JP2019035216A - 間仕切りおよび操作具 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネル部材に対して所望の位置に操作具を容易に取付可能とした間仕切りおよび操作具を提供することを目的とする。【解決手段】上部レールに沿って移動する上部ランナによってパネル部材が備える操作具31において、前記パネル部材における互いに相対する2つの外側面26a,26bのうちの一方の外側面26aに配置される第1支持部材32と、他方の外側面26bにおいて、第1支持部材32に対して対向配置される第2支持部材33とを備え、第1支持部材32および第2支持部材33は、パネル部材を移動操作する操作部を備え、第1支持部材32と前記第2支持部材33とは、パネル部材を介して磁気吸引されることによってパネル部材に対して取り付けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、パネル部材を備える間仕切りおよびパネル部材を移動操作する操作具に関する。
特許文献1には、間仕切りとしてのドアに関し、操作具としての金属製の取手部をドアの表面に対して回動可能に設け、取手部の収納時、ドア表面に固着されたマグネットで吸着し、使用時、取手部を表面より突出させる構成が記載されている(特許文献1参照)。
実公昭63−10067号公報
ところで、取手部の高さ方向の位置は、利用者間の身長差によって異なる。取手部の位置は、利用者にとって使いやすい位置に設けられることが好ましい。
本発明は、パネル部材に対して所望の位置に操作具を容易に取付可能とした間仕切りおよび操作具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する間仕切りは、互いに相対する2枚のパネル要素を備えたパネル部材と、一方のパネル要素の外側面に配置される第1支持部材と、他方のパネル要素の外側面において、前記第1支持部材に対して対向配置される第2支持部材とを備え、前記第1支持部材と前記第2支持部材とは、前記2枚のパネル要素を介して磁気吸引されることによって前記パネル部材に対して取り付けられる。
上記間仕切りにおいて、前記第1支持部材および前記第2支持部材のうちの少なくとも1つの支持部材は、前記パネル部材を移動操作する操作部を備え、前記操作部は、前記支持部材が取り付けられた前記外側面に対して突出した形状を備えていることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記パネル部材は、前記2枚のパネル要素で装飾部材を挟み込んで構成されていることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記第1支持部材および前記第2支持部材は、前記装飾部材が存在している領域に配置されていることが好ましい。
上記課題を解決する操作具は、レールに沿って移動するランナによって支持されたパネル部材が備える操作具において、前記パネル部材における互いに相対する2つの外側面のうちの一方の外側面に配置される第1支持部材と、他方の外側面において、前記第1支持部材に対して対向配置される第2支持部材とを備え、前記第1支持部材および前記第2支持部材のうちの少なくとも1つの支持部材は、前記パネル部材を移動操作する操作部を備え、前記第1支持部材と前記第2支持部材とは、前記パネル部材を介して磁気吸引されることによって前記パネル部材に対して取り付けられる。
上記操作具において、前記第1支持部材および前記第2支持部材のうちの一方の支持部材は、マグネットを備え、他方の支持部材は、前記マグネットに磁気吸引される磁性体を備えることが好ましい。
本発明によれば、パネル部材に対して所望の位置に操作具を容易に取付可能とした間仕切りおよび操作具を提供することができる。
第1実施形態における間仕切りの正面図。 上部ランナおよび上枠部材の要部斜視図。 パネル部の分解斜視図。 パネル部および操作具の要部断面図。 (a)〜(d)は、第1支持部材および第2支持部材における形状の変形例を示す要部斜視図。 一方の外側面の支持部材だけに操作部を設けた変形例を示す要部断面図。 パネル部材の変形例を示す正面図。 (a)および(b)は、パネル部材の移動方向に操作具を複数設けた変形例を示す要部正面図。
以下、図1〜図8を参照して、本発明に係る間仕切りの実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示すように、間仕切り1は、引戸であって、上部レール2に沿って移動する上部ランナ3からパネル部材4が吊り下げ支持され、パネル部材4は、上部レール2に沿って移動する。
図2に示すように、上部レール2は、前壁6aと、前壁6aと対向する後壁6bと、前壁6aと後壁6bとを繋ぐ上壁6cとを備えている。さらに、上部レール2の下面は、長手方向に沿って、支軸13が挿通されるレール開口部7を備え、レール開口部7を挟んだ両側に、支持片7a,7bを備えている。上部ランナ3は、上部レール2の内部に、長手方向に沿って移動可能に配置される。支持片7a,7bは、上部ランナ3のランナ本体11が移動するレールとなる。一例として、後壁6b側の支持片7bは、前壁6a側の支持片7aより厚く形成されている。支持片7bにおいて、上部レール2の内部側の支持面は、支持片7aの内部側の支持面より上部レール2の内部側(すなわち上側)に位置し、レール開口部7に向かって下る傾斜面で構成されている。これにより、上部ランナ3の下面との接触面が減少し、パネル部材4を移動させるための操作力を低減することができる。なお、支持片7aが支持片7bより厚く、上部レール2の内部側(すなわち上側)に位置し、レール開口部7に向かって下る傾斜面で構成してもよい。
上部ランナ3は、略円形形状を有したランナ本体11を備えている。ランナ本体11は、その直径が上部レール2の前壁6aと後壁6bの内面との間隔より小さくなるようにし、また、上部レール2の支持片7a,7b(特に支持片7b)に下面が支持されている。このような上部ランナ3は、上部レール2が直線部だけでなく、直線部に対して90°折曲しその先で直線部と平行となる分岐路を有しているとき、当該分岐路に進入することができる。一例として、1つのパネル部材が2つの上部ランナ3によって吊り下げ支持されているとき、一方の上部ランナ3を直線部に進入させ、他方の上部ランナ3を分岐路に進入させることができる。これにより、外側面をパネル部材の進行方向に対して直交する方向に向かせ、この状態で上部レール2に沿って移動させることができる。
ランナ本体11は、ランナ本体11から垂下された支軸13によってパネル部材4と接続されている。ランナ本体11には、支軸13の上端部が固定される。支軸13の下端部には、パネル部材4の上枠部材22が一体的に設けられる。上枠部材22の上部には、上部ランナ3から垂下された支軸13を保持する軸保持部材12が設けられている。軸保持部材12は、ねじなどの固定部材によって上枠部材22に固定され、支軸13の下端部を保持する。ここでは、1枚のパネル部材4は、2つの上部ランナ3によって吊り下げ支持されている。
パネル部材4は、パネル部21と、パネル部21を上部ランナ3に対して支持する上枠部材22と、パネル部21の上下方向に延びる側縁部21cに取り付けられる縦枠部材28と、パネル部21の下縁部21bに取り付けられる下枠部材29とを備えている(図1参照)。
図3に示すように、パネル部21は、パネル要素の間に生地要素を介在させた複層パネルである。パネル部21は、第1表面形成部材としての第1パネル要素23および第2表面形成部材としての第2パネル要素24と、第1パネル要素23と第2パネル要素24との間に配置される面状部材としての装飾部材25とを備えている。ここで、第1パネル要素23および第2パネル要素24は、全体が矩形形状を有する板体である。第1パネル要素23および第2パネル要素24は、長手方向を上下方向として、第1パネル要素23および第2パネル要素24が装飾部材25を挟み込んだ状態で、上縁部21a(図2参照)が上枠部材22に取り付けられる。
第1パネル要素23および第2パネル要素24は、ガラスやポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などの合成樹脂により形成され、透光性を有している。第1パネル要素23および第2パネル要素24は、全体が透光性を有していてもよいし、また、一部が透光性を有し、残りが遮光性となるように構成してもよい。また、第1パネル要素23および第2パネル要素24には、種々の装飾を施すことができる。第1パネル要素23および第2パネル要素24の何れかのパネル要素が複層パネルであってもよい。
装飾部材25は、第1パネル要素23および第2パネル要素24とほぼ同じ大きさと形状を有している。装飾部材25は、織物、編物、不織布などである。また、装飾部材25は、樹脂が含浸加工された織物、編物、不織布などである。樹脂が含浸加工された装飾部材25は、本来柔らかい生地に対して樹脂が含浸加工されることによって、繊維が解れにくくなり、また、皺になりにくくなる。また、生地の伸縮を抑制することができ、これにより、平面性または平坦性に優れ、形状安定性に優れた生地とすることができる。また、樹脂が含浸加工された装飾部材25は、防炎剤を織り込むことで、防炎性能を付加することも可能である。装飾部材25は、無地であってもよいし、柄が付いていてもよい。また、装飾部材25としては、一例として、レース生地や刺しゅう付きの生地などであってもよい。
装飾部材25は、固定手段によって第1パネル要素23または第2パネル要素24に対して位置合わせされて仮止めされる。固定手段は、一例として、接着層を両面に備えた両面テープ、接着剤、装飾部材25の上から装飾部材25を第1パネル要素23または第2パネル要素24に対して打ち込むビスやピンといった固定部材などである。装飾部材25が固定手段により第1パネル要素23または第2パネル要素24に仮止めされる位置は、例えば矩形形状の第1パネル要素23および第2パネル要素24ならびに装飾部材25の各角部である。また、矩形形状の第1パネル要素23および第2パネル要素24ならびに装飾部材25の上縁部、下縁部、および側縁部、すなわち外周縁部である。このような位置は、上枠部材22、下枠部材29、および、一対の縦枠部材28に隠れる位置である。装飾部材25は、第1パネル要素23および第2パネル要素24の何れかのパネル要素に仮止めされた後に他方のパネル要素が装飾部材25の上に重ねられる。そして、装飾部材25は、パネル部21の外周縁部に対して上枠部材22、縦枠部材28および下枠部材29が取り付けられることで第1パネル要素23と第2パネル要素24との間に固定される。以上のようなパネル部21は、一方の表面が第1外側面26aであり、他方の表面が第2外側面26bである。
図4に示すように、パネル部材4は、さらにパネル部材4を移動させるための操作具31を備えている。操作具31は、パネル部21の第1外側面26aに配置される第1支持部材32と、パネル部21の第2外側面26bに配置される第2支持部材33とを備えている。
第1支持部材32は、第1外側面26aに対して突出する立方体に近い矩形形状を有している。第1支持部材32は、第1マグネット32aと、第1マグネット32aを覆う操作部としての第1カバー32bとを備えている。第1マグネット32aは、ネオジウムなどの磁石である。第1カバー32bは、横断面形状がU字形状を有しており、内側の凹部に第1マグネット32aが配置される。一例として、第1マグネット32aは、第1カバー32bの凹部に対して、接着剤、両面テープ、ねじ、ビスなどによって支持される。そして、第1支持部材32は、第1マグネット32aが露出した面が第1外側面26aと対向する支持面となる。なお、支持面にも、磁性体で構成され、かつ、第1カバー32bと一連の又は別部材の覆板が配置されていてもよい。第1カバー32bは、パネル部材4を第1外側面26a側から移動操作する際、利用者が手で摘みまたは指を引っかける操作部となる。このため、第1カバー32bは、第1外側面26aから頂部までの高さが操作時利用者の手や指が第1外側面26aに触れない程度に設定されている。一例として、第1カバー32bは、当該第1カバー32bに近接して位置する縦枠部材28の第1外側面26aから頂面までの高さより高く設定されている。なお、第1カバー32bは、上枠部材22や下枠部材29の第1外側面26aから頂面までの高さより高く設定されていてもよい。
第2支持部材33は、第2外側面26bに対して突出する矩形形状を有している。第2支持部材33は、第1支持部材32と同様な構成を有しており、第2マグネット33aと、第2マグネット33aを覆う操作部としての第2カバー33bとを備え、第2カバー33bの内側の凹部に第2マグネット33aが配置されている。第2支持部材33は、第2マグネット33aが露出した面が第2外側面26bと対向する支持面となる。なお、この支持面にも、磁性体で構成され、かつ、第2カバー33bと一連の又は別部材の覆板が配置されていてもよい。第2カバー33bは、パネル部材4を第2外側面26b側から移動操作する際、利用者が手で摘みまたは指を引っかける操作部となる。このため、第2カバー33bにおいても、第2外側面26bから頂部までの高さが操作時利用者の手や指が第2外側面26bに触れない程度に設定されている。一例として、第2カバー33bの第2外側面26bから頂面までの高さは、第1カバー32bの第1外側面26aから頂面までの高さと同じである。
第1支持部材32および第2支持部材33は、一方の縦枠部材28に近接する位置であって、上下方向の中程において配置される(図1参照)。また、第1支持部材32および第2支持部材33が配置される位置は、装飾部材25が第1パネル要素23および第2パネル要素24の間に存在している位置である。具体的には、当該位置において、第1支持部材32は、第1外側面26aに配置され、第2支持部材33は、第2外側面26bに配置され、かつ、第1支持部材32と対向する位置に配置される。これにより、第1支持部材32と第2支持部材33とは、パネル部21を介在させて磁気吸引され、パネル部21の取付位置に取り付けられる。一例として、第1マグネット32aの第1外側面26aと対向する面がN極であるとき、第2マグネット33aの第2外側面26bと対向する面がS極である。
第2支持部材33で使用する第2マグネット33aは、磁力発生部材としての第1マグネット32aに対して磁気吸引される磁性体であれば、第1マグネット32aに対して磁気吸引される軟磁性体などの金属部材などによって構成することもできる。
図2に示すように、パネル部21の上縁部21aには、パネル部21を上枠部材22に取り付けるための取付部材34を備えている。パネル部21は、取付部材34を介して上枠部材22に対してねじなどの固定部材により固定される。上枠部材22は、パネル部21の上縁部21aの全幅に亘って、一対の支持片43を備えている。一対の支持片43は、互いに平行な2つの連結片42で連結されている。また、一対の支持片43の下端部の間には、上縁部21aが挿入される案内溝41を備えている。一対の支持片43の下端部では、内部に取付部材34が配置され、上縁部21aが案内溝41を通じて下方に延出される。
パネル部21の上下方向に延びる側縁部21cに取り付けられる縦枠部材28も、上枠部材22と下枠部材の端部に結合される。パネル部21の側縁部21cは、縦枠部材28の案内溝に挿入される。この際、パネル部21の側縁部21cは、案内溝にグレチャンを介して係合される(図1参照)。
パネル部21の下縁部に取り付けられる下枠部材29は、上枠部材22とほぼ同様な構成を有しており、パネル部21の下縁部21bは、下枠部材29の案内溝に挿入される。この際、パネル部21の下縁部21bは、案内溝にグレチャンを介して係合される(図1参照)。
上記第1実施の形態によれば、以下のように列挙する作用効果を得ることができる。
(1−1)操作具31は、第1外側面26aの第1支持部材32と第2外側面26bの第2支持部材33とを対向する位置に配置することで、利用者の所望の位置、例えば利用者の所望の高さに第1支持部材32と第2支持部材33とを磁気吸引させるだけで設けることができる。一例として、操作具31は、縦枠部材に近接する位置に設けるのが使いやすい。上下方向における位置は、利用者の身長などによって異なる。操作具31は、上下方向の位置を、利用者の使いやすい位置に取り付けることができ、さらに、利用者の使いやすい位置に取付位置を変更することができる。したがって、間仕切り1としても開閉操作をし易いものとなる。また、操作具31の取付は、工具不要で行うことができる。
(1−2)第1支持部材32および第2支持部材33は、パネル部材4を移動操作するときに、第1外側面26aおよび第2外側面26bから利用者の手や指が第1外側面26aに触れない程度の高さを備えているので、パネル部21の表面が指紋などによって汚損することを防ぐことができる。
(1−3)第1支持部材32および第2支持部材33は、装飾部材25が第1パネル要素23および第2パネル要素24の間に存在している位置に配置される。したがって、第1支持部材32および第2支持部材33は、磁気吸引力によって、第1パネル要素23および第2パネル要素24を近接する方向に押さえることができる。これにより、装飾部材25は、第1支持部材32および第2支持部材33の間で配置位置がずれにくくなる。
例えば、第1パネル要素23および第2パネル要素24は、周縁部が上枠部材22、一対の縦枠部材28および下枠部材29によって固定されているといっても、パネル部材4のサイズが大きくなるに連れて、若干上下方向の中央領域が自重で外方に膨らむように撓んで第1パネル要素23および第2パネル要素24の間に隙間が生まれてしまう傾向がある。第1パネル要素23および第2パネル要素24が撓んでしまったときには、当該領域において、装飾部材25に対する第1パネル要素23および第2パネル要素24による支持が弱くなってしまうおそれがある。このような場合にあっても、第1支持部材32および第2支持部材33は、磁気吸引力によって、第1パネル要素23および第2パネル要素24を近接する方向に押さえるので、第1パネル要素23および第2パネル要素24の撓みを抑制することができる。その結果、装飾部材25も、第1パネル要素23および第2パネル要素24の間において支持が弱くなってしまうことを防ぐことができる。
(1−4)第2支持部材33には、マグネットではなく、金属部材などの磁性体を使用することもできる。
(1−5)パネル部材4は、第1パネル要素23または第2パネル要素24に装飾部材25を挟み込んでいるので、装飾部材25の汚損を抑制できる。
(1−6)操作具31を使用しないときに、操作具31を取り外すことで、パネル部材4の意匠性を向上させることができる。
なお、上記第1実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・図5(a)に示すように、操作具31は、第1支持部材32および第2支持部材33が縦長の矩形形状をしていてもよい。縦長の第1支持部材32および第2支持部材33によれば、正方形に近い矩形形状の第1支持部材32および第2支持部材33より大きさが大きいのでより操作性を向上させることができる。
なお、図5(a)の例において、第1支持部材32および第2支持部材33は、円弧形状をした部材であってもよく、このような場合、膨らんだ部分を、近接する縦枠部材28の方向に向かせてよいし、離れた側の縦枠部材28の方向に向かせてもよい。
・図5(b)に示すように、操作具31は、第1支持部材32および第2支持部材33が円柱形状をしていてもよい。図5(b)の例では、円柱形状を有することで、操作時における手触りを良くすることができる。
・図5(c)に示すように、操作具31は、第1支持部材32および第2支持部材33が横長の矩形形状をしていてもよい。
なお、図5(c)の例において、第1支持部材32および第2支持部材33は、円弧形状をした部材であってもよく、このような場合、膨らんだ部分を、上枠部材22の方向に向かせてよいし、下枠部材29の方向に向かせてもよい。
・図5(d)に示すように、第1支持部材32および第2支持部材33において、操作部材32x,33xと脚部32y,33yを備え、脚部32y,33yにマグネット32a,33aを配置する構成としてもよい。
・図6に示すように、第1支持部材32を、利用者の手や指が第1外側面26aに触れない程度の高さとなるようにし操作部として機能させ、第2支持部材33は、一例として偏平とし、操作部と機能しない構成としてもよい。この場合、第2支持部材33は、第2カバー33bを省略して、第2マグネット33a、金属部材などの磁性体だけの構成としてもよい。
・図7に示すように、第1パネル要素23と第2パネル要素24の間に装飾部材25を挟まない部分を有する構成としてもよい。この場合、装飾部材25の大きさは、第1パネル要素23と第2パネル要素24より小さいものとなる。そして、装飾部材25が存在しない領域に操作具31を配置するようにしてもよい。図7の例では、パネル部21の上下方向における、ほぼ上側1/3の領域と下側1/3の領域に装飾部材25が配置され、間の領域には、装飾部材25が配置されていない。このような場合、パネル部21の側縁部21cは、装飾部材25がある位置とない位置とで厚さが異なる。縦枠部材28の案内溝に側縁部21cを取り付けるにあたっては、一例として、グレチャンを介在させることで、グレチャンの弾性によって、側縁部21cの厚さの差を吸収することができる。操作具31は、装飾部材25の存在しない位置に配置される。なお、第1パネル要素23と第2パネル要素24との間に装飾部材25が存在しない領域に操作具31を配置する場合において、装飾部材25の数は、いくつでもよい。また、第1パネル要素23と第2パネル要素24との間に装飾部材25が存在しない領域は、パネル部21の全体の中でどの位置に存在していてもよい。
・第1パネル要素23と第2パネル要素24との間に装飾部材25が存在しない領域を有する構成であっても、操作具31は、装飾部材25の存在する位置に配置してもよい。このような場合、第1支持部材32と第2支持部材33に挟まれた装飾部材25は、配置位置がずれにくくなる。
・図8(a)に示すように、操作具31は、各縦枠部材28の沿う位置に配置するようにし、合計で2つ設けるようにしてもよい。また、図8(b)に示すように、各縦枠部材28の中間位置も操作具31を設けるようにし、合計で3つ設けるようにしてもよい。このような構成によれば、パネル部材4の移動操作が一層容易なものとなる。
・第1支持部材32が長尺な部材である場合、第1マグネット32aは、複数に分割されていてもよい。また、第2支持部材33が長尺な部材である場合にも、第2マグネット33aや金属部材は、複数に分割されていてもよい。
・パネル部21は、1枚の装飾部材25を挟まない1枚のパネル要素で構成されていてもよいし、第1パネル要素と第2パネル要素との間に装飾部材25を挟まない単なる複層パネルであってもよい。このようなパネル部21において、1枚のパネル部21の少なくとも一方の面に装飾部材25は固定されたものであってもよい。
・操作部となる第1カバー32bや第2カバー33bは、第1外側面26aや第2外側面26bから頂部までの高さが縦枠部材28、上枠部材22および下枠部材29より低くてもよい。このような場合、操作時利用者の手や指が第1外側面26aや第2外側面26bに触れやすくなる。しかし、第1外側面26aや第2外側面26bに、指紋や塵埃などが付着しにくく傷がつきにくいハードコーティングを施すことによって、第1外側面26aや第2外側面26bを汚損しにくくすることができる。
・第1外側面26aは、パネル部21の表面および裏面の何れの面であってもよい。
・第1支持部材32に金属部材が配置され、第2支持部材33にマグネットが配置されていてもよい。
・パネル部材4は、縦枠部材28および下枠部材29の何れか1つの枠部材、または、両方の枠部材を省略するようにしてもよい。枠部材を省略する場合であっても、側縁部21cや下縁部21bには、隣接するパネル部材4や床面などとの衝突を和らげるためカバーを配置するようにしてもよい。
・パネル部が上部ランナによって吊り下げ支持されるのではなく、下部レールに沿って移動する下部ランナに支持される間仕切りにも適用可能である。
・上部レール2に移動可能に吊り下げ支持されるパネル部材4の枚数は特に限定されるものではない。
・レールに沿って移動しない間仕切りにも適用することができる。一例として、パーティションのような移動しない間仕切りや、出入り口のドア枠の開口部に蝶番などによって回動可能に取り付けられる扉などにも適用することができる。
・上部ランナ3の構成は、ランナ本体に4個の車輪が回転可能に支持され、車輪が上部レール2内をほぼ上下動不能な状態で支持片7a上を転動するものであってもよい。
・間仕切りとしては、引戸の他、折引戸であってもよい。
1…間仕切り、2…上部レール、3…上部ランナ、4…パネル部材、6a…前壁、6b…後壁、6c…上壁、7…レール開口部、7a…支持片、7b…支持片、11…ランナ本体、12…軸保持部材、13…支軸、21…パネル部、21a…上縁部、21b…下縁部、21c…側縁部、22…上枠部材、23…第1パネル要素、24…第2パネル要素、25…装飾部材、26a…第1外側面、26b…第2外側面、28…縦枠部材、29…下枠部材、31…操作具、32…第1支持部材、32a…第1マグネット、32b…第1カバー、32x…操作部材、32y…脚部、33…第2支持部材、33a…第2マグネット、33b…第2カバー、33x…操作部材、33y…脚部、34…取付部材、41…案内溝、42…連結片、43…支持片。

Claims (6)

  1. 互いに相対する2枚のパネル要素を備えたパネル部材と、
    一方のパネル要素の外側面に配置される第1支持部材と、
    他方のパネル要素の外側面において、前記第1支持部材に対して対向配置される第2支持部材とを備え、
    前記第1支持部材と前記第2支持部材とは、前記2枚のパネル要素を介して磁気吸引されることによって前記パネル部材に対して取り付けられる
    間仕切り。
  2. 前記第1支持部材および前記第2支持部材のうちの少なくとも1つの支持部材は、前記パネル部材を移動操作する操作部を備え、
    前記操作部は、前記支持部材が取り付けられた前記外側面に対して突出した形状を備えている
    請求項1に記載の間仕切り。
  3. 前記パネル部材は、前記2枚のパネル要素で装飾部材を挟み込んで構成されている
    請求項1または2に記載の間仕切り。
  4. 前記第1支持部材および前記第2支持部材は、前記装飾部材が存在している領域に配置されている
    請求項3に記載の間仕切り。
  5. レールに沿って移動するランナによって支持されたパネル部材が備える操作具において、
    前記パネル部材における互いに相対する2つの外側面のうちの一方の外側面に配置される第1支持部材と、
    他方の外側面において、前記第1支持部材に対して対向配置される第2支持部材とを備え、
    前記第1支持部材および前記第2支持部材のうちの少なくとも1つの支持部材は、前記パネル部材を移動操作する操作部を備え、
    前記第1支持部材と前記第2支持部材とは、前記パネル部材を介して磁気吸引されることによって前記パネル部材に対して取り付けられる
    操作具。
  6. 前記第1支持部材および前記第2支持部材のうちの一方の支持部材は、マグネットを備え、他方の支持部材は、前記マグネットに磁気吸引される磁性体を備える
    請求項5に記載の操作具。
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