JP2019043181A - 船舶の排ガス管端部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口端に端部水平部を有する船舶の排ガス管端部構造において、開口端端部水平部に雨水が溜まらない船舶の排ガス管端部構造を提供する。【解決手段】船舶排ガス管開口の奥水平部に当該開口近傍に前記排ガス管の底部形状に沿って湾曲して円形状に開口する逆円錐形状の雨水溜まり4を有する船舶の排ガス管端部構造1であって、開口端3の開口下端に接して前記雨水溜まり4が配置されるので、排ガス管開口端部2の内部に侵入した雨水7は、当該雨水溜まり4内に留まり、しかる後、前記ドレン口5及び前記ドレンパイプ6を通じて、排ガス管外から船外に排水されるように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、船舶の排ガス管端部構造に関する。
船舶には主機関等船内装備機関の排ガスを船外へ排出するためにファンネル(煙突)内に数本の排ガス管が設けられる。この種の船舶ファンネル内の排ガス管は、例えば、全長が約100〜200m程度の大きさの船舶にあっては、特開2010−269690号公報に開示のように、機関室から船尾まで水平に延設され、船尾に開口して船外に排気される。
図5は、特開2010−269690号公報に図1として添付される発明名称「コンテナ船における排ガス設備及びコンテナ船」に係る第1の実施形態の排ガス設備を採用したコンテナ船の側面模式図である。
図5において、符号101は、コンテナ船、102は、上甲板、103は、機関室、104は、主機関、105は、船底外板、107は、船尾外板、109は、ハッチカバー、117は、居住区、120は、排ガス管通路(ファンネル)であり、船内排ガス管通路120a、上甲板貫通排ガス管通路120b、船尾側排ガス管通路120cからなる。また、121aは排ガス管通路入口、121bは、上甲板貫通孔、121cは、排ガス管通路出口、123は、主機関用排ガス管、123aは、船内主機関用排ガス管、123bは、上甲板貫通主機関用排ガス管、123cは、船尾側主機関用排ガス管、124は、補機用排ガス管、124aは、船内補機用排ガス管、124bは、上甲板貫通補機用排ガス管、124cは、迂回用補機用排ガス管、124dは、船尾側補機用排ガス管、125は、排ガス管通路用ドレン弁、126は、主機関用排ガス管ドレン弁、130aは、船尾端中央コンテナ積載エリア、130bは、船尾端舷側コンテナ積載エリア、130cは、船上コンテナ積載エリア、131は、機関室前方コンテナ積載エリア、132aは、機関室後方コンテナ積載エリア、132bは、船内舷側コンテナ積載エリアである(図5における符号は、先行技術であることを明らかにするために、本願出願人において、100番代の3桁に変更して説明した。)。
図6は、前記船尾側主機関用排ガス管123cの開口端部の概略を示す図であり、例えば、最大出力が約6000Kw程度の主機関を装備する船舶の場合においては、当該船尾側主機関用排ガス管123cの開口端123dは、約2000mm×約1000mmのほどの円形ないしは縦又は横長の楕円形状で、図6に示すように、当該開口端123dから雨水等が入り込まないように若干下向きの角度で開口した開口端123dとなる構造をとっている。
しかしながら、船尾側主機関用排ガス管123cの開口端123dは、図6に示すように、雨天時等には、降りしきる雨水125が当該船尾側主機関用排ガス管123cの開口端123dの端部水平部123eに雨水123fが溜まり、溜まった雨水123fにより開口端123dの端部水平部123eが錆びるという問題がある。なお、図6において、符号123は、船尾側主機関用排ガス管開口端部構造、123dは、前記船尾側主機関用排ガス管123cの開口端、123eは、当該船尾側主機関用排ガス管123cの開口端123dの端部水平部、123fは、当該端部水平部123eに溜まる模式化した雨水、125は、降り来る雨の概略を示す。
船尾側主機関用排ガス管123cの開口端123dの端部は、排ガス中に含まれる窒化分粒子や硫黄分粒子が酸素の豊富な外気と接触する機会が多く、そこに、さらに雨水等と接触すると、これらの窒化物、硫黄物との化学反応により、当該箇所の腐食が著しい一方、当該箇所の排水に工夫することにより,この種の腐食が軽減されることを見いだした。
特開2010−269690号公報
そこで、本願発明は、上記知見に基づき、開口端に端部水平部を有する船舶の排ガス管端部構造において、開口端端部水平部に雨水が溜まらない船舶の排ガス管端部構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、船舶の排ガス管端部構造において、船舶排ガス管開口の奥水平部に当該開口近傍に前記排ガス管の底部形状に沿って湾曲して円形状に開口する逆円錐形状の雨水溜まりを有することを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、船舶の排ガス管端部構造において、船舶排ガス管開口の奥水平部に当該開口近傍に前記排ガス管の底部形状に沿って湾曲する湾曲辺と水平部の長さ方向の直線辺とからなる四辺形状に開口する逆角錐形状の雨水溜まりを有することを特徴とする。
そして、本願請求項3に係る発明は、前記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の船舶の排ガス管端部構造において、前記請求項1又は請求項2に記載の雨水溜まり底部のドレン口及びこれに接続されて船外に連なるドレンパイプを有することを特徴とする。
さらに、本願請求項4に係る発明は、前記請求項3に記載の船舶の排ガス管端部構造において、前記ドレンパイプが、前記排ガス管下に開口端と面一位置まで配置される三角形状支持板の対辺に延設配置され、当該位置で開口するドレンパイプであることを特徴とする。
また、本願請求項5に係る発明は、前記請求項1ないし4のいずれかに記載の船舶の排ガス管端部構造において、前記水平部は、主機関が配置される船舶機関室から船尾まで延設して船尾域に開口する排ガス管の水平部であることを特徴とする。
さらに、本願請求項6に係る発明は、前記請求項1ないし4のいずれかに記載の船舶の排ガス管端部構造において、前記水平部は、主機関が配置される船舶機関室から上甲板を貫通して垂直に延び、端部で屈曲した排ガス管の水平部であることを特徴とする。
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
(1)船舶排ガス管の開口端部の水平部の開口近傍に侵入する雨水を管外に排水する排ガス管端部構造としたので、開口端端部の水平部に雨水が溜まらず、当該部分の雨水による錆による腐食を防ぐことが可能となる。
(2)船舶の排ガス管開口端近傍に雨水を排水するドレンホールを設けて雨水が排ガス管の奥深く入り込まない構造としたので、内部に侵入する雨水と排ガスとの化学反応による管内の内部腐食も避けることができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る船舶の排ガス管端部構造を実施するための形態である船舶の排ガス管端部構造の実施例1を示す図である。 図2(a)(b)は、本実施例1に係る船舶の排ガス管端部構造1における前記雨水溜まり4の具体的形状を示す図である。 図3は、本実施例1に係る船舶の排ガス管端部構造1における前記ドレンパイプ6aの配置例概略を示す図である。 図4は、実施例2に係る船舶の排ガス管端部構造の概略を示す図である。 図5は、特開2010−269690号公報に図1として添付される発明名称「コンテナ船における排ガス設備及びコンテナ船」の第1の実施形態に係る排ガス設備を採用したコンテナ船の側面模式図である。 図6は、前記船尾側主機関用排ガス管123cの開口端部の概略を示す図であり当該船尾側主機関用排ガス管123cの開口端の概略を示す図である。 図7は、船舶の排ガス管が記載された特開2009-280067号公報に図1として添付される発明名称「低燃費型輸送船」の自動車輸送船の実施例船体斜視図である。 図8は、図7に示すファンネル222内に複数の前記排ガス管が配置される概略を示す図である。 図9は、前記排ガス管開口部223a〜223dの内、船舶の前記主機関用排ガス管223aの開口端の例を示す概略図である。
本発明に係る船舶の排ガス管端部構造について一実施例を示す図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係る船舶の排ガス管端部構造を実施するための形態である船舶の排ガス管端部構造の実施例1を示す図であり、船舶船尾等に水平に開口する船舶の排ガス管端部構造の例を示すものである。
図1において、符号1は、実施例1に係る船舶の排ガス管端部構造であり、2は、実施例1に係る船舶の排ガス管端部構造1を構成する水平部を有して開口する船舶の排ガス管開口端部、3は、同開口端、4は、同開口端3の下端に接して設けられる雨水溜まり、5は、ドレン口、6は、ドレンパイプ、7は、侵入した雨水を模式化して表示した雨水、125は、図6に示すのと同じ降りしきる雨水である。
図6で説明したように、この種の船舶の主機関を含む各種船内機関の排ガス管が船尾等に水平に開口する排ガス管にあっては、雨天時等には、雨水125が当該開口端3から排ガス管開口端部2の内部への侵入が避けられない。しかしながら、本実施例1に係る船舶の端部構造1においては、図1に示すように、前記開口端3の開口下端に接して前記雨水溜まり4が配置されるので、排ガス管開口端部2の内部に侵入した雨水7は、当該雨水溜まり4内に留まり、しかる後、前記ドレン口5及び前記ドレンパイプ6を通じて、排ガス管外から船外に排水されるように構成したものである。
図2(a)(b)は、本実施例1に係る船舶の排ガス管端部構造1における前記雨水溜まり4の具体的形状を示す図であり、前記開口端3の開口下端に接し,又は近傍下方に設けられる前記雨水溜まり4の形状は、図2(a)に示すように、縦長楕円形状の開口端3の奥に同開口端3の下端近傍又は接して開口下部の楕円形状に沿って湾曲して開口する円形状の逆円錐形状とし、その底部に前記ドレン口5を設けるようにしたものである。しかしながら、当該雨水溜まり4の形状は、逆円錐形状に限るものではなく、図2(b)に示すように、縦長楕円形状の開口端3の開口下端近傍又は接し、かつ、楕円の底部形状に適合して開口に沿って内部が湾曲する四辺形状に開口する湾曲逆角錐形状とし、その底部に前記ドレン口5を設けるようにしても良いものである。
つまり、本実施例1に係る船舶の排ガス管端部構造1においては、円形ないしは縦又は横長の楕円状の排ガス管開口端3の奥水平部に当該開口端3近傍に円形ないしは縦又は横長の楕円底部形状に沿って湾曲する円形状に開口する逆円錐形状の雨水溜まり4又は円形ないしは縦又は横長の楕円状の排ガス管開口端3の奥水平部に当該開口端3近傍に楕円底部形状に沿って湾曲する湾曲辺と水平部の長さ方向の直線辺とからなる四辺形状に開口する逆角錐形状の雨水溜まり4を設けたことを特徴とするものである。
円形ないしは縦又は横長の楕円形状の開口端3の開口下端に接して設けられる湾曲する逆円錐形状又は開口に沿って湾曲逆角錐形状の前記雨水溜まり4の開口の大きさは、例えば、最大出力が約6000Kw程度の主機関の約2000mm×約1000mmのほどの縦長楕円形状の場合には、おおよそ800mm程度の湾曲円を有する逆円錐形状又は奥行き方向に900mm×湾曲辺600mm程度の大きさとすれば、通常の降雨程度では内部に雨水が留まることはない。
なお、前記ドレンパイプ6は、そのまま直下に懸垂し、先端を船外に導き、船外にドレン水が流れ出るようにしても良いが、図3に示すように、縦長楕円形状の前記開口端3下に三角形状の支持板8を設け、当該支持板8の対辺に接して配置され、前記開口端3の面一の位置に開口するドレンパイプ6aを延説して、前記雨水溜まり4から流れるドレン水を船外に排水するようにしてもよい。図3は、本実施例1に係る船舶の排ガス管端部構造1における前記ドレンパイプ6aの配置例概略を示す図である。
このような構成とすることにより、本実施例1に係る水平に配置され船尾等に開口する船舶の排ガス管端部構造1においては、前記開口端3の開口下端に接して前記雨水溜まり4が配置され、その底部に前記ドレン口5及び前記ドレンパイプ6が配置されるので、排ガス管開口端部2の内部に侵入した雨水7は、当該雨水溜まり4を通って前記ドレン口5及び前記ドレンパイプ6を通じて船外に排水され、排ガス管内に雨水が留まることがないので、雨水による排ガス管内を錆等による腐食を防ぐことができることとなる。このことは、主機管等の排ガスが充満し、排ガスと内部に侵入する雨水との間で排ガス管の奥深くで生じる化学反応も避けることができ、腐食しやすい排ガス管の長命化・長持ちさせるのに寄与することとなる。
船舶の排ガス管構造は、図5に示すような水平に配置され船尾に開口するものばかりではない。むしろ、船尾域の機関室上方の上甲板を貫通してファンネル(煙突)を設け、当該ファンネル内に垂直に排ガス管を立ち上げ、その端部を船尾方向に屈曲させた排ガス管構造のものも多々ある。例えば、特開2009-280067号公報の開示は、主機が配置される機関室の上方に上甲板を貫通して垂直に排ガス管が延設される例のものである。。
図7は、船舶の排ガス管が記載された特開2009-280067号公報に図1として添付される発明名称「低燃費型輸送船」の自動車輸送船の実施例船体斜視図である。
図7において、符号210は、マスト、211は、船体、212は、船首、213は、船尾、214は、最上層甲板、215は、操舵室(船橋)、216は、居住区、217は、舷側、218は、最上層甲板サイドにおけるラウンド部、220は、前甲板、221は、錨、222は、煙突(ファンネル)、223は、排気管(排ガス管)、224は、船体切欠部(船荷車輌出入口)である(符号は、先行技術であることを明らかにするために、本願出願人において、200番代の3桁に変更して説明した。)。
図7に示す前記ファンネル222内に複数の前記排ガス管が配置される概略を示すと図8のとおりである。図8において、222は、前記ファンネル(煙突)、223aは船舶主機関の排ガス管開口部、223b、223c、223dは、その余の船内補機関用の排ガス管開口部であり、これらの排ガス管開口部223a〜223dは、図8に示すように、前記ファンネル222内に立設され、排気の都合から立設する排ガス管が船尾方向に直角に屈曲し、さらに、雨水等が入り込まないように若干下向きの角度で開口して配置される。
図9は、前記排ガス管開口部223a〜223dの内、船舶の前記主機関用排ガス管223aの開口端の例を示す概略図であり、これらの開口端は、図6に示す排ガス管開口と同じ、縦長楕円形状であるが、図9に示すように、船尾域機関室から立設する排ガス管が上端で船尾方向に水平に屈曲し、さらに、海溝部から雨水等が入り込まないように若干下向きの角度で開口した開口部となる構造をとっている。したがって、排ガス管223aの開口端223dにも雨天時等には、雨水が当該排ガス管223aの開口端223dから吹き込み、吹き込んだ雨水は前記屈曲した前記端部水平部223eに溜まり、溜まった雨水223fにより開口端223dの端部水平部223eが錆びてしまうということとなる。
そこで、本実施例2に係る船舶の排ガス管端部構造では、上甲板を貫通して立設され、開口端部が船尾方向に直角に屈曲し、端部水平部を有する排ガス管において、当該端部水平部に実施例1に係る船舶の排ガス管端部構造1と同様の排ガス管開口下端に接して下方に円形状に開口する逆円錐形状又は四辺形状に開口する逆角錐状の雨水溜まり及びその底部にドレン口、ドレンパイプを設けることとしたものである。
図4は、本実施例2に係る船舶の排ガス管端部構造の概略を示す図であり、図4において、符号10は、本実施例2に係る船舶の排ガス管端部構造であり、11は、上甲板を貫通して立設される船舶の排ガス管、12は、同排ガス管11が端部で屈曲する水平端部、13は、同開口部、14は、同開口部13に接して下方に設けられる雨水溜まり、15は、ドレン口、66は、ドレンパイプ、17は、侵入した雨水を模式化して表示した雨水、125は、図6に示すのと同じ降りしきる雨水である。
図4から明らかなように、本実施例2に係る船舶の排ガス管端部構造10においては、前記開口部13の下端に接して前記雨水溜まり14が配置されるので、排ガス管11の前記水平端部12の内部に侵入した雨水17は、前記雨水溜まり14から前記ドレン口15及び前記ドレンパイプ16を通じて船外に排水されるように構成される。
本実施例2に係る船舶の排ガス管端部構造10においては、実施例1に係る船舶の端部構造1と同様に、前記開口部13の開口下端に接して下方に設けられる前記雨水溜まり14の形状は、図2(a)に示すように、円形ないしは縦又は横長の楕円形状の開口部3の開口下端に接して下部に円形状に開口する逆円錐形状又は図2(b)に示すように、円形ないしは縦又は横長の楕円形状の前記開口部13の開口下端に接し、かつ、下端底部形状に適合する四辺形状に開口する逆角錐形状とし、それらの各底部に前記ドレン口15を設け、同ドレンパイプ16を介して雨水17が排ガス管11の外に排水されるようにしたものである。
また、これらのドレン口15に接続される前記ドレンパイプ16は、そのまま直下に懸垂し、先端を船外に導き、船外にドレン水が流れ出るようにしても良いが、図3に示す実施例1に係る船舶の排ガス管天部構造1で説明したように、円形ないしは縦又は横長の楕円形状の前記開口部3の下部に三角形状の支持板(図示外)を設け、当該支持板の対辺に接して前記開口部1の面一の位置に開口するドレンパイプ6aを介して前記雨水溜まり4から船外に排水するようにしてもよい。
このような構成とすることにより、本実施例2に係る端部が水平に配置される船舶の排ガス管端部構造10においては、前記開口部13の開口下端に接して前記雨水溜まり14が配置され、その底部に前記ドレン口15及び前記ドレンパイプ16が配置されるので、排ガス管11が端部で屈曲する水平端部12の内部に侵入した雨水17は、当該雨水溜まり14を通って前記ドレン口15及び前記ドレンパイプ16を通じて船外に排水され、排ガス管11内に雨水17が留まることがないので、雨水17による排ガス管11,特に前記水平端部12内を錆等による腐食を防ぐことができることとなる。主機用の排ガス管等、主機の排ガスが充満し、当該排ガスと侵入する雨水との間で生じる化学反応を避けることができるので、排ガス管の長命化・長持ちさせるのに寄与することとなるのは、実施例1に係る船舶の排ガス管端部構造1と同様である。
本発明は、船舶の排ガス管端部構造に利用される。
1 実施例1に係る船舶の排ガス管端部構造
2 排ガス管開口端部
3 開口端
4 雨水溜まり
5 ドレン口
6 ドレンパイプ
6a ドレンパイプ
7 雨水
8 支持板
10 実施例2に係る船舶の排ガス管端部構造
11 排ガス管
12 水平端部
13 開口部
14 雨水溜まり
15 ドレン口
16 ドレンパイプ
17 雨水
101 コンテナ船
102 上甲板
103 機関室
104 主機関
105 船底外板
107 船尾外板
109 ハッチカバー
117 居住区
120 排ガス管通路(ファンネル)
120a 船内排ガス管通路
120b 上甲板貫通排ガス管通路
120c 船尾側排ガス管通路
121a 排ガス管通路入口
121b 上甲板貫通孔
121c 排ガス管通路出口
123 主機関用排ガス管
123a 船内主機関用排ガス管
123b 上甲板貫通主機関用排ガス管
123c 船尾側主機関用排ガス管
124 補機用排ガス管
124a 船内補機用排ガス管
124b 上甲板貫通補機用排ガス管
124c 迂回用補機用排ガス管
124d 船尾側補機用排ガス管
125 排ガス管通路用ドレン弁
126 主機関用排ガス管ドレン弁
130a 船尾端中央コンテナ積載エリア
130b 船尾端舷側コンテナ積載エリア
130c 船上コンテナ積載エリア
131 機関室前方コンテナ積載エリア
132a 機関室後方コンテナ積載エリア
132b 船内舷側コンテナ積載エリア
210 マスト
211 船体
212 船首
213 船尾
214 最上層甲板
215 操舵室(船橋)
216 居住区
217 舷側
218 最上層甲板サイドにおけるラウンド部
220 前甲板
221 錨
222 煙突(ファンネル)
223 排気管(排ガス管)
224 船体切欠部(船荷車輌出入口)
上記の課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、船舶の排ガス管端部構造において、端部が水平に開口する船舶排ガス管開口近傍の奥水平部に前記排ガス管の底部形状に沿って湾曲して円形状に開口する逆円錐形状の雨水溜まりと、雨水溜まり底部のドレン口及びこれに接続されて船外に連なり、前記排ガス管下に開口端と面一位置まで配置される三角形状支持板の対辺に延設配置され、当該位置で開口するドレンパイプと、を有することを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の船舶の排ガス管端部構造において、前記雨水溜まりの形状が、前記排ガス管の底部形状に沿って湾曲する湾曲辺と水平部の長さ方向の直線辺とからなる四辺形状に開口する逆角錐形状の雨水溜まりであることを特徴とする。
そして、本願請求項3に係る発明は、前記請求項1又は2のいずれかに記載の船舶の排ガス管端部構造において、前記水平部は、主機関が配置される船舶機関室から船尾まで水平に延設して船尾域に開口する排ガス管の水平部であることを特徴とする。
さらに、本願請求項4に係る発明は、前記請求項1又は2のいずれかに記載の船舶の排ガス管端部構造において、前記水平部は、主機関が配置される船舶機関室から上甲板を貫通して垂直に延び、端部で屈曲した排ガス管の水平部であることを特徴とする。

Claims (6)

  1. 船舶排ガス管開口の奥水平部に当該開口近傍に前記排ガス管の底部形状に沿って湾曲して円形状に開口する逆円錐形状の雨水溜まりを有する船舶の排ガス管端部構造。
  2. 船舶排ガス管開口の奥水平部に当該開口近傍に前記排ガス管の底部形状に沿って湾曲する湾曲辺と水平部の長さ方向の直線辺とからなる四辺形状に開口する逆角錐形状の雨水溜まりを有する船舶の排ガス管端部構造。
  3. 前記請求項1又は請求項2に記載の雨水溜まり底部のドレン口及びこれに接続されて船外に連なるドレンパイプを有する請求項1又は請求項2のいずれかに記載の船舶の排ガス管端部構造。
  4. 前記ドレンパイプが、前記排ガス管下に開口端と面一位置まで配置される三角形状支持板の対辺に延設配置され、当該位置で開口するドレンパイプである請求項3に記載の船舶の排ガス管端部構造。
  5. 前記水平部は、主機関が配置される船舶機関室から船尾まで延設して船尾域に開口する排ガス管の水平部である請求項1ないし4のいずれかに記載の船舶の排ガス管端部構造。
  6. 前記水平部は、主機関が配置される船舶機関室から上甲板を貫通して垂直に延び、端部で屈曲した排ガス管の水平部である請求項1ないし4のいずれかに記載の船舶の排ガス管端部構造。
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