに、デッキ材4の端面を覆うことができるので、美観が向上する。
上部桁材5の内側壁5b及び外側壁5cには、係合溝14が形成されている。係合溝14は、各側壁5b,5cから内方に突出するU字形部15により形成されている。U字形部15の一方の縁から外方に延びる係合片16が設けられている。上部桁材5の内側壁5bには、係合溝14の上に、1つのデッキ材4に対して2箇所のリベット孔17が形成され、係合溝14の下に、長手方向の3箇所にリベット孔18が形成されている。上部桁材5の外側壁5cにも、係合溝14の下に、長手方向の3箇所にリベット孔18が形成されている。
下部桁材6は、上部桁材5と同じ略矩形の中空アルミニウム押出成形材で形成されているので、対応する部分には同じ符号を附して説明を省略する。下部桁材6は、底壁5aを上にし、凹部13が同じ方向を向くようにして、底壁5aを上部桁材5の底壁5aに重ね合わせることにより、この合わせ面に対して上部桁材5と対称な断面形状を有するように配設されている。
連結部材7は、板状のアルミニウム押出成形材で形成されている。連結部材7は、基部7aの上端及び下端にU字形部19が設けられ、該U字形部19により上部桁材5と下部桁材6の突片16が係合する係合溝20が形成されている。U字形部19の一方の縁は水平に延びて、上部桁材5及び下部桁材6の係合溝14に係合する係合片21が形成されている。連結部材7には、上部桁材5のリベット孔18及び下部桁材6のリベット孔18と同じ位置にリベット孔22が形成されている。
上部桁材5と上部桁材6は、図2、図3に示すように、互いに重ね合わせられ、連結部材7により連結される。すなわち、連結部材7の係合溝20に上部桁材5と下部桁材6の係合片16が係合するとともに、連結部材7の係合片21が上部桁材5と下部桁材6の係合溝14に係合するようにして、連結部材7を上部桁材5と上部桁材6の内側面5b及び外側面5cに当て、連結部材7のリベット孔22と上部桁材5と上部桁材6のリベット孔18とを貫通するリベット23により固定されている。リベット23としては、ブラインドリベットが使用される。このリベット構造と2重の嵌合構造により、上部桁材5と下部桁材6は強固に連結されている。
中間桁材3は、図7に示すように、桁材2と同様、上部中間桁材24と、下部中間桁材25と、2つの中間連結部材26とから構成されている。上部中間桁材24と下部中間桁材25は、前述の桁材2のような段部8、中材支持部10、垂直片11及び水平片12がなく、上壁全体がデッキ材4の中間部を支持する支持部9となっている以外は、桁材2と同様の形状と、組立構造を有するので、対応する部分には同一符号を附して説明を省略する。中間連結部材26は、上部中間桁材24と下部中間桁材25を連結するもので、前述の桁材2の連結部材7と同様であるので、対応する部分には同一符号を附して説明を省略する。
デッキ材4は、図8に示すように、上壁4a、側壁4b、側壁4c、底壁4dからなる中空アルミニウム押出成形材で板状に形成されている。デッキ材4の内部には、上壁4aと底壁4dの間に長手方向に延びる補強部28が形成されている。デッキ材4の底壁4dの両側縁には下方に突出し、かつ、長手方向に延びるリブ29が形成されている。このリブ29と補強部28によりデッキ材4の曲げに対する剛性が高められている。デッキ材4の底壁4dの両端部にそれぞれ2箇所、中間部に4箇所のリベット孔30が形成されている。デッキ材4の両端には、デッキ中材31が出し入れ可能に挿入されている。
デッキ中材31は、図9に示すように、上壁31a、側壁31b、側壁31c、底壁31dからなる中空アルミニウム押出成形材で板状に形成されている。デッキ中材31は、デッキ材4の両端にそれぞれ2つずつ挿入されている。デッキ中材31は、両側の開口部が、デッキ材4の幅方向に向くように、デッキ材4に挿入されている。このため、デッキ中材31の突出部分の先端が閉じた状態になるので、強度が向上する。デッキ中材31は、デッキ材4の両端から突出し、その突出代は、桁材2の凹部13の深さと同じである。デッキ中材31の底壁31dには、デッキ材4の両端部のリベット孔30と対向する位置にリベット孔32が形成されている。
デッキ材4の底壁4dは、固定部材33を介して、桁材2の内側壁5bと固定されている。また、デッキ材4の底壁4dは、中間固定部材34を介して、中間桁材3の両側壁5b,5cと固定されている。
固定部材33は、図8に示すように、垂直部33aと水平部33bとからなるアングル状のアルミニウム押出成形材で形成されている。固定部材33は、桁材2の長手方向に平行に配設されている。固定部材33の垂直部33aには、桁材2のリベット孔17と対向する位置にリベット孔35が形成され、水平部33bにも、デッキ材4のリベット孔18と対向する位置にリベット孔36が形成されている。
中間固定部材34は、固定部材33と同様であるので、対応する部分には同一符号を附して説明を省略する。
固定部材33は、図10に示すように、垂直部33aを桁材2の内側壁5bに当接してリベット孔35から桁材2のリベット孔17にリベット(第1リベット)37を貫通させて固定され、水平部33bをデッキ材4の底壁4dに当接してリベット孔36からデッキ材4のリベット孔30とデッキ中材31のリベット孔32にリベット(第2リベット)38を貫通させて固定され、これにより、桁材2とデッキ材4、デッキ中材31の三者を固定している。
また、中間固定部材34は、図11に示すように、垂直部33aを中間桁材3の内側壁5bに当接してリベット孔35からリベット孔17にリベット(第3リベット)39を貫通させて固定され、水平部33bをデッキ材4の底壁4dに当接してリベット孔36からデッキ材4のリベット孔30にリベット(第4リベット)40を貫通させて固定され、これにより、中間桁材3とデッキ材4を固定している。第1リベット37、第2リベット38、第3リベット39、第4リベット40としては、ブラインドリベットが使用される。
次にパレット1の構成部材の一部が損傷したときに、当該構成部材を交換する場合について説明する。
<交換手順1>
桁材2の両端に位置するデッキ材4を交換する場合、図12(a)に示すように、当該デッキ材4と桁材2及び中間桁材3を固定している固定部材33の第1リベット37と、デッキ材4と中間桁材3を固定している中間固定部材34の第3リベット39を公知の手段により破壊する。
一例を示すと、図13に示すように、例えばリベット37の頭部37aにリベットボディ37bより大きい径のドリル41にて穴42を開け、頭部37aをリベットボディ37bから分離した後、リベットボディ37bにポンチ43を当てて図示しないハンマーで打ち込み、リベットボディ37bをリベット孔17,35から離脱させることで行うことができる。このリベット37の破壊作業は、パレット1の正面又は背面の空間、及び隣接するデッキ材4の間の隙間から手を入れて行うことができる。
リベット37,39を破壊した後、図12(b)に示すように、デッキ材4を桁材2の端へ向かってスライドさせ、パレット1から外す。続いて、図12(c)に示すように、外したデッキ材4の固定部材33の第2リベット38と、固定部材34の第4リベット40を破壊し、デッキ材4とデッキ中材31を固定部材33から分離し、新たなデッキ材4及びデッキ中材31と交換する。デッキ中材31が使用できる場合は、デッキ材4のみを交換してもよい。
新たなデッキ材4の取り付けは、取り外し作業の逆の手順で行える。すなわち、新たなデッキ材4に第2リベット38でデッキ中材31と固定部材33を取り付け、第4リベット40で中間固定部材34を取り付けた後、デッキ材4を桁材2及び中間桁材3に差し込み、所定位置までスライドさせた後、図示しないリベッターを用いて、第1リベット37、第3リベット39により固定部材33と桁材2及び、固定部材34と中間桁材3を固定する。
<交換手順2>
桁材2の中間に位置するデッキ材4を交換するには、図14(a)に示すように、当該デッキ材4と桁材2を固定している固定部材33の第1リベット37、及び当該デッキ材4と中間桁材3と固定している中間固定部材34の第3リベット39を破壊する。このリベットの破壊作業は、デッキ材4とデッキ材4の間の隙間から手を入れて行うことができる。
リベット37,39を破壊した後、図14(b)に示すように、デッキ材4を隣接する一方(図では左方)のデッキ材4に向かってスライドさせ、下のデッキ材4より20mm程度ずらす。続いて、下のデッキ材4とデッキ材4の隙間から、手を入れて、交換するデッキ材4の固定部材33の一方の第2リベット38と、中間固定部材34の一方の第4リベット40を破壊する。同様に、デッキ材4を隣接する他方(図では右方)のデッキ材4に向かってスライドさせ、下のデッキ材4より20mm程度ずらし、交換するデッキ材4の固定部材33の他方の第2リベット38と、中間固定部材34の他方の第4リベット40を破壊する。このとき、固定部材33,34が桁材2及び中間桁材3から離脱しないように、テープ等で固定しておくことが好ましい。
このように、第2リベット38、第4リベット40を破壊した後、図14(c)に示すように、デッキ材4の両端のデッキ中材31をドライバ等を利用して桁材2の凹部13からデッキ材4の中に押し込み、デッキ材4をパレット1から上方に外し、新たなデッキ材4及びデッキ中材31と交換する。デッキ中材31が使用できる場合は、デッキ材4のみを交換してもよい。
新たなデッキ材4の取り付けは、取り外し作業の逆の手順で行える。すなわち、新たなデッキ材4にデッキ中材31を挿入した状態で、パレット1の所定位置から20mm程度ずれた位置に載置し、デッキ中材31をデッキ材4の端部から引き出し、桁材2の凹部13に挿入する。続いて、デッキ材4に第2リベット38で固定部材33を取り付けるとともに、第4リベット40で中間固定部材34を取り付けた後、デッキ材4を所定位置までスライドさせた後、リベッターを用いて、第1リベット37により固定部材33と桁材2を固定するとともに、第3リベット39による固定部材34と中間桁材3を固定する。
<交換手順3>
パレット1の一方の面の全てのデッキ材4すなわち上部パレット全体を交換するには、図15に示すように、連結部材7と中間連結部材26の全てのリベット23を破壊し、連結部材7と中間連結部材26を桁材2及び中間桁材3から分離すると、上部桁材5、上部中間桁材24及びデッキ材4を取り外し、新たな上部パレットに交換することができる。
<交換手順4>
交換手順1,2に示すように、一部のデッキ材4を交換する場合でも、交換手順3と同様に、連結部材7と中間連結部材26の全てのリベット23を破壊し、連結部材7と中間連結部材26を桁材2及び中間桁材3から分離し、上部又は下部パレット全体を取り外してから、当該パレットを裏返し、当該一部のデッキ材4を固定しているリベット37,38を破壊して交換するようにしてもよい。
以上のように、本発明のパレットは、損傷した一部の部材を簡単に交換することができる。このため、荷役用にパレットを使用する使用者は、デッキ材の一部が損傷した場合、その部材だけを購入して、自ら交換作業を行い、再使用することができる。また、損傷した場合の部品交換だけでなく、使用者が望むカラーのデッキ材を取り付けて納品することも可能である。
本発明は、前記実施形態に限るものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々修正、変形することができる。
例えば、前記実施形態では、両面型のパレットであるが、片面型のパレットとしてもよい。また、デッキ材4のピッチや個数は任意である。特に、デッキ材4を固定するリベット37のリベット孔17を桁材2の長手方向に長い長孔とし、デッキ材4を桁材2の長手方向にスライド可能にして、部分的にデッキ材4の間の隙間を変えられるようにしてもよい。さらに、前記実施形態では固着部材としてブラインドリベットを用いたが、ブラインドナットを使用するねじを用いてもよい。さらに、前記実施形態ではアルミニウム製パレットを用いたが、ステンレス等の他の金属製パレットにも適用できる。
前記実施形態では、デッキ中材31は、両側の開口部が、デッキ材4の幅方向に向くように、デッキ材4に挿入されているが、両側の開口部が、デッキ材4の長手方向に向くように、デッキ材4に挿入されてもよい。これにより、デッキ材4の両側の開口部が外部から見えなくなるので、美観が向上する。また、パレットの材質は、アルミニウムに限らす、鉄、ステンレス等の他の金属、あるいは合成樹脂でもよい。アルミニウム押出成形材の板厚は、1.6mm、2mm等、任意である。
1 パレット
2 桁材
3 中間桁材
4 デッキ材
8 段部
9 支持部
10 中材支持部
11 垂直片
12 水平片
13 凹部
29 リブ
31 デッキ中材
33 固定部材
34 中間固定部材
37 リベット(第1リベット)
38 リベット(第2リベット)
39 リベット(第3リベット)
40 リベット(第4リベット)


本発明に係るパレットは、
平行に配設された複数の中空の桁材と、
前記桁材に直交するように前記桁材に一定間隔で載置された複数の中空のデッキ材と、
前記デッキ材の両端に出し入れ可能に設けられたデッキ中材と、
前記桁材の側壁と前記デッキ材の底壁を連結して固定する固定部材とを有し、
前記桁材に、前記デッキ材の両端から突出する前記デッキ中材を前記デッキ材の長手方向に挿入し引き出すことができる凹部と、前記デッキ材の両端部を支持する支持部とが形成され、
前記固定部材は、前記桁材の側壁を貫通する第1固着部材と、前記デッキ材の底壁及び前記デッキ中材の底壁を貫通する第2固着部材とにより固定され
前記第1固着部材と前記第2固着部材を破壊して、前記デッキ中材を前記桁材の前記凹部から前記デッキ材の中に押し入れることにより前記デッキ材を取り外して交換できるように構成されている

Claims (7)

  1. 平行に配設された複数の中空の桁材と、
    前記桁材に直交するように前記桁材に一定間隔で載置された複数の中空のデッキ材と、
    前記デッキ材の両端に出し入れ可能に設けられたデッキ中材と、
    前記桁材の側壁と前記デッキ材の底壁を連結して固定する固定部材とを有し、
    前記桁材に、前記デッキ材の両端から突出する前記デッキ中材を挿入する凹部と、前記デッキ材の両端部を支持する支持部とが形成され、
    前記固定部材は、前記桁材の側壁を貫通する第1固着部材と、前記デッキ材の底壁及び前記デッキ中材の底壁を貫通する第2固着部材とにより固定されていることを特徴とするパレット。
  2. 前記桁材の間に配設され、前記デッキ材の中間部を支持する中間桁材と、
    前記中間桁材の側壁と前記デッキ材の底壁を連結して固定する中間固定部材とをさらに有し、
    前記中間固定部材は、前記中間桁材の側壁を貫通する第3固着部材と、前記デッキ材の底壁を貫通する第4固着部材により固定されていることを特徴とする請求項1に記載のパレット。
  3. 前記デッキ材は、両側端より下方に突出するリブを有し、前記リブの下面が前記支持部に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパレット。
  4. 前記凹部は、前記桁材の上面と、該上面から立ち上がる垂直片と、該垂直片の上端から水平に延びる水平片とで形成され、前記デッキ材の端面に向かって開口していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパレット。
  5. 前記桁材の上壁に段部が形成され、前記段部の内側に前記支持部が形成され、前記段部の外側に凹部が形成され、前記支持部は前記凹部より低い位置に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパレット。
  6. 前記デッキ中材は、中空で、前記デッキ材の幅方向に両端が開口していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパレット。
  7. 前記デッキ中材は、中空で、前記デッキ材の長手方向に両端が開口していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパレット。


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