JP5174075B2 - 乗用型作業機 - Google Patents
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Description
このようにエンジンの出力軸が長いものになると、エンジンの出力軸から静油圧式無段変速装置の入力軸への動力の伝達が不安定になるおそれがある。例えば、伝動ベルトの張力による大きなモーメントがエンジンの出力軸に掛かり、エンジンの振動が大きなものになるおそれがある。
さらに、エンジンが走行機体の左右中央に配置され、エンジンの後方にミッションケースが配置されて、ミッションケースの横側部に静油圧式無段変速装置が配置されているので、走行機体の左右バランスが静油圧式無段変速装置側に偏倚する傾向がある。
第1発明は、運転座席を備えた運転部よりも前方の走行機体の前部にエンジンを配置し、前記運転座席よりも後方の走行機体の後部に作業機を備えた乗用型作業機において、次のように構成する。
前記エンジンを走行機体の左右中心線に対して左右一方に偏倚して配置して、前記エンジンの出力軸を前記エンジンの偏倚側に突出させ、
前記エンジンの後方にミッションケースを配置し、前記ミッションケースにおいて前記エンジンの偏倚側の横側部に静油圧式無段変速装置を備え、前記静油圧式無段変速装置の入力軸を前記エンジンの偏倚側に突出させて、前記出力軸から伝動ベルトを介して前記入力軸に動力が伝達されるように構成し、
走行機体の左右中心線に対して前記エンジンの偏倚側とは反対側の左右他方に偏倚した位置で且つ走行機体の前部に、バランスウエイトを備えてある。
第1発明によると、ミッションケースの横側部に静油圧式無段変速装置を備えた場合、エンジンを走行機体の左右中心線に対して左右一方(静油圧式無段変速装置側)に偏倚して配置している分だけ、エンジンの出力軸における走行機体の左右方向での位置を、静油圧式無段変速装置の入力軸における走行機体の左右方向での位置に接近させることができるので、エンジンの出力軸と静油圧式無段変速装置の入力軸とにおいて、走行機体の左右方向での位置のズレを小さなものにすることができて、エンジンの出力軸を短いものに構成することができる。
これにより、エンジンの出力軸と静油圧式無段変速装置の入力軸とに亘って伝動ベルトを巻回した場合、伝動ベルトの張力によりエンジンの出力軸に掛かるモーメントが、エンジンの出力軸が短くなった分だけ小さなものとなるので、伝動ベルトの張力によるエンジンの振動を抑えることができて、エンジンの出力軸から静油圧式無段変速装置の入力軸への動力の伝達が安定して行われるようになる。
第1発明によると、走行機体の左右中心線に対してエンジンの偏倚側とは反対側の左右他方に偏倚した位置で且つ走行機体の前部に、バランスウエイトを設けているので、バランスウェイトにより走行機体の左右バランスを走行機体の左右中央に戻すことができる。さらに、走行機体の後部に作業機を備えた乗用型作業機において、走行機体の前後バランスの修正にも、前述のバランスウェイトが寄与する。
第2発明は、第1発明において次のように構成する。
前記エンジンを支持する右及び左の支持フレームを備え、前記右又は左の支持フレームの横外側部分に前記バランスウェイトを取り付けてある。
右及び左の支持フレームを備えて、エンジンを右及び左の支持フレームに支持すると、右及び左の支持フレームの間にエンジンが存在して、右及び左の支持フレームの横外側に空間が生じるような状態になる。
第2発明によると、右又は左の支持フレームの横外側の空間を有効に利用して、バランスウェイトを配置しながら、右又は左の支持フレームにバランスウェイトを取り付けることができる。
第3発明は、第2発明において次のように構成する。
前記バランスウェイトの個数を変更可能且つ複数の前記バランスウェイトを上下方向に積み重ねた状態で前記右又は左の支持フレームの横外側部分に取付可能な取付部材を備えてある。
第3発明によると、走行機体の左右バランスがエンジン及び静油圧式無段変速装置が配置される側に偏る度合いや、走行機体の前後バランスの度合いに応じて、バランスウェイトの数を変更して、右又は左の支持フレームにバランスウェイトを取り付けることができる。
この場合、複数のバランスウェイトを上下方向に積み重ねるように構成しているので、多くのバランスウェイトを使用しても、バランスウェイトが横外側に大きく出るような状態は生じない。
第4発明は、第1〜第3発明において次のように構成する。
前記エンジンを覆うボンネットの内方側に前記バランスウエイトを備えてある。
第4発明によると、エンジンを覆うボンネットの内方側にバランスウエイトを配置することにより、作業者が走行機体の前部の近傍で作業を行う場合に、バランスウェイトが作業者の邪魔になるようなことがない。
エンジンを覆うボンネットの内方側にバランスウエイトを備える場合、第3及び第4発明のように、複数のバランスウェイトを上下方向に積み重ねると、横幅の狭いボンネットの内方側において、無理なく複数のバランスウェイトを右又は左の支持フレームに取り付けることができる。
この場合、図7の(b)に示すように、乗用型田植機の機種や苗植付け装置5の種類に応じて、短い長尺ボルト36に変更して2個のバランスウエイト33を上下方向に積み重ねて配置したり、1個のバランスウエイト33を配置してもよい。
(1)エンジン15の左右中心線L1(シリンダ部15bの左右中央)が、走行機体3の左右中心線Lに対して走行機体3の右側に位置するように、エンジン15を偏倚して配置し、ミッションケース17及び静油圧式無段変速装置19を走行機体3の左右中心線Lに対して走行機体3の右側に位置するように偏倚して配置してもよい。この場合、バランスウエイト33は、走行機体3の左右中心線L1に対してエンジン15の偏倚側(右側)とは反対側(左側)に備えられるのであり、左の支持フレーム18の横外側部分に図5及び図6と同じ構造によって取り付けられる。
5 作業機
7 運転部
7a 運転座席
9 ボンネット
14 エンジンの出力軸
15 エンジン
17 ミッションケース
18 右及び左の支持フレーム
19 静油圧式無段変速装置
22 静油圧式無段変速装置の入力軸
24 伝動ベルト
33 バランスウェイト
36,38 取付部材
L 走行機体の左右中心線
Claims (4)
- 運転座席を備えた運転部よりも前方の走行機体の前部にエンジンを配置し、前記運転座席よりも後方の走行機体の後部に作業機を備えた乗用型作業機において、
前記エンジンを走行機体の左右中心線に対して左右一方に偏倚して配置して、前記エンジンの出力軸を前記エンジンの偏倚側に突出させ、
前記エンジンの後方にミッションケースを配置し、前記ミッションケースにおいて前記エンジンの偏倚側の横側部に静油圧式無段変速装置を備え、前記静油圧式無段変速装置の入力軸を前記エンジンの偏倚側に突出させて、前記出力軸から伝動ベルトを介して前記入力軸に動力が伝達されるように構成し、
走行機体の左右中心線に対して前記エンジンの偏倚側とは反対側の左右他方に偏倚した位置で且つ走行機体の前部に、バランスウエイトを備えてある乗用型作業機。 - 前記エンジンを支持する右及び左の支持フレームを備え、前記右又は左の支持フレームの横外側部分に前記バランスウェイトを取り付けてある請求項1に記載の乗用型作業機。
- 前記バランスウェイトの個数を変更可能且つ複数の前記バランスウェイトを上下方向に積み重ねた状態で前記右又は左の支持フレームの横外側部分に取付可能な取付部材を備えてある請求項2に記載の乗用型作業機。
- 前記エンジンを覆うボンネットの内方側に前記バランスウエイトを備えてある請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の乗用型作業機。
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