JP5209958B2 - コンタクトピン用付着物除去具及びコンタクトピンの付着物除去方法 - Google Patents

コンタクトピン用付着物除去具及びコンタクトピンの付着物除去方法 Download PDF

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本発明は、導通検査機器のコンタクトピンに付着した付着物を除去するためのコンタクトピン用付着物除去具、及びこのコンタクトピン用付着物除去具を用いたコンタクトピンの付着物除去方法に関する。
従来、各種電子部品が搭載された配線板や半導体装置等の電子機器の導通性検査のためには、各種テスター等の導通検査機器が用いられている。このような導通検査機器としては、配線板等における複数の電極にそれぞれコンタクトピン(プローブピン)を接触させて電極間の導通を検査するものがある。
このような導通検査機器を用いて配線板等の導通検査を繰り返し行うと、コンタクトピンの表面にゴミや異物等が付着していき、コンタクトピンの導通性が低下して正確な導通検査ができなくなってくる。
そこで、従来、このような導通検査機器におけるコンタクトピンを定期的に粘着性の樹脂層等に押しつけるなどして、コンタクトピンに付着した付着物を除去することが行われている(特許文献1,2参照)。
特開2002−214271号公報 特開2005−091213号公報
ところで、プリント配線板における導通検査を行うにあたり、プリント配線板の製造工程の最終段階で導通検査を行う場合には、通常は銅等からなる導体配線の酸化を防止するための保護材として、この導体配線の表面にポストフラックスが塗布されている。また、プリント配線板にチップ部品等を半田付けにて搭載した後であれば導体配線の表面に半田付けのためのフラックスが塗布されている。このように検査対象の表面にフラックスが付着している場合に導通検査を行うと、コンタクトピンの表面にフラックスが薄い膜状に付着してしまい、コンタクトピンの導通性が低下してしまう。またこのフラックスの膜にはゴミや異物が付着しやすくなり、コンタクトピンの導通性が益々低下してしまうものである。
しかし、このようなフラックスの膜は上記のようにコンタクトピンを粘着性の樹脂層等に接触させるだけでは除去することは困難である。このため、コンタクトピンから付着物を除去する際にこのようなフラックスの膜をも除去可能な手法が求められている。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、コンタクトピンに付着した付着物を容易に除去することができ、特にコンタクトピンにフラックスが付着している場合にもこのフラックスを容易に除去することができるコンタクトピン用付着物除去具及びコンタクトピンの付着物除去方法を提供することを目的とする。
請求項1に係るコンタクトピン用付着物除去具は、導通検査機器のコンタクトピン4の付着物を除去するための付着物除去具1であって、溶剤を貯留してなり前記コンタクトピン4が浸漬される溶剤部2と、粘着性を有し前記溶剤部2に浸漬された後のコンタクトピン4が接触される粘着部3とを具備し、粘着部3の剥離強度が0.001〜1N/cmの範囲であることを特徴とする。このため、コンタクトピン4をまず溶剤部2に浸漬するとこのコンタクトピン4にフラックス8が付着している場合にはこのフラックス8を溶解又は膨潤し、次いでこのコンタクトピン4を粘着部3に接触させるとコンタクトピン4に付着した前記膨潤したフラックス8を含む付着物が粘着部3に付着して除去される。
請求項に係る発明は、更に、溶剤部2が、粘着部3と接してこの粘着部3の上方に形成されていることを特徴とする。このため、コンタクトピン4をまず溶剤部2に浸漬した後、そのままコンタクトピン4を粘着部3側へ移動させることによりコンタクトピン4を粘着部3に接触させることでコンタクトピン4の付着物を除去することができる。
請求項に係るコンタクトピン4の付着物除去方法は、請求項に記載のコンタクトピン用付着物除去具1を用い、導通検査機器のコンタクトピン4を溶剤部2に浸漬した後、このコンタクトピン4を粘着部3側へ移動することにより粘着部3に接触させることを特徴とする。このため、コンタクトピン4をまず溶剤部2に浸漬することでこのコンタクトピン4にフラックス8が付着している場合にはこのフラックス8を溶解又は膨潤させ、次いでこのコンタクトピン4を粘着部3に接触させるとコンタクトピン4に付着した前記膨潤したフラックス8を含む付着物を粘着部3に付着させて除去することができる。
本発明によれば、粘着部3にコンタクトピン4を接触させることでこのコンタクトピン4の表面の付着物を粘着部3に付着させて除去することができ、且つコンタクトピン4にフラックス8の膜が付着している場合もこのコンタクトピン4が予め溶剤部2に浸漬されていることから前記フラックス8を溶剤部2に溶解させて除去し、或いはフラックス8を前記溶剤部2の溶剤により膨潤させてコンタクトピン4から除去しやすい状態にしてから粘着部3にて除去することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第一の実施形態)
本実施形態のコンタクトピン用付着物除去具1(以下、「付着物除去具1」と略称する)は、図1(a)に示すように、平板状の基材5の一面に、粘着性を有する粘着部3と、溶剤からなる溶剤部2とを形成したものである。
上記基材5としては種々の材質にて形成されたものを用いることができるが、例えばソーダライムガラス、ホウケイ酸系ガラス、石英ガラスなどの無機ガラス類;インバー合金、ステンレススチール、チタン、アルミニウム、鉄、ステンレスなどの金属;アルミナ、ジルコニア、窒化シリコンなどのセラミックス;ポリカーボネートのような(硬質)プラスチック;ガラス繊維補強樹脂のような繊維強化プラスチック(FRP)等の材質から形成された基材5が好適に用いられる。
この基材5としては、粘着部3を形成する部位に凹部6を設けることができる。この凹部6の深さは粘着部3の厚みよりも深くなるように形成するものであり、例えば0.1mm以上あれば良く、好ましくは0.1〜2mmの範囲とすることができる。
粘着部3は、適宜の粘着性を有する樹脂層にて形成することができる。粘着部3を形成するための樹脂組成物としては、特に限定されないが、例えば適宜の熱硬化性や活性エネルギー線硬化性(紫外線硬化性、電子線硬化性等)の樹脂組成物を成形することで形成することができる。このとき、例えばウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリサルファイド樹脂、シリコーン樹脂等を含む樹脂組成物を用いて粘着部3を形成することができる。
そして、基材5の凹部6の底面に粘着部3を形成するための樹脂組成物を配置し、必要に応じ、この樹脂組成物の成分組成に応じて熱硬化又は光硬化させて、粘着部3を形成する。
尚、平板状の板材の中央域に上記粘着部3を形成した後、この板材上に粘着部3の周囲を取り囲むようにこの粘着部3よりも高さの高い枠状体を設けることで、板材と枠状体からなる基材5を形成すると共に枠状体の内側に凹部6を形成し、この凹部6の内側に粘着部3を設けるようにしても良い。
この粘着部3の厚みは特に制限されないが、厚みが薄すぎると塗膜形成性に問題が生じたり十分な膜強度が得られなくなるおそれがあり、好ましくは50〜1000μm、より好ましくは50〜500μmの範囲となるようにする。
このような粘着部3の形成方法は特に制限されず、例えば粘着部3を形成するための樹脂組成物を予めフィルム状に成形した後に、これを基材5の表面に貼着し、必要に応じて硬化成形することができる。また粘着部3を形成するための樹脂組成物を液状又はペースト状の状態で基材5の表面に塗布し、必要に応じて硬化成形するようにしても良い。特に後者の方法を採用すると、粘着部3と基材5との間の密着性を更に向上することができる。
また、粘着部3を形成するための樹脂組成物を基材5の表面に塗布する場合には、流し込み、ロールコート、カーテンコート、バーコート等の適宜の手法を用いることができる。このうち、特に基材5の凹部6の深さが大きい場合は流し込採用し、凹部6の深さが浅い場合或いは上記のように板状体に塗布する場合にはスクリーン印刷法にて塗布することが好ましい。この場合、粘着部3を形成するための樹脂組成物を基材5上の所望の位置に塗布することが容易となり、基材5の表面における粘着部3の形成位置の調整が容易となる。
このように粘着部3を形成するための樹脂組成物をスクリーン印刷法により塗布する場合には、前記組成物の粘度を好ましくは0.1〜500Pa・s、より好ましくは0.5〜100Pa・sに調整し、また、スクリーン版としては好ましくは15〜600メッシュ、より好ましくは30〜400メッシュ、更に好ましくは30〜300メッシュのものを用いる。このような条件で前記組成物を塗布すると、印刷塗布時の滲みの発生が低減されて所望の形状に塗布することができ、粘着部3の成形性が向上する。また、このような範囲で組成物の粘度やスクリーン版のメッシュ数を調整することにより、前記樹脂組成物の塗布厚みを精度良く調整することができ、またこれにより粘着部3の厚み精度を精度良く調整して、所望の厚みの粘着部3を形成することができる。例えば前記組成物の粘度を5Pa・sに調整した場合に、スクリーン版として30メッシュのものを使用して厚み160μmの粘着部3を形成することができ、またスクリーン版として250メッシュのものを使用して厚み20μmの粘着部3を形成することができる。
粘着部3を形成した後、凹部6内にはこの粘着部3の上方に、フラックス8を溶解し得る溶剤を貯留して溶剤部2を形成する。前記溶剤としては、ロジン系フラックス8や合成樹脂系フラックス8等のうち導通検査の対象に塗布されているものを溶解し得る適宜のものであれば適宜のものが用いられる。またこの溶剤としては粘着部3と接触した状態でこの粘着部3を短時間では侵さないものを用いることが好ましく、また付着物除去後のコンタクトピン4から前記溶剤が速やかに乾燥除去されるように揮発性の高いものであることが好ましい。具体的な溶剤としては、例えばイソプロピルアルコール等のアルコール類、酢酸エチル等のエステル類、アセトン等のケトン類、トルエン等の芳香族類等の適宜の有機溶剤を挙げることができ、これらは一種単独で用いるほか、二種以上を混合した混合溶剤として用いることもできる。更に、前記のような有機溶剤に水を加えたものを用いることもできる。特にフラックスの溶剤として用いられることか多く、且つ粘着部3を侵すおそれが低いイソプロピルアルコールを含む溶剤を用いることが好ましく、このときイソプロピルアルコールのみからなる溶剤、或いはこのイソプロピルアルコールを主として含む溶剤を用いることが好ましい。
上記溶剤部2の厚み、すなわち粘着部3の上方に貯留されている溶剤の深さは適宜設定されるが、コンタクトピン4を溶剤部2と接触させた場合にコンタクトピン4の先端が溶剤で濡れる程度であれば充分であり、またコンタクトピン4の構造や寸法にもよるがコンタクトピン4の基端部側のバネ等の部材には溶剤が接触しない程度であることが好ましい。例えばこの厚みを、粘着部3の表面が溶剤で湿っている程度から1mmまでの範囲、好ましくは0.05mm以下の範囲とすることができる。
このような付着物除去具1を用いた、導通検査機器のコンタクトピン4からの付着物の除去について説明する。
導通検査機器としては、コンタクトピン4を備える検査用治具を備え、このコンタクトピン4に電圧を印加すると共にコンタクトピン4の間に生じる電流を計測するものを挙げることができる。検査用治具としては、例えば平坦な下面を有すると共にこの下面に複数のコンタクトピン4が突設されているものを挙げることができる。コンタクトピン4の数及び位置は検査対象であるプリント配線板等における端子の数及び位置と合致するように設けられる。
このような検査用治具をプリント配線板等の検査対象に対して各コンタクトピン4が前記検査対象における端子と接触するように配置した状態で導通検査が行われる。
導通検査機器を用いた導通検査を繰り返し行い、コンタクトピン4に付着物が付着したら、このコンタクトピン4の付着物を付着物除去具1によって除去する。
このとき、まずコンタクトピン4を図2(a)に示すように付着物除去具1の上方に配置し、この状態で図2(b)に示すようにコンタクトピン4を付着物除去具1に近づける。これによりコンタクトピン4が溶剤部2に浸漬され、次いで図3(a)に示すようにコンタクトピン4は粘着部3に接触する。その後、図3(b)に示すようにコンタクトピン4を付着物除去具1から離す。
このようにしてコンタクトピン4の表面からの付着物の除去を行うと、コンタクトピン4の表面が粘着部3と接触した際にこのコンタクトピン4の表面に付着していた付着物が粘着部3に付着して除去される。また、コンタクトピン4の表面に付着していたフラックス8はコンタクトピン4が溶剤部2に浸漬された際に溶剤部2に溶解し、或いは、このフラックス8がコンタクトピン4に付着した状態で溶剤により膨潤する。このようにフラックス8が溶剤部2に溶解することによりフラックス8を除去することができるものであり、またこのフラックス8がコンタクトピン4に付着したまま膨潤しても、このように膨潤することによりコンタクトピン4から除去されやすくなっているため、コンタクトピン4の表面が粘着部3と接触する際に前記膨潤したフラックス8が粘着部3に付着して容易に除去される。
参考形態)
参考形態の付着物除去具1は、図1(b)に示すようにそれぞれ別体に形成された第一部材1aと第二部材1bとから構成される。第一部材1aは溶剤部2を備え、第二部材1bは粘着部3を備える。
第一部材1aは溶剤を貯留することにより溶剤部2を形成することができるような形状であれば特に材質や形を問わない。例えば既述のような基材5の一面に凹部6を形成したものを用いることができる。凹部6の深さは溶剤部2の厚み以上となるように形成するものであり、例えば0.1mm以上に形成される。
この基材5の凹部6に溶剤を貯留することによりこの溶剤からなる溶剤部2を形成する。この溶剤部2は、第一の実施形態と同様にフラックス8を溶解し得る適宜の溶剤にて形成することができる。また、この溶剤部2の厚み、すなわち粘着部3の上方に貯留されている溶剤の深さは適宜設定され、コンタクトピンの先端部が少しでも接触できる程度であれば良いが、好ましくは0.05mm以上となるようにする。
また、この第一部材1aには凹部6内に溶剤を供給するための供給機構と、この凹部6から溶剤を排出する排出機構を設けることも好ましい。この場合、溶剤の蒸発やコンタクトピン4に溶剤が付着することによる溶剤の減少分を随時補うことができ、或いは溶剤中に付着物が多くなってきた場合に凹部6内の溶剤を更新することが容易となる。
第二部材1bは基材5の一面に粘着部3を形成して構成することができる。この基材5も第一の実施形態における基材5と同様の適宜の材質にて、例えば平板状に形成することができる。
この基材5の表面に粘着部3を形成する。粘着部3は第一の実施形態と同様に適宜の樹脂組成物にて形成することができる。このとき基材5に適宜の粘着部3を形成するための適宜の樹脂組成物を配置し、必要に応じ、この樹脂組成物の成分組成に応じて熱硬化又は光硬化させて粘着部3を形成することができる。粘着部3の厚みは第一の実施形態の場合と同様の範囲とすることができる。
このような付着物除去具1を用いた、導通検査機器のコンタクトピン4からの付着物の除去について説明する。
まずコンタクトピン4を図4(a)に示すように付着物除去具1の第一部材1aの上方に配置し、この状態で図4(b)に示すようにコンタクトピン4を第一部材1aに近づける。これによりコンタクトピン4が溶剤部2に浸漬される。その後、図4(c)に示すようにコンタクトピン4を第一の部材から離す。
続いてコンタクトピン4を図5(a)に示すように付着物除去具1の第二部材1bの上方に配置し、この状態で図5(b)に示すようにコンタクトピン4を第二部材1bに近づける。これによりコンタクトピン4が粘着部3と接触する。その後、図5(c)に示すようにコンタクトピン4を第二部材1bから離す。
このようにしてコンタクトピン4の表面からの付着物の除去を行うと、第一の実施形態と同様に、コンタクトピン4の表面が粘着部3と接触した際にこのコンタクトピン4の表面に付着していた付着物が粘着部3に付着して除去される。また、コンタクトピン4の表面に付着していたフラックス8はコンタクトピン4が溶剤部2に浸漬された際に溶剤部2に溶解し、或いは、このフラックス8がコンタクトピン4に付着した状態で膨潤する。このようにフラックス8が溶剤部2に溶解することによりフラックス8を除去することができるものであり、またこのフラックス8がコンタクトピン4に付着したまま膨潤しても、このように膨潤することによりコンタクトピン4から除去されやすくなっているため、コンタクトピン4の表面が粘着部3と接触する際に前記膨潤したフラックス8が粘着部3に付着して容易に除去される。
(粘着部の二層構造)
上記第一の実施形態及び参考形態においては、粘着部3は、第一の実施形態については図6()に、参考形態については図6()にそれぞれ示すように、第一の粘着部3aと、この第一の粘着部3aに積層して設けられた第二の粘着部3bとから形成しても良い。このとき、第一の粘着部3aは、第二の粘着部3bよりも粘着性及び柔軟性が高くなるように形成することができるが、第二の粘着部3bを第一の粘着部3aよりも粘着性及び柔軟性が高くなるように形成しても良い。このとき粘着部3の表面では第一の粘着部3aは第二の粘着部3bに隠蔽されて、第二の粘着部3bのみが露出するようになっている。
このように粘着部3を第一の粘着部3a及び第二の粘着部3で形成すると、粘着部3全体の柔軟性を向上して粘着部3によるコンタクトピン4からの付着物の除去性能を向上することができると共にコンタクトピン4を粘着部3に押し付ける際に粘着部3に加わる衝撃を緩和して付着物除去具1の耐久性を向上することができる。
ここで、粘着部3によるコンタクトピン4からの付着物の除去性能は、粘着部3の全体の厚みも関わってくるが、粘着部3の全体の厚みが同一であれば、粘着部3を単一の層で形成する場合と比べ、粘着部3を第一の粘着部3a及び第二の粘着部3で形成する場合の方が、付着物の除去性能が向上することとなる。このため、粘着部3を形成するために要する資源を削減しつつ、この粘着部3に優れた付着物の除去性能を付与することができる。
このような粘着部3の形成方法は特に制限されず、例えば第一の粘着部3aを形成するための樹脂組成物を予めフィルム状に成形した後に、これを基材5の表面に貼着し、必要に応じて硬化成形して第一の粘着部3aを形成することができる。また第一の粘着部3aを形成するための樹脂組成物を液状又はペースト状の状態で基材5の表面に塗布し、必要に応じて硬化成形して第一の粘着部3aを形成するようにしても良い。特に後者の方法を採用すると、第一の粘着部3aと基材5との間の密着性を向上することができる。更に、例えば第二の粘着部3bを形成するための樹脂組成物を予めフィルム状に成形した後に、これを第一の粘着部3aの表面に貼着し、必要に応じて硬化成形することで第二の粘着部3bを形成することができる。また第二の粘着部3bを形成するための樹脂組成物を液状又はペースト状の状態で第一の粘着部3aの表面に塗布し、必要に応じて硬化成形して第二の粘着部3bを形成するようにしても良い。特に後者の方法を採用すると、第一の粘着部3aと第二の粘着部3bとの間の密着性を向上することができる。
このとき第一の粘着部3aと第二の粘着部3bとしては、柔軟性及び粘着性が異なるものを設けることが好ましい。この場合、柔軟性が高い層によって粘着部3の全体の柔軟性を向上することができ、この粘着部3にコンタクトピン4が押し付けられた場合にそれに追随して粘着部3が容易に変形することができるようになる。また、柔軟性の低い層を併用することで、粘着部3にコンタクトピン4を押し付けた際の衝撃が基材5に伝わることを緩和することができて基材5の破損を防止することができる。
また、同一の組成物にて第一の粘着部3aと第二の粘着部3bとを形成した場合にも、同一の組成物にて一層の粘着部を形成する場合と比べて、粘着部によるコンタクトピンからの付着物の除去性能を向上することができる。その理由は不分明な部分があるが、第一の粘着部3aを加熱成形した後、第二の粘着部3bを加熱成形した際に生じる第一の粘着部3aと第二の粘着部3bとの間の熱履歴の相違によりこの第一の粘着部3aと第二の粘着部3bとの間に性状の相違が生じること、或いは同一の組成であっても二回に分けて粘着部を形成することで第一の粘着部3aと第二の粘着部3bとの間に不均一な界面が形成されることが、影響していると考えられる。
第二の粘着部3bの粘着性と第一の粘着部3aの粘着性及び柔軟性は、コンタクトピンの付着物が除去可能なように適宜調整されるが、剥離強度が0.001〜1N/cmの範囲で適宜調整することが好ましい。特に粘着性がより高い層においては剥離強度が0.1〜0.5N/cmとなる範囲で調整し、また剥離強度がより低い層では0.1〜0.001N/cmの範囲で調整することが好ましい。ここで、前記剥離強度は、測定対象となる層の表面に、幅25mm、長さ30cm、厚み25μmのポリイミドフィルムを軽く押し付けて貼着させた場合に測定される180°ピール強度(線剥離強度)を意味するものとする。
この第一の粘着部3aと第二の粘着部3bの粘着性や柔軟性の調整は、これらを形成するための樹脂組成物の組成を変更するなどして行うことができるが、例えば同系統の樹脂組成物であってその硬化物の柔軟性及び接着性が異なるものがあれば、この樹脂組成物を適宜の割合で混合することで柔軟性及び接着性を容易に調整することができる。
この粘着部3の厚みは、対象となるコンタクトピン4の寸法にもよるが、厚みが大きいほど、コンタクトピン4に付着している付着物の除去性が高くなる。但し、コンタクトピン4には主としてその先端部分の長さ1mm以下程度の部分に付着物が付着するものであり、また特に導通性に影響するのは最先端部分から数十μm程度の部分であるため、この部分について効率よく付着物が除去できるように、粘着部3の厚みは数十μmから数百μm程度であることが好ましい。このとき、第一の粘着部3aと第二の粘着部3bとに厚みの差を持たせる場合には、例えば厚みの大きい方の層の厚みを好ましくは50〜1000μm、更に好ましくは50〜500μmの範囲とし、厚みの小さい方の層の厚みを好ましくは1〜500μm、更に好ましくは10〜300μmの範囲とすることができる。
ここで、特に第一の粘着部3aが第二の粘着部3bよりも柔軟性及び接着性が高いものであると、第二の粘着部3bと基材5とが粘着性の高い第一の粘着部3aを介して接合された状態となり、基材5に対する粘着部3の密着性が向上して粘着部3の剥離が生じにくくなる。また、第一の粘着部3aは粘着性が高いことから、第二の粘着部3bよりも高い柔軟性を有し、この第一の粘着部3aにて粘着部3全体の柔軟性を高く保つことができて、コンタクトピン4に対する追随性を高く保つことができる。また上層部分の第二の粘着部3bは第一の粘着部3aよりも柔軟性が低く、硬度が高くなることから、破損が生じにくく、粘着部3の表面における破損の発生を抑制して耐久性を向上することができる。
この場合、特に第一の粘着部3aの厚みが第二の粘着部3bの厚みよりも厚くなるようにすると、粘着部3全体に占める柔軟性の高い第一の粘着部3aの割合を大きくすると共に、柔軟性の低い第二の粘着部3bの厚みを薄くすることから、この第二の粘着部3bも変形しやすくして、粘着部3全体の柔軟性をより高くすることができ、コンタクトピン4に対する追随性を更に向上することができる。
以下、本発明を実施例を挙げて更に詳述する。
(実施例1〜6、比較例1〜4)
平面視寸法300mm×300mmのアルミニウム製の平板を基材5とし、この基材5に平面視270mm×270mm、深さ1.2mmの寸法の凹部6を形成した。
この基材5の凹部6の底面に,粘着部3を形成し、或いはこの粘着部3を第一の粘着部3aとして更に第二の粘着部3bを形成した。この粘着部3は表1に示す樹脂組成物をスクリーン印刷法により塗布し、150℃で20分間熱処理を施すことで形成し、その厚みは表1に示す値の±10%の範囲に収まるようにした。
ここで、表中の樹脂組成物のうち、低粘着性接着剤とは互応化学工業株式会社製の熱硬化性シリコーン樹脂(品番「ADF−18」)を示す。また高粘着性接着剤とは、前記互応化学工業株式会社製の熱硬化性シリコーン樹脂(品番「ADF−18」)と、互応化学工業株式会社製の熱硬化性シリコーン樹脂(品番「ADF−57」)とを、前者対後者が8:2の重量比となるように混合したものを示す。
また、ピール剥離強度は、形成された粘着部3の表面に、幅25mm、長さ30cm、厚み25μmのポリイミドフィルムを軽く押し付けて貼着させた場合に測定した180°ピール強度(線剥離強度)を示す。
次いで、実施例1〜6については更に上記凹部6内の粘着部3の上に溶剤としてイソプロピルアルコールを貯留し、表1,2に示す厚みを有する溶剤部2を形成して、付着物除去具1を得た。
(評価試験)
実施例1〜6及び比較例1〜4について、下記の評価試験を行った。
(1)異物除去性評価
電子部品を半田リフロー処理により搭載したテスト用のプリント配線板を作製し、このプリント配線板に対して、コンタクトピン4として株式会社ヨコオ製「Y−1.4HN」を、導通検査機器として日置電気株式会社製の「3540ミリオームハイテスタ」を用い、このコンタクトピン4を前記端子に荷重測定器(アイコーエンジニアリング株式会社製「MODEL−L100E1840N」)にて測定される平均荷重が1.47Nとなるように押し付けて、電圧降下法(四端子法)により導通検査を行った。
同一のコンタクトピン4を用いて上記導通検査を連続的に行った後、コンタクトピン4への付着物の付着に起因する測定エラーが発生したら、試験を中断して、各実施例及び比較例で得られた付着物除去具1を用い、この付着物除去具1の裏面を治具上に両面粘着テープにて固定した状態で、前記コンタクトピン4に付着した付着物を除去した。
ここで、実施例1〜6の付着物除去具1では上記第一の実施形態における手法により付着物の除去を行った。また比較例1〜4の付着物除去具1では、コンタクトピン4を溶剤に浸漬することなく粘着部3に接触させた。
このコンタクトピン4からの付着物の除去前後におけるコンタクトピン4の先端部の外観を目視で観察し、コンタクトピン4からの付着物の除去の程度を下記の基準で評価した。
◎:良好。
○:問題なし。
△:やや異物残渣あり。
×:異物残渣あり。
(2)導通性評価1
上記異物除去性評価試験において付着物除去具1により付着物を除去した後、再び上記導通検査を行った場合の測定結果に基づき、コンタクトピン4の導通性を下記基準で評価した。
○:導通性良好。
△:導通性不安定。
×:導通性不良。
(3)導通性評価2
コンタクトピン4にポストフラックスを付着させた後、自然乾燥させたものを使用した以外は上記異物除去性評価と同様に、導通検査及び測定エラー発生後のコンタクトピン4からの付着物の除去を行い、更に上記導通性評価1と同様に導通検査を行った場合の測定結果に基づき、コンタクトピン4の導通性を下記基準で評価した。
○:導通性良好。
△:導通性不安定。
×:導通性不良。
(4)粘着部耐久性テスト
各実施例及び比較例で得られた付着物除去具1の粘着部3の表面上の同一位置に、コンタクトピン4を500回連続して押しつけた後、粘着部3の表面状態を目視で観察し、耐久性を下記基準により評価した。
◎:表面に荒れ少なく良好。
○:良好。
△:少し荒れあり。
×:荒れて部分的に剥がれている。
以上の結果を表1に示す。
Figure 0005209958
参考例7〜12)
実施例1〜6と同様の基材5に平面視寸法300mm×300mm、深さ1mmの寸法の凹部6を形成し、この凹部6内に溶剤としてイソプロピルアルコールを貯留し、表2に示す厚みを有する溶剤部2を形成して第一部材1aを得た。
また、平面視寸法300mm×300mmのアルミニウム製の平板を基材5とし、この一面に実施例1〜6と同一の手法により表2に示す厚みを有する粘着部3を形成して第二部材1bを得た。
また、ピール剥離強度は、形成された粘着部3の表面に、幅25mm、長さ30cm、厚み25μmのポリイミドフィルムを軽く押し付けて貼着させた場合に測定した180°ピール強度(線剥離強度)を示す。
これにより第一部材1a及び第二部材1bからなる付着物除去具1を得た。
(評価試験)
参考例7〜12について、上記実施例1〜6及び比較例1〜4と同様の評価試験を行った。このとき付着物の除去は、上記第二の実施形態における手法により行った。
以上の結果を、比較例1〜4の結果と共に表1に示す。
Figure 0005209958
(a)は本発明の第一の実施形態を示す断面図、(b)は本発明の参考形態を示す断面図である。 (a)(b)は本発明の第一の実施形態における動作を示す断面図である。 (a)(b)は本発明の第一の実施形態における動作を示す断面図である。 (a)乃至(c)は本発明の参考形態における動作を示す断面図である。 (a)乃至(c)は本発明の参考形態における動作を示す断面図である。 (a)は本発明の他の参考形態の例を示す一部の断面図であり、(b)は本発明の他の実施形態の例を示す一部の断面図である。
符号の説明
1 コンタクトピン用付着物除去具
1a 第一部材
1b 第二部材
2 溶剤部
3 粘着部
4 コンタクトピン

Claims (2)

  1. 導通検査機器のコンタクトピンの付着物を除去するための付着物除去具であって、溶剤を貯留してなり前記コンタクトピンが浸漬される溶剤部と、粘着性を有し前記溶剤部に浸漬された後のコンタクトピンが接触される粘着部とを具備し、粘着部の剥離強度が0.001〜1N/cmの範囲であり、溶剤部が、粘着部と接してこの粘着部の上方に形成されていることを特徴とするコンタクトピン用付着物除去具。
  2. 請求項に記載のコンタクトピン用付着物除去具を用い、導通検査機器のコンタクトピンを溶剤部に浸漬した後、このコンタクトピンを粘着部側へ移動することにより粘着部に接触させることを特徴とするコンタクトピンの付着物除去方法。
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