JP2019047757A - 乗用芝刈機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コレクタ内への刈草排出の広域拡散と堆積状況の的確な把握を行わせる。【解決手段】コレクタ32内に刈草を受け入れる導入ガイド70を立設し、前記導入ガイド70の上端側には拡散案内板73を配置する乗用芝刈機において、前記導入ガイド70にブラケット部材71を固定し、前記ブラケット部材71上端側に支点軸72を保持し、前記支点軸72に前記拡散案内板73を左右首振り可能に設ける。また、前記拡散案内板73は、前記導入ガイド70の傾斜方向の延長状に傾斜しかつ湾曲形状の本体部73aと左右立ち上げ壁部73bL,73bRと後面側解放部73cとを備え、前記左右立ち上げ壁部73bL,73bRのうち、一方の立ち上げ壁部73bLは刈草の遮蔽面積を小に設定され、他方の立ち上げ壁部73bRは遮蔽面積を大に設定される。さらに、前記一方の立ち上げ壁部73bLに、満杯センサ82を設けてなる。【選択図】 図10

Description

本発明は、芝刈作業を行うモーアを装着した乗用芝刈機に関し、特にコレクタ内での芝草拡散構造に関する。
走行車体の前部に配置させた芝刈作業を行うモーアにおいて、モーアによって刈り取られた芝草は、ダクトを経由してコレクタ内に導入されるが、このコレクタ内において、導入用シューターの上部に首振り部を設け、刈り取られた芝草をコレクタの内部全体にわたって均一に堆積させる構成がある。この首振り部には、左右方向に往復させられる排出案内板を有し、排出案内板の左側部および右側部は排出されてくる刈草をコレクタの内部へスムーズに案内できるように折り曲げられている(特許文献1)。
また、首振り部を箱形に設ける場合に、コレクタが刈草で満杯になったことを検出するための満杯センサの取り付けが容易であるような形状が望ましいとされている(特許文献1)。
特開2015−57983号公報
上記特許文献1に記載の乗用芝刈機のコレクタ内の首振り部の構成は、排出案内板の支点の支持構成の開示がなく、コレクタ内壁又は導入用シューターの上部に構成する場合に、排出案内板の左右往復動を阻害せず、必要な案内面を確保した合理的な支持構成が要求される。また、特許文献1では、首振り部を箱形に形成し満杯センサを固定して設ける構成を開示するのみで、首振りや刈草排出又は拡散状況との関係に配慮がない。
この発明は、上記に鑑み、コレクタ内の刈草拡散排出作用を促進でき、満杯検出手段による堆積状況の把握を的確に行わせようとする。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
請求項1に記載の発明は、モーア5で刈り取った芝草を収容するコレクタ32内に刈草を受け入れる導入ガイド70を立設し、前記導入ガイド70の上端側には拡散案内板73を配置する乗用芝刈機において、前記導入ガイド70にブラケット部材71を固定し、前記ブラケット部材71上端側に支点軸72を保持し、前記支点軸72に前記拡散案内板73を左右首振り可能に設けたことを特徴とする乗用芝刈機とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記導入ガイド70は、側面視において刈草受入下端側が前位で上端側が後位となるよう後傾斜姿勢に設けられ、前記ブラケット部材71は、下端側が前記導入ガイド70に固定され上端側に前記支点軸72を保持可能なハブ72aを備え、前記支点軸72に首振り機構74を連結してなる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記導入ガイド70及び前記拡散案内板73を前記コレクタ32内左右中心線に対して左右一側に偏倚して設け、前記首振り機構74による左側首振り角度αLと右側首振り角度αRのうち前記偏倚する側の首振り角度αRを小に設定してなる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記拡散案内板73は、前記導入ガイド70の傾斜方向の延長状に傾斜しかつ湾曲形状の本体部73aと左右立ち上げ壁部73bL,73bRと後面側解放部73cとを備え、前記左右立ち上げ壁部73bL,73bRのうち、一方の立ち上げ壁部73bLは刈草の遮蔽面積を小に設定され、他方の立ち上げ壁部73bRは遮蔽面積を大に設定される。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記一方の立ち上げ壁部73bLに、満杯センサ82を設けてなる。
請求項1及び請求項2に記載の発明によると、このブラケット部材71上端側に支点軸72を保持し、前記支点軸72に前記拡散案内板73を左右首振り可能に設けるもので、前記ブラケット部材71が導入ガイド70に固定されるものであるから、拡散案内板73は導入ガイド70との位置関係が一定で首振りに伴う拡散排出作用を所定に維持できる。
請求項3及び請求項4に記載の発明によると、前記導入ガイド70及び前記拡散案内板73をコレクタ32内左右中心線に対して左右一側に偏倚して設けるものであっても、コレクタ32内への刈草の堆積状況を左右ほぼ均等に行うことができる。
請求項5に記載の発明によると、満杯センサ82は拡散案内板73の左右首振りに伴って往復移動し、刈草充填による満杯状況を的確に検出できる。
乗用芝刈機の側面図である。 コレクタを外した乗用芝刈機の左斜後方斜視図である。 図2の乗用芝刈機のバンパーを外した右斜後方斜視図である。 乗用芝刈機の背面図である。 (A)バンパーの前方斜視図、(B)バンパーの後方斜視図、(C)バンパーの側面図である。 (A)モーアの平面図、(B)モーアの側面図である。 コレクタ及びコレクタ内挿入ガイド、拡散案内板を示す斜視図である。 コレクタ及びコレクタ内挿入ガイド、拡散案内板を示す背面図である。 (A)(B)拡散案内板の作用状態を示す斜視図である。 (A)(B)拡散案内板の作用状態を示す平面図である。 フローチャートである。 制御ブロック図である。 (A)改良構成に係るモーアデッキの斜視図、(B)従来構成に係るモーアデッキの斜視図である。 (A)案内カバー平面図、(B)案内カバー背面図、(C)案内カバー側面図である。 モーアデッキの平面図である。 (A)コレクタ集草方式仕様のモーア側面図、(B)マルチング仕様のモーア側面図である。 (A)遮蔽プレートの平面図、(B)遮蔽プレートの背面図、(C)遮蔽プレートの側面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施例の乗用芝刈機1の側面図を図1に示す。
走行車体1の前部と後部にそれぞれ前輪2,2と後輪3,3を備え、車体1の前部の下方であって前輪2,2の前方には刈刃4を有する芝草刈り取り用のモーア5が設けられ、所謂フロントモーアを構成している。前記車体1の前部上方のフロア6部にはステアリングコラム7を立設し、該コラム7の上部には操舵用のハンドル8が設けられている。また該ハンドル8の後方には操縦席9を設ける。
前記車体1のフレーム構成について詳述すると、前方側より前記フロア6や操縦席9等を支持するフロアフレーム10、エンジン11の動力を受けて走行用変速装置(例えばHST)やモーア5を駆動する伝動系を収容する伝動ケース12、該伝動ケース12の上部に固定された安全ガード用フレーム13、伝動ケース12の下端部に連結され前記エンジン11等を支持する左右一対のサイドフレーム14L,14R等からなる。
フロアフレーム10は前側を平面視U状に形成され、前部には前記コラム7を支持し、後部には前記操縦席9や各種レバー等の操作ボックスを支持すべく設けられ、左右の後端を前記安全ガード用フレーム13の左右側面13L,13Rに重合状態で連結する構成である。安全ガード用フレーム13の前記左右側面13L,13Rに、安全ガード15の左右支柱部15L、15Rを連結する構成とし、これら左右支柱部15L,15Rの上端を頭部フレーム15Hで連結している。安全ガード用フレーム13の左右各下部側にL型のケース連結部13aL,13aRを設け、それぞれを前記伝動ケース12の上面及び後面に固定連結することによって強固な剛体構造を得るよう構成している。
前記伝動ケース12は、前記のように車体1のフレーム構造を構成する一部となっており、この伝動ケース12の左右各端部に前輪2,2への伝動無端帯やギヤ類を内装する走行伝動ケース12aL,12aRを伝動可能に装着する。
前記伝動ケース12の下部には、左右のサイドフレーム14L,14Rを連結固定する。該サイドフレーム14L,14Rは後方に延出し、前後途中部にはエンジン搭載用斜板14E,14Eを構成し、前記エンジン11を防振的に支持できる構成である。そしてサイドフレーム14L,14Rの後端側においてその上方に位置して後車軸ケース16を設ける。該後車軸ケース16の内部には後輪デフ機構、左右車軸、減速ギヤ機構等が内装される。前記サイドフレーム14L,14Rの各後端同士は左右連結部材14Sによって連結固定されている。
前記エンジン11の高さよりもやや高い位置に、上部フレーム17を構成するが、該上部フレーム17は平面視U型に成形され、湾曲部を後方とし左右の前端部を近傍のフレームに連結する。詳細には、前記安全ガードフレーム13に下端が固定され垂直に立設せる左右一対の縦フレーム18L,18R同士を連結する横フレーム19に前記前端部は連結固定される。
次いで、車体1のフレーム構造のうち後部の構成について説明する。前記左右のサイドフレーム14L,14Rの後端と前記上部フレーム17の間に2本の補強兼用の縦支柱20L,20Rを設ける。この縦支柱20L,20Rの上下間に適宜本数に横桟20H,20Hを固定して設けることによって梯子状を呈した補強を図っている。
前記縦支柱20L,20Rの上下中央よりもやや高い位置に配置した横桟20Hに、後部パンバー21を設ける。このバンパー21は、図5に示すように、中央の厚手の中央板金材22、該中央板金材22の左右折曲部22L,22Rから左右方向に延長状態に固定するパイプ製ガード23L,23Rからなる構成である。これら中央板金材22とパイプ製ガード23L,23Rからなるバンパー21の基本的構成に次のような補助構成を備える。即ち、前記中央板金材22の前面に前方突出するように左右一対の連結アーム24,24を溶接等の手段によって固定し、該中央板金材22の後面にはクッションゴム25,25を左右に適宜間隔離してボルト締結によって着脱自在に固定している。中央板金材20aの下面又は前記連結アーム24の一方側下縁には垂下状に金具支持板27aを設け、該金具支持板27aにクランク状に折り曲げられナンバープレート26を装着するための取付金具27を固定して設ける。クランク状の折り曲げによって中央板金材22との固定箇所よりも前方に変位する。即ち中央板金材22の後端面を含む平面よりも前方にナンバープレート26を取り付けできる。
前記後部バンパー21の中央板金材22の前方突出状に設ける連結アーム24,24の前端を前記横桟20Hの一を選択してボルト締結する。選択された横桟20Hの前後位置と連結アーム24,24の長さによってバンパー21の取付け位置が確定するが、側面視において後述コレクタの後端よりもやや後方にバンパー21の中央板金材22が位置すべく配置する。このように配置することによってバンパー21の効果を備えるものである。
前記中央板金材22の左右折曲部22L,22Rに固定するパイプ製ガード23L,23Rについて、図5に示すように、パイプをU型に曲げさらに略直角方向に折り曲げて成形し、対の端縁部を上下に位置させて溶接等によって前記左右折曲部22L,22Rに固定するものである。このパイプ製ガード23L,23Rにおいて、次の構成を付加している。即ち、各パイプ製ガード23L,23Rに囲われた連通部を塞ぐように、前記略直角方向の折り曲げに沿って湾曲形成した塞ぎ板28L,28Rを前面側に溶接固定してガード効果を高めている。また、塞ぎ板28L,28Rの後面を向く箇所にランプ装着用孔29L,29Rを形成し、車幅灯、制動灯、方向指示器等複合の灯火を組み合わせたコンビネーションランプ30L,30Rを挿通しボルト締めして固定している。このランプ装着用孔29L,29Rに固定されたコンビネーションランプ30L,30Rの表面部、即ち車体1の後方を向く面をその上下に対向するパイプ製ガード23L,23Rの後端縁を含む垂直面よりも前側に待避させて固定することにより、ランプ30L,30Rの他物への衝突による破損を少なくできる。
前記後部バンパー21の構成部材である中央板金材22とパイプ製ガード23によって車体1後部が他物に衝突してもその衝撃を車体1自体が受けても損傷を防止しあるいは軽減できる効果があり、特に中央板金材22に後部にはクッションゴム25を中央板金材22やパイプ製ガード23の後端面よりも後方に突出状に設けられているから、車体1の後退走行等において、先ず該クッションゴム25が衝突して衝撃を吸収し、車体1側への衝撃を緩和できる。より大きな衝撃が加わったり、車体1の斜め後方における衝撃が加わったりした場合には、クッションゴム25ではまかなえず、中央板金材22本体やパイプ製ガード23によって衝撃を受け止めて車体1への衝撃を緩和できる。なお、クッションゴム25の固定方法はボルトにより着脱自在に構成するものであり、具体的には、ボルト装着孔を貫通状としボルト入り口側が径大で途中から径小に形成することで、途中に頭部を係合できる段部が形成されることとなり、クッションゴム25を取り付けることができるよう当該段部を形成の形態とすると、クッションゴム25の大きさを大小種々に準備し適当な大きさを採用することもできる。
また、前記後部バンパー21を構成する左右のパイプ製ガード23のうち、右側のパイプ製ガード23Rの内側にはエアクリーナ31を配置している。このように、パイプ製ガード23は後面から側面に亘って囲いを形成するためその内側に配置されるエンジン11の補器類を保護できる。なお、美観上でも優れる。
図1に示すように、前記安全ガード15の後方で、前記上部フレーム17の上方に、昇降機構を介して刈り草を収容するコレクタ32を設けている。昇降機構は、平行リンクの昇降アーム33と、昇降シリンダ機構34とを備え、一端側は前記安全ガード15を支持する安全ガード用フレーム13L,13Rに、他端はコレクタ32を載置できるコレクタフレーム35に連結している。なお、前記モーア5による刈草は、図外ブロアの送風作用を受けて蛇腹ホース36、ダクト37を経由してコレクタ32に収容される構成としている。ダクト37はコレクタ32の受入口と対向し、コレクタ32昇降動作に支障ないよう下降時にダクト37出口とコレクタ32受入口とが合致し、上昇時にコレクタ32受入口からダクト37が容易に離反できるよう構成している。
前記車体1の側面において、前記エンジン11の側面を覆うエンジンカバー40を配置し、車体1後部側にはバンパー21の中央板金材22上方付近を覆うよう後部カバー41を設けている。この後部カバー41の存在によって、コレクタ32から下方に落下した刈草が該カバー41表面を滑り落ちて車体1後方に落下させることができる。車体1の左側面にバッテリーを収容するバッテリーケース42、車体1の右側面にラジエータ43を配置している。
次いで、前記フロア6への昇降を補助するステップ及び把持構造について説明する。前記モーア5は前記フロア6下方あって、前記モーア5の前記刈刃4を覆うモーアデッキ5aは、平面視において、その中央側はフロア6と重合しかつこのモーアデッキ5aの左右端部側はフロア6の投影面よりも外側にはみ出している。そして前記モーアデッキ5aの上面には、ステップ45を固定して設ける。すなわち、このステップ45は、帯板を側面視でL型に形成し、踏面45aには滑り止め用孔部45b,45b…を形成してあり、モーアデッキ5aの一側端部(図例では左側端部)の上面に、当該踏面45aを上面として取付け部材46によって固定している。この取付け部材46による装着によって、モーア5の左右前ゲージ輪47L,47Rのうち、左前ゲージ輪47Lの支持アーム48Lの基部側ブラケット49Lの外側にステップ45は配置される。なお、平面視において、ステップ45の位置は、前記フロアフレーム10及びフロア6の投影圏外に配置されるものである。フロア6への昇降の際には、このステップ45を左足又は右足で踏んで搭乗することにより2ステップで昇降動作を行うため、昇降高さを低くでき、昇降を容易とさせる。図例では、モーアデッキ5aの左側端部にステップ45を設けたが、右側端部に設けてもよく、両端部にそれぞれ設けてもよい。
前記フロア6の上面の構成について、前記操縦席9の左・右側部に各種操作レバー等を支持する操作ボックス50L,50Rを設けている。右側操作ボックス50Rに、3本の油圧操作レバー51~53を配設しており、いずれも前後に揺動させる形態であって、このうちモーア5を昇降するモーア昇降油圧操作レバー51を前位置に設け、コレクタ32を昇降するコレクタ昇降油圧操作レバー52とコレクタ32を後傾しつつ後部コレクタ蓋32aを開放する刈草排出油圧操作レバー53を後位置に併設してなる。これら油圧操作レバー51~53はいずれも油圧バルブのスプールを連動すべく構成されている。
前記ステアリングコラム7周辺の構成について、フロアフレーム10の前端部から立設された支持部材60に、パイプ材からなる前部バンパー61を設ける。該前部バンパー61は、左右中間部を下方に折り曲げ左右両端部を後方に曲げた形状となし、ステアリングコラム7の上部前方及び側方を囲う形状となっている。前記支持部材60は、左右一対の湾曲起立板60a,60aの上端を連結すべく溶接によって一体化され、湾曲起立板60a,60aの各下端のコ型連結部60b,60bをフロアフレーム10の前端側から嵌合してボルトにより固定している。前記前部バンパー61の左右端部側であって、後方に向いて折り曲げられた箇所は把持部61aとなっている。
前記前部バンパー61には前照灯62L,62Rを支持する支持部材として利用できる。
ところで、前記伝動ケース12内の走行用変速装置(HST)はエンジン11からの動力を受けて駆動され、フロア6部に配置された前後進ペダル63f,63rの踏み込み操作によって増速される構成としている。
前記のように、前記モーア5による刈草は、図外ブロアの送風作用を受けて蛇腹ホース36、ダクト37を経由してコレクタ32の受入口に至りコレクタ32内に放出拡散されながら収容される構成である。前記ダクト37の上端に対向するコレクタ32の受入口側の構成について詳述する。前記ダクト37の上端開口部形状(図例では矩形)に対応する矩形形状の導入開口部に形成した四角筒状の導入ガイド70を固定して設ける。該導入ガイド70の下端側に形成するフランジ部70aを形成し、コレクタ32の左右中心よりも後方から見てやや右側に偏った位置に開口部32aを備え、この開口部32aに前記導入ガイド70をコレクタ32の外側から挿通し、フランジ部70aをコレクタ32壁部に重合させて締結固定することにより、導入ガイド70を側面視において刈草受入下端側が前位で上端側が後位となるようやや後傾斜姿勢に立設する構成としている。コレクタ32の前記開口部32a及び導入ガイド70の下端開口部は、前記ダクト37の上端開口部に対応する関係に設けている。導入ガイド70の上端側には拡散案内板73が延長状態に配置され、刈草を放出できる構成である。
前記導入ガイド70の前壁部にパイプ状のブラケット部材71の下端側(基部側)を固定し、その上端側に支点軸72を保持可能なハブ72aを備えている。前記拡散案内板73は、前記導入ガイド70の傾斜方向の延長状に傾斜しかつ湾曲形状の本体部73aと、左右立ち上げ壁部73bL,73bRと、後面側解放部73cを備え、本体部73aの中央部に前記支点軸72を一体的に立設する。なお、前記ハブ72aは、支点軸72を回転自在でかつ挿抜不能に保持している。
前記支点軸72に首振り機構74を連動連結しており、前記拡散案内板73は略垂直な前記支点軸72回りに左右に往復回動する構成である。首振り機構74は、駆動モータ75、回転アーム76、連動ロッド77、ブラケット78からなる。駆動モータ75によって上下軸心回りに一定方向で回転連動する回転アーム76と、ブラケット78との間を連動ロッド77で連結するもので、回転アーム76と連動ロッド77との連結点が左右に移動する範囲で、拡散案内板73は首振り、即ち左右往復移動する構成である。前記支点軸72に対するブラケット78固定の位相角度位置、及び該ブラケット78の有効長さを所定に設定することによって、拡散案内板73の左側首振り角度αLと右側首振り角度αRを決定することができる。このため、拡散案内板73は左右方向右側に偏った位置に設けられるが、前記角度αL>αRになるよう設定するものである。
前記駆動モータ75は長手方向を前後方向とし、その前部に前記回転アーム76を上下軸心回りに回転連動可能に支持する減速ギヤ機構(図示せず)を備え、コレクタ32の前壁部32bに装着すると共に、外周をカバー部材79で覆う構成である。
前記支点軸72側ブラケット78に連結する連動ロッド77の連結部は、前記拡散案内板73を支持する前記ブラケット部材71と拡散案内板73本体部73aとの間に配置されるものであるが、ブラケット部材71の下端側(基部側)を導入ガイド70に連結するものであるから、ブラケット部材71下方に余裕空間部を形成しつつ当該ブラケット部材71の形状を所望に形成できる効果がある。
前記連動ロッド77の途中部には、弾性緩衝機構80を設ける。連動ロッド77は、前記回転アーム76に連結する第1連動ロッド77aと、前記支点軸72側ブラケット78に連結する第2連動ロッド77bに分割され、第1,第2連動ロッド77a,77bを同軸心上に配置し、両者を弾性緩衝機構80としてのコイルスプリングによって連結する構成である。このように構成すると、首振りの方向が反転するとき、コイルスプリング80の圧縮や逆の伸出によって、回転アーム76に追従すべき速度が瞬時に遅くなり、よって拡散案内板73による刈草の拡散案内量を多くでき、コレクタ32の隅部への刈草充填量を多くすることができる。コイルスプリング80は単一でもよいが、適宜に弾性係数の異なるものを用意し直列接続あるいは二重構造に組み合わせる構成としてもよい。
前記拡散案内板73の前記左右立ち上げ壁部73bL,73bRについて、前記のように導入ガイド70はコレクタ32の左右中心よりもやや右側に偏倚して設けられ拡散案内板73もこれに従って左右方向において右側に偏って配置されることとなり、一方の左側立ち上げ壁部73bLは、刈草の拡散案内を遮蔽しないよう低く設定され拡散案内板73の補強用の効果を主とし、他方の右側立ち上げ壁部73bRは、遮蔽面積を大きくして過剰な右側への拡散排出量を抑制している。
前記左側立ち上げ壁部73bLに、断面L型の取付ステー81の基部を取付け、該取付ステー81の先端側に、満杯センサ82を設ける。満杯センサ82は、スプリングロッド82aとセンサ本体82bとからなり、スプリングロッド82aを後方向きに配置してセンサ本体82bを前記取付ステー81に着脱自在に固定する。取付ステー81側には長孔81aを形成して満杯センサ82を長手方向に位置変更可能に固定できる構成である。
上記満杯センサ82は、スプリングロッド82aの先端部が所定範囲以上に撓むことによってセンサ本体82b内のリミットスイッチをONし、制御部Cに満杯信号を出力する公知の構成である。満杯センサ82は拡散案内板73の左右首振りに伴って往復移動し、刈草充填状況によって満杯信号を出力できる。
図11は、満杯検出制御を示すフローチャートである。作業継続中は定期的に満杯センサ82からの満杯信号の有無を判定し、満杯信号ありと判定すると、ホーン83及び警告灯84に各出力する。オペレータは、ホーン83出力をホーン停止スイッチ85にて停止する。同時に満杯センサ82の満杯信号あり判定時のコレクタ32内余裕量を経験上知っており、警告灯84出力のままで作業を継続する。そして、真の満杯量を推定して作業を停止するもので、図11においては、エンジン停止によって警告灯84出力を停止する。
芝草刈り取り用の前記モーア5について詳述する。刈刃4は左右一対が左右に並んで設けられ、円弧状ガイド90L,90Rに沿って縦軸回りに異なる方向に回転しながら芝草を刈り取る構成である。一対の刈刃4が交差するモーアデッキ5aの左右中央部において、該モーアデッキ5aの一部が切り欠かれ、開口部5bが形成されている。そして、開口部5bを被覆する案内カバー91が、後ろ側に向かって斜め上方に向かう傾斜面91aを形成するよう設けられている(図13(A))。この案内カバー91は、従来、図13(B)に示すように、U型に形成された前側案内板A、その後部に接続され、同じくU型でかつ下辺を後方に長く延長させた後側案内板B、及び刈刃4L,4Rの上面に接近させる左右の飛散防止片C,Cの4分割形態としていたが、これらを一体成形することにより、特に従来の前側案内板A後端と後側案内板B前端との間に段差を生じさせず、円滑な刈草の排出案内を良好に行うことができる。
図15〜図17には、蛇腹ホース36、ダクト37へ刈草排出しコレクタ32に集草する方式(図16(A))に代替し、所謂マルチング方式に変更するために刈草排出通路を遮蔽する遮蔽プレート92及びその装着状況を示す(図16(B))。遮蔽プレート92は、前側の傾斜板部92a、水平板部92b、刈草を左右刈刃4L,4R回転圏内に戻す刈草分岐部材92c等からなる。遮蔽プレート92の固定手段として、傾斜板部92aの前端にボルト挿通孔92dを形成しモーアデッキ5aの天井部に重合させて固定する。そして後端側において、傾斜辺部92eと水平板部92fを形成し、これら傾斜辺部92eと水平板部92fを後方側から前方に移動挿入することによって、モーアデッキ5a側に設けられた傾斜姿勢の底板5cを挟み状に固定できる。このように構成すると、装着又は取り外しの作業を迅速容易に行える。
5モーア
32コレクタ
70導入ガイド
71ブラケット部材
72支点軸
72aハブ
73拡散案内板
73a本体部
73bL立ち上げ壁部
73bR立ち上げ壁部
74首振り機構
82満杯センサ
αL首振り角度
αR首振り角度

Claims (5)

  1. モーア(5)で刈り取った芝草を収容するコレクタ(32)内に刈草を受け入れる導入ガイド(70)を立設し、前記導入ガイド(70)の上端側には拡散案内板(73)を配置する乗用芝刈機において、前記導入ガイド(70)にブラケット部材(71)を固定し、前記ブラケット部材(71)上端側に支点軸(72)を保持し、前記支点軸(72)に前記拡散案内板(73)を左右首振り可能に設けたことを特徴とする乗用芝刈機。
  2. 前記導入ガイド(70)は、側面視において刈草受入下端側が前位で上端側が後位となるよう後傾斜姿勢に設けられ、前記ブラケット部材(71)は、下端側が前記導入ガイド(70)に固定され上端側に前記支点軸(72)を保持可能なハブ(72a)を備え、前記支点軸(72)に首振り機構(74)を連結してなる請求項1に記載の乗用芝刈機。
  3. 前記導入ガイド(70)及び前記拡散案内板(73)を前記コレクタ(32)内左右中心線に対して左右一側に偏倚して設け、前記首振り機構(74)による左側首振り角度(αL)と右側首振り角度(αR)のうち前記偏倚する側の首振り角度(αR)を小に設定してなる請求項2に記載の乗用芝刈機。
  4. 前記拡散案内板(73)は、前記導入ガイド(70)の傾斜方向の延長状に傾斜しかつ湾曲形状の本体部(73a)と左右立ち上げ壁部(73bL,73bR)と後面側解放部(73c)とを備え、前記左右立ち上げ壁部(73bL,73bR)のうち、一方の立ち上げ壁部(73bL)は刈草の遮蔽面積を小に設定され、他方の立ち上げ壁部(73bR)は遮蔽面積を大に設定される請求項3に記載の乗用芝刈機。
  5. 前記一方の立ち上げ壁部(73bL)に、満杯センサ(82)を設けてなる請求項4に記載の乗用芝刈機。
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