JP2019044332A - 機械式駐車場の安全確認システム、及び、表示装置 - Google Patents

機械式駐車場の安全確認システム、及び、表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】機械式駐車場の入庫室において、機械と人や物との接触事故や、車の中に人やペットが残ったまま駐車庫へ車両が格納されてしまうことを防止する。【解決手段】安全確認システムは、機械式駐車場の入庫室内の全体を撮影する位置に設置された複数のカメラを備える。画像処理装置は、複数のカメラによる各撮影画像から表示箇所を切り出し、切り出された各撮影画像を1つに統合して、入庫室内の全体を表示した全体画像を含む表示画像を生成して表示装置に表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、機械式駐車場の安全確認に関する。
機械式駐車場の安全確認に関しては従来から様々な技術が用いられており、具体的にはカメラ映像を表示する手法や映像から人などを検出する手法が提案されている。例えば、特許文献1は、立体駐車場に入庫した車両を撮像する撮像手段を設け、撮影画像を解析して立体駐車場内に人がいるか否かを判断する手法を記載している。
特開2002−167996号公報
しかし、特許文献1の手法では、入庫室内を完全に死角なく撮影することができない。また、人などの動体と、人や物などの静止体とを区別して検出することができない。
本発明は、機械式駐車場の入庫室において、機械と人や物との接触事故や、車の中に人やペットが残ったまま駐車庫へ車両が格納されてしまうことを防止することが可能なシステムを提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、機械式駐車場の安全確認システムは、機械式駐車場の入庫室内の全体を撮影する位置に設置された複数のカメラと、前記複数のカメラによる各撮影画像から表示箇所を切り出し、切り出された各撮影画像を1つに統合して、前記入庫室内の全体を表示した全体画像を含む表示画像を生成する画像処理装置と、前記表示画像を表示する表示装置と、を備える。
上記の安全確認システムは、機械式駐車場の入庫室内の全体を撮影する位置に設置された複数のカメラを備える。画像処理装置は、複数のカメラによる各撮影画像から表示箇所を切り出し、切り出された各撮影画像を1つに統合して、入庫室内の全体を表示した全体画像を含む表示画像を生成して表示装置に表示する。これにより、運転者又は駐車場係員などのユーザは、入庫室内の全体を死角なく直観的に確認することができる。
上記の安全確認システムの一態様では、前記複数のカメラは、前記入庫室内の車両駐車枠の2つの対角位置の真上に設置される。この態様では、車両が駐車枠の外にはみ出ていないかを正確に把握できる。また、カメラを駐車枠と入庫室の端との間に設置する場合と比べ、反対側の端までの距離が最短となるので、入庫室の奥の方を大きく捉えられるとともに車両の反対側の死角になる部分が小さくなる。
上記の安全確認システムの他の一態様は、前記全体画像に含まれない箇所を撮影する位置に設けられたサブカメラをさらに備え、前記画像処理装置は、前記サブカメラの撮影画像から表示箇所を切り出した画像を生成し、前記表示画像に含める。この態様では、上記の複数のカメラで捉えきれない箇所をサブカメラによる画像で確認することができる。
上記の安全確認システムの他の一態様は、前記入庫室内に入庫した車両の車内を撮影する位置に設けられた車内カメラをさらに備え、前記画像処理装置は、前記車内カメラの撮影画像から表示箇所を切り出した車内画像を生成し、前記表示画像に含める。この態様では、車内に残っている人やペットなどの有無を確認することが可能となる。
上記の安全確認システムの他の一態様では、前記画像処理装置は、前記複数のカメラの各々について、動体及び静止体を検出する第1検出モード、動体のみを検出する第2検出モード、静止体のみを検出する第3検出モード、並びに、動体及び静止体のいずれも検出しない第4検出モードのいずれかの設定を記憶する記憶部を備え、前記画像処理装置は、前記第1検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の動体及び静止体を検出して当該動体及び静止体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第2検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の動体のみを検出して当該動体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第3検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の静止体のみを検出して当該静止体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第4検出モードに設定されているカメラについては動体及び静止体のいずれも検出せず表示しない。この態様では、動体や静止体の表示の有無をカメラ毎に予め設定しておくことができる。
上記の安全確認システムの他の一態様では、前記画像処理装置は、前記第1検出モードに設定されたカメラについて動体と静止体の両方が検出された場合には、前記第1検出モードに設定された全てのカメラについて共通して、動体と静止体を区別して表示する第1の表示方法と、動体と静止体を区別しないで表示する第2の表示方法のいずれかの方法で表示を行う。この態様では、動体と静止体を区別して表示するか否かを全てのカメラに共通して制御することができる。
上記の安全確認システムの他の一態様では、前記画像処理装置は、外部からの入力に基づいて、前記動体を示す表示体及び前記静止体を示す表示体を表示画像中に表示するか否かを決定する。この態様では、ユーザの選択により、動体及び静止体の検出結果を表示させないようにすることができる。
上記の安全確認システムの他の一態様では、前記画像処理装置は、前記入庫室への車両の進入を示す車両進入信号を外部から取得し、当該車両進入信号に基づいて背景画像を生成し、当該背景画像に基づいて前記静止体を検出する。この態様では、静止体の検出において使用される背景画像として、車両が入庫室に駐車されていない状況の画像を設定することができる。この場合、好適には、前記画像処理装置は、前記車両進入信号が発生したタイミングから一定時刻前の時点、又は、当該時点以前で動体が検出されなかった最新の時点における撮影画像を前記背景画像とする。背景画像を設定するタイミングを複数用意しておくことにより、異なる車両進入信号のタイミング仕様にも対応することができる。
上記の安全確認システムの他の一態様では、前記画像処理装置は、前記切り出された各撮影画像中の一部の領域をマスクして前記静止体を検出する。この態様では、静止体の検出対象から、検出が不要な領域、例えば車両自体の領域や、光や影が影響する鏡や壁面などの領域を除外することができる。
上記の安全確認システムの他の一態様は、前記動体又は前記静止体が検出されているときに、前記機械式駐車場の機械の作動を停止させるロック信号を出力する制御部を備える。この態様では、動体又は静止体が検出されたときには、安全確保のために機械を強制停止することができる。
上記の安全確認システムの他の一態様では、前記制御部は、外部から前記ロック信号のキャンセル指示が入力された場合、前記ロック信号の出力を停止する。この態様では、ユーザが目視により安全を確認した場合や誤検出があった場合などに、ロック信号による機械の強制停止を解除することができる。
上記の安全確認システムの他の一態様では、前記表示画像を録画する録画手段を備える。この態様では、万が一事故などが発生した場合に、録画した映像を後で確認することができる。
上記の安全確認システムの他の一態様では、前記表示装置は、前記機械式駐車場の機械操作盤付近に設けられた第1表示装置と、駐車場監視室に設けられた第2表示装置とを含み、前記第1表示装置と前記第2表示装置には同一の表示画像が表示される。この態様では、駐車場監視室において別の監視員が入庫室内の状況を確認することができる。
本発明の他の観点では、表示装置は、機械式駐車場の入庫室内の全体を撮影する位置に設置された複数のカメラから撮影画像を取得する画像取得部と、前記複数のカメラによる各撮影画像から表示箇所を切り出し、切り出された各撮影画像を1つに統合して、前記入庫室内の全体を表示した全体画像を含む表示画像を生成する画像処理部と、前記表示画像を表示する表示部と、を備える。
上記の表示装置は、機械式駐車場の入庫室内の全体を撮影する位置に設置された複数のカメラから撮影画像を取得する。そして、複数のカメラによる各撮影画像から表示箇所を切り出し、切り出された各撮影画像を1つに統合して、入庫室内の全体を表示した全体画像を含む表示画像を表示する。これにより、運転者又は駐車場係員などのユーザは、入庫室内の全体を死角なく直観的に確認することができる。
上記の表示装置の一態様では、前記画像処理部は、前記切り出された各撮影画像を、前記入庫室の入口側から奥側を見た方向に揃えて配列して前記表示画像を生成する。これにより、複数のカメラの撮影画像を、ユーザが方向を直観しやすい向きに表示することができる。
上記の表示装置の他の一態様では、前記画像取得部は、前記全体画像に含まれない箇所を撮影する位置に設けられたサブカメラから撮影画像を取得し、前記画像処理部は、前記サブカメラの撮影画像から表示箇所を切り出した画像を生成し、前記表示画像に含める。この態様では、上記複数のカメラで捉えきれない箇所をサブカメラの画像で確認することができる。
上記の表示装置の他の一態様では、前記画像取得部は、前記入庫室内に入庫した車両の車内を撮影する位置に設けられた車内カメラから撮影画像を取得し、前記画像処理部は、前記車内カメラの撮影画像から表示箇所を切り出した車内画像を生成し、前記表示画像に含める。この態様では、車内に残っている人やペットなどの有無を確認することが可能となる。
上記の表示装置の他の一態様は、前記複数のカメラの各々について、動体及び静止体を検出する第1検出モード、動体のみを検出する第2検出モード、静止体のみを検出する第3検出モード、並びに、動体及び静止体のいずれも検出しない第4検出モードのいずれかの設定を記憶する記憶部を備え、前記画像処理部は、前記第1検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の動体及び静止体を検出して当該動体及び静止体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第2検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の動体のみを検出して当該動体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第3検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の静止体のみを検出して当該静止体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第4検出モードに設定されているカメラについては動体及び静止体のいずれも検出せず表示しない。この態様では、動体や静止体の表示の有無をカメラ毎に予め設定しておくことができる。
上記の表示装置の他の一態様では、前記画像処理部は、前記第1検出モードに設定されたカメラについて動体と静止体の両方が検出された場合には、前記第1検出モードに設定された全てのカメラについて共通して、動体と静止体を区別して表示する第1の表示方法と、動体と静止体を区別しないで表示する第2の表示方法のいずれかの方法で表示を行う。この態様では、動体と静止体を区別して表示するか否かを全てのカメラに共通して制御することができる。
上記の表示装置の他の一態様では、前記画像処理部は、外部からの入力に基づいて、前記動体を示す表示体及び前記静止体を示す表示体を表示画像中に表示するか否かを決定する。この態様では、ユーザの選択により、動体及び静止体の検出結果を表示させないようにすることができる。
本発明の他の観点では、コンピュータ及び表示部を備える表示装置により実行されるプログラムは、機械式駐車場の入庫室内の全体を撮影する位置に設置された複数のカメラから撮影画像を取得する画像取得部、前記複数のカメラによる各撮影画像から表示箇所を切り出し、切り出された各撮影画像を1つに統合して、前記入庫室内の全体を表示した全体画像を含む表示画像を生成する画像処理部、前記表示画像を前記表示部に表示する表示制御部、として前記コンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記の表示装置を実現することができる。
本発明によれば、機械式駐車場の機械が作動する前に、機械と人や物との接触事故や、車の中に人やペットが残ったまま駐車庫へ車両が格納されてしまうことを防止できる。
機械式駐車場の平面図である。 入庫室の内部を入口側から見た図である。 安全確認システムの構成を示す平面図である。 モニタの表示画面の例を示す。 モニタの表示画面の他の例を示す。 モニタの表示画面の他の例を示す。 切り出し画像の生成方法を説明する図である。 検出された動体の表示例である。 検出された静止体の表示例である。 画像処理のフローチャートである。 メインカメラ処理のフローチャートである。 サブカメラ処理、車内カメラ処理のフローチャートである。 背景画像の決定方法を説明する図である。 動体、静止体の検出装置の一例のブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
[システム構成]
図1は実施形態に係る安全確認システムが適用される機械式駐車場の平面図である。この機械式駐車場は、いわゆるコンベヤ式の機械式駐車場であり、車両が入庫する入庫室10と、車両を格納する駐車室11とを備える。入庫室10と駐車室11との間には、開閉可能な扉12が設けられている。車両3は、まず矢印81に示すように入庫室10に入庫する。そして、入庫室10内の安全確認が行われた後、矢印82に示すように駐車室11に格納される。
入庫室10の床には、ペイントなどにより車両駐車枠13が設けられている。車両3は、車両駐車枠13の内側に駐車される。また、入庫室10の床には、一対のコンベヤ14が設けられている。一対のコンベヤ14は、車両3の前輪の位置と後輪の位置にそれぞれ設けられており、矢印82の方向へスライドすることにより車両3を駐車室11へ移動する。
入庫室10の入口付近には、機械操作盤15とモニタ16が設置されている。機械操作盤15は、運転手又は駐車場の係員により操作され、機械式駐車場の機械、即ち扉12やコンベヤ14を操作するためのボタン、スイッチなどが設けられている。モニタ16は、後述するように、入庫室10内の撮影画像を表示する。
図2は、入庫室10の内部を入口側から見た図である。図示のように、入庫室10の床には車両駐車枠13と、一対のコンベヤ14とが設けられており、車両3は車両駐車枠13の内側に駐車されている。車両3の左側には、入庫室10と駐車室11とを仕切る扉12が設けられている。
機械式駐車場への車両3の格納は以下のように行われる。図1を参照すると、まず、車両3が矢印81に示すように外部から入庫室10へ進入し、車両駐車枠13内に停車する。運転者と同乗者は車両3から降り、入庫室10から退室する。この際、運転者又は駐車場係員が入庫室10内を目視するとともに、機械操作盤15付近に設置されたモニタ16の表示画像を見て、車両3の周辺に人や物が存在しないこと、及び、車内に人やペットなどが存在しないことを確認する。人や物が存在しないことが確認されると、運転者又は駐車場係員は機械操作盤15を操作し、機械(扉12及びコンベヤ14)を操作する。これにより、扉12が開き、コンベヤ14が矢印82の方向にスライドして車両3が駐車室11に格納され、その後、扉12が閉まる。こうして、車両3が駐車室11へ格納される。
次に、機械式駐車場に適用される安全確認システムについて説明する。図3は、実施形態に係る安全確認システム1の構成を示す平面図である。図示のように、安全確認システム1は、図1に示す機械式駐車場に適用される。なお、図3においては、説明の便宜上、機械式駐車場の駐車室11の図示を省略する。
機械式駐車場は、一般的にはビル、マンションなどに設置される設備であり、図3に示すように入庫室10、機械操作盤15、モニタ16に加えて、駐車場機械処理装置17、監視室18、モニタ19を備える。駐車場機械処理装置17は、機械操作盤15からの制御信号に基づいて、扉12、コンベヤ14などの機械を制御する。監視室18は、機械式駐車場の外部に設けられ、監視員などが常駐している。監視室18内にはモニタ19が設けられている。
安全確認システム1は、入庫室10内に設けられた2つのメインカメラ21a、21bと、サブカメラ22と、車内カメラ23と、ネットワークスイッチ24と、画像処理装置25とを備える。
メインカメラ21a、21bは、好適には歪み補正機能付き魚眼IPカメラなどであり、図3の平面図に示すように、車両駐車枠13の2つの対角付近の上方に設けられる。より詳しくは、入庫室10の入口側から見て、メインカメラ21aは車両駐車枠13の右奥の角のほぼ真上に設置され、メインカメラ21bは車両駐車枠13の左手前の角のほぼ真上に設置されている。なお、「真上」とは、厳格な意味での真上の位置に加えて、通常の設置作業により生じうる位置ずれ分を含む。2つのメインカメラ21a、21bは、入庫室10内を上方から俯瞰し、入庫室10内を上方から見た全体を死角なく撮影できるように配置される。ここで、「上方」とは少なくとも車両3のルーフよりも高い位置を示し、一般的な車両の車高又は当機械式駐車場に格納可能な車両の最大車高よりも高い位置から入庫室10の天井までの間の位置を含む。また、入庫室10内の「全体」とは、少なくとも入庫室10の床全体を含み、好ましくは入庫室10の全ての内壁の床から所定距離の領域をさらに含む範囲をいう。即ち、入庫室10内に車両3が存在する場合には、車両3の全体、車両駐車枠13の全体、及び、入庫室10の全ての内壁の床から所定距離の領域を含む範囲をいう。この範囲は、入庫室10内に誤って残された全ての人、物などを撮影可能な範囲として規定される。
また、メインカメラ21a、21bで捉えきれない、車両3のハッチバックの下を撮影するため、サブカメラ22が設置される。サブカメラ22も好適には歪み補正機能付き魚眼IPカメラなどであり、車両3の後部のハッチバック付近を側方から撮影する位置に設置されている。なお、上記の例では、メインカメラ21a、21b及びサブカメラ22を魚眼カメラとしているが、その代わりに必要な画角を有する広角カメラを使用することとしてもよい。
さらに、入庫室10に入庫した車両3の前方の位置には、車両3の車内を撮影するための車内カメラ23が設定されている。車内カメラ23は、好適にはバリフォーカルレンズIPカメラなどが使用され、車両3の車内における人やペットなどの存在を検出するために使用される。
4台のカメラ、即ち、メインカメラ21a、21b、サブカメラ22及び車内カメラ23の撮影画像は、ネットワークスイッチ24を介して画像処理装置25へ送信される。画像処理装置25は、4台のカメラの撮影画像から、表示箇所の切り出し、動体及び静止体の検出、画像の統合(4台のカメラから切り出された画像と、検出された動体、静止体の検出結果を重ね合わせて1つの表示画像を生成すること)、モニタ16及び19への表示画像の表示、表示画像の録画などを行う。これにより、4台のカメラの撮影画像、及び、動体や静止体の検出結果を、機械操作盤15付近に設けられたモニタ16及び監視室18内に設けられたモニタ19の両方で見ることができる。なお、上記した画像処理装置25による処理についてはさらに後述する。
画像処理装置25は、駐車場機械処理装置17との間で各種の信号を授受する。まず、画像処理装置25は、駐車場機械処理装置17から検出機能制御信号S1を受信する。検出機能制御信号S1は、画像処理装置25による動体、静止体の検出を行うか否かを指示する信号である。画像処理装置25は、検出機能制御信号S1がオンの場合にカメラの撮影画像から動体、静止体の検出を行い、検出機能制御信号S1がオフの場合には動体、静止体の検出を行わない。なお、検出機能制御信号S1のオン、オフは、機械操作盤15を通じて入力されたユーザの選択に応じて設定することができる。
また、画像処理装置25は、駐車場機械処理装置17から車両進入信号S2を受信する。車両進入信号S2は、車両3の入庫室10への進入を示す信号であり、典型的には入庫室10の入口付近に設置されたセンサなどにより生成される。詳細は後述するが、画像処理装置25は、車両進入信号S2に基づいて、静止体を検出するために使用される背景画像を決定する。
また、画像処理装置25は、動体又は静止体を検出したときに、駐車場機械処理装置17へインターロック信号S3を送信する。インターロック信号S3は、機械式駐車場の機械(扉12、コンベヤ14など)の強制停止を指示する信号である。駐車場機械処理装置17は、画像処理装置25からインターロック信号S3を受信すると、直ちに機械を強制停止する。インターロック信号S3が送信されて機械が緊急停止されると、運転者又は駐車場係員は入庫室10内を確認する。入庫室10内に人や物などが存在せず、安全が確認された場合、運転者又は駐車場係員は機械操作盤15を操作し、強制停止の解除を指示する。この操作に応じて、駐車場機械処理装置17はインターロックキャンセル信号S4を画像処理装置25へ送信する。これにより、画像処理装置25から送信されているインターロック信号S3がキャンセルされ、機械の緊急停止が解除される。
[モニタの表示例]
図4は、モニタ16、19の表示画面の例を示す。図示のように、モニタの表示画面は、4台のカメラから切り出された切り出し画像31〜34を含む。切り出し画像31は、メインカメラ21aの撮影画像から切り出された画像であり、入庫室10の奥側上方から入口側を見た方向の画像である。切り出し画像32はメインカメラ21bの撮影画像から切り出された画像であり、入庫室10の入口側上方から奥側を見た画像である。即ち、切り出し画像31と32は入庫室10内を逆方向から見た画像であり、それらが並べて配置される。切り出し画像31、32により、入庫室10内の上方から見た全体を死角なく表示することができる。切り出し画像31、32は、本発明の全体画像に相当する。
切り出し画像33は、サブカメラ22の撮影画像から切り出された画像であり、入庫室10内の車両3の後部を側方から見た画像である。図4に示すように、車両3がミニバンやワゴン車である場合、切り出し画像33により、メインカメラ21bからの切り出し画像32では捉えられないハッチバック下方の様子を捉えることが可能となる。
切り出し画像34は、前方カメラ23の撮影画像から切り出された画像であり、車両3の車内の前席及び後席の様子を示す車内画像である。切り出し画像34により、車両3の車内に人やペットなどが残されていないかを確認することができる。
図4に示すように、モニタ16、19の表示画面には、切り出し画像31〜34に加えて、各種の情報が表示される。具体的に、切り出し画像31の上には、動体(モーション)検出有無ラベル35と、静止体(置き去り)検出有無ラベル36が表示される。動体検出有無ラベル35は、4台のカメラの撮影画像のいずれかから動体が検出されたときに表示されるラベルであり、「モーション」の文字と、所定色の円形マークとを含む。静止体検出有無ラベル36は、メインカメラ21a、21bの撮影画像のいずれかから静止体が検出されたときに表示されるラベルであり、「置き去り」の文字と、所定色の円形マークとを含む。
切り出し画像32の上には、検出機能有無ラベル37が表示される。検出機能有無ラベル37は、検出機能制御信号S1による画像処理装置25の動体、静止体の検出機能のオン、オフ状態を示すラベルである。検出機能有無ラベル37は、検出機能がオンの場合には「検出中」の文字を含み、検出機能がオフの場合には「検出停止」の文字を含む。なお、検出機能がオフの場合、上述の動体検出有無ラベル35及び静止体検出有無ラベル36は表示されない。
表示画面の左上には、入庫室10の場所名38が表示される。また、システムの状態に関する補助情報として、現在時刻39、静止体の検出に使用される最新の背景画像の時刻40、処理全体のフレームレート41、4台のカメラのフレームレート42、システムのメッセージ43などが表示される。
図5は、モニタ16、19の表示画面の他の例を示す。この例では、図4の例と比較して、切り出し画像31を180度回転させて表示しており、この点以外は図4の例と同様である。切り出し画像31を180度回転させることにより、切り出し画像31、32がともに同じ方向感覚、即ち、入庫室10の入口側(機械操作盤15の側)から奥側を見た方向となる。モニタ16は機械操作盤15付近に設置されるので、このように切り出し画像31、32の方向を揃えることにより、運転者又は駐車場係員は自然な感覚で切り出し画像31、32を見ることができる。
図6は、モニタ16、19の表示画面のさらに他の例を示す。図5と比較すると理解されるように、この例では切り出し画像31と切り出し画像32とを入れ替えて表示しており、この点以外は図5の例と同様である。この例においても、切り出し画像31、32がともに同じ方向感覚、即ち、入庫室10の入口側(機械操作盤15の側)から奥側を見た方向となるので、運転者又は駐車場係員は自然な感覚で切り出し画像31、32を見ることができる。
[画像の切り出し方法]
次に、カメラの撮影画像から画像を切り出す方法について説明する。まず、メインカメラ21a、21bの設置位置について説明する。図7(A)は、メインカメラ21aにより撮影した入庫室10内の撮影画像41を示す。前述のように、メインカメラ21aは、入庫室10内の車両駐車枠13の角43のほぼ真上に設置される。こうすると、メインカメラ21aの撮影画像41を見ることにより、車両3が車両駐車枠13の2辺(角43で交わる2辺)の外にはみ出ているか否かを正確に把握することができる。加えて、メインカメラ21aを車両駐車枠13の角43のほぼ真上に設置した場合には、図7(A)の複数のマーク43に示すように車両駐車枠13の角43と入庫室10の端との間の位置に設置した場合と比較して、メインカメラ21aから車両駐車枠13の反対側の端(即ち、入庫室10の入口)までの距離が最短となるので、奥の方を大きく捉えることができ、車両3の反対側の死角の部分(破線の楕円44で示す)が少なくなる。同様に、メインカメラ21bも車両駐車枠13の対角のほぼ真上に設置される。このように、2つのメインカメラ21a、21bを車両駐車枠13の対角の真上に設置することにより、入庫室10内を上方から見た全体を死角なく撮影することができる。
次に、図7(A)に示すメインカメラ21aの撮影画像から表示箇所を切り出す方法を説明する。一般的な魚眼カメラで撮影される画像は、図7(A)の撮影画像41に示すように、上から見た画角がほぼ180°と広範囲である反面、歪みを持っている。歪み補正機能付きの魚眼カメラを用いることで、図7(B)に示すように、歪みが軽減された画像45が得られる。この画像から、画像処理装置25は車両駐車枠13を含む領域を表示箇所として切り出し、図7(C)に例示するような切り出し画像46を生成する。メインカメラ21bについても、同様の手法で必要な表示箇所を切り出す。
[動体の表示例]
次に、画像表示装置25が動体を検出した場合の表示例について説明する。画像表示装置25は、各カメラの切り出し画像に対して動体検出を行い、検出した動体を枠で示す表示を行う。図8(A)は、メインカメラ21aの切り出し画像における動体の表示例を示す。この例では、車両の周囲で人が歩いている領域を動体として検出し、検出された動体に枠51を重ね合わせて表示している。図8(B)は、サブカメラ22の切り出し画像における動体の表示例を示す。この例では、車両のハッチバックの下で人が作業している領域を動体として検出し、検出された動体に枠52を重ね合わせて表示している。図8(C)は、車内カメラ23の切り出し画像における動体の表示例を示す。この例では、車内の後部座席に人が残って動いている領域を動体として検出し、検出された動体に枠53を重ね合わせて表示している。なお、動体を示す枠51〜53の色は、図4に示す動体検出有無ラベル35の円形マークの色と一致させることが好ましい。枠51〜53は、本発明における動体を示す表示体の一例である。
[静止体の表示例]
次に、画像表示装置が静止体を検出した場合の表示例について説明する。画像表示装置25は、メインカメラ21a、21bの切り出し画像に対して静止体検出を行い、検出した静止体を枠で示す表示を行う。図9(A)は、メインカメラ21aの切り出し画像における静止体の表示例を示す。この例では、車両の周囲で人がしゃがんでうずくまっている領域を静止体として検出し、検出された静止体に枠61を重ね合わせて表示している。図9(B)は、メインカメラ21bの切り出し画像における静止体の表示例を示す。この例では、車両の周囲にカバンが取り残されている領域を静止体(置き去り)として検出し、検出された静止体に枠62を重ね合わせて表示している。
図9(C)は、メインカメラ21aの切り出し画像における静止体の表示例を示す。この例では、車両の周囲に存在していたカラーコーン(登録商標)の領域を消失体として検出し、検出された消失体に枠63を重ね合わせて表示している。なお、消失体とは、過去において存在していたがその後消失した物体をいう。図9(C)の例では、消失体は静止体と区別するために破線により表示されている。なお、静止体(消失体を含む)を示す枠61〜62は、動体を示す枠51〜53とは異なる色とし、図4に示す静止体検出有無ラベル36の円形マークの色と一致させることが好ましい。枠61〜63は、本発明における静止体を示す表示体の一例である。
図9(D)は、静止体マスクの設定例を示す。静止体の検出処理において、静止体として検出させたくないもの、例えば車両の領域64に関しては、静止体検出処理の前にマスクし、静止体検出処理の対象から除外することが好ましい。また、車両の領域以外に、光や影が影響するような鏡や壁面などの領域も同様にマスクして静止体検出処理の対象から除外することが好ましい。
[画像処理]
(処理の流れ)
次に、画像処理装置25により行われる画像処理の流れについて説明する。図10は画像処理のメインルーチンのフローチャートである。まず、画像処理装置25は、並列処理により、メインカメラ21aのメインカメラ処理(ステップS10a)と、メインカメラ21bのメインカメラ処理(ステップS10b)と、サブカメラ処理(ステップS20)と、車内カメラ処理(ステップS30)とを同時並列的に行う。
まず、メインカメラ処理について説明する。メインカメラ処理では、メインカメラ21a、21bの撮影画像に基づいて、動体、静止体の検出が行われる。図11は、メインカメラ処理(ステップS10a及びS10b)のフローチャートである。まず、画像処理装置25は、メインカメラ21a、21bから撮影画像を取得し(ステップS11)、画像の回転、切り出しを行って前述の切り出し画像を生成する(ステップS12)。次に、画像処理装置25は、駐車場機械処理装置17から送信されている検出機能制御信号S1がオンであるか否かを判定する(ステップS13)。
検出機能制御信号S1がオンでない場合(ステップS13:No)、処理は図10のメインルーチンへ戻る。一方、検出機能制御信号がオンである場合(ステップS13:Yes)、画像処理装置25は、駐車場機械処理装置17から送信されている車両進入信号S2がオフからオンに切り替わったか否かを判定する(ステップS14)。
車両進入信号S2がオンに切り替わっていない場合(ステップS14:No)、処理はステップS16へ進む。一方、車両進入信号S2がオフからオンに切り替わった場合(ステップS14:Yes)、画像処理装置25は、車両進入信号S2がオンに切り替わったタイミングに基づいて背景画像を決定し、メモリなどに格納する(ステップS15)。なお、背景画像の決定方法については後に詳しく説明する。
次に、画像処理装置25は、切り出し画像に基づいて動体、静止体を検出し、検出結果を切り出し画像に重ね合わせて表示箇所の画像を生成する(ステップS16)。静止体の検出においては、ステップS15で決定された背景画像が使用される。動体が検出された場合には、図8(A)に例示するように動体に所定の枠51を重ねた画像が生成され、静止体が検出された場合には図9(A)〜(C)に例示するように静止体に所定の枠61~63を重ねた画像が生成される。動体、静止体の検出方法については後に詳しく説明する。こうして、動体、静止体の検出が行われると、処理は図10のメインルーチンへ戻る。
次に、サブカメラ処理について説明する。サブカメラ処理では、サブカメラ22の撮影画像に基づいて動体の検出が行われる。図12(A)は、サブカメラ処理のフローチャートである。まず、画像処理装置25は、サブカメラ22から撮影画像を取得し(ステップS21)、画像の回転、切り出しを行って前述の切り出し画像を生成する(ステップS22)。次に、画像処理装置25は、駐車場機械処理装置17から送信されている検出機能制御信号S1がオンであるか否かを判定する(ステップS23)。
検出機能制御信号S1がオンでない場合(ステップS23:No)、処理は図10のメインルーチンへ戻る。一方、検出機能制御信号がオンである場合(ステップS23:Yes)、画像処理装置25は、切り出し画像に基づいて動体を検出し、検出結果を切り出し画像に重ね合わせて表示箇所の画像を生成する(ステップS24)。動体が検出された場合、図8(B)に例示するように動体に所定の枠52を重ねた画像が生成される。そして、処理は図10のメインルーチンへ戻る。
次に、車内カメラ処理について説明する。車内カメラ処理では、車内カメラ23の撮影画像に基づいて動体の検出が行われる。図12(B)は、車内カメラ処理のフローチャートである。車内カメラ処理は、ステップS31で車内カメラ23の撮影画像に基づいて切り出し画像を生成する点以外は、上述のサブカメラ処理と同様である。動体が検出された場合、図8(C)に例示するように動体に所定の枠53を重ねた画像が生成される。そして、処理は図10のメインルーチンへ戻る。
こうして、メインカメラ処理、サブカメラ処理及び車内カメラ処理が行われると、次に、画像処理装置25は、各カメラの切り出し画像を合成して表示画像を生成し(ステップS31)、さらに表示画像に各種のラベル、補助情報を含める(ステップS32)。これにより、図4〜6に例示したような表示画像が生成される。そして、画像処理装置25は、生成した表示画像をモニタ16、19に表示するとともに、録画して記憶する(ステップS33)。
次に、画像処理装置25は、メインカメラ処理、サブカメラ処理及び車内カメラ処理により少なくとも1つの動体又は静止体が検出されており、かつ、駐車場機械処理装置17から送信されているインターロックキャンセル信号S4がオフであるかを判定する(ステップS34)。ステップS34の判定結果がYesである場合、画像処理装置25は、駐車場機械処理装置17へ送信しているインターロック信号S3をオンに設定する(ステップS35)。こうして、動体又は静止体が検出された場合には、機械(扉12、コンベヤ14など)が強制停止される。
一方、ステップS34の判定がNoである場合、画像処理装置25は、駐車場機械処理装置17へ送信しているインターロック信号S3をオフに設定する(ステップS36)。この場合は、動体又は静止体が検出されたが、運転者又は駐車場係員の指示によりインターロックキャンセル信号S4が送信されているので、画像処理装置25はインターロック信号をオフにすることにより、機械(扉12、コンベヤ14など)の強制停止を行わないこととする。
次に、画像処理装置25は、システムを終了するか否かを判定する(ステップS37)。システムを終了しない場合(ステップS37:No)、処理はステップS10、S20へ戻る。一方、システムを終了する場合(ステップS37:Yes)、処理は終了する。
(背景画像の決定方法)
次に、メインカメラ処理のステップS15で行われる背景画像の決定方法について説明する。図13は、背景画像の決定方法を説明する図である。画像処理装置25は、駐車場機械処理装置17から送信される車両進入信号S2に基づいて背景画像を決定する。車両進入信号S2は、車両3の入庫室10への進入が検出されたタイミングで生成され、オフからオンに切り替わる。第1の方法では、画像処理装置25は、車両進入信号S2がオンに切り替わったタイミングtから一定時間前のタイミングtを背景画像の生成タイミングとし、そのときのカメラによる撮影画像71を背景画像とする。これにより、車両3が入庫室10に進入を開始するより一定時間前の時点の入庫室10内の撮影画像が背景画像に設定される。
車両進入信号S2は機械駐車場に設けられたセンサなどにより生成されるため、個々の機械駐車場ごとにオンになるタイミングが多少前後することが考えられる。よって、第2の方法では、第1の方法によるタイミングt以前で、動体検出処理により動体が検出されなかった最新の撮影画像72を背景画像に設定する。動体が検出されなかったことを条件として考慮することにより、万が一、車両進入信号発生の直前を含む一定時間前のタイミングtで画像内に既に車両が写りこんでしまっていたとしても、車両の進入前の撮影画像を背景画像とすることができる。このように、背景画像の決定方法をいくつか用意しておくことにより、各駐車場設備において車両進入信号のタイミング仕様が異なる場合に対応することが可能となる。
(動体、静止体の検出方法)
次に、動体、静止体の検出方法について説明する。画像処理装置25は、各カメラの撮影画像に基づいて動体、静止体を検出する。基本的には、時間的に連続する複数のフレーム画像を比較し、前後のフレーム画像間で変化がある場合には動体があると判定する。また、判定対象となる時点のフレーム画像を予め用意した背景画像と比較し、変化がある場合には静止体があると判定する。具体的には、フレーム画像間の差分を算出する処理を行うことにより、動体、静止体を検出する。
以下に、動体、静止体の検出方法の一例を説明する。なお、この例は、動体、静止体を検出する方法の一例に過ぎず、本発明ではこれ以外の各種の手法を利用して動体、静止体を検出するように構成することができる。
図14は、撮影画像から動体、静止体を検出する個体の検出装置100の構成を示すブロック図である。この検出装置100は、所定の撮影対象領域内に存在する個体を、静止中の静止個体(静止体)もしくは動作中の動作個体(動体)として検出する装置であり、図示のとおり、原画像入力部110と、背景画像格納部120と、背景差分画像作成部130と、フレーム間差分画像作成部140と、重複有無判定部150と、個体認識部160と、検出個体表示部170と、を備えている。
原画像入力部110は、時系列で並んだフレーム単位の画像として得られた各原画像P(t)を入力する構成要素であり、本例の場合、入力した各原画像P(t)を一時的に保存する機能も有している。ここで、変数tは時刻を示しており、たとえば、時刻t0で撮影された原画像P(t0),時刻t1で撮影された原画像P(t1),時刻t2で撮影された原画像P(t2),... というように、フレーム単位の原画像が順次入力されることになる。各原画像P(t)は、所定の撮影対象領域に対する撮影によって得られた画像であり、たとえば、所定の監視場所に設置された定点カメラによる撮影によって得られたデジタル画像である。
一方、背景画像格納部120は、上記撮影対象領域についての背景画像BGを格納する構成要素である。ここで、背景画像BGは、この検出装置100による検出対象となる個体が存在しない基準状態において、上記撮影対象領域を撮影することによって得られた画像である。たとえば、この検出装置100が、地下駐車場など、照明環境に変化が生じない屋内の場所に設置された定点カメラの撮影画像を原画像P(t)として入力する装置の場合であれば、予め車両が存在しないときに撮影された原画像P(t)を背景画像BGとして背景画像格納部120に格納しておくようにすればよい。図1における原画像入力部110から背景画像格納部120への矢印は、このような原画像P(t)を背景画像BGとして格納する信号の流れを示している。
背景差分画像作成部130は、原画像入力部110が逐次入力した各原画像P(t)と背景画像格納部120から与えられる背景画像BGとの差をとることにより、背景差分画像D(t)を作成する構成要素である。
これに対して、フレーム間差分画像作成部140は、原画像入力部110が逐次入力した各原画像P(t)について、時系列における異なるフレームとの差分を示すフレーム間差分画像を作成する構成要素である。たとえば、時刻t1に与えられた原画像P(t1)については、その前のフレームである原画像P(t0)との差を求め、得られた差分画像をフレーム間差分画像F(t1)として出力する処理を行う。
重複有無判定部150は、背景差分画像作成部130が作成した背景差分画像D(t)内の個々の背景差分領域dについて、フレーム間差分画像作成部140が作成したフレーム間差分画像F(t)内のフレーム間差分領域fに対する重複部分の有無を判定する構成要素である。ここに示す実施例の場合、重複有無判定部150は、判定結果を重複確認画像C(t)という形で出力する機能を有している。
個体認識部160は、重複有無判定部150による判定結果に基づいて、原画像P(t)に含まれる個体を静止個体(静止体)もしくは動作個体(動体)と認識する構成要素であり、要するに、原画像P(t)上に現れている個々の個体が、静止個体か動作個体かを認識する役割を果たす。より具体的に説明すれば、この個体認識部160は、背景差分画像作成部130が作成した背景差分画像D(t)に含まれている個々の背景差分領域dについて、重複有無判定部150による判定結果(図示の実施例の場合、重複確認画像C(t))に基づいて、当該背景差分領域dを占める個体を静止個体もしくは動作個体と認識する処理を行う構成要素であり、図示のとおり、静止個体認識部161と動作個体認識部162とを有している。静止個体認識部161は、静止個体の認識処理を行い、動作個体認識部162は、動作個体の認識処理を行う。
検出個体表示部170は、個体認識部160によって静止個体もしくは動作個体と認識された個体を、ディスプレイ画面上で識別させるための個体指標を表示する構成要素である。すなわち、静止個体認識部161によって静止個体と認識された個体については静止個体指標sを表示し、動作個体認識部162によって動作個体と認識された個体については動作個体指標mを表示する処理を行う。静止個体指標sは、ディスプレイ画面上に表示されている個体のうち、静止個体と認識された個体を示す指標であり、動作個体指標mは、ディスプレイ画面上に表示されている個体のうち、動作個体と認識された個体を示す指標である。
本例の場合、検出個体表示部170には、原画像入力部110が入力した原画像P(t)が逐次与えられている。したがって、検出個体表示部170は、静止個体指標sまたは動作個体指標mを、原画像P(t)に重畳させることにより個体検出画像Q(t)を作成し、この個体検出画像Q(t)をディスプレイ画面上に表示する。なお、検出個体表示部170は、個体認識部160によって静止個体と認識された個体を示す静止個体指標sと、動作個体と認識された個体を示す動作個体指標mとの双方を、ディスプレイ画面上に表示する際には、両者をそれぞれ視覚的に区別可能な態様で表示する機能を有している。静止個体指標s及び動作個体指標mは、好適には、上述の枠51〜53、61〜63のように動体又は静止体を囲む枠などとすることができる。
[変形例]
(変形例1)
上記の実施形態では、本発明をコンベヤ式の機械式駐車場に適用しているが、本発明は例えばパレット式の機械式駐車場など、他のタイプの機械式駐車場にも適用可能である。
(変形例2)
上記の実施例では、サブカメラ22を車両の側方に配置しているが、これには限定されず、サブカメラ22はメインカメラ21a、21bから捉えられない領域を撮影する任意の位置に任意の数だけ配置することができる。
(変形例3)
上記の実施例では、画像表示装置25は、各カメラの切り出し画像から動体及び静止体を検出して表示しているが、動体及び静止体を検出して表示するか否かをカメラ毎に設定し、画像処理装置25内の記憶部に設定ファイルなどとして記憶しておいてもよい。具体的には、各カメラの切り出し画像から、動体及び静止体を検出する第1検出モード、動体のみを検出する第2検出モード、静止体のみを検出する第3検出モード、並びに、動体及び静止体のいずれも検出しない第4検出モードのいずれかを、カメラ毎に設定しておく。そして、画像表示装置25は、第1検出モードに設定されているカメラについては切り出し画像中の動体及び静止体を検出してそれらを示す枠を表示し、第2検出モードに設定されているカメラについては切り出し画像中の動体のみを検出してそれを示す枠を表示し、第3検出モードに設定されているカメラについては切り出し画像中の静止体のみを検出してそれを示す枠を表示し、第4検出モードに設定されているカメラについては動体及び静止体のいずれの検出も行わず、その表示も行わないこととすればよい。
但し、前述のように、動体、静止体の検出を行わないことを示す検出機能制御信号S1が駐車場機械処理装置17から画像処理装置25へ送信されている場合には、画像処理装置25は、カメラの切り出し画像から動体、静止体の検出を行わない。即ち、画像処理装置25内の設定ファイルにおいて第1検出モード〜第3検出モードに設定されているカメラがあったとしても、「オフ」を示す検出機能制御信号S1が画像処理装置25に入力されている場合には、画像処理装置25は動体、静止体の検出を行わない。
1 安全確認システム
3 車両
10 入庫室
12 扉
13 車両駐車枠
14 コンベヤ
16、19 モニタ
21a、21b メインカメラ
22 サブカメラ
23 車内カメラ
25 画像処理装置

Claims (22)

  1. 機械式駐車場の入庫室内の全体を撮影する位置に設置された複数のカメラと、
    前記複数のカメラによる各撮影画像から表示箇所を切り出し、切り出された各撮影画像を1つに統合して、前記入庫室内の全体を表示した全体画像を含む表示画像を生成する画像処理装置と、
    前記表示画像を表示する表示装置と、
    を備えることを特徴とする機械式駐車場の安全確認システム。
  2. 前記複数のカメラは、前記入庫室内の車両駐車枠の2つの対角位置の真上に設置されることを特徴とする請求項1に記載の安全確認システム。
  3. 前記全体画像に含まれない箇所を撮影する位置に設けられたサブカメラをさらに備え、
    前記画像処理装置は、前記サブカメラの撮影画像から表示箇所を切り出した画像を生成し、前記表示画像に含めることを特徴とする請求項1又は2に記載の安全確認システム。
  4. 前記入庫室内に入庫した車両の車内を撮影する位置に設けられた車内カメラをさらに備え、
    前記画像処理装置は、前記車内カメラの撮影画像から表示箇所を切り出した車内画像を生成し、前記表示画像に含めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の安全確認システム。
  5. 前記画像処理装置は、前記複数のカメラの各々について、動体及び静止体を検出する第1検出モード、動体のみを検出する第2検出モード、静止体のみを検出する第3検出モード、並びに、動体及び静止体のいずれも検出しない第4検出モードのいずれかの設定を記憶する記憶部を備え、
    前記画像処理装置は、前記第1検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の動体及び静止体を検出して当該動体及び静止体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第2検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の動体のみを検出して当該動体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第3検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の静止体のみを検出して当該静止体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第4検出モードに設定されているカメラについては動体及び静止体のいずれも検出せず表示しないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の安全確認システム。
  6. 前記画像処理装置は、前記第1検出モードに設定されたカメラについて動体と静止体の両方が検出された場合には、前記第1検出モードに設定された全てのカメラについて共通して、動体と静止体を区別して表示する第1の表示方法と、動体と静止体を区別しないで表示する第2の表示方法のいずれかの方法で表示を行うことを特徴とする請求項5に記載の安全確認システム。
  7. 前記画像処理装置は、外部からの入力に基づいて、前記動体を示す表示体及び前記静止体を示す表示体を表示画像中に表示するか否かを決定することを特徴とする請求項5又は6に記載の安全確認システム。
  8. 前記画像処理装置は、前記入庫室への車両の進入を示す車両進入信号を外部から取得し、当該車両進入信号に基づいて背景画像を生成し、当該背景画像に基づいて前記静止体を検出することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の安全確認システム。
  9. 前記画像処理装置は、前記車両進入信号が発生したタイミングから一定時刻前の時点、又は、当該時点以前で動体が検出されなかった最新の時点における撮影画像を前記背景画像とすることを特徴とする請求項8に記載の安全確認システム。
  10. 前記画像処理装置は、前記切り出された各撮影画像中の一部の領域をマスクして前記静止体を検出することを特徴とする請求項5乃至9のいずれか一項に記載の安全確認システム。
  11. 前記動体又は前記静止体が検出されているときに、前記機械式駐車場の機械の作動を停止させるロック信号を出力する制御部を備えることを特徴とする請求項5乃至10のいずれか一項に記載の安全確認システム。
  12. 前記制御部は、外部から前記ロック信号のキャンセル指示が入力された場合、前記ロック信号の出力を停止することを特徴とする請求項11に記載の安全確認システム。
  13. 前記表示画像を録画する録画手段を備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の安全確認システム。
  14. 前記表示装置は、前記機械式駐車場の機械操作盤付近に設けられた第1表示装置と、駐車場監視室に設けられた第2表示装置とを含み、前記第1表示装置と前記第2表示装置には同一の表示画像が表示されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の安全確認システム。
  15. 機械式駐車場の入庫室内の全体を撮影する位置に設置された複数のカメラから撮影画像を取得する画像取得部と、
    前記複数のカメラによる各撮影画像から表示箇所を切り出し、切り出された各撮影画像を1つに統合して、前記入庫室内の全体を表示した全体画像を含む表示画像を生成する画像処理部と、
    前記表示画像を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  16. 前記画像処理部は、前記切り出された各撮影画像を、前記入庫室の入口側から奥側を見た方向に揃えて配列して前記表示画像を生成することを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
  17. 前記画像取得部は、前記全体画像に含まれない箇所を撮影する位置に設けられたサブカメラから撮影画像を取得し、
    前記画像処理部は、前記サブカメラの撮影画像から表示箇所を切り出した画像を生成し、前記表示画像に含めることを特徴とする請求項15又は16に記載の表示装置。
  18. 前記画像取得部は、前記入庫室内に入庫した車両の車内を撮影する位置に設けられた車内カメラから撮影画像を取得し、
    前記画像処理部は、前記車内カメラの撮影画像から表示箇所を切り出した車内画像を生成し、前記表示画像に含めることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載の表示装置。
  19. 前記複数のカメラの各々について、動体及び静止体を検出する第1検出モード、動体のみを検出する第2検出モード、静止体のみを検出する第3検出モード、並びに、動体及び静止体のいずれも検出しない第4検出モードのいずれかの設定を記憶する記憶部を備え、
    前記画像処理部は、前記第1検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の動体及び静止体を検出して当該動体及び静止体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第2検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の動体のみを検出して当該動体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第3検出モードに設定されているカメラについては前記切り出された各撮影画像中の静止体のみを検出して当該静止体を示す表示体を前記表示画像中に表示し、前記第4検出モードに設定されているカメラについては動体及び静止体のいずれも検出せず表示しないことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一項に記載の表示装置。
  20. 前記画像処理部は、前記第1検出モードに設定されたカメラについて動体と静止体の両方が検出された場合には、前記第1検出モードに設定された全てのカメラについて共通して、動体と静止体を区別して表示する第1の表示方法と、動体と静止体を区別しないで表示する第2の表示方法のいずれかの方法で表示を行うことを特徴とする請求項19に記載の表示装置。
  21. 前記画像処理部は、外部からの入力に基づいて、前記動体を示す表示体及び前記静止体を示す表示体を表示画像中に表示するか否かを決定することを特徴とする請求項19又は20に記載の表示装置。
  22. コンピュータ及び表示部を備える表示装置により実行されるプログラムであって、
    機械式駐車場の入庫室内の全体を撮影する位置に設置された複数のカメラから撮影画像を取得する画像取得部、
    前記複数のカメラによる各撮影画像から表示箇所を切り出し、切り出された各撮影画像を1つに統合して、前記入庫室内の全体を表示した全体画像を含む表示画像を生成する画像処理部、
    前記表示画像を前記表示部に表示する表示制御部、
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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