JP2019038313A - ドアトリム - Google Patents

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Abstract

【課題】オーナメントが破損することを抑制できるドアトリムの提供。【解決手段】ドアトリムベース20とオーナメント30とが余長を有するストラップ40で連結されている。そのため、車両の側面衝突時等に嵌合爪33が嵌合孔21から外れても、オーナメント30はストラップ40の余長分しかドアトリムベース20に対して移動することができない。そのため、オーナメント30が落下してオーナメント30の高脆性部32が破損することを抑制できる。【選択図】 図5

Description

本発明は、車両用のドアトリムに関し、特にオーナメントが取付けられるドアトリムに関する。
特開2015−089749号公報は、ドアトリムベースに嵌合穴を設け、オーナメントに嵌合爪を設け、嵌合爪を嵌合穴に嵌合することでオーナメントをドアトリムベースに取付ける技術を開示している。
しかし、上記公報開示の技術には、つぎの問題点がある。
ガラスなどの高脆性材料からなる高脆性部で表面が加飾されたオーナメントの場合、嵌合爪が嵌合穴から外れてオーナメントが落下し、オーナメントの高脆性部が破損するおそれがある。
特開2015−089749号公報
本発明の目的は、オーナメントが破損することを抑制できるドアトリムを提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 嵌合孔を有するドアトリムベースと、
嵌合爪を有し該嵌合爪を前記嵌合孔に嵌合させることで前記ドアトリムベースに取付けられるオーナメントと、
を有し、
前記オーナメントは、前記嵌合爪が設けられるオーナメントベースと、該オーナメントベースに固定されており前記オーナメントベースより少なくとも一部が高脆性の高脆性部と、を有しており、
前記ドアトリムベースと前記オーナメントとは、前記嵌合爪が前記嵌合孔に嵌合しているときに余長を有するストラップで連結されている、ドアトリム。
(2) 前記ドアトリムベースに、第1の面ファスナー部が設けられており、前記オーナメントに前記第1の面ファスナー部と接着される第2の面ファスナー部が設けられている、(1)記載のドアトリム。
(3) 前記高脆性部の前記少なくとも一部は、ガラスおよび/または石で構成されている、(1)または(2)記載のドアトリム。
(4) 前記ストラップは、前記オーナメントの前記オーナメントベースに取付けられている、(1)〜(3)のいずれか1つに記載のドアトリム。
上記(1)のドアトリムによれば、ドアトリムベースとオーナメントとが余長を有するストラップで連結されているため、嵌合爪が嵌合孔から外れても、オーナメントはストラップの余長分しかドアトリムベースに対して移動することができない。そのため、オーナメントが落下してオーナメントの高脆性部が破損することを抑制できる。
上記(2)のドアトリムによれば、ドアトリムベースに第1の面ファスナー部が設けられており、オーナメントに第1の面ファスナー部と接着される第2の面ファスナー部が設けられているため、通常のドア閉時(ドア強閉時を含む)などに、第1、第2の面ファスナー部でオーナメントに発生する振動を吸収でき、オーナメントがドアトリムベースから外れてしまうことを抑制できる。
上記(3)のドアトリムによれば、高脆性部がガラスおよび/または石で構成されているため、高級感のあるドアトリム意匠を得ることができる。
上記(4)のドアトリムによれば、ストラップがオーナメントのオーナメントベースに取付けられているため、ストラップがオーナメントの高脆性部に取付けられる場合と異なり、ストラップのテンションが高脆性部にかかることを抑制でき、高脆性部の破損を抑制できる。
本発明実施例のドアトリムの概略正面図である。 本発明実施例のドアトリムにおける、オーナメントとストラップの拡大透視正面図である。 本発明実施例のドアトリムにおける、嵌合爪とその近傍を示す部分拡大断面図である。 本発明実施例のドアトリムにおける、嵌合爪と嵌合孔との嵌合状態が維持されているときのストラップとその近傍を示す部分拡大断面図である。 本発明実施例のドアトリムにおける、嵌合爪が嵌合孔から外れてオーナメントがドアトリムベースから離脱したときの、ストラップとその近傍を示す部分拡大断面図である。 図2のA−A線断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明実施例のドアトリム10を説明する。なお、図中UPは上方を示し、FRは車両前方を示し、OUTは車両幅方向外側を示す。なお、以下、特に説明する場合を除き、上下、前後の各方向は、それぞれ、車両の上下、前後の各方向を表すものとする。
ドアトリム10は、図1に示すように、車両の右側または左側に装着されるドアに装着される。ドアは、車両前席乗員用のドアであってもよく、車両後席乗員用のドアであってもよい。ドアトリム10は、車室側と反対側の面(車幅方向外側面)が金属製のドアパネル(図示略)に対向しており、該ドアパネルに取付けられている。
ドアトリム10は、図3に示すように、嵌合孔(嵌合受け部といってもよい)21を有するドアトリムベース20と、嵌合爪33を有し嵌合爪33を嵌合孔21に嵌合させることでドアトリムベース20に取付けられるオーナメント30と、を有する。また、ドアトリム10は、図4に示すように、ストラップ40を有する。
ドアトリムベース20は、樹脂製である。ドアトリムベース20は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。ドアトリムベース20が図示略のドアパネルに取付けられることで、ドアトリム10はドアパネルに取付けられる。図1に示すように、ドアトリムベース20には、車室乗員が肘を載せて休めるアームレスト22が前後方向に延びて設けられている。また、アームレスト22の前方には、パワーウインドウスイッチ等の図示略のスイッチ類が配設されるスイッチ配設部23が設けられている。スイッチ配設部23の上方には、ドアを開閉操作するためのインサイドハンドル24が取付けられている。スイッチ配設部23の下方には、小物類を収容可能なドアポケット25が設けられており、ドアポケット25の前方にはスピーカグリル26が取付けられている。
図3に示すように、嵌合孔21は、ドアトリムベース20に設けられる孔(開口)からなる。嵌合孔21は、ドアトリムベース20に、互いに間隔をおいて複数設けられている。なお、本発明実施例および図示例では、嵌合孔21は5個設けられている。
オーナメント30は、ドアトリム10の意匠を向上させるために設けられている。オーナメント30は、ドアトリムベース20と別体に形成されており、ドアトリムベース20に車室側から取付けられている。図2に示すように、オーナメント30の正面視形状(車室側から見たときの形状)は、特に限定されるものではないが、上下方向に延びており、下方に行くにつれて前方側に湾曲しながらその前後方向長さを小にする形状である。オーナメント30がインサイドハンドル24等と干渉する場合には、インサイドハンドル24等との干渉を避けるために、オーナメント30に凹部30aが設けられていてもよい。
オーナメント30は、図3に示すように、オーナメントベース31と、オーナメントベース31に固定されておりオーナメントベース31より少なくとも一部が高脆性とされた高脆性部32と、を有する。
オーナメントベース31は、樹脂製である。オーナメントベース31は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。オーナメントベース31には、オーナメント30をドアトリムベース20に取り付けるための嵌合爪33が、ドアトリムベース20側に突出して設けられている。嵌合爪33は、オーナメントベース31に一体に形成されていてもよく、オーナメントベース31と別体に形成されてオーナメントベース31に固定して取付けられていてもよい。嵌合爪33は、ドアトリムベース20の嵌合孔21と同数設けられており、嵌合孔21に嵌合可能な位置に設けられている。1つの嵌合孔21に1つの嵌合爪33が嵌合する。
嵌合爪33は、弾性変形可能な膨出部33aと、座部33bと、を有している。嵌合爪33を嵌合孔21に嵌合させるときは、膨出部33aが嵌合孔21の縁によって押されて弾性変形されながら、嵌合爪33を嵌合孔21に挿入させる。膨出部33aが嵌合孔21を通り抜けると、膨出部33aが弾性変形前の状態に復元し、嵌合孔21の周縁部21aが膨出部33aと座部33bとで挟まれ、嵌合爪33の嵌合孔21への嵌合が完了する。
膨出部33aの嵌合孔21への挿入方向の先端面は、膨出部33の先端に近づく方向かつ嵌合爪33の中心軸線33a1に近づく方向に傾斜する傾斜面33a2となっている。これにより、嵌合爪33を嵌合孔21に膨出部33aを変形させながら挿入することが可能とされている。膨出部33aの座部33bとの対向面は、嵌合爪33の中心軸線33a1から離れる方向かつ座部33bから離れる方向に傾斜する傾斜面33a3となっている。これにより、嵌合孔21に嵌合している嵌合爪33を、嵌合孔21から抜く(外す)ことが可能とされている。
高脆性部32は、オーナメント30の意匠性を向上させるために設けられる。高脆性部32は、少なくとも一部がオーナメントベース31の樹脂材料よりも高脆性な高脆性材料で構成されている。高脆性材料は、たとえば、ガラスおよび/または石(たとえば大理石)である。高脆性部32は、意匠面である車室側面にフィルム34が貼り付けられるとともに、弾性変形可能な樹脂製の枠部材35が縁部の全周にわたって連続して嵌められた状態で、オーナメントベース31にインサート成形、接着剤や両面テープを用いた接着等により、固定して取付けられている。
高脆性部32は、オーナメントベース31の車室側面、すなわちオーナメントベース31の嵌合爪33が設けられる側と反対側の表面に、設けられている。高脆性部32は、薄板形状であり、オーナメント30の車室側面に層状に設けられている。高脆性部32は、オーナメントベース31の車室側面の全体を覆っていてもよく、オーナメントベース31の車室側面の一部のみを覆っていてもよい。高脆性部32は、車室側から見たときに(正面視で)、単一の高脆性部32のみが設けられており1箇所のみに配置されていてもよく、複数の高脆性部32が設けられており複数個所に分かれて配置されていてもよい。高脆性部32は、オーナメント30を車室側から見たときに(正面視で)、全ての嵌合爪33を車室側から覆うようにして配設されている。
ドアトリムベース20とオーナメント30とは、図4に示すように、嵌合爪33が嵌合孔21に嵌合しておりオーナメント30がドアトリムベース20から離脱していないときに余長を有するストラップ40で連結されている。
ストラップ40は、1つのみ設けられていてもよいが、複数設けられていることが望ましい。1つのストラップ40が破損しても、残りの別のストラップ40にてオーナメント30のドアトリムベース20に対する移動を抑制できるからである。なお、図2ではストラップ40が2つ設けられる場合を示している。ストラップ40が複数設けられる場合、ストラップ40は、オーナメント30の重心の片側のみに偏って配置されるのではなく、オーナメント30の重心の両側に配置されていることが望ましい。これは、オーナメント30がドアトリムベース20から離脱したときに、オーナメント30の挙動をストラップ40で安定させるためである。たとえば、オーナメント30の重心Gが図2で示される位置にある場合、2つのストラップ40の一方は重心Gより上側に配置されており2つのストラップ40の他方は重心Gより下方に配置される。各ストラップ40は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。
ストラップ40は、テザーといってもよい。ストラップ40は、可撓性を有する材料からなり、たとえば布、樹脂材、金属製の鎖等からなる。ストラップ40が樹脂材からなる場合、樹脂材は、たとえばポリヘキサメチレンアジポアミドである。ただし、可撓性を有し必要な強度をもつ樹脂材であれば、それ以外の樹脂材であってもよい。ストラップ40が布または樹脂材からなる場合、ストラップ40は、オーナメント30がドアトリムベース20から離脱したときにストラップ40にかかるテンションに耐え得る幅を有する。
ストラップ40は、図4に示すように、一端部である第1の端部41でドアトリムベース20に取付けられ、他端部である第2の端部42でオーナメント30に取付けられる。ストラップ40は、ドアトリムベース20とオーナメント30との嵌合点(嵌合孔21と嵌合爪33が設けられる部位)とは異なる位置で、ドアトリムベース20とオーナメント30に取付けられている。ストラップ40の第2の端部42は、オーナメント30の高脆性部32ではなく、オーナメント30のオーナメントベース31に取付けられている。
ストラップ40の第1の端部41は、ドアトリムベース20に車室側と反対側に突出して設けられるボス27aに螺合されるスクリュ27bに引っ掛けられることで、ドアトリムベース20に取付けられる。また、ストラップ40の第2の端部42は、オーナメント30のオーナメントベース31に車室側と反対側に突出して設けられるボス部36aに螺合されるスクリュ36bに引っ掛けられることで、オーナメント30に取付けられる。ただし、ストラップ40は、図6に示すように、ドアトリムベース20やオーナメント30に、両面テープ、接着剤60等を用いて取付けられていてもよい。
図4に示すように、ストラップ40の余長部分(以下、余長部という)43は、第1の端部41と第2の端部42との間にある。余長部43は、嵌合爪33が嵌合孔21に嵌合しているとき、蛇腹状またはロール状に折りたたまれた状態にあり、テンションがかかった際に比較的容易に外れる糸43a等で縫製されている。これにより、嵌合爪33が嵌合孔21に嵌合しておりストラップ40にテンションがかかっていないときに、余長部43が周囲の部材に当たること、引っ掛かること等が抑制されている。ストラップ40の余長部43の長さは、嵌合爪33が確実に嵌合孔21から抜けることができオーナメント30がドアトリムベース20から確実に離脱できる長さとされており、嵌合爪33の膨出部33aの長さより大でありたとえば10mm以上とされている。
車両の側面衝突時には、図示略の金属製のドアパネルを介してドアトリム10に車室側への入力がある。この入力により、オーナメント30には、ドアトリムベース20との嵌合点(嵌合孔21と嵌合爪33が設けられる部位)間に集中荷重Fが作用する。その荷重Fによる高脆性部32のたわみ量Xは、たわみの公式より、

X=(F・L)/48・E・I

で与えられる。

ただし、
X:たわみ量
E:弾性係数
L:嵌合点(固定点)から荷重点までの距離
I:断面二次モーメント
である。
たとえば、たわみ量Xが15mmとなる場合に、高脆性部32の最弱部位、すなわち嵌合点間の距離が最長となり高脆性部32の幅が比較的狭い嵌合点C1,C2の中点部位C(図2参照)で、高脆性部32とフィルム34の両方が破損するおそれが生じるものとする。なお、X=15mmの場合、嵌合点C1、C2間には、上式にしたがって算出するとF=452Nの荷重がかかっている。
Xmax<15mmとするために嵌合点C1,C2間にかかる荷重を452N未満にすると、最弱部位Cを含む嵌合点C1,C2間で高脆性部32とフィルム34の両方が破損してしまうことを抑制できる。この結果、各嵌合点間にかかる荷重が452N未満となることで、高脆性部32とフィルム34の全体にわたって、高脆性部32とフィルム34の両方が破損してしまうことを抑制できる。
本発明実施例および図示例では5個の嵌合点が設けられているから、1個の嵌合爪33にかかる荷重は、
452/5=90.4
である。1個の嵌合爪33の保持荷重(抜去荷重)の閾値を安全率を考慮に入れて80Nに設定するとすれば、
80×5=400
であるから、400N以上の荷重がかかるとオーナメント30がドアトリムベース20から離脱するよう、離脱荷重を調整すればよいことになる。
これにより、車両の側面衝突時などに、オーナメント30の高脆性部32とフィルム34の両方が破損してしまう前に、オーナメント30をドアトリムベース20から離脱させることができる。
オーナメント30のドアトリムベース20からの離脱荷重の調整は、嵌合孔21と嵌合爪33との嵌合点数を変えること、嵌合爪33の傾斜面33a3の傾斜角度を変えること、嵌合爪33の膨出部33aの大きさを変えて嵌合孔21の周縁部21aとの係合代を変えること、等により、嵌合爪33の嵌合孔21からの抜け荷重を調整することにより行われていてもよい。しかし、嵌合爪33だけでの離脱荷重の調整は比較的困難である。そのため、側面衝突が生じていない通常時におけるドア強閉時など、側面衝突時よりも小さい荷重がオーナメント30にかかったときに、嵌合爪33が嵌合孔21から外れてオーナメント30がドアトリムベース20から離脱してしまうおそれがある。そこで、本発明実施例では、側面衝突時よりも小さい荷重がオーナメント30にかかったときに、オーナメント30がドアトリムベース20から外れてしまうことを抑制するために、面ファスナー50が設けられていることが望ましい。
面ファスナー50は、ドアトリム10の構成部材である。面ファスナー50は、図4に示すように、ドアトリムベース20に設けられる第1の面ファスナー部51と、オーナメント30に設けられ第1の面ファスナー部51と接着される第2の面ファスナー部52と、を有する。
第1の面ファスナー部51は、ドアトリムベース20の車室側面のうちオーナメント30に対向する部分に両面テープ、接着剤等を用いて固定して設けられている。第2の面ファスナー部52は、オーナメント30の車室側と反対側の面のうち第1の面ファスナー部51に対向する部分に両面テープ、接着剤等を用いて固定して設けられている。面ファスナー50の数や配置位置は、オーナメント30の高脆性部32の質量、重心位置等を考慮して設定されている。
ここで、本発明実施例の作用、効果を説明する。
(i)側面衝突が生じていない通常時
図3に示すように、嵌合爪33は嵌合孔21に嵌合されている。また、図4に示すように、ストラップ40の余長部43は折りたたまれた状態にあり、第1、第2の面ファスナー部51,52が互いに接着された状態にある。
(ii)側面衝突が生じていない通常時におけるドア閉時
ドア強閉時を含むドア閉時、オーナメント30には、比較的小さな荷重(慣性力であり、400N未満の荷重)が作用する。このとき、第1、第2の面ファスナー部51,52の接着状態は維持され、嵌合爪33と嵌合孔21との嵌合状態は維持される。そのため、オーナメント30がドアトリムベース20に取付けられた状態が維持される。
(iii)車両の側面衝突時
側面衝突時、図示略の金属製のドアパネルを介してドアトリム10に車室側への入力がある。この入力により、オーナメント30には、比較的大きな荷重(400N以上の荷重)が作用する。そのため、図5に示すように、第1、第2の面ファスナー部51,52の接着がはがれ、嵌合爪33が嵌合孔21から外れ、オーナメント30がドアトリムベース20から離脱する。このとき、ストラップ40が設けられているため、オーナメント30はドアトリムベース20からストラップ40の余長がなくなるまでしか移動しない。
(A)本発明実施例では、ドアトリムベース20とオーナメント30とが余長を有するストラップ40で連結されているため、車両の側面衝突時等に嵌合爪33が嵌合孔21から外れても、オーナメント30はストラップ40の余長分しかドアトリムベース20に対して移動することができない。そのため、オーナメント30が落下してオーナメント30の高脆性部32が破損することを抑制できる。
(B)嵌合爪33の嵌合孔21への嵌合強度を強固なものにして嵌合爪33が嵌合孔21から外れないようにすること、または、爪嵌合ではなく図示略のスクリュを用いた締結によりオーナメント30をドアトリムベース20に強固に取り付けることも考えられるが、それらの場合、側面衝突時であってもオーナメント30がドアトリムベース20から外れず、側面衝突時の荷重がオーナメント30にかかってしまい、落下でなく側面衝突時の荷重によってオーナメント30が破損するおそれがある。しかし、本発明実施例では、側面衝突時に嵌合爪33が嵌合孔21から外れるようにされているため、側面衝突時の荷重がオーナメント30にかかってオーナメント30が破損することは抑制されている。
(C)ドアトリムベース20が第1の面ファスナー部51を有し、オーナメント30が第1の面ファスナー部51と接着される第2の面ファスナー部52を有するため、通常のドア閉時(ドア強閉時を含む)など、車両の側面衝突時よりも小さい荷重がオーナメント30にかかったときに、第1、第2の面ファスナー部51,52でオーナメント30に発生する振動を吸収できる。よって、嵌合爪33が嵌合孔21から外れるようにされている場合であっても、オーナメント30がドアトリムベース20から外れてしまうことを抑制できる。
(D)高脆性部32がガラスおよび/または石で構成されているため、高級感のあるドアトリム意匠を得ることができる。
(E)ストラップ40がオーナメント30のオーナメントベース31に取付けられているため、ストラップ40がオーナメント30の高脆性部32に取付けられる場合と異なり、オーナメント30がドアトリムベース20から離脱したときにストラップ40のテンション(張力)が高脆性部32にかかることを抑制でき、高脆性部32の破損を抑制できる。
10 ドアトリム
20 ドアトリムベース
21 嵌合孔
21a 嵌合孔の周縁部
30 オーナメント
31 オーナメントベース
32 高脆性部
30a 凹部
33 嵌合爪
33a 膨出部
33a1 中心軸線
33a3 傾斜面
33b 座部
40 ストラップ
41 第1の端部
42 第2の端部
43 余長部
43a 糸
50 面ファスナー
51 第1の面ファスナー部
52 第2の面ファスナー部

Claims (4)

  1. 嵌合孔を有するドアトリムベースと、
    嵌合爪を有し該嵌合爪を前記嵌合孔に嵌合させることで前記ドアトリムベースに取付けられるオーナメントと、
    を有し、
    前記オーナメントは、前記嵌合爪が設けられるオーナメントベースと、該オーナメントベースに固定されており前記オーナメントベースより少なくとも一部が高脆性の高脆性部と、を有しており、
    前記ドアトリムベースと前記オーナメントとは、前記嵌合爪が前記嵌合孔に嵌合しているときに余長を有するストラップで連結されている、ドアトリム。
  2. 前記ドアトリムベースに、第1の面ファスナー部が設けられており、前記オーナメントに前記第1の面ファスナー部と接着される第2の面ファスナー部が設けられている、請求項1記載のドアトリム。
  3. 前記高脆性部の前記少なくとも一部は、ガラスおよび/または石で構成されている、請求項1または請求項2記載のドアトリム。
  4. 前記ストラップは、前記オーナメントの前記オーナメントベースに取付けられている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のドアトリム。
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