JP7281235B1 - 焼芋製造販売装置 - Google Patents

焼芋製造販売装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7281235B1
JP7281235B1 JP2022053149A JP2022053149A JP7281235B1 JP 7281235 B1 JP7281235 B1 JP 7281235B1 JP 2022053149 A JP2022053149 A JP 2022053149A JP 2022053149 A JP2022053149 A JP 2022053149A JP 7281235 B1 JP7281235 B1 JP 7281235B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
preheating
baking
chamber
sweet potato
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022053149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023146125A (ja
Inventor
豊太郎 園田
Original Assignee
株式会社群商
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社群商 filed Critical 株式会社群商
Priority to JP2022053149A priority Critical patent/JP7281235B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7281235B1 publication Critical patent/JP7281235B1/ja
Publication of JP2023146125A publication Critical patent/JP2023146125A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Abstract

【課題】予備加熱を行うと共に水蒸気の適正排出を行うことで、ホクホクの美味しい焼芋を製造し得る焼芋製造販売装置を提供する。【解決手段】サツマイモSを焼成しながら販売する焼芋製造販売装置10であって、最上段に位置し完成した焼芋Yを載置する保温販売トレイ部20と、中上段に位置し焼成前の生のサツマイモを載置して予熱する予熱保温室30と、中下段に位置し焼成室50から予熱保温室30へ焼成熱Nを送気する予熱誘導ガイド部40と、最下段に位置しサツマイモSを載置して焼成する焼成室50と、で構成され、予熱保温室30において焼成室50からの焼成熱Nを利用してサツマイモSを予め加熱した後に焼成することで焼芋Yを製造する。【選択図】図3

Description

本発明は、焼芋の店頭販売で用いる焼芋製造装置に関し、詳しくは、予備加熱を行うと共に水蒸気の適正排出を行うことで、美味しくホクホクの焼芋を焼き上げることが可能な焼芋製造販売装置に関するものである。
従来、石焼芋を焼く装置は、焼成手段としてガスオーブンを用いる例が多い。しかしながら、店内販売用の装置における焼成手段については、安全のためガスの使用が制限されていることから、一般的には電気ヒータにより焼成する焼芋装置が使用されている。かかる電気ヒータ式の焼芋装置の多くは、排気口のない電気オーブン方式であることから、水蒸気が内部にこもりやすく、焼芋自体が水っぽくなってしまうことが多々あり、ホクホクの美味しい焼芋の製造が困難であった。また、焼き上げられた焼芋が直ぐに売れるとは限らず、時間の経過と共に冷めて風味自体も落ちてしまうことから、熱い状態の焼芋を消費者に提供するために、再度ガスバーナーなどで焼芋を再加熱して販売しなければならなかった。
従来における焼芋製造販売装置の提案としては、例えば、店頭販売などの焼芋販売に使用し、いつでも熱い状態でホクホクな美味しい焼芋を消費者に提供することができる「焼芋販売用芋焼装置」(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。具体的には、前方開閉扉付きのボックス内に対向させて設けたプレート台上に引き出し可能に載置される芋焼きプレートと、そのプレートに臨ませて前記ボックス内の空間に設けた芋焼き用のヒータと、前記ボックスの上部にそのボックス内の高熱を伝達する伝熱機構を介して被着した保温性玉石敷きの陳列保温皿と、ボックスの上部に開口させた内部熱気排出用の排気口と、ヒータの温度の制御をする制御部を備え、伝熱機構が、ボックス内の高熱を排気口から最も離れた陳列保温皿下方位置から陳列保温皿の下面全域を通過するように導いてからその焼成熱を前記排気口から排出できるように、排気口から離れた部分を除く陳列保温皿下方のボックス内上部空間及び排気口下方の空間を水平に仕切って装着されたガイド板と、ボックス内の高熱を蓄熱してからの焼成熱を前記排気口から排出できるように、陳列保温皿の下面に前記ガイド板との間に隙間を設けて前記排気口へ向う熱流を横切るように複数定間隔且つ平行に立設した熱受板とから成る焼芋販売用芋焼装置である。
しかしながら、かかる「焼芋販売用芋焼装置」の提案は、焼成室で発生した焼成熱について、陳列保温皿並びに保温プレート部に均等且つ効率よく配分する手段が設けられておらず、また、外部からの空気を取り入れる手段が設けられていないため、加熱効果並びに保温効果の面で効率が悪く、且つ、水蒸気が装置内に充満するのを抑制できずに、ホクホクの焼芋を焼き上げることが困難であった。
また、従来における焼芋製造販売装置の提案として、サツマイモに加熱斑が発生することなく、ゆっくり低温加熱を行った後、直ちに急速な高温加熱を行い、短時間で大量のおいしい焼芋を作る装置を簡略化して製造コストを下げ、メンテナンス性を向上させた「焼き芋製造装置」(特許文献2参照)が提案され、公知技術となっている。具体的には、内部にサツマイモを載せて加熱する皿または棚と、この上方または下方に遠赤外線を放射するヒータと、平面状に並べたセラミックボールを備えた加熱容器内でサツマイモを遠赤外線で加熱するもので、高温加熱容器から加熱空気と加熱蒸気を取り込んで容器内の温度を上げる低温加熱するための容器を加熱容器と別に併設し、焼芋を甘くする酵素の特質を引き出すべく低温加熱と高温加熱の二段階加熱を行う構造となっている。
しかしながら、かかる「焼き芋製造装置」の提案は、高温加熱容器と低温加熱容器を連通する熱導入路が小径に形成されていることから、高温加熱容器で発生した焼成熱を低温加熱容器並びに保温室に効率良く送気できず、結果として効率の良い加熱効果並びに保温効果を得ることができないものであった。また、加熱空気と加熱蒸気の取り込む量について、シャッターまたはダンパで調整するものであるため、低温加熱容器の全体を満遍なく均一に温度調整することが困難であった。
本出願人は、以上のような従来から提案されている焼芋製造販売装置において、効率良い加熱効果並びに保温効果が得られると共に、ホクホクした美味しい焼芋を焼き上げることが可能な焼芋製造販売装置を提供できないものかという着想の下、予備加熱を行い且つ水蒸気の適正排出を行うことで美味しくホクホクの焼芋を製造可能な焼芋製造販売装置を開発し、本発明にかかる「焼芋製造販売装置」の提案に至るものである。
特許第3680215号公報 特開2005-278798号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、予備加熱を行うと共に水蒸気の適正排出を行うことで、ホクホクの美味しい焼芋を製造し得る焼芋製造販売装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、サツマイモを焼成しながら保温販売することができる焼芋製造販売装置であって、最上段に位置する保温販売トレイ部と、中上段に位置する予熱保温室と、中下段に位置する予熱誘導ガイド部と、最下段に位置する焼成室と、で構成される箱型の筐体から成り、前記保温販売トレイ部は、前記予熱保温室の天板を底板とするボックス状の据え置きトレイで形成されて成り、前記予熱保温室は、前面に所要幅及び高さの開口を有し、該開口を閉塞し得る前扉と該前扉の下端辺部に備えられた通気性を有する底板とで構成される予熱用トレイを備え、該予熱用トレイは該開口から室内に挿嵌されて前後に摺動可能となっており、前記予熱誘導ガイド部は、焼成室から予熱保温室へ焼成熱を送気するダクト構造であって、底面所定箇所に焼成室における焼成熱を取り入れる熱気吸入口を備えると共に、天板には取り入れた焼成熱を予熱保温室に送気する複数の送気孔が設けられて成り、前記焼成室は、前面に所要幅及び高さの開口を有し、該開口を閉塞し得る前扉を備え、室内には加熱手段と焼成台とが備えられて成り、予熱保温室において焼成室からの焼成熱を利用してサツマイモを予め加熱した後に焼成することで焼芋を製造する手段を採る。
また、本発明は、前記予熱用トレイの前扉に通気孔を設けた手段を採る。
さらに、本発明は、前記予熱誘導ガイド部の送気孔が、熱気吸入口から遠ざかるに従って数量が増加するように穿孔されて成る手段を採る。
またさらに、本発明は、前記予熱誘導ガイド部の送気孔が、熱気吸入口から遠ざかるに従って大径状に穿孔されて成る手段を採る。
さらにまた、本発明は、前記予熱誘導ガイド部の底板が、熱気吸入口から遠ざかるに従って上方へ傾斜状に形成されて成る手段を採る。
本発明にかかる焼芋製造販売装置によれば、効率良い加熱効果並びに保温効果を実現し、予備加熱を行うと共に水蒸気の適正排出を行うことで、ホクホクの美味しい焼芋を製造することが可能となる。
本発明にかかる焼芋製造販売装置の実施形態を示す説明図である。 本発明にかかる焼芋製造販売装置の別の実施形態を示す説明図である。 本発明にかかる焼芋製造販売装置の焼成加工状態を示す説明図である。
発明を実施するため形態
本発明にかかる焼芋製造販売装置10は、最上段に位置し完成した焼芋Yを載置する保温販売トレイ部20と、中上段に位置し焼成前の生のサツマイモSを載置して予熱する予熱保温室30と、中下段に位置し焼成室50から予熱保温室30へ焼成熱Nを送気する予熱誘導ガイド部40と最下段に位置しサツマイモSを載置して焼成する焼成室50と、で構成され、予熱保温室30において焼成室50からの焼成熱Nを利用してサツマイモSを予め加熱した後に焼成することで焼芋Yを製造する手段を採ったことを最大の特徴とする。
以下、本発明にかかる焼芋製造販売装置10の実施形態を、図面に基づいて説明する。
尚、本発明にかかる焼芋製造販売装置10は、以下に述べる実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状や寸法、材質等の範囲内で、適宜変更することができる。
図1は、本発明にかかる焼芋製造販売装置10の実施形態を示す説明図である。また、図2は、本発明にかかる焼芋製造販売装置10の別の実施形態を示す説明図である。
本発明にかかる焼芋製造販売装置10は、サツマイモSを焼成しながら保温販売することが可能な装置であって、主に最上段に位置する保温販売トレイ部20と、中上段に位置する予熱保温室30と、中下段に位置する予熱誘導ガイド部40と、最下段に位置する焼成室50と、で構成される箱型の筐体11で形成されている。
筐体11は、箱型に形成され、内側には断熱材が全面的に貼られている。該筐体11の最上段には保温販売トレイ部20、中上段には予熱保温室30、中下段には予熱誘導ガイド部40、最下段には焼成室50が備わっている。また、該筐体11の上部には、焼成室50から予熱保温室30を経て排出される焼成熱Nを最終的に外部へ排出する排気筒13が設けられるほか、外側面には温度調節器や電源スイッチ、電源ランプ、ヒータ作動ランプ等が内蔵される調理制御部12が備えられている。
保温販売トレイ部20は、焼き上がった焼芋Yを高温の状態で長時間保温することができる陳列保管スペースであって、筐体11の最上段に位置し、予熱保温室30の天板を底板とするボックス状の据え置きトレイ21で形成されている。かかる構成により、焼成室50から排出される焼成熱Nが予熱保温室30の天板を通じて据え置きトレイ21に伝達され、陳列した焼芋Yの保温がなされる。尚、据え置きトレイ21には、必要に応じて天然の保温性玉石23が敷設され、該保温性玉石23の上に焼芋Yを載置することで、保温状態で焼芋Yが陳列・保管される。また、据え置きトレイ21には、必要に応じて開放された上方空間を閉塞し得る保温用の開閉蓋22が備わっている。
予熱保温室30は、焼成室50から排出される焼成熱Nによって焼成前のサツマイモSを一次的に予備加熱するスペースであって、筐体11の中上段に位置し、該筐体11の前面に所要幅及び高さの開口15を有すると共に、該開口15を閉塞し得る前扉32及び該前扉32の下端辺部に備えられた底板33とで構成される予熱用トレイ31を備えて成る。筐体11内の両側には、予熱用トレイ31を摺動可能に保持するトレイ保持アングル14が設けられており、該トレイ保持アングル14を介して予熱用トレイ31を開口15から筐体11内に挿嵌することで、該予熱用トレイ31は筐体11に対し前後に摺動可能に備えられる。該予熱用トレイ31における底板33は、焼成室50からの排気を予熱保温室30に取り入れるべく、ロストルやメッシュ板構造など通気性を有する構造となっている。
尚、予熱用トレイ31における前扉32には、図示の様に、予熱保温室30内に空気Eを導入するための通気孔34を設ける態様が好適である。該通気孔34は、前扉32に一乃至複数形成される小穴であって、予熱保温室30に空気Eを取り入れることで、積極的に焼成熱Nの排気を促し、予熱保温室30における予備加熱時の温度を適温(60~70℃程度)に調整する機能のほか、予備加熱や焼成によりサツマイモSから放出される水分(水蒸気)の適正排出を促進すべく機能する。
予熱誘導ガイド部40は、焼成室50から予熱保温室30へ焼成熱Nを送気するための天板43と底板44と側壁で囲われたダクト構造であって、筐体11の中下段に内蔵され、底面所定箇所に焼成室50で発生する焼成熱Nを取り入れる熱気吸入口41を備えると共に、天板43には取り入れた焼成熱Nを予熱保温室30に送気する複数の送気孔42が貫通して設けられて成る。全体形状は、予熱誘導ガイド部40を介さずに焼成熱Nが焼成室50から直で予熱保温室30に送気されることのないよう、焼成室50と予熱保温室30とを天板43と底板44で分断する形状となっている。熱気吸入口41は、焼成熱Nを取り入れるべく、焼成室50と連通する様に、予熱誘導ガイド部40における底面所定箇所に備えられる。尚、図面では、予熱誘導ガイド部40の底面前方部付近に熱気吸入口41を設けた態様について示しているが、底面中央部付近や底面後方部付近に設ける態様であってもよい。また、送気孔42は、焼成熱Nを予熱保温室30へ効率よく送気すべく、予熱誘導ガイド部40における天板の所定箇所に複数備えられる。
予熱誘導ガイド部40を介して焼成室50から予熱保温室30へ焼成熱Nを送気するに際し、予熱保温室30の全体にムラなく均一に送気する態様が望まれる。そこで、予熱誘導ガイド部40における送気孔42の配列について、例えば図2(a)に示す様に、熱気吸入口41から遠ざかるに従って送気孔42の数量が増加するように穿孔されて成る構造とすることが考え得る。すなわち、焼成熱Nが届き易い熱気吸入口41に近い箇所では送気孔42の数量を少なくし、該熱気吸入口41から離れるに従って徐々に送気孔42の数を増やしていき、焼成熱Nが届き難い熱気吸入口41から最も遠い箇所の送気孔42の数量を多くする態様である。かかる構造を採用すれば、焼成室50で発生した焼成熱Nが予熱誘導ガイド部40の熱気吸入口41から離れた箇所まで行き届き、予熱保温室30の全体に満遍なく焼成熱Nを供給することが可能となる。
また、予熱保温室30の全体に焼成熱Nをムラなく均一に送気する態様として、例えば図2(b)に示す様に、予熱誘導ガイド部40における送気孔42の形状について、熱気吸入口41から遠ざかるに従って大径状に穿孔されて成る構造とすることが考え得る。すなわち、焼成熱Nが届き易い熱気吸入口41に近い箇所では送気孔42の径を小径状とし、該熱気吸入口41から離れるに従って徐々に送気孔42の径を大きくしていき、焼成熱Nが届き難い熱気吸入口41から最も遠い箇所の送気孔42の径を大径状とする態様である。かかる構造を採用することで、焼成室50で発生した焼成熱Nが予熱誘導ガイド部40の熱気吸入口41から離れた箇所にて最も通過し易くなり、予熱保温室30の全体に満遍なく焼成熱Nを供給することが可能となる。
さらに、予熱保温室30の全体に焼成熱Nをムラなく均一に送気する態様として、例えば図2(c)に示す様に、予熱誘導ガイド部40の形状について、熱気吸入口41から遠ざかるに従って底板44が上方へ傾斜状に形成されて成る構造とすることが考え得る。すなわち、焼成熱Nが届き易い熱気吸入口41に近い箇所では天板43と底板44との間隔を幅広に形成し、該熱気吸入口41から離れるに従って徐々に天板43と底板44との間隔を幅狭にしていき、焼成熱Nが届き難い熱気吸入口41から最も遠い箇所の天板43と底板44との間隔を最も幅狭に形成する態様である。かかる構造を採用することで、焼成室50で発生した焼成熱Nが予熱誘導ガイド部40の熱気吸入口41から離れた箇所で最も高圧に通過することとなり、予熱保温室30の全体に満遍なく焼成熱Nを供給することが可能となる。
焼成室50は、予熱保温室30にて予備加熱されたサツマイモSを焼成するスペースであって、筐体11の最下段に位置し、前面に所要幅及び高さの開口16を有し、該開口16を閉塞し得る前扉51を備え、筐体11内には加熱手段53と焼成台52とを備えて成る。前扉51の具体的構造については、特に限定するものではないが、例えば開口16を閉塞可能な大きさ・形状を有する板体であって、該板体の下端辺が開口16の下端近傍に回動可能に軸支され、板体上部を前方へ傾倒可能な開閉式扉構造を採用し得る(図示なし)。加熱手段53については、常法の手段を用いれば足り、特に限定するものではないが、例えば遠赤外線ヒータや遠赤外線ランプによって形成され、焼成室50の上下に配備することでサツマイモSを両面から焼成する。焼成台52は、上下に配備された加熱手段53の中間に挟まれる様に備えられるもので、所定高さ位置を保つ脚部を備えた多孔状の鉄板や焼網などによって形成され、該焼成台52にサツマイモSを載置することで、サツマイモSを両面から焼成することが可能となる。
尚、焼成室50の構造として、図示の様に、筐体11の前面に備わる開口16を閉塞し得る前扉51と該前扉51の下端辺部に備えられた焼成台52を一体構成とする態様も可能である。このとき、筐体11内の両側にトレイ保持アングル14を設け、該トレイ保持アングル14を介して焼成台52を開口16から筐体11内に挿嵌することで、該焼成台52は筐体11に対し前後に摺動可能に備えられると共に、焼成室50内へ焼成台52を完全に押し込むことで、前扉51により開口16が閉塞される。かかる態様を採用することで、焼成台52を摺動させて焼成室50の外へ引き出した状態で、安全にサツマイモSを焼成台52の上に載置することが可能となる。
以上で構成される本発明にかかる焼芋製造販売装置10について、その使用態様を説明する。図3は、本発明にかかる焼芋製造販売装置10の焼成加工状態を示す説明図であり、(a)は透過正面図、(b)は透過側面図である。
(1)筐体11の側面にある電源スイッチを入れ、調理制御部12の温度調節器、電源ランプ、ヒータ作動ランプを作動させる。
(2)予熱用トレイ31にサツマイモSを載置し、焼成室50から予熱誘導ガイド部40を介して送気される焼成熱Nを使用し、予熱保温室30において約60~70℃の雰囲気下でサツマイモSの予備加熱を行う。
(3)所定時間を経て、予熱保温室30から予備加熱を終えたサツマイモSを取り出し、焼成室50の焼成台52に載せ替え、加熱手段53によりサツマイモSを上下から焼成する。
(4)焼成室50にて所定時間焼成することで焼芋Yが焼き上がったら、保温販売トレイ部20の据え置きトレイ21に焼芋Yを移動する。
(5)据え置きトレイ21上に陳列された焼芋Yは、予熱保温室30からの使用済みの焼成熱Nによって高温の状態で保温されつつ、販売される。
以上で構成される本発明にかかる焼芋製造販売装置10は、焼成室50の焼成熱Nを利用して焼成前のサツマイモSの予備加熱や陳列した焼芋Yの保温を行うことが可能となり、効率よい加熱効果並びに保温効果が得られると共に、予熱用トレイ31の前扉32に設けられる通気孔34によって水蒸気の適正排気を行うことで、美味しいホクホクの焼芋Yを焼き上げることが可能となる。
本発明は、サツマイモを保温・焼成しながら販売することができる焼芋製造販売装置であって、焼成前にムラのない均一の予備加熱を行うと共に、水蒸気の適正排出を行うことで、美味しいホクホクの焼芋を提供することが可能である。したがって、本発明にかかる「焼芋製造販売装置」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 焼芋製造販売装置
11 筐体
12 調理制御部
13 排気筒
14 トレイ保持アングル
15 開口
16 開口
20 保温販売トレイ部
21 据え置きトレイ
22 保温被せ蓋
23 保温性玉石
30 予熱保温室
31 予熱用トレイ
32 前扉
33 底板
34 通気孔
40 予熱誘導ガイド部
41 熱気吸入口
42 送気孔
43 天板
44 底板
50 焼成室
51 前扉
52 焼成台
53 加熱手段
54 セラミック材
55 底板
N 焼成熱
S サツマイモ
Y 焼芋
E 空気


Claims (5)

  1. サツマイモを焼成しながら保温販売することができる焼芋製造販売装置であって、
    最上段に位置する保温販売トレイ部と、中上段に位置する予熱保温室と、中下段に位置する予熱誘導ガイド部と、最下段に位置する焼成室と、で構成される箱型の筐体から成り、
    前記保温販売トレイ部は、前記予熱保温室の天板を底板とするボックス状の据え置きトレイで形成されて成り、
    前記予熱保温室は、前面に所要幅及び高さの開口を有し、該開口を閉塞し得る前扉と該前扉の下端辺部に備えられた通気性を有する底板とで構成される予熱用トレイを備え、該予熱用トレイは該開口から室内に挿嵌されて前後に摺動可能となっており、
    前記予熱誘導ガイド部は、焼成室から予熱保温室へ焼成熱を送気するダクト構造であって、底面所定箇所に焼成室における焼成熱を取り入れる熱気吸入口を備えると共に、天板には取り入れた焼成熱を予熱保温室に送気する複数の送気孔が設けられて成り、
    前記焼成室は、前面に所要幅及び高さの開口を有し、該開口を閉塞し得る前扉を備え、室内には加熱手段と焼成台とが備えられて成り、
    予熱保温室において焼成室からの焼成熱を利用してサツマイモを予め加熱した後に焼成することで焼芋を製造することを特徴とする焼芋製造販売装置。
  2. 前記予熱用トレイの前扉に通気孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の焼芋製造販売装置。
  3. 前記予熱誘導ガイド部の送気孔が、熱気吸入口から遠ざかるに従って数量が増加するように穿孔されて成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の焼芋製造販売装置。
  4. 前記予熱誘導ガイド部の送気孔が、熱気吸入口から遠ざかるに従って大径状に穿孔されて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の焼芋製造販売装置。
  5. 前記予熱誘導ガイド部の底板が、熱気吸入口から遠ざかるに従って上方へ傾斜状に形成されて成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の焼芋製造販売装置。


JP2022053149A 2022-03-29 2022-03-29 焼芋製造販売装置 Active JP7281235B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022053149A JP7281235B1 (ja) 2022-03-29 2022-03-29 焼芋製造販売装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022053149A JP7281235B1 (ja) 2022-03-29 2022-03-29 焼芋製造販売装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7281235B1 true JP7281235B1 (ja) 2023-05-25
JP2023146125A JP2023146125A (ja) 2023-10-12

Family

ID=86395898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022053149A Active JP7281235B1 (ja) 2022-03-29 2022-03-29 焼芋製造販売装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7281235B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3086788U (ja) 2001-12-18 2002-07-05 有限会社森田精機 焼いも製造装置
JP2004245564A (ja) 2003-02-14 2004-09-02 Uehara Kogyosho:Kk 遠赤外線調理器
JP2005278798A (ja) 2004-03-29 2005-10-13 Shikoku Chuboki Seizo Kk 焼き芋製造装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810173A (ja) * 1994-07-01 1996-01-16 Shigetada Denki Seisakusho:Kk 焼きいも装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3086788U (ja) 2001-12-18 2002-07-05 有限会社森田精機 焼いも製造装置
JP2004245564A (ja) 2003-02-14 2004-09-02 Uehara Kogyosho:Kk 遠赤外線調理器
JP2005278798A (ja) 2004-03-29 2005-10-13 Shikoku Chuboki Seizo Kk 焼き芋製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023146125A (ja) 2023-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9775358B2 (en) Conveyor oven
CN1691890B (zh) 食物加热装置和方法
CN113286539B (zh) 蒸汽烹饪装置
US20170164783A1 (en) Multiple fuel cooking unit
US7205507B2 (en) Food cooking and heating apparatus
JPH06510849A (ja) 迅速な料理用オーブン
WO2008140286A1 (es) Calentador de tortillas
CN106455584A (zh) 烤炉
CN105940267A (zh) 加热烹调器
KR101379180B1 (ko) 스마트 구이기
JP5172333B2 (ja) パン屋、ペストリーショップ、ケーキ屋の製品、または類似する製品の加熱調理オーブン
KR100597544B1 (ko) 황토 터널 구이기
KR20080067726A (ko) 원두커피 배전(焙煎)방법 및 원두커피 배전기
CN105747897A (zh) 一种智能燃气烧烤炉
KR101721805B1 (ko) 바베큐 요리가 가능한 구이 화덕
JP7281235B1 (ja) 焼芋製造販売装置
CN104814658A (zh) 一种利用惰性气体热气流进行辅助加热的炒菜方法
KR101255814B1 (ko) 자동 구이기
KR200443519Y1 (ko) 훈열 및 직화구이 겸용 조리장치
KR101469284B1 (ko) 오븐레인지
US20120328753A1 (en) Non rotating rack oven
KR20130072717A (ko) 열건조 구이기
KR20190014315A (ko) 오븐 및 커피 로스팅 기능을 겸한 황토가마 구조
KR100618221B1 (ko) 전기오븐레인지의 드로워랙
KR20120104825A (ko) 계란 구이 장치 및 모드설정 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7281235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150