JP2013013429A - ロック機能付タンス - Google Patents

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Kazuya Nagashima
一哉 永島
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Abstract

【課題】 地震の振動によって引き出しが開くことがなく、既存の整理タンスの構造を大幅に変えることなく実現できるロック機能付タンスを提供する。
【解決手段】 本体の収納部の左右側板に第一ガイドレールを固定し、引き出しの左右側板に第二ガイドレールを固定し、ガイドローラを介して両ガイドレールが前後方向に摺動し得るように構成し、収納部の左右側板にプッシュオープン式挟持装置を固定し、引き出しの前面板後面に挟持部材に挟持される突出部を固定し、引き出し収納時は突出部が挟持部材に挟持されて引き出しがロックされるように構成し、収納位置から引き出しを若干押圧することにより、弾性体の付勢力によって挟持部材が前方の開放位置に移動することで、挟持部材による突出部の挟持状態が解除されるように構成し、弾性体による挟持部材の前方への移動に伴って引き出しが収納位置から前方に押し出されるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地震等の揺れが生じても引き出しが容易に開くことがなく、しかもワンタッチで開閉することができるロック機能付タンスに関するものである。
従来、洋服の整理タンス等は、収納部側の側板と引き出し側の側板に各々ガイドレールを設け、両ガイドレールに沿って引き出しを摺動させることで、引き出しの引き出し動作、収納動作を行うことができるように構成されている。
また、引き出しの後面と上記収納部の奥部の板との間に挟持爪を有する挟持装置を設け、上記引き出しを収納したときに引き出し後面の突起を上記挟持爪で挟持することにより上記引き出しを収納位置にロックするプッシュオープン式の物入れが提案されている(特許文献1)。
また、引き出し等に使用するガイドレールの後端部にプッシュスイッチを上記ガイドレールと一体に設けたプッシュスイッチ一体型ガイドレールが提案されている(特許文献2)。
実開昭63−71741号 特開2008−119177号
ところで、特許文献1の物入れでは、引き出しのロックは可能であるが、引き出しの背面に挟持装置を設ける大きなスペースが必要であり、この部分を物入れとして利用できないので、家具としての空間利用効率が悪いという課題がある。
また特許文献2のガイドレールをタンス等のガイドレールとして用いることも考えられるが、このガイドレールは一方のガイドレールに挟持装置、他方のガイドレールに係合ピンが一体化された非常に複雑な構造を有している。よって、このような構造のガイドレールをタンスの引き出しとして使用する場合は、上記ガイドレールを引き出しの左右に1組ずつ使用する必要があり、量産可能な多段の整理タンス等の量産家具として用いるにはコスト高となるため、より低価格で実現できる構造が望まれている。
本発明は上記従来の課題を解決するために、地震等の振動によって引き出しが開くことがなく、しかも既存の部品を利用することにより、既存の整理タンス等の構造を大幅に変えることなく、かつ、空間利用効率を落とすことなく実現することができるロック機能付タンスを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、本体に対して収脱可能な引き出しを有するロック機能付タンスにおいて、上記本体の収納部の左右側板に第一ガイドレールを各々固定し、上記収納部に収納される引き出しの左右側板に上記第一ガイドレールに係合して上記第一ガイドレールに対して前後方向に摺動可能な第二ガイドレールを各々固定すると共に、ガイドローラを介して上記両ガイドレールが前後方向に円滑摺動し得るように構成し、弾性体により常時前方に付勢され、前方の開放位置と後方の閉鎖位置との間を前後方向に交互に移動可能な挟持部材を有するプッシュオープン式の挟持装置を設け、上記両第一ガイドレールの前端部に隣接して、上記収納部の左右側板に上記挟持装置を各々固定すると共に、上記引き出しの前面板後面の左右2箇所に上記引き出し収納時に上記挟持部材に挟持される突出部を各々固定し、上記引き出し収納時は上記各突出部が各々上記閉鎖位置の上記挟持部材に挟持されることにより上記引き出しが収納位置にロックされるように構成し、上記収納位置から上記引き出しを後方に若干押圧することにより、上記弾性体の付勢力によって上記挟持部材が上記前方の開放位置に移動することで、上記挟持部材による上記突出部の挟持状態が解除されるように構成し、上記弾性体による上記挟持部材の前方への移動に伴って上記引き出しが上記収納位置から前方に若干押し出されるように構成したものであることを特徴とするロック機能付タンスにより構成される。
上記弾性体は例えばスプリング(12)により構成することができる。上記挟持部材は例えば一対の挟持爪(13,13)により構成することができる。このように構成すると、本体の収納部の左右側板と引き出しの左右側板との間の左右の空間部分(S)に、ロック機能を含めたプッシュオープン式の挟持装置としての構成部材、即ち、第一ガイドレール、第二ガイドレール、挟持装置、突出部を全て配置することができるため、従来のタンスとしての構造を大幅に変更することなく、かつ空間利用効率を落とすことなくロック機構付タンスを低コストで構成することができる。
第2に、上記第一ガイドレールに上記引き出しの移動方向に直交する第一回転軸を設け、上記第二ガイドレールの摺動に伴って上記第二ガイドレールに摺接するガイドローラを上記第一回転軸に軸支すると共に、上記第二ガイドレールに上記引き出しの移動方向に直交する第二回転軸を設け、上記第二ガイドレールの摺動に伴って上記第一ガイドレールに摺接するガイドローラを上記第二回転軸に軸支したものであることを特徴とする上記第1記載のロック機能付タンスにより構成される。
上記第一回転軸は例えば回転軸(a)により構成することができる。上記第二回転軸は例えば回転軸(b)により構成することができる。このように構成すると、ガイドローラ(6a,8a)によって本体に対して極めて円滑に引き出しを摺動させることができるため、挟持装置に用いられる弾性体だけでも充分にプッシュオープン式の引き出しを構成することができ、別途に弾性体を設ける必要がない。
第3に、上記引き出しの前面板は上記引き出しのロック状態において上記本体の前面と面一となるように構成したものである上記第1又は2記載のロック機能付タンスにより構成される。
このように構成すると、引き出しの前面板が本体の前面と面一となり、全体として高いデザイン性を実現することができる。
第4に、上記収納部及び上記引き出しを上下方向に複数段設けたものである上記第1〜3の何れかに記載のロック機能付タンスにより構成される。
このように構成すると、いわゆる衣類等の整理ダンスとしてロック機能のついたタンスを低価格で実現することができる。
上述のように本発明によれば、本体の収納部の左右側板と引き出しの左右側板との空間部分に、ロック機能を含めたプッシュオープン式の挟持装置としての構成部材、即ち、第一ガイドレール、第二ガイドレール、挟持装置、突出部を配置することができるため、従来のタンスとしての構造を大幅に変更することなく、かつ空間利用効率を落とすことなくロック機構付タンスを低コストで実現することができる。
また、ガイドローラ及び第一及び第二ガイドレールによって本体に対して極めて円滑に引き出しを摺動させることができるため、挟持装置に用いられる弾性体だけでも充分にプッシュオープン式の引き出しを構成することができ、別途に弾性体を設ける必要がない。
また、引き出しの収納時に、引き出しの前面板が本体の前面と面一となるため、デザイン性の高いロック機能付タンスを実現することができる。
また、例えば衣類等の整理ダンス等としてロック機能のついたタンスを低価格で実現することができる。
本発明に係るロック機能付タンスの一部切欠斜視図である。 同上タンスの一部断面正面図(図3のY−Y線断面図)である。 引き出しの収脱の状態を説明するための同上タンスの側面図である。 同上タンスの上面板を取り去った状態の平面図である。 同上タンスの引き出しと収納部との関係を示す斜視図である。 引き出しの収脱の状態を説明するための同上タンスの引き出し近傍の側面図であり、(a)は引き出しを収納部から取り外した状態、(b)は引き出しを収納部に途中まで収納した状態、(c)は引き出しの突出部が当接部に接触した収納直前の状態、(d)は引き出しを完全に収納した状態を示す図である。 同上タンスのガイドレールの係合関係を示す上記ガイドレール近傍の拡大正面図である。 同上タンスの挟持装置の側面断面図であり、(a)は開放位置、(b)は閉鎖位置を示す。
以下、本発明に係るロック機能付タンスを詳細に説明する。
タンスの本体2に対して収脱可能な複数の引き出し3を有するロック機能付タンス1において、上記本体2の複数の収納部4の左右側板5a,5bに前後方向に左右対称構造の第一ガイドレール6,6を各々固定する。また、上記収納部4に収納される引き出し3の左右側板7a,7b下端縁に上記両第一ガイドレール6,6に各々係合し、上記第一ガイドレール6,6に対して前後方向に摺動可能な左右対称構造の第二ガイドレール8,8を固定する。そして、上記第一ガイドレール6,6のガイドローラ6a,6a、上記第二ガイドレール8,8のガイドローラ8a,8aは互いに相手のガイドレール6,8に係合することで、上記両ガイドレール6,8が前後方向に極めて円滑に摺動し得るように構成されている。
上記収納部4は、図1に示すように、複数の仕切板9によって上下方向に仕切られており、上記第一ガイドレール6,6は上記仕切板9の左右両端上面に沿うように、上記左右側板5a,5bに固定されている。
上記第一ガイドレール6は、図5、図6、図7に示すように、左右側板5a,5bに前後方向に固定された細長い方形杆であるスペーサ板10の内面10a(対向面)に、その垂直板6bがビス等(図示せず)にて固定されており、垂直板6bの上部及び下部には略直角に対向方向に折り曲げられた水平レール部6c,6dが略全長に亘り形成されている。
この第一ガイドレール6は上記左右側板5a,5bの前端から略後端に至る長さを有しており、その前端部に単一のガイドローラ6aが上記引き出しの摺動方向と直交し上記垂直板6bに軸支された回転軸(第一回転軸)aを以って回転自在に設けられている。これらの第一ガイドレール6,6は、上記左右側板5a,5bに対向して同一水準位置に設けられており、上記ガイドローラ6a,6aも左右方向に互いに対向する位置に設けられている。
上記第二ガイドレール8は、上記引き出し3の左右側板7a,7bの下端コーナ部に設けられており、その垂直板8bが上記左右側板7a,7bにビス等(図示せず)により固定されている。上記垂直板8bの上縁には上記第一ガイドレール6側に直角に折り曲げられた水平レール部8cが略全長に亘り形成されており、上記垂直板8bの下縁には反対方向に折り曲げられた取付片8dが略全長に亘り設けられており、上記取付片8dは上記引き出しの下面3aに接合され、上記下面3aにビス等(図示せず)により固定されている。
この第二ガイドレール8はその後端に単一のガイドローラ8aが上記引き出しの摺動方向と直交し上記垂直板8bに軸支された回転軸(第二回転軸)bを以って回転自在に設けられている。
そして、図7に示すように、上記引き出し3を上記収納部4に収納すると、上記第二ガイドレール8の水平レール部8cと上記ガイドローラ8aが上記第一ガイドレール6の上下の水平レール部6c,6d間に嵌合した状態となり、上記引き出し3の荷重により上記ガイドローラ8aの下部が上記第一ガイドレール6の下側の水平レール部6d上に接触し、上記ガイドローラ6aの上部が上記第二ガイドレール8の上記水平レール部8cに接触した状態となるので、上記引き出し3の前後方向の動きに対応して上記ガイドローラ8a,6aが各々上記水平レール部6d,8cに沿って摺接し回動することにより、上記引き出し3を極めて円滑に前後方向に摺動することができるように構成されている。
上記各収納部4の上記左右側板5a,5bにおける第一ガイドレール6,6の前端の上部には、引き出しロック用の挟持装置11,11が各々設けられている。
この挟持装置11,11は、図8に示すように、内部のスプリング(弾性体)12により常時前方に付勢され、同図(a)に示す前方の開放位置と、同図(b)に示す後方の閉鎖位置との間を前後方向に交互に移動可能な挟持爪13,13を有するプッシュオープン式の挟持装置であって、上記収納部4の上記両第一ガイドレール6,6の前端部の上方位置に、上記ガイドレール6,6の前端部に隣接して、上記収納部4の左右側板5a,5bに各々固定されている。
この挟持装置11は、前方開口部11aから上記挟持爪13,13が突出した開放位置(図8(a)参照)と、上記前方開口部11a内に上記挟持爪13,13が収納された閉鎖位置(図8(b)参照)とをとり得るものであって、図8に示すように、その内部に略ハート型のカム溝15aを有する前後方向に摺動可能な摺動部材15を有しており、この摺動部材15の前方には、当該摺動部材15と一体に前後方向に摺動可能な挟持爪13,13及び当接部18が設けられている。また、上記摺動部材15のカム溝15a内には、後端を固定されたカム部材16の先端のピン16aが係合しており、さらに、上記摺動部材15はスプリング12によって常時前方(矢印X方向)に付勢されている。
上記挟持爪13,13は一対の回動軸13a,13aを回動支点として互いに閉鎖方向(矢印A方向)、開成方向(矢印B方向)に開閉自在(回動自在)に設けられており、当該挟持爪13,13は図示しないコイルスプリングによって常時開成方向(矢印B方向)に回動付勢されている。
また、上記挟持爪13,13間の中央部には当接部18が設けられおり、さらに、上記挟持装置11の上記挟持爪13,13の移動経路外側には上記挟持爪13,13の外側に各々当接して上記挟持爪13,13の開閉動作を行うための一対の回動ローラ17,17が上記挟持装置11筺体に固定されている。
従って、上記挟持装置11は、図8(a)の開放位置では上記スプリング12の前方向の付勢力によって上記ピン16aが上記カム溝15aの後端位置P1に位置しており、当該位置において上記摺動部材15が前方に摺動し、上記挟持爪13,13は上記前方開口部11aから開成状態で突出した状態となっている。
当該開放位置から上記スプリング12の付勢力に抗して上記当接部18を後方に押圧すると、摺動部材15は上記挟持爪13,13共々後方に移動していくが、当該摺動部材15は上記ピン16aがカム溝15aの位置P2に係合する位置L1(図8(b))(引き出し3の前面板3bの位置L1’)まで一旦後退し、その後、摺動部材15aは上記スプリング12の前方への付勢力(復帰力)によって上記ピン16aが上記カム溝15aの位置P3に位置するまで若干前方に距離Tだけ移動して位置L2まで復帰し、当該位置L2(図8(b)の位置、引き出し3の前面板3bの位置L2’)である閉鎖位置にて停止する。
上記開放位置から上記閉鎖位置への移動の過程において上記挟持爪13,13の外側に上記回動ローラ17,17が当接することで上記挟持爪13,13は矢印A方向に回動して行き、上記閉鎖位置においては完全に閉じた状態となる。上記挟持爪13,13は先端部に互いに対向する爪部13b,13bを有しており、上記閉鎖位置においては、上記突出部14の先端の係合頭部14aが上記挟持爪13,13の爪部13b,13bによって確実に挟持されるように構成されている。
上記摺動部材15aの前後方向の動きに直交する上記引き出し3の前面板3bの左右延長部3b’,3b’の後面3b”,3b”には、上記引き出し3収納時に上記閉鎖位置の上記挟持爪13,13に挟持される突出部14,14が各々固定されている。
即ち、上記突出部14,14は、上記引き出し3を上記収納部4に収納した状態において、上記挟持装置11の上記当接部18と同一高さとなる位置に固定されており(図5参照)、よって上記引き出し3を上記収納部4に収納していくと、上記突出部14の上記係合頭部14aが上記当接部18に当接し得るように構成している。
そして、上記突出部14が上記当接部18に当接した状態(図6(c))から、さらに引き出し3の前面板3bを後方に上記位置L1’(図8(b)の摺動部材15の位置L1)まで押圧すると、その過程で上記挟持爪13,13が上記突出部14,14を挟持して行き、上記ピン16aが上記カム溝15aの位置P2に位置して引き出し3の後方移動が停止すると、この時点(図8(b)の上記位置L1)で上記突出部14は上記挟持爪13,13に完全に挟持されたロック状態となる。
そして上記引き出し3の後方への移動が停止した時点(上記位置L1,L1’)で引き出し3の前面板3bから手を離すと、上記スプリング12の復帰力により、上記ピン16aがカム溝15aの位置P3に位置するまで上記摺動部材15を若干前方に押し出して図8(b)の閉鎖位置に停止する(上記位置L2,L2’)。
この時点で、上記引き出し3は図6(d)に示す収納状態となり、上記引き出し3収納時は上記各突出部14,14が各々上記挟持位置11,11の上記挟持爪13,13に挟持されることにより上記引き出し3が収納位置にロックされると共に、上記収納位置において上記引き出し前面板3bの前面が上記本体2前面2aと面一となるように構成されている(図3参照)。
引き出し3の開成時は、上記収納位置から上記引き出し3の前面板3bを後方に上記位置L1’(上記摺動部材15の位置L1、後方停止位置)まで若干押圧して手を離すと、上記押圧によって上記ピン16aが上記カム溝15aの上記位置P2に移動するので、手を離した後は、スプリング12の付勢力(復帰力)によって上記ピン16aがカム溝15aの位置P1に位置するまで上記摺動部材15が前方(矢印X方向)に移動する。即ち、上記摺動部材15は挟持爪13,13及び突出部14共々前方に移動するので、上記スプリング12の復帰力によって上記引き出し3は前方に押し出され、上記挟持爪13,13は前方開口部11aから前方に突出して図8(a)の開放状態となる。
よって、上記引き出し3は、その突出部14と上記挟持爪13との係合が解除されると共に、上記スプリング12の付勢力(復帰力)によって当接部18を介して前方に若干押し出される。引き出し3が押し出される距離は、上記引き出し3が前方に押し出されたとき、引き出し3の下面3a側に指を挿入できる距離が好ましい。
このとき、上記引き出し3は上述のようにガイドローラ6a,8aを介して第一ガイドレール6と第二ガイドレール8によって円滑に摺動可能に構成されているので、即ち、上記ガイドローラ6aが上記水平レール部8cに係合し、上記ガイドローラ8aが上記水平レール部6dに係合しているので、これらのガイドローラ6a,8aが上記ガイドレール6,8上を円滑に回動することによって、極めて円滑に前方に押し出される。従って、その後は、引き出し3の下面3a側に指を入れて前方に引き出すことができるように構成されている。
即ち、上記挟持爪13,13による上記突出部14,14の挟持が開放されてロック解除され、上記スプリング12の付勢力(復帰力)によって上記挟持爪13,13が上記前方の開放位置に移動するように構成し、上記挟持爪13,13の前方への移動によって上記引き出し3が上記収納位置から前方に若干押し出される。
本発明は上述のように構成されているので、引き出し3を収納するときは、第一ガイドレール6と上記第二ガイドレール8を嵌合させた状態で、上記引き出し3の前面板3bを後方に押して行き、上記スプリング12の付勢力に抗して当該引き出し3の前面板3bが位置L1’に位置する後方停止位置まで押した後、前面板3bから手を離せば良い。
すると、上記後方への移動の過程で上記突出部14が上記挟持装置11の当接部18に当接して上記摺動部材15を後方に押していくので、その過程で上記突出部14が上記挟持爪13,13に挟持され、上記後方停止位置L1(位置L1’)にてピン16aが上記位置P2に位置するので、上記手を離した時点で、上記スプリング12の復帰力によって上記引き出し3は若干押し戻され、上記ピン16aが上記位置P3に位置した時点で引き出し3の前方移動が停止する。
この時点では、上記引き出し3は上記挟持装置11によってロックされ、上記引き出し3の前面板3bは上記本体2の前面2aと面一状態となる。
このように上記引き出し3は上記収納部4に収納した時点で上記挟持装置11によってロックされた状態となるので、地震等の振動が生じても当該引き出し3が前方に引き出されることはない。
上記引き出し3の収納状態から引き出し3を開けるには、上記引き出し3の前面板3bを上記位置L1’(後方停止位置)まで押圧し、前面板3bから手を離せば良い。
すると、図8(b)の閉鎖位置から、上記突出部14、当接部18を介して上記摺動部材15が位置L1まで押されるので、ピン16aがカム溝15aの位置P2に移動する。よって、上記手を離した後は、上記スプリング12の復帰力によって上記摺動部材15が上記挟持爪13,13共々前方(矢印X方向)に押し出されるので、上記突出部14が上記当接部18によって矢印X方向に押し出され、これによって上記引き出し3は前方に若干押し出される。このとき、上記引き出し3は上記第一ガイドレール6及び第二ガイドレール8に係合する上記ガイドローラ6a,8aによって極めて円滑に押し出される。その後は、上記引き出し3の下面3a側に指を入れて引き出し3を前方に引き出せばよい。
本発明は以上のように、引き出し3が収納部4にロックされるので、地震等の振動が発生しても引き出し3は上記収納部4から引き出されることはなく、地震等の災害時において安全なタンスを実現することができる。
また、本体2の収納部4の左右側板5a,5bと引き出し3の左右側板7a,7bとの間の左右の空間部分S(図2、図7参照)に、ロック機能を含めたプッシュオープン式の挟持装置としての構成部材、即ち、第一ガイドレール6、第二ガイドレール8、挟持装置11、突出部14を配置することができるため、従来のタンスとしての構造を大幅に変更することなく、かつ空間利用効率を落とすことなくロック機構付タンスを低コストで実現することができる。
また、ガイドローラ6a,8a及び第一及び第二ガイドレール6,8によって本体2に対して極めて円滑に引き出し3を摺動することができるため、挟持装置11に用いられる比較的小さなスプリング12だけでも充分にプッシュオープン式の引き出しを構成することができ、別途に弾性体を設ける必要がない。
また、引き出し3の収納時に、引き出し3の前面板3bが本体2の前面2aと面一となるため、デザイン性の高いロック機能付タンスを実現することができる。
また、いわゆる衣類等の整理ダンスとしてロック機能のついたタンスを低価格で実現することができる。
また、プッシュオープン式のロック機能を既存の部品(ガイドレール、挟持装置等)を用いて構成することができるので、ロック機能付タンスを低価格で実現することができる。
本発明のロック機能付タンスは、地震等の振動が発生しても引き出しが飛び出すことなく安全であるため、一般家庭等のみならず、震災地の仮設住宅用等に好適であり、広く利用することができる。
2 本体
2a 前面
3 引き出し
3b 前面板
3b” 後面
4 収納部
5a,5b 左右側板(本体)
6 第一ガイドレール
6a ガイドローラ
7a,7b 左右側板(引き出し)
8 第二ガイドレール
8a ガイドローラ
11 挟持装置
12 スプリング
13 挟持爪
14 突出部
a 回転軸(第一回転軸)
b 回転軸(第二回転軸)

Claims (4)

  1. 本体に対して収脱可能な引き出しを有するロック機能付タンスにおいて、
    上記本体の収納部の左右側板に第一ガイドレールを各々固定し、
    上記収納部に収納される引き出しの左右側板に上記第一ガイドレールに係合して上記第一ガイドレールに対して前後方向に摺動可能な第二ガイドレールを各々固定すると共に、ガイドローラを介して上記両ガイドレールが前後方向に円滑摺動し得るように構成し、
    弾性体により常時前方に付勢され、前方の開放位置と後方の閉鎖位置との間を前後方向に交互に移動可能な挟持部材を有するプッシュオープン式の挟持装置を設け、
    上記両第一ガイドレールの前端部に隣接して、上記収納部の左右側板に上記挟持装置を各々固定すると共に、
    上記引き出しの前面板後面の左右2箇所に上記引き出し収納時に上記挟持部材に挟持される突出部を各々固定し、
    上記引き出し収納時は上記各突出部が各々上記閉鎖位置の上記挟持部材に挟持されることにより上記引き出しが収納位置にロックされるように構成し、
    上記収納位置から上記引き出しを後方に若干押圧することにより、上記弾性体の付勢力によって上記挟持部材が上記前方の開放位置に移動することで、上記挟持部材による上記突出部の挟持状態が解除されるように構成し、
    上記弾性体による上記挟持部材の前方への移動に伴って上記引き出しが上記収納位置から前方に若干押し出されるように構成したものであることを特徴とするロック機能付タンス。
  2. 上記第一ガイドレールに上記引き出しの移動方向に直交する第一回転軸を設け、上記第二ガイドレールの摺動に伴って上記第二ガイドレールに摺接するガイドローラを上記第一回転軸に軸支すると共に、
    上記第二ガイドレールに上記引き出しの移動方向に直交する第二回転軸を設け、上記第二ガイドレールの摺動に伴って上記第一ガイドレールに摺接するガイドローラを上記第二回転軸に軸支したものであることを特徴とする請求項1記載のロック機能付タンス。
  3. 上記引き出しの前面板は上記引き出しのロック状態において上記本体の前面と面一となるように構成したものである請求項1又は2記載のロック機能付タンス。
  4. 上記収納部及び上記引き出しを上下方向に複数段設けたものである請求項1〜3の何れかに記載のロック機能付タンス。
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CN108741751A (zh) * 2018-05-25 2018-11-06 江西远洋保险设备实业集团有限公司 安全智能档案柜
KR20210004500A (ko) * 2019-07-05 2021-01-13 허명실 서랍장

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