JP2019048427A - 画像形成装置及び管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の電源装置の異常によって光走査装置が起動しないことを正確に報知することができる画像形成装置及び管理システムを提供する。【解決手段】コントローラ114は、電源装置150の出力電圧に異常があることを検知した場合には電源装置の異常を報知し、画像データが入力された後、かつ画像データの入力に応じたスキャナモータ1003の起動前に電源装置の出力電圧に異常があることを検知しない場合には、スキャナモータを起動させ、所定の時間内に回転多面鏡が目標速度に到達しない場合には再度、電源装置の出力電圧に異常があるか否かを検知し、電源装置の出力電圧に異常があると検知された場合、電源装置に異常があることを報知し、電源装置の出力に異常がない場合、光走査装置22に異常があることを報知する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置及び複数の画像形成装置を管理する管理システムに関し、特に画像形成装置のエラー情報の報知に関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる光走査装置では、感光体を走査するレーザ光を偏向するためにスキャナモータで駆動される回転多面鏡が用いられる。印刷開始時のスキャナモータの起動制御について説明する。まず、印刷開始を指示するスタート信号が入力されると、スキャナモータは停止状態から全速で回転を開始する。一般的に、スキャナモータに用いられるモータは、ロータの位置を検知するためにホール素子を備えており、ホール素子が出力するFG信号の周期を測定することにより、スキャナモータの回転速度を検知することができる。そして、FG信号に基づいて検知されたスキャナモータの回転速度が所定の速度に達すると、レーザの点灯が開始される。レーザ点灯により、レーザ光を検知したビームディテクタから、感光体の走査の書き出し検知信号であるBD(ビームディテクト)信号が出力される。BD信号の周期を測定することにより検知される回転速度に基づいてスキャナモータの速度制御を行うことにより、更に精度のよい回転速度制御を行うことができる。次に、各色(各感光体)の書き出し位置を合わせるためにBD信号と基準信号の位相制御を行う。そして、基準信号とBD信号の位相が一致したことが検知されると位相ロック信号が出力され、画像形成が開始される。
また、画像形成装置の制御部は、光走査装置のスキャナモータの回転をスタートさせてから位相ロック信号が出力されるまでの時間を計測し、所定の時間内に位相ロック信号が出力されない場合は、スキャナモータの異常と判断する。そして、制御部はエラー表示を行い、画像形成動作を停止させる。ところが、実際はレーザダイオードの異常等の場合でも、誤ってスキャナモータの異常であると判断されてしまう場合もある。そのため、例えば特許文献1では、スキャナモータの回転状態を判断する手段と、レーザ光検知器の出力状態を検知する手段を有し、スキャナモータの回転状態とレーザ光の出力状態に基づいてスキャナモータの異常か否かを判断する方法が提案されている。
特開平9−123519号公報
しかしながら、上述した従来例では、スキャナモータを起動したときに電源装置からの供給電圧が低下したためスキャナモータの起動ができず、その結果、所定時間内に位相ロック信号が発生しなかった場合でも、スキャナモータの異常と判断されてしまう。スキャナモータは、上述したように、いくつかの制御モードを経て起動されるが、位相ロックまで至らない場合は、どの制御モードで異常が発生しても、エラー表示としてスキャナモータの異常が報知されていた。実際はスキャナモータの異常でなく、電源装置の異常でスキャナモータの異常と表示されている場合でも、エラー表示はスキャナモータの異常を表示しているため、オペレータやサービスマンはスキャナモータの異常と認識してしまう。その結果、オペレータやサービスマンが、光走査装置の異常の原因を突き止め、対処するまでに多くの時間や労力を要するという課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、画像形成装置の電源装置の異常によって光走査装置が起動しないことを正確に報知することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)感光体と、レーザ光を出射する光源、前記レーザ光が前記感光体上を走査するように前記レーザ光を偏向する回転多面鏡、及び前記回転多面鏡を回転させる駆動モータを備える光走査装置と、を有し、前記感光体に形成された静電潜像をトナーによって現像することにより画像形成を行う画像形成部と、前記画像形成部へ電力を供給する電源装置と、前記電源装置の出力電圧を検知する電圧検知手段と、前記回転多面鏡の回転速度に応じた検知信号を出力する回転検知手段と、画像形成を行うために画像データが入力されたことに応じて前記電源装置からの電力によって前記駆動モータを起動させて前記画像形成部に画像を形成させる制御手段であって、前記電圧検知手段の検知結果、及び前記回転検知手段の検知結果に基づいて前記電源装置と前記光走査装置のいずれに異常があるかを検知し、異常箇所を報知する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記電源装置の出力電圧に異常があることを検知した場合には前記電源装置の異常を報知し、前記画像データが入力された後、かつ当該画像データの入力に応じた前記駆動モータの起動前に前記電源装置の出力電圧に異常があることを検知しない場合には、前記駆動モータを起動させ、所定の時間内に前記回転多面鏡が目標速度に到達しない場合には再度、前記電源装置の出力電圧に異常があるか否かを検知し、当該再度の前記電源装置の出力電圧に異常があるか否かの検知において前記電源装置の出力電圧に異常があると検知された場合、前記電源装置に異常があることを報知し、再度の前記電源装置の出力電圧に異常があるか否かの検知において前記電源装置の出力に異常がない場合、前記光走査装置に異常があることを報知することを特徴とする画像形成装置。
(2)複数の、前記(1)に記載の画像形成装置と、複数の前記画像形成装置とネットワーク回線を介して接続された管理装置と、を備える管理システムであって、前記画像形成装置は、前記エラー情報を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、情報を表示する表示装置を有し、複数の前記画像形成装置から受信した前記エラー情報を解析し、前記表示装置に表示することを特徴とする管理システム。
本発明によれば、画像形成装置の電源装置の異常によって光走査装置が起動しないことを正確に報知することができる。
実施例1、2の画像形成装置の構成を示す断面図 実施例1、2の光走査装置の構成を説明する要部模式図 実施例1、2のスキャナモータの制御を説明するブロック図 実施例1のスキャナモータの起動シーケンスを示すフローチャート 実施例1のスキャナモータの起動状態の監視シーケンスを示すフローチャート 実施例2のスキャナモータの起動後の回転状態の監視シーケンスを示すフローチャート 実施例1、2の管理システムを示す図
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明の実施例について説明する前に、光走査装置の異常検知における課題について説明する。電子写真方式の画像形成装置に用いられる光走査装置では、感光体上で走査されるレーザ光を偏向するためにスキャナモータで駆動される回転多面鏡が用いられる。例えば、
RPM:スキャナモータの1分間当たりの回転数(回転多面鏡の回転数でもある)
PS:レーザ光の走査方向と略直交する方向の感光体表面の1秒間当たりの移動速度(プロセススピード)
DPI:解像度(1インチ(25.4mm)当たりのドット数)
N:回転多面鏡の面数
M:光源のレーザのビーム数
とした場合、スキャナモータの回転数は、以下の関係式で表される。
RPM=((PS×60)×(DPI/25.4))/(M×N)
この式から、近年の生産性向上(プロセススピードの向上)や、画質向上のための解像度(DPI)向上のため、スキャナモータの回転数の向上が図られてきたことがわかる。
一方、スキャナモータでは、停止状態から目標回転数に達するまでに所定の起動時間が必要である。起動時間は回転数向上に伴って、その時間が長くなっており、印刷開始の指示から1枚目の記録紙が印刷されて排出されるまでのファーストプリントアウトタイムの増加(長期化)という課題が生じている。このため、ファーストプリントアウトタイムの増加を防ぐために、スキャナモータへの供給電流を増やして起動時の回転トルクを増やすことにより起動時間を短縮する構成が採られている。
スキャナモータに電力供給する電源装置では、負荷への出力電流が増えるために電源容量を大きくする必要がある。電源容量が大きくなると、負荷の異常時に流れる過電流も増加する。そのため、過電流を検知すると出力電流を抑える過電流保護回路が設けられている。接続された負荷側の装置の安全性のため、過電流保護回路の保護特性も、過電流検知後はリミッタ電流が流れ続ける垂下特性から、異常時の電流を減少させるフの字特性や、異常時には電流供給を停止させるシャットダウン特性等が用いられている。
また、トナーの色毎に画像形成部を有するインライン方式のカラー画像形成装置では、複数の感光体を露光するために、各感光体に対応させて光走査装置を備えている場合がある。光走査装置は、感光体を露光するレーザ光を偏向する回転多面鏡と、回転多面鏡を回転させるスキャナモータとを有している。例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の各画像形成部の感光体を、各々の光走査装置が露光する構成を備えた画像形成装置では、スキャナモータを計4個有していることになる。画像形成装置では、光走査装置のスキャナモータが目標回転速度に達した後に画像形成を開始する。このとき、ファーストプリントアウトタイムを短縮するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順番で各感光体上に画像形成を行う場合でも、スキャナモータは4個同時に起動させる必要がある。スキャナモータの起動時間は、温度や電源電圧、個体バラツキ等によって変動する。そのため、すべてのスキャナモータが目標回転速度に達したことを確認した後に画像形成を開始させることにより、各色の画像形成タイミングを同期させて、各色のレジストを合わせることができる。このようにファーストプリントアウトタイムを短縮するためにスキャナモータを4個略同時に起動した場合には、電源装置からは1個のスキャナモータを起動する場合の4倍の電流を供給する必要がある。このため、スキャナモータの起動時には過電流保護回路が作動する可能性が高くなり、必要な電力が供給されないことにより、光走査装置が正常に起動されない場合が生じる。
続いて、光走査装置が正常に起動されない場合に報知されるエラー表示における課題について説明知る。上述したように、スキャナモータは、停止状態から目標回転速度に達して定速状態となるまでに所定の起動時間が必要となる。ここで、スキャナモータの起動時の制御について説明する。まず、画像形成装置の制御部は、印刷開始を指示するスタート信号が入力されると、スキャナモータを停止状態から全速で回転を開始させる。一般的に、スキャナモータに用いられるモータは、3相ブラシレスモータであり、ロータの位置を検知するために、ロータに設けられた磁極の磁束変化を検知するホール素子を備えている。そして、ホール素子が磁束変化を検知して出力するロータの位置検知信号であるFG信号に基づいて、スキャナモータの回転速度を検知する。そして、FG信号に基づいて検知したスキャナモータの回転速度が予め決められた速度範囲に達すると、光源からのレーザの点灯(レーザ光の出射)を開始する。レーザ点灯を開始することにより、レーザ光を検知するビームディテクタ(BD)から、感光体の走査の書き出し検知信号であるBD信号が出力される。BD信号は、FG信号よりも回転速度を検知する信号としての精度が高いため、BD信号を検知した後は、BD信号に基づいてスキャナモータの速度制御を行うことにより、更に精度のよい回転速度制御を行うことができる。次に、各色(各感光体)の書き出し位置を合わせるためにBD信号の位相制御を行う。BD信号は、回転多面鏡の書き出し位置を検知する信号であるため、予め各色に合わせて生成されたクロック信号を位相制御の基準信号として位相制御回路が位相制御を行うことにより、各色の回転多面鏡の位相を一致させることができる。そして、位相制御回路は基準信号とBD信号の位相が一致したことを検知すると、位相ロック信号を出力し、画像形成装置の制御部は位相ロック信号を検知すると、画像形成を開始する。
また、画像形成装置の制御部は、スキャナモータの回転を開始させてから位相ロック信号が出力されるまでの時間を計測している。そして、制御部は、予め決められた時間以内に位相ロック信号が出力されない場合は、スキャナモータの異常と判断して、エラー表示を行い、画像形成動作を停止させる。このとき、エラー表示はスキャナモータの異常を表示している。実際はスキャナモータの異常でない場合もあり、例えばレーザダイオードの異常でBD信号が出力されなかったり、電源装置の出力電圧の異常等の場合もある。エラー表示はスキャナモータの異常を表示しているため、通常、オペレータやサービスマンはスキャナモータの異常と認識してしまう。ところが、実際は電源装置の異常でもスキャナモータの異常と表示されている場合があるため、光走査装置の異常の原因を突き止め、対処するまでに多くの時間や労力を要するという課題がある。
[画像形成装置の構成]
図1は、実施例1のカラー画像を得る画像形成装置の構成を示す図である。図1を用いて画像形成装置及び画像形成の基本的な説明を行う。カラー画像形成装置は、2つのカセット給紙部1、2と、1つの手差し給紙部3を有している。記録媒体である転写紙Sは、カセット給紙部1、2、手差し給紙部3(以下、単に各給紙部1、2、3という)から、選択的に給紙される。転写紙Sは、各給紙部1、2、3のカセット4、5又はトレイ6上に積載されており、ピックアップローラ7によって最上位の転写紙Sから順に搬送路に向けて繰り出される。ピックアップローラ7によって繰り出された転写紙Sは、搬送手段としてのフィードローラ8Aと、分離手段としてのリタードローラ8Bからなる分離ローラ対8によって、最上位の転写紙Sのみ分離される。その後、転写紙Sは、回転停止しているレジストローラ対12へ送られる。この場合、レジストローラ対12までの距離が長いカセット4、5から給送された転写紙Sは、複数の搬送ローラ対9、10、11に中継されてレジストローラ対12へ送られる。レジストローラ対12へ送られた転写紙Sは、転写紙先端がレジストローラ対12のニップ部に突き当たって所定のループを形成すると、一旦移動が停止される。このループの形成により転写紙Sの斜行状態が矯正される。
レジストローラ対12の、転写紙Sの搬送方向の下流側(以下、単に下流側という)には、中間転写体である長尺の中間転写ベルト13が備えられている。中間転写ベルト13は、駆動ローラ13a、二次転写対向ローラ13b、及びテンションローラ13cに張設され、断面視にて略三角形状に設定されている。中間転写ベルト13は、図中時計回り方向に回転する。中間転写ベルト13の水平部上面には、異なる色のカラートナー像を形成、担持する複数の感光体である感光ドラム14、15、16、17が、中間転写ベルト13の回転方向に沿って順次配置されている。なお、中間転写ベルト13の回転方向において最上流の感光ドラム14は、マゼンタ色(M)のトナー像を担持する。次の感光ドラム15は、シアン色(C)のトナー像を担持する。次の感光ドラム16は、イエロー色(Y)のトナー像を担持する。そして、中間転写ベルト13の回転方向において最下流の感光ドラム17は、ブラック色(B)のトナー像を担持する。
各感光ドラム14、15、16、17の図中上部には、露光装置である光走査装置22(図中、一点鎖線の枠部で表示)が設けられている。光走査装置22は、内部に、レーザ光LM、LC、LY、LBを照射して静電潜像を形成する露光部22a、22b、22c、22dが感光ドラム14、15、16、17に対向する位置に設けられている。なお、光走査装置22の詳細は後述する。
図1に示す画像形成装置での画像形成は、次のように行われる。まず、中間転写ベルト13の最上流の感光ドラム14上(感光体上)にマゼンタ成分の画像に基づくレーザ光(光ビームでもある)LMの露光が開始され、感光ドラム14上に静電潜像を形成する。感光ドラム14上に形成された静電潜像は、現像器23から供給されるマゼンタ色のトナーによって可視化される。次に、感光ドラム14上へのレーザ光LMの露光開始から所定時間が経過した後、感光ドラム15上にシアン成分の画像に基づくレーザ光LCの露光が開始され、感光ドラム15上に静電潜像を形成する。感光ドラム15上に形成された静電潜像は、現像器24から供給されるシアン色のトナーによって可視化される。続いて、感光ドラム15上へのレーザ光LCの露光開始から所定時間が経過した後、感光ドラム16上にイエロー成分の画像に基づくレーザ光LYの露光が開始され、感光ドラム16上に静電潜像を形成する。感光ドラム16上に形成された静電潜像は、現像器25から供給されるイエロー色のトナーによって可視化される。最後に、感光ドラム16上へのレーザ光LYの露光開始から所定時間が経過した後、感光ドラム17上にブラック成分の画像に基づくレーザ光LBの露光が開始され、感光ドラム17上に静電潜像を形成する。感光ドラム17上に形成された静電潜像は、現像器26から供給されるブラック色のトナーによって可視化される。なお、各感光ドラム14〜17の周りには、各感光ドラム14〜17を均一に帯電させるための一次帯電器27、28、29、30が設置される。また、トナー像が転写された後の感光ドラム14〜17上に付着しているトナーを除去するためのクリーナ31、32、33、34なども設置されている。
中間転写ベルト13が時計回り方向に回転する過程で、中間転写ベルト13が感光ドラム14と転写帯電器90との間の転写部を通過することにより、中間転写ベルト13上にマゼンタ色のトナー像が転写される。次に、中間転写ベルト13が感光ドラム15と転写帯電器91との間の転写部を通過することにより、中間転写ベルト13上にシアン色のトナー像が転写される。続いて、中間転写ベルト13が感光ドラム16と転写帯電器92との間の転写部を通過することにより、中間転写ベルト13上にイエロー色のトナー像が転写される。最後に、中間転写ベルト13が感光ドラム17と転写帯電器93との間の転写部を通過することにより、中間転写ベルト13上にブラック色のトナー像が転写される。感光ドラム14〜17上から中間転写ベルト13への各色のトナー像の転写はタイミングをとって行われ、中間転写ベルト13上にマゼンタ色、シアン色、イエロー色、ブラック色のトナー像が重なって転写される。
一方、転写紙Sはレジストローラ対12へ送られて斜行状態が矯正される。レジストローラ対12は、中間転写ベルト13上のトナー像と転写紙S先端との位置を合わせるタイミングをとって回転を開始する。次に、転写紙Sは、レジストローラ対12によって中間転写ベルト13上の二次転写ローラ40と二次転写対向ローラ13bとの当接部である転写部T2に送られ、転写紙S上にトナー像が転写される。転写部T2を通過した転写紙Sは、定着手段である定着装置35へ送られる。そして、転写紙Sが定着装置35内の定着ローラ35Aと加圧ローラ35Bとによって形成されるニップ部を通過する過程で、定着ローラ35Aにより加熱され、加圧ローラ35Bにより加圧されてトナー像が転写紙Sに定着される。定着装置35を通過した定着処理済みの転写紙Sは、搬送ローラ対36によって排出ローラ対37へ送られ、更に機外の排出トレイ38上へ排出される。なお、図1のカラー画像形成装置は一例であり、例えばモノクロの画像形成装置であってもよく、本実施例の構成には限定されない。
制御部130は、各装置を制御して、上述した画像形成動作を行う。電源装置150は、制御部130や後述するコントローラ114等の制御系に供給するDC(直流)5Vと、モータ等の駆動系の負荷に供給するDC24Vを生成する。更に、画像形成装置の上部には、データを入力する入力部や情報を表示する表示部を有する操作部140を備えている。
[光走査装置の構成]
図2は、図1の光走査装置22のうち1色分の露光部の走査光学系、及びその周囲の構成を示す模式図である。光走査装置22は、4色分の露光部22a、22b、22c、22dを備えており、各露光部の構成及び動作は同様であり、以下では、シアン色の画像が形成される感光ドラム15に静電潜像を形成する露光部22bの動作について説明する。
図1に示す画像形成装置は、図2に示すように、入力された画像データに対応する静電潜像を感光ドラム15上に形成するように、感光ドラム15に対してレーザ光LCを照射する露光部22bを有する光走査装置22を備えている。光走査装置22は、16ビームのレーザ光を出射するレーザ光源LD100を有しており、レーザ光源LD100から出射された複数のレーザ光は、コリメータレンズ1013を介して平行レーザ光LCとなる。レーザ光LCは、スキャナモータ1003によって回転駆動されている偏向手段である回転多面鏡1002の反射面に入射する。そして、回転多面鏡1002は、反射面に入射したレーザ光LCが感光ドラム15上を走査するようにレーザ光LCを反射する。回転多面鏡1002に反射されたレーザ光LCは、Fθレンズ1014を通過し、感光ドラム15の表面上を主走査方向(図中、矢印方向)に等速で走査する。レーザ光LCによって走査されることにより、感光ドラム15上に静電潜像1016が形成される。
感光ドラム15に対するレーザ光LCの走査開始に当たるタイミングで、レーザ光源LD100は強制点灯され、回転多面鏡1002により反射されたレーザ光LCは、ビームディテクタ1017(以下、BD1017という)に入射する。BD1017は、レーザ光源LD100の強制点灯期間に回転多面鏡1002に反射して入力されたレーザ光LCを検知し、主走査方向の画像書き出しタイミングの基準信号となるビームディテクト信号(以下、BD信号という)を出力する。
[光走査装置の駆動モータの制御]
図3は、光走査装置22のスキャナモータ1003の制御を説明するブロック図である。図3は電力を供給する電源装置150、スキャナモータ1003を制御するコントローラ114、速度制御回路、位相制御回路を搭載するコントローラ基板114a、スキャナモータ1003及び制御回路109を搭載する光走査装置22の制御関係を示している。なお、本実施例では、光走査装置22の露光部22a、22b、22c、22dの各々に対応して、コントローラ114が設けられているものとする。
光走査装置22は、図3に示すように、スキャナモータ1003、制御回路109、ブリッジ回路108、BD1017を有している。また、スキャナモータ1003は、ロータ部であるロータ101を有し、図2に示した回転多面鏡1002はロータ101上に設けられ、ロータ101と一体で回転する。スキャナモータ1003は、3相4極のブラシレスDCモータである。ロータ101には、2組の磁極(N極、S極)が配列されたマグネットが装着されている。ロータ101は、界磁巻線105、106、107より発生する回転磁界により回転し、ロータ101の回転に伴い、ロータ101上の回転多面鏡1002も回転する。
スキャナモータ1003が回転すると(すなわち、ロータ101が回転すると)、ホール素子102、103、104周りの磁束が変化する。信号生成手段であるホール素子102、103、104は回転するロータ101に着磁されている磁束変化を検知し、検知信号を制御回路109に出力する。制御回路109は、ホール素子102、103、104から出力された検知信号によりロータ101に設けられたマグネットの磁極位置を検知し、磁極位置に応じた回転磁界を生成するために、ブリッジ回路108に駆動信号を出力する。ブリッジ回路108は、制御回路109から入力された駆動信号に応じ、電源装置150から供給された電圧Vcc(DC24V)をスキャナモータ1003の界磁巻線105、106、107に供給する。このように、光走査装置22では、ホール素子102、103、104からの出力によりロータ101の磁極位置を検知し、制御回路109により最適なタイミングで界磁巻線105、106、107への電力供給を切り替える。その結果、スキャナモータ1003は回転磁界を発生し、ロータ101は回転駆動される。
コントローラ114のコントローラ基板114aには、加速減速信号切替回路110、位相制御回路111、速度制御回路112、113、コントローラ114が設けられている。制御手段であるコントローラ114は、加速減速信号切替回路110、位相制御回路111、速度制御回路112、113を制御して、スキャナモータ1003の制御を行う。また、コントローラ114は、時間計測のためのタイマ(不図示)を有している。ホール素子102の出力は、FG信号(回転周期信号)として速度制御回路113にも供給される。FG信号の周波数は、ロータ101の回転速度と比例している。そのため、FG信号の周波数がスキャナモータ1003の目標回転速度に応じた所定の周波数となるようにスキャナモータ1003に供給する電力を制御することにより、スキャナモータ1003の回転速度の制御を行うことができる。速度制御回路113は、スキャナモータ1003の回転速度が目標回転速度となるように、FG信号から算出した回転速度に応じて加速信号又は減速信号(以下、加速減速信号という)を生成し、加速減速信号切替回路110に出力する。また、回転検知手段である速度制御回路113は、FG信号に基づいて検知したスキャナモータ1003の回転速度が予め決められた回転速度範囲内に達していることを検知した場合は、速度ロック信号(第1のロック信号)をコントローラ114に出力する。なお、スキャナモータ1003を起動する際には、コントローラ114は、速度制御回路113にスタート信号を出力し、加速減速信号切替回路110に速度制御回路113からの加速減速信号を光走査装置22に出力する指示を行う切替信号を出力する。これにより、加速減速信号切替回路110から光走査装置22の制御回路109にスキャナモータ1003を駆動させる加速減速信号が出力され、スキャナモータ1003が回転を開始する。
また、光ビーム検知手段であるBD1017から出力されるBD信号は、速度制御回路112、位相制御回路111及びコントローラ114に供給される。検知信号であるBD信号は、ホール素子102等が出力するFG信号と同様にロータ101の回転速度と比例するため、スキャナモータ1003の回転速度を検知する信号となる。そのため、回転検知手段である速度制御回路112はスキャナモータ1003の回転速度が目標回転速度となるように、BD信号から算出した回転速度に応じて加速減速信号を生成し、加速減速信号切替回路110に出力する。また、速度制御回路112は、BD信号に基づいて検知したスキャナモータ1003の回転速度が予め決められた回転速度範囲内に達していることを検知した場合には、速度ロック信号(第2のロック信号)をコントローラ114に出力する。なお、速度制御回路113が速度ロック信号を出力する場合のスキャナモータ1003の予め決められた回転速度と、速度制御回路112が速度ロック信号を出力する場合のスキャナモータ1003の予め決められた回転速度とは、異なる回転速度である。位相制御回路111はコントローラ114より出力された基準クロック信号とBD信号の位相を比較し、2つの信号の位相が同じになるようにスキャナモータ1003の加速減速信号を生成し、加速減速信号切替回路110に出力する。また、位相制御部である位相制御回路111は、基準クロック信号とBD信号の位相差が予め決められた範囲内に達した場合には、位相ロック信号(第3のロック信号)をコントローラ114に出力する。なお、位相ロック信号は、基準クロック信号とBD信号との位相差が所定の範囲内にある場合にはコントローラ114に出力される。
コントローラ114は位相制御回路111から出力される位相ロック信号や、速度制御回路112、113から出力される速度ロック信号によりスキャナモータ1003の状態を検知する。そして、コントローラ114は、検知結果に基づいて、加速減速信号切替回路110に速度制御回路112又は速度制御回路113からの加速減速信号を出力するように指示する切替信号を出力する。加速減速信号切替回路110はコントローラ114より出力された切替信号に応じて、速度制御回路112、113から出力された加速減速信号を光走査装置22の制御回路109に出力する。光走査装置22の制御回路109は入力された加速減速信号に応じてブリッジ回路108のスキャナモータ1003の駆動状態を制御し、界磁巻線105、106、107への電力供給量を制御することでスキャナモータ1003の回転速度の制御を行う。また、コントローラ114は、光走査装置22へ供給される電源電圧Vcc(DC24V)の状態を検知するために、電源電圧Vccを電圧検知手段である分圧抵抗115、116で分圧した電圧を入力することにより、電源電圧の状態を検知する。
本実施例の電源装置150は、画像形成装置本体に取り付けられている。電源装置150は、電圧生成部150aと過電流保護回路150bとを有している。電圧生成部150aは、コントローラ114等の制御回路に供給するDC(直流電圧)5Vと、スキャナモータ1003のような駆動系に供給するDC24Vを生成する。過電流保護回路は、光走査装置22に供給される電源電圧(DC24V)の電流値を検知し、所定の電流値以上の電流が光走査装置22等に供給されていることを検知すると、電流供給を遮断したり、電流値を下げたりする。これにより、負荷である光走査装置22への過電流供給を防止する。
[光走査装置の起動シーケンス]
次に、画像形成を行うときのスキャナモータ1003の起動時の制御について説明する。図4は、画像形成装置が画像形成動作を行うために光走査装置22のスキャナモータ1003を起動するときの制御シーケンスを示すフローチャートである。図4に示す処理は、画像形成装置が画像形成動作を行うときに起動され、コントローラ114により実行される。
ステップ(以下、Sという)102では、コントローラ114は、光走査装置22を起動する制御モードを示す変数MODEに初期状態を表す0を設定する。S103では、コントローラ114は、スキャナモータ1003の起動前に、電源電圧Vccを分圧抵抗115、116により分圧されてコントローラ114に入力される電圧が所定電圧よりも低い電源電圧異常の状態かどうか判断する。コントローラ114は、入力電圧が所定電圧よりも低い(電源電圧異常の状態である)と判断した場合には処理をS118に進め、入力電圧が所定電圧以上である(電源電圧異常の状態ではない)と判断した場合には処理をS104に進める。S118では、コントローラ114は、次の電源エラー処理を行う。コントローラ114は、制御部130に電源エラー発生の通知を行い、制御部130は、ユーザーインターフェースである操作部140の表示部に、電源装置150の異常を示す電源エラー発生の表示を行うと共に、プリント開始動作を停止し、処理を終了する。
S104では、コントローラ114は、光走査装置22のスキャナモータ1003をFG信号に基づく回転制御を開始する(モータFG回転制御開始)。そのため、コントローラ114は、速度制御回路113から加速減速信号を出力させるため、速度制御回路113にスタート信号を出力する。更に、コントローラ114は、加速減速信号切替回路110に、FG信号に基づいてスキャナモータ1003の速度を制御する速度制御回路113からの加速減速信号を出力するように指示する切替信号を出力する。S105では、コントローラ114は、スキャナモータ1003の起動処理が所定時間内に終了するかどうかを監視するためにタイマをリセットし、スタートさせる(タイマ起動)。S106では、コントローラ114は、変数MODEにFG回転モードを示す1を設定する。
S107ではコントローラ114は、スキャナモータ1003を制御する速度制御回路113からの速度ロック信号の出力の有無により、スキャナモータ1003が目標回転速度(第1の目標回転速度)に達したかどうか(目標回転数到達?)判断する。コントローラ114は、速度制御回路113から速度ロック信号が出力されたことを検知した場合にはスキャナモータ1003が目標回転速度に達したと判断して、処理をS108に進める。一方、コントローラ114は、速度制御回路113から速度ロック信号を検知していない場合にはスキャナモータ1003が目標回転速度に達していないと判断して、処理をS107に戻す。S108では、コントローラ114は、光走査装置22のレーザ光源LD100を制御して、レーザ光源LD100からのレーザ光の出射を開始する(レーザ点灯開始)。S109では、コントローラ114は、制御モードを移行させるため、変数MODEにレーザ制御モードを示す2を設定する。
S110では、コントローラ114は、BD1017にレーザ光が入力し、BD1017がBD信号を出力しているかどうか(BD検知?)判断する。コントローラ114は、BD1017からのBD信号が入力されたことを検知したと判断した場合には処理をS111に進め、BD1017からのBD信号を検知していないと判断した場合には処理をS110に戻す。S111では、コントローラ114は、BD信号に基づいたスキャナモータ1003の速度制御を開始する(BD速度制御開始)。そのため、コントローラ114は、加速減速信号切替回路110に、BD信号に基づいてスキャナモータ1003の速度を制御する速度制御回路112からの加速減速信号を出力するように指示する切替信号を出力する。S112では、制御モードを移行させるため、変数MODEにBD速度制御モードを示す3を設定する。
S113ではコントローラ114は、BD信号によりスキャナモータ1003を制御する速度制御回路112からの速度ロック信号の出力の有無で、スキャナモータ1003が目標回転速度(第2の目標回転速度)に達したかどうか(目標速度到達?)判断する。コントローラ114は、速度制御回路112からの速度ロック信号を検知した場合にはスキャナモータ1003が目標回転速度に達したと判断して、処理をS114に進める。一方、コントローラ114は、速度制御回路112からの速度ロック信号を検知していない場合にはスキャナモータ1003が目標回転速度に達していないと判断して、処理をS113に戻す。S114では、コントローラ114は、BD信号に基づいたスキャナモータ1003の位相制御を開始する(BD位相制御開始)。S115では、コントローラ114は、制御モードを移行させるため、変数MODEにBD位相制御モードを示す4を設定する。
S116では、コントローラ114は、BD信号の位相をブラック(B)の露光部22dの基準クロック信号の位相と一致させることで位相制御回路111から位相ロック信号が出力されたかどうかにより、位相が一致したかどうか(位相ロック?)判断する。コントローラ114は、位相制御回路111からの位相ロック信号を検知した場合にはBD信号と基準クロック信号の位相が一致したと判断して、処理をS117に進める。一方、コントローラ114は、位相制御回路111からの位相ロック信号を検知していない場合にはBD信号と基準クロック信号の位相が一致していないと判断して、処理をS116に戻す。S117では、コントローラ114は、変数MODEにBD位相ロックモードを示す5を設定し、処理を終了する。なお、この後、コントローラ114は、転写紙Sに画像形成を行うプリントを開始する。
[光走査装置の起動時のエラー監視]
次に図4で説明したスキャナモータ1003の起動処理が所定時間内に正常に終了したかどうかを監視する処理について説明する。図5は、光走査装置22のスキャナモータ1003の起動状態を監視する制御シーケンスを示すフローチャートである。図5に示す処理は、図4のS105の処理でタイマが起動されると、周期的に(例えば100msec(ミリ秒))毎にコントローラ114により、図4の処理と並行して、図5の処理が実行される。
S202では、コントローラ114は、変数MODEに設定された値が5(BD位相ロックモード)かどうか(MODE=5?)判断する。コントローラ114は、変数MODEに設定された値が5であると判断した場合には、光走査装置22のスキャナモータ1003は正常に起動されているため、処理を終了する。コントローラ114は、変数MODEに設定された値が5ではないと判断した場合には、処理をS203に進める。S203では、コントローラ114は、図4のS105の処理で起動されたタイマを参照して、光走査装置22のスキャナモータ1003の起動処理が終了する目標時間(第1の所定時間)が経過したかどうか(目標時間経過?)判断する。コントローラ114は、目標時間が経過したと判断した場合には、処理をS204に進め、目標時間が経過していないと判断した場合には、処理をS208に進める。S208では、コントローラ114は、100msec(ミリ秒)の間、処理を停止し(100msecウエイト)、100msec経過後に、処理をS202に戻って実行する。なお、S208の処理の代わりに、タイマ(図4のS105の処理で起動されたタイマとは異なるタイマ)をリセットしてスタートさせ、タイマ値が100msec経過したかどうか判断し、経過したと判断した場合には処理をS202に戻す処理にしてもよい。
S204では、コントローラ114は、再度、電源電圧Vccを分圧抵抗115、116により分圧された入力電圧が所定電圧よりも低い電源電圧異常の状態かどうか(電源電圧異常?)判断する。コントローラ114は、入力電圧が所定電圧よりも低い(電源電圧異常の状態である)と判断した場合には処理をS210に進め、入力電圧が所定電圧以上である(電源電圧異常の状態ではない)と判断した場合には処理をS205に進める。S210では、コントローラ114は、次の電源エラー処理を行う。コントローラ114は、制御部130に電源エラー発生を通知する。制御部130は、操作部140の表示部に、スキャナモータ1003の起動時の異常であることを示すモータ起動エラー発生と、異常発生時のモードを示す電源異常モードの表示を行うと共に、プリント開始動作を停止し、処理を終了する。
S205では、コントローラ114は、変数MODEの値が1(FG回転制御モード)かどうか判断し、変数MODEの値が1であると判断した場合には処理をS211に進め、変数MODEの値が1ではないと判断した場合には処理をS206に進める。S211では、コントローラ114は、次のFG制御エラー処理を行う。コントローラ114は、制御部130にFG制御エラーの発生を通知する。制御部130は、操作部140の表示部にモータ起動エラー発生と、異常発生時のモードを示すFG回転制御異常モードの表示を行うと共に、プリント開始動作を停止し、処理を終了する。
S206では、コントローラ114は、変数MODEの値が2(レーザ制御モード)かどうか判断し、変数MODEの値が2であると判断した場合には処理をS212に進め、変数MODEの値が2ではないと判断した場合には処理をS207に進める。S212では、コントローラ114は、次のレーザ制御エラー処理を行う。コントローラ114は、制御部130にレーザ制御エラー発生を通知する。制御部130は、操作部140の表示部にモータ起動エラー発生と、異常発生時のモードを示すレーザ制御異常モードの表示を行うと共に、プリント開始動作を停止し、処理を終了する。S207では、コントローラ114は、次のBD制御エラー処理を行う。コントローラ114は、制御部130にBD制御エラー発生を通知する。制御部130は、操作部140の表示部にモータ起動エラー発生と、異常発生時のモードを示すBD制御異常モードの表示を行うと共に、プリント開始動作を停止し、処理を終了する。
[エラーコード]
上述したように、コントローラ114は、光走査装置22を起動時に異常が発生した場合には、操作部140にエラー表示を行う。以下に示す表1は、操作部140に表示されるエラー情報のうちのエラーコードの一例を示した表である。
Figure 2019048427
表1は、エラーコード欄と、異常が発生した異常箇所や異常状態を示す状態欄と、から構成されている。エラーコード欄に示すエラーコードは、16進数の5桁のコードで構成されている。エラーコードがE1000の場合には、電源装置150からの電源電圧が所定の電圧よりも低い電源電圧異常(図中、電源異常と表示)を示している。また、エラーコードがE1010の場合には、スキャナモータ1003のFG制御モード時にスキャナモータ1003が目標回転速度に達しなかった異常(図中、FB制御異常と表示)を示している。更に、エラーコードがE1020の場合には、スキャナモータ1003のレーザ制御モード時のレーザ点灯時にBD信号が検知されなかった異常(図中、レーザ制御異常と表示)を示している。そして、下位の4桁コードがE1030の場合には、スキャナモータ1003が目標回転速度に到達しなかった、又は目標速度に到達した後の位相調整ができなかった異常(図中、BD制御異常と表示)を示している。
以上説明したように、スキャナモータ起動時に異常が発生した場合、異常が発生したときの制御モードに基づいて、スキャナモータが要因の異常なのか、電源装置が要因の異常なのか、を切り分けてエラー情報を報知することができる。これにより、オペレータが報知されたエラー情報に基づいて、光走査装置の異常状態からの回復対応を的確に行うことが可能となる。なお、本実施例では、感光ドラムを走査する露光部が感光ドラム対応に設けられた1in1方式の光走査装置の制御について説明したが、例えば2in1方式や4in1方式の光走査装置についても、本実施例を適用することは可能である。また、本実施例では、カラー画像形成装置を例に説明したが、感光ドラムが1つのモノクロの画像形成装置についても、本実施例を適用することは可能である。
以上説明したように、本実施例によれば、画像形成装置の電源装置の異常によって光走査装置が起動しないことを正確に報知することができる。
実施例1では、画像形成時に光走査装置のスキャナモータが所定の目標時間内に正常に起動されるかどうかを監視し、正常に起動されない場合にはエラー報知を行う処理について説明した。実施例2では、正常に起動された後の画像形成装置における光走査装置の異常発生の監視処理について説明する。なお、実施例2での画像形成装置及び光走査装置の構成については、実施例1と同様であり、同じ装置には同じ符号を用いることで、ここでの説明を省略する。
[光走査装置の起動後の異常監視]
図6は、光走査装置22のスキャナモータ1003の動作状態を監視する制御シーケンスを示すフローチャートである。図6に示す処理は、実施例1の図5の処理において、スキャナモータ1003が起動され、位相制御回路111から位相ロック信号がコントローラ114に出力され、印刷可能となった後に起動される処理であり、コントローラ114により実行される。図7の処理は、一旦起動されると、周期的に(100msec(ミリ秒))コントローラ114により実行される。
S302では、コントローラ114は、エラーカウンタNに0を設定する。S303では、コントローラ114は、位相制御回路111から位相ロック信号が出力されているかどうかにより、BD信号と基準クロック信号の位相が一致したかどうか(位相ロック?)判断する。コントローラ114は、位相制御回路111から位相ロック信号が出力されている場合には位相ロック状態であると判断して、処理をS304に進める。一方、コントローラ114は、位相制御回路111から位相ロック信号が出力されていない場合には位相ロック状態ではないと判断して、処理をS306に進める。S304では、コントローラ114は、エラーカウンタNに0を設定する。S305では、コントローラ114は、100msec(ミリ秒)の間、処理を停止し、100msec経過後に、処理をS303に戻して実行する。
S306では、コントローラ114は、エラーカウンタNを1加算する。S307では、コントローラ114は、エラーカウンタNの値を参照し、エラーカウンタNの値が10かどうか判断する。コントローラ114は、エラーカウンタNの値が10の場合には、位相ロック状態でない状態が1秒間(=100msec×10回)(第2の所定時間)継続しているので処理をS308に進め、エラーカウンタNが10ではない場合には、処理をS305に戻す。なお、ここではエラーカウンタNの値が10の場合に、S308以降のエラー処理を行っているが、エラーカウンタNの値は10(位相ロック状態でない状態が1秒間)に限定されるものではない。
S308では、コントローラ114は、電源電圧Vccを分圧抵抗115、116により分圧されたコントローラ114への入力電圧が所定電圧よりも低い電源電圧異常の状態かどうか判断する。コントローラ114は、入力電圧が所定電圧よりも低い(電源電圧異常の状態である)と判断した場合には処理をS310に進め、入力電圧が所定電圧以上である(電源電圧異常の状態ではない)と判断した場合には処理をS309に進める。S309では、コントローラ114は、次のBD制御エラー処理を行う。コントローラ114は、制御部130にBD制御エラー発生を通知する。制御部130は、操作部140の表示部に、スキャナモータ1003の起動後の異常であることを示すモータエラー発生と、異常発生時のモードを示すBD制御異常モードの表示を行うと共に、プリント動作を停止し、処理を終了する。S310では、コントローラ114は、次の電源エラー処理を行う。コントローラ114は、制御部130に電源エラー発生を通知する。制御部130は、操作部140の表示部に、電源装置150の異常を示す電源エラー発生の表示を行うと共に、プリント動作を停止し、処理を終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、画像形成装置の電源装置の異常によって光走査装置が起動しないことを正確に報知することができる。更に、光走査装置を起動した後の画像形成動作を実行中の異常発生についても、画像形成装置の電源装置の異常によることを正確に報知することができる。
実施例1、2では、画像形成時や画像形成中の光走査装置における異常発生時のエラー報知について説明した。社内に構築されたLAN等のネットワークに画像形成装置やパーソナルコンピュータ(以下、PCという)が接続されている場合、ユーザのPCからの印刷指示に応じて、画像形成装置で印刷が行われる。ネットワークに接続された複数の画像形成装置を集中管理するため、PC等のホスト装置をネットワークに接続して、オペレータが各画像形成装置の異常状態を監視する実施例について説明する。
[ネットワーク構成]
図7は、本実施例の複数の画像形成装置100、200、300とホスト装置50の接続状況を示す図である。画像形成装置100、200、300は、いずれも、ネットワーク接続装置160を介してネットワーク回線70に接続されている。なお、画像形成装置100、200、30の構成及び動作は、実施例1、2で説明した構成と同様であり、同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。複数の画像形成装置を集中管理するため、ホスト装置50がネットワーク回線70に接続されている。ホスト装置50は、制御部50aにより、ネットワーク回線70を経由して、画像形成装置100、200、300において異常発生時に操作部140に表示されるエラーコード等のエラー情報の収集が可能となっている。画像形成装置100、200、300では、ネットワーク接続装置160は制御部130と接続されており、制御部130は、光走査装置22の異常発生時には、操作部140にエラー情報を表示してユーザに報知する。更に、画像形成装置100、200、300は、ホスト装置50にもネットワーク回線70経由でエラー情報を送信する。
ホスト装置50は、画像形成装置100、200、300と同一のネットワーク回線70に接続され、画像形成装置100、200、300からのエラー情報の受信を介して、各画像形成装置の動作状況を監視する。画像形成装置100、200、300は、光走査装置22の異常状態を検知すると、実施例1で説明したエラーコードと異常発生した画像形成装置に割り当てられた識別番号をホスト装置50に送信する。ホスト装置50の制御部50aは、画像形成装置100、200、300からのエラー情報を受信すると、ホスト装置50のディスプレイ50b上に次のようなエラー情報の表示を行う。即ち、エラーコードは実施例1で説明したように16進数で表現されているため、制御部50aはエラーコードを解析して、オペレータが分かりやすいように、次のような情報を表示装置であるディスプレイ50b上に表示する。例えば、異常が発生した画像形成装置の識別番号、異常発生した装置は電源装置150/光走査装置22の別、異常発生したのが光走査装置22の場合には、画像形成前の起動時か、画像形成実行中なのかが表示される。更に、制御部50aは、画像形成前の光走査装置22の起動時の場合には、エラーが発生したモードがFG制御モード時のエラーなのか、レーザ制御モード時のエラーなのか、BD制御モード時のエラーなのかの別をディスプレイ50b上に表示する。オペレータはディスプレイ50bに表示されたこれらのエラー情報に基づいて異常が発生している画像形成装置の異常個所を特定することができる。その結果、オペレータやサービスマンは、異常が検知された電源装置150や光走査装置22の交換品を準備し、交換対応を迅速に行うことができる。
以上説明したように、画像形成装置の異常監視を行う管理システムを構成することで、複数の画像形成装置に対して、異常発生時に異常が発生した画像形成装置、光走査装置を特定し、迅速に回復対応することができる。これにより、異常発生時のオペレータやサービスマンの作業負荷を低減させることが可能となる。
以上、本実施例によれば、画像形成装置の電源装置の異常によって光走査装置が起動しないことを正確に報知することができる。
14〜17 感光ドラム
22 光走査装置
114 コントローラ
115、116 抵抗
150 電源装置
1002 回転多面鏡
1003 スキャナモータ

Claims (12)

  1. 感光体と、レーザ光を出射する光源、前記レーザ光が前記感光体上を走査するように前記レーザ光を偏向する回転多面鏡、及び前記回転多面鏡を回転させる駆動モータを備える光走査装置と、を有し、前記感光体に形成された静電潜像をトナーによって現像することにより画像形成を行う画像形成部と、
    前記画像形成部へ電力を供給する電源装置と、
    前記電源装置の出力電圧を検知する電圧検知手段と、
    前記回転多面鏡の回転速度に応じた検知信号を出力する回転検知手段と、
    画像形成を行うために画像データが入力されたことに応じて前記電源装置からの電力によって前記駆動モータを起動させて前記画像形成部に画像を形成させる制御手段であって、前記電圧検知手段の検知結果、及び前記回転検知手段の検知結果に基づいて前記電源装置と前記光走査装置のいずれに異常があるかを検知し、異常箇所を報知する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記電源装置の出力電圧に異常があることを検知した場合には前記電源装置の異常を報知し、
    前記画像データが入力された後、かつ当該画像データの入力に応じた前記駆動モータの起動前に前記電源装置の出力電圧に異常があることを検知しない場合には、前記駆動モータを起動させ、所定の時間内に前記回転多面鏡が目標速度に到達しない場合には再度、前記電源装置の出力電圧に異常があるか否かを検知し、当該再度の前記電源装置の出力電圧に異常があるか否かの検知において前記電源装置の出力電圧に異常があると検知された場合、前記電源装置に異常があることを報知し、再度の前記電源装置の出力電圧に異常があるか否かの検知において前記電源装置の出力に異常がない場合、前記光走査装置に異常があることを報知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記光走査装置の起動を行う場合には、前記光走査装置を制御する制御モードを回転制御モードに設定し、前記駆動モータの状態に応じて、前記制御モードをレーザ制御モード、速度制御モード、位相制御モードの順に移行して、前記光走査装置の起動を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動モータは、複数の磁極を有し、前記回転多面鏡が設けられたロータ部を有し、
    前記光走査装置は、前記駆動モータの回転により発生する磁束変化を検知して、回転周期信号を生成する信号生成手段を有し、
    前記制御手段は、前記回転制御モードでは、前記回転多面鏡を駆動するために前記駆動モータを駆動し、前記回転検知手段から第1のロック信号が出力された場合には、前記制御モードを前記回転制御モードから前記レーザ制御モードに移行することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転検知手段は、前記信号生成手段が生成する前記回転周期信号に基づいて算出した前記駆動モータの回転速度が第1の目標回転速度の範囲内であれば前記第1のロック信号を出力することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記光走査装置は、前記光源から出射され、前記回転多面鏡により偏向された光ビームを検知し、検知信号を出力する光ビーム検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記レーザ制御モードでは、前記光ビーム検知手段が前記検知信号を出力した場合には、前記制御モードを前記レーザ制御モードから前記速度制御モードに移行することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記速度制御モードでは、前記回転検知手段から第2のロック信号が出力された場合には、前記制御モードを前記速度制御モードから前記位相制御モードに移行することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記回転検知手段は、前記光ビーム検知手段が出力する前記検知信号に基づいて算出した前記駆動モータの回転速度が前記第1の目標回転速度とは異なる第2の目標回転速度の範囲内であれば前記第2のロック信号を出力することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記光ビーム検知手段が出力する前記検知信号の位相と前記光走査装置を駆動する基準クロック信号の位相とが一致するように、前記駆動モータの回転を制御し、前記位相が一致した場合には第3のロック信号を出力する位相制御部を有し、
    前記位相制御モードでは、前記位相制御部から前記第3のロック信号が出力された場合には、画像形成動作を開始することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記光走査装置を制御する前記制御モードが前記回転制御モードに設定されてから第1の所定時間が経過しても前記位相制御部から前記第3のロック信号が出力されない場合で、前記電圧検知手段により検知された前記電源装置の出力電圧の異常を検知している場合には前記電源装置の異常を示すエラー情報を報知し、前記電圧検知手段により検知された前記電源装置の出力電圧の異常を検知していない場合には前記制御モードの情報を含む前記光走査装置のエラー情報を報知することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記画像形成動作を実行中に、前記位相制御部から前記第3のロック信号が第2の所定時間、継続して出力されない場合に、前記電圧検知手段により検知された前記電源装置の出力電圧の異常を検知している場合には前記電源装置の異常を示すエラー情報を報知し、前記電圧検知手段により検知された前記電源装置の出力電圧の異常を検知していない場合には前記位相制御モードの情報を含む前記光走査装置のエラー情報を報知することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記エラー情報を表示する表示部を備え、
    表示される前記エラー情報は、異常が発生した装置、及び前記異常が発生した装置が前記光走査装置の場合には前記制御モードの情報を含み、
    前記制御手段は、前記表示部に前記エラー情報を表示することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 複数の、請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置と、複数の前記画像形成装置とネットワーク回線を介して接続された管理装置と、を備える管理システムであって、
    前記画像形成装置は、前記エラー情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、情報を表示する表示装置を有し、複数の前記画像形成装置から受信した前記エラー情報を解析し、前記表示装置に表示することを特徴とする管理システム。
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