JP3593326B2 - スライドユニットを有する家具、及びシステムキッチン - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家具、及びシステムキッチンに関する。特にこの発明は、利用者にとっての使いやすさを向上させた家具、及びシステムキッチンに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、対面式のシステムキッチン50の斜視図である。システムキッチン50は、第1のキャビネット52と第2のキャビネット55とを組合わせることによって構成される。このシステムキッチン50は、調理者が食堂の様子を見ながら料理を作れるように、食堂と台所の間に設置される。第1のキャビネット52の天板40には、シンク44、及びコンロ46が設置されている。第2のキャビネット55の天板42は、天板40の後方であって、天板40より高い位置に設置される。調理者は、調理した料理を次々と天板42に置いていき、食堂側で待機している人が、天板42から料理を食卓に運んでいく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、調理時の立ち位置から天板42までの距離は、それほど近くなく、特に、図示するように、第1キャビネット52にシンク44が設けられている場合には、天板40の奥行きは、60から70cm程度にもなる。そのため、体の小さい女性などには、天板42に物を置く作業は容易ではない。
【0004】
さらに、天板40の奥行きが長いことにも依存するのであるが、利用者は、第2の天板42の前方部分にしか物を置くことができない。そのため、現状のシステムキッチン50では、天板42のスペースが有効に使われていないといえる。
【0005】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる家具、及びシステムキッチンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の形態は、第1キャビネットと、第1キャビネットに並べて配置される第2キャビネットとを備えたシステムキッチンである。このシステムキッチンにおいて、第2キャビネットは、第1キャビネットの高さよりも高い位置に、第1キャビネット側に向けて引き出すことのできるスライド板を有している。スライド板を引き出すことにより、体の小さい利用者でも、料理などを容易にそのスライド板に載せることが可能となる。
【0007】
また、引き出したスライド板は、その自重や載せられる料理の重さなどにより下方に傾くが、その傾きをできるだけ小さくするために、第2キャビネットは、スライド板の後側部分に対して、下向きの力を加える力印加手段を有することが好ましい。ここで、後側部分とは、スライド板の引き出し方向に対して反対側の部分を示す。後側部分に下向きの力を加えることにより、後側部分にかかる重さにより生じる上向き力に抗し、スライド板の傾斜を低減することが可能となる。この力印加手段は、磁力を与えてもよい。
【0008】
本発明の第2の形態は、本体に設けられるレールまたはガイド溝のいずれか一方と、レールまたはガイド溝のいずれか一方に沿ってほぼ水平方向にスライド可能なレールまたはガイド溝のいずれか他方を有するスライドユニットと、スライドユニットと本体との間に磁力を印加する磁力印加手段とを備えることを特徴とする家具を提供する。スライドユニットは、スライド式の板、棚、箱状の引き出しなどであってよく、天板の一部をスライド可能としたものであってもよい。
【0009】
磁力印加手段は、スライドユニットをスライドさせて引き出したときに、スライドユニットの本体側に存する部分が持ち上がらないように、磁力により、本体側に存する部分に対して下向きの力を加える。磁力印加手段は、レールまたはガイド溝の一方または双方を磁石により形成したものであってもよい。ガイド溝は、レールの第1面と、それに対向する第2面とを挟み込むようにして構成される第1のガイド部材と、第2のガイド部材とを有し、第1のガイド部材と、レールの第1面とが引き合うように、レールの第1面、及び第1のガイド部材の磁極が配置され、第2のガイド部材と、レールの第2面とが反発するように、レールの第2面、及び第2のガイド部材の磁極が配置される。
【0010】
スライドユニットは、その底面にガイド溝を有してもよく、また、スライドユニットは、突起部を有し、当該本体は、スライドユニットのスライド時に、突起部が通る経路と、その経路中に形成された、スライドユニットのスライド量を制限するストッパを更に備えてもよい。
【0011】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図2は、実施の形態に係るシステムキッチン100の斜視図である。システムキッチン100は、第1キャビネット52と第2キャビネット54とを組合わせて構成される。別の実施例においては、第1キャビネット52と第2キャビネット54とは、一体として構成されてもよい。システムキッチン100の設置時、第1キャビネット52は、台所に向けて配置され、第2キャビネット54は、食卓に向けて配置される。第1キャビネット52は、収納用の扉41や引出43を備え、上面に天板40を有する。天板40には、シンク44、及びコンロ46が形成されている。シンク44とコンロ46の間には、まな板などを置いて調理するための調理台47が形成されている。
【0013】
第2キャビネット54は、第1キャビネット52の後方に並べて配置される。第2キャビネット54は、第1キャビネット52の高さよりも高い位置に、天板48を有する。このように、第1キャビネット52の天板40と第2キャビネット54の天板48とは、階段状に設けられる。第2キャビネット54は、天板48の一部の領域に、第1キャビネット52側に向けて引き出すことのできるスライド板10を有する。スライド板10の第1キャビネット52側の前面には、取っ手11が設けられている。利用者は、この取っ手11を持って、スライド板10を前方に引き出す。この取っ手11は、コの字型であって、布巾などを掛けることができる形状を有することが好ましい。
【0014】
図示される例では、スライド板10が引き出され、スライド板10の一部が、天板40の上方に張り出した状態が示されている。天板48とスライド板10とは、表面がほぼ同じ高さに設けられることが好ましく、スライドしない状態においては、スライド板10は、天板48a、48bとともに、第2キャビネット54の平坦な上面を形成する。スライド板10を前方に引き出すことで、利用者がスライド板10上に置いた食材などをとることが容易となり、また、調理した料理をスライド板10に置くことも容易となる。
【0015】
このスライド可能な構成は、第2キャビネット54にレールまたはガイド溝のいずれか一方を設け、そのレールまたはガイド溝のいずれか一方に沿ったレールまたはガイド溝のいずれか他方をスライド板10に設けることによって実現される。スライド板10は、少なくとも手前にスライド可能であるのが好ましく、さらには、後方にスライド可能であってもよい。
【0016】
図3は、スライド板10の側部にガイド溝を設け、第2キャビネット54の天板48の側部にレールを設けた場合に、スライド板10を引き出したときの、レールとガイド溝の接触状態を示す図である。このとき、レールは天板48の側部に形成されるため、固定されている。ガイド溝の幅W2はレールの幅W1よりも若干大きく形成されるため、スライド板10を引き出すと、スライド板10の撓みを無視しても、それらの幅の違いによりスライド板10が傾くことになる。このとき、レールに対するガイド溝の傾きθは、(W2−W1)/dで表すことができる。スライド板10を引き出すほどdは小さくなり、固定されたレールに対するガイド溝の傾き、すなわちスライド板10の傾きは大きくなる。実際の使用時には、スライド板10の自重と、物を載せた場合にはその重さとが加わることによって、スライド板10に撓みが発生し、引き出したスライド板10の前端の傾きは、より大きなものとなる。
【0017】
図4は、スライド板10を引き出した第2キャビネット54の上面を示す斜視図である。第2キャビネット54は、1対のレール22を備える。このレール22は、天板48の切り欠いた領域に形成される側部49に設けられ、磁石により構成される。また、スライド板10は、1対のレール22に対して形成される1対のガイド溝12、14を有する。このガイド溝12、14は、スライド板10の側部15において、レール22の上面に対向する磁石18と、レール22の下面に対向する磁石16とを配して形成される。このように、ガイド溝12、14は、レール22を挟み込むようにして構成される磁石16、18とを有することが好ましいが、磁石16、18は必ずしも双方とも必要ではなく、一方のみが存在する構成であってもよい。別の実施例では、ガイド溝が天板48の側部49に設けられ、レールがスライド板10の側部15に設けられていてもよい。
【0018】
ガイド溝12、14の磁石とレール22の磁石とは、それらの間に磁力を発生させ、スライド板10を引き出したときに、スライド板10の第2キャビネット54側に存する後端部分が持ち上がらないように、その後端部分に対して下向きの磁力を印加させる。これにより、引き出されたスライド板10は、下方に引っ張られることとなり、引き出したときに生じるスライド板10の傾斜、すなわち図3で説明した傾きθを小さくすることができる。このようにして傾斜を小さくする方法は、スライド式の棚、箱状の引き出しなどの各種スライドユニットにも利用することができる。他の実施の形態においては、ガイド溝12、14ないしはレール22のいずれか一方を、磁石を用いて形成してもよい。また、磁石は、永久磁石であっても、電磁石であってもよい。要は、ガイド12とレール22の少なくとも一方が磁石を有し、ガイド12とレール22の他方が磁石や、金属などの磁性体材料を有すればよい。磁極の配置については図7に関連して後述する。
【0019】
図5は、第2キャビネット54の上面からスライド板10を取り除いたときの状態を示す斜視図である。上面29において、切欠経路26、28が、スライド板10の引き出し方向と平行に設けられている。それぞれの経路26、28は、一端が開口しており他端がストッパ30により閉じられている。経路26の開口端は、第2キャビネット54の一面に存在し、経路28の開口端は、第2キャビネット54のその対向面に存在する。ストッパ30は、スライド板10のスライド量を制限するために形成される。
【0020】
レール22、24を構成する磁石は、レールの上下両面でその磁極を変化させるように配置される。例えば、レール22、24は、ひとつの長い磁石で形成されてもよいし、また短い磁石を直線状に並べることによって形成されてもよい。また、他の実施の形態においては、レールの中心部分が強い磁力を有し、両端に近づくに連れて弱い磁力を有するように磁石を配置してもよい。スライド板10を引き出した際には、レール22、24の中央付近において大きな力(モーメント)が発生するため、そのモーメントに抗する磁力を、特にその付近で発生するのが好ましい。
【0021】
図6は、スライド板10の側面図である。突起部32及び34は、図5に関して説明した切欠経路26並びに28に対応する位置に設けられる。つまりは、突起部32、34は、スライド板10を第2キャビネット54に取り付けたときに、それぞれの切欠経路26、28に挿入されるように、スライド板10の両端に設けられる。突起部32、34はスライド板10の底面より突起しており、スライド時にこの突起部がストッパ30に接触することにより、スライド板10の移動を制限することが可能となる。図5を参照して、この例では、切欠経路26、28、及び対応する突起部32、34により、該スライド板10が、第1キャビネット52の側にもスライドし、且つ、第1キャビネット52から離れる方向にもスライドすることが可能であり、そのスライド量は、スライド板10のスライド方向長さのほぼ半分に制限される。
【0022】
図7は、レール22とガイド溝12の接合部分の断面図である。この図を用いてレール22と、磁石16、18における磁極の関係について説明する。この実施の形態においては、磁石18とレール22との間に、引力が働くように磁石を配置し、磁石16とレール22との間に、反力が働くように磁石を配置する。具体的には、レール22の上面にN極、下面にS極を配置する場合には、磁石18の下面をS極に、磁石16の上面をS極となるように、それぞれの磁極を配置させる。そのため、天板48から見ると、スライド板10には、下向きに押さえつけるための力が印加されることとなる。このように、スライド板10は下方向に押さえつけるような磁力を受けるが、スライド方向は、磁力の方向に対してほぼ垂直な方向であるため、スライド板10は、比較的容易に動かすことができる。
【0023】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載した範囲に限定されず、いろいろな変形が可能なこと、そうした変形例もまた本発明の範囲にあることも当業者に明らかである。
【0024】
第1の変形例として、実施の形態では、スライド板10の側面にガイド溝を設けることとしたが、スライド板10の底面にガイド溝を設けてもよい。図8は、スライド板10の底面にガイド溝60を設けたガイド周辺の断面図である。ガイド溝60は、スライド板10の底面に取り付けられる。レール62は、第2キャビネット54の上面29において、ガイド溝60に対向する位置に取り付けられる。レール62は、ガイド60が外れないように突起部64を有する。ガイド溝60は、脱落防止部材66を有する。このように、レール62は、上方が下方より膨らんだ形状になっており、ガイド溝60は、その膨らんだ部分を包み込むような形状になっている。
【0025】
レール62の上面とガイド溝60が接触する部分Aに引力が働くように、ガイド溝60およびレール62の磁極が配置される。突起部64と脱落防止部材66とが向かい合う部分Bにおいては、それぞれが反発しあうように磁極が配置される。これにより、スライド板10が引き出されて後端部分に上向きの力が加わる場合に、それに抗する磁力を与えることができる。ガイド溝60およびレール62は、それぞれスライド板10および第2キャビネット54に埋め込まれるようにして形成されてもよい。
【0026】
第2の変形例として、第2キャビネット54の上面29に磁石を設け、スライド板の底面に磁石、金属などの磁力を引き付ける部材を設けて、スライド板に下向きの力を加える磁力印加手段を構成してもよい。
【0027】
図9(a)は、スライド板を取り外した状態の第2の天板48を真上から見た図である。スライド板のスライド方向に対して、レール72、74が設けられている。磁石76、78は第2キャビネット54の上面29にそれぞれ設けられている。この例においては、レールやガイドを磁石で構成するよりも、大きな磁石を利用することができるため、強力な磁力を発生させることが可能となる。磁石76、78は永久磁石であっても、電磁石であってもよい。
【0028】
図9(b)は、スライド板88の底面の図である。ガイド溝80、82が底面に設けられており、図9(a)に示したレール72、74が、これらのガイド溝80、82に挿入される。この例では、図9におけるレール72、74とガイド溝80、82は、図8に示した形状を有している。また、スライド板88の底面には、磁石84、及び86が設けられている。このように、底面に磁石の配置されたスライド板88を図9(a)を用いて説明した第2キャビネット54に取り付けることで、スライド板88を引き出したときに、後端部分に下向きの力を加えることができる。
【0029】
また、電磁石を用いる場合には、スライド板88を引き出したことをトリガとして、磁力を発生するように構成してもよい。このとき、例えば、スライド板88を引き出している最中には磁力を発生させず、所定の量だけ引き出したときに、磁力が発生されるように構成してもよい。この構成は、スライド板88を所定量引き出したときに、電磁石に対して電流を供給するスイッチユニットを設けることにより実現される。図9(a)および(b)においては、磁石が上面29およびスライド板88の双方に設けられている状態が示されているが、電磁石は、上面29ないしスライド板88のいずれか一方に設けられ、他方には、金属などの常磁性体材料が設けられていればよい。
【0030】
第3の変形例として、スライド板10に載せた食器などの転落を防ぐために、スライド板10の周囲を凸部で囲んでもよい。また、摩擦係数の高い材質で、スライド板10の上面を形成し、食器の転落を防いでもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、スライドユニットを引き出したとき、スライドユニットの下方への傾きを小さくできるという効果を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシステムキッチンを示す図である。
【図2】実施の形態に係るシステムキッチンを示す図である。
【図3】レールとガイドの接触状態を示す図である。
【図4】キャビネットからスライド板を引き出した状態の斜視図である。
【図5】キャビネットのスライド板の取付部周辺の斜視図である。
【図6】スライド板の側面図である。
【図7】レール部分の磁石の磁極を示す図である。
【図8】レールとガイドの形状を示す図である。
【図9】キャビネットを上面から見た図と、スライド板の底面の図である。
【符号の説明】
10 スライド板、11 取っ手、12 ガイド溝、16 磁石、22 レール、26 切欠経路、30 ストッパ、32 突起部、100 システムキッチン
【発明の属する技術分野】
本発明は、家具、及びシステムキッチンに関する。特にこの発明は、利用者にとっての使いやすさを向上させた家具、及びシステムキッチンに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、対面式のシステムキッチン50の斜視図である。システムキッチン50は、第1のキャビネット52と第2のキャビネット55とを組合わせることによって構成される。このシステムキッチン50は、調理者が食堂の様子を見ながら料理を作れるように、食堂と台所の間に設置される。第1のキャビネット52の天板40には、シンク44、及びコンロ46が設置されている。第2のキャビネット55の天板42は、天板40の後方であって、天板40より高い位置に設置される。調理者は、調理した料理を次々と天板42に置いていき、食堂側で待機している人が、天板42から料理を食卓に運んでいく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、調理時の立ち位置から天板42までの距離は、それほど近くなく、特に、図示するように、第1キャビネット52にシンク44が設けられている場合には、天板40の奥行きは、60から70cm程度にもなる。そのため、体の小さい女性などには、天板42に物を置く作業は容易ではない。
【0004】
さらに、天板40の奥行きが長いことにも依存するのであるが、利用者は、第2の天板42の前方部分にしか物を置くことができない。そのため、現状のシステムキッチン50では、天板42のスペースが有効に使われていないといえる。
【0005】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる家具、及びシステムキッチンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の形態は、第1キャビネットと、第1キャビネットに並べて配置される第2キャビネットとを備えたシステムキッチンである。このシステムキッチンにおいて、第2キャビネットは、第1キャビネットの高さよりも高い位置に、第1キャビネット側に向けて引き出すことのできるスライド板を有している。スライド板を引き出すことにより、体の小さい利用者でも、料理などを容易にそのスライド板に載せることが可能となる。
【0007】
また、引き出したスライド板は、その自重や載せられる料理の重さなどにより下方に傾くが、その傾きをできるだけ小さくするために、第2キャビネットは、スライド板の後側部分に対して、下向きの力を加える力印加手段を有することが好ましい。ここで、後側部分とは、スライド板の引き出し方向に対して反対側の部分を示す。後側部分に下向きの力を加えることにより、後側部分にかかる重さにより生じる上向き力に抗し、スライド板の傾斜を低減することが可能となる。この力印加手段は、磁力を与えてもよい。
【0008】
本発明の第2の形態は、本体に設けられるレールまたはガイド溝のいずれか一方と、レールまたはガイド溝のいずれか一方に沿ってほぼ水平方向にスライド可能なレールまたはガイド溝のいずれか他方を有するスライドユニットと、スライドユニットと本体との間に磁力を印加する磁力印加手段とを備えることを特徴とする家具を提供する。スライドユニットは、スライド式の板、棚、箱状の引き出しなどであってよく、天板の一部をスライド可能としたものであってもよい。
【0009】
磁力印加手段は、スライドユニットをスライドさせて引き出したときに、スライドユニットの本体側に存する部分が持ち上がらないように、磁力により、本体側に存する部分に対して下向きの力を加える。磁力印加手段は、レールまたはガイド溝の一方または双方を磁石により形成したものであってもよい。ガイド溝は、レールの第1面と、それに対向する第2面とを挟み込むようにして構成される第1のガイド部材と、第2のガイド部材とを有し、第1のガイド部材と、レールの第1面とが引き合うように、レールの第1面、及び第1のガイド部材の磁極が配置され、第2のガイド部材と、レールの第2面とが反発するように、レールの第2面、及び第2のガイド部材の磁極が配置される。
【0010】
スライドユニットは、その底面にガイド溝を有してもよく、また、スライドユニットは、突起部を有し、当該本体は、スライドユニットのスライド時に、突起部が通る経路と、その経路中に形成された、スライドユニットのスライド量を制限するストッパを更に備えてもよい。
【0011】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図2は、実施の形態に係るシステムキッチン100の斜視図である。システムキッチン100は、第1キャビネット52と第2キャビネット54とを組合わせて構成される。別の実施例においては、第1キャビネット52と第2キャビネット54とは、一体として構成されてもよい。システムキッチン100の設置時、第1キャビネット52は、台所に向けて配置され、第2キャビネット54は、食卓に向けて配置される。第1キャビネット52は、収納用の扉41や引出43を備え、上面に天板40を有する。天板40には、シンク44、及びコンロ46が形成されている。シンク44とコンロ46の間には、まな板などを置いて調理するための調理台47が形成されている。
【0013】
第2キャビネット54は、第1キャビネット52の後方に並べて配置される。第2キャビネット54は、第1キャビネット52の高さよりも高い位置に、天板48を有する。このように、第1キャビネット52の天板40と第2キャビネット54の天板48とは、階段状に設けられる。第2キャビネット54は、天板48の一部の領域に、第1キャビネット52側に向けて引き出すことのできるスライド板10を有する。スライド板10の第1キャビネット52側の前面には、取っ手11が設けられている。利用者は、この取っ手11を持って、スライド板10を前方に引き出す。この取っ手11は、コの字型であって、布巾などを掛けることができる形状を有することが好ましい。
【0014】
図示される例では、スライド板10が引き出され、スライド板10の一部が、天板40の上方に張り出した状態が示されている。天板48とスライド板10とは、表面がほぼ同じ高さに設けられることが好ましく、スライドしない状態においては、スライド板10は、天板48a、48bとともに、第2キャビネット54の平坦な上面を形成する。スライド板10を前方に引き出すことで、利用者がスライド板10上に置いた食材などをとることが容易となり、また、調理した料理をスライド板10に置くことも容易となる。
【0015】
このスライド可能な構成は、第2キャビネット54にレールまたはガイド溝のいずれか一方を設け、そのレールまたはガイド溝のいずれか一方に沿ったレールまたはガイド溝のいずれか他方をスライド板10に設けることによって実現される。スライド板10は、少なくとも手前にスライド可能であるのが好ましく、さらには、後方にスライド可能であってもよい。
【0016】
図3は、スライド板10の側部にガイド溝を設け、第2キャビネット54の天板48の側部にレールを設けた場合に、スライド板10を引き出したときの、レールとガイド溝の接触状態を示す図である。このとき、レールは天板48の側部に形成されるため、固定されている。ガイド溝の幅W2はレールの幅W1よりも若干大きく形成されるため、スライド板10を引き出すと、スライド板10の撓みを無視しても、それらの幅の違いによりスライド板10が傾くことになる。このとき、レールに対するガイド溝の傾きθは、(W2−W1)/dで表すことができる。スライド板10を引き出すほどdは小さくなり、固定されたレールに対するガイド溝の傾き、すなわちスライド板10の傾きは大きくなる。実際の使用時には、スライド板10の自重と、物を載せた場合にはその重さとが加わることによって、スライド板10に撓みが発生し、引き出したスライド板10の前端の傾きは、より大きなものとなる。
【0017】
図4は、スライド板10を引き出した第2キャビネット54の上面を示す斜視図である。第2キャビネット54は、1対のレール22を備える。このレール22は、天板48の切り欠いた領域に形成される側部49に設けられ、磁石により構成される。また、スライド板10は、1対のレール22に対して形成される1対のガイド溝12、14を有する。このガイド溝12、14は、スライド板10の側部15において、レール22の上面に対向する磁石18と、レール22の下面に対向する磁石16とを配して形成される。このように、ガイド溝12、14は、レール22を挟み込むようにして構成される磁石16、18とを有することが好ましいが、磁石16、18は必ずしも双方とも必要ではなく、一方のみが存在する構成であってもよい。別の実施例では、ガイド溝が天板48の側部49に設けられ、レールがスライド板10の側部15に設けられていてもよい。
【0018】
ガイド溝12、14の磁石とレール22の磁石とは、それらの間に磁力を発生させ、スライド板10を引き出したときに、スライド板10の第2キャビネット54側に存する後端部分が持ち上がらないように、その後端部分に対して下向きの磁力を印加させる。これにより、引き出されたスライド板10は、下方に引っ張られることとなり、引き出したときに生じるスライド板10の傾斜、すなわち図3で説明した傾きθを小さくすることができる。このようにして傾斜を小さくする方法は、スライド式の棚、箱状の引き出しなどの各種スライドユニットにも利用することができる。他の実施の形態においては、ガイド溝12、14ないしはレール22のいずれか一方を、磁石を用いて形成してもよい。また、磁石は、永久磁石であっても、電磁石であってもよい。要は、ガイド12とレール22の少なくとも一方が磁石を有し、ガイド12とレール22の他方が磁石や、金属などの磁性体材料を有すればよい。磁極の配置については図7に関連して後述する。
【0019】
図5は、第2キャビネット54の上面からスライド板10を取り除いたときの状態を示す斜視図である。上面29において、切欠経路26、28が、スライド板10の引き出し方向と平行に設けられている。それぞれの経路26、28は、一端が開口しており他端がストッパ30により閉じられている。経路26の開口端は、第2キャビネット54の一面に存在し、経路28の開口端は、第2キャビネット54のその対向面に存在する。ストッパ30は、スライド板10のスライド量を制限するために形成される。
【0020】
レール22、24を構成する磁石は、レールの上下両面でその磁極を変化させるように配置される。例えば、レール22、24は、ひとつの長い磁石で形成されてもよいし、また短い磁石を直線状に並べることによって形成されてもよい。また、他の実施の形態においては、レールの中心部分が強い磁力を有し、両端に近づくに連れて弱い磁力を有するように磁石を配置してもよい。スライド板10を引き出した際には、レール22、24の中央付近において大きな力(モーメント)が発生するため、そのモーメントに抗する磁力を、特にその付近で発生するのが好ましい。
【0021】
図6は、スライド板10の側面図である。突起部32及び34は、図5に関して説明した切欠経路26並びに28に対応する位置に設けられる。つまりは、突起部32、34は、スライド板10を第2キャビネット54に取り付けたときに、それぞれの切欠経路26、28に挿入されるように、スライド板10の両端に設けられる。突起部32、34はスライド板10の底面より突起しており、スライド時にこの突起部がストッパ30に接触することにより、スライド板10の移動を制限することが可能となる。図5を参照して、この例では、切欠経路26、28、及び対応する突起部32、34により、該スライド板10が、第1キャビネット52の側にもスライドし、且つ、第1キャビネット52から離れる方向にもスライドすることが可能であり、そのスライド量は、スライド板10のスライド方向長さのほぼ半分に制限される。
【0022】
図7は、レール22とガイド溝12の接合部分の断面図である。この図を用いてレール22と、磁石16、18における磁極の関係について説明する。この実施の形態においては、磁石18とレール22との間に、引力が働くように磁石を配置し、磁石16とレール22との間に、反力が働くように磁石を配置する。具体的には、レール22の上面にN極、下面にS極を配置する場合には、磁石18の下面をS極に、磁石16の上面をS極となるように、それぞれの磁極を配置させる。そのため、天板48から見ると、スライド板10には、下向きに押さえつけるための力が印加されることとなる。このように、スライド板10は下方向に押さえつけるような磁力を受けるが、スライド方向は、磁力の方向に対してほぼ垂直な方向であるため、スライド板10は、比較的容易に動かすことができる。
【0023】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載した範囲に限定されず、いろいろな変形が可能なこと、そうした変形例もまた本発明の範囲にあることも当業者に明らかである。
【0024】
第1の変形例として、実施の形態では、スライド板10の側面にガイド溝を設けることとしたが、スライド板10の底面にガイド溝を設けてもよい。図8は、スライド板10の底面にガイド溝60を設けたガイド周辺の断面図である。ガイド溝60は、スライド板10の底面に取り付けられる。レール62は、第2キャビネット54の上面29において、ガイド溝60に対向する位置に取り付けられる。レール62は、ガイド60が外れないように突起部64を有する。ガイド溝60は、脱落防止部材66を有する。このように、レール62は、上方が下方より膨らんだ形状になっており、ガイド溝60は、その膨らんだ部分を包み込むような形状になっている。
【0025】
レール62の上面とガイド溝60が接触する部分Aに引力が働くように、ガイド溝60およびレール62の磁極が配置される。突起部64と脱落防止部材66とが向かい合う部分Bにおいては、それぞれが反発しあうように磁極が配置される。これにより、スライド板10が引き出されて後端部分に上向きの力が加わる場合に、それに抗する磁力を与えることができる。ガイド溝60およびレール62は、それぞれスライド板10および第2キャビネット54に埋め込まれるようにして形成されてもよい。
【0026】
第2の変形例として、第2キャビネット54の上面29に磁石を設け、スライド板の底面に磁石、金属などの磁力を引き付ける部材を設けて、スライド板に下向きの力を加える磁力印加手段を構成してもよい。
【0027】
図9(a)は、スライド板を取り外した状態の第2の天板48を真上から見た図である。スライド板のスライド方向に対して、レール72、74が設けられている。磁石76、78は第2キャビネット54の上面29にそれぞれ設けられている。この例においては、レールやガイドを磁石で構成するよりも、大きな磁石を利用することができるため、強力な磁力を発生させることが可能となる。磁石76、78は永久磁石であっても、電磁石であってもよい。
【0028】
図9(b)は、スライド板88の底面の図である。ガイド溝80、82が底面に設けられており、図9(a)に示したレール72、74が、これらのガイド溝80、82に挿入される。この例では、図9におけるレール72、74とガイド溝80、82は、図8に示した形状を有している。また、スライド板88の底面には、磁石84、及び86が設けられている。このように、底面に磁石の配置されたスライド板88を図9(a)を用いて説明した第2キャビネット54に取り付けることで、スライド板88を引き出したときに、後端部分に下向きの力を加えることができる。
【0029】
また、電磁石を用いる場合には、スライド板88を引き出したことをトリガとして、磁力を発生するように構成してもよい。このとき、例えば、スライド板88を引き出している最中には磁力を発生させず、所定の量だけ引き出したときに、磁力が発生されるように構成してもよい。この構成は、スライド板88を所定量引き出したときに、電磁石に対して電流を供給するスイッチユニットを設けることにより実現される。図9(a)および(b)においては、磁石が上面29およびスライド板88の双方に設けられている状態が示されているが、電磁石は、上面29ないしスライド板88のいずれか一方に設けられ、他方には、金属などの常磁性体材料が設けられていればよい。
【0030】
第3の変形例として、スライド板10に載せた食器などの転落を防ぐために、スライド板10の周囲を凸部で囲んでもよい。また、摩擦係数の高い材質で、スライド板10の上面を形成し、食器の転落を防いでもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、スライドユニットを引き出したとき、スライドユニットの下方への傾きを小さくできるという効果を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシステムキッチンを示す図である。
【図2】実施の形態に係るシステムキッチンを示す図である。
【図3】レールとガイドの接触状態を示す図である。
【図4】キャビネットからスライド板を引き出した状態の斜視図である。
【図5】キャビネットのスライド板の取付部周辺の斜視図である。
【図6】スライド板の側面図である。
【図7】レール部分の磁石の磁極を示す図である。
【図8】レールとガイドの形状を示す図である。
【図9】キャビネットを上面から見た図と、スライド板の底面の図である。
【符号の説明】
10 スライド板、11 取っ手、12 ガイド溝、16 磁石、22 レール、26 切欠経路、30 ストッパ、32 突起部、100 システムキッチン
Claims (8)
- 第1キャビネットと、
前記第1キャビネットに並べて配置される第2キャビネットとを備え、
前記第2キャビネットは、前記第1キャビネットの高さよりも高い位置に、前記第1キャビネット側に向けて引き出すことのできるスライド板と、
前記スライド板の後側部分に対して、下向きの力を加える力印加手段と、
を有することを特徴とするシステムキッチン。 - 前記力印加手段は、前記スライド板を引き出したときに、磁力により前記スライド板の前記第2キャビネット側に存する部分に対して下向きの力を加えることを特徴とする請求項1に記載のシステムキッチン。
- 本体に設けられるレールまたはガイド溝のいずれか一方と、
前記レールまたはガイド溝のいずれか一方に沿ってほぼ水平方向にスライド可能な前記レールまたはガイド溝のいずれか他方を有するスライドユニットと、
前記スライドユニットの後側部分に対して下向きの力を加える力印加手段と、
を備えることを特徴とする家具。 - 前記力印加手段は、前記スライドユニットをスライドさせて引き出したときに、磁力により前記スライドユニットの本体側に存する部分に対して下向きの力を加えることを特徴とする請求項3に記載の家具。
- 前記力印加手段は、前記レールまたは前記ガイド溝の一方または双方を磁石により形成したものであることを特徴とする請求項3または4に記載の家具。
- 前記ガイド溝は、前記レールの第1面と、それに対向する第2面とを挟み込むようにして構成される第1のガイド部材と、第2のガイド部材とを有し、
第1のガイド部材と、前記レールの第1面とが引き合うように、前記レールの第1面、及び前記第1のガイド部材の磁極が配置され、
前記第2のガイド部材と、前記レールの第2面とが反発するように、前記レールの第2面、及び前記第2のガイド部材の磁極が配置されることを特徴とする請求項5に記載の家具。 - 前記スライドユニットは、その底面に前記ガイド溝を有することを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の家具。
- 前記スライドユニットは、突起部を有し、
当該本体は、
スライドユニットのスライド時に、前記突起部が通る経路と、
その経路中に形成された、前記スライドユニットのスライド量を制限するストッパを更に備えることを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載の家具。
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