JP2019048553A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行時の安定性が良好になるように電装品ユニットを配置した鞍乗型車両を提供する。【解決手段】自動二輪車1は、燃料タンク55と、エンジン40と、エアクリーナボックス56と、電装品ユニット60と、を備える。燃料タンク55は、燃料を貯留する。エンジン40は、燃料タンク55に貯留されている燃料により駆動される。エアクリーナボックス56は、エンジン40に供給される空気を浄化する。電装品ユニット60は、電気により駆動される2種以上の電装品で構成される。燃料タンク55とエンジン40は上下に並べて配置されており、その間の空間に、エアクリーナボックス56の少なくとも一部が位置している。電装品ユニット60の少なくとも一部の前後方向の位置は、燃料タンク55の後端よりも前方であるとともに、エアクリーナボックス56よりも後方である。【選択図】図1

Description

本発明は、主として、鞍乗型車両の電装品ユニットのレイアウトに関する。
従来から、鞍乗型車両には多数の電装品が配置されている。電装品は、熱及び振動等の影響が少ない箇所にまとめて配置されることがある。特許文献1では、燃料タンクの前方に配置されるエアクリーナの上面に、レギュレータ及び制御ユニットが配置されている。特許文献1の鞍乗型車両では、エアクリーナの上面は走行風が当たり易く、更に、エアクリーナは高温となりにくいので、比較的低温となる箇所に複数種類の電装品(電装品ユニット)を配置できる。
特開2006−123656号公報
しかし、特許文献1では、電装品ユニットが鞍乗型車両の前部かつ上部に配置されるため、重心から遠い位置に電装品が配置されることがある。そのため、走行時の鞍乗型車両の安定性等について、改善の余地があった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、熱及び振動の比較的少ない箇所であって、かつ、重心近く(エンジン又は車両中央の近く)に電装品ユニットを配置して走行時の安定性を向上させた鞍乗型車両を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の鞍乗型車両が提供される。即ち、この鞍乗型車両は、燃料タンクと、エンジンと、エアクリーナボックスと、電装品ユニットと、を備える。前記燃料タンクは、燃料を貯留する。前記エンジンは、前記燃料タンクに貯留されている燃料により駆動される。前記エアクリーナボックスは、前記エンジンに供給される空気を浄化する。前記電装品ユニットは、電気により駆動される2種以上の電装品で構成される。前記燃料タンクと前記エンジンは上下に並べて配置されており、その間の空間に、前記エアクリーナボックスの少なくとも一部が位置している。前記電装品ユニットの少なくとも一部の前後方向の位置は、前記燃料タンクの後端よりも前方であるとともに、前記エアクリーナボックスよりも後方である。
これにより、電装品ユニットを中央寄りに配置できるので、電装品ユニットが車両の重心の近くに位置し易くなるため、走行時において鞍乗型車両を安定させることができる。
本発明によれば、走行時の安定性が良好になるように電装品ユニットを配置した鞍乗型車両を提供できる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の側面図。 自動二輪車の平面図。 電装品ユニット及びその近傍に配置される部品を示す側面図。 電装品ユニットの構成及び電装品ユニットから延びるハーネスを模式的に示す平面図。 収容ボックスの斜視図。 蓋部を外した状態の収容ボックスの斜視図。 カウル構成部材を外した状態の自動二輪車の側面図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明では、自動二輪車1が前進する方向を前として、前後左右の方向を定義する(即ち、自動二輪車1に乗車した運転者から見た方向で左右方向を定義する)。また、鉛直方向上側及び下側を上側及び下側と定義する。また、位置関係、大きさ、又は形状等を説明する用語は、その用語の意味が完全に成立している状態だけでなく、その用語の意味が略成立している状態も含むものとする。また、AがBに取り付けられていると称したときにおいて、AがBに直接取り付けられている構成だけでなく、他の取付部材等を介してAがBに取り付けられている構成も含むものとする。
初めに、自動二輪車(鞍乗型車両)1の概要について、図1から図3を参照して説明する。図1は、自動二輪車1の側面図である。図2は、自動二輪車1の平面図である。図3は、電装品ユニット60及びその近傍に配置される部品を示す側面図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、エンジン40と、フロントタイヤ41と、リアタイヤ42と、を備える。これらの部材は、図1に示す車体フレーム10によって支持されている。車体フレーム10は、ヘッドパイプフレーム11と、メインフレーム12と、ロアフレーム13と、リアフレーム17と、リアステー18と、を含んで構成されている。
ヘッドパイプフレーム11には、図略のステアリングシャフトを挿入するためのシャフト挿入孔が形成されている。ヘッドパイプフレーム11の上部には、図1及び図2に示すアッパーブラケット43が取り付けられている。アッパーブラケット43及び図略のロアブラケットには、左右一対で配置されるフロントフォーク44を挿入するためのフォーク挿入孔がそれぞれ形成されている。この構成により、アッパーブラケット43及びロアブラケットは、フロントフォーク44を支持している。フロントフォーク44の下部にはフロントタイヤ41が回転可能に取り付けられている。また、フロントタイヤ41の上部には、フロントフェンダ45が配置されている。
ヘッドパイプフレーム11には、メインフレーム12及びロアフレーム13が接続されている。メインフレーム12は、左右一対で配置されており、ヘッドパイプフレーム11の上部から後方(後ろ斜め下方)に延びるようにそれぞれ配置されている。ロアフレーム13は、左右一対で配置されており、ヘッドパイプフレーム11の下部から後方(後ろ斜め下方)に延びるようにそれぞれ配置されている。ロアフレーム13の後端にはエンジン40が取り付けられている。
メインフレーム12の後端には、左右一対のリアフレーム17がそれぞれ取り付けられている。リアフレーム17は、メインフレーム12の後端(エンジン40への取付箇所)から後方(後ろ斜め上方)に延びるように配置されている。また、図3に示すように、メインフレーム12の後端には、更に、左右一対のフレーム連結部材16がそれぞれ取り付けられている。フレーム連結部材16は、リアフレーム17よりも下方において、後方(後ろ斜め下方)に延びるように配置されている。フレーム連結部材16の後端には、スイングアームブラケット15が取り付けられている。
スイングアームブラケット15は、フレーム連結部材16の後端から下方に延びるように配置されている。スイングアームブラケット15には、スイングアーム46が取り付けられている。スイングアーム46は、図1に示すように後方に延びるように配置されている。スイングアーム46の後部には、リアタイヤ42が回転可能に取り付けられている。エンジン40で発生した動力は、図略のドライブチェーンを介してリアタイヤ42に伝達される。
また、スイングアームブラケット15の上部には、取付部材21を介して、リアサスペンション20が取り付けられている。スイングアーム46は、リアサスペンション20によって弾性的に支持されている。具体的には、リアサスペンション20は、図略のリアサスペンション取付機構を介して、スイングアームブラケット15の上部とスイングアーム46とを連結している。この構成により、路面からリアタイヤ42が受ける衝撃を吸収することができる。
リアフレーム17の下方には、左右一対のリアステー18が配置されている。リアステー18は、後方(後ろ斜め上方)に延びるように配置されている。リアフレーム17及びリアステー18は、リアタイヤ42の上方に位置するリアフェンダ47を支持する。
フロントタイヤ41の後方には、ラジエータ54が配置されている。ラジエータ54の内部には、エンジン40を冷却するための冷却水(冷却媒体)が流れている。ラジエータ54は、外気との熱交換によって、この冷却水の放熱を行う。
アッパーブラケット43には、ステアリングハンドル51が取り付けられている。運転者がステアリングハンドル51を回動させることで、アッパーブラケット43及びフロントフォーク44が回動するため、自動二輪車1を旋回させることができる。ステアリングハンドル51の前方には、車速、エンジン回転速度、及び警告情報等を表示可能なメータ装置52が配置されている。メータ装置52の更に前方には、前方に光を照射するためのヘッドランプ53が配置されている。
アッパーブラケット43の後方であってエンジン40の上方には、エンジン40に供給するための燃料が貯留される燃料タンク55が配置されている。図3に示すように、燃料タンク55は、前部に形成された取付ピン55aによって、取付ブラケットを介してメインフレーム12に取り付けられている。また、燃料タンク55は、後部に形成された取付座55bによって、取付ブラケットを介して左右一対のリアフレーム17にそれぞれ取り付けられている。また、燃料タンク55の下面(具体的には前後方向及び左右方向の中央近傍)には、上に凸となるように凹んだ部分が存在する。この凹んだ部分を含む空間には、エアクリーナボックス56が配置されている。
エアクリーナボックス56は、エンジン40へ供給するための外気を取り込むとともに、当該外気を浄化する。エアクリーナボックス56は、エンジン40の上方に配置されている。また、エアクリーナボックス56は、側面視において、メインフレーム12及びリアフレーム17と重なるように配置されている。また、平面視において、エアクリーナボックス56は、燃料タンク55と重なるように(特に本実施形態ではエアクリーナボックス56の全体が燃料タンク55と重なるように)配置されている。図3に示すようにエアクリーナボックス56は、吸入ダクト56aと、エアフィルタ56bと、送出ダクト56cと、を備える。
吸入ダクト56aは、エアクリーナボックス56の内側と外側(具体的には前方側)を接続するように配置されたダクトであり、エアクリーナボックス56の外側から外気が吸入される。エアフィルタ56bは、吸入した外気に含まれる塵埃等を除去して当該外気を浄化する。送出ダクト56cは、エアフィルタ56bが塵埃等を除去した外気をエンジン40へ送出する。なお、送出ダクト56cは、吸入ダクト56aよりも後方に配置されている。また、送出ダクト56cは、下方(詳細には前斜め下方)に配置されたスロットルボディ59に向けて外気を送出する。
スロットルボディ59は、エアクリーナボックス56(詳細には送出ダクト56c)とエンジン40との間に配置されている。燃料タンク55に貯留された燃料は燃料ポンプによって燃料噴射装置に供給される。一例として燃料噴射装置はスロットルボディ59に備え付けられている。スロットルボディ59は、エアクリーナボックス56で浄化した空気と、燃料噴射装置によって供給される燃料と、をエンジン40へ供給する。スロットルボディ59は、エンジン40へ供給する外気の量を調整するための図略の弁を備えている。この弁は、運転者のスロットル操作に応じて開度が変化する。あるいは、運転者のスロットル操作に応じて、後述のエンジン制御ユニット61が弁の開度を調整する制御を行う。また、エンジン制御ユニット61は、エンジン40へ供給する外気の量、運転者のスロットル操作の操作量、エンジン40に取り付けられた各種センサから受信した信号等に応じて、燃料を噴射する量及び燃料を噴射するタイミング等を調整する。
燃料タンク55の後方には、運転者が着座するためのシート57が配置されている。シート57の下方には、シート57に着座した運転者が足を載せるためのステップ58が配置されている。運転者は、シート57に着座し、燃料タンク55及びその下方を足で挟み、ステップ58に足を載せることで、体を安定させるとともに重心を左右に移動させて操舵の一部を行う。
自動二輪車1の前部及び側部にはカウル19が設けられている。特に、本実施形態の自動二輪車1のカウル19は、側面視(図1)において、メインフレーム12、リアフレーム17、リアステー18、ラジエータ54、及びエアクリーナボックス56等を覆っている。
次に、自動二輪車1が備える電装品ユニット60のレイアウトについて、更に図4を参照して説明する。図4は、電装品ユニット60の構成及び電装品ユニット60から延びるハーネスを模式的に示す平面図である。図5は、収容ボックス70の斜視図である。図6は、蓋部72を外した状態の収容ボックス70の斜視図である。
本明細書において、電装品とは、電気(電力)により駆動される部品である。従って、バッテリーは電気を供給する部品であるため、本明細書では電装品に該当しない。また、電装品ユニットとは、近接して配置された2種以上の電装品で構成されるものである。例えば、レギュレータと制御ユニットを近接させて配置した構成は電装品ユニットとなる。しかし、例えばLEDを複数並べて配置した構成だけでは電装品ユニットに該当しない。また、電装品ユニットは、2種以上の電装品をひとまとめにした構成と定義することもできる。ひとまとめにした構成とは、例えば、電装品が同じ収容部材に収容されること、電装品の筐体同士が連結されること、又は、電装品が同じ取付部材に取り付けられること等である。
図3及び図4に示すように、本実施形態の電装品ユニット60は、エンジン制御ユニット61と、リレーボックス62と、マグネチックスイッチ63と、を備える。エンジン制御ユニット(ECU)61は、エンジン40に関する制御(例えば、上述の燃料噴射制御及び点火時期調整制御等)を行う。リレーボックス62は、複数のリレーが収容された筐体である。マグネチックスイッチ63は、エンジン40を始動させるためにセルモータに電力を供給するリレー(即ちスタータリレー)である。ここで、エンジン制御ユニット61は、自動二輪車1に関する制御を行う制御系電装品の一種である。また、リレーボックス62及びマグネチックスイッチ63は、電源(電力)の供給又は変換等の処理を行う電源系電装品の一種である。
図3、図4、及び図6に示すように、電装品ユニット60は、エンジン制御ユニット61の上側にリレーボックス62及びマグネチックスイッチ63が配置されている。また、マグネチックスイッチ63は、リレーボックス62と比較して上下方向のサイズが大きいため、マグネチックスイッチ63の上端は、リレーボックス62の上端よりも上側にある。また、リレーボックス62及びマグネチックスイッチ63は、左右に並べて配置されており、右側にリレーボックス62が配置されるとともに、左側にマグネチックスイッチ63が配置されている。
また、図4に示すように、エンジン制御ユニット61、リレーボックス62、及びマグネチックスイッチ63の前部には、それぞれ、電力の供給及び電気信号の伝達の少なくとも一方を行うハーネスが接続されている。これらのハーネスは、前方に延びるように配置されている。これらのハーネスは、電装品ユニット60の前方を左右に通っているハーネス群(複数のハーネスを束ねたもの)に接続される。また、この左右に通っているハーネス群の左端及び右端からは、前方に向かうようにハーネス群が配置されている。この左側のハーネス群には、エンジン制御ユニット61及びリレーボックス62から延びるハーネスの少なくとも一部が含まれているとともに、メータ装置52へ向かうハーネス群が含まれている。このハーネス群をメインハーネス67と称する。このように、本実施形態ではメインハーネス67が電装品ユニット60の近傍を通過するように配置されている。なお、メインハーネス67は、左側ではなく右側に配置される構成であっても良い。
電装品ユニット60の後方にはバッテリー66が配置されている。バッテリー66は、エンジンの駆動力を用いてオルタネータが発電した電気エネルギーを貯蔵する。自動二輪車1が備える電装品は、バッテリー66が電力を供給することで駆動される。バッテリー66は、略直方体状であり、最も短い辺が前後方向と一致するように、かつ、最も長い辺が左右方向と一致するように配置されている。また、図2及び図4に示すように、バッテリー66は、左右方向における位置が電装品ユニット60の少なくとも一部と一致するように(左右方向の位置が重なるように)配置されている。また、図1及び図3に示すように、バッテリー66は、上下方向における位置が電装品ユニット60の少なくとも一部と一致するように(上下方向の位置が重なるように)配置されている。従って、正面視において電装品ユニット60とバッテリー66とは重なるように配置されている。
従来の電装品ユニットは上下方向の位置がシート直下である場合がある。この点、本実施形態の電装品ユニット60は、上下方向の位置がシート57よりも下方に配置されているリアフレーム17よりも更に下方に配置されている。本実施形態では、電装品ユニット60の全体がリアフレーム17の下方に配置されているが、電装品ユニット60の一部のみがリアフレーム17の下方に配置されていても良い。このように、本実施形態では、電装品ユニット60の位置を一般的な位置よりも低くすることができるので、電装品ユニット60の位置を重心に近づけることができる。ここでは一例として、自動二輪車1は重量物であるエンジン40又はその近くに重心が存在する。
なお、電装品ユニット60は、上下方向の位置がエンジン40及びラジエータ54等と重なるように配置されている。また、電装品ユニット60は、上下方向の位置が、エアクリーナボックス56と重なるように配置されているが、エアクリーナボックス56の下端よりも下方に配置されていても良い。また、電装品ユニット60は、非乗車時において、フロントタイヤ41及びリアタイヤ42の車軸位置よりは上方であって、フロントタイヤ41及びリアタイヤ42の上端と重なる位置に配置されている。
従来の電装品ユニットは、前後方向の位置がシートの中央近傍又はその後方に配置される場合がある。この点、本実施形態の電装品ユニット60は、前後方向の位置がシート57の中央近傍よりも前方であり、具体的には燃料タンク55の後端と重なる位置に配置されている。本実施形態では、電装品ユニット60の一部が燃料タンク55の後端よりも前方に配置されているが、電装品ユニット60の全体が燃料タンク55の後端よりも前方に配置されていても良い。また、電装品ユニット60は、少なくとも一部がエアクリーナボックス56の後端よりも後方となるように配置されている。言い換えれば、燃料タンク55の後端とエアクリーナボックス56の後端との間に領域に、電装品ユニット60の少なくとも一部が位置している。このように、本実施形態では、電装品ユニット60の位置を一般的な位置よりも前方にすることができるので、電装品ユニット60の位置を重心に近づけることができる。また、電装品ユニット60の前方には高熱源であってかつ重心の位置に近いエンジン40が配置されるので、エンジン40に近づきすぎないように、かつ、重心よりも前方に離れることを防止するために、エアクリーナボックス56の後端よりも前方には電装品ユニット60は配置されていない。
また、本実施形態では、電装品ユニット60の殆どが燃料タンク55の後端よりも前方に配置されているため、燃料タンク55を取り外さなければ、電装品ユニット60にアクセスできない(アクセスすることが困難となる)。そのため、燃料タンク55を取り外さなければ、電装品ユニット60を構成する電装品を取り外したり、当該電装品の調整を行ったりすることができない。なお、後述のように電装品ユニット60の上方を覆う蓋部72(電装品ユニットカバー)を備える場合、蓋部72の一部(特に蓋部72を取り外すための操作する箇所)の上方に燃料タンク55が配置されていれば、燃料タンク55を取り外さなければ電装品ユニット60にアクセスできない。この構成により、電装品ユニット60の盗難への耐性を高くすることができる。特に、電装品ユニット60にはエンジン制御ユニット61が含まれているため、エンジン制御ユニット61を操作して自動二輪車1のロックを解除して、自動二輪車1が盗難されることも防止できる。また、本実施形態では燃料タンク55の後端の下部に、燃料タンク55をリアフレーム17に取り付けるためのブラケットが配置されているため、電装品ユニット60へのアクセスが更に困難となるため、盗難への耐性を更に高くすることができる。
なお、電装品ユニット60は、前後方向の位置がステップ58、リアサスペンション20、スイングアームブラケット15と重なるように、又は、これらよりも前方となるように配置されている。また、本実施形態では、電装品ユニット60は、バッテリー66の前方に配置されている。詳細には、電装品ユニット60の全体がバッテリー66よりも前方に配置されている。この構成に代えて、電装品ユニット60の一部のみがバッテリー66の前方に配置されていても良い。言い換えれば、電装品ユニット60とバッテリー66の前後方向の位置が重複するように配置されていても良い。
また、電装品ユニット60の左右方向の位置は、左右一対で配置されるリアフレーム17の間である。本実施形態では、電装品ユニット60の全体が左右一対のリアフレーム17の間に配置されているが、電装品ユニット60の一部のみがリアフレーム17の間に配置されていても良い。言い換えれば、電装品ユニット60の一部が左右方向においてリアフレーム17と重なっていても良い。
以上のように電装品ユニット60のレイアウトについて説明したが、上記で説明した電装品ユニット60の位置に、電装品ユニット60に代えて又は加えてバッテリー66が配置されていても良い。また、電装品ユニット60とバッテリー66の位置が上記の説明と反対であっても良い。
次に、電装品ユニット60及びバッテリー66が収容される収容ボックス70について主として図5及び図6を参照して説明する。
上記で説明した電装品ユニット60の配置は、エンジン40に近いため高温となり易く、電装品を配置することが困難となる場合がある。その点を考慮し、本実施形態では、電装品ユニット60の周囲の温度が高くなりにくい構成の収容ボックス70が設けられている。以下、具体的に説明する。
図5及び図6に示すように、収容ボックス70は、容器部71と、蓋部72と、を備えている。容器部71は、底面部31と前面部32と後面部33と側面部34とを備える。図3に示すように、収容ボックス70は、取付部材21に取り付けられた支持ブラケット22によって底面部31が支持されている。また、収容ボックス70の後端は連結ブラケット25を介してリアフェンダ47に接続されている。また、この連結ブラケット25には、バッテリー66の上側に配置されるカバーとも連結されている。また、図6に示すように、収容ボックス70には、電装品ユニット収容部35とバッテリー収容部36とが形成されている。
収容ボックス70の前斜め下方にはエンジン40が配置されているため、収容ボックス70はエンジン40で発生した熱の影響を受け易い。ここで、収容ボックス70は遮熱性を有する材料で構成されている。この構成により、エンジン40から伝わる熱が容器部71(特に底面部31)によって防がれる。
ここで、電装品ユニット60は自ら発熱するため、仮に遮熱性の材料で電装品ユニット60を完全に覆った場合であっても、電装品ユニット60の周囲の温度が高くなることがある。この点を考慮し、本実施形態の収容ボックス70は、エンジン40からの熱を防ぎつつ、走行風を取り込んで電装品ユニット60を冷却可能に構成されている。
具体的には、側面部34は、前方に近づくに従って高さが低くなるように構成されている。従って、側面部34の前部の高さが低くなるため、収容ボックス70の前部において、走行風が側方から取り込まれ易くなる。また、側面部34の後部の高さが高くなるため、取り込んだ走行風が電装品ユニット60を通る前に外部へ流れにくくすることができる。
前面部32の高さは、側面部34の前端の高さと同じかそれよりも低い。そのため、前方から流れてくる走行風を取り込むことができる。ここで、蓋部72は、電装品ユニット60の上側を覆うとともに、電装品ユニット60の前側と後側を開放させるように構成されている。そのため、蓋部72の前端と底面部31とで構成される導入口75から走行風を取り込むことができる。ここで、上述のように電装品ユニット60は前側へ延びるようにハーネスが接続されているため、導入口75はハーネスを通すための開口としても用いられている。
また、収容ボックス70には、蓋部72の後端と底面部31とで構成される排出口76が形成されている。ここで、電装品ユニット60の後方に配置されるバッテリー66は、電装品ユニット60よりも高さが高い。そのため、電装品ユニット60を通過した走行風がバッテリー66及びバッテリー収容部36等に当たりスムーズに排出されない可能性がある。その結果、新たな走行風が導入されにくくなり、走行風による冷却効率が低くなる可能性がある。
これを考慮し、本実施形態では、蓋部72の後部をテーパ形状としている。具体的には、後方に近づくに連れて上方に近づくようなテーパが形成されている。この構成により、電装品ユニット60を通過した走行風は、後ろ斜め上方に向かって流れ易くなるため、走行風をスムーズに排出できる。
次に、図7を参照し、他の電装品の配置の一例について説明する。図7は、カウル19の一部を外した状態の自動二輪車1の側面図である。
上述のように、本実施形態では燃料タンク55を外さないと電装品ユニット60にアクセスすることが困難となる。電装品ユニット60を構成する電装品は、自動二輪車1の所有者が調整及び交換等を行うことがあまり想定されていないため、電装品ユニット60へのアクセスが悪いことは問題とならない。一方で、自動二輪車1には、所有者が調整及び交換等を行うことが想定されている電装品も存在する。これらの電装品はアクセスがし易い箇所に配置されることが好ましい。この種の電装品としては、複数のヒューズが収容されるヒューズボックス、自動二輪車1の診断のためにPC等を接続するためのダイアグカプラ等がある。本実施形態の自動二輪車1は、ヒューズボックス(第2電装品)69をアクセスし易い箇所に配置している。以下、具体的に説明する。
上述のようにメインフレーム12は後ろ斜め下方に延びるように配置され、その後方のリアフレーム17は、後ろ斜め上方に延びるように配置されている。従って、メインフレーム12とリアフレーム17の接続箇所の近傍の上方には、空間が形成されることとなる。ヒューズボックス69は、この空間に配置されている。具体的には、リアフレーム17から上方に突出する取付ブラケット23にヒューズボックス69が取り付けられている。
また、自動二輪車1が備えるカウル19は、複数のカウル構成部材から構成されている。ここで、上記の空間を塞ぐように配置されたカウル構成部材(第2カバー)を図1に示すように符号19aを付けて説明する。カウル構成部材19aは、他のカウル構成部材及び燃料タンク55を取り外すことなく、取外し可能に構成されている。具体的に説明すると、カウル構成部材19aは、他のカウル構成部材及び燃料タンク55等に取り付けることで固定されているが、カウル構成部材19aはカウル構成部材のうち最も表面側(左右方向外側)に配置されている(言い換えれば、カウル構成部材19aの表面には他のカウル構成部材取り付けるための取付孔等が形成されていない)。従って、他のカウル構成部材及び燃料タンク55を取り外すことなく、カウル構成部材19aを取り外すことができる。そして、カウル構成部材19aを取り外すだけでヒューズボックス69にアクセスできる。
以上に説明したように、本実施形態の自動二輪車1は、燃料タンク55と、エンジン40と、エアクリーナボックス56と、電装品ユニット60と、を備える。燃料タンク55は、燃料を貯留する。エンジン40は、燃料タンク55に貯留されている燃料により駆動される。エアクリーナボックス56は、エンジン40に供給される空気を浄化する。電装品ユニット60は、電気により駆動される2種以上の電装品で構成される。燃料タンク55とエンジン40は上下に並べて配置されており、その間の空間に、エアクリーナボックス56の少なくとも一部が位置している。電装品ユニット60の少なくとも一部の前後方向の位置は、燃料タンク55の後端よりも前方であるとともに、エアクリーナボックス56よりも後方である。
これにより、電装品ユニット60を中央寄りに配置できるので、電装品ユニット60が車両の重心の近くに位置し易くなるため、走行時において自動二輪車1を安定させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1は、電装品ユニット60を構成する少なくとも1つの電装品を駆動可能なバッテリー66を備える。正面視において、バッテリー66と電装品ユニット60が重なるように配置されている。電装品ユニット60の少なくとも一部の前後方向の位置は、バッテリー66よりも前方である。
これにより、正面視においてバッテリー66と電装品ユニット60とが重なるため、ハーネスをあまり曲げることなくバッテリー66と電装品ユニット60を接続可能となる。また、電装品ユニット60が車両の重心の更に近くに位置し易くなるため、走行時において自動二輪車1を更に安定させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1において、電装品ユニット60を構成する電装品には、エンジン制御ユニット61及びリレーボックス62が少なくとも含まれている。
エンジン制御ユニット61及びリレーボックス62は重量が大きいため、電装品ユニット60の重量の影響を大きくすることができる。従って、このような電装品ユニット60を上記の位置に配置することで、例えば走行時において自動二輪車1を大幅に安定させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1において、エンジン制御ユニット61及びリレーボックス62の少なくとも一方に接続されるハーネスと、メータ装置52に接続されるハーネスと、を少なくとも束ねたメインハーネス67を備える。メインハーネス67が電装品ユニット60の近傍を通る。
エンジン制御ユニット61及びリレーボックス62は接続されるハーネス数が多いので、これらのうち少なくとも一方をメインハーネスの近くに配置することで、メインハーネス67を短くすることができる。これにより、ハーネスのコストを下げることができる。また、メインハーネス67は太くなり易いため取回し性が悪くなる傾向にある。この点、メインハーネス67を短くすることで、組立ての作業性を向上できる。
また、本実施形態の自動二輪車1は、ヘッドパイプフレーム11から後方に延びるメインフレーム12と、メインフレーム12から後方に延びるリアフレーム17と、を備える。電装品ユニット60の少なくとも一部の上下方向の位置は、メインフレーム12及びリアフレーム17の下方である。
これにより、電装品ユニット60の位置を下げることができるので、自動二輪車1を安定させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1は、電装品ユニット60を収容する収容ボックス70を備える。収容ボックス70には、走行風を導入する導入口75と、導入口75から導入した走行風を排出する排出口76と、が形成されている。
これにより、収容ボックス70を備えることで多数の電装品をまとめて保持可能となり、導入口75及び排出口76を形成することで、走行風により電装品ユニット60を冷却することができる。
また、本実施形態の自動二輪車1において、電装品ユニット60の上方は、蓋部72に覆われている。蓋部72の少なくとも一部が、燃料タンク55によって覆われている。
これにより、燃料タンク55を取り外さないと電装品ユニット60にアクセスすることが困難となるので、電装品ユニット60を構成する電装品が盗難されにくくなる。
また、本実施形態の自動二輪車1は、ヒューズボックス69と、カウル構成部材19aと、を備える。ヒューズボックス69は、電装品ユニット60を構成する電装品とは異なる。カウル構成部材19aは、ヒューズボックス69を覆う。カウル構成部材19aを着脱するための部分が、燃料タンク55によって覆われていない。
これにより、例えば交換及びメンテナンス等が頻繁に必要な電装品は、電装品ユニット60ではなく第2電装品として配置することで、交換作業及びメンテナンス等が容易となる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
<電装品ユニットを構成する電装品>上記実施形態では、電装品ユニット60は、エンジン制御ユニット61、リレーボックス62、及びマグネチックスイッチ63によって構成されているが、異なる電装品の組合せから構成されていても良い。例えば、上記の3つの電装品の少なくとも1つを省略しても良い。なお、エンジン制御ユニット61及びリレーボックス62は、サイズ及び重量が比較的大きく、多数のコネクタが接続されていることもあり、電装品ユニット60を構成する一部とすることが好ましい。また、別の電装品としては、レギュレータ(電源系電装品)、ABS制御ユニット(制御系電装品)、電子制御サスペンション制御ユニット(制御系電装品)、ETC通信機(通信系電装品)、CDI(キャパシター・ディスチャージド・イグニッション)等を挙げることができる。
<収容ボックス>上記実施形態では、収容ボックス70が容器部71及び蓋部72から構成されているが、収容ボックス70は、蓋部72を有さずに上側が開放される構成であっても良い。収容ボックス70を省略し、電装品ユニット60の上側のみを覆うカバーが設けられる構成であっても良い。
<本発明の適用対象>上記実施形態では、舗装地でのスポーツ走行を主目的とする自動二輪車に本発明を適用する例を説明したが、他の自動二輪車(モトクロスタイプ、ネイキッドタイプ、又はクルーズタイプ等)にも本発明を適用できる。また、本発明は、自動二輪車以外の他の鞍乗型車両(運転者が跨って乗る車両)に適用することができる。他の鞍乗型車両としては、主として非舗装地を走行するための全地形対応車(ATV、All Terrain Vehicle)、水上オートバイ(PWC、Personal Water Craft)等を挙げることができる。
1 自動二輪車
19 カウル
19a カウル構成部材(第2カバー)
40 エンジン
55 燃料タンク
56 エアクリーナボックス
60 電装品ユニット
61 エンジン制御ユニット(電装品)
62 リレーボックス(電装品)
63 マグネチックスイッチ(電装品)
66 バッテリー
69 ヒューズボックス(第2電装品)
70 収容ボックス
72 蓋部(電装品ユニットカバー)

Claims (8)

  1. 燃料を貯留する燃料タンクと、
    前記燃料タンクに貯留されている燃料により駆動されるエンジンと、
    前記エンジンに供給される空気を浄化するエアクリーナボックスと、
    電気により駆動される2種以上の電装品で構成される電装品ユニットと、
    を備え、
    前記燃料タンクと前記エンジンは上下に並べて配置されており、その間の空間に、前記エアクリーナボックスの少なくとも一部が位置しており、
    前記電装品ユニットの少なくとも一部の前後方向の位置は、前記燃料タンクの後端よりも前方であるとともに、前記エアクリーナボックスよりも後方であることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両であって、
    前記電装品ユニットを構成する少なくとも1つの電装品を駆動可能なバッテリーを備え、
    正面視において、前記バッテリーと前記電装品ユニットが重なるように配置されており、
    前記電装品ユニットの少なくとも一部の前後方向の位置は、前記バッテリーよりも前方であることを特徴とする鞍乗型車両。
  3. 請求項1又は2に記載の鞍乗型車両であって、
    前記電装品ユニットを構成する前記電装品には、エンジン制御ユニット及びリレーボックスが少なくとも含まれていることを特徴とする鞍乗型車両。
  4. 請求項3に記載の鞍乗型車両であって、
    少なくとも車速を表示するメータ装置と、
    前記エンジン制御ユニット及び前記リレーボックスの少なくとも一方に接続されるハーネスと、前記メータ装置に接続されるハーネスと、を少なくとも束ねたメインハーネスを備え、
    前記メインハーネスが前記電装品ユニットの近傍を通ることを特徴とする鞍乗型車両。
  5. 請求項1から3までの何れか一項に記載の鞍乗型車両であって、
    ヘッドパイプフレームから後方に延びるメインフレームと、
    前記メインフレームから後方に延びるリアフレームと、
    を備え、
    前記電装品ユニットの少なくとも一部の上下方向の位置は、前記メインフレーム及びリアフレームの下方であることを特徴とする鞍乗型車両。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の鞍乗型車両であって、
    前記電装品ユニットを収容する収容ボックスを備え、
    前記収容ボックスには、走行風を導入する導入口と、前記導入口から導入した走行風を排出する排出口と、が形成されていることを特徴とする鞍乗型車両。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の鞍乗型車両であって、
    前記電装品ユニットの上方は、電装品ユニットカバーに覆われており、
    前記電装品ユニットカバーの少なくとも一部が、前記燃料タンクによって覆われていることを特徴とする鞍乗型車両。
  8. 請求項7に記載の鞍乗型車両であって、
    前記電装品ユニットを構成する前記電装品とは異なる第2電装品と、
    前記第2電装品を覆う第2カバーと、
    を備え、
    前記第2カバーを着脱するための部分が、前記燃料タンクによって覆われていないことを特徴とする鞍乗型車両。
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