JP6985058B2 - 間仕切り - Google Patents

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Description

本発明は、パネル部材の表面形成部材に面状部材を固定した間仕切りに関する。
従来、室内空間を適宜に区画する遮蔽装置としての間仕切りには、パネル部材の表面を形成するパネル要素である表面形成部材に対して生地要素である面状部材を固定したものがある(特許文献1参照)。
実開昭62−175184号公報
面状部材は、生地要素などで構成されていることから可撓性を有している。したがって、表面形成部材に対して面状部材を固定する作業をするときなどに、面状部材は、表面形成部材に対して皺が寄りやすい。
本発明は、面状部材を皺の発生を抑制しながら表面形成部材に対して容易に固定することを可能とした間仕切りを提供することを目的とする。
上記課題を解決する間仕切りは、パネル部材において、相対する2つの表面のうちの一方の表面を形成する表面形成部材と、前記表面形成部材に対して部分的に固定される面状部材とを備え、前記面状部材は、少なくとも前記表面形成部材の4カ所の角部において固定されている。
上記間仕切りにおいて、前記表面形成部材は、前記パネル部材は、前記面状部材を挟み込むように2枚で構成され、前記2枚の表面形成部材は、前記パネル部材の相対する2つの表面を形成することが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記2枚の表面形成部材は、厚さが異なることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記2枚の表面形成部材は、一方がパネル要素であり、他方が前記パネル要素より薄いシート要素であることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記面状部材は、装飾シート要素であることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記面状部材は、前記表面形成部材に対して緊張状態で固定されていることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記面状部材は、前記表面形成部材に対して固定され、全体が露出していることが好ましい。
上記課題を解決する間仕切りは、パネル部材において、相対する2つの表面のうちの一方の表面を形成するパネル要素と、前記パネル部材の他方の表面を形成するシート要素と、前記パネル要素と前記シート要素との挟み込まれる面状部材とを備える。
上記課題を解決する間仕切りは、パネル部材において、相対する2つの表面のうちの一方の表面を形成する表面形成部材と、前記表面形成部材に対して小さい面状部材とを備え、前記面状部材は、前記表面形成部材に対して部分的に固定される。
本発明によれば、面状部材を皺の発生を抑制しながら表面形成部材に対して容易に固定することを可能とした間仕切りを提供することができる。
第1実施形態における間仕切りの正面図。 第1実施形態における間仕切りの断面図。 上部ランナおよび上枠部材の要部斜視図。 パネル部の分解斜視図。 パネル部材の要部斜視図。 パネル部材の分解斜視図。 第2実施形態におけるパネル部の分解斜視図。 第3実施形態におけるパネル部の分解斜視図。 第4実施形態におけるパネル部の分解斜視図。 第5実施形態におけるパネル部の分解斜視図。 (a)は固定手段を第1パネル要素に貼り付ける前の状態を示す要部断面図、(b)は固定手段を第1パネル要素に貼り付けた状態を示す要部断面図。 第6実施形態におけるパネル部の分解斜視図。 第7実施形態におけるパネル部材の分解斜視図。 (a)〜(d)は生地要素の仮止めの変形例を示す第1パネル素材の正面図。 (a)〜(d)は生地要素の仮止めの変形例を示す第1パネル素材の正面図。
以下、図1〜図15を参照して、本発明に係る間仕切りの実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示すように、間仕切り1は、引戸であって、上部レール2に沿って移動する上部ランナ3からパネル部材4を吊り下げ支持され、パネル部材4は、移動方向である矢印D1方向に移動する。
図2に示すように、上部レール2は、前壁6aと、前壁6aと対向する後壁6bと、前壁6aと後壁6bとを繋ぐ上壁6cとを備えている。さらに、上部レール2の下面は、長手方向に沿って、支軸13が挿通されるレール開口部7を備え、レール開口部7を挟んだ両側に、支持片7a,7bを備えている。上部ランナ3は、上部レール2の内部に、長手方向に沿って移動可能に配置される。支持片7a,7bは、上部ランナ3のランナ本体11が移動するレールとなる。一例として、後壁6b側の支持片7bは、前壁6a側の支持片7aより厚く形成されている。支持片7bにおいて、上部レール2の内部側の支持面は、支持片7aの内部側の支持面より上部レール2の内部側(すなわち上側)に位置し、レール開口部7に向かって下る傾斜面で構成されている。これにより、上部ランナ3の下面との接触面が減少し、パネル部材4を移動させるための操作力を低減することができる。なお、支持片7aが支持片7bより厚く、上部レール2の内部側(すなわち上側)に位置し、レール開口部7に向かって下る傾斜面で構成してもよい。
図2および図3に示すように、上部ランナ3は、略円形形状を有したランナ本体11を備えている。ランナ本体11は、その直径が上部レール2の前壁6aと後壁6bの内面との間隔より小さくなるようにし、また、上部レール2の支持片7a,7b(特に支持片7b)に下面が支持されている。このような上部ランナ3は、上部レール2が直線部だけでなく、直線部に対して90°折曲しその先で直線部と平行となる分岐路を有しているとき、当該分岐路に進入することができる。一例として、1つのパネル部材が2つの上部ランナ3によって吊り下げ支持されているとき、一方の上部ランナ3を直線部に進入させ、他方の上部ランナ3を分岐路に進入させることができる。これにより、パネル面をパネル部材の進行方向に対して直交する方向に向かせ、この状態で上部レール2沿って矢印D1方向に移動させることができる。
ランナ本体11は、ランナ本体11から垂下された支軸13によってパネル部材4と接続されている。ランナ本体11には、支軸13の上端部が固定される。支軸13の上端部、すなわちランナ本体11に対する根本部13aは、レール開口部7の幅とほぼ一致し、パネル部材4における上部レール2に対して移動方向と交差する方向(図2中横方向)の揺動を抑制している。支軸13の下端部には、パネル部材4の上枠部材22が一体的に設けられる。上枠部材22の上部には、上部ランナ3から垂下された支軸13を保持する軸保持部材12が設けられている。軸保持部材12は、ねじなどの固定部材14によって上枠部材22に固定され、支軸13の下端部を保持する。
パネル部材4は、パネル部21と、パネル部21を上部ランナ3に対して支持する上枠部材22と、下枠部材27と、縦枠部材51とを備えている(図1参照)。ここでは、1枚のパネル部材4は、2つの上部ランナ3によって吊り下げ支持されている。
図4に示すように、パネル部21は、パネル要素の間に生地要素を介在させた複層パネルである。パネル部21は、第1表面形成部材としての第1パネル要素23および第2表面形成部材としての第2パネル要素24と、第1パネル要素23と第2パネル要素24との間に配置される面状部材としての生地要素25とを備えている。ここで、第1パネル要素23および第2パネル要素24は、全体が矩形形状を有する板体である。第1パネル要素23および第2パネル要素24は、長手方向を上下方向として、第1パネル要素23および第2パネル要素24が生地要素25を挟み込んだ状態で、上縁部21a(図2参照)が上枠部材22に取り付けられる。
第1パネル要素23および第2パネル要素24は、ガラスやポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などの合成樹脂により形成され、透光性を有している。第1パネル要素23および第2パネル要素24は、全体が透光性を有していてもよいし、また、一部が透光性を有し、残りが遮光性となるように構成してもよい。また、第1パネル要素23および第2パネル要素24には、種々の装飾を施すことができる。ここでは、第1パネル要素23が、生地要素25を仮止する接着対象パネルである。
生地要素25は、第1パネル要素23および第2パネル要素24とほぼ同じ大きさと形状を有している。生地要素25は、織物、編物、不織布などである。また、生地要素25は、樹脂が含浸加工された織物、編物、不織布などである。樹脂が含浸加工された生地要素25は、本来柔らかい生地に対して樹脂が含浸加工されることによって、繊維が解れにくくなり、また、皺になりにくくなる。また、生地の伸縮を抑制することができ、これにより、平面性または平坦性に優れ、形状安定性に優れた生地とすることができる。また、樹脂が含浸加工された生地要素25は、防炎剤を織り込むことで、防炎性能を付加することも可能である。生地要素25は、無地であってもよいし、柄が付いていてもよい。また、生地要素25としては、一例として、レース生地や刺しゅう付きの生地などであってもよい。
生地要素25は、接着層を両面に備えた両面テープ、接着剤、生地要素25の上から生地要素25を第1パネル要素23に対して打ち込むビスやピンといった固定部材などの固定手段26によって第1パネル要素23に対して位置合わせされて仮止めされる。両面テープの場合、一方の接着面を第1パネル要素23に貼り付け、他方の接着面を生地要素25に対して接着して仮止めする。
第1パネル要素23および生地要素25は、同じ大きさの矩形形状を有している。したがって、生地要素25が固定手段26により仮止めされる第1パネル要素23の位置は、一例として、第1パネル要素23および生地要素25の各角部、すなわち4つの角部である。換言すると、生地要素25が固定手段26により仮止めされる第1パネル要素23の位置は、第1パネル要素23の上縁部23aの左右方向における両端部、および、下縁部23cの左右方向における両端部である。また、生地要素25が固定手段26により仮止めされる第1パネル要素23の位置は、上縁部23aおよび下縁部23cと直交する2つの側縁部23bにおいて、上下方向の両端部である。このように、生地要素25が固定手段26により仮止めされる第1パネル要素23の位置は、生地要素25を第1パネル要素23および第2パネル要素24で挟み込んだ状態に支持するために、上縁部21aに配置される上枠部材22や下縁部21cに配置される下枠部材27や両側縁部21bに配置される縦枠部材51によって隠れる場所である。生地要素25が固定手段26により仮止めされる第1パネル要素23の位置は、これらの枠部材22,27,51に隠れる場所とすることで、パネル部材4の外観から固定手段26を隠すことができる。また、生地要素25は、4つの角部が固定手段26で第1パネル要素23に仮止めされることで、少ない接着面積で、生地要素25を第1パネル要素23に対してずれないように仮止めすることができる。また、パネル部材4の完成後においても、下方に向けてずれにくくなる。
製造工程では、第1パネル要素23の4つの角部に対して固定手段26が設けられる。この後、第1パネル要素23には、生地要素25が重ねられ、生地要素25の4つの角部が固定手段26によって仮止めされる。固定手段26は、生地要素25を第1パネル要素23に対して仮止めする際、第1パネル要素23に設けるのではなく、生地要素25に設けることもできる。この後、第1パネル要素23に仮止めされた生地要素25上には、第2パネル要素24が重ねられる。第2パネル要素24も、第1パネル要素23および生地要素25と同じ大きさの矩形形状を有している。次いで、生地要素25を挟んだ第1パネル要素23および第2パネル要素24には、周縁部に、上枠部材22、下枠部材27および縦枠部材51が取り付けられる。
図5および図6に示すように、パネル部21の上縁部21aには、上枠部材22にパネル部21を取り付けるための支持部材31を備えている。支持部材31は、矢印D1方向に部分的に設けられている。支持部材31は、略半円柱形状を有した一対の半体32a,32bを備えている。各半体32a,32bは、上縁部21aへの当接面32c,32dが平坦面で形成され、この当接面32c,32dに対して外側の面が支持面32e,32fとなり略円柱形状を有している。各半体32a,32bは、上縁部21aに固定するための挿通孔34を有している。また、各半体32a,32bの上端部は、上縁部21aに対する位置決めのための係合片33a,33bを備えている。係合片33a,33bは、上縁部21aに係合する。当接面32cには、筒状部36が形成されている。筒状部36は、内側の孔が挿通孔34に連続するようにして、当接面32cから突出している。パネル部21の上縁部21aには、第1パネル要素23に第1取付孔23eが形成され、第2パネル要素24に第2取付孔24aが形成され、生地要素25には、生地取付孔25aが形成されている。なお、生地取付孔25aは、第1取付孔23eおよび第2取付孔24aより若干小径に形成されている。
第1取付孔23e、第2取付孔24aおよび生地取付孔25aは、パネル部21が重ねられた一体化された状態において、同じ位置に合わされ連通する。そして、半体32aは、取付孔23e,24a,25aに対して筒状部36が挿通されることで仮止めされる。さらに、反対側には、半体32bを配置する。これにより、パネル部21の上縁部21aは、半体32a,32bにより挟み込まれる。この後、半体32aからねじ35aを半体32bの挿通孔34に挿通し、半体32bの挿通孔34においてナット35bを締め付ける。これにより、一対の半体32a,32bは、上縁部21aを挟み込むようにして本止めされる。このように、支持部材31は、上縁部21aにおいて、上縁部21aの全部ではなく部分的に設けるようにしているので、パネル部21に歪みが発生することを抑えることができる。
以上のような支持部材31を支持する上枠部材22は、パネル部21の上縁部21aの全幅に亘って、一対の支持片43を備えている。一対の支持片43は、互いに平行な2つの連結片42で連結されている。また、一対の支持片43の下端部の間には、上縁部21aが挿入される案内溝41を備えている。図2に示すように、一対の支持片43の下端部において、案内溝41を臨む位置には、支持部材31を受容する受容部としての受容片44a,44bを備えている。受容片44a,44bは、支持部材31の支持面32e,32fに対応した円弧形状の凹部で構成されている。また、一対の支持片43の内面には、受容片44a,44bと協働して支持部材31を支持する案内突部45a,45bを備えている。案内突部45a,45bの頂面もまた、支持面32e,32fに対応した円弧形状の凹部で構成されている。受容片44a,44bおよび案内突部45a,45bは、支持面32e,32fを支持し、受容片44a,44bの間からは、上縁部21aが案内溝41を通じて下方に延出する。
受容片44a,44bの基端部には、開口端が案内溝41に臨むように凹部46a,46bが設けられている。凹部46a,46bには、案内溝41において、その開口端部と上縁部21aとの隙間を閉塞する閉塞部材47a,47bが配置される。閉塞部材47a,47bは、上縁部21aに当接する当接部48a,48bと、凹部46a,46bに回動可能に係合される回動軸49a,49bとを備えている。閉塞部材47a,47bは、凹部46a,46bにおいて回動軸49a,49bが回動可能に支持されている。当接部48a,48bは、案内溝41の開口端部と上縁部21aとの間の隙間を狭め使用者から見えにくくする。また、閉塞部材47a,47bは、仮に、パネル部21が揺動することがあっても、当接部48a,48bが上縁部21aに当接する。
図6に示すように、上枠部材22に対しては、縦枠部材51が取り付けられている。縦枠部材51は、パネル部21の上下方向に延びる側縁部21bが係合される取付溝52と、上枠部材22の端部に結合するための結合部53とを備えている。取付溝52には、側縁部21bがグレチャンなどを介して係合される。結合部53は、ねじなどの固定部材57が挿通される挿通孔54を備えている。
上枠部材22には、一対の支持片43を連結する互いに平行な2つの連結片42に固定部55が設けられている。上側の連結片42が備えた固定部55は、開口端を下向きとしたC字形状をしており、下側の連結片42が備えた固定部55は、開口端を上向きとしたC字形状を有している。上枠部材22の縦枠部材51に対する取付端部56において、固定部55には、挿通孔54に挿通された固定部材57が締め付けられる。これにより、上枠部材22の取付端部56には、縦枠部材51の結合部53が結合される。また、縦枠部材51の端部58には、キャップ部材59が取り付けられ、端部58の開口部が閉塞される。
上記第1実施の形態によれば、以下のように列挙する作用効果を得ることができる。
(1−1)パネル部21は、第1パネル要素23および第2パネル要素24で生地要素25を挟む構成のため、生地要素25の図柄などのデザインをパネル越しに視認できるようになり、パネル部21の全体としてのデザイン設計の自由度を高めることができる。
(1−2)固定手段26は、第1パネル要素23と生地要素25との間で用いられ、第2パネル要素24と生地要素25との間では使用されない。第2パネル要素24にも固定手段を設けた場合、生地要素25と第2パネル要素24とを張り合わせる際に、生地要素25に皺が発生してしまうおそれがある。これに対して、パネル部21では、生地要素25と第2パネル要素24との間で固定手段26を使用しないことから、第2パネル要素24を生地要素25に重ねる作業を容易に行うことができる。
(1−3)生地要素25が第1パネル要素23に仮止めされる位置は、一例として、第1パネル要素23および生地要素25の各角部である。これは、生地要素25を第1パネル要素23および第2パネル要素24で挟み込んだ状態に支持するために上枠部材22、下枠部材27および縦枠部材51によって隠れる場所である。したがって、パネル部材4の外観から固定手段26を隠すことができ、デザイン設計の自由度を高めることができる。
(1−4)生地要素25は、固定手段26で第1パネル要素23の4つの角部に仮止めされるので、少ない接着面積で、第1パネル要素23に対してずれないように仮止めされる。
(1−5)生地要素25は、固定手段26で第1パネル要素23の4つの角部に仮止めされるので、パネル部材完成後においても、下方に向けてずれにくくなる。
なお、上記第1実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24のうちの何れか一方が透光性を有するパネル要素であり、他方が遮光性のパネル要素であってもよい。この場合にも、透光性を有するパネル要素からは、生地要素25を視認することができる。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24において、一部の領域だけが透光性を有し、他の領域が遮光性であってもよい。この場合にも、透光性を有する領域からは、生地要素25を視認することができる。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24の各々が複層パネルでもよいし、単層パネルでもよい。
・固定手段26は、生地要素25の各角部に加えて、角部と角部の間の領域にも設けるようにしてもよい。また、固定手段26は、生地要素25の中央領域にも設けるようにしてもよい。この場合、固定手段26は、視認されにくくするため、光透過性を有する接着剤や両面テープを用いることが好ましい。これにより、第1パネル要素23に対してしっかりと仮止めすることができる。生地要素25が第1パネル要素23および第2パネル要素24が挟まれた状態になった際にも、生地要素25は、第1パネル要素23および第2パネル要素24に対して移動しにくい状態となる。
・生地要素25が固定手段26により仮止めされる第1パネル要素23の位置は、上枠部材22と縦枠部材51との結合機構や下枠部材27と縦枠部材51との結合機構によって、上枠部材22や下枠部材27だけによって隠れる位置でもよいし、縦枠部材51だけによって隠れる位置でもよい。
〔第2実施形態〕
図7に示す第2実施形態のパネル部61は、第1パネル要素23および第2パネル要素24の間に、第1パネル要素23および第2パネル要素24より小さな面積の面状部材としての生地要素62を挟み込む。生地要素62は、角部を有する形状を有しており、一例として4つの角部を有した矩形形状を有している。矩形形状の生地要素62は、各側縁部が第1パネル要素23の対応する各側縁部と平行になるように配置される。生地要素62は、固定手段26によって第1パネル要素23の内面における一部の領域に対して位置合わせされて仮止めされる。生地要素62が固定手段26により第1パネル要素23に仮止めされる位置は、具体的には、生地要素62の4つの角部とされる。これにより、生地要素62は、少ない接着面積で、第1パネル要素23に対してずれないように仮止めされる。
この例では、生地要素62が第1パネル要素23および第2パネル要素24の中央領域、すなわち、上枠部材22、下枠部材27および縦枠部材51によって隠れない領域に配置される。すなわち、生地要素62は、視認可能な位置に配置される。このため、固定手段26は、固定手段26を視認されにくくするため、光透過性を有する接着剤や両面テープを用いることが好ましい。
生地要素62が第1パネル要素23に仮止めされる位置は、生地要素62の大きさにより決まるものであり、少なくとも生地要素62の4つの角部を含めば、他の位置は、特に限定されるものではない。すなわち、第1パネル要素23より小さくても、図7の例よりも大きい生地要素62の場合、生地要素62が第1パネル要素23に仮止めされる位置は、生地要素62の角部を含む5カ所以上とすることもできる。
固定手段26は、生地要素62を第1パネル要素23に対して仮止めする際、生地要素62に設けてもよいし、第1パネル要素23に設けてもよい。
上記第2実施の形態によれば、以下のように列挙する作用効果を得ることができる。
(2−1)パネル部61の全体に対して部分的に生地要素62の図柄などをパネル越しに視認できるようになり、第1パネル要素23および第2パネル要素24と生地要素62のデザインとでデザイン設計の自由度を一層高めることができる。
なお、上記第2実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24のうちの何れか一方が透光性を有するパネル要素であり、他方が遮光性のパネル要素であってもよい。この場合にも、透光性を有するパネル要素からは、生地要素62を視認することができる。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24は、少なくとも生地要素62と重なる領域の少なくとも一部が透光性を有していればよい。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24の各々が複層パネルでもよいし、単層パネルでもよい。
・パネル部61は、生地要素62を、第1パネル要素23および第2パネル要素24の間において、デザイン設計の観点などから、複数の異なる領域に配置するようにしてもよい。
・生地要素62としては、第1パネル要素23および第2パネル要素24より小さな面積であれば、矩形形状の他に、五角形形状や六角形形状といった多角形形状であってもよい。生地要素62が何れの五角形以上の多角形形状の場合であっても、少なくとも固定手段26が少なくも4つの角部を第1パネル要素23に対して固定していればよい。また、三角形形状や角部を備えない真円、楕円などの円形形状を有していてもよい。
・生地要素62の各側縁部が第1パネル要素23の対応する各側縁部と非平行になるように配置されていてもよい。仮止め位置がどのような位置であっても、生地要素62を2つの角部で仮止めしただけでは生地要素62の仮止めがずれやすい場合、さらに、他の領域を固定手段26で固定するようにすればよい。
〔第3実施形態〕
図8に示す第3実施形態のパネル部71は、第1パネル要素72と第2パネル要素73との厚さが異なる。ここでは、第1パネル要素72が第1厚さを有し、第2パネル要素73が第2厚さを有し、第2厚さの方が第1厚さより小さく設定されている。換言すると、第1パネル要素72の方が第2パネル要素73よりも厚く形成されている。一例として、第1パネル要素72は、生地要素25が仮止めされるベースとなるため、第2パネル要素73より厚く、しっかりと生地要素25を仮止めできる。そして、第1パネル要素72と第2パネル要素73との間には、生地要素25が介在される。なお、厚い方の第1パネル要素72を、単層パネルではなく複層パネルで構成することもできる。
上記第3実施の形態によれば、以下のように列挙する作用効果を得ることができる。
(3−1)第1パネル要素72と第2パネル要素73との厚さを異ならせることで、パネル部材4としての用途を広げることができる。一例として、厚い方の第1パネル要素72は、割れにくくなることで、防犯パネルとして利用することもできる。
なお、上記第3実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・固定手段26は、生地要素25を第1パネル要素72に対して仮止めする際、第1パネル要素72に設けるのではなく、生地要素25に設けることもできる。
・第1パネル要素72および第2パネル要素73のうちの何れか一方が透光性を有するパネル要素であり、他方が遮光性のパネル要素であってもよい。この場合にも、透光性を有するパネル要素からは、生地要素25を視認することができる。
・第1パネル要素72および第2パネル要素73は、少なくとも生地要素25と重なる領域の少なくとも一部が透光性を有していればよい。
・第2パネル要素73の方が第1パネル要素72よりも厚く形成されていてもよい。
・固定手段26は、生地要素25の各角部に加えて、角部と角部の間の領域にも設けるようにしてもよい。また、固定手段26は、生地要素25の中央領域にも設けるようにしてもよい。この場合、固定手段26は、視認されにくくするため、光透過性を有する接着剤や両面テープを用いることが好ましい。
・第1パネル要素72および第2パネル要素73に挟まれる面状部材としては、第2実施形態で示した生地要素62のように第1パネル要素72および第2パネル要素73より小さな面積であっても良い。生地要素25は、第1パネル要素72および第2パネル要素73の間に1枚挟まれているだけでもよいし、複数枚が異なる領域に挟まれているようにしてもよい。
・第1パネル要素72および第2パネル要素73の各々が複層パネルでもよいし、単層パネルでもよい。
〔第4実施形態〕
図9に示す第4実施形態のパネル部81は、第1パネル要素23および第2パネル要素24に、面状部材として、生地要素25ではなく装飾シート要素82が挟まれる。装飾シート要素82は、生地要素25と同じような厚みを有する可撓性を有した合成樹脂シートであって、表面には、図柄が印刷されている。また、装飾シート要素82は、表面に、図柄が印刷されたシートである。図柄としては、特に限定されないが、一例として、木目調である。ここでの装飾シート要素82は、第1パネル要素23および第2パネル要素24と同じ大きさである。
上記第4実施の形態によれば、以下のように列挙する作用効果を得ることができる。
(4−1)面状部材として、装飾シート要素82を用いることで、装飾シート要素82の図柄などのデザインをパネル越しに視認できるようになり、パネル部81の全体としてのデザイン設計の自由度を高めることができる。
なお、上記第4実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・固定手段26は、装飾シート要素82を第1パネル要素23に対して仮止めする際、第1パネル要素23に設けるのではなく、装飾シート要素82に設けることもできる。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24のうちの何れか一方が透光性を有するパネル要素であり、他方が遮光性のパネル要素であってもよい。この場合にも、透光性を有するパネル要素からは、装飾シート要素82の図柄を視認することができる。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24は、少なくとも装飾シート要素82と重なる領域の少なくとも一部が透光性を有していればよい。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24の各々が複層パネルでもよいし、単層パネルでもよい。
・固定手段26は、装飾シート要素82の各角部に加えて、角部と角部の間の領域にも設けるようにしてもよい。また、固定手段26は、装飾シート要素82の中央領域にも設けるようにしてもよい。この場合、固定手段26は、視認されにくくするため、光透過性を有する接着剤や両面テープを用いることが好ましい。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24に挟まれる面状部材としては、第2実施形態で示したような第1パネル要素23および第2パネル要素24より小さな面積の装飾シート要素82であってもよい。装飾シート要素82は、第1パネル要素23および第2パネル要素24の間に1枚挟まれているだけでもよいし、複数枚が異なる位置に挟まれていてもよい。
・表面形成部材としては、厚さの異なる第1パネル要素23と第2パネル要素24であってもよい。
〔第5実施形態〕
図10に示す第4実施形態のパネル部91は、第1パネル要素23に対して生地要素25を第1実施形態の場合より緊張した状態で固定する。すなわち、固定手段92は、生地要素25の全て(ここでは4つ)の角部に設けられる。この際、図11(a)に示すように、固定手段92は、一例として、片面に接着層を備えた片面テープであり、第1パネル要素23から外周側にはみ出すように設けられる。そして、生地要素25は、第1パネル要素23に対して重ねられる。図11(b)に示すように、固定手段92は、第1パネル要素23の外周縁部を内面から外面側に向けて引っ張るように(図中矢印方向)貼り付けられる。これにより、第1パネル要素23には、第1実施形態よりも緊張した状態で生地要素25が仮止めされることになる。
この後、第1パネル要素23に仮止めされた生地要素25上には、第2パネル要素24が重ねられる。次いで、生地要素25を挟んだ第1パネル要素23および第2パネル要素24には、周縁部に、上枠部材22、縦枠部材51、および、下枠部材27が取り付けられる。固定手段92は、その一部が第1パネル要素23の表面側外周部に露出することになるが、この部分は、上枠部材22、縦枠部材51、および、下枠部材27によって隠れることになる。
上記第5実施の形態によれば、以下のように列挙する作用効果を得ることができる。
(5−1)固定手段92によって、生地要素25は、第1パネル要素23に対して緊張した状態で固定されるので、第2パネル要素24を重ねるときにも、生地要素25に皺が発生しにくくなる。
(5−2)固定手段92における第1パネル要素23の外周部に露出した部分は、上枠部材22、縦枠部材51、および、下枠部材27によって隠れる。したがって、パネル部91の見栄えが悪化することも抑えることができる。
なお、上記第5実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・固定手段92は、第1パネル要素23から外周側にはみ出さないようにしてもよい。これにより、固定手段92の使用量を少なくすることができる。
・面状部材としては、生地要素25ではなく、装飾シート要素82であってもよい。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24のうちの何れか一方が透光性を有するパネル要素であり、他方が遮光性のパネル要素であってもよい。この場合にも、透光性を有するパネル要素からは、生地要素25の図柄を視認することができる。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24は、少なくとも生地要素25と重なる領域の少なくとも一部が透光性を有していればよい。
・第1パネル要素23および第2パネル要素24の各々が複層パネルでもよいし、単層パネルでもよい。
・固定手段92は、生地要素25や装飾シート要素82を緊張した状態で仮止めできるのであれば、生地要素25や装飾シート要素82の全ての角部に設けていなくてもよい。一例として、生地要素25や装飾シート要素82において、隣り合う2つの角部は、固定手段26によって仮止めし、固定手段26と反対側に位置する2つの角部は、固定手段92を設けるようにしてもよい。このような方法によっても、生地要素25を第1パネル要素23に対して緊張した状態で固定することができる。
〔第6実施形態〕
図12に示す第6実施形態のパネル部101は、表面形成部材としてのパネル要素102と、パネル要素102上に配置される生地要素25とを備えている。そして、この実施形態では、生地要素25の上にはさらにパネル要素が重ねられていない。この場合、パネル要素102には、生地要素25が仮止めではなく、しっかりと強固に固定される。すなわち、パネル要素102の4つの角部には、固定手段104が設けられる。固定手段104は、仮止めのための固定手段26より接着力が高い両面テープや接着剤が用いられ、パネル要素102に対して強固に接着される。この後、生地要素25が固定されたパネル要素102には、周縁部に、上枠部材22、縦枠部材51、および、下枠部材27が取り付けられる。
上記第6実施の形態によれば、以下のように列挙する作用効果を得ることができる。
(6−1)パネル部101は、一方の表面がパネル要素102であり、他方の表面が生地要素25である。したがって、生地要素25の全体が露出していることで、触感をパネル部101の一方の表面と他方の方面とで異ならせることができる。
(6−2)パネル部101は、パネル要素を1枚備えているだけなので、全体として軽量化することができる。
なお、上記第6実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・固定手段104は、生地要素25をパネル要素102に対して仮止めする際、パネル要素102に設けるのではなく、生地要素25に設けることもできる。
・面状部材としては、生地要素25ではなく、装飾シート要素82であってもよい。
・パネル要素102は、全体が透光性を有していてもよいし、全体が遮光性であってもよい。また、パネル要素102は、生地要素25や装飾シート要素82と重なる領域の少なくとも一部が透光性を有していればよい。
・面状部材としては、パネル要素102より小さな面積の生地要素62であってもよい。
・パネル要素102より小さな面積の生地要素62は、パネル要素102に対して複数の異なる領域に配置されるようにしてもよい。
・パネル要素102は、単層パネルでもよいし、複層パネルであってもよい。
〔第7実施形態〕
図13に示す第7実施形態のパネル部111は、パネル要素102に固定された生地要素25の上にシート要素112を重ね、生地要素25をパネル要素102およびシート要素112とで挟み込むものである。シート要素112は、一例として、パネル要素102より薄い透光性を有する合成樹脂シートである。また、シート要素112は、全体が透光性を有していてもよいし、また、一部が透光性を有し、残りが遮光性となるように構成してもよい。また種々の装飾を施すことができる。
パネル要素102には、4つの角部に対して固定手段26が設けられる。そして、パネル要素102には、生地要素25が重ねられ、生地要素25の4つの角部が固定手段26によって仮止めされる。この後、パネル要素102に仮止めされた生地要素25上には、シート要素112が重ねられる。次いで、生地要素25を挟んだパネル要素102およびシート要素112には、周縁部に、上枠部材22、下枠部材27および縦枠部材51が取り付けられる。
上記第7実施の形態によれば、以下のように列挙する作用効果を得ることができる。
(7−1)生地要素25の上にシート要素112を重ねる構成としたことで、生地要素25が汚損することを抑えることができる。
(7−2)パネル部111は、生地要素25をパネル要素102とパネル要素102より軽いシート要素112で挟み込む構成としたことで、全体として軽量化することができる。
なお、上記第7実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・固定手段26は、生地要素25をパネル要素102に対して仮止めする際、パネル要素102に設けるのではなく、生地要素25に設けることもできる。
・面状部材としては、生地要素25ではなく、装飾シート要素82であってもよい。
・パネル要素102およびシート要素112は、生地要素25を視認できるように、全体が遮光性であってもよい。また、パネル要素102およびシート要素112は、生地要素25や装飾シート要素82と重なる領域の少なくとも一部が透光性を有していればよい。
・面状部材としては、パネル要素102より小さな面積の生地要素62であってもよい。シート要素112は、生地要素62を保護する観点からは、少なくとも、パネル要素102より小さな面積の生地要素62を覆うことができる大きさであればよい。
・第7実施形態において、生地要素25のパネル要素102に対する仮止め位置は、特に限定されるものではない。一例として、仮止め位置は、生地要素25をパネル要素102の複数の角部において固定してもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第7実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
〔生地要素の仮止めの変形例〕
生地要素が仮止めされるパネル要素の位置は、次のような位置であってもよい。ここでは、第1実施形態の変形例として説明するが、第3実施形態〜第7実施形態にも適用可能である。また、ここでは、第1パネル要素23に固定手段26を設けるようにしているが、固定手段26は、生地要素25に設けるようにしてもよい。
生地要素25は、第1パネル要素23の少なくとも4つの角部に対して仮止めされればよい。図14(a)に示すように、第1パネル要素23には、上縁部23a沿って直線形状の固定手段26を設け、さらに、下縁部23cに沿って直線形状の固定手段26を設ける。上縁部23aの固定手段26は、上縁部23aの両側の角部を含む長さに設けられ、下縁部23cの固定手段26は、下縁部23cの両側の角部を含む長さに設けられる。これにより、上縁部23aおよび下縁部23cの固定手段26は、第1パネル要素23の4つの角部を含むように設けられる。そして、上縁部23aおよび下縁部23cに固定手段26に設けられた第1パネル要素23には、生地要素25が重ねられ仮止めされる。
さらに、第1パネル要素23には、上縁部23aおよび下縁部23cに加えて側縁部23bに固定手段26を設けることもできる。2つの側縁部23bは、上縁部23aおよび下縁部23cに比べて長い。したがって、十分な接着力を得られるのであれば、2つの側縁部23bには、上下方向全体に亘って設けるのではなく、一部に設けるだけでもよい(図中二点鎖線で示した部分)。また、一方の側縁部23bの固定手段26と他方の側縁部23bの固定手段26は、上下方向における同じ高さ位置に設けなくてもよい。図14(a)に示すように、異なる高さ位置に設けることもできる。
また、図14(b)に示すように、第1パネル要素23には、上縁部23a沿って直線形状の固定手段26を設け、下縁部23cは、両側の角部に固定手段26を設けるだけでもよい。生地要素25は、上縁部23aの接着面積を下縁部23cより大きくすることで、パネル部材完成後においても、下方に向けてずれにくくなる。
さらに、第1パネル要素23には、上縁部23aおよび下縁部23cに加えて側縁部23bに固定手段26を設けることもできる。側縁部23bの固定手段26は、上下方向の一部に設けられる。なお、図14(b)では、図14(a)と比較して、固定手段26を設ける位置が上下逆となっている。
また、図14(c)に示すように、第1パネル要素23の上縁部23aに固定手段26を2分割して設けるようにしている。このような配置によっても、固定手段26が上縁部23aの両側の角部を含むように設けることができる。なお、下縁部23cは、両側の角部に固定手段26を設けている。このような構成によっても、生地要素25は、上縁部23aの接着面積が下縁部23cより大きくなり、パネル部材完成後においても、下方に向けてずれにくくなる。なお、上縁部23aの2つの固定手段26は、同じ長さであってもよいし、異なる長さであってもよい。
さらに、図14(d)に示すように、第1パネル要素23の上縁部23aに固定手段26を3分割して設けるようにしてもよい。なお、上縁部23aの3つの固定手段26は、同じ長さであってもよいし、異なる長さであってもよい。
さらに、図15(a)では、第1パネル要素23の上縁部23aにおいて、図中左上角部を含む固定手段26は、上縁部23aに沿って左上角部から右上角部に向かって1/3程度の位置まで延びるように設けられている。また、図中右上角部を含む固定手段26は、右の側縁部23bに沿って右上角部から右下角部に向かって1/5程度の位置まで延びるように設けられている。さらに、右下角部を含む固定手段26は、下縁部23cに沿って右下角部から左下角部に向かって1/3程度の位置まで延びるように設けられている。さらにまた、図中左下角部を含む固定手段26は、左の側縁部23bに沿って左下角部から左上角部に向かって1/5程度の位置まで延びるように設けられている。このような構成によっても、固定手段26は、第1パネル要素23の4つの角部を含むように設けることができる。
なお、図15(a)の変形例として、左上角部を含む固定手段26および右下角部を含む固定手段26は、側縁部23bに沿って設けるようにし、右上角部を含む固定手段26は、上縁部23aに沿って設けるようにし、左下を含む固定手段26は、下縁部23cに沿って設けるようにしてもよい。
図15(b)では、図中左上角部を含む固定手段26が、上縁部23aおよび左の側縁部23bに沿うL字形状に設けられ、図中右下角部を含む固定手段26が、下縁部23cおよび右の側縁部23bに沿うL字形状に設けられている。また、図中右上角部を含む固定手段26が、右の側縁部23bに沿って右上角部から右下角部に向かって1/5程度の位置まで延びるように設けられている。さらに、図中左下角部を含む固定手段26が、左の側縁部23bに沿って左下角部から左上角部に向かって1/5程度の位置まで延びるように設けられている。このような構成によっても、固定手段26は、第1パネル要素23の4つの角部を含むように設けることができる。
なお、図15(b)の変形例として、図中右上角部および左下角部を含む固定手段26をL字形状とし、左上角部および右下角部を含む固定手段26を側縁部23bに沿うように直線形状に設けるようにしてもよい。
図15(c)では、図中左上角部を含む固定手段26が、上縁部23aおよび左の側縁部23bに沿うL字形状に設けられ、図中右上角部を含む固定手段26が、上縁部23aおよび右の側縁部23bに沿うL字形状に設けられている。また、右下角部を含む固定手段26が、下縁部23cおよび右の側縁部23bに沿うL字形状に設けられ、図中左下角部を含む固定手段26が、下縁部23cおよび左の側縁部23bに沿うL字形状に設けられている。このような構成によっても、固定手段26は、第1パネル要素23の4つの角部を含むように設けることができる。
図15(d)では、第1パネル要素23の図中左上角部には、左上角部の形状と合うように三角形状の固定手段26が設けられている。同様に、図中右上角部には、右上角部の形状と合うように三角形状の固定手段26が設けられ、図中右下角部には、右下角部の形状と合うように三角形状の固定手段26が設けられ、図中左下角部には、左下角部の形状と合うように三角形状の固定手段26が設けられている。これら4つの固定手段26は、角部の形状と合致するように、直角三角形状であることが好ましく、この場合、固定手段26の三角形の直角の角が第1パネル要素23の角部に合わされる。このような構成によっても、固定手段26は、第1パネル要素23の4つの角部を含むように設けることができる。
〔第1実施形態〜第7実施形態のその他の変形例〕
・縦枠部材51を省略する構成とした場合、支持部材31は、上枠部材22に対して揺動可能である。すなわち、支持部材31は、上縁部21aに取り付けられると略円柱形状となる。そして、支持部材31は、上枠部材22の受容片44a,44bによって支持されることで、揺動可能となる。これにより、例えば、パネル部21,61,71,81,91,101,111は、上枠部材22に対して揺動することで、異物が当たり外力が加わったとしても破損しにくくなる。
この場合、縦枠部材51、および、下枠部材27は、弾性を有する部材などで構成した緩衝部材で構成してもよい。
・パネル部が上部ランナによって吊り下げ支持されるのではなく、下部レールに沿って移動する下部ランナに支持される間仕切りにも適用可能である。
・上部レール2に矢印D1方向に移動可能に吊り下げ支持されるパネル部材の枚数は特に限定されるものではない。
・上部ランナ3の構成は、ランナ本体に4個の車輪が回転可能に支持され、車輪が上部レール2内をほぼ上下動不能な状態で支持片7a上を転動するものであってもよい。
・レールに沿って移動しない間仕切りにも適用することができる。一例として、パーティションのような移動しない間仕切りや、出入り口のドア枠の開口部に蝶番などによって回動可能に取り付けられる扉などにも適用することができる。
・間仕切りとしては、引戸の他、折引戸であってもよい。
1…間仕切り、2…上部レール、3…上部ランナ、4…パネル部材、6a…前壁、6b…後壁、6c…上壁、7…レール開口部、7a…支持片、7b…支持片、11…ランナ本体、12…軸保持部材、13…支軸、13a…根本部、14…固定部材、21…パネル部、21a…上縁部、21b…側縁部、21c…下縁部、22…上枠部材、23…第1パネル要素、23a…上縁部、23b…側縁部、23c…下縁部、23e…第1取付孔、24…第2パネル要素、24a…第2取付孔、25…生地要素、25a…生地取付孔、25a…取付孔、26…固定手段、27…下枠部材、31…支持部材、32a…半体、32b…半体、32c…当接面、32d…当接面、32e…支持面、32f…支持面、33a…係合片、33b…係合片、34…挿通孔、35a…ねじ、35b…ナット、36…筒状部、41…案内溝、42…連結片、43…支持片、44a…受容片、44b…受容片、45a…案内突部、45b…案内突部、46a…凹部、46b…凹部、47a…閉塞部材、47b…閉塞部材、48a…当接部、48b…当接部、49a…回動軸、49b…回動軸、51…縦枠部材、51…枠部材、52…取付溝、53…結合部、54…挿通孔、55…固定部、56…取付端部、57…固定部材、58…端部、59…キャップ部材、61…パネル部、62…生地要素、71…パネル部、72…第1パネル要素、73…第2パネル要素、81…パネル部、82…装飾シート要素、91…パネル部、92…固定手段、101…パネル部、102…パネル要素、104…固定手段、111…パネル部、112…シート要素。

Claims (8)

  1. パネル部材において、相対する2つの表面のうちの一方の表面を形成する表面形成部材と、
    前記表面形成部材に対して部分的に固定される面状部材であって、装飾シート要素である前記面状部材とを備え、
    前記面状部材は、少なくとも前記表面形成部材の4カ所の角部において固定されている
    間仕切り。
  2. 前記表面形成部材は、前記面状部材を挟み込むように2枚で構成され、前記2枚の表面形成部材は、前記パネル部材の相対する2つの表面を形成する
    請求項1に記載の間仕切り。
  3. 前記2枚の表面形成部材は、厚さが異なる
    請求項2に記載の間仕切り。
  4. 前記2枚の表面形成部材は、一方がパネル要素であり、他方が前記パネル要素より薄いシート要素である
    請求項3に記載の間仕切り。
  5. 前記面状部材は、前記表面形成部材に対して緊張状態で固定されている
    請求項1ないしのうち何れか1項に記載の間仕切り。
  6. パネル部材において、相対する2つの表面のうちの一方の表面を形成する表面形成部材と、
    前記表面形成部材に対して部分的に固定される面状部材とを備え、
    前記面状部材は、少なくとも前記表面形成部材の4カ所の角部において固定され、全体が露出している
    間仕切り。
  7. パネル部材において、相対する2つの表面のうちの一方の表面を形成するパネル要素と、
    前記パネル部材の他方の表面を形成するシート要素と、
    前記パネル要素と前記シート要素とに挟み込まれる面状部材であって、装飾シート要素である前記面状部材
    を備える間仕切り。
  8. パネル部材において、相対する2つの表面のうちの一方の表面を形成する表面形成部材と、
    前記表面形成部材に対して小さい面状部材であって、装飾シート要素である前記面状部材とを備え、
    前記面状部材は、前記表面形成部材に対して部分的に固定される
    間仕切り。
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