JP2019039196A - 機械式駐車装置用ターンテーブル装置 - Google Patents

機械式駐車装置用ターンテーブル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019039196A
JP2019039196A JP2017161084A JP2017161084A JP2019039196A JP 2019039196 A JP2019039196 A JP 2019039196A JP 2017161084 A JP2017161084 A JP 2017161084A JP 2017161084 A JP2017161084 A JP 2017161084A JP 2019039196 A JP2019039196 A JP 2019039196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
receiving
turntable
support arm
turntable body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017161084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6774724B2 (ja
Inventor
田中 孝幸
Takayuki Tanaka
孝幸 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissei Ltd
Original Assignee
Nissei Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissei Ltd filed Critical Nissei Ltd
Priority to JP2017161084A priority Critical patent/JP6774724B2/ja
Publication of JP2019039196A publication Critical patent/JP2019039196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6774724B2 publication Critical patent/JP6774724B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ターンテーブル本体側に各種装置を駆動させるための電力を外部から供給する構成が省略でき、ターンテーブル本体側の構成を簡略化することができるようにした機械式駐車装置用ターンテーブル装置を提供する。【解決手段】ターンテーブル本体4内ではなく建屋床10などの固定部側に受け解除装置9を設け、トレー受け装置8は回転軸22で回動する受け支持アーム18を有して構成し、受け支持アーム18は、その一端部でトレー6を搭載したときの荷重による回転を阻止し、受け解除装置9は、昇降装置7によってトレー6を受けたときに受け支持アーム18をトレー6の荷重による回転と逆方向に回転させて解除を行う。【選択図】図6

Description

本発明は、トレー受け装置を備えた機械式駐車装置用ターンテーブル装置に関する。
従来の機械式駐車装置として、特開2001−349085号公報(特許文献1)および特許第2983899号公報(特許文献2)が知られている。特許文献1には、免震部材の上側建屋構造体の床に開口を有する自動車乗り込み部を有し、下側建屋構造体にリフト装置を配設し、前記開口とその下方に通じる昇降路間で自動車を載置するパレットを乗せたリフトが昇降するように構成した駐車装置において、前記リフト装置を下側建屋構造体で固定し、前記開口下面周辺の上側建屋構造体に、開口内に位置するパレットを支持するパレット受け装置を設けたことを特徴とする免震装置を備えた建物の機械式駐車装置が知られている。
また特許文献2には、免震部材の下側に属する構造体と、免震部材の上側に属する構造体とからなる建物において、免震部材の下側に属する構造体側にリフトの昇降装置を設け、免震部材の上側に属する構造体側に自動車の乗入部を有し、その床面に自動車載置用のトレーの昇降口を設けるとともに、この昇降口とリフトとの間でトレーを中継するトレー中継装置を配置し、トレー中継装置は、自動車の乗入部の昇降口とリフトとの間に配置されたガイド部材と、このガイド部材に案内されて昇降口とリフトとの間でトレーを支持し、リフトの昇降路から待避可能な昇降爪と、昇降口の下面側に設けられ昇降爪を昇降駆動する昇降駆動装置とを備え、さらに、ガイド部材は、昇降駆動装置の昇降杆を内包し、この昇降杆が摺動可能なアングル状の部材からなり、当該アングル状の部材の下端部側に屈折部が形成されるとともにその長手方向を昇降路に向けて配設され、下端部側の屈折部が昇降口から外側に向けて屈折されていることを特徴とする免震構造を有する建物の地下式駐車装置が示されている。
特開2001−349085号公報 特許第2983899号公報
しかしながら、従来の機械式駐車装置は、ターンテーブル本体と昇降装置の間でトレーの受け渡しを行うためにターンテーブル装置の中にトレー受け機構を動作させる駆動部や制御センサー類が実装する必要があり、各種装置を駆動させるための電力を外部から供給するためにケーブルベア(登録商標)や上部からの垂らしケーブルやその他の構成により電力供給する必要があったため、構成が複雑化していた。
本発明の目的は、ターンテーブル本体側に各種装置を駆動させるための電力を外部から供給する構成が省略でき、ターンテーブル本体側の構成を簡略化することができるようにした機械式駐車装置用ターンテーブル装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、建屋床に対して可回転的に配置したターンテーブル本体と、前記ターンテーブル本体に形成された開口部内を通過可能に配置したトレーと、前記ターンテーブル本体の旋回時に前記ターンテーブル本体に前記トレーを一体的に保持するトレー受け装置と、前記ターンテーブル本体から昇降装置に受け渡すときに前記トレー受け装置を解除する受け解除装置を備えた機械式駐車装置用ターンテーブル装置において、前記ターンテーブル本体内ではなく建屋固定部側に前記受け解除装置を設け、前記トレー受け装置は回転軸で回動する受け支持アームを有して構成し、前記受け支持アームは、その一端部で前記トレーを搭載したときの荷重による回転を阻止し、前記受け解除装置は、前記昇降装置によって前記トレーを受けたときに前記受け支持アームを前記トレーの荷重による回転と逆方向に回転させて解除を行うことを特徴とする。
このような構成によれば、トレー受け装置は、モータ駆動部や制御センサー類を持たず、ターンテーブル本体側に同様のモータ駆動部や制御センサー類を設ける必要もないため、ターンテーブル本体側に各種装置を駆動させるための電力を外部から供給する構成が省略でき、ターンテーブル本体側の構成を簡略化することができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記トレー受け装置を解除する前記受け解除装置の動作信号が与えられたときに前記昇降装置は、前記トレーを搭載した状態で通常の受け渡し位置よりも少し上方へ移動した状態を取るように構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、昇降装置を通常の受け渡し位置よりも少し上方へ移動した状態とすると、この追加された動作によって、トレー受け装置が回転軸で回動する受け支持アームを有する構成の特徴を生かし、トレー側の荷重による受け支持アームの回転力を除くことができるので、受け解除装置によってトレー受け装置の支持アームにおける解除状態を容易に保持させることができる。
本発明による機械式駐車装置用ターンテーブル装置によれば、トレー受け装置は、モータ駆動部や制御センサー類を持たず、ターンテーブル本体側に同様のモータ駆動部や制御センサー類を設ける必要もないため、ターンテーブル本体側に各種装置を駆動させるための電力を外部から供給する構成が省略でき、ターンテーブル本体側の構成を簡略化することができる。
本発明の一実施例による機械式駐車装置用ターンテーブル装置を示す平面図である。 図1に示したトレー受け装置の定常状態を示す断面図である。 図2に示したトレー受け装置の動作第一段階である受け渡し動作開始時を示す断面図である。 図2に示したトレー受け装置の動作第二段階である昇降装置によりトレーを受けた状態を示す断面図である。 図2に示したトレー受け装置の動作第三段階であるパレット持ち上げ途中状態を示す断面図である。 図2に示したトレー受け装置の動作第四段階である受け解除状態を示す断面図である。 図2に示したトレー受け装置の動作第五段階である昇降装置の下降状態を示す断面図である。 図2に示したトレー受け装置の拡大正面図である。 図8に示したトレー受け装置の拡大側面図である。 図2に示した受け解除装置を拡大して示した平面図である。 図10に示した受け解除装置の正面図である。 図10に示した受け解除装置の側面図である。 図4に示したトレー受け装置および受け解除装置の要部拡大図である。 図6に示したトレー受け装置および受け解除装置の要部拡大図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例による機械式駐車装置用ターンテーブル装置を示す平面図である。
建屋1には、乗込口2を有する乗込室3が形成されており、乗込室3には、乗込口2から進入してきた駐車車両の入庫時、または建屋内の駐車装置からの出庫時に使用されるターンテーブル本体4が配置されている。ターンテーブル本体4の中央部には開口部5が形成され、この開口部5を封じるようにトレー6が配置され、トレー6の下方には昇降装置7が構成されている。定常状態でトレー6はその四隅に配置された各トレー受け装置8に搭載され、各トレー受け装置8に対向して配置された各受け解除装置9が解除されたときに、トレー受け装置8から分離されたトレー6は昇降装置7側に受け渡されるように構成されている。
各受け解除装置9が解除されていない状態で、トレー6および各トレー受け装置8はターンテーブル本体4と一体的であり、ターンテーブル本体4の旋回時にも一体に旋回する。しかし、その後、トレー6上に搭載された駐車車両を開口部5から下部側の駐車車両格納部へと昇降装置7によって昇降移動されるときには、ターンテーブル本体4からトレー6だけが分離される構成となっている。
ターンテーブル本体4の外周部は建屋1の建屋床10であり、また、ターンテーブル本体4の下部に位置し、かつ、開口部5の外周部に位置する部分も、段差を有するものの建屋床10の一部となっている。
図示を省略しているが、ターンテーブル本体4は制御駆動装置によって回転駆動制御されると共に、所定の基準位置で停止されるように制御されている。しかしながら、停止位置が基準位置からずれてしまうことがないように、簡単な構成で基準位置に正確に当て止めさせる当て部材11,12と当て止め固定装置13が付加されている。
つまり、ターンテーブル本体4の裏面外周部には、ターンテーブル本体4の回転中心から延びた放射線上で比較的に短く、かつ、下側に所定長だけ突出した板状の当て部材11,12が180度間隔で一対設けられている。一方、ターンテーブル本体4の下部における建屋床10には、ターンテーブル本体4が回転するときの当て部材11,12における移動軌跡上に、当て部材11,12と協働してターンテーブル本体4の位置を正確に当て止めすることになる当て止め固定装置13が固定されている。
この当て止め固定装置13は、モータによって回転される回転軸14と、回転軸14の中心軸から半径方向に延びた支持部の先端部に取り付けられた当てローラ15と、回転軸14の中心軸方向に当て部材11,12の厚み分だけずれた位置で中心軸から半径方向に延びた支持部の先端部に取り付けられた当てローラ16を有している。回転軸14は、ターンテーブル装置の制御駆動装置からの信号を受けて所定のタイミングで回転制御されて、所定角度まで回転する。これによって、当て部材11の反時計方向回転または時計方向回転を当てローラ16または当てローラ15で当て止めしたり、当て部材11を当てローラ15および当てローラ16間に挟み込んだりして、ターンテーブル本体4を正確な基準位置に止めて昇降装置7側に受け渡すように構成されている。
図2は、機械式駐車装置用ターンテーブル装置による受け渡し動作前の旋回状態、つまりトレー受け装置8にとっては定常状態を示す断面図である。
ターンテーブル本体4は建屋床10に設置した支持ローラ17によって可回転的に支持されている。ターンテーブル本体4の中央部に形成された開口部5にトレー6が配置され、ターンテーブル本体4の下部に設けたトレー受け装置8によって一体的に保持されている。詳細を後述するトレー受け装置8の受け支持アーム18は、回転軸で可回転的でありトレー6の荷重を受けて回転力を受けているが、その回転はストッパによって規制されている。このトレー受け装置8は受け解除装置9によって解除可能であるが、同状態で解除装置9は作動していない。これに対応して、トレー6を受け取る昇降装置7は、トレー6よりも下方の待機位置に停止している。
図3は、トレー受け装置8の動作第一段階である受け渡し動作開始時を示す断面図である。
受け解除装置9は、制御駆動装置からの信号を受けて動作を開始する。詳細については後述するが、この動作は受け解除装置9における解除レバー19を矢印方向に回転することによって開始される。解除レバー19を矢印方向に回転すると、トレー受け装置8の受け支持アーム18を釈放する方向に作用することになるが、この段階では、トレー6の荷重を受けている力に打ち勝てず、トレー受け装置8の受け支持アーム18は同状態を保持している。
図4は、トレー受け装置8の動作第二段階である昇降装置7によりトレー6を受けた状態を示す断面図である。
トレー受け装置8の動作第二段階では、昇降装置7に上昇指令が与えられて昇降装置7の上昇運転が開始される。同図は、上昇運転の初期段階であり、昇降装置7は、トレー6の下部まで上昇してトレー6を受けた状態である。この状態でも、受け解除装置9における解除レバー19によってトレー受け装置8の受け支持アーム18を釈放方向に回転することができず、図3と同じ状態を保っている。
図5は、トレー受け装置8の動作第三段階であるパレット持ち上げ途中状態を示す断面図である。
昇降装置7はさらに上昇されると、図4に示したトレー6を少しだけ持ち上げる動作が開始される。トレー6の持ち上げによって、これまでトレー6の荷重によってトレー受け装置8の受け支持アーム18の動きが阻止されていたが、この阻止力がなくなり、トレー受け装置8の受け支持アーム18は受け解除装置9における解除レバー19によって釈放方向に回転力を受けることになる。
図6は、トレー受け装置8の動作第四段階である受け解除状態を示す断面図である。
図5に示したように昇降装置7を所定位置まで上昇させると、トレー受け装置8の受け支持アーム18は受け解除装置9における解除レバー19からの解除力だけを受けることになり、トレー受け装置8の受け支持アーム18を回転させて釈放状態とする。その後、トレー受け装置8の受け支持アーム18は、受け解除装置9の解除レバー19によって受け回避位置に保持される。
図7は、トレー受け装置8の動作第五段階である昇降装置7の下降状態を示す断面図である。
図6に示した段階でトレー受け装置8の受け支持アーム18は、受け解除装置9の解除レバー19によって受け回避位置に保持されている。このとき昇降装置7へ下降信号が与えられると、昇降装置7はトレー受け装置8の制約を受けることなく下降して、トレー6または駐車車両を搭載した状態のトレー6を下方の格納階へと搬送することができる。
次に、トレー受け装置8および受け解除装置9の具体的な構成について説明する。尚、トレー受け装置8および受け解除装置9はそれぞれトレー6の四隅に構成されているが、ほぼ同一構成であるから、ここでは一組のトレー受け装置8および受け解除装置9について説明する。
図8および図9は、トレー受け装置8の拡大正面図および拡大側面図である。
トレー受け装置8は、ターンテーブル本体4の下部に配置された主梁材20と、この主梁材20のトレー6側に所定距離を隔てて固定された一対の軸受け部材21A,21Bと、一対の軸受け部材21A,21Bの対向部間に回転軸22によって可回転的に支持された一対の受け支持アーム18を有して構成されている。一対の受け支持アーム18の一方側端部間には、トレー6を受ける受け部23が設けられており、また、一方の受け支持アーム18の他方側端部には、特に図8に示すように図示の右側から挿入可能な開口部を持ったアーム受け24が結合されている。
受け支持アーム18の受け部23にトレー6を搭載すると、トレー6側の荷重によって受け支持アーム18は回転軸22を中心にして図8における反時計方向に回転力を受ける。しかし、受け支持アーム18の他端部側に設けられた緩衝材29が主梁材20に接触して反時計方向の回転は阻止されている。つまり、主梁材20など相対的な固定部によって、上述した受け支持アーム18の反時計方向への回転を阻止するストッパ30を構成している。
図10、図11および図12は、受け解除装置9を拡大して示した平面図、正面図および側面図である。
上述したトレー受け装置8に対応した位置の建屋床10などの建屋固定部には、台座25に載せられて高さ位置調整可能に固定された受け解除装置9が設けられている。受け解除装置9は、モータ26と、モータ26の回転軸27に一端部を結合された解除アーム19と、解除アーム19の他端部にモータ26側に折り返すように延びた軸上で可回転的に取り付けられたローラ28を有している。
図13は、上述した図4の要部であるトレー受け装置8および受け解除装置9の拡大図である。
図11に示した受け解除装置9に解除信号が与えられると、モータ26が作動し回転軸27を反時計方向に回転する。すると、回転軸27に結合された解除アーム19の先端に取り付けられたローラ28は、トレー受け装置8におけるアーム受け24の開口部から挿入されて、トレー受け装置8の受け支持アーム18における右側端部に作用して、回転軸22を中心にして支持アーム18を時計方向に回転するような力を与える。
しかしながら、受け支持アーム18の他端側にはトレー6が搭載されているため、受け支持アーム18はその荷重を受けて回転軸22を中心にして反時計方向の回転力を受けた状態であるため、解除アーム19からの回転力がこれに打ち勝つことができず図示の状態を保持している。
図14は、上述した図6の要部であるトレー受け装置8および受け解除装置9の拡大図である。
その後、図4〜図6で説明したように昇降装置7が上昇してトレー6の荷重を昇降装置7が受けるようになると、トレー6側の荷重を受けて受け支持アーム18に対して回転軸22を中心にした反時計方向の回転力はなくなる。このため、受け支持アーム18は、受け解除装置9の解除アーム19から与えられた回転力によって回転軸22を中心にして時計方向に回転される。
このとき解除アーム19は、図8に示した軸受け部材21A,21B側に後退した待機状態となる。従って、トレー6は受け解除装置9の解除アーム19によって制限されることなく、昇降装置7によって下降できる状態となる。
駐車車両の出庫に際して、昇降装置7からターンテーブル本体4側に受け渡す場合は、入庫時と逆の手順で行う。
上述した実施例においては、トレー受け装置8は回転軸22を中心にして回転する受け支持アーム18を有して構成し、この受け支持アーム18は、その一端部でトレー6を搭載したときの荷重による回転を、その他端側に構成されたストッパー30で阻止している。このため、トレー受け装置8は、モータ駆動部や制御センサー類を持たず、ターンテーブル本体4側に同様のモータ駆動部や制御センサー類を設ける必要もない。従って、ターンテーブル本体4側に各種装置を駆動させるための電力を外部から供給するためにケーブルベアや、上部からの垂らしケーブル、その他の電力供給系を構成しなくても良くなり、構成が簡略化される。
一方、トレー受け装置8を解除する受け解除装置9は、昇降装置7によってトレー6を受けたときに、受け支持アーム18をトレー6の荷重による回転と逆方向に回転させて解除を行うためのモータ26などを備えているが、受け解除装置9は建屋床10などの建屋固定側に配置しているため、電力供給系や信号系の接続は極めて容易である。
さらに、昇降装置7としては、トレー6を搭載した状態で通常の受け渡し位置よりも少し上方へ移動した状態を取るようにしているため、同状態ではトレー6側の荷重による受け支持アーム18の回転力を除いて、受け解除装置9によってトレー受け装置8の支持アーム18における解除状態を容易に保持させることができる。
これは、駐車車両の出庫に際して、昇降装置7からターンテーブル本体4側にトレー6を受け渡すときも同様である。昇降装置7がトレー6を搭載した状態で通常の受け渡し位置よりも少し上方へ移動した状態を取るようにしているため、同状態でトレー受け装置8および受け解除装置9を元の状態に復帰させることができる。従って、不意に支持アーム18が外れてトレー6が落下することも防止することもできる。
図1で示したように、当て止め固定装置13などを設けてターンテーブル本体4の受け渡し位置を正確に当て止めすると、トレー6を昇降装置7側に受け渡すために形成されている開口部5をできるだけ小さくすることができる。このようにして、ターンテーブル本体4の受け渡し位置を正確に決定できると、トレー受け装置8および受け解除装置9を配置するために不必要に開口部5を大きくすることがないので、トレー6の外周部に形成されてしまう間隙を小さくして、駐車車両を乗り降りする運転手の足下の安全性を高めることができる。
尚、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、トレー受け装置8および解除装置9としては、図示の構成に限定することなく採用することができる。
以上説明したように本発明は、建屋床10に対して可回転的に配置したターンテーブル本体4と、ターンテーブル本体4に形成された開口部5内を通過可能に配置したトレー6と、ターンテーブル本体4の旋回時にターンテーブル本体4にトレー6を一体的に保持するトレー受け装置8と、昇降装置7に受け渡すときにトレー受け装置8を解除する受け解除装置9を備えた機械式駐車装置用ターンテーブル装置において、ターンテーブル本体4内ではなく建屋床10などの固定部側に受け解除装置9を設け、トレー受け装置8は回転軸22で回動する受け支持アーム18を有して構成し、受け支持アーム18は、その一端部でトレー6を搭載したときの荷重による回転を阻止し、受け解除装置9は、昇降装置7によってトレー6を受けたときに受け支持アーム18をトレー6の荷重による回転と逆方向に回転させて解除を行うことを特徴とする。
このような構成によれば、トレー受け装置8は、モータ駆動部や制御センサー類を持たず、ターンテーブル本体4側に同様のモータ駆動部や制御センサー類を設ける必要もないため、ターンテーブル本体4側に各種装置を駆動させるための電力を外部から供給するためにケーブルベアや、上部からの垂らしケーブル、その他の電力供給系を構成しなくても良くなり、ターンテーブル本体4側の構成を簡略化することができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、トレー受け装置8を解除する受け解除装置9の動作信号が与えられたときに昇降装置7は、トレー6を搭載した状態で通常の受け渡し位置よりも少し上方へ移動した状態を取るように構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、昇降装置7を通常の受け渡し位置よりも少し上方へ移動した状態とすると、この追加された動作によって、トレー受け装置8が回転軸22で回動する受け支持アーム18を有する構成の特徴を生かし、トレー6側の荷重による受け支持アーム18の回転力を除くことができるので、受け解除装置9によってトレー受け装置8の支持アーム18における解除状態を容易に保持させることができる。
4 ターンテーブル本体
6 トレー
7 昇降装置
8 トレー受け装置
9 解除装置
10 建屋床
18 受け支持アーム

Claims (2)

  1. 建屋床に対して可回転的に配置したターンテーブル本体と、前記ターンテーブル本体に形成された開口部内を通過可能に配置したトレーと、前記ターンテーブル本体の旋回時に前記ターンテーブル本体に前記トレーを一体的に保持するトレー受け装置と、前記ターンテーブル本体から昇降装置に受け渡すときに前記トレー受け装置を解除する受け解除装置を備えた機械式駐車装置用ターンテーブル装置において、
    前記ターンテーブル本体内ではなく建屋固定部側に前記受け解除装置を設け、前記トレー受け装置は回転軸で回動する受け支持アームを有して構成し、前記受け支持アームは、その一端部で前記トレーを搭載したときの荷重による回転を阻止し、前記受け解除装置は、前記昇降装置によって前記トレーを受けたときに前記受け支持アームを前記トレーの荷重による回転と逆方向に回転させて解除を行うことを特徴とする機械式駐車装置用ターンテーブル装置。
  2. 前記トレー受け装置を解除する前記受け解除装置の動作信号が与えられたときに前記昇降装置は、前記トレーを搭載した状態で通常の受け渡し位置よりも少し上方へ移動した状態を取るように構成したことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置用ターンテーブル装置。
JP2017161084A 2017-08-24 2017-08-24 機械式駐車装置用ターンテーブル装置 Active JP6774724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017161084A JP6774724B2 (ja) 2017-08-24 2017-08-24 機械式駐車装置用ターンテーブル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017161084A JP6774724B2 (ja) 2017-08-24 2017-08-24 機械式駐車装置用ターンテーブル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019039196A true JP2019039196A (ja) 2019-03-14
JP6774724B2 JP6774724B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=65725505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017161084A Active JP6774724B2 (ja) 2017-08-24 2017-08-24 機械式駐車装置用ターンテーブル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6774724B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112777228A (zh) * 2020-03-26 2021-05-11 科捷智能科技股份有限公司 带轮箱体的转运方法
CN113734755A (zh) * 2021-09-17 2021-12-03 昆山锋劲威机械有限公司 一种运输设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07229320A (ja) * 1994-02-18 1995-08-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 多層循環式中間部乗入型駐車装置
US5669753A (en) * 1994-12-09 1997-09-23 Schween; Heiner Modular automated parking system
JP2001207671A (ja) * 2000-01-31 2001-08-03 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 機械式駐車場のリフト装置
JP2014047602A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Shin Meiwa Ind Co Ltd 駐車装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07229320A (ja) * 1994-02-18 1995-08-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 多層循環式中間部乗入型駐車装置
US5669753A (en) * 1994-12-09 1997-09-23 Schween; Heiner Modular automated parking system
JP2001207671A (ja) * 2000-01-31 2001-08-03 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 機械式駐車場のリフト装置
JP2014047602A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Shin Meiwa Ind Co Ltd 駐車装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112777228A (zh) * 2020-03-26 2021-05-11 科捷智能科技股份有限公司 带轮箱体的转运方法
CN112777228B (zh) * 2020-03-26 2022-03-01 科捷智能科技股份有限公司 带轮箱体的转运方法
CN113734755A (zh) * 2021-09-17 2021-12-03 昆山锋劲威机械有限公司 一种运输设备
CN113734755B (zh) * 2021-09-17 2022-12-30 昆山锋劲威机械有限公司 一种运输设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP6774724B2 (ja) 2020-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI361240B (en) Mechanical parking station
JP2019039196A (ja) 機械式駐車装置用ターンテーブル装置
BR112012028572B1 (pt) dispositivo para parar um carro de elevador, e, sistema de elevador com um dispositivo de parada de emergência integrado
JP2007254085A (ja) コンベヤ設備
KR20090122102A (ko) 승강기의 도어개폐장치
JP6498001B2 (ja) パレット搬送装置
JP2008137756A (ja) エレベータ装置
JP2008174943A (ja) 機械式駐車場装置
JP6517372B2 (ja) エレベーター装置
JP2008195525A (ja) ロール体搬送装置
WO2010084564A1 (ja) エレベータ用安全装置
JP2005104653A (ja) エレベータ
US11311432B2 (en) Wheelchair lift for mounting to a vehicle
JP5859775B2 (ja) 立体駐車装置
JP4851870B2 (ja) 上限位置停止機構
KR20230016944A (ko) 다관절 로봇암 구조의 차량용 휠체어 리프트 장치
JP2020084661A (ja) 機械式駐車装置用ターンテーブル装置
JP6796367B2 (ja) 機械駐車装置用ターンテーブル装置
KR102657923B1 (ko) 주차설비의 차량 추락 방지장치
JP5198341B2 (ja) 機械式駐車場
JP4444055B2 (ja) ボーディングブリッジシステム
JP3288992B2 (ja) エレベーター装置
JP5083589B2 (ja) 開閉機の座板安全装置
JP7219202B2 (ja) 機械式駐車装置
JP2005277326A (ja) 荷物搬入出用ポートおよび保管装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20191023

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200923

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6774724

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250