JP6507119B2 - 作業車両 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、主として、給油ポンプを収容する給油ポンプ収容部を備える作業車両に関する。
従来から、トラクタ等の作業車両において、燃料タンクに燃料を供給するための給油ポンプを収容する給油ポンプ収容部を備える構成が知られている。特許文献1から3は、この種の作業車両を開示する。
特許文献1の作業車両は、ボンネットの近傍のボンネットフード内に給油ポンプが内蔵されている。具体的には、ボンネットフード内に吸入部材が通っており、この吸入部材がボンネットフードの下方へ延出可能に構成されている。これにより、地面に置いた給油タンクに吸入部材を差し込むことができる。また、ボンネットフード内には、給油タンクから燃料を吸い上げる給油ポンプと、給油ポンプが吸い込んだ燃料を燃料タンクへ送る吸入パイプと、が配置されている。従って、特許文献1の作業車両では、給油ポンプを取り出すことなく給油を行う構成である。
特許文献2の作業車両には、運転席の後方に収納空間形成体が設けられており、この収納空間形成体に給油ポンプが収納されている。また、特許文献3の作業車両には、給油時に給油タンクを保持するホルダが設けられている。
実願平3−112884号(実開平5−56552号)のCD−ROM 特開2014−40143号公報 特開2000−142129号公報
しかし、特許文献1の作業車両では、構成が複雑になるとともに、吸入部材、給油ポンプ、及び吸入パイプの交換が容易にできない。そのため、給油ポンプ等の破損時に修復作業に手間が掛かる。また、特許文献2の作業車両では、ボンネット内に燃料タンクが設けられる場合に、燃料タンクから収納空間形成体までの距離が長くなるため、オペレータにとって手間となる。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、オペレータによる給油作業の手間が軽減できるとともに、給油ポンプ等の交換が容易な作業車両を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の作業車両が提供される。即ち、この作業車両は、燃料タンクと、キャビンフレームと、給油ポンプ収容部と、を備える。前記燃料タンクは、ボンネットの内部に配置される。前記キャビンフレームは、オペレータが搭乗するキャビンを構成する。前記給油ポンプ収容部は、前記キャビンフレームの前方に位置するように配置されており、前記燃料タンクに燃料を給油するための給油ポンプが取出し可能に収容される。前記キャビンフレームは、フロントガラスの側方に配置される前方ピラーを含んでいる。前記給油ポンプ収容部は、車両正面視において前記前方ピラーと重なるように、かつ、前記フロントガラスと重ならないように配置されている。
これにより、燃料タンクの近くに給油ポンプを収納できるので、オペレータによる給油作業の手間が軽減できる。また、作業車両の内部にポンプ構造が配置される従来技術と比較して、構成を単純にできるとともに給油ポンプ等を容易に交換できる。また、給油ポンプ収容部が前方ピラーと重なるため、作業車両の車幅方向のサイズを抑えることができる。また、給油ポンプ収容部がフロントガラスと重ならないため、オペレータの視界が遮られることを防止できる。
前記の作業車両においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この作業車両は、前記給油ポンプ収容部を別部材に取り付けるための連結部材を備える。前記別部材は、前記給油ポンプ収容部よりも、車両中央側に位置している。
これにより、連結部材を設けることで、給油ポンプ収容部を左右方向の外側にズラして配置できるので、フロントガラスの外側かつ前方ピラーの内側に給油ポンプ収容部を配置する位置関係が容易に実現できる。
前記の作業車両においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記ボンネットには、前記燃料タンクに供給する燃料が入った給油タンクを載せる給油タンク載せ部が取り付けられている。前記給油ポンプ収容部は、左右方向において、前記給油タンク載せ部と同じ側に配置されている。
これにより、オペレータによる給油作業の手間を一層軽減できる。
前記の作業車両においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記給油ポンプ収容部の前面には、下方に近づくにつれて後方に近づくように傾斜する前方傾斜部が形成されている。前記給油ポンプ収容部の底面には、液体を排出するための排出孔が形成されている。
これにより、給油ポンプ収容部に傾斜部を形成することで、作業車両の走行部(前輪又はクローラ)及び地面等の視認性を向上させることができる。また、給油ポンプ収容部に前方傾斜部及び排出孔を形成することにより、給油ポンプ収容部の内部に入った水や燃料を容易に排出できる。
本発明の一実施形態に係るトラクタの全体的な構成を示す左側面図。 トラクタの右側面図。 座席の近傍から前方を見たときの様子を示す図。 ボンネット及びフロントガラスの周囲に配置される部材の前方斜視図。 ボンネット及びフロントガラスの周囲に配置される部材の正面図。 ボンネット及びフロントガラスの周囲に配置される部材の後方斜視図。 給油ポンプ収容部の取付構造を示す斜視図。 給油ポンプ収容部の断面図。 トラクタに燃料を給油するときの様子を示す正面図。 右側のリアフェンダーを上方から見た斜視図。 右側のリアフェンダーを下方から見た斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るトラクタ1の全体的な構成を示す左側面図である。図2は、トラクタの右側面図である。図3は、座席111の近傍から前方を見たときの様子を示す図である。
図1は、本実施形態に係る作業車両としてのトラクタ1を示している。トラクタ1の機体2は、走行車輪(走行部)としての左右1対の前輪101,101及び左右1対の後輪102,102により支持されている。機体2の前部のボンネット106の内部には、駆動源としてのエンジンが配置される。
ボンネット106の後方の機体2の上面には、キャビン112が配置され、キャビン112の内部には、オペレータが着座するための座席111が配置されている。また、キャビン112の内部には、座席111に着座したオペレータが足を置くためのフロア108が配置されている。また、キャビン112の内部であって座席111の前方には、ダッシュボード10が設けられている。ダッシュボード10には、ステアリングハンドル11等の操作具が配置されている。また、リアフェンダー118の上部には、油圧操作レバー12等の操作具が配置される。また、他の操作具として、例えば、走行用変速レバー、クラッチペダル、及びPTO用変速レバー等が配置される。
また、座席111の近傍には、バッテリーの電源を利用可能なキャビン内電源取出口15が設けられている。オペレータがキャビン内電源取出口15に電気機器を接続することで、当該電気機器に電力が供給される。
キャビン112は、複数のピラーを含むキャビンフレーム20を備える。具体的には、図1に示すように、キャビンフレーム20は、前方から順に、右前方ピラー(前方ピラー)21、右中央ピラー22、及び右後方ピラー23を備える。また、図2に示すように、キャビンフレーム20は、前方から順に、左前方ピラー24、左中央ピラー25、及び左後方ピラー26を備える。
図3に示すように、右前方ピラー21及び左前方ピラー24に挟まれる領域には、フロントガラス71が配置されている。また、右前方ピラー21及び右中央ピラー22に挟まれる領域には、右ドアガラス72が配置されている。また、左前方ピラー24及び左中央ピラー25に挟まれる領域には、左ドアガラス73が配置されている。
キャビン112の前方には、ボンネット106が配置されている。ボンネット106の内部には、エンジンと、燃料タンク109と、が配置されている。また、ボンネット106には貫通孔が形成されており、この貫通孔を介して、燃料タンク109の給油口が露出している。燃料タンク109には、給油口を塞ぐための給油キャップ109aが取り付けられている。燃料タンク109は、ボンネット106の中央より右側に配置されている。また、燃料タンク109の給油口も、図4に示すように、ボンネット106の中央より右側に配置されている。
図1に示すように、ボンネット106の右側には、給油タンク載せ部41が配置されている。給油タンク載せ部41は、後述の図9に示すように、給油時に給油タンク45を載せる台である。給油タンク載せ部41は、ステー42によって支持されている。このステー42は、機体フレーム116に支持されている。なお、給油タンク載せ部41は、前後方向を回動中心としてボンネット106側に回動可能に構成されている。これにより、給油を行わないときにおいて、給油タンク載せ部41をコンパクトにすることができる。なお、給油タンク載せ部41は、別の部分に支持されていても良い。
キャビンフレーム20の右前方ピラー21の前方には、給油ポンプ収容部30が配置されている。給油ポンプ収容部30は、給油ポンプ46を収容するための箱状の部材である。なお、給油ポンプ収容部30の詳細については後述する。
機体2の構造体をなすフレームは、前バンパー114及び前車軸ケース115を有する図略のエンジンフレームと、当該エンジンフレームの後部に着脱自在に固定した左右の機体フレーム116,116と、により構成されている。当該機体フレーム116の後部にはミッションケース103が連結されている。ミッションケース103は、エンジンからの動力を適宜変速して前後4輪に伝達するための機構を内部に収容している。ミッションケース103には、後車軸117を介して後輪102が取り付けられている。左右の後輪102の上方は、左右のリアフェンダー118によって覆われている。
エンジンの後方には図略のクラッチハウジングが配置され、当該クラッチハウジングの後方には上述のミッションケース103が配置される。これにより、エンジンからの動力を後輪102に変速しながら伝達して駆動することができる。
エンジンの動力は、ミッションケース103の後端から更に後方へ突出する図略のPTO軸に伝達される。トラクタ1は作業機装着装置を備えており、トラクタ1のPTO軸に、図略の作業機を装着可能に構成されている。
次に、図4から図8を参照して、給油ポンプ収容部30の構成及び取付構造について詳細に説明する。
図4に示すように、キャビンフレーム20は、キャビン112の前部において、右前方ピラー21と、左前方ピラー24と、前方屋根フレーム27と、を備える。前方屋根フレーム27は右前方ピラー21と左前方ピラー24の上端同士を接続するように配置されている。
また、右前方ピラー21の中途部であって、フロントガラス71の内側には、内側補強部材28が配置されている。内側補強部材28は、右前方ピラー21と、ボンネット106の後端部と、を接続している。また、右前方ピラー21の中途部であって、フロントガラス71の外側には、外側補強部材29が配置されている。外側補強部材29は、右前方ピラー21と、ボンネット106の後端部と、を接続している。
給油ポンプ収容部30は、樹脂製の部材であり、図4から図7に示すように、容器部31と、蓋部32と、を備える。また、容器部31には、前方傾斜部33と、側方傾斜部34と、排出孔35と、が形成されている。
容器部31は、給油ポンプ46を収容する収容空間を構成する箱状の部材である。容器部31の上方は開放されており、この開放部分に蓋部32が着脱可能に取り付けられている。蓋部32の着脱には工具は不要であり、オペレータが容器部31を掴んで蓋部32を上方に引っ張ることにより、容器部31に対して蓋部32を取り外すことができる。このように給油ポンプ収容部30が蓋部32を備えることにより、雨、埃、及び土等から給油ポンプ46を保護することができる。
また、容器部31の外側には、前後方向に延びるリブが複数形成されている。これにより、オペレータが容器部31を掴んだ時に、手が滑りにくくなり、蓋部32の着脱性を良好にすることができる。
また、容器部31の前面であって、上下方向の中央より下側には、前方傾斜部33が形成されている。前方傾斜部33は、下方に近づくにつれて後方に近づくように傾斜した部分である。前方傾斜部33を形成することにより、給油ポンプ収容部30の内部に溜まった水が下方へ流れ易くなる。
また、前方傾斜部33を形成することにより、オペレータの下方の視界が遮られにくくなる。図6は、フロントガラス71及び給油ポンプ収容部30を左斜め後ろから見た斜視図である。図6は、座席111に着座したオペレータの後方からフロントガラス71を見た図と表現することもできる。トラクタ1を用いて作業を行う際には、地面(圃場)とトラクタ1の位置関係が重要となる。
例えば、オペレータは、トラクタ1によって耕される位置がズレていないか、又は、作物を植えた領域を前輪101等の走行部で踏まないか等を確認する必要がある。ここで、給油ポンプ収容部30に前方傾斜部33を形成することで、図6に示すように右下方の視界があまり遮られないので、オペレータの視認性の低下を抑えることができる。
また、トラクタ1では、図3に示すように、前下方の視界がダッシュボード10等によって遮られることが多いため、前下方の視界を確保することは特に重要となる。従って、給油ポンプ収容部30に前方傾斜部33を形成する効果を一層有効に発揮できる。更には、本実施形態では給油ポンプ収容部30に側方傾斜部34が形成されているため、図3に示すように、右ドアガラス72越しにオペレータが下方を確認する際の視界についても、あまり遮られない。
側方傾斜部34は、図5等に示すように、容器部31の外側の側面に形成されている。側方傾斜部34は、下方に近づくにつれて左右方向内側に近づくように形成されている。容器部31に側方傾斜部34が形成されることで、前方傾斜部33と同様に、給油ポンプ収容部30の内部に溜まった水が下方へ流れ易くなる。
容器部31の底面には、排出孔35が形成されている。排出孔35が形成されることにより、容器部31に入った雨水又は燃料等を容易に排出できる。また、給油ポンプ収容部30を水で洗った際にも排出孔35から容易に水を排出することができる。特に、本実施形態では、前方傾斜部33及び側方傾斜部34により、雨水等が下方へ流れ易いので、一層確実に雨水等を排出することができる。
また、排出孔35には、図8に示すようにゴム栓36が取り付けられている。これにより、容器部31内の燃料が圃場に落下することを防止できる。
次に、給油ポンプ収容部30の取付構造について説明する。
図7に示すように、容器部31には、上方取付部37が形成されている。上方取付部37は、容器部31の後面であって、中央より上側に形成されている。上方取付部37は、容器部31の後面から更に後方へ延出するように構成された板状の部分である。
上方取付部37には、上方連結部材(連結部材)51が取り付けられている。上方連結部材51には、2つの取付孔が形成されており、上方取付部37と外側補強部材29とを連結する。上方連結部材51の一方の取付孔と、上方取付部37の取付孔と、を合わせた状態で取付具を挿入することで、上方取付部37に上方連結部材51が取り付けられる。上方連結部材51は、上方取付部37の左側(機体左右方向の中央側)に取り付けられる。また、上方連結部材51は、上方取付部37から更に左側に延びるように形成されている。
また、上方連結部材51の他方の取付孔と、外側補強部材29の取付孔と、を合わせた状態で取付具を挿入することで、外側補強部材29に上方連結部材51が取り付けられる。上方連結部材51は、機体左右方向の中央側に延びる部分を有しているため、外側補強部材29よりも外側に給油ポンプ収容部30を位置させつつ、当該外側補強部材29に給油ポンプ収容部30を取り付けることができる。
図7に示すように、容器部31には、下方取付部38が形成されている。下方取付部38は、容器部31の後面であって、中央より下側(下端近傍)に形成されている。下方取付部38は、容器部31の後面から更に後方へ延出するように構成された板状の部分である。
下方取付部38には、下方連結部材52(連結部材)が取り付けられている。下方連結部材52には、2つの取付孔が形成されており、下方取付部38とフロア108とを連結する。下方連結部材52の一方の取付孔と、下方取付部38の取付孔と、を合わせた状態で取付具を挿入することで、下方取付部38に下方連結部材52が取り付けられる。下方連結部材52は、下方取付部38の左側(機体左右方向の中央側)に取り付けられる。また、下方連結部材52は、下方取付部38から更に左側及び下側に延びるように形成されている。
また、下方連結部材52の他方の取付孔と、フロア108の取付孔と、を合わせた状態で取付具を挿入することで、フロア108に下方連結部材52が取り付けられる。下方連結部材52は、機体左右方向の中央側に延びる部分を有しているため、フロア108よりも外側に給油ポンプ収容部30を位置させつつ、当該フロア108に給油ポンプ収容部30を取り付けることができる。
このように、本実施形態では、給油ポンプ収容部30を外側補強部材29等に直接接続するのではなく、上方連結部材51等を介することで、給油ポンプ収容部30を機体左右方向の外側に配置することができる。
従って、図5に示すように、給油ポンプ収容部30は、車両正面視において、右前方ピラー21と重なるように、かつ、フロントガラス71と重ならないように配置される。これにより、図3及び図6に示すように、給油ポンプ収容部30によって、オペレータの視界(特に前下方の視界)が遮られにくくなる。なお、給油ポンプ収容部30は、車両正面視において、フロントガラス71よりも外側に配置されていても良い。また、給油ポンプ収容部30は、車両正面視において、右前方ピラー21よりも更に外側に配置されていても良い。
次に、本実施形態のトラクタ1において、燃料の給油を行うときの流れを説明する。図9は、トラクタ1に燃料を給油するときの様子を示す正面図である。
トラクタ1に燃料を給油する場合、オペレータは、給油ポンプ収容部30から給油ポンプ46を取り出す。次に、オペレータは、給油タンク45を給油タンク載せ部41に載せる。そして、オペレータは、燃料タンク109の給油キャップ109aを取り外す。オペレータは、給油ポンプ46の電源プラグをキャビン112内のキャビン内電源取出口15に差し込む。
そして、オペレータは、給油ポンプ46の吸引口を給油タンク45の開口部に挿入し、給油ポンプ46の送出口を燃料タンク109の給油口へ挿入する。この状態で給油ポンプ46のスイッチを入れることで、給油ポンプ46の燃料が燃料タンク109へ供給される。
次に、図10及び図11を参照して、トラクタ1の右側のリアフェンダー118について簡単に説明する。図10は、右側のリアフェンダー118を上方から見た斜視図である。図11は、右側のリアフェンダー118を下方から見た斜視図である。
図10に示すように、本実施形態のリアフェンダー118は分割構造となっており、内側リアフェンダー118aと、外側リアフェンダー118bと、から構成される。また、内側リアフェンダー118aと外側リアフェンダー118bの境界であって、後端の近傍には、油圧操作レバー挿通部118cが形成されている。上述の油圧操作レバー12の基端部は、油圧操作レバー挿通部118cを前側から後側に貫通するように配置されている。
図11に示すように、リアフェンダー118の後端近傍には、油圧操作力伝達ボックス61と、油圧バルブ62と、が形成されている。油圧操作力伝達ボックス61には、油圧操作レバー12に加えられた操作力を伝達する伝達機構が内蔵されている。油圧バルブ62は、油圧操作力伝達ボックス61を介して油圧操作レバー12の操作力が伝達されることで、作動油の供給量又は供給方向が切り替わる。
このように、リアフェンダー118を貫通するように油圧操作レバー12を配置することで、リアガラスにレバー挿通孔を形成する必要がない。従って、リアガラスの汎用性を向上させることができる。
以上に説明したように、本実施形態のトラクタ1は、機体2と、燃料タンク109と、キャビンフレーム20と、給油ポンプ収容部30と、を備える。燃料タンク109は、ボンネット106の内部に配置される。キャビンフレーム20は、オペレータが搭乗するキャビンフレーム20を構成する。給油ポンプ収容部30は、キャビンフレーム20の前方に位置するように配置されており、燃料タンク109に燃料を給油するための給油ポンプ46が取出し可能に収容される。
これにより、燃料タンク109の近くに給油ポンプ46を収納できるので、オペレータによる給油作業の手間が軽減できる。また、トラクタ1の内部にポンプ構造が配置される従来技術と比較して、構成を単純にできるとともに給油ポンプ46等を容易に交換できる。
また、本実施形態のトラクタ1において、キャビンフレーム20は、フロントガラス71の側方に配置される右前方ピラー21を含んでいる。給油ポンプ収容部30は、車両正面視(図5)において右前方ピラー21と重なるように、かつ、フロントガラス71と重ならないように配置されている。
これにより、給油ポンプ収容部30が右前方ピラー21と重なるため、トラクタ1の車幅方向のサイズを抑えることができる。また、給油ポンプ収容部30がフロントガラス71と重ならないため、オペレータの視界が遮られることを防止できる。
また、本実施形態のトラクタ1は、給油ポンプ収容部30を別部材(外側補強部材29及びフロア108)に取り付けるための連結部材(上方連結部材51及び下方連結部材52)を備える。別部材(外側補強部材29及びフロア108)と連結部材(上方連結部材51及び下方連結部材52)の取付位置は、給油ポンプ収容部30よりも、車両中央側に位置している。
これにより、上方連結部材51及び下方連結部材52を設けることで、給油ポンプ収容部30を左右方向の外側にズラして配置できるので、フロントガラス71の外側かつ右前方ピラー21の内側に給油ポンプ収容部30を配置する位置関係が容易に実現できる。
また、本実施形態のトラクタ1において、ボンネット106には、燃料タンク109に供給する燃料が入った給油タンク45を載せる給油タンク載せ部41が取り付けられている。給油ポンプ収容部30は、左右方向において、給油タンク載せ部41と同じ側に配置されている。
これにより、オペレータによる給油作業の手間を一層軽減できる。
また、本実施形態のトラクタ1において、給油ポンプ収容部30の前面には、下方に近づくにつれて後方に近づくように傾斜する前方傾斜部33が形成されている。給油ポンプ収容部30の底面には、液体を排出するための排出孔35が形成されている。
これにより、給油ポンプ収容部30に前方傾斜部33を形成することで、トラクタ1の前輪101及び地面等の視認性を向上させることができる。また、給油ポンプ収容部30に前方傾斜部33及び排出孔35を形成することにより、給油ポンプ収容部30の内部に入った水や燃料を容易に排出できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では、給油ポンプ収容部30に電動の給油ポンプ46が収容されているが、手動の給油ポンプが収容されていても良い。
給油ポンプ収容部30は、キャビンフレームの前方に配置されていれば、外側補強部材29に取り付けられていなくても良い。例えば、給油ポンプ収容部30が右前方ピラー21に取り付けられていても良い。
本発明は、トラクタ以外の作業車両(例えば、田植機又はコンバイン等)に適用することもできる。また、走行輪に代えてクローラを備えるトラクタであっても良い。
1 トラクタ(作業車両)
20 キャビンフレーム
21 右前方ピラー(前方ピラー)
24 左前方ピラー
30 給油ポンプ収容部
31 容器部
32 蓋部
33 前方傾斜部
34 側方傾斜部
35 排出孔
36 ゴム栓
45 給油タンク
46 給油ポンプ
51 上方連結部材(連結部材)
52 下方連結部材(連結部材)
71 フロントガラス
106 ボンネット
109 燃料タンク

Claims (5)

  1. ボンネットの内部に配置された燃料タンクと、
    オペレータが搭乗するキャビンを構成するキャビンフレームと、
    前記キャビンフレームの前方に位置するように配置されており、前記燃料タンクに燃料を給油するための給油ポンプが取出し可能に収容される給油ポンプ収容部と、
    を備え
    前記キャビンフレームは、フロントガラスの側方に配置される前方ピラーを含んでおり、
    前記給油ポンプ収容部は、車両正面視において前記前方ピラーと重なるように、かつ、前記フロントガラスと重ならないように配置されていることを特徴とする作業車両。
  2. 請求項に記載の作業車両であって、
    前記給油ポンプ収容部を別部材に取り付けるための連結部材を備え、
    前記別部材は、前記給油ポンプ収容部よりも、車両中央側に位置していることを特徴とする作業車両。
  3. 請求項1又は2に記載の作業車両であって、
    前記ボンネットには、前記燃料タンクに供給する燃料が入った給油タンクを載せる給油タンク載せ部が取り付けられており、
    前記給油ポンプ収容部は、左右方向において、前記給油タンク載せ部と同じ側に配置されていることを特徴とする作業車両。
  4. 請求項1からまでの何れか一項に記載の作業車両であって、
    前記給油ポンプ収容部の前面には、下方に近づくにつれて後方に近づくように傾斜する前方傾斜部が形成されており、
    前記給油ポンプ収容部の底面には、液体を排出するための排出孔が形成されていることを特徴とする作業車両。
  5. ボンネットの内部に配置された燃料タンクと、
    オペレータが搭乗するキャビンを構成するキャビンフレームと、
    前記キャビンフレームの前方に位置するように配置されており、前記燃料タンクに燃料を給油するための給油ポンプが取出し可能に収容される給油ポンプ収容部と、
    を備え、
    前記給油ポンプ収容部の前面には、下方に近づくにつれて後方に近づくように傾斜する前方傾斜部が形成されており、
    前記給油ポンプ収容部の底面には、液体を排出するための排出孔が形成されていることを特徴とする作業車両。
JP2016066572A 2016-03-29 2016-03-29 作業車両 Active JP6507119B2 (ja)

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