JP2019037147A - 焼きイモの製造方法および製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デンプンを十分に分解するための加熱工程を有し、焼成中にサツマイモの移送が不要でありながら連続して焼きイモを製造する方法、および、その調理プログラムを備える焼きイモ製造装置を提供する。【解決手段】本発明の焼きイモを製造する方法および焼きイモの製造装置は、生のサツマイモを調理庫120に収容し、調理庫120の温度を120℃以下から、190℃から205℃の範囲まで上昇させて維持する焼成工程と、調理庫120の温度を145℃から170℃の範囲まで下降させて維持する第1熟成工程と、調理庫120の温度を120℃以下に下降させる第2熟成工程と、を備え、サツマイモは、調理庫120の温度が120℃以下のときに調理庫120に収容されることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、食品の製造方法および調理器に関するものであり、詳しくは、サツマイモを材料とする焼きイモを連続して焼成する製造方法およびその調理プログラムを備える焼きイモの製造装置に関するものである。
加熱することによってサツマイモの甘みが増すことは、旧来からよく知られていることである。加熱調理されたサツマイモは、一般的に焼きイモと呼ばれ、調理済み食品として提供される。サツマイモの加熱調理の一例として、熱した小石をサツマイモの周囲に配して、サツマイモの全体をゆっくりと均一に加熱する方法がよく知られている。この調理方法は、調理装置を備えた車両による移動販売において、多量の焼きイモを提供する形態に適している。また、移動販売に対して店舗販売では、少量の焼きイモを連続的、継続的に提供する形態が求められる。
焼きイモの人気は、栄養価の高さと甘味に起因する。焼きイモの原料となるサツマイモは、デンプンおよびβ−アミラーゼを含有する。β−アミラーゼは、デンプンを分解して麦芽糖を生成する酵素である。この麦芽糖の量が、焼きイモの甘味を左右する。β−アミラーゼは、70℃の近辺の温度帯において、デンプンの分解を活性化することが知られている。サツマイモは、70℃の近辺の低温のままでは生焼けなので、デンプンの分解後、高温で焼き上げる。サツマイモは、低温から急速に高温にして焼き上げることによって、過剰な水分が飛び、適度に焼き焦げが付く。焼きイモの調理時において、周辺の温度管理は重要である。
温度管理を開示した焼きイモの製造方法として、特許文献1ないし4が公開されている。各特許文献は、いずれも加熱室を100℃以下に保つ予熱工程を設け、予熱工程における低温加熱によってデンプンを分解した後、高温加熱に移行する。高温加熱は各特許文献によって幅があり、多様である。特に、特許文献4は、予熱工程の後に、300℃以上の焼成工程と170℃前後の第1熟成工程を設け、全体で3段階の工程を備える。
特開2013−165698号公報 特開2000−41863号公報 特開平11−299446号公報 特開2005−278798号公報
特許文献1ないし4の焼きイモの製造方法は、いずれも低温加熱の予熱工程から調理を開始し、高温加熱の工程をもって調理を終了する。そのため、調理の終了から、再度調理を開始するまでに、加熱室を冷却する必要がある。
特許文献1には冷却手段の開示がなく、また、特許文献2に記載された発明は、加熱室が低温になるまでは次の調理を受け付けない構成であり、特許文献1および特許文献2に記載された発明は、連続的な焼きイモの製造が困難であるという課題がある。
特許文献3および特許文献4に記載された発明は、低温の加熱室と高温の加熱室を分離し、焼きイモの製造の連続性を確保している。しかし、特許文献3に記載された発明は、ベルトコンベアを用いてサツマイモを低温の加熱室から高温の加熱室へ移送する構成であり、大がかりな装置が必要となる。また、特許文献4に記載された発明は、人の手によってサツマイモを低温の加熱室から高温の加熱室に移しかえる構成であり、使用者に負担がかかる。いずれも、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗販売において、少量の焼きイモを製造する業務形態には適さない。
そこで、本発明は、デンプンを十分に分解するための加熱工程を有し、焼成中にサツマイモの移送が不要でありながら連続して焼きイモを製造する方法、および、その調理プログラムを備える焼きイモ製造装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の焼きイモを製造する方法は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、生のサツマイモを調理庫に収容し、加熱して焼きイモを製造する方法であって、前記調理庫の温度を120℃以下から、190℃から205℃の範囲まで上昇させて維持する焼成工程と、前記調理庫の温度を145℃から170℃の範囲まで下降させて維持する第1熟成工程と、前記調理庫の温度を120℃以下に下降させる第2熟成工程と、を備え、前記サツマイモは、前記調理庫の温度が120℃以下のときに前記調理庫に収容されることを特徴とする。
また、請求項2の手段は、請求項1に記載の前記焼成工程の所要時間は60分間から75分間の範囲であり、前記第1熟成工程の所要時間は15分間から25分間の範囲であることを特徴とする。
また、請求項3の手段は、生のサツマイモを調理庫に収容し、加熱して焼きイモを製造する装置であって、前記調理庫の温度を120℃以下から、190℃から205℃の範囲まで上昇させて維持する焼成工程と、前記調理庫の温度を145℃から170℃の範囲まで下降させて維持する第1熟成工程と、前記調理庫の温度を120℃以下に下降させる第2熟成工程と、を有するプログラムを備え、前記サツマイモは、前記調理庫の温度が120℃以下のときに前記調理庫に収容されることを特徴とする。
また、請求項4の手段は、請求項3に記載の前記焼成工程の所要時間は60分間から75分間の範囲であり、前記第1熟成工程の所要時間は15分間から25分間の範囲であることを特徴とする。
請求項1または3の構成によって、本発明の焼きイモ製造方法および焼きイモ製造装置は、調理済みの焼きイモの搬出から次の原料のサツマイモの収容の間に、調理庫の温度を調整する工程を必要とせず、同じ調理庫によって、連続的に焼きイモを製造することができる。
また、請求項2または4の構成によって、本発明の焼きイモ製造方法および焼きイモ製造装置は、サツマイモに適度な焼き焦げを付しつつ、サツマイモの水分を適度に除去することができ、加えて、サツマイモのデンプンの分解を促進し、甘みを十分に備え、食味の良い焼きイモを製造することができる。
本発明の焼きイモ製造装置の全体の斜視図である。 本発明の焼きイモ製造装置の全体の正面図である。 本発明の焼きイモ製造装置の調理庫の内部を示す概略断面図である。 本発明の焼きイモ製造装置における調理の工程の手順を示すフロー図である。 本発明の焼きイモ製造装置における調理庫の庫内の温度およびサツマイモの中心温度の推移を示すグラフである。
以下、本発明について、実施するための形態を図面にしたがって説明する。
図1は、本実施例における焼きイモ製造装置1の全体の斜視図であり、図2は、本実施例における焼きイモ製造装置1の全体の正面図である。焼きイモ製造装置1は、大きく分けて調理部100、制御部200および保管部300からなる。
調理部100は、前面、側面および背面がステンレス板で覆われる。前面の前扉110のステンレス板は全面に長孔状の空気穴111が設けられる。前扉110は、中央から左右両側に対称に開くことができる。調理部100は、内部に多段の調理庫120を備える。本実施例における調理庫120は、2基が上下に設けられる。
図3は、本実施例における焼きイモ製造装置1の調理庫120の内部を示す概略断面図であり、(a)は正面から見た断面図、(b)は右側面から見た断面図である。調理部100は、網目状の載置網130および底が平板である蜜受皿140を備える。載置網130および蜜受皿140は、引き出し状の構造となっており、調理庫120に収納されることができる。載置網130および蜜受皿140を取り外した調理庫120は、調理部100の前面において開口状態となる。
載置網130は、手前の1辺が前板131の背面と連結する。前板131はステンレス板の直方体であり、中空である。前板131の前面は、前扉110を開扉したときの調理部100の前面に現れる。前板131の前面には、全面に空気孔132と、2個の把手133が設けられる。載置網130の他の3辺には、ステンレス板である側板134および向板135が設けられる。側板134は、調理庫120の左右両壁に備えられるレール121aおよびローラー122aと係合するように形成される。載置網130は、側板134がローラー122aと滑動することによって、調理庫120への出入が自在となる。
蜜受皿140は、手前の1辺が前板141の背面と連結する。前板141はステンレス板の直方体であり、中空である。前板141の前面は、前扉110を開扉したときの調理部100の前面に現れる。前板141の前面には、全面に空気孔142と、2個の把手143が設けられる。蜜受皿140の他の3辺には、ステンレス板である側板144および向板145が設けられる。側板144は、調理庫120の左右両壁に備えられるレール121bおよびローラー122bと係合するように形成される。蜜受皿140は、側板144がローラー122bと滑動することによって、調理庫120への出入が自在となる。
サツマイモは、底板が網目状に加工された載置網130に載せられた状態で、調理庫120に収容され、加熱される。加熱されたサツマイモは、品種によっては多くの蜜を出すことがある。蜜受皿140は、載置網130から落下する蜜を保持し、調理後の調理庫120の清掃を簡単にする。
調理庫120の内部は、ステンレス板で覆われ、2基のヒーターを備える。ヒーターは、管状であり、屈曲しながらサツマイモを載せる載置網130の上下方向から全体を覆う。ヒーターの両端は制御部200に接続され、ヒーターは制御部200によって通電を制御される。上ヒーター123は、調理庫120の天面と載置網130の間に位置し、上からサツマイモを加熱する。下ヒーター124は、載置網130と蜜受皿140の間に位置し、下からサツマイモを加熱する。
本実施例の上ヒーター123および下ヒーター124は、遠赤外線ヒーターである。遠赤外線は鏡面加工されたステンレスで反射する。載置網130および蜜受皿140を収納した状態の調理庫120の内部は、全面がステンレス板で覆われている。そのため、上ヒーター123および下ヒーター124から放射された遠赤外線は、網目状の載置網130に載置されたサツマイモを全方位から照射し、サツマイモ全体をムラ無く焼き上げる。
以上で説明したとおり、調理部100は、穴がないステンレス板で覆われた調理庫120の外側に空気孔125を有するステンレス板をさらに設ける二重構造である。載置網130の前板131および蜜受皿140の前板141も同様に、調理庫の内部に面する側は穴がないステンレス板で覆われ、外側は、空気孔132および空気孔142が設けられる。そのため、二重構造の内部は、空気がスムーズに循環する。空気の循環によって、調理部100の外部に面する側は、内部の熱が遮断され、安全性が確保される。調理部100の前面は、空気穴111を有する前扉110が設けられており、さらに安全性を高めている。また、調理部100には排熱塔150が設けられ、漏出する内部の熱を効率よく拡散する。これらの構造によって、調理庫120の内部が高温になっても、調理部100の外面は常温に近い状態を維持することができ、使用者の安全が確保される。
本実施例の制御部200は、図示しない温度センサーによって調理庫120の内部の温度を管理し、上ヒーター123および下ヒーター124による加熱を制御することができる。本発明の焼きイモ製造方法は、調理庫の温度および調理時間の管理に特長があり、調理庫の温度および調理時間の管理は、あらかじめ定められたプログラムによって行われる。
図4は、本実施例における調理の工程の手順を示すフロー図である。制御部200は、コンソール210を備え、コンソール210を操作してプログラムを実行すると、焼成工程S1、第1熟成工程S2、第2熟成工程S3の順に実行する。なお、制御部200は、本実施例で説明する以外のプログラムを備えていてもよい。また、制御部200は、報知器220を備える。使用者は、報知器220の点滅と、報知器220が備えるスピーカーからの音声をもって、プログラムが終了したことを知覚することができる。
プログラムは、最初に焼成工程S1において、調理庫120の温度を上昇させて維持する。維持される温度は、190℃から205℃の範囲までが好ましく、範囲内で任意の温度のプラスマイナス5度以内であることがより好ましく、195℃から205℃の範囲までが特に好ましい。焼成工程S1の所要時間は60分間から75分間の範囲であることが好ましい。
プログラムは、続けて第1熟成工程S2において、調理庫120の温度を下降させて維持する。維持される温度は、145℃から170℃の範囲までが好ましく、範囲内で任意の温度のプラスマイナス5度以内であることがより好ましい。第1熟成工程S2の所要時間は15分間から25分間の範囲であることが好ましい。
プログラムは、最後に第2熟成工程S3において、調理庫120の温度を下降させる。温度は、120℃以下まで下降させることが好ましい。第2熟成工程S3の所要時間は特に定めるべきものではなく、調理庫120の温度が120℃以下となれば、第2熟成工程S3は終了し、同時にプログラムも終了する。
焼成工程S1および第1熟成工程S2における温度の維持は、制御部200によって行われる。制御部200は、温度センサーから取得した調理庫120の温度を設定した温度に維持するために、上ヒーター123および下ヒーター124の通電を制御する。すなわち、制御部200は、調理庫120の温度が設定した温度より過剰に上がっているときは、上ヒーター123および下ヒーター124の通電を止めて調理庫120の温度を下げ、調理庫120の温度が設定した温度より過剰に下がっているときは、通電を再開して調理庫120の内部の温度を上げる。
焼成工程S1の実行中に、サツマイモの中心温度が70℃前後に達する。このとき、サツマイモに含まれるデンプンの糊化が開始し、β−アミラーゼによる糊化したデンプンの分解が活性化する。分解したデンプンは麦芽糖となり、焼きイモの甘味の元となる。しかし、β−アミラーゼの活性温度を維持するだけでは、サツマイモは生焼けのままである。そこで、デンプンの分解が進行した後、サツマイモの中心温度を、β−アミラーゼが失活する温度以上に上昇させ、デンプンの糊化をさらに進行させ、糊化がある程度進行したところで、水分を適度に除去し、食味を良くする。そこで、プログラムは、まず焼成工程S1を65分間から75分間継続し、次に15分間から25分間の第1熟成工程S2に移行し、最後に第2熟成工程S3を実行する。第2熟成工程S3においても、サツマイモの中心温度は、第1熟成工程S2のときと同程度に維持される。
このように、サツマイモが前記調理庫の温度が120℃以下のときに調理庫120に収容され、焼成工程S1、第1熟成工程S2、第2熟成工程S3をそれぞれ適切な時間、順番にて実行することによって、サツマイモに適度な焼き焦げを付しつつ、サツマイモの水分を適度に除去することができ、加えて、サツマイモのデンプンの分解を促進し、甘みを十分に備え、食味の良い焼きイモを製造することができる。
また、本実施例の調理済みの焼きイモの搬出の時点での調理庫120の温度は120℃以下であるため、調理済みの焼きイモの搬出から次の原料のサツマイモの収容の間に、調理庫120の温度を調整する工程を必要とせず、同じ調理庫120によって、連続的に焼きイモを製造することができる。
ここで、プログラムの開始前に、調理庫120の温度は、常温であっても、120℃以下で予熱してあってもよい。また、生のサツマイモの調理庫120への収容は、プログラムの開始前であるか開始後であるかは問わない。プログラムによって調理が完了した焼きイモは、第2熟成工程S3の終了時に取り出す。取り出した焼きイモは、保管部300に載置する。
保管部300は、調理部100の排熱によって温められており、調理済みの焼きイモを適度な温度で保管できる。保管部300が備える照明器310からの発熱も焼きイモの適度の温度での保管に寄与する。また、照明器310は、一例としてハロゲンランプが用いられ、陳列した焼きイモを明るく照射し、焼きイモの購買意欲を高める役割も有する。
なお、本実施例における焼きイモ製造装置1は、2基の調理庫120を備えており、制御部200は、それぞれの調理庫120を独立して制御可能である。2基の調理庫120に対して、同時にプログラムを実行してもよく、時間差をつけてプログラムを実行してもよい。時間差をつけることで、焼きイモの製造の連続性をより確保することができる。また、2基の調理庫120に収容するサツマイモの品種やサイズが異なる場合は、それぞれの調理庫120に対して、時間設定を調整した異なるプログラムを実行してもよい。
図5は、焼成工程S1、第1熟成工程S2および第2熟成工程S3有するプログラムを備える焼きイモ製造装置1において、プログラムを実行したときの調理庫120の庫内の温度およびサツマイモの中心温度の推移を示すグラフである。グラフは、調理庫120は114℃に予熱し、サツマイモの品種は紅はるかのLサイズを用いるという条件において、温度の測定を行った結果である。ここで、時間の設定は、焼成工程S1が200℃で70分、第1熟成工程S2は150℃で20分、第2熟成工程S3は加熱をせずに10分とするものとし、サツマイモは、プログラムの開始と同時に収容される。
この測定の結果を見ると、調理庫120の内部の温度は、焼成工程S1においては、190℃から205℃の範囲をプログラムの開始後5分から70分までの65分間維持し、特に、195℃から205℃の範囲をプログラムの開始後10分から70分までの60分間維持していることがわかる。また、第1熟成工程S2においては、145℃から170℃の範囲をプログラムの開始後75分から90分までの15分間維持していることがわかる。
また、サツマイモの中心温度は、焼成工程S1が始まってから16分で65℃に達し、さらに7分経過した23分で、76℃となっている。調理庫120の温度を200℃前後に維持することによって、サツマイモのデンプンの分解に必要な温度が7分間確保でき、デンプンの分解が十分に進行する。デンプンの分解が進行した後、サツマイモの中心温度は、100℃前後まで上昇している。また、第1熟成工程S2および第2熟成工程S3においても、サツマイモの中心温度は100℃前後を維持する。
デンプンの分解の後に中心温度が90℃以上の状態を60分以上確保したサツマイモは、デンプンの糊化が進み、その後に適度に水分を失い、食味が良い状態で、焼きイモとして完成する。なお、この測定で製造された焼きイモの糖度は51.4%であった。また、調理開始から100分でプログラムが終了した時点で、調理庫120の温度は115℃である。したがって、調理済みの焼きイモの搬出後に、次の生のサツマイモを収容し、連続的に焼きイモを製造することが可能であることがわかる。
1…焼きイモ製造装置。
100…調理部、110…前扉、111…空気穴、120…調理庫、121a・121b…レール、122a・122b…ローラー、123…上ヒーター、124…下ヒーター、125…空気孔、130…載置網、131…前板、132…空気孔、133…把手、134…側板、135…向板、140…蜜受皿、141…前板、142…空気孔、143…把手、144…側板、145…向板、150…排熱塔。
200…制御部、210…コンソール、220…報知器。
300…保管部、310…照明器。
S1…焼成工程、S2…第1熟成工程、S3…第2熟成工程。

Claims (4)

  1. 生のサツマイモを調理庫に収容し、加熱して焼きイモを製造する方法であって、
    前記調理庫の温度を120℃以下から、190℃から205℃の範囲まで上昇させて維持する焼成工程と、
    前記調理庫の温度を145℃から170℃の範囲まで下降させて維持する第1熟成工程と、前記調理庫の温度を120℃以下に下降させる第2熟成工程と、を備え、
    前記サツマイモは、前記調理庫の温度が120℃以下のときに前記調理庫に収容されることを特徴とする焼きイモ製造方法。
  2. 前記焼成工程の所要時間は60分間から75分間の範囲であり、前記第1熟成工程の所要時間は15分間から25分間の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の焼きイモ製造方法。
  3. 生のサツマイモを調理庫に収容し、加熱して焼きイモを製造する装置であって、
    前記調理庫の温度を120℃以下から、190℃から205℃の範囲まで上昇させて維持する焼成工程と、
    前記調理庫の温度を145℃から170℃の範囲まで下降させて維持する第1熟成工程と、前記調理庫の温度を120℃以下に下降させる第2熟成工程と、を有するプログラムを備え、
    前記サツマイモは、前記調理庫の温度が120℃以下のときに前記調理庫に収容されることを特徴とする焼きイモ製造装置。
  4. 前記焼成工程の所要時間は60分間から75分間の範囲であり、前記第1熟成工程の所要時間は15分間から25分間の範囲であることを特徴とする請求項3に記載の焼きイモ製造装置。

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