JP4444055B2 - ボーディングブリッジシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のボーディングブリッジからなるボーディングブリッジシステムに関するものである。
従来から、旅客航空機の乗客を乗り降りさせる装置として、ボーディングブリッジが用いられている。ボーディングブリッジは空港のターミナルビルと航空機とを連結するトンネル状の歩行通路であり、ターミナルビルと航空機との間での直接の乗り降りを可能にするものである。
航空機が大型の場合、乗客の乗り降りを迅速化するために、複数の乗降口から同時に乗り降りができるように、複数のボーディングブリッジからなるボーディングブリッジシステムが用いられる場合が多い(例えば、下記特許文献1参照)。また、旅客航空機として、1階の客室に加えて2階の客室を有する航空機が知られている。従来のこの種の航空機では、各ボーディングブリッジは、1階の客室に設けられた乗降口に接続され、2階席の乗客は1階の客室を経由して乗り降りを行っていた。すなわち、2階席の乗客は、航空機の1階部分に接続されたボーディングブリッジを利用して乗り降りを行っていた。
特開2000−355298号公報
近年、航空機の大型化が進み、2階席の多い航空機が開発されている。従来、この種の航空機に適合したボーディングブリッジシステムはなかった。ボーディングブリッジを2階乗降口に接続する場合、トンネル部の地上からの高さが相当高くなるため、乗客の歩行時の振動や外部からの横風等により、トンネル部に横揺れが発生しやすい。そのため、このような航空機に対して従来のボーディングブリッジシステムを用いたのでは、実用上不便な点が多い。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2階席の多い航空機に対して利便性の高いボーディングブリッジシステムを提供することにある。
本発明に係るボーディングブリッジシステムは、航空機の1階の乗降口に接続される第1のボーディングブリッジと、前記航空機の2階の乗降口に接続される第2のボーディングブリッジと、を備えたボーディングブリッジシステムであって、前記第1及び第2のボーディングブリッジは、内部に歩行通路が形成された伸縮自在なトンネル部と、前記トンネル部を支持すると共に上下移動させるドライブコラムと、前記ドライブコラムに取り付けられた車輪と、をそれぞれ備え、少なくとも前記第2のボーディングブリッジには、前記トンネル部の横揺れを防止する横揺れ防止装置が設けられているものである。
上記ボーディングブリッジシステムによれば、航空機の2階乗降口に接続される第2のボーディングブリッジでは、横揺れ防止装置によってトンネル部の横揺れが防止される。したがって、航空機の2階席の乗客を円滑に乗り降りさせることができる。
ところで、ボーディングブリッジが航空機の1階乗降口に接続される場合、トンネル部の横揺れは実用上問題にならない。そのため、1階乗降口に接続されるボーディングブリッジに対してまで横揺れ防止装置を設けることは必ずしも必要ではなく、場合によれば、過剰スペックとなるおそれがある。
そこで、前記第1のボーディングブリッジには、前記横揺れ防止装置が設けられていなくてもよい。
このことにより、システム全体の低コスト化等を図ることができる。
本発明に係る他のボーディングブリッジシステムは、内部に歩行通路が形成された伸縮自在なトンネル部と、前記トンネル部を支持すると共に上下移動させるドライブコラムと、前記ドライブコラムに取り付けられた車輪と、前記トンネル部の横揺れを防止する横揺れ防止装置と、前記横揺れ防止装置を制御する制御装置とを有し、航空機の1階及び2階の乗降口のいずれにも接続自在に構成された複数のボーディングブリッジを備えたボーディングブリッジシステムであって、前記各制御装置は、前記ボーディングブリッジが航空機の2階乗降口に接続されるときには前記横揺れ防止装置を作動させ、前記ボーディングブリッジが航空機の1階乗降口に接続されるときには前記横揺れ防止装置を作動させないものである。
上記ボーディングブリッジシステムによれば、ボーディングブリッジが2階乗降口に接続されるときには、横揺れ防止装置によってトンネル部の横揺れを防止することにより2階席の乗客を円滑に乗り降りさせる一方、ボーディングブリッジが1階乗降口に接続されるときには、横揺れ防止装置を作動させないことによってボーディングブリッジの装着を迅速化し、1階席の乗客を迅速に乗り降りさせることができる。
前記ボーディングブリッジシステムは、接続対象となる航空機の情報が入力され、前記情報に基づいて前記各ボーディングブリッジが接続される乗降口の階数を決定し、当該階数を示す信号を前記各制御装置に送信する中央制御装置を備え、前記各制御装置は、前記中央制御装置からの信号に基づいて前記横揺れ防止装置を制御するものであってもよい。
このことにより、横揺れ防止装置を効率よく制御することができる。
前記各ボーディングブリッジは、前記トンネル部に設けられ且つ航空機の乗降口に接続されるキャブと、前記キャブと前記乗降口との高さ位置を合わせるオートレベラと、を備え、前記制御装置は、前記キャブが航空機の2階乗降口に接続されるときには、前記横揺れ防止装置を前記オートレベラと連動して作動させることが好ましい。
オートレベラは、キャブが乗降口に接続されると同時に運転が開始され、キャブの接続が解除されると運転を終了するものである。したがって、横揺れ防止装置は、オートレベラと連動することにより、適切な時期に迅速に作動することになる。
前記横揺れ防止装置は、前記ドライブコラムに設けられたアウトリガにより構成されていてもよい。
このことにより、好適な横揺れ防止装置を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、2階席の多い航空機に対して利便性の高いボーディングブリッジシステムを実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、実施形態に係るボーディングブリッジシステム1は、空港のターミナルビル2の搭乗口に接続された複数のボーディングブリッジ10,11,12を備えている。ボーディングブリッジシステム1は、1階乗降口21及び2階乗降口22を備えた航空機20に対応可能である。ボーディングブリッジ10,11は、1階乗降口21に接続されるように構成され、ボーディングブリッジ12は、1階乗降口21及び2階乗降口22のいずれにも接続自在に構成されている。以下の説明では、ボーディングブリッジ10,11は1階乗降口21に接続され、ボーディングブリッジ12は2階乗降口22に接続されるものとする。
ボーディングブリッジ10とボーディングブリッジ11とは、同一の構成を有している。ボーディングブリッジ10,11とボーディングブリッジ12とは、ボーディングブリッジ12が後述のアウトリガ30を備えているのに対し、ボーディングブリッジ10,11にはアウトリガ30が設けられていない点において異なっている。ただし、その他の構成については、ほぼ同様である。そこで、以下では、ボーディングブリッジ12の構成のみを説明し、ボーディングブリッジ10,11の構成の説明は省略する。
図2に示すように、ボーディングブリッジ12は、ターミナルビル2の搭乗口に接続されたロータンダ(基部円形室)4と、ロータンダ4に固定されたトンネル部5と、トンネル部5の先端に回転自在に設けられたキャブ(先端円形室)6とを備えている。
ロータンダ4は支柱7によって鉛直軸回りに回転自在に支持されている。トンネル部5は、ターミナルビル2と航空機20の乗降口22とをつなぐ歩行通路を形成する伸縮自在な筒状体であり、第1トンネル5aと第2トンネル5bとから構成されている。第2トンネル5bは、第1トンネル5aに対しスライド自在に組み立てられている。そして、第2トンネル5bが第1トンネル5aに対してスライドすることにより、トンネル部5の全体が伸縮する。
第2トンネル5bには、トンネル部5を支持するドライブコラム8が設けられている。ドライブコラム8は、上下方向に伸縮自在な支柱であり、図示しない駆動モータによって伸縮する。このボーディングブリッジ12では、キャブ6が2階乗降口22にまで到達できるように、ドライブコラム8のストロークは長く設定されている。
ドライブコラム8の下端部には、駆動輪9が取り付けられている。駆動輪9は、走行自在であって且つ鉛直軸回りに回転自在に構成されている。この駆動輪9の走行により、ボーディングブリッジ12は、航空機20から離れた待機位置と、航空機20に接続される装着位置(すなわち、図1及び図2に示す位置)との間を移動することになる。また、駆動輪9の走行によって、トンネル部5は伸縮することになる。したがって、ドライブコラム8は、トンネル部5を伸縮させる機能も有する。
図3及び4に示すように、ドライブコラム8の下端部には、横揺れ防止装置としてアウトリガ30が設けられている。アウトリガ30は、左右一対のシリンダ31、ロッド32及び支持台33を備えている。なお、ロッド32及び支持台33の全体は、上下に移動する支柱を構成している。
図5に示すように、シリンダ31の内部には電動モータ34が固定されている。電動モータ34のシャフト35の外側には、ウォーム36が嵌め込まれている。ウォーム36の外周面には、螺旋状の溝が形成されている。ロッド32の上端部にはブロック37が固定されており、このブロック37には、内周面に螺旋状の溝を有する溝孔が形成されている。ウォーム36は、ラック37の前記溝孔に噛み合った状態に挿入されている。このような構成により、電動モータ34が駆動すると、ロッド32及び支持台33はシリンダ31に対して上下移動することになる。
支持台33には、地面との間の圧力(接地圧力)を検出する圧力センサ38が設けられている。なお、圧力センサ38の構成は何ら限定されない。また、圧力センサ38の設置位置も特に限定されず、支持台33以外の箇所に設けられていてもよい。さらに、支持台33と地面との間の圧力を検出する装置には、圧力センサ38に限らず、任意の装置を用いることができる。例えば、接地圧力が大きくなると電動モータ34の負荷が大きくなることを利用し、電動モータ34に流れる過電流や特性の変化等に基づいて接地圧力を間接的に検出することも可能である。
図6に示すように、ボーディングブリッジ12は、オートレベラ40を備えている。次に、オートレベラ40の構成について説明する。
オートレベラ40は、キャブ6の床(以下、キャブ床という)50の下側に取り付けられている。キャブ床50の先端には、緩衝材51が航空機20の機体(図6では図示せず)に対向するように配置されている。オートレベラ40は、電動機41と、電動機41によって回転する駆動スプロケット42と、従動スプロケット43と、駆動スプロケット42と従動スプロケット43とに巻きかけられた駆動チェーン44と、駆動チェーン44に連結された緩衝体45とを備えている。緩衝体45は、図示しない圧縮ばねを有するシリンダ47とホイル46とを備えている。
オートレベラ40の運転が停止しているときには、緩衝体45は最も引っ込んだ位置、すなわち図6に示す後退位置にある。一方、装着時にキャブ6が航空機20の機体に接近し、緩衝材51が機体に接触すると、リミットスイッチ52が作動し、オートレベラ40の運転が開始される。すなわち、電動機41が起動し、緩衝体45は前進する。これにより、ホイル46は機体に向かって前進する。そして、ホイル46が機体に接触すると、ホイル46自体は停止するが、緩衝体45は前記圧縮ばねを圧縮しながら更に前進を続ける。その後、リミットスイッチ48が作動し、電動機41が停止する。これにより、緩衝体45の前進移動は停止される。なお、リミットスイッチ52は、ホイル46の機体表面への圧接力が最適になるように予め調整されている。
乗客の乗り降りや荷物の積み込み又は積み卸しなどにより機体が上昇又は下降すると、ホイル2は機体表面との摩擦力によって回転する。すなわち、ホイル2は、機体が上昇すると図6における時計回り方向に回転し、逆に、機体が下降すると反時計回り方向に回転する。そして、その回転方向及び回転量に応じた信号が発信され、その信号に基づいて、キャブ床50と乗降口22との高さが一致するまでキャブ6が上下移動する。
次に、ボーディングブリッジシステム1の制御システムについて説明する。図7に示すように、ボーディングブリッジ12には、ボーディングブリッジ12の各種制御を行う制御装置61が設けられている。制御装置61は、例えば、ドライブコラム8、オートレベラ40、及びアウトリガ30の制御を実行する。
また、空港の管理室等には、各ボーディングブリッジ10,11,12の制御装置61を集中制御する中央制御装置60が設けられている。中央制御装置60は、空港の各ゲートに到着する航空機の型式等の情報を受け取り、当該情報に基づいて、各ゲートにおけるボーディングブリッジ10,11,12の装着位置等の情報を各制御装置61に送信する。
ボーディングブリッジ12の制御装置61は、中央制御装置60からの信号を受け、接続対象となる乗降口が1階乗降口21か2階乗降口22かを判断する。そして、2階乗降口22に接続される場合には、制御装置61は、アウトリガ30をオートレベラ40と連動して作動させる。一方、1階乗降口21に接続される場合には、制御装置61はアウトリガ30を作動させない。言い換えると、ボーディングブリッジ12が1階乗降口21に接続される場合には、制御装置61はアウトリガ30をロックする。
次に、アウトリガ30の動作について説明する。上述したように、アウトリガ30は、ボーディングブリッジ12が2階乗降口22に接続される場合にのみ駆動される。
本実施形態に係るアウトリガ30は、オートレベラ40と連動して駆動される。すなわち、制御装置61は、オートレベラ40の運転が開始されると、アウトリガ30の電動モータ34を起動し、支持台33を降下させる。そして、制御装置61は、支持台33が地面に接触して接地圧力が所定値以上になると、電動モータ34を停止する。言い換えると、支持台33は接地圧力が所定値以上になると自動的に停止する。なお、上記所定値は、駆動輪9が地面から離れない程度の圧力に設定されている。したがって、本実施形態のアウトリガ30は、駆動輪9が地面から離れるまでトンネル部5を持ち上げるものではない。本実施形態のアウトリガ30は、駆動輪9が接地した状態のままトンネル部5の支持を補助するものである。
一方、乗客の搭乗が終了した際など、キャブ6を航空機20から離脱させるときには、オートレベラ40の運転が停止される。制御装置61は、オートレベラ40の運転が停止すると、アウトリガ30の電動モータ34を起動し、支持台33を上昇させる。そして、制御装置61は、支持台33が地面から離れた所定位置まで上昇すると、電動モータ34を停止する。なお、支持台33の高さは、位置センサ等によって検出することができる。位置センサには、公知の位置センサのいずれをも利用することができ、特定のものに何ら限定されない。
以上のように、本実施形態によれば、航空機20の2階乗降口22に接続されるボーディングブリッジ12では、トンネル部5はアウトリガ30によってしっかりと支持される。したがって、トンネル部5を歩行する際の振動や外部からの横風にも拘わらず、高所に位置するトンネル部5の横揺れを防止することができる。そのため、乗客はトンネル部5内を迅速に歩行することができ、航空機20の2階席への乗り降りを円滑に行うことができる。
また、本実施形態では、アウトリガ30をオートレベラ40と連動させることとしたので、キャブ6が2階乗降口22に接続されると同時にアウトリガ30による支持動作を開始することができる。また、キャブ6が2階乗降口22から取り外されると同時にアウトリガ30の解除動作を開始することができる。したがって、ボーディングブリッジ12の取り付け及び取り外しの際に、アウトリガ30を適時に作動させることができ、アウトリガ30の動作に伴う時間遅れは生じない。よって、ボーディングブリッジ12の取り付け及び取り外しの時間を短縮することができる。
したがって、トンネル部5の横揺れがない分だけ乗客は迅速に乗り降りを行うことができ、さらに、ボーディングブリッジ12の取り付け及び取り外しの時間が短縮されることにより(言い換えると、待ち時間が短縮されることにより)、全体として、乗降時間の短縮を図ることができる。本実施形態によれば、航空機20のゲート滞在時間、すなわち、航空機20がゲートに到着し、乗客の乗せ替えを行ってゲートから出発するまでの時間を短縮することが可能となる。
一方、1階乗降口21にのみ接続されるボーディングブリッジ10,11には、アウトリガ30は設けられていない。そのため、必要設備を最小限に抑えることにより、ボーディングブリッジシステム1の全体の低コスト化を図ることができる。
このように、本実施形態によれば、1階乗降口21及び2階乗降口22の双方に対応した利便性の高いボーディングブリッジシステム1を実現することができる。
本実施形態では、ボーディングブリッジ12は、2階乗降口22に接続される際にはアウトリガ30を作動させ、1階乗降口21に接続される際にはアウトリガ30を作動させない。したがって、1階乗降口21に接続される場合には、アウトリガ30を作動させない分だけ、ボーディングブリッジ12の取り付け及び取り外しの時間を短縮することができる。
また、本実施形態によれば、アウトリガ30は、駆動輪9が浮き上がる程度までトンネル部5を持ち上げる必要はない。したがって、アウトリガ30に必要とされる負荷を小さく抑えることができ、小型又は安価なアウトリガを使用することが可能となる。
アウトリガ30は、支持台33の接地圧力が所定値以上になるようにトンネル部5を支持するので、トンネル部5を常に安定して支持することができる。
アウトリガ30は電動モータ34によって駆動されるので、制御が容易であり、また、迅速に作動させることができる。
前記実施形態では、複数のボーディングブリッジ10,11,12のうち、ボーディングブリッジ12のみを2階乗降口22にも接続可能とし、アウトリガ30をボーディングブリッジ12にのみ設けていた。しかしながら、多様な型式の航空機に対応できるように、すべてのボーディングブリッジ10,11,12を1階乗降口21及び2階乗降口22の双方に接続可能とし、それらすべてにアウトリガ30を設けるようにしてもよい。図8は、そのようなボーディングブリッジシステム1の制御システムを示す構成図である。
本ボーディングブリッジシステム1では、各ボーディングブリッジ10,11,12の制御装置61は中央制御装置60からの信号を受け、接続対象となる乗降口が1階乗降口21か2階乗降口22かを判断する。そして、2階乗降口22に接続される場合には、制御装置61はアウトリガ30を駆動可能な状態に設定する。一方、1階乗降口21に接続される場合には、制御装置61はアウトリガ30をロックする。なお、本ボーディングブリッジシステム1においても、アウトリガ30はオートレベラ40と連動して作動する。
したがって、上記ボーディングブリッジシステム1によれば、2階乗降口22に接続されるボーディングブリッジ12においては、アウトリガ30を作動させることによってトンネル部5の横揺れを防止し、2階席の乗客を円滑に乗り降りさせる一方、1階乗降口21に接続されるボーディングブリッジ10,11においては、アウトリガ30を作動させないことによってボーディングブリッジ10,11の装着を迅速化し、1階席の乗客を迅速に乗り降りさせることができる。このように、1階乗降口21及び2階乗降口22の双方に対応した無駄のない運転を行うことにより、2階席の多い航空機20に対して利便性の高いボーディングブリッジシステムを実現することができる。
前記実施形態では、アウトリガ30は自動式のものであった。しかしながら、動作の迅速性は低下するものの、自動式のアウトリガ30の代わりに手動式のアウトリガを用いることも可能である。
アウトリガ30は電動式に限らず、油圧式等であってもよい。アウトリガ30の駆動源は何ら限定されるものではない。
トンネル部5の横揺れを防止する装置は、アウトリガ30に限定される訳ではなく、他の横揺れ防止装置であってもよい。
以上説明したように、本発明は、複数のボーディングブリッジからなるボーディングブリッジシステムについて有用である。
ボーディングブリッジシステムの平面図である。 ボーディングブリッジの側面図である。 支持が解除された状態のアウトリガの正面図である。 支持状態のアウトリガの正面図である。 アウトリガの内部構造を示す断面図である。 オートレベラの内部構造図である。 制御システムのブロック図である。 他の実施形態に係る制御システムのブロック図である。
符号の説明
1 ボーディングブリッジシステム
5 トンネル部
6 キャブ
8 ドライブコラム
9 駆動輪(車輪)
10 ボーディングブリッジ(第1のボーディングブリッジ)
12 ボーディングブリッジ(第2のボーディングブリッジ)
20 航空機
21 1階乗降口
22 2階乗降口
30 アウトリガ(横揺れ防止装置)
34 電動モータ
40 オートレベラ
60 中央制御装置
61 制御装置

Claims (5)

  1. 航空機の1階の乗降口に接続される第1のボーディングブリッジと、前記航空機の2階の乗降口に接続される第2のボーディングブリッジと、を備えたボーディングブリッジシステムであって、
    前記第1及び第2のボーディングブリッジは、内部に歩行通路が形成された伸縮自在なトンネル部と、前記トンネル部を支持すると共に上下移動させるドライブコラムと、前記ドライブコラムに取り付けられた車輪と、をそれぞれ備え、
    前記第2のボーディングブリッジには、前記トンネル部の横揺れを防止する横揺れ防止装置が設けられ、
    前記第1のボーディングブリッジには、前記横揺れ防止装置が設けられていない、ボーディングブリッジシステム。
  2. 内部に歩行通路が形成された伸縮自在なトンネル部と、前記トンネル部を支持すると共に上下移動させるドライブコラムと、前記ドライブコラムに取り付けられた車輪と、前記トンネル部の横揺れを防止する横揺れ防止装置と、前記横揺れ防止装置を制御する制御装置とを有し、航空機の1階及び2階の乗降口のいずれにも接続自在に構成された複数のボーディングブリッジを備えたボーディングブリッジシステムであって、
    前記各制御装置は、前記ボーディングブリッジが航空機の2階乗降口に接続されるときには前記横揺れ防止装置を作動させ、前記ボーディングブリッジが航空機の1階乗降口に接続されるときには前記横揺れ防止装置を作動させない、ボーディングブリッジシステム。
  3. 接続対象となる航空機の情報が入力され、前記情報に基づいて前記各ボーディングブリッジが接続される乗降口の階数を決定し、当該階数を示す信号を前記各制御装置に送信する中央制御装置を備え、
    前記各制御装置は、前記中央制御装置からの信号に基づいて前記横揺れ防止装置を制御する、請求項に記載のボーディングブリッジシステム。
  4. 前記各ボーディングブリッジは、前記トンネル部に設けられ且つ航空機の乗降口に接続されるキャブと、前記キャブと前記乗降口との高さ位置を合わせるオートレベラと、を備え、
    前記制御装置は、前記キャブが航空機の2階乗降口に接続されるときには、前記横揺れ防止装置を前記オートレベラと連動して作動させる、請求項2又は3に記載のボーディングブリッジシステム。
  5. 前記横揺れ防止装置は、前記ドライブコラムに設けられたアウトリガにより構成されている、請求項1〜4のいずれか一つに記載のボーディングブリッジシステム。
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