JP7335183B2 - 乗用型作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、左右一対の前車輪及び後車輪に支持された車体フレームと、車体フレーム上に搭載されたデッキパネルと、車体フレームの前部でデッキパネルの上方に運転座席が配置された運転部と、車体フレームの後部で原動機がボンネットに内装された原動部と、が備えられた乗用型作業機に関する。
上記した乗用型作業機において、従来では、例えば特許文献1に記載された如く、車体フレームの後部に備えたボンネットにエンジンを内装した原動部や、運転部よりも前方に草刈装置等の作業装置を位置させたものがある。このような構造のものでは、エンジンが内装されたボンネット内に、スタータ装置や、図示はされていないがヒューズボックス等の電装品を設けることが一般的に行われている。また、このような乗用型作業機において、ボンネットの上部には、集草機等の別の装置をオプションで装着することがある。
特開2014-161287号公報(明細書の段落「0029」、及び図面の「図9」参照。)
上記のように、ボンネットの内部にエンジンを内装した乗用型作業機においては、ボンネットの上部に集草機等の別の装置をオプションで装着することが可能な構造のものがある。このようにすれば、ボンネットの上方空間を集草機の設置箇所として利用できる点で有用なものであるが、次のような問題がある。
つまり、草刈装置等の作業装置を用いての作業中に、ヒューズが飛んだ場合にも、ボンネット内を簡単に開閉して点検することができないという点での不便さがある。
本発明は、電装品をボンネット外へ配設して、ボンネットの開閉を要さずにアクセス可能であるように、デッキパネルの下方空間を有効利用できるようにした乗用型作業機を提供しようとするものである。
本発明による乗用型作業機は、
左右一対の前車輪及び後車輪に支持された車体フレームと、
前記車体フレーム上に搭載されたデッキパネルと、
前記車体フレームの前部で前記デッキパネルの上方に運転座席が配置された運転部と、
前記車体フレームの後部で原動機がボンネットに内装された原動部と、が備えられ、
前記車体フレームの横外方箇所における前記デッキパネルの下方で、かつ前記前車輪と前記後車輪の前後方向における間隔内に、バッテリー支持部が設けられ、
前記デッキパネルと、その下方に位置する前記バッテリー支持部との間で、かつ前記前車輪と前記後車輪の前後方向における間隔内に、各種の電装品が配設され、
前記前車輪又は前記後車輪と前記電装品との間に、前記前車輪又は前記後車輪から跳ね上げられる飛散水の降りかかりを抑制する遮蔽部材が設けられ、
前記遮蔽部材が、前記電装品に最も近い位置の前記前車輪又は前記後車輪に対向して位置する第一縦板部分と、前記電装品を上方から覆う上板部分と、前記電装品を下方から覆う下板部分と、前記第一縦板部分とは、前記上板部分及び前記下板部分を挟んで対向する位置の第二縦板部分と、を備え、
前記上板部分及び前記下板部分は、前記第二縦板部分に近い側が左右方向で前記車体フレームに近い機体内方寄りに位置し、前記第一縦板部分に近い側が左右方向で前記車体フレームから横外方へ離れた位置の前記前車輪又は前記後車輪に近い機体外方寄りに位置するように、平面視で、前記前車輪又は前記後車輪に近い側ほど前記車体フレームから離れた機体外方寄りに位置する斜め姿勢に形成され、
前記遮蔽部材が、前記車体フレームに固定された取付部材と、前記バッテリー支持部と、にわたって連結固定されていることを特徴とする。
本発明によると、車体フレームの横外方箇所におけるデッキパネルの下方で、かつ前車輪と後車輪の前後方向における間隔内に、各種の電装品が配設されているので、車体フレームの左右間隔内に配設される伝動軸などの各種部材の配設を妨げることなく配設でき、また、デッキパネル上の空間を狭めることもない。つまり、デッキパネルの下方における車体フレームの横外方箇所で、かつ前車輪と後車輪の前後方向における間隔内という、横内方側と前後が、車体フレームと前車輪及び後車輪で囲まれ、他物との接触を避けやすい状態に、電装品を配設することができる。
本発明では、上述したように、デッキパネルの下方におけるデッドスペースを有効利用して電装品を配設し得たものであり、これよって、原動部のボンネット上に集草機などの別装置を配設したとしても、ボンネットの開閉操作を要さずに電装品の保守点検を容易に行うことができる。
しかし、この位置に電装品を配設しただけでは、前車輪又は後車輪から跳ね上げられる飛散水が、電装品に降りかかる虞があるが、本発明では、前車輪又は後車輪と電装品との間に、前車輪又は後車輪から跳ね上げられる飛散水の降りかかりを抑制する遮蔽部材を設けたものであるから、飛散水が電装品に降りかかるような不具合を回避し易いという利点もある。
本発明においては、前記遮蔽部材が、平面視及び前後方向視で、前記バッテリー支持部と重複する箇所に位置するように配設されていると好適である。
本構成によれば、電装品のみならずバッテリーもデッキパネルの下方におけるデッドスペースを有効利用して配設することができる。
そして、電装品がデッキパネルとバッテリー支持部との間に位置し、遮蔽部材は、平面視及び前後方向視で、バッテリー支持部と重複する箇所に位置している。したがって、遮蔽部材は、バッテリーの上側に対する飛散水の降りかかりを抑制するためにも役立ち、バッテリー支持部は、電装品の下側に対する飛散水の降りかかりを抑制するためにも役立つことになる。
前記遮蔽部材の上部が前記第二縦板部分を介して、前記車体フレームに固定された取付部材に支持され、前記遮蔽部材の下部が前記第一縦板部分を介して、前記バッテリー支持部に連結固定されていると好適である。
本構成によれば、遮蔽部材は、上部が車体フレームに固定された取付部材によって強固に支持され、下部はバッテリー支持部に連結固定されることにより、上下両持ち状態で安定良く支持されている。
本発明においては、前記下板部分は、前記バッテリー支持部に支持されたバッテリー上面との間に間隔を隔てて設けられていると好適である。
本構成によれば、電装品の上下及び前後が遮蔽部材によって覆われ、効果的な飛散水の降りかかり抑制を図ることができるものでありながら、バッテリー支持部に支持されたバッテリー上面との間に間隔を隔てて下板部分が設けられているので、共に発熱部材であるところのバッテリーと電装品との間における熱の伝播も効果的に抑制し得る。
本発明においては、前記デッキパネルの外周縁部分に、下向きに屈曲形成された垂れ下がりフランジ部分が設けられ、
前記垂れ下がりフランジ部分のうち、前記遮蔽部材によって前後及び上下を囲まれた前記電装品に対向する箇所に、点検用開口が形成され、
前記点検用開口に対して、機体外方側から脱着操作可能な蓋板部材が装着されていると好適である。
本構成によれば、デッキパネルの外周縁部分を、電装品の機体外方側を覆う遮蔽部材の一部として利用することができ、かつ、点検用開口や蓋板部材を、デッキパネルの外周縁側から、電装品の点検を行う際の開閉手段として、便利に用いることができる。
乗用型作業機の全体を示す側面図である。 乗用型作業機の全体を示す平面図である。 遮蔽部材及びバッテリー支持部を示す側面図である。 遮蔽部材及びバッテリー支持部を示す平面図である。 遮蔽部材及びバッテリー支持部を示す正面図である。 遮蔽部材及びバッテリー支持部を示す斜視図である。 遮蔽部材を示す分解斜視図である。 駐車ブレーキ操作構造を示す斜視図である。 別実施形態における乗用型作業機の全体を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように定義している。つまり、本発明の作業機における作業走行時の前進側の進行方向(図1,2における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1,2における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図2における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図2における矢印L参照)が「左」である。
〔全体構成〕
図1,2に本実施形態に係る乗用型作業機としての乗用草刈機が示されている。この乗用草刈機は、左右一対の前車輪1F及び後車輪1Rに支持された車体フレーム10を備える走行機体1と、走行機体1の前方に、昇降装置11を介して連結した草刈装置2と、を備えている。つまり、乗用草刈機は、草刈装置2を走行機体1の前方に配置したフロントモアー形式に構成されたものである。
草刈装置2は、モアーデッキ20の下側で、上下方向に沿う各軸心の回りで回動する三枚の回転ブレード(図示せず)を備え、進行方向に対する右横側方へ刈草を排出するように構成されたサイドディスチャージ仕様のものである。
走行機体1に対する草刈装置2の相対高さ位置は、昇降装置11によって上下に位置変更可能である。昇降装置11は、走行機体1の前部に備えたリフトアーム(図外)と、リフトアームよりも下方で後端側を走行機体1に連結されたリンク部材11aとを備え、リンク部材11aの前後方向の中間箇所がリフトアームに吊り持ちされている。リンク部材11aの前端側に草刈装置2が連結されている。
したがって、リフトアームの前端側(遊端側)を下向きに揺動させて、草刈装置2を地面に設置させた作業姿勢とすることにより、草刈装置2による草刈作業を行うことができる。リフトアームの前端側(遊端側)を上向きに揺動させて、図1に示すように草刈装置2を地面から離反させた吊り上げ状態とすることにより、草刈装置2を非作業姿勢に姿勢変更することができる。
走行機体1には、車体フレーム10の後部に原動部3が備えられ、その原動部3よりも機体前方側に位置させた状態で運転部4が備えられている。
原動部3では、原動機としてのガソリンエンジン30(以下、単にエンジンと呼称する)が車体フレーム10に搭載されている。そして、そのエンジン30、及びラジエータ31等を覆うボンネット32が備えられている。
エンジン30からの出力は、プロペラシャフト(図外)を介して機体前部のトランスミッションケース33に入力される。トランスミッションケース33内で変速された動力が、伝動軸34を介して前方の草刈装置2と、後輪駆動軸35を介して後方の後車輪1Rの駆動系と、に供給される。
車体フレーム10は、断面チャンネル状で前後方向に長い左右一対のメインフレーム10A,10Aを備えている。左右のメインフレーム10A,10Aの前端部がトランスミッションケース33に対して一体的に連結され、左右のメインフレーム10A,10Aの後端部にエンジン30が搭載され、連結されている。
〔運転部〕
原動部3よりも機体前方側では、車体フレーム10上にデッキパネル40が設けられ、そのデッキパネル40の上方に運転部4が設けられている。
図1,2に示すように、運転部4には、原動部3の前側でデッキパネル40の上方に設けた運転座席41、運転座席41の前方でデッキパネル40の上方に立設されたハンドルポスト42、及び、ハンドルポスト42の上部に位置するステアリングホイール43等が備えられている。
また、ボンネット32の機体前方側の端部と、運転座席41の後部との間において、運転座席41の左右両側の車体フレーム10に下端側を支持された正面視門形のロプス44が、運転座席41の上方を迂回する状態で立設されている。
図1及び図8に示すように、運転部4のデッキパネル40上には、デッキパネル40の上面よりも上方へ突出する状態で、変速操作ペダル45、及びブレーキ操作具46が設けられている。ブレーキ操作具46は、操縦者が運転座席41に塔座した姿勢での踏み込み操作で走行機体1の制動を行うことができるように、走行機体1に備えた走行系の制動装置(図外)に連係されている。
図1、図2、及び図8に示すように、ハンドルポスト42の上下方向での中間位置に、駐車ブレーキ操作レバー48が備えられている。
ハンドルポスト42の上下方向での中間位置には、ハンドルポスト42の左右方向における横側面の一部が、部分的にステアリングホイール43の回転中心に近づく方向へ凹入した形状の段付き凹部47が形成されている。この段付き凹部47の上向き面47aを貫通する状態で駐車ブレーキ操作レバー48が設けられている。したがって、運転座席41に塔座する操縦者が、手動で上向き面47aに対する遠近方向において駐車ブレーキ操作レバー48を引き操作することができる。駐車ブレーキ操作レバー48を引き操作することにより、踏み込み状態にあるブレーキ操作具46を踏み込み位置でロックし、駐車ブレーキとして使用することができる。駐車ブレーキ操作レバー48は引き操作方向とは逆向きに復帰付勢されているので、手を離して引き操作を解除すると、引き操作前の位置に自動的に復帰する。ブレーキ操作具46のロック解除は、ブレーキ操作具46を再度踏み込むことによって行われる。
段付き凹部47の上向き面47aは、運転座席41の座面41aの高さと同程度の高さ位置にある。また、この段付き凹部47は、平面視でステアリングホイール43の外周縁の近く位置に設けられている。これによって、操縦者が容易に把持し易い位置に駐車ブレーキ操作レバー48が配設される。
つまり、段付き凹部47が存在する位置は、水平方では、運転座席41に塔座した操縦者の手が届きやすいところの、ステアリングホイール43の外周縁に近い位置である。そして、上下方向では、段付き凹部47が運転座席41の座面41aの高さと同程度の高さ位置にある。したがって、段付き凹部47の上向き面47aに設けられた駐車ブレーキ操作レバー48は、操縦者が運転座席41に塔座したままの姿勢で自然に手を伸ばすだけで届きやすい位置に存在する。
これにより、操縦姿勢をあまり変更することなく、容易に駐車ブレーキ操作レバー48を把持して、ブレーキ操作具46のロック操作を行うことができる。
〔バッテリー支持部〕
上記の乗用草刈機では、図1及び図4乃至図6に示されるように、各電装品に電力を供給するためのバッテリー50を、原動部3のボンネット32内にではなく、ボンネット32の外に備えている。つまり、バッテリー50を格納するための矩形箱状のバッテリー支持部5を、デッキパネル40の下方で、かつ右側の車体フレーム10の横外方箇所で、前車輪1Fと後車輪1Rとの間に配設して、ボンネット32の外に位置させている。
より具体的には、デッキパネル40の下方に位置するバッテリー支持部5は、上下方向で、デッキパネル40の下面との間に後述する遮蔽部材6が入り込むことを許容し得る所定間隔を隔てた下方に配置されている。また、左右方向においてバッテリー支持部5は、左右一対の車体フレーム10のうちの、右側の車体フレーム10の横外方箇所に配設されている。そして前後方向においてバッテリー支持部5は、前車輪1Fと後車輪1Rとの間隔内で、かつ後車輪1Rよりも前車輪1Fに近い箇所に配設されている。
バッテリー支持部5は、バッテリー50を上方から差し込み挿入可能な上方開放の箱状本体51と、箱状本体51に差し込まれたバッテリー50の上部外側端部に当接する押え金52と、バッテリー50の上部外側端部に当てつけた押え金52を箱状本体51に対角方向から締め付け固定可能な固定ボルト53と、を備えている。
箱状本体51のうち、車体フレーム10に対向する側の面に取付ブラケット54が固定され、この取付ブラケット54を介して、車体フレーム10の横外方に連結固定されている。
箱状本体51の前面(前車輪1Fに対向する側の面)部分に、後述する遮蔽部材6の下部を連結固定するための連結ブラケット55が前方へ向けて突出形成されている。
〔遮蔽部材〕
上述した右側の車体フレーム10の横外方箇所におけるデッキパネル40の下方で、かつ前車輪1Fと後車輪1Rの前後方向における間隔内には、バッテリー50と接続される各種制御対象機器用のヒューズ等の電装品12が、遮蔽部材6を介して配置されている。
遮蔽部材6は、前車輪1F及び後車輪1Rのうち、電装品12に最も近い位置の車輪であるところの右側の前車輪1Fに対向して位置する第一縦板部分60を備えている。この第一縦板部分60とともに、電装品12を上方から覆う上板部分61と、電装品12を下方から覆う下板部分62と、第一縦板部分60とは、上板部分61及び下板部分62を挟んで対向するように後方に位置する第二縦板部分63と、を備えている。
このように遮蔽部材6は、第一縦板部分60、上板部分61、下板部分62、及び第二縦板部分63を備え、この第一縦板部分60、上板部分61、下板部分62、及び第二縦板部分63で囲まれた電装品収容空間Sに、電装品12を配設している。これによって、前車輪1Fから跳ね上げられる飛散水が、電装品12に降りかかることを抑制しようとするものである。
遮蔽部材6は、図3乃至図7に示すように、第二縦板部分63を介して取付部材13に支持されている。取付部材13は、車体フレーム10のうち、右側のメインフレーム10Aに固定されて前後方向に沿う取付用の板面を有している。この取付部材13の板面に直交する姿勢で、第二縦板部分63の機体内方側の端部がボルト連結されている。
また、第一縦板部分60の下部には、バッテリー支持部5に対して連結される連結ブラケット64が後方向きに突出形成されており、この連結ブラケット64を、バッテリー支持部5の箱状本体51から前方へ突出形成された連結ブラケット55にボルト連結可能に構成してある。
したがって、遮蔽部材6は、上部が、第二縦板部分63を介して取付部材13に連結され、メインフレーム10Aに固定され、下部が、第一縦板部分60に備えた連結ブラケット64を介して、バッテリー支持部5の箱状本体51に連結固定されている。
遮蔽部材6の上板部分61は、デッキパネル40の下面に近い位置に設置されているが、下板部分62は、バッテリー支持部5に支持されたバッテリー50の上面から上方へ離れた位置に設けられている。つまり、下板部分62とバッテリー50の上面との間には、上板部分61とデッキパネル40の下面との間隔d1よりも大きな間隔d2を設けてある。これは、下板部分62よりも上側に取り付けられる電装品12の取り付け高さを高くして、いずれも発熱源となり得るバッテリー50と電装品12との間隔を大きくすることで、お互いの熱影響を少なくし易い(図5参照)。
また、下板部分62の下方にバッテリー支持部5が存在していることで、このバッテリー支持部5が、下方から上方へ向かう飛散水を遮蔽する役割をも果たし易い。したがって、遮蔽部材6の下板部分62が面積の小さいものであっても、バッテリー支持部5による下方から上方へ向かう飛散水の遮蔽作用を利用して、電装品12に対する飛散水の付着を抑制し易い。
電装品収容空間S内では、第一縦板部分60の上部から後向きに突出させた固定部材60aと、第二縦板部分63の前面と、下板部分62の折り曲げリブ62a部分とに、電装品12が取り付け固定されている(図3及び図4参照)。
そして、遮蔽部材6は、平面視及び前後方向視で、バッテリー支持部5と重複する箇所に位置するように、第一縦板部分60の左右方向位置と、上板部分61及び下板部分62の前後左右位置が設定されている(図3乃至図5参照)。
また、第一縦板部分60は、前後方向視で右側の前車輪1Fに対しても部分的に重複するように、第一縦板部分60の機体外方寄りの部分と、前車輪1Fの機体内方寄りの部分とが重複する位置に配設されている(図1及び図4参照)。
上板部分61及び下板部分62は、図4及び図6に示すように、第二縦板部分63に近い側が左右方向で車体フレーム10に近い機体内方寄りに位置し、第一縦板部分60が左右方向で前車輪1Fに近い機体外方寄りに位置するように、平面視で前車輪1Fに近い側ほど機体外方寄りに位置する斜め姿勢に形成されている。
このように上板部分61と下板部分62を斜め姿勢で配設することにより、遮蔽部材6の右斜め前方に位置する右側の前車輪1Fからの飛散水を、第一縦板部分60で遮蔽し得る。このとき、遮蔽部材6は、斜め姿勢の上板部分61及び下板部分62の前端部に支持されるものであるから、メインフレーム10Aから延設される場合よりも、左右方向幅をコンパクトに構成し易い。
遮蔽部材6の横外方には、デッキパネル40の外周縁部分から下向きに屈曲形成された垂れ下がりフランジ部分40aが対向している。
この垂れ下がりフランジ部分40aのうち、遮蔽部材6によって前後及び上下を囲まれた電装品収容空間Sに対向する箇所には、点検用開口40bが形成されている。この点検用開口40bの機体外方側には、機体外方側から脱着操作可能な蓋板部材49が装着されている。
したがって、蓋板部材49を取り外すなどして点検用開口40bを開放することにより、点検用開口40bを介して、走行機体1の外方から、電装品収容空間Sに内装されている電装品12にアクセスすることができる(図1,図4参照)。
〔別実施形態〕
(1)上記した実施形態では、前車輪1F及び後車輪1Rのうち、電装品12に最も近い位置の車輪が右側の前車輪1Fである場合を例として、その右側の前車輪1Fと対向する位置に遮蔽部材6が設けられた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば、図示はしないが、右側の後車輪1Rが電装品12に最も近い位置の車輪である場合には、遮蔽部材6の第一縦板部分60が右側の後車輪1Rに対向する位置に設けられたものであってもよい。同様に、左側の前車輪1Fが電装品12に最も近い位置の車輪である場合には、その左側の前車輪1Fと対向する位置に遮蔽部材6が設けられた構造であればよく、左側の後車輪1Rが電装品12に最も近い位置の車輪である場合には、その左側の後車輪1Rと対向する位置に遮蔽部材6が設けられた構造であればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(2)上記した実施形態では、遮蔽部材6が前方の前車輪1Fと対向する位置に配設されている構造のものを例示したが、この構造に限られるものではない。例えば、図9に示すように、電装品収容空間Sと前車輪1Fとの間に、遮蔽部材6として機能するものとして、燃料フィルター、あるいは気液分離器等、を収容するためのカバーケース65を設けるものであってもよい。
この場合は、燃料フィルター、あるいは気液分離器等のカバーケース65が遮蔽部材6の機能を兼ねるものであるから、部材の兼用化に伴って、より一層の構造の簡素化を図ることができる。
尚、この場合に、カバーケース65と遮蔽部材6とを別々に設けるものであっても差し支えない。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(3)上記した実施形態では、乗用型作業機として、草刈装置2を機体前方に位置させたフロントモアー式の乗用草刈機を示したが、これに限らず、例えば、乗用型作業機として、草刈装置2を前後方向で前車輪1Fと後車輪1Rの間に配置したミッドモアー式の乗用草刈機を採用したものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(4)上記した実施形態では、ボンネット32に内装される原動機がガソリンエンジン30である構造のものを例示したが、これに限らず、例えば原動機がディーゼルエンジンや、ハイブリッド型のエンジンであったり、搭載バッテリーの電力で駆動される電動モータを用いた電動式のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(5)上記した実施形態では、遮蔽部材6とバッテリー支持部5とを別々の部材で構成した構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。例えば、遮蔽部材6とバッテリー支持部5とを一体化した構造のものであっても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(6)上記した実施形態では、遮蔽部材6として、第一縦板部分60、上板部分61、下板部分62、及び第二縦板部分63を備え、第一縦板部分60と、下板部分62と、第二縦板部分63と、のそれぞれに電装品12を取り付けた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば、上板部分61、下板部分62、及び第二縦板部分63のうちのいずれかを省いたり、逆に別部材を付加するなどしてもよく、電装品12も電装品収容空間S内で適宜の部材に支持させるものであってもよい。また、遮蔽部材6で覆われる電装品12としては、ヒューズのみならず、適宜のものを採用することができる。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、乗用草刈機に限らず、トラクタや運搬車、あるいはフォークリフトなど、タイヤ車輪付きの各種の乗用型作業機にも利用可能である。
1F 前車輪
1R 後車輪
2 草刈装置
3 原動部
4 運転部
5 バッテリー支持部
6 遮蔽部材
10 車体フレーム
12 電装品
13 取付部材
30 原動機
32 ボンネット
40 デッキパネル
40a 垂れ下がりフランジ部分
40b 点検用開口
41 運転座席
49 蓋板部材
50 バッテリー
60 第一縦板部分
61 上板部分
62 下板部分
63 第二縦板部分

Claims (5)

  1. 左右一対の前車輪及び後車輪に支持された車体フレームと、
    前記車体フレーム上に搭載されたデッキパネルと、
    前記車体フレームの前部で前記デッキパネルの上方に運転座席が配置された運転部と、
    前記車体フレームの後部で原動機がボンネットに内装された原動部と、が備えられ、
    前記車体フレームの横外方箇所における前記デッキパネルの下方で、かつ前記前車輪と前記後車輪の前後方向における間隔内に、バッテリー支持部が設けられ、
    前記デッキパネルと、その下方に位置する前記バッテリー支持部との間で、かつ前記前車輪と前記後車輪の前後方向における間隔内に、各種の電装品が配設され、
    前記前車輪又は前記後車輪と前記電装品との間に、前記前車輪又は前記後車輪から跳ね上げられる飛散水の降りかかりを抑制する遮蔽部材が設けられ、
    前記遮蔽部材が、前記電装品に最も近い位置の前記前車輪又は前記後車輪に対向して位置する第一縦板部分と、前記電装品を上方から覆う上板部分と、前記電装品を下方から覆う下板部分と、前記第一縦板部分とは、前記上板部分及び前記下板部分を挟んで対向する位置の第二縦板部分と、を備え、
    前記上板部分及び前記下板部分は、前記第二縦板部分に近い側が左右方向で前記車体フレームに近い機体内方寄りに位置し、前記第一縦板部分に近い側が左右方向で前記車体フレームから横外方へ離れた位置の前記前車輪又は前記後車輪に近い機体外方寄りに位置するように、平面視で、前記前車輪又は前記後車輪に近い側ほど前記車体フレームから離れた機体外方寄りに位置する斜め姿勢に形成され、
    前記遮蔽部材が、前記車体フレームに固定された取付部材と、前記バッテリー支持部と、にわたって連結固定されている乗用型作業機。
  2. 前記遮蔽部材が、平面視及び前後方向視で、前記バッテリー支持部と重複する箇所に位置するように配設されている請求項1記載の乗用型作業機。
  3. 前記遮蔽部材の上部が前記第二縦板部分を介して、前記車体フレームに固定された取付部材に支持され、前記遮蔽部材の下部が前記第一縦板部分を介して、前記バッテリー支持部に連結固定されている請求項1又は2記載の乗用型作業機。
  4. 前記下板部分は、前記バッテリー支持部に支持されたバッテリー上面との間に間隔を隔てて設けられている請求項1~3のいずれか一項記載の乗用型作業機。
  5. 前記デッキパネルの外周縁部分に、下向きに屈曲形成された垂れ下がりフランジ部分が設けられ、
    前記垂れ下がりフランジ部分のうち、前記遮蔽部材によって前後及び上下を囲まれた前記電装品に対向する箇所に、点検用開口が形成され、
    前記点検用開口に対して、機体外方側から脱着操作可能な蓋板部材が装着されている請求項1~4のいずれか一項記載の乗用型作業機。
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