JP2003149585A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003149585A
JP2003149585A JP2001343371A JP2001343371A JP2003149585A JP 2003149585 A JP2003149585 A JP 2003149585A JP 2001343371 A JP2001343371 A JP 2001343371A JP 2001343371 A JP2001343371 A JP 2001343371A JP 2003149585 A JP2003149585 A JP 2003149585A
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signal
acceleration
deceleration
motor
sensor
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JP2001343371A
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English (en)
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Hajime Kaji
一 鍜治
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナモータの回転、位相制御部を主走査
方向の基準信号(BDセンサ信号)を用いて加速、減速
信号を生成し、制御することで、より安価で簡単な回路
構成で形成する。さらに、立上げ時間を短縮する。 【解決手段】 レーザ駆動手段と、加速、減速信号によ
りモータの回転速度を加減速するモータドライバと、モ
ータにより回転しレーザ光を反射する回転多面鏡と、回
転多面鏡からの光を受光し主走査方向の基準信号を出力
するセンサと、前記信号の間隔をカウントする手段と、
カウント値に基づいて加減速信号を生成する第一の加減
速信号生成手段と、設定された周期で出力される基準信
号を生成する手段と、基準信号とセンサ信号の差分(位
置)を検出し、その差分によって加減速信号を生成する
第二の加減速信号生成手段を有し、前記第一、ニの加減
速信号生成手段から出力される加速、減速信号を前記モ
ータドライバに入力し、スキャナモータの回転を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ光により画像
露光を行う複写機、プリンタ、FAX等の電子写真装置
に用いられるレーザスキャナモータの制御に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】レーザ光により画像露光を行う電子写真
装置に用いるレーザスキャナモータは、高速回転でかつ
回転精度が高精度になるように制御されている。また、
モータの寿命向上や低騒音化の為に、スタンバイ時にモ
ータの回転を停止、または回転数を低下させる制御を行
っている。このため、スタンバイモードからプリントモ
ードへの移行する時間を短くするために、回転数を上げ
るための立ち上がり時間を短くするように要求されてい
る。
【0003】また、複数のレーザスキャナモータが搭載
された電子写真装置においては、それぞれのモータの位
相を合わせる必要があるため、回転数を一定速にすると
同時に基準信号に対して位相制御も行わなくてはならな
い。
【0004】従来は、ロータの回転角を検出するホール
センサの出力により、論理回路が回転磁界の論理を生成
し、ブリッジに組まれた半導体素子群がスイッチングを
行い、コイルに電流を供給することにより、回転磁界を
生成し、モータを回転させている。さらに位相制御を行
うためにBDセンサの信号と、ホールセンサの出力から
得られる信号を使用して行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成でモータの回転速度制御、位相制御を行うに
はホールセンサの出力(もしくはモータのFG信号)と
BDセンサの信号を用いて行うため、回路が複雑化し、
大型化、さらにはコストアップの要因となってしまって
いる。
【0006】したがって、本発明の目的はBDセンサか
らの出力信号のみを利用して加速、減速信号を生成し、
モータの回転速度制御、位相制御をすることにある。こ
れにより安価で簡単な回路で構成できる。さらに、位相
制御においては色ずれなどの補正をレーザスキャナモー
タの回転位相をずらすことで行えるように制御する。ま
た、位相制御を行った場合にもレーザスキャナモータの
立ち上げ時間を短くすることを目的とする
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、レーザ
光源を画像信号もしくはコントロール信号に応じて駆動
するレーザドライブ手段と、加速信号が入力されるとレ
ーザスキャナモータの回転速度を加速し、減速信号が入
力されると前記レーザスキャナモータの回転速度を減速
するモータドライバと、前記モータドライバに接続され
たレーザスキャナモータの駆動により回転し、前記レー
ザ光源からの変調されたレーザ光を複数の反射面で反射
する回転多面鏡と、前記回転多面鏡からの反射光を受光
し、像担持体上の主走査方向の書き出し開始位置の基準
信号を出力するBDセンサと、前記センサから出力され
る信号の間隔をカウントし、カウント値に基づいて、第
一の加速信号もしくは減速信号のパルス幅を算出し、信
号を生成する第一の加減速信号生成手段と、ある目標と
する時間の周期(モータの回転速度)で出力される基準
信号を生成する基準信号生成手段と、前記基準信号と前
記BDセンサの差を検出し、その差分に応じて第二の加
速信号もしくは減速信号のパルス幅を算出し、信号を生
成する第二の加減速信号生成手段を有し、前記第一と第
二の加減速信号生成手段から出力される加速、減速信号
を前記モータドライバに入力し、前記レーザスキャナモ
ータの回転を制御することを特徴とするものである。
【0008】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、前記第二の加減速信号生成手段で
生成される信号は基準信号に対してBDセンサ信号が検
出されるタイミング(位置)によって、前記基準信号と
BDセンサ信号の差に対して算出する加減速信号の幅の
ゲインを変えることを特徴とするものである。
【0009】また請求項3に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において前記第二の加減速信号生成手段から
生成される信号は、前記基準信号とBDセンサ信号の差
分がある規定値以上になった場合、ある一定幅のパルス
を出力することを特徴とするものである。
【0010】また請求項4に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、前記第二の加減速信号生成手段に
おいて、差分検出をポリゴン回転数n回に1回行い、そ
のときにのみ加減速信号を出力することを特徴とするも
のである。
【0011】また請求項5に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、前記第二の加速減速信号から出力
される加速、減速信号を非画像領域で出力し、前記レー
ザスキャナモータの回転を非画像領域で制御することを
特徴とするものである。
【0012】また請求項6に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、前記基準信号生成手段で生成され
る基準信号の位相をずらした信号を複数生成する遅延信
号生成手段を有し、複数のレーザスキャナモータをもつ
構成において、遅延信号生成手段で生成される複数の信
号の中からそれぞれ独立に選択し、その信号を基準信号
としてそれぞれのレーザスキャナを独立に制御すること
を特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0014】図1は本発明を実施した画像形成装置の断
面図である。本実施例の画像形成装置は電子写真方式と
し、さらに本発明が特に有効であると考えられる複数の
画像形成部を並列に配するカラー画像出力装置として説
明していく。
【0015】画像出力部1Pは大別して、画像形成部1
0(4つのステーションa、b、c、dが並設されてお
り、その構成は同一である。)、給紙ユニット20、中
間転写ユニット30、定着ユニット40及び制御ユニッ
ト(不図示)から構成される。
【0016】さらに、個々のユニットについて詳しく説
明する。画像形成部10は次に述べるような構成になっ
ている。像担持体としての感光ドラム11a、11b、
11c、11dがその中心で軸支され、矢印方向に回転
駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向
してその回転方向に一次帯電器12a、12b、12
c、12d、レーザスキャナユニット13a、13b、
13c、13d、現像装置14a、14b、14c、1
4dが配置されている。一次帯電器12a〜12dにお
いて感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の
電荷を与える。
【0017】次いでレーザスキャナユニット13a〜1
3dにより、記録画像信号に応じて変調したレーザービ
ームなどの光線を感光ドラム11a〜11d上に露光さ
せることによって、そこに静電潜像を形成する。レーザ
スキャナユニットの動作についての詳細は後述する。
【0018】さらに、イエロー、シアン、マゼンタ、ブ
ラックといった4色の現像剤(以下、これをトナーと呼
ぶ)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによっ
て上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像を
中間転写体に転写する画像転写領域Ta、Tb、Tc、
Tdの下流側では、クリーニング装置15a、15b、
15c、15dにより転写材に転写されずに感光ドラム
11a〜11d上に残されたトナーを掻き落としてドラ
ム表面の清掃を行う。以上に示したプロセスにより、各
トナーによる画像形成が順次行われる。
【0019】給紙ユニット20は,記録材Pを収納する
ためのカセット21a・bおよび手差しトレイ27、カ
セット内もしくは手差しトレイより記録材Pを一枚ずつ
送り出すためのピックアップローラ22a・bおよび2
6、各ピックアップローラから送り出された記録材Pを
レジストローラまで搬送するための給紙ローラ対23及
び給紙ガイド24、そして画像形成部の画像形成タイミ
ングに合わせて記録材Pを二次転写領域Teへ送り出す
ためのレジストローラ25a、25bから成る。
【0020】中間転写ユニット30について詳細に説明
する。中間転写ベルト31(その材料として例えば、P
ET[ポリエチレンテレフタレート]やPVdF[ポリ
フッ化ビニリデン]などが用いられる)は、中間転写ベ
ルト31に駆動を伝達する駆動ローラ32、ばね(不図
示)の付勢によって中間転写ベルト31に適度な張力を
与えるテンションローラ33、ベルトを挟んで二次転写
領域Teに対向する従動ローラ34に巻回させる。これ
らのうち駆動ローラ32とテンションローラ33の間に
一次転写平面Aが形成される。
【0021】駆動ローラ32は金属ローラの表面に数m
m厚のゴム(ウレタンまたはクロロプレン)をコーティ
ングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ
32はパルスモータ(不図示)によって回転駆動され
る。各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31
が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間転写ベル
ト31の裏に一次転写用帯電器35a〜35dが配置さ
れている。従動ローラ34に対向して二次転写ローラ3
6が配置され、中間転写ベルト31とのニップによって
二次転写領域Teを形成する。二次転写ローラ36は中
間転写体に対して適度な圧力で加圧されている。
【0022】また、中間転写ベルト上、二次転写領域T
eの下流には中間転写ベルト31の画像形成面をクリー
ニングするためのブラシローラ(不図示)、および廃ト
ナーを収納する廃トナーボックス(不図示)が設けられ
ている。
【0023】定着ユニット40は、内部にハロゲンヒー
ターなどの熱源を備えた定着ローラ41aとそのローラ
に加圧される41b(このローラにも熱源を備える場合
もある)、及び上記ローラ対のニップ部へ転写材Pを導
くためのガイド43、また、上記ローラ対から排出され
てきた転写材Pをさらに装置外部に導き出すための内排
紙ローラ44、外排紙ローラ45などから成る。
【0024】制御ユニットは、上記各ユニット内の機構
の動作を制御するための制御基板50や、モータドライ
ブ基板(不図示)などから成る。
【0025】次に装置の動作に即して説明を加える。
【0026】画像形成動作開始信号が発せられると、選
択された用紙サイズ等により選択された給紙段から給紙
動作を開始する。たとえば上段の給紙段から給紙された
場合について説明すると、まずピックアップローラ22
aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り
出される。そして給紙ローラ対23によって転写材Pが
給紙ガイド24の間を案内されてレジストローラ25
a、25bまで搬送される。その時レジストローラは停
止されており、紙先端はニップ部に突き当たる。その
後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミングに合
わせてレジストローラは回転を始める。この回転時期
は、転写材Pと画像形成部より中間転写ベルト上に一次
転写されたトナー画像とが二次転写領域Teにおいてち
ょうど一致するようにそのタイミングが設定されてい
る。
【0027】一方画像形成部では、画像形成動作開始信
号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベ
ルト31の回転方向において一番上流にある感光ドラム
11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加され
た一次転写用帯電器35dによって一次転写領域Tdに
おいて中間転写ベルト31に一次転写される。一次転写
されたトナー像は次の一次転写領域Tcまで搬送され
る。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される時
間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上に
レジストを合わせて次のトナー像が転写される事にな
る。
【0028】以下も同様の工程が繰り返され、結局4色
のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写さ
れる。
【0029】その後記録材Pが二次転写領域Teに進
入、中間転写ベルト31に接触すると、記録材Pの通過
タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、高電圧を
印加させる。そして前述したプロセスにより中間転写ベ
ルト上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面
に転写される。その後記録材Pは搬送ガイド43によっ
て定着ローラニップ部まで正確に案内される。そしてロ
ーラ対41A、41Bの熱及びニップの圧力によってト
ナー画像が紙表面に定着される。その後、内外排紙ロー
ラ44、45により搬送され、紙は機外に排出される。
【0030】次に図2、図3を用いてレーザスキャナユ
ニットの構成を以下に述べる。
【0031】まず、4つのレーザスキャナユニット13
a〜13dは図2に示すように配置される。これら4つ
のユニットは各々おなじユニットが用いられ、Yell
ow,Mazenta,Cyan,Blackの4色に
対応している。並び順に関しては特に規定はない。ま
た、第2図において、レーザスキャナユニットは感光ド
ラムに対し垂直に位置しているが、反射鏡106を使用
せずに水平に位置しレーザ光路をL字型にすることも可
能である。
【0032】続いて、図3を用いて、レーザスキャナユ
ニット内の詳細を説明する。この図はレーザ光路をL字
にした場合を示す。102は回転多面鏡、103は回転
多面鏡102を回転駆動するレーザスキャナモータであ
る。回転多面鏡102の面数はプリントスピード、解像
度などのパラメータにより決定される。101は記録用
光源であるところのレーザダイオードである。レーザダ
イオード101は図示しない駆動回路により画像信号も
しくはコントロール信号に応じて点灯または消灯し、レ
ーザダイオード101から発した光変調レーザ光は回転
多面鏡102に向けて照射される。
【0033】回転多面鏡102は矢印の方向に回転して
いて、レーザダイオード101から発したレーザ光は回
転多面鏡102の回転に伴い、その反射面で連続的に角
度を変える変更ビームとして反射される。この反射光は
図示しないレンズ群により歪曲収差の補正等を受け、反
射鏡105を経て感光ドラム11の主走査方向に走査す
る。回転多面鏡102の1つの面は1ラインの走査に対
応し、回転多面鏡102の回転によりレーザダイオード
101から発したレーザ光は1ラインづつ感光ドラム1
1の主走査方向に走査する。
【0034】さらに、主走査方向の走査開始位置基準信
号を生成するためにBDセンサ52が配置される。実際
には走査開始位置近傍(感光ドラム11近傍)に設置す
るのが理想であるが、折り返しミラー107を利用する
ことにより、BDセンサ52をレーザスキャナユニット
に配置している。すなわち、回転多面鏡102の各反射
面で反射されたレーザ光は各々1ラインの走査に先立っ
てBDセンサ52により検出される。検出されたBD信
号は主走査方向の走査開始基準信号として用いられ、こ
の信号を基準として各ラインの主走査方向の書き出し開
始位置の同期がとられる。
【0035】また、本特許ではこのBDセンサ52から
出力される信号を用いて、レーザスキャナモータの位相
制御と回転速度制御を行う。
【0036】次に図4のブロック図を用いてレーザスキ
ャナモータの位相制御と回転速度制御に関して説明す
る。
【0037】レーザスキャナモータ103としてはブラ
シレスモータが用いられ、破線の内部はその等価回路を
示している。インダクタンス205は星型結線され、ブ
リッジ回路200により励磁され、回転磁界を生成す
る。ロータ204には磁性パターンが着磁されたおり、
インダクタンス205の回転磁界により回転し、回転多
面鏡102の回転駆動を行う。ホール素子201〜20
3はロータ204に着磁されている磁界を検出し、検出
された磁界は回転磁界制御回路206に入力される。回
転磁界制御回路206はホール素子201〜203の出
力信号に基づいてロータ204の回転位置を検出し、常
にロータ204が回転運動を行う磁界を発生するように
ブリッジ回路200を制御する。
【0038】また、回転磁界制御回路206には加減速
制御部207からの加速信号、減速信号が入力され、そ
の信号に基づいてモータの回転制御を行うことで速度制
御、さらには位相制御を行う。
【0039】加減速制御部207は第一と第二の加減速
制御部208,209、さらに前記制御部の信号を合成
する加減速信号合成部、基準信号生成部211から成
る。
【0040】まず、第一の加減速制御部208の制御に
ついて図5のタイミングチャートを用いて説明する。
【0041】図5(a)に減速信号が出力される場合の
タイミングを示す。BDセンサ52の信号の間隔を2つ
のカウンタを用いて交互にカウントする。このカウンタ
は設定値Xに達すると、カウント動作を停止する。カウ
ンタが停止した時点で、次のBDセンサ信号が入力され
ていない場合、すなわちモータの速度が設定値に達して
いない場合は、次のBDセンサ信号が入力されるまで減
速信号が出力される。
【0042】図5(b)に加速信号が出力される場合の
タイミングを示す。これは設定値Xに達する前にBDセ
ンサ信号が入力された場合、すなわちモータの速度が設
定値を超えている場合で、BDセンサ信号入力後、設定
値Xに達するまでの間加速信号が出力される。これらの
制御をBDセンサ信号が入力されるたびに行い、目標速
度Xで回転するように速度を制御する。
【0043】次に、第二の加減速制御部209の制御に
ついて、図6のタイミングチャートを用いて説明する。
【0044】図6(a)に減速信号が出力される場合の
タイミングを示す。第二の加減速制御部に位相ON信号
が入力されると、BDセンサ信号をカウントするカウン
タ1と基準信号生成部で生成される基準信号をカウント
するカウンタ2がカウントを開始する。そのカウント値
がCPU等によって設定された値になった時の差分を検
出する。
【0045】図6(a)においては設定値が3の場合を
示す。BD信号の方が設定したカウント値に先に到達し
た場合は前記差分から算出される減速信号を出力する。
例えば図で示すように、差分の1/4されたパルス幅を
出力するようにする。実際には、これはモータの特性な
どにより決定される(図6(a)に示すのはあくまでも
一例である)。さらに、基準信号とBDセンサ信号の位
置関係により、出力パルス幅を可変することでより速く
ポリゴンモータを立ち上げることが可能となる。
【0046】例えば図6(b)に示すように基準信号に
対してBDがどの位置で検出されるたかで1/nのnの
値を可変する。ここでは、1周期を4分割し、それぞれ
の位置においてnの値を変えた例を示す。ここに示す通
り、基準信号に対して遠い位置にある場合はパルス幅が
大きめになるように設定するとよい。但し、ポリゴンモ
ータの特性、オーバーシュート等を考慮しながら設定す
る。前記例では、4分割した場合を示したがあくまでも
一例で、モータの特性などにより、nを細かく設定する
とよりよい。
【0047】図6(c)に加速信号が出力される場合を
示す。この場合は、BD信号よりも基準信号をカウント
するカウンタ値が設定したカウント値に先に到達した場
合は差分から算出される加速信号を出力する。図6
(c)に減速時同様、設定値を3にした場合を示す。さ
らに、差分の1/4のパルス幅が出力されるように設定
された場合を示す。さらに、減速信号同様、図6(d)
に示すように、基準信号に対するBDセンサ信号の位置
によってnを可変するとよい。
【0048】本実施例では加減速どちらも同じ値で設定
した場合について述べたが、モータの加減速の特性に応
じて設定値を別々に設定することでよりモータを速く立
ち上げることが可能となる。上記例では差分比較するカ
ウント値を3にした場合について述べたが、この値はモ
ータの特性や第一の加減速制御部から出力される信号も
考慮した上で決定するとより精度の高い制御ができる。
【0049】上記の第一、第二の加減速制御部で生成さ
れる加減速信号を加減速信号生成部210で合成し、制
御回路206に対して出力する。
【0050】加速信号、減速信号の出力タイミングに関
しては特に規定はないが、非画像領域に加速、減速を行
う方が画質の劣化を招くことがない。この構成を用いた
場合、BDセンサの入力タイミングがわかっているた
め、当然、画像領域を知ることが可能である。よって、
非画像領域を検知し、それ以外の領域で信号を出力する
ことが望まれる。
【0051】次に図7のフローチャートを用いて位相制
御、回転速度制御シーケンスを説明する。まず、f1で
レーザスキャナモータがONされるのを待つ。モータが
ONされたら、f2に進み位相制御(第二の加減速制
御)がONされているかどうかを判断し、ONされてい
ない場合には第一の加減速制御(回転速度制御)のみが
動作する。この場合はf4に進み、前記図5で説明した
ような制御(第一の加減速制御)、つまりBDセンサ信
号の間隔が一定になるように加速もしくは減速信号を生
成する。f6に進みそれらの信号を制御回路206に与
え、モータの回転を制御する。f2で位相制御が(第二
の加減速制御)ONされている場合はf3に進み、前記
回転制御(第一の加減速制御)だけでなく、第二の加減
速制御(位相制御)も動作する。
【0052】これは前記図6で説明したような制御で、
基準信号にBDセンサ信号の位相を合わせる為の制御信
号を生成する。f5に進み、第一、第二の加減速制御で
生成される信号を合成し、制御回路206に与え、モー
タの回転速度と位相を制御する。次にf7に進みモータ
がOFFされていない場合には、再びf2に戻り位相制
御がONされているかを判断し、繰り返し制御を行う。
f7でモータOFFされた場合には、制御を終了する。
【0053】
【発明の効果】主走査方向の書き出し開始位置の基準信
号を出力するセンサ(BDセンサ)からの出力信号を用
いて、前記した方法で加速信号、減速信号を生成するこ
とにより、レーザスキャナモータの回転制御と位相制御
を安価で簡単な回路構成で形成でき、位相制御を行った
場合にも短い時間でモータを立ち上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるカラー画像形成装置の模式断面
【図2】 4つの光学ユニット配置図
【図3】 光学ユニットの構成を詳細に示す斜視図
【図4】 本発明のレーザスキャナモータの制御ブロッ
ク図
【図5】 第一の加減速制御部におけるタイミングチャ
ート
【図6】 第二の加減速制御部におけるタイミングチャ
ート
【図7】 レーザスキャナモータの速度制御シーケンス
を示すフローチャート
【符号の説明】
11a〜11d 感光ドラム 13a〜13d 光学ユニット 31 中間転写ベルト 40 定着ユニット 52 BDセンサ 101 レーザ 102 回転多面鏡 103 レーザスキャナモータ 104 レンズ 105 反射鏡 206 制御回路 207 加減速制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 BA33 BA34 BA39 BA51 BA66 BA69 BB32 BB34 2H045 AA53 AA56 BA22 BA34 CA88 CA99 5C072 AA03 BA20 HA02 HA13 HB08 HB11 HB16 QA17 UA14 XA01 XA04 5C074 AA10 BB02 BB17 CC22 CC26 DD13 DD24 DD28 EE04 EE05 FF15 HH02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源を画像信号もしくはコントロ
    ール信号に応じて駆動するレーザドライブ手段と、 加速信号が入力されるとレーザスキャナモータの回転速
    度を加速し、減速信号が入力されると前記レーザスキャ
    ナモータの回転速度を減速するモータドライバと、 前記モータドライバに接続されたレーザスキャナモータ
    の駆動により回転し、前記レーザ光源からの変調された
    レーザ光を複数の反射面で反射する回転多面鏡と、 前記回転多面鏡からの反射光を受光し、像担持体上の主
    走査方向の書き出し開始位置の基準信号を出力するBD
    センサと、 前記センサから出力される信号の間隔をカウントし、カ
    ウント値に基づいて、第一の加速信号もしくは減速信号
    のパルス幅を算出し、信号を生成する第一の加減速信号
    生成手段と、 ある目標とする時間の周期(モータの回転速度)で出力
    される基準信号を生成する基準信号生成手段と、 前記基準信号と前記BDセンサの差を検出し、その差分
    に応じて第二の加速信号もしくは減速信号のパルス幅を
    算出し、信号を生成する第二の加減速信号生成手段を有
    し、 前記第一と第二の加減速信号生成手段から出力される加
    速、減速信号を前記モータドライバに入力し、前記レー
    ザスキャナモータの回転を制御することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の加減速信号生成手段で生成さ
    れる信号は基準信号に対してBDセンサ信号が検出され
    るタイミング(位置)によって、前記基準信号とBDセ
    ンサ信号の差に対して算出する加減速信号の幅のゲイン
    を変えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第二の加減速信号生成手段から生成
    される信号は、前記基準信号とBDセンサ信号の差分が
    ある規定値以上になった場合、ある一定幅のパルスを出
    力することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第二の加減速信号生成手段におい
    て、差分検出をポリゴン回転数n回に1回行い、そのと
    きにのみ加減速信号を出力することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第一と第二の加速減速信号から出力
    される加速、減速信号を非画像領域で出力し、前記レー
    ザスキャナモータの回転を非画像領域で制御することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記基準信号生成手段で生成される基準
    信号の位相をずらした信号を複数生成する遅延信号生成
    手段を有し、複数のレーザスキャナモータをもつ構成に
    おいて、遅延信号生成手段で生成される複数の信号の中
    からそれぞれ独立に選択し、その信号を基準信号として
    それぞれのレーザスキャナを独立に制御することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069433A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Canon Inc ポリゴンミラー駆動モータ制御回路及び画像形成装置
JP2019191562A (ja) * 2018-04-20 2019-10-31 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10705448B2 (en) 2018-04-20 2020-07-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus performing phase control of rotational polygon mirror

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