JP2019045231A - 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、載置部での電子部品の有無、または、載置部での電子部品の姿勢を正確に判断することができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供すること。【解決手段】電子部品が載置される載置部を有し、前記電子部品を第1位置と第2位置との間を搬送可能な電子部品搬送部と、前記載置部から流体を吸引可能な流体吸引部と、前記載置部側に向かって光を照射可能な照射部と、前記照射部が照射した前記光を受光可能な受光部と、を備え、前記電子部品搬送部が前記第1位置に位置しているときに、前記流体吸引部による前記流体の吸引を行なうとともに、前記照射部による前記光の照射を行ない、前記流体の流量と、前記受光部での前記光の受光量とに基づいて、前記載置部での前記電子部品の有無、または、前記載置部での前記電子部品の姿勢を判断することを特徴とする電子部品搬送装置。【選択図】図16
Description
本発明は、電子部品搬送装置および電子部品検査装置に関する。
従来から、例えばICデバイス等の電子部品の電気的特性を検査する電子部品検査装置が知られており、この電子部品検査装置には、検査部の保持部までICデバイスを搬送するための電子部品搬送装置が組み込まれている。ICデバイスの検査の際は、ICデバイスが保持部に配置され、保持部に設けられた複数のプローブピンとICデバイスの各端子とを接触させる。
前記電子部品搬送装置は、事前にICデバイスを加熱または冷却して、ICデバイスを検査に適した温度に調整するソークプレートと、ソークプレートで温度調整されたICデバイスを検査部の近傍まで搬送する供給シャトルと、ICデバイスが配置されたトレイとソークプレートとの間のICデバイスの搬送およびソークプレートと供給シャトルとの間のICデバイスの搬送を行う第1のデバイス搬送ヘッドと、検査後のICデバイスを搬送する回収シャトルと、供給シャトルと検査部との間のICデバイスの搬送および検査部と回収シャトルとの間のICデバイスの搬送を行う第2のデバイス搬送ヘッドと、回収シャトルと回収されるICデバイスが配置されるトレイとの間のICデバイスの搬送を行う第3のデバイス搬送ヘッド等を有している。供給シャトルおよび回収シャトルは、それぞれ、ICデバイスが配置される複数のポケットを有している。
また、特許文献1には、ソケット上にICデバイスが残留しているか否かを判定することができる電子部品試験装置が開示されている。
この電子部品試験装置は、ソケットを撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像して取得した、ICデバイスが装着されていない状態におけるソケットの基準画像データを記憶する記憶手段と、ソケットにICデバイスが残留しているか否かを判定する残留判定手段とを有している。そして、この電子部品試験装置では、撮像手段によりソケットを撮像し、そのソケットの検査画像データを取得し、残留判定手段により、前記検査画像データと前記基準画像データとを比較して、ソケットにICデバイスが残留しているか否かを判定する。
従来の電子部品搬送装置では、検査前のICデバイスは、供給シャトルにより検査部の近傍まで搬入される。また、検査後のICデバイスは、回収シャトルにより搬出される。
そして、いずれのシャトルにおいても、シャトル上でのICデバイスの着座状態が悪い場合は、シャトルの移動により、ICデバイスが飛び出してしまうことがある。この場合、良品ICデバイスが破壊されるおそれがある。また、電子部品搬送装置の駆動を停止することになり、検査の時間的な効率が低下するという問題がある。
また、ソケット上にICデバイスが残留しているか否かを判定する装置を、シャトルにICデバイスが残留しているか否かを判定する装置に適用した場合、ハード面およびソフト面のそれぞれにおいて装置が大がかりとなる、すなわち、装置が大型化し、また、装置の構成および制御が複雑になるという問題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下のものとして実現することが可能である。
本発明の電子部品搬送装置は、電子部品が載置される載置部を有し、前記電子部品を第1位置と第2位置との間を搬送可能な電子部品搬送部と、
前記載置部から、流体が通過可能な流路を介して、前記流体を吸引可能な流体吸引部と、
前記載置部側に向かって光を照射可能な照射部と、
前記照射部が照射した前記光を受光可能な受光部と、
前記電子部品搬送部、前記流体吸引部、前記照射部および前記受光部の作動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記電子部品搬送部が前記第1位置に位置しているときに、前記流体吸引部による前記流体の吸引を行なうとともに、前記照射部による前記光の照射を行ない、前記流路を通過した前記流体の流量と、前記受光部での前記光の受光量とに基づいて、前記載置部での前記電子部品の有無、または、前記載置部での前記電子部品の姿勢を判断することを特徴とする。
前記載置部から、流体が通過可能な流路を介して、前記流体を吸引可能な流体吸引部と、
前記載置部側に向かって光を照射可能な照射部と、
前記照射部が照射した前記光を受光可能な受光部と、
前記電子部品搬送部、前記流体吸引部、前記照射部および前記受光部の作動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記電子部品搬送部が前記第1位置に位置しているときに、前記流体吸引部による前記流体の吸引を行なうとともに、前記照射部による前記光の照射を行ない、前記流路を通過した前記流体の流量と、前記受光部での前記光の受光量とに基づいて、前記載置部での前記電子部品の有無、または、前記載置部での前記電子部品の姿勢を判断することを特徴とする。
これにより、第1位置で流体の吸引と光の照射とを行なうという簡単な構成で、電子部品搬送部の載置部での電子部品の有無や、載置部での電子部品の姿勢を正確に判断することができる。そして、この判断には、流体の流量と光の受光量とを検出した検出結果が用いられる。これら2つの情報を用いることにより、判断の正確性を高めることができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記流路を通過した前記流体の流量が予め設定された流量閾値以下の場合には、前記載置部には前記電子部品が有り、前記載置部での前記電子部品の姿勢が適正であると判断するのが好ましい。
これにより、流量閾値を、例えばポンプの吸引力の大きさ等のような諸条件に応じて適正に設定することができ、よって、流体の流量に基づいた電子部品の姿勢の良否の判断を正確に行なうことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記流路を通過した前記流体の流量が予め設定された流量閾値を超えるとともに、前記受光部での前記光の受光量が予め設定された受光量閾値を超えた場合には、前記載置部には前記電子部品が無いと判断するのが好ましい。
これにより、流体の流量と光の受光量との2つの情報に基づいて、電子部品の有無の判断を正確に行なうことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記流路を通過した前記流体の流量が予め設定された流量閾値を超えるとともに、前記受光部での前記光の受光量が予め設定された受光量閾値以下の場合には、前記載置部には前記電子部品が有るが、前記載置部での前記電子部品の姿勢が不適正であると判断するのが好ましい。
これにより、流体の流量と、光の受光量との2つの情報に基づいて、電子部品の有無および姿勢の判断を一括して正確に行なうことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記受光部での前記光の受光量が予め設定された受光量閾値を超えるとともに、前記流路を通過した前記流体の流量が予め設定された流量閾値以下の場合には、前記載置部には前記電子部品が有り、前記載置部での前記電子部品の姿勢が適正であると判断するのが好ましい。
これにより、光の受光量と流体の流量との2つの情報に基づいて、電子部品の姿勢の良否の判断を正確に行なうことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記受光部での前記光の受光量が予め設定された受光量閾値を超えるとともに、前記流路を通過した前記流体の流量が予め設定された流量閾値を超えた場合には、前記載置部には前記電子部品が無いと判断するのが好ましい。
これにより、光の受光量と流体の流量との2つの情報に基づいて、電子部品の有無の判断を正確に行なうことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記受光部での前記光の受光量が予め設定された受光量閾値以下である場合には、前記流体の吸引を所定時間行ない、依然として前記受光部での前記光の受光量が前記受光量閾値以下である場合には、前記載置部には前記電子部品が有るが、前記載置部での前記電子部品の姿勢が不適正であると判断し、前記受光部での前記光の受光量が前記受光量閾値を超えた場合には、前記載置部には前記電子部品が有り、前記載置部での前記電子部品の姿勢が適正と判断するのが好ましい。
これにより、例えば、電子部品の有無および姿勢を即座に判断するのではなく、可能なかぎり時間を費やして、その判断を正確に行なうことができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記電子部品は、突出形成された端子を有し、
前記載置部は、前記電子部品が載置された際に前記端子が入り込む微小凹部を有するのが好ましい。
前記載置部は、前記電子部品が載置された際に前記端子が入り込む微小凹部を有するのが好ましい。
これにより、流体吸引部によって載置部を吸引した際、検出される流量に十分な変化が生じる。そして、この結果を、電子部品搬送部での電子部品の有無や電子部品の姿勢の判断に用いることができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記載置部は、前記流路が連通する凹部で構成されており、
前記流路の途中には、前記流路を通過した前記流体の流量を検出する流量検出部が設置または接続されているのが好ましい。
これにより、流路を通過する流体の流量を正確に検出することができる。
前記流路の途中には、前記流路を通過した前記流体の流量を検出する流量検出部が設置または接続されているのが好ましい。
これにより、流路を通過する流体の流量を正確に検出することができる。
本発明の電子部品検査装置は、電子部品が載置される載置部を有し、前記電子部品を第1位置と第2位置との間を搬送可能な電子部品搬送部と、
前記載置部から、流体が通過可能な流路を介して、前記流体を吸引可能な流体吸引部と、
前記載置部側に向かって光を照射可能な照射部と、
前記照射部が照射した前記光を受光可能な受光部と、
前記電子部品を検査する検査部と、を備え、
前記電子部品搬送部、前記流体吸引部、前記照射部および前記受光部の作動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記電子部品搬送部が前記第1位置に位置しているときに、前記流体吸引部による前記流体の吸引を行なうとともに、前記照射部による前記光の照射を行ない、前記流路を通過した前記流体の流量と、前記受光部での前記光の受光量とに基づいて、前記載置部での前記電子部品の有無、または、前記載置部での前記電子部品の姿勢を判断することを特徴とする。
前記載置部から、流体が通過可能な流路を介して、前記流体を吸引可能な流体吸引部と、
前記載置部側に向かって光を照射可能な照射部と、
前記照射部が照射した前記光を受光可能な受光部と、
前記電子部品を検査する検査部と、を備え、
前記電子部品搬送部、前記流体吸引部、前記照射部および前記受光部の作動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記電子部品搬送部が前記第1位置に位置しているときに、前記流体吸引部による前記流体の吸引を行なうとともに、前記照射部による前記光の照射を行ない、前記流路を通過した前記流体の流量と、前記受光部での前記光の受光量とに基づいて、前記載置部での前記電子部品の有無、または、前記載置部での前記電子部品の姿勢を判断することを特徴とする。
これにより、第1位置で流体の吸引と光の照射とを行なうという簡単な構成で、電子部品搬送部の載置部での電子部品の有無や、載置部での電子部品の姿勢を正確に判断することができる。そして、この判断には、流体の流量と光の受光量とを検出した検出結果が用いられる。これら2つの情報を用いることにより、判断の正確性を高めることができる。
また、検査部まで電子部品を搬送することができ、よって、当該電子部品に対する検査を検査部で行なうことができる。
以下、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
以下、図1〜図16を参照して、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第1実施形態について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。また、X軸に平行な方向を「X方向(第1の方向)」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向(第2の方向)」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向(第3の方向)」とも言う。また、各方向の矢印が向いた方向を「正」、その反対方向を「負」と言う。また、本願明細書で言う「水平」とは、完全な水平に限定されず、電子部品の搬送が阻害されない限り、水平に対して若干(例えば5°未満程度)傾いた状態も含む。また、図1および図3〜図14中の上側、すなわち、Z軸方向正側を「上」または「上方」、下側、すなわち、Z軸方向負側を「下」または「下方」と言うことがある。
以下、図1〜図16を参照して、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第1実施形態について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。また、X軸に平行な方向を「X方向(第1の方向)」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向(第2の方向)」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向(第3の方向)」とも言う。また、各方向の矢印が向いた方向を「正」、その反対方向を「負」と言う。また、本願明細書で言う「水平」とは、完全な水平に限定されず、電子部品の搬送が阻害されない限り、水平に対して若干(例えば5°未満程度)傾いた状態も含む。また、図1および図3〜図14中の上側、すなわち、Z軸方向正側を「上」または「上方」、下側、すなわち、Z軸方向負側を「下」または「下方」と言うことがある。
本発明の電子部品搬送装置10は、図1に示す外観を有するものである。この本発明の電子部品搬送装置10は、電子部品であるICデバイス90が載置される載置部を有し、ICデバイス90(電子部品)を第1位置と第2位置との間を搬送可能な電子部品搬送部と、載置部から、流体FLが通過可能な流路147を介して、流体FLを吸引可能な流体吸引部3と、載置部側に向かってレーザー光LB(光)を照射可能な照射部27と、照射部27が照射したレーザー光LB(光)を受光可能な受光部28と、電子部品搬送部、流体吸引部3、照射部27および受光部28の作動を制御する制御部800と、を備える。そして、電子部品搬送装置10は、電子部品搬送部が第1位置に位置しているときに、流体吸引部3による流体FLの吸引を行なうとともに、照射部27によるレーザー光LB(光)の照射を行ない、流路147を通過した流体FLの流量と、受光部28でのレーザー光LB(光)の受光量とに基づいて、載置部でのICデバイス90(電子部品)の有無、または、載置部でのICデバイス90(電子部品)の姿勢を判断する。なお、本実施形態では、「電子部品搬送部」は、デバイス供給部14である。この場合、「載置部」は、デバイス供給部14が有する凹部141である。また、「第1位置」は、デバイス供給部14がICデバイス90を検査部16近傍にまで搬送する際の搬送元であり、「第2位置」は、搬送先である検査部16近傍である。
このような構成の本発明によれば、後述するように、第1位置で流体FLの吸引とレーザー光LBの照射とを行なうという簡単な構成で、デバイス供給部14の凹部141でのICデバイス90の有無や、凹部141でのICデバイス90の姿勢を正確に判断することができる。そして、この判断には、流体FLの流量と、受光部28でのレーザー光LBの受光状態(受光量)とを検出した検出結果が用いられる。これら2つの情報を用いることにより、判断の正確性を高めることができる。
また、図2に示すように、本発明の電子部品検査装置1は、電子部品搬送装置10を有し、さらに、電子部品を検査する検査部16を有する。すなわち、本発明の電子部品検査装置1は、電子部品であるICデバイス90が載置される載置部を有し、ICデバイス90(電子部品)を第1位置と第2位置との間を搬送可能な電子部品搬送部と、載置部から、流体FLが通過可能な流路147を介して、流体FLを吸引可能な流体吸引部3と、載置部側に向かってレーザー光LB(光)を照射可能な照射部27と、照射部27が照射したレーザー光LB(光)を受光可能な受光部28と、ICデバイス90(電子部品)を検査する検査部16と、電子部品搬送部、流体吸引部3、照射部27および受光部28の作動を制御する制御部800と、を備える。そして、電子部品検査装置1は、電子部品搬送部が第1位置に位置しているときに、流体吸引部3による流体FLの吸引を行なうとともに、照射部27によるレーザー光LB(光)の照射を行ない、流路147を通過した流体FLの流量と、受光部28でのレーザー光LB(光)の受光量とに基づいて、載置部でのICデバイス90(電子部品)の有無、または、載置部でのICデバイス90(電子部品)の姿勢を判断する。
これにより、前述した電子部品搬送装置10の利点を持つ電子部品検査装置1が得られる。また、検査部16にまで電子部品(ICデバイス90)を搬送することができ、よって、当該電子部品に対する検査を検査部16で行なうことができる。
以下、各部の構成について詳細に説明する。
図1、図2に示すように、電子部品搬送装置10を有する電子部品検査装置1は、例えばBGA(Ball Grid Array)パッケージであるICデバイス等の電子部品を搬送し、その搬送過程で電子部品の電気的特性を検査・試験(以下単に「検査」と言う)する装置である。なお、以下では、説明の便宜上、前記電子部品としてICデバイスを用いる場合について代表して説明し、これを「ICデバイス90」とする。ICデバイス90は、本実施形態では平板状をなすものとなっている。また、ICデバイス90(電子部品)は、その下面に突出形成され、平面視でマトリックス状に配置された複数の端子(電子部品側端子)902を有している(例えば図3参照)。各端子902は、例えば、半球状をなしている。
図1、図2に示すように、電子部品搬送装置10を有する電子部品検査装置1は、例えばBGA(Ball Grid Array)パッケージであるICデバイス等の電子部品を搬送し、その搬送過程で電子部品の電気的特性を検査・試験(以下単に「検査」と言う)する装置である。なお、以下では、説明の便宜上、前記電子部品としてICデバイスを用いる場合について代表して説明し、これを「ICデバイス90」とする。ICデバイス90は、本実施形態では平板状をなすものとなっている。また、ICデバイス90(電子部品)は、その下面に突出形成され、平面視でマトリックス状に配置された複数の端子(電子部品側端子)902を有している(例えば図3参照)。各端子902は、例えば、半球状をなしている。
なお、ICデバイスとしては、前記のものの他に、例えば、「LSI(Large Scale Integration)」「CMOS(Complementary MOS)」「CCD(Charge Coupled Device)」や、ICデバイスを複数モジュールにパッケージ化した「モジュールIC」、また、「水晶デバイス」、「圧力センサー」、「慣性センサー(加速度センサー)」、「ジャイロセンサー」、「指紋センサー」等が挙げられる。
電子部品検査装置1(電子部品搬送装置10)は、トレイ供給領域A1と、デバイス供給領域A2と、検査領域A3と、デバイス回収領域A4と、トレイ除去領域A5とを備え、これらの領域は、後述するように各壁部で分けられている。そして、ICデバイス90は、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5まで前記各領域を矢印α90方向に順に経由し、途中の検査領域A3で検査が行われる。このように電子部品検査装置1は、各領域を経由するようにICデバイス90を搬送する搬送部25を有する電子部品搬送装置10と、検査領域A3内で検査を行なう検査部16と、各部の制御を行なう制御部800とを備えたものとなっている。また、その他、電子部品検査装置1は、モニター300と、シグナルランプ400と、操作パネル700とを備えている。
なお、電子部品検査装置1は、トレイ供給領域A1、トレイ除去領域A5が配された方、すなわち、図2中の下側が正面側となり、検査領域A3が配された方、すなわち、図2中の上側が背面側として使用される。
また、電子部品検査装置1は、ICデバイス90の種類ごとに交換される「チェンジキット」と呼ばれるものを予め搭載して用いられる。このチェンジキットには、ICデバイス90(電子部品)が載置される。本実施形態の電子部品検査装置1では、チェンジキットは、複数の箇所に設置されており、例えば、後述する温度調整部12と、デバイス供給部14と、デバイス回収部18とがある。また、ICデバイス90(電子部品)が載置されるものには、前記のようなチェンジキットとは別に、ユーザーが用意するトレイ200と、回収用トレイ19と、その他、検査部16もある。
トレイ供給領域A1は、未検査状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が供給される給材部である。トレイ供給領域A1は、トレイ200を複数積み重ねて搭載可能な搭載領域と言うこともできる。なお、本実施形態では、各トレイ200には、複数の凹部(ポケット)が行列状に配置されている。各凹部には、ICデバイス90を1つずつ収納、載置することができる。
デバイス供給領域A2は、トレイ供給領域A1から搬送されたトレイ200上の複数のICデバイス90がそれぞれ検査領域A3まで搬送、供給される領域である。なお、トレイ供給領域A1とデバイス供給領域A2とを跨ぐように、トレイ200を1枚ずつ水平方向に搬送するトレイ搬送機構11A、11Bが設けられている。トレイ搬送機構11Aは、搬送部25の一部であり、トレイ200を、当該トレイ200に載置されたICデバイス90ごとY方向の正側、すなわち、図2中の矢印α11A方向に移動させることができる。これにより、ICデバイス90を安定してデバイス供給領域A2に送り込むことができる。また、トレイ搬送機構11Bは、空のトレイ200をY方向の負側、すなわち、図2中の矢印α11B方向に移動させることができる移動部である。これにより、空のトレイ200をデバイス供給領域A2からトレイ供給領域A1に移動させることができる。
デバイス供給領域A2には、温度調整部(ソークプレート(英語表記:soak plate、中国語表記(一例):均温板))12と、デバイス搬送ヘッド13と、トレイ搬送機構15とが設けられている。また、デバイス供給領域A2と検査領域A3とを跨ぐように移動するデバイス供給部14も設けられている。
温度調整部12は、複数のICデバイス90が載置されるものであり、当該載置されたICデバイス90を一括して加熱または冷却することができる「ソークプレート」と呼ばれる。このソークプレートにより、検査部16で検査される前のICデバイス90を予め加熱または冷却して、当該検査(高温検査や低温検査)に適した温度に調整することができる。
このような載置部としての温度調整部12は、固定されている。これにより、当該温度調整部12上でのICデバイス90に対して安定して温度調整することができる。
また、温度調整部12は、グランドされて(接地されて)いる。
また、温度調整部12は、グランドされて(接地されて)いる。
図2に示す構成では、温度調整部12は、Y方向に2つ配置、固定されている。そして、トレイ搬送機構11Aによってトレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200上のICデバイス90は、いずれかの温度調整部12まで搬送される。
デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90を把持する把持部であり、デバイス供給領域A2内でX方向およびY方向に移動可能に支持され、さらにZ方向にも移動可能に支持されている。このデバイス搬送ヘッド13は、搬送部25の一部でもあり、トレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200と温度調整部12との間のICデバイス90の搬送と、温度調整部12と後述するデバイス供給部14との間のICデバイス90の搬送とを担うことができる。なお、図2中では、デバイス搬送ヘッド13のX方向の移動を矢印α13Xで示し、デバイス搬送ヘッド13のY方向の移動を矢印α13Yで示している。
図3〜図14に示すように、デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90を吸着により把持する吸着部131を有している。また、吸着部131には、ICデバイス90を吸着する吸引力を生じさせるポンプ132が接続されている。
デバイス供給部14は、温度調整部12で温度調整されたICデバイス90が載置されるものであり、当該ICデバイス90を検査部16近傍まで搬送することができる「供給用シャトルプレート」または単に「供給シャトル」と呼ばれるものである。このデバイス供給部14も、搬送部25の一部となり得る。このデバイス供給部14は、ICデバイス90が収納、載置される凹部(ポケット)141を有している(例えば図3参照)。
また、デバイス供給部14は、デバイス供給領域A2と検査領域A3との間をX方向、すなわち、矢印α14方向に沿って往復移動可能(移動可能)に支持されている。これにより、デバイス供給部14は、ICデバイス90をデバイス供給領域A2から検査領域A3の検査部16近傍まで安定して搬送することができ、また、検査領域A3でICデバイス90がデバイス搬送ヘッド17によって取り去られた後は再度デバイス供給領域A2に戻ることができる。
図2に示す構成では、デバイス供給部14は、Y方向に2つ配置されており、Y方向負側のデバイス供給部14を「デバイス供給部14A」と言い、Y方向正側のデバイス供給部14を「デバイス供給部14B」と言うことがある。そして、温度調整部12上のICデバイス90は、デバイス供給領域A2内でデバイス供給部14Aまたはデバイス供給部14Bまで搬送される。また、デバイス供給部14は、温度調整部12と同様に、当該デバイス供給部14に載置されたICデバイス90を加熱または冷却可能に構成されている。これにより、温度調整部12で温度調整されたICデバイス90に対して、その温度調整状態を維持して、検査領域A3の検査部16近傍まで搬送することができる。また、デバイス供給部14も、温度調整部12と同様に、グランドされている。
トレイ搬送機構15は、全てのICデバイス90が除去された状態の空のトレイ200をデバイス供給領域A2内でX方向の正側、すなわち、矢印α15方向に搬送する機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、トレイ搬送機構11Bによってデバイス供給領域A2からトレイ供給領域A1に戻される。
検査領域A3は、ICデバイス90を検査する領域である。この検査領域A3には、ICデバイス90に対して検査を行なう検査部16と、デバイス搬送ヘッド17とが設けられている。
デバイス搬送ヘッド17は、搬送部25の一部であり、温度調整部12と同様に、把持したICデバイス90を加熱または冷却可能に構成されている。このデバイス搬送ヘッド17は、ICデバイス90を吸着により把持することができる。これにより、前記温度調整状態が維持されたICデバイス90を把持して、前記温度調整状態を維持したまま、ICデバイス90を検査領域A3内で搬送することができる。
このようなデバイス搬送ヘッド17は、検査領域A3内でY方向およびZ方向に往復移動可能に支持され、「インデックスアーム」と呼ばれる機構の一部となっている。これにより、デバイス搬送ヘッド17は、デバイス供給領域A2から搬入されたデバイス供給部14から、ICデバイス90を持ち上げて、検査部16上に搬送し、載置することができる。
なお、図2中では、デバイス搬送ヘッド17のY方向の往復移動を矢印α17Yで示している。また、デバイス搬送ヘッド17は、Y方向に往復移動可能に支持されているが、これに限定されず、X方向にも往復移動可能に支持されていてもよい。また、図2に示す構成では、デバイス搬送ヘッド17は、Y方向に2つ配置されており、Y方向負側のデバイス搬送ヘッド17を「デバイス搬送ヘッド17A」と言い、Y方向正側のデバイス搬送ヘッド17を「デバイス搬送ヘッド17B」と言うことがある。デバイス搬送ヘッド17Aは、検査領域A3内で、ICデバイス90のデバイス供給部14Aから検査部16への搬送を担うことができ、デバイス搬送ヘッド17Bは、検査領域A3内で、ICデバイス90のデバイス供給部14Bから検査部16への搬送を担うことができる。
検査部16(ソケット)は、電子部品であるICデバイス90を載置して、当該ICデバイス90の電気的特性を検査するものである。この検査部16は、ICデバイス90が収納、載置される凹部を有し、その凹部の底部に、複数のプローブピン(載置部側端子)が設けられている。そして、ICデバイス90の端子902と前記プローブピンとが導電可能に接続される、すなわち、接触することにより、ICデバイス90の検査を行なうことができる。ICデバイス90の検査は、検査部16に接続されるテスターが備える検査制御部に記憶されているプログラムに基づいて行われる。
このような検査部16は、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
デバイス回収領域A4は、検査領域A3で検査され、その検査が終了した複数のICデバイス90が回収される領域である。このデバイス回収領域A4には、回収用トレイ19と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構21とが設けられている。また、検査領域A3とデバイス回収領域A4とを跨ぐように移動するデバイス回収部18も設けられている。また、デバイス回収領域A4には、空のトレイ200も用意されている。
デバイス回収部18は、検査部16で検査が終了したICデバイス90が載置され、当該ICデバイス90をデバイス回収領域A4まで搬送することができる載置部であり、「回収用シャトルプレート」または単に「回収シャトル」と呼ばれる。このデバイス回収部18も、搬送部25の一部となり得る。
また、デバイス回収部18は、検査領域A3とデバイス回収領域A4との間をX方向、すなわち、矢印α18方向に沿って往復移動可能に支持されている。また、図2に示す構成では、デバイス回収部18は、デバイス供給部14と同様に、Y方向に2つ配置されており、Y方向負側のデバイス回収部18を「デバイス回収部18A」と言い、Y方向正側のデバイス回収部18を「デバイス回収部18B」と言うことがある。そして、検査部16上のICデバイス90は、デバイス回収部18Aまたはデバイス回収部18Bに搬送され、載置される。なお、ICデバイス90の検査部16からデバイス回収部18Aへの搬送は、デバイス搬送ヘッド17Aが担い、検査部16からデバイス回収部18Bへの搬送は、デバイス搬送ヘッド17Bが担う。また、デバイス回収部18も、温度調整部12やデバイス供給部14と同様に、グランドされている。
回収用トレイ19は、検査部16で検査されたICデバイス90が載置されるものであり、デバイス回収領域A4内で移動しないよう固定されている。これにより、デバイス搬送ヘッド20等の各種可動部が比較的多く配置されたデバイス回収領域A4であっても、回収用トレイ19上では、検査済みのICデバイス90が安定して載置されることとなる。なお、図2に示す構成では、回収用トレイ19は、X方向に沿って3つ配置されている。
また、空のトレイ200も、X方向に沿って3つ配置されている。この空のトレイ200も、検査部16で検査されたICデバイス90が載置される部材となる。そして、デバイス回収領域A4に移動してきたデバイス回収部18上のICデバイス90は、回収用トレイ19および空のトレイ200のうちのいずれかに搬送され、載置される。これにより、ICデバイス90は、検査結果ごとに分類されて、回収されることとなる。
デバイス搬送ヘッド20は、デバイス回収領域A4内でX方向およびY方向に移動可能に支持され、さらにZ方向にも移動可能な部分を有している。このデバイス搬送ヘッド20は、搬送部25の一部であり、ICデバイス90をデバイス回収部18から回収用トレイ19や空のトレイ200に搬送することができる。なお、図2中では、デバイス搬送ヘッド20のX方向の移動を矢印α20Xで示し、デバイス搬送ヘッド20のY方向の移動を矢印α20Yで示している。
トレイ搬送機構21は、トレイ除去領域A5から搬入された空のトレイ200をデバイス回収領域A4内でX方向、すなわち、矢印α21方向に搬送する機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、ICデバイス90が回収される位置に配されることとなる、すなわち、前記3つの空のトレイ200のうちのいずれかとなり得る。
トレイ除去領域A5は、検査済み状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が回収され、除去される除材部である。トレイ除去領域A5では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
また、デバイス回収領域A4とトレイ除去領域A5とを跨ぐように、トレイ200を1枚ずつY方向に搬送するトレイ搬送機構22A、トレイ搬送機構22Bが設けられている。トレイ搬送機構22Aは、搬送部25の一部であり、トレイ200をY方向、すなわち、矢印α22A方向に往復移動させることができる移動部である。これにより、検査済みのICデバイス90をデバイス回収領域A4からトレイ除去領域A5に搬送することができる。また、トレイ搬送機構22Bは、ICデバイス90を回収するための空のトレイ200をY方向の正側、すなわち、矢印α22B方向に移動させることができる。これにより、空のトレイ200をトレイ除去領域A5からデバイス回収領域A4に移動させることができる。
制御部800は、少なくとも1つのプロセッサーを有し、このプロセッサーが各種の判断や各種の命令等を行なう。制御部800は、例えば、トレイ搬送機構11Aと、トレイ搬送機構11Bと、温度調整部12と、デバイス搬送ヘッド13と、デバイス供給部14と、トレイ搬送機構15と、検査部16と、デバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部18と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構21と、トレイ搬送機構22Aと、トレイ搬送機構22B等の作動を制御することができる。その他、制御部800は、照射部27、受光部28、流体吸引部3の作動を制御することができる。
なお、本実施形態では、制御部800は、電子部品検査装置1に内蔵されているが、これに限定されない。例えば、制御部800は、外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。また、その外部機器は、例えば、電子部品検査装置1とケーブル等を介して通信される場合、無線通信される場合、電子部品検査装置1とネットワーク(例えばインターネット)を介して接続されている場合等がある。
オペレーターは、モニター300を介して、電子部品検査装置1の動作条件等を設定したり、確認したりすることができる。このモニター300は、例えば液晶画面で構成された表示画面301を有し、電子部品検査装置1の正面側上部に配置されている。図1に示すように、トレイ除去領域A5の図中の右側には、マウスを載置するマウス台600が設けられている。このマウスは、モニター300に表示された画面を操作する際に用いられる。
また、モニター300に対して図1の右下方には、操作パネル700が配置されている。操作パネル700は、モニター300とは別に、電子部品検査装置1に所望の動作を命令するものである。
また、シグナルランプ400は、発光する色の組み合わせにより、電子部品検査装置1の作動状態等を報知することができる。シグナルランプ400は、電子部品検査装置1の上部に配置されている。なお、電子部品検査装置1には、スピーカー500が内蔵されており、このスピーカー500によっても電子部品検査装置1の作動状態等を報知することもできる。
電子部品検査装置1は、トレイ供給領域A1とデバイス供給領域A2との間が第1隔壁231によって区切られており、デバイス供給領域A2と検査領域A3との間が第2隔壁232によって区切られており、検査領域A3とデバイス回収領域A4との間が第3隔壁233によって区切られており、デバイス回収領域A4とトレイ除去領域A5との間が第4隔壁234によって区切られている。また、デバイス供給領域A2とデバイス回収領域A4との間も、第5隔壁235によって区切られている。
電子部品検査装置1は、最外装がカバーで覆われており、当該カバーには、例えばフロントカバー241、サイドカバー242、サイドカバー243、リアカバー244、トップカバー245がある。
前述したように、デバイス供給部14は、電子部品であるICデバイス90をデバイス供給領域A2から検査領域A3まで搬送するものである。また、この電子部品搬送部としてのデバイス供給部14には、デバイス供給部14Aとデバイス供給部14Bとがある(図2参照)。デバイス供給部14Aとデバイス供給部14Bとは、配置箇所が異なること以外は、同じ構成であるため、以下、デバイス供給部14Aについて代表的に説明する。
図3〜図14に示すように、デバイス供給部14Aは、平板状のベース142と、ベース142をX方向に往復駆動させる駆動部143とを有している。
ベース142(電子部品搬送部)は、ICデバイス90(電子部品)が収納され、載置される凹部141(載置部)を有している(例えば図5参照)。この凹部141は、ベース142の上面に凹没して形成されている。なお、凹部141の形成数は、本実施形態では1つであるが、これに限定されず、複数であってもよい。また、凹部141が複数形成されている場合、X方向とY方向とに行列状に配置されるのが好ましい。この場合、X方向の配置数やY方向の配置数については、特に限定されない。また、ICデバイス90が載置される載置部は、本実施形態では凹没形成された凹部141で構成されているが、これに限定されず、例えば、デバイス供給部14Aの上面の一部である平坦部(平坦面)で構成されていてもよい。
前述したように、ICデバイス90(電子部品)は、突出形成された複数の端子902を有している。凹部141(載置部)は、ICデバイス90(電子部品)が載置された際に端子902が入り込む複数の微小凹部141aを有している。各微小凹部141aは、凹部141の底面141bに形成されている。また、各微小凹部141aは、端子902が過不足なく入り込むとことができる程度の大きさを有している。このような微小凹部141aにより、ICデバイス90は、凹部141に安定して載置され、底面141bとの間に間隙が形成されるのを防止することができる(図5〜図7参照)。これにより、後述する流体吸引部3によって凹部141内を吸引した際、流量検出部26で検出される流量に十分な変化が生じる。そして、この結果を、デバイス供給部14AでのICデバイス90の有無やICデバイス90の姿勢の判断に用いることができる。なお、微小凹部141aの形成数は、端子902の形成数に対応しているのが好ましく、1つ以上形成されている。
また、ベース142(電子部品搬送部)は、凹部141に連通する流路147を有している。流路147は、凹部141の底面141bと、ベース142のX方向負側の側面とに開口している。そして、この側面側には、ポート148が流路147に接続、固定されている。ポート148は、蛇腹状をなし、その長手方向に伸縮自在な弾性を有している。
駆動部143は、ベース142をX方向に往復駆動させて、ベース142上に載置されたICデバイス90(電子部品)を、デバイス供給領域A2内の第1位置と、検査領域A3内の第2位置との間を搬送することができる。第1位置は、デバイス搬送ヘッド13によって、ICデバイス90がベース142の凹部141に載置される位置である。第2位置は、デバイス搬送ヘッド17Aによって、ICデバイス90が凹部141から取り出される位置である。
この駆動部143は、例えば、リニアガイド144等で構成されている。
リニアガイド144は、ベース142をX方向に沿って往復移動可能に支持するものである。リニアガイド144は、X方向に平行に配置されたレール145と、レール145上を摺動する2つのスライダー146とで構成されている。2つのスライダー146は、互いにできる限り離間して配置されており、ベース142を下側から支持している。なお、スライダー146の配置数は、本実施形態では2つであるが、これに限定されず、例えば、1つまたは3つ以上であってもよい。
リニアガイド144は、ベース142をX方向に沿って往復移動可能に支持するものである。リニアガイド144は、X方向に平行に配置されたレール145と、レール145上を摺動する2つのスライダー146とで構成されている。2つのスライダー146は、互いにできる限り離間して配置されており、ベース142を下側から支持している。なお、スライダー146の配置数は、本実施形態では2つであるが、これに限定されず、例えば、1つまたは3つ以上であってもよい。
また、駆動部143は、リニアガイド144の他に、例えば、駆動源であるモーター(図示せず)と、モーターに接続されたボールネジ(図示せず)等を有しているのが好ましい。
デバイス供給部14Aのベース142には、凹部141(載置部)から流体FLを吸引可能な流体吸引部3が着脱自在に接続される。図3〜図14に示すように、流体吸引部3は、流体吸引部本体31と、ポンプ32とを有している。
流体吸引部本体31は、検査領域A3内で固定されている。この流体吸引部本体31は、ブロック状をなすものである。また、流体吸引部本体31は、その内部を貫通して形成された流路311を有している。流路311は、その一端がX方向正側に向かって開口している。これにより、ベース142が第1位置に位置しているときに、流路311には、管状のポート148が気密的に接続される(図3〜図6、図8〜図14参照)。以下、この状態を「接続状態」と言う。また、ベース142が第2位置に向かって移動した際には、流路311からポート148が離間して、接続状態が解除される(図7参照)。このようにポート148は、接続状態と、その接続状態が解除された接続解除状態とを取り得ることができる。これにより、移動するベース142と、固定された流体吸引部本体31との間に、これらを常時接続する配管を引き回すのを省略することができ、よって、装置構成を簡単なものとすることができる。
流路311の他端側には、ポンプ32が接続されている。ポンプ32は、前記接続状態で、ベース142の凹部141内を吸引するものである。これにより、例えば図5に示すように、流体FLが、凹部141から、流路147、ポート148、流路311を順に経て、ポンプ32に吸い込まれていく。そして、この流路147を通過する流体FLの流量が流量検出部26によって検出される。
なお、流体FLとしては、例えば、空気(気体)であるが、これに限定されず、液体が霧状になったものが混在していてもよい。
また。ポンプ32は、例えば凹部141の大きさ等の諸条件によって、吸引力を調整可能に構成されていてもよい。
前述したように、ICデバイス90(電子部品)が載置される載置部は、凹部141で構成されている。また、デバイス供給部14A(電子部品搬送部)のベース142は、凹部141に連通する流路147を有している。流路147の途中には、流路147を通過する流体FLの流量を検出する流量検出部26が設置または接続されている。これにより、流路147を通過する流体FLの流量を正確に検出することができる。そして、この検出結果、すなわち、検出された流量は、デバイス供給部14AでのICデバイス90の有無やICデバイス90の姿勢の判断に用いられる。
なお、流量検出部26の配置箇所は、図示(例えば図3)の位置に限定されず、例えば、図3に示す位置よりも上流側であってもよいし、下流側であってもよい。
また、流量検出部26としては、特に限定されず、例えば、オリフィス流量計やベンチュリ流量計等のような差圧式流量計(絞り流量計)や、その他、体積流量計、質量流量計等を用いることができる。そして、流量検出部26は、制御部800と電気的に接続されており、流量検出部26からの情報(流量)が制御部800で取り込まれる。
また、デバイス供給部14AでのICデバイス90の有無やICデバイス90の姿勢の判断に用いられる流量は、流量そのものであってもよいし、例えば、流量を電圧値に換算したものであってもよい。
図3に示すように、第1位置に位置するベース142の上方には、照射部(発光部)27と受光部28とが設置されている。照射部27と受光部28とは、図示(例えば図3)に示す構成ではX方向に対向して配置されているが、これに限定されず、例えば、Y方向に対向して配置されていてもよい。
照射部27は、第1位置に位置するベース142の凹部141(載置部)側に向かってレーザー光LB(光)を照射可能なものである(例えば図5参照)。照射部27としては、特に限定されず、例えば、レーザーダイオードを有するものを用いることができる。
受光部28は、照射部27が照射したレーザー光LB(光)を受光可能なものである。受光部28としては、特に限定されず、例えば、フォトダイオードを有するものを用いることができる。
このように照射部27と受光部28とは、対となって、光透過型の光センサーを構成している。これにより、照射部27からのレーザー光LBが受光部28で受光されたか否かを検出することができる。そして、この検出結果は、デバイス供給部14AでのICデバイス90の有無やICデバイス90の姿勢の判断に用いられる。なお、照射部27と受光部28とは、本実施形態では光透過型の光センサーを構成しているが、これに限定されず、例えば、反射型の光センサーを構成していてもよい。
ところで、デバイス搬送ヘッド13によってICデバイス90をデバイス供給部14Aの上方に搬送して、このICデバイス90をデバイス供給部14Aに載置しようとした際、例えば、次の3つの状態(パターン)が起こり得る。1つ目の状態は、図3〜図7に示す状態である。2つ目の状態は、図8〜図11に示す状態である。3つ目の状態は、図12〜図14に示す状態である。以下、各状態について説明する。
まず、図3〜図7および図15を参照しつつ、1つ目の状態について説明する。
図3に示すように、デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90を把持した状態となっている。また、デバイス供給部14Aは、ベース142が第1位置に位置した状態となっている。そして、デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90がベース142の凹部141の直上で、この凹部141に臨んだ状態となっている。
図3に示すように、デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90を把持した状態となっている。また、デバイス供給部14Aは、ベース142が第1位置に位置した状態となっている。そして、デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90がベース142の凹部141の直上で、この凹部141に臨んだ状態となっている。
なお、図3に示す状態では、流体吸引部3による吸引動作が未だ行なわれておらず、ポンプ32が停止した状態となっている。また、照射部27からもレーザー光LBの照射が未だ行なわれていない。
次いで、図4に示すように、デバイス搬送ヘッド13を、ICデバイス90を把持した状態のまま下降させる。この下降位置としては、例えば、ICデバイス90が凹部141の底面141bから若干(例えば0.5mm以上2mm以下)離間した位置とするのが好ましい。このような位置は、例えば、ICデバイス90の各端子902の高さが、ベース142の上面の高さと同じ程度となる位置とすることができる。
次いで、図15のタイミングチャートに示すように、デバイス搬送ヘッド13でのポンプ132の作動を停止するとともに、流体吸引部3のポンプ32を作動させる。ポンプ132の作動停止により、ICデバイス90に対する吸引力が解除されて、ICデバイス90は、鉛直下方に落下する。また、ポンプ32の作動により、ICデバイス90は、流体FLとともに流路147に向かって吸引される。そして、このような落下と吸引との相乗効果により、ICデバイス90は、凹部141に安定して迅速に載置され、図5に示す状態となる。このときのICデバイス90は、姿勢が適正となっている。ここで、「姿勢が適正」とは、一例として、ICデバイス90全体が凹部141に収納され、端子902が微小凹部141aに入り込んだ状態のことを言う。また、照射部27からレーザー光LBを照射する。このレーザー光LBは、ICデバイス90上を通過して、受光部28で受光される。
次いで、図6に示すように、デバイス搬送ヘッド13を、図3中のデバイス搬送ヘッド13と同じ高さまで上昇させる。なお、ポンプ32の作動による吸引と、照射部27によるレーザー光LBの照射とは、そのまま維持されているのが好ましい。
次いで、図7に示すように、ポンプ32の作動による吸引と、照射部27によるレーザー光LBの照射とを停止するとともに、駆動部143を作動させて、ベース142をICデバイス90ごと検査領域A3(第2位置)に移動させる。
次に、図8〜図11を参照しつつ、2つ目の状態について説明する。ここでは、前記1つ目の状態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
図8に示すように、デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90を把持した状態となっている。このICデバイス90は、図3に示す状態よりもX方向正側にズレて把持されている。また、デバイス供給部14Aは、ベース142が第1位置に位置した状態となっている。そして、デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90がベース142の凹部141に臨んだ状態となっている。
次いで、図9に示すように、デバイス搬送ヘッド13を、ICデバイス90を把持した状態のまま下降させる。この下降位置は、図4中のデバイス搬送ヘッド13の高さと同じ位置となっている。
次いで、図10に示すように、デバイス搬送ヘッド13からICデバイス90を解放する。その後、ICデバイス90は、鉛直下方に落下するが、凹部141の外縁部に引っ掛かって、凹部141内で傾斜した姿勢となる。このときのICデバイス90は、姿勢が不適正となっている。ここで、「姿勢が不適正」とは、一例として、ICデバイス90が凹部141内で傾斜した状態のことを言う。また、照射部27からは、レーザー光LBが照射されているが、ICデバイス90で遮光されるため、受光部28で受光されるには至っていない。
次いで、図11に示すように、デバイス搬送ヘッド13を、図8中のデバイス搬送ヘッド13と同じ高さまで上昇させる。
また、ICデバイス90の姿勢が不適正の場合、ベース142は、第1位置に待機したままとなり、検査領域A3への移動は制限される。
次に、図12〜図14を参照しつつ、3つ目の状態について説明する。ここでは、前記1つ目の状態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
図12に示すように、デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90を把持した状態となっている。また、デバイス供給部14Aは、ベース142が第1位置に位置した状態となっている。そして、デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90がベース142の凹部141の直上で、この凹部141に臨んだ状態となっている。
次いで、図13に示すように、デバイス搬送ヘッド13を、ICデバイス90を把持した状態のまま下降させる。この下降位置は、図4中のデバイス搬送ヘッド13の高さと同じ位置となっている。そして、デバイス搬送ヘッド13からICデバイス90を解放しようとするが、ICデバイス90は、吸着部131に付着したままとなっている。この原因としては、例えば、ICデバイス90の上面に機械油等のような粘性が比較的高い液体が付着している場合等が考えられる。または、高温検査時、デバイス搬送ヘッド13の材質が耐熱性のあるシリコンゴムだった場合には、高温により粘性が出て、ICデバイス90が吸着部131に付着したままとなる。
次いで、図14に示すように、デバイス搬送ヘッド13を、図12中のデバイス搬送ヘッド13と同じ高さまで上昇させる。このとき、ICデバイス90は、デバイス搬送ヘッド13とともに上昇することとなる。このため、凹部141には、ICデバイス90が載置されているべきであるのに、載置されていない(ICデバイス無し)状態となる。また、照射部27から照射されたレーザー光LBは、ICデバイス90が無い状態の凹部141上を通過して、受光部28で受光される。このような状態となった場合、ベース142は、第1位置に待機したままとなり、検査領域A3への移動は制限される。
そして、電子部品検査装置1(電子部品搬送装置10)では、デバイス供給部14Aに対してICデバイス90が前記3つの状態のいずれとなっているのかを判断することができる。以下、この判断について、図16に示すフローチャートを参照しつつ説明する。なお、この判断は、制御部800で行なわれる。
デバイス供給部14のベース142(電子部品搬送部)が第1位置に位置しているときに、流体吸引部3(ポンプ32)を作動させて、流量検出部26による流体FLの流量の検出を開始する(ステップS101)。また、照射部27からレーザー光LB(光)を照射する。
次に、制御部800に内蔵されているタイマー(図示せず)を作動させて、タイムアップしたか否かを判断する(ステップS102)。ステップS102においてタイムアップしたと判断した場合には、流量検出部26によって検出された流体FLの流量が予め設定された流量閾値以下であるか否かを判断する(ステップS103)。なお、流量閾値は、例えば、予め実験的に求められている。
ステップS103において、流路147を通過した流体FLの流量が予め設定された流量閾値以下の場合には、凹部141(載置部)にはICデバイス90(電子部品)が有り、凹部141(載置部)でのICデバイス90(電子部品)の姿勢が適正であると判断する(ステップS104)。このように流量閾値を適正に設定することにより、流体FLの流量に基づいたICデバイス90の姿勢の良否の判断を正確に行なうことができる。
次に、デバイス供給部14Aのベース142を検査領域A3に移動させる(ステップS105)。
また、ステップS103において流体FLの流量が予め設定された流量閾値を超えた(流量閾値以下ではない)と判断した場合には、レーザー光LB(光)の受光量が予め設定された受光量閾値を超えたか否か、すなわち、レーザー光LBが受光部28で受光されたか否かを判断する(ステップS106)。
ステップS106においてレーザー光LBが受光部28で受光された(レーザー光LB(光)の受光量が予め設定された受光量閾値を超えた)と判断した場合には、凹部141(載置部)にはICデバイス90(電子部品)が無いと判断する(ステップS107)。
このように、流路147を通過した流体FLの流量が予め設定された流量閾値を超えるとともに、受光部28でのレーザー光LB(光)の受光量が予め設定された受光量閾値を超えた場合には、凹部141(載置部)にはICデバイス90(電子部品)が無いと判断することができる。これにより、流体FLの流量と、レーザー光LBの受光量(受光部28でレーザー光LBが受光状態)との2つの情報に基づいて、ICデバイス90の有無の判断を正確に行なうことができる。
ステップS107実行後、「凹部141にはICデバイス90が無い」旨を報知する(ステップS108)。この報知は、例えば、モニター300、シグナルランプ400、スピーカー500、または、これらを組み合わせることにより行なわれるのが好ましい。そして、この報知を認識した、電子部品検査装置1(電子部品搬送装置10)のオペレーターは、この装置に対して所定の処置を施すことができる。
ステップS106においてレーザー光LBが受光部28で受光されない場合(レーザー光LB(光)の受光量が予め設定された受光量閾値以下の場合)には、凹部141(載置部)にはICデバイス90(電子部品)が有るが、凹部141(載置部)でのICデバイス90(電子部品)の姿勢が不適正であると判断する(ステップS109)。
このように、流路147を通過した流体FLの流量が予め設定された流量閾値を超えるとともに、受光部28でのレーザー光LB(光)の受光量が予め設定された受光量閾値以下の場合には、凹部141(載置部)にはICデバイス90(電子部品)が有り、この凹部141(載置部)でのICデバイス90(電子部品)の姿勢が不適正であると判断することができる。これにより、流体FLの流量と、レーザー光LBの受光量(受光部28でレーザー光LBが受光状態)との2つの情報に基づいて、ICデバイス90の有無および姿勢の判断を一括して正確に行なうことができる。
次に、「凹部141にはICデバイス90が有り、この凹部141でのICデバイス90の姿勢が不適正である」旨を報知する(ステップS110)。この報知も、ステップS108での報知と同様に、例えば、モニター300、シグナルランプ400、スピーカー500、または、これらを組み合わせることにより行なわれるのが好ましい。そして、この報知を認識したオペレーターは、電子部品検査装置1に対して所定の処置を施すことができる。
以上のように、第1位置で流体FLの吸引とレーザー光LBの照射とを行ない、流体FLの流量と、受光部28でのレーザー光LBの受光状態とを検出することができる。そして、その検出結果に基づいて、デバイス供給部14Aの凹部141でのICデバイス90の有無や、凹部141でのICデバイス90の姿勢を正確に判断することができる。
また、例えば厚さが0.3mm程度の薄いICデバイス90は、姿勢が不適正であっても、レーザー光LBの受光状態を検出するだけでは、姿勢が不適正と判断されないおそれがある。しかしながら、レーザー光LBの受光状態の検出に加えて、さらに流体FLの流量を検出することにより、このような誤判断を防止することができる。
また、流体FLの吸引は、流体FLの流量の検出時に行なわるため、吸引時間をできる限り短くすることができる。これにより、例えば高温検査を行なう際にICデバイス90が加熱されていた場合、ICデバイス90の温度低下を抑制することができる。
<第2実施形態>
以下、図17を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
以下、図17を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、デバイス供給部に対するICデバイスの状態を判断するフローチャートが異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
デバイス供給部14のベース142(電子部品搬送部)が第1位置に位置しているときに、照射部27からレーザー光LB(光)を照射して、レーザー光LBが受光部28で受光されたか否かを判断する(ステップS201)。
ステップS201おいてレーザー光LBが受光部28で受光された(レーザー光LB(光)の受光量が予め設定された受光量閾値を超えた)と判断した場合には、流体吸引部3(ポンプ32)を作動させて、流量検出部26による流体FLの流量の検出を開始する(ステップS202)。
次に、制御部800に内蔵されているタイマー(図示せず)を作動させて、タイムアップしたか否かを判断する(ステップS203)。ステップS203においてタイムアップしたと判断した場合には、流量検出部26によって検出された流体FLの流量が予め設定された流量閾値以下であるか否かを判断する(ステップS204)。なお、流量閾値は、例えば、予め実験的に求められている。
ステップS204において流体FLの流量が予め設定された流量閾値以下の場合には、凹部141にはICデバイス90が有り、凹部141でのICデバイス90の姿勢が適正であると判断する(ステップS205)。
このように、受光部28でのレーザー光LB(光)の受光量が予め設定された受光量閾値を超えるとともに、流路147を通過した流体FLの流量が予め設定された流量閾値以下の場合には、凹部141(載置部)にはICデバイス90(電子部品)が有り、凹部141(載置部)でのICデバイス90(電子部品)の姿勢が適正であると判断することができる。これにより、レーザー光LBの受光量(受光部28でレーザー光LBが受光状態)と、流体FLの流量との2つの情報に基づいて、ICデバイス90の姿勢の良否の判断を正確に行なうことができる。
ステップS205実行後、デバイス供給部14Aのベース142を検査領域A3に移動させる(ステップS206)。
また、ステップS204において流体FLの流量が予め設定された流量閾値を超えた場合には、凹部141にはICデバイス90が無いと判断する(ステップS207)。
このように、受光部28でのレーザー光LB(光)の受光量が予め設定された受光量閾値を超えるとともに、流路147を通過した流体FLの流量が予め設定された流量閾値を超えた場合には、凹部141(載置部)にはICデバイス90(電子部品)が無いと判断することができる。これにより、レーザー光LBの受光量(受光部28でレーザー光LBが受光状態)と、流体FLの流量との2つの情報に基づいて、ICデバイス90の有無の判断を正確に行なうことができる。
ステップS207実行後、「凹部141にはICデバイス90が無い」旨を報知する(ステップS208)。
また、ステップS201においてレーザー光LBが受光部28で受光されていない(レーザー光LB(光)の受光量が予め設定された受光量閾値を超えていない)と判断された場合には、流体吸引部3(ポンプ32)を作動させて、デバイス供給部14Aのベース142の凹部141に対する吸引を開始する(ステップS209)。
次に、制御部800に内蔵されているタイマー(図示せず)を作動させて、タイムアップしたか否かを判断する(ステップS210)。ステップS210においてタイムアップしたと判断した場合には、再度、レーザー光LBが受光部28で受光されたか否かを判断する(ステップS211)。
ステップS211においてレーザー光LBが受光部28で受光されたと判断した場合には、ステップS205以下のステップを順次実行する。
また、ステップS211においてレーザー光LBが受光部28で受光されていないと判断した場合には、凹部141にはICデバイス90が有るが、凹部141でのICデバイス90の姿勢が不適正であると判断する(ステップS212)。
次に、「凹部141にはICデバイス90が有り、この凹部141でのICデバイス90の姿勢が不適正である」旨を報知する(ステップS213)。
以上のように、受光部28でのレーザー光LB(光)の受光量が予め設定された受光量閾値以下である場合には、流体FLの吸引を所定時間行ない、依然として受光部28でのレーザー光LB(光)の受光量が受光量閾値以下である場合には、凹部141(載置部)にはICデバイス90(電子部品)が有るが、凹部141(載置部)でのICデバイス90(電子部品)の姿勢が不適正であると判断し、受光部28でのレーザー光LB(光)の受光量が受光量閾値を超えた場合には、凹部141(載置部)にはICデバイス90(電子部品)が有り、凹部141(載置部)でのICデバイス90(電子部品)の姿勢が適正と判断することができる。これにより、例えば、ICデバイス90の有無および姿勢を即座に判断するのではなく、可能なかぎり時間を費やして、その判断を正確に行なうことができる。
なお、ステップS211においてレーザー光LBが受光部28で受光されたと判断されるのは、ステップS209での吸引でICデバイス90が凹部141内に引き込まれて、ICデバイス90の姿勢が適正な姿勢になることがあるからである。
<第3実施形態>
以下、図18を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
以下、図18を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、デバイス供給部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図18に示すように、本実施形態では、デバイス供給部14は、4つの凹部141を有している。そして、これらの凹部141は、X方向に2つ、Y方向に2つずつ配置されている。以下、図18中、最も左側に位置し、最も下側に位置する凹部141を「凹部141−1」と言う。また、図18中、凹部141−1の右側に位置する凹部141を「凹部141−2」と言う。また、図18中、凹部141−1の上側に位置する凹部141を「凹部141−3」と言う。また、図18中、凹部141−3の右側に位置する凹部141を「凹部141−4」と言う。
また、照射部27と受光部28とは組となっており、本実施形態では4組配置されている。
1つ目の組は、照射部27と受光部28とが、凹部141−1と凹部141−2とを介して配されている。この組では、照射部27が凹部141−1側に配置され、受光部28が凹部141−2側に配置されている。
2つ目の組は、照射部27と受光部28とが、凹部141−3と凹部141−4とを介して配されている。この組では、照射部27が凹部141−3側に配置され、受光部28が凹部141−4側に配置されている。
3つ目の組は、照射部27と受光部28とが、凹部141−1と凹部141−3とを介して配されている。この組では、照射部27が凹部141−1側に配置され、受光部28が凹部141−3側に配置されている。
4つ目の組は、照射部27と受光部28とが、凹部141−2と凹部141−4とを介して配されている。この組では、照射部27が凹部141−2側に配置され、受光部28が凹部141−4側に配置されている。
そして、流体FLの流量に基づいたICデバイス90の姿勢の判断は、受光部28側の凹部141でのICデバイス90に対して行なわれるのが好ましい。これにより、正確かつ高精度な判断を行なうことができる。
なお、4つの凹部141の配置態様については、本実施形態ではX方向に2つ、Y方向に2つずつ配置されているが、これに限定されず、例えば、X方向に4つ、Y方向に1つ配置されていてもよいし、X方向に1つ、Y方向に4つ配置されていてもよい。
また、凹部141の形成数は、本実施形態では4つであるが、これに限定されず、例えば、2つ、3つまたは5つ以上であってもよい。この場合、X方向の配置数やY方向の配置数については、特に限定されない。
以上、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、電子部品搬送装置および電子部品検査装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、「電子部品搬送部」は、本実施形態ではデバイス供給部に適用されているが、これに限定されず、例えば、デバイス回収部やデバイス回収領域のトレイにも適用することができる。
また、デバイス供給部でのICデバイスの有無やICデバイスの姿勢の判断には、デバイス供給部の流路を通過する流体の流量を用いている。ここで、流量に代えて、流路内の圧力(真空度)を用いた場合を考えてみる。しかしながら、圧力を検出する流体機器は、流量を検出する流体機器(流量計)よりも、分解能が低下する傾向があるため、好ましくはない。
また、デバイス供給部でのICデバイスの有無やICデバイスの姿勢の判断には、流量閾値を1つ設定したが、流量閾値の設定は、1つに限定されない。例えば、大きさが異なる流量閾値を複数設定してもよい。流量閾値として、例えば、第1流量閾値と、第1流量閾値よりも小さい第2流量閾値とを設定した場合、第1流量閾値でICデバイスの有無を判断し、第2流量閾値でICデバイスの姿勢を判断することができる。
また、デバイス供給部でのICデバイスの有無やICデバイスの姿勢の判断には、受光部がレーザー光を受光しているか否かの情報を用いているが、これに限定されず、例えば、受光部での受光量を段階的または連続的に数値化した情報を用いてもよい。
また、デバイス供給部の蛇腹状のポートは、流体吸引部から離間させるものであるが、これに限定されず、例えば、ベースの移動に関わらず、流体吸引部に常時接続されていてもよい。
また、電子部品搬送装置(電子部品検査装置)が高温試験や低温試験を行なわない装置である場合には、例えば、第2隔壁、第3隔壁、第5隔壁を省略してもよい。
1…電子部品検査装置、10…電子部品搬送装置、11A…トレイ搬送機構、11B…トレイ搬送機構、12…温度調整部、13…デバイス搬送ヘッド、131…吸着部、132…ポンプ、14…デバイス供給部、14A…デバイス供給部、14B…デバイス供給部、141…凹部、141−1…凹部、141−2…凹部、141−3…凹部、141−4…凹部、141a…微小凹部、141b…底面、142…ベース、143…駆動部、144…リニアガイド、145…レール、146…スライダー、147…流路、148…ポート、15…トレイ搬送機構、16…検査部、17…デバイス搬送ヘッド、17A…デバイス搬送ヘッド、17B…デバイス搬送ヘッド、18…デバイス回収部、18A…デバイス回収部、18B…デバイス回収部、19…回収用トレイ、20…デバイス搬送ヘッド、21…トレイ搬送機構、22A…トレイ搬送機構、22B…トレイ搬送機構、231…第1隔壁、232…第2隔壁、233…第3隔壁、234…第4隔壁、235…第5隔壁、241…フロントカバー、242…サイドカバー、243…サイドカバー、244…リアカバー、245…トップカバー、25…搬送部、26…流量検出部、27…照射部、28…受光部、3…流体吸引部、31…流体吸引部本体、311…流路、32…ポンプ、90…ICデバイス、902…端子(電子部品側端子)、200…トレイ、300…モニター、301…表示画面、400…シグナルランプ、500…スピーカー、600…マウス台、700…操作パネル、800…制御部、A1…トレイ供給領域、A2…デバイス供給領域、A3…検査領域、A4…デバイス回収領域、A5…トレイ除去領域、FL…流体、LB…レーザー光、S101〜S110…ステップ、S201〜S213…ステップ、α11A…矢印、α11B…矢印、α13X…矢印、α13Y…矢印、α14…矢印、α15…矢印、α17Y…矢印、α18…矢印、α20X…矢印、α20Y…矢印、α21…矢印、α22A…矢印、α22B…矢印、α90…矢印
Claims (10)
- 電子部品が載置される載置部を有し、前記電子部品を第1位置と第2位置との間を搬送可能な電子部品搬送部と、
前記載置部から、流体が通過可能な流路を介して、前記流体を吸引可能な流体吸引部と、
前記載置部側に向かって光を照射可能な照射部と、
前記照射部が照射した前記光を受光可能な受光部と、
前記電子部品搬送部、前記流体吸引部、前記照射部および前記受光部の作動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記電子部品搬送部が前記第1位置に位置しているときに、前記流体吸引部による前記流体の吸引を行なうとともに、前記照射部による前記光の照射を行ない、前記流路を通過した前記流体の流量と、前記受光部での前記光の受光量とに基づいて、前記載置部での前記電子部品の有無、または、前記載置部での前記電子部品の姿勢を判断することを特徴とする電子部品搬送装置。 - 前記流路を通過した前記流体の流量が予め設定された流量閾値以下の場合には、前記載置部には前記電子部品が有り、前記載置部での前記電子部品の姿勢が適正であると判断する請求項1に記載の電子部品搬送装置。
- 前記流路を通過した前記流体の流量が予め設定された流量閾値を超えるとともに、前記受光部での前記光の受光量が予め設定された受光量閾値を超えた場合には、前記載置部には前記電子部品が無いと判断する請求項1に記載の電子部品搬送装置。
- 前記流路を通過した前記流体の流量が予め設定された流量閾値を超えるとともに、前記受光部での前記光の受光量が予め設定された受光量閾値以下の場合には、前記載置部には前記電子部品が有るが、前記載置部での前記電子部品の姿勢が不適正であると判断する請求項1に記載の電子部品搬送装置。
- 前記受光部での前記光の受光量が予め設定された受光量閾値を超えるとともに、前記流路を通過した前記流体の流量が予め設定された流量閾値以下の場合には、前記載置部には前記電子部品が有り、前記載置部での前記電子部品の姿勢が適正であると判断する請求項1に記載の電子部品搬送装置。
- 前記受光部での前記光の受光量が予め設定された受光量閾値を超えるとともに、前記流路を通過した前記流体の流量が予め設定された流量閾値を超えた場合には、前記載置部には前記電子部品が無いと判断する請求項1に記載の電子部品搬送装置。
- 前記受光部での前記光の受光量が予め設定された受光量閾値以下である場合には、前記流体の吸引を所定時間行ない、依然として前記受光部での前記光の受光量が前記受光量閾値以下である場合には、前記載置部には前記電子部品が有るが、前記載置部での前記電子部品の姿勢が不適正であると判断し、前記受光部での前記光の受光量が前記受光量閾値を超えた場合には、前記載置部には前記電子部品が有り、前記載置部での前記電子部品の姿勢が適正と判断する請求項1に記載の電子部品搬送装置。
- 前記電子部品は、突出形成された端子を有し、
前記載置部は、前記電子部品が載置された際に前記端子が入り込む微小凹部を有する請求項1に記載の電子部品搬送装置。 - 前記載置部は、前記流路が連通する凹部で構成されており、
前記流路の途中には、前記流路を通過した前記流体の流量を検出する流量検出部が設置または接続されている請求項1に記載の電子部品搬送装置。 - 電子部品が載置される載置部を有し、前記電子部品を第1位置と第2位置との間を搬送可能な電子部品搬送部と、
前記載置部から、流体が通過可能な流路を介して、前記流体を吸引可能な流体吸引部と、
前記載置部側に向かって光を照射可能な照射部と、
前記照射部が照射した前記光を受光可能な受光部と、
前記電子部品を検査する検査部と、を備え、
前記電子部品搬送部、前記流体吸引部、前記照射部および前記受光部の作動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記電子部品搬送部が前記第1位置に位置しているときに、前記流体吸引部による前記流体の吸引を行なうとともに、前記照射部による前記光の照射を行ない、前記流路を通過した前記流体の流量と、前記受光部での前記光の受光量とに基づいて、前記載置部での前記電子部品の有無、または、前記載置部での前記電子部品の姿勢を判断することを特徴とする電子部品検査装置。
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