JP4261415B2 - 組立て・分解自在のコンテナおよびその補強方法 - Google Patents
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Description
前記スリーブにて構成されるべき周壁内に、当該コンテナが組立てられたときに鉛直方向を向くように挿入された長尺状の鋼鉄製補強板を備えることを特徴とする。
前記挿入された補強板の端部の一方または双方に相当する位置で前記スリーブを挟み込むように前記スリーブの周縁部に取り付けられたコの字型部材を更に備えることを特徴とする。
前記補強板は、流動性を有する接着剤を塗布された状態で前記周壁内に挿入されて当該接着剤によって固定されていることを特徴とする。
前記スリーブにて構成されるべき周壁内に、当該コンテナが組立てられたときに鉛直方向を向くように長尺状の鋼鉄製補強板を挿入するステップを備えることを特徴とする。
前記挿入された補強板の端部の一方または双方に相当する位置で前記スリーブを挟み込むようにコの字型部材を前記スリーブの周縁部に取り付けるステップを更に備えることを特徴とする。
前記補強板が前記周壁内に挿入される前に前記補強板に流動性を有する接着剤を塗布するステップを更に備えることを特徴とする。
前記周壁内に前記補強板を挿入しない状態で前記コンテナによる物品の搬送および前記コンテナの返送を所定回数だけ繰り返した後に、前記補強板が前記周壁内に挿入されることを特徴とする。
前記周壁を少なくとも1対の直線状剛性部材によって挟み込むステップを更に備え、
前記少なくとも1対の直線状剛性部材によって挟み込まれた前記周壁内に前記補強板が挿入されることを特徴とする。
また、補強板は鋼鉄製であるので、スリーブの耐久性を大きく向上させることができる。一方、補強板は、周壁内に挿入されるので、錆びにくく、また、錆びた場合にもコンテナの外観を損なうことがない。
上記第5の発明によれば、第2の発明と同様の効果を奏する。
上記第6の発明によれば、第3の発明と同様の効果を奏する。
<1.全体構成および使用方法>
まず、本発明の一実施形態に係る組立て・分解自在のコンテナの全体的な構成および使用方法について説明する。図1は、本実施形態に係るコンテナの構成を示す分解斜視図である。このコンテナは、底面を構成すべきパレット10と、周壁を構成すべきスリーブ20と、上面を構成すべき蓋部材30とから構成される。パレット10は、合成樹脂(例えばポリエチレンやポリプロピレンなど)からなり、このパレット10の周縁部には、スリーブ20の下端部を着脱自在に差し込めるように溝が設けられている。スリーブ20は、段ボール製の4角筒状部材であって、1対の対向壁には折り曲げ線BLが形成されており、図2(a)に示すように折り曲げ線BLで折り曲げることにより、図2(b)に示すように折り畳むことができる。スリーブ20の素材としては多層段ボール(例えば3層段ボール)が好ましいが、これに限定されるものではない。蓋部材30は、コンテナが組み立てられたときにスリーブ20の上方開口を覆う上蓋に相当し、パレット10と同様の合成樹脂からなる。そして、蓋部材30の周縁部には、スリーブ20の上端部を着脱自在に差し込めるように溝が設けられている。
図5は、本実施形態におけるスリーブ20を補強するための手順を示すフローチャートであり、上述のように、コンテナについて組立て→搬送→分解→返送という一連のステップが所定回数だけ繰り返されたときに、すなわち、組立て状態のコンテナによる物品の搬送および分解状態でのコンテナの返送が所定回数だけ繰り返されたときに、そのコンテナのスリーブ20に対して以下の手順で加工が施され、これにより、スリーブ20にて構成されるべき周壁内に長尺状の補強板が挿入される。
上述のような本実施形態によれば、段ボール製のスリーブ20にその高さにほぼ等しい長さの長尺状補強板200が挿入されることで、スリーブ20が補強され、これにより、物品を収容した状態でのコンテナの段積みや搬送作業などによってスリーブ200が折れ曲がったり損傷を受けたりするのを防止することができる。したがって、段ボール製スリーブを使用する従来のコンテナよりも耐久性が向上し、組立て→搬送→分解→返送という一連のステップにてコンテナを繰り返し使用できる回数が増え、その結果、省資源化に寄与し、物流コストも低減できる。しかも、補強板200はスリーブ20にて構成されるべき周壁内に挿入されるので、コンテナの組立てや分解時における作業性が低下することはなく、また、補強板200によって余分なスペースを必要とすることもない。
上記実施形態におけるスリーブ20の補強方法では、補強板200は、スリーブ20にて構成されるべき周壁内に挿入される前に液状接着剤を塗布されるが、液状接着剤を塗布することなく、補強板200を周壁内に挿入してもよい。この場合においても、その挿入された補強板200の両端に相当する位置でスリーブ20を挟み込むように2個のコの字型部材202が取り付けられるので(ステップS40)、スリーブ20内の補強板200の脱落が防止される。一方、補強板200に塗布される液状接着剤の接着力が十分に大きい場合には、スリーブ20周縁部における補強板200の両端に相当する位置に取り付けるべき2個のコの字型部材202の一方または双方を省略してもよい。ただし、スリーブ20内に挿入された補強板200の端部によるパレット10や蓋部材30の損傷防止の観点から、上記2個のコの字型部材202をスリーブ20に取り付けるのが好ましい。
20 …スリーブ
30 …蓋部材
100 …曲がり矯正具
102 …係合部材
102h …貫通孔
200 …(長尺状)補強板
202 …コの字型部材
202p …爪
202q …突起
206 …押圧ツール
Claims (8)
- 底面を構成すべきパレットと、当該パレット上に載置されて周壁を構成すべき段ボール製のスリーブと、当該スリーブの上方開口を覆うように配置されて上面を構成すべき蓋部材とを有する組立て・分解自在のコンテナであって、
前記スリーブにて構成されるべき周壁内に、当該コンテナが組立てられたときに鉛直方向を向くように挿入された長尺状の鋼鉄製補強板を備えることを特徴とするコンテナ。 - 前記挿入された補強板の端部の一方または双方に相当する位置で前記スリーブを挟み込むように前記スリーブの周縁部に取り付けられたコの字型部材を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載のコンテナ。
- 前記補強板は、流動性を有する接着剤を塗布された状態で前記周壁内に挿入されて当該接着剤によって固定されていることを特徴とする、請求項1に記載のコンテナ。
- 底面を構成すべきパレットと、当該パレット上に載置されて周壁を構成すべき段ボール製のスリーブと、当該スリーブの上方開口を覆うように配置されて上面を構成すべき蓋部材とを有する組立て・分解自在のコンテナの補強方法であって、
前記スリーブにて構成されるべき周壁内に、当該コンテナが組立てられたときに鉛直方向を向くように長尺状の鋼鉄製補強板を挿入するステップを備えることを特徴とする補強方法。 - 前記挿入された補強板の端部の一方または双方に相当する位置で前記スリーブを挟み込むようにコの字型部材を前記スリーブの周縁部に取り付けるステップを更に備えることを特徴とする、請求項4に記載の補強方法。
- 前記補強板が前記周壁内に挿入される前に前記補強板に流動性を有する接着剤を塗布するステップを更に備えることを特徴とする、請求項4に記載の補強方法。
- 前記周壁内に前記補強板を挿入しない状態で前記コンテナによる物品の搬送および前記コンテナの返送を所定回数だけ繰り返した後に、前記補強板が前記周壁内に挿入されることを特徴とする、請求項4に記載の補強方法。
- 前記周壁を少なくとも1対の直線状剛性部材によって挟み込むステップを更に備え、
前記少なくとも1対の直線状剛性部材によって挟み込まれた前記周壁内に前記補強板が挿入されることを特徴とする、請求項4または7に記載の補強方法。
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