JP2005271939A - 紙製パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】木製やプラスチック製のパレットと同程度の耐荷重強度、耐久性を備え、且つ低コストで作製可能で、廃棄処理も容易な紙製パレットを提供する。
【解決手段】金属薄板からなる所要数の補強桟3を、桁部材2が接着されたデッキボード1の下面に差し込めば、デッキボード1に所要の耐荷重強度、耐久性が付与される。金属材の補強桟3と、紙材のデッキボード1、桁部材2と、合成樹脂製のジョイント部材5を分離できるので、長期の使用により廃棄処理するに至った紙製パレットAを分別し、各々再利用することが可能になる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、多層段ボール等の板紙により作製される紙製のパレットに関する。
従来から、段ボール等の板紙からなるデッキボードの下面に、段ボール等の板紙からなる所要数の桁部材をフォーク受け入れ用の隙間をあけて並列状に貼り付けてなる紙製パレットが知られている。
この種紙製パレットは、軽量で、安価に作製でき、しかも、廃棄の際の分解(解体)に手間がかからず、且つリサイクル性にも優れるため、木製又はプラスチック製のパレットに変わって普及してきている。
ところで、この種紙製パレットにおいては、デッキボード上に載せられた荷物の荷重に対する耐荷重強度が不足し、桁部材が押し潰されたり、或いは、荷積みや荷降ろしの際に挿し込まれたフォーク爪が支点となってデッキボードが折れ曲がってしまうなどの問題が未だに残されている。
このような問題を解消するには、デッキボードや桁部材を形成する板紙として、多層段ボールを複数枚貼り合せたものを用いたり、或いは特許文献1、2などに開示されるように、耐荷重強度に優れ、木製の板材と同等の撓み強度が得られる構造の紙製パレットを用いることが考えられる。
実開平7−28025号公報 特開2001−122264号公報
しかし、多層段ボールを複数枚貼り合せた板紙を用いてデッキボードや桁部材を作製したり、前記特許文献に開示されたような複雑な構成の紙製パレットとする場合、作製に手間が掛かると共に紙材の使用量が多くなるので、木製やプラスチック製のパレットよりも製造コストが高くなる虞れがある。
本発明はこの様な従来事情に鑑みてなされたもので、木製やプラスチック製のパレットと同程度の耐荷重強度、耐久性を備え、且つ低コストで作製可能な新規な紙製パレットを提供することを課題とする。また本発明は、前記課題に加え廃棄処理も容易である紙製パレットを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明に係る紙製パレットは、段ボール等の板紙からなるデッキボードの下面に、段ボール等の板紙からなる所要数の桁部材をフォーク挿入用の隙間をあけて並列状に貼り付け、且つ前記デッキボードの下面に、金属薄板からなる所要数の補強桟を、所定の間隔をあけて、前記桁部材と直交する方向に沿って取り付けてなることを特徴とする。
このように構成した場合、多層段ボールを複数枚貼り合せた板紙を用いてデッキボードや桁部材を作製したり、複雑な構造の紙製パレットとするようなことなく、金属薄板からなる所要数の補強桟をデッキボード下面に取り付けるだけで、デッキボードに所要の耐荷重強度、耐久性を付与することができる。
前記各補強桟は、前記各桁部材に設けた差込孔に抜き差し自在に差し込まれて、デッキボードと各桁部材に対し分離可能に取り付けられていることが好ましい。
このような構成とした場合、各補強桟と、デッキボード、桁部材とを容易に分離することができるので、長期の使用により廃棄処理するに至った紙製パレットを、紙材と金属材に容易に分別し、各々再利用することが可能になる。
前記各補強桟の長さ方向の両端部に、前記差込孔に係脱自在に係合して、該補強桟がデッキボード下面に取り付けられた状態を解除可能に維持するジョイント部材を設けることが好ましい。
このような構成とした場合、各補強桟がデッキボード下面に移動不能に取り付けられるので、使用中に補強桟が脱落するような虞れがなく、安全な運搬作業を可能としながら、前記の利点を得ることができる。
前記ジョイント部材が、前記補強桟の端部に着脱自在に装着されていることが好ましい。
このような構成によれば、例えば、差込孔に対し弾性係合が可能なようジョイント部材を合成樹脂で成形したとしても、ジョイント部材と補強桟を分離することができるので、廃棄処理に際し、補強桟を金属材と合成樹脂材に容易に分別して、各々再利用することが可能になる。
本発明以上説明したような構成としたので、木製やプラスチック製のパレットと同程度の耐荷重強度、耐久性を備え、且つ低コストで作製可能な新規な紙製パレットを提供することができた。
また、構成要素であるデッキボード,桁部材と補強桟とを分離可能にした場合は、廃棄の際の分解を容易に行えると共に、紙材と金属材に容易に分別できるので、廃棄後の処理やリサイクル性をも考慮した地球環境にやさしい紙製パレットとして提供することができる。ジョイント部材を備えた場合は、使用時の安全性を考慮しながら前記効果を得ることができる。さらに、ジョイント部材を分離可能とした場合、補強桟のさらなる細分化を可能として、前記効果をより実効あるものとし得るなど、多くの効果を有する。
以下、本発明の実施形態の一例を図1〜図6を参照して説明する。
本例の紙製パレットAは、前後二方向にフォーク挿入用の隙間Sを有する所謂二方差しタイプのパレットであり、デッキボート1の下面に所要数の桁部材2と補強桟3を取り付けてなる。
デッキボード1は多層段ボールなどの板紙からなる四角形板で、その下面に、多層段ボールなどの板紙からなる桁部材2が、フォーク挿入用の隙間Sをあけて並列状に複数貼り付けられている。
それぞれの桁部材2の上面(デッキボード1に対する貼り付け面)には、補強桟3が抜き差し自在に差し込まれる差込孔となる凹部4が、所定間隔毎に形成されている。また、それぞれの桁部材2の左右側面における前記凹部4の直下には、後述するジョイント部材5のストッパー片5cが抜き差し自在に差し込まれる係合孔6が形成されている。
補給桟3は、所定の金属材、例えばメッキ鋼板などの金属薄板を、図6に示すような凹凸断面となるよう成形したスチール板からなり、前記凹部4に抜き差し自在に差し込まれて、各桁部材2と直交する状態で、デッキボード1の下面に着脱可能に装着されている。
また、各補強桟3は、長さ方向の両端部に取り付けたジョイント部材5により、デッキボード1への装着状態が維持され、不用意な脱落が防止されている。
ジョイント部材5は、図6に示すように、補強桟3の凹部3aに抜き差し可能に挿入される略櫛歯状の連結部5aと、該連結部5aに対し略直角に折り曲げ自在に連設されるストッパー面5bと、該ストッパー面5bに対し略直角に折り曲げ自在に連設されるストッパー片5cを所望の合成樹脂材などで一体成形してなり、そのストッパー片5cを前記係合孔6に差し込むことで補強桟3に摺動を防止して、補強桟3のデッキボード1への装着状態を維持するようになっている。
前記連結部5aには、補強桟3の端部に設けた孔3bに嵌入される突起5dが突設されており、使用中などにジョイント部材5が補強桟3かる不用意に抜けることがないよう考慮されていると共に、廃棄処理等の際に、合成樹脂製のジョイント部材5と金属製の補強桟3とを容易に分別し得るようになっている。
ストッパー面5bは、桁部材2の側面に当接して前記ストッパー片5cとの協働で補強桟3の摺動を防止する機能と、両端に設けた切欠き部5eを手掛け部として、補強桟3の抜き差し(デッキボード1に対する補強桟3の取り付け、取り外し)を行う際の操作片としての機能を備えている。
以上のような構成になる本例の紙製パレットAによれば、図3、図4に示すように、デッキボード1の下面に接着された各桁部材2の凹部4に対し、各補強桟3を差し込んだ後、該補強桟3の両端のジョイント部材5,5を折り曲げてそのストッパー片5cを、両端に位置する桁部材2,2の係合孔6に差し込むことで、補強桟3のデッキボード1への装着状態が維持される。
この組み立て状態(図1、図2の状態)において、各桁部材2と補強桟3により、多層段ボールを複数枚貼り合せた場合と同程度若しくはそれ以上の耐荷重強度と耐久性がデッキボード1に付与される。また、ジョイント部材5により各補強桟3の摺動が防止されるので、使用中に補強桟が脱落するような虞れがなく、安全に運搬作業などを行うことができる。
また、紙製パレットAを廃棄処分する場合は、ジョイント部材5によるロック状態を解除した後、各補強桟3を引き抜き、さらに各ジョイント部材5を補強桟3から引く抜くことで、紙材であるデッキボード1,各桁部材2と、金属材である各補強桟3と、合成樹脂材である各ジョイント部材5に分別して処理することができる。
以上、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明したが、本発明に係る紙製パレットは図示例に限定されず、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において種々の変更が可能であることは言うまでも無い。
本発明に係る紙製パレットの実施形態の一例を示す斜視図。 図1に示す紙製パレットの中央縦断拡大正面図。 図1に示す紙製パレットの底面側の斜視図で、補強桟を抜き差しする状態を示す。 図3における補強桟の端部を示す拡大断面図で、(a)はジョイント部材によるロックが解除された状態、(b)は同ロック状態を表す。 桁部材の斜視図。 補強桟の端部とジョイント部材を示す拡大斜視図。
符号の説明
A:紙製パレット
1:デッキボード
2:桁部材
3:補強桟
4:凹部(差込孔)
5:ジョイント部材

Claims (4)

  1. 段ボール等の板紙からなるデッキボードの下面に、段ボール等の板紙からなる所要数の桁部材をフォーク挿入用の隙間をあけて並列状に貼り付け、且つ前記デッキボードの下面に、金属薄板からなる所要数の補強桟を、所定の間隔をあけて、前記桁部材と直交する方向に沿って取り付けてなる紙製パレット。
  2. 前記各補強桟が、前記各桁部材に設けた差込孔に抜き差し自在に差し込まれて、デッキボードと各桁部材に対し分離可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の紙製パレット。
  3. 前記各補強桟の長さ方向の両端部に、前記差込孔に係脱自在に係合して、該補強桟がデッキボード下面に取り付けられた状態を解除可能に維持するジョイント部材を設けたことを特徴とする請求項2記載の紙製パレット。
  4. 前記ジョイント部材が前記補強桟の端部に着脱自在に装着されていることを特徴とする請求項3記載の紙製パレット。
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