JP7142568B2 - 建具における横目地構造 - Google Patents
建具における横目地構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7142568B2 JP7142568B2 JP2018247142A JP2018247142A JP7142568B2 JP 7142568 B2 JP7142568 B2 JP 7142568B2 JP 2018247142 A JP2018247142 A JP 2018247142A JP 2018247142 A JP2018247142 A JP 2018247142A JP 7142568 B2 JP7142568 B2 JP 7142568B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame member
- horizontal
- vertical frame
- surface portion
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
- Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
Description
このようなものとして、横枠材の前後両側面(表裏面)にそれぞれ板材を組込み、これら板材の上下端縁部間に凹溝状の目地が設けられるようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながらこのものは、前後二枚の板材を前後方向に間隙を存して配設した肉厚の間仕切りを前提としているため、例えば板材を肉薄のガラス板とし、これを枠材の前後方向中間部位に一枚だけ取付けたものとしたいような場合に、このままの構成では採用できないという問題がある。
請求項2の発明は、縦枠材部位の横目地は、覆い部材が溝側面部に相当し、縦支柱の見付け面部が溝底面部に相当していることを特徴とする請求項1記載の建具における横目地構造である。
請求項3の発明は、覆い部材は、縦枠材の内側面に案内される状態で縦枠材内に嵌入する嵌入部と、縦枠材の分断端縁部に当接して該分断端縁部を覆う覆い部とを備えて構成され、覆い部は、嵌入部から延出していて分断端縁部に当接するように設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の建具における横目地構造である。
請求項4の発明は、縦枠材は横枠材側に位置する内側見込み面部を備え、嵌入部は、該内側見込み面部の内側面に案内されることを特徴とする請求項3記載の建具における横目地構造である。
請求項5の発明は、嵌入部は、縦枠材の内側見込み面部にビス固定されることを特徴とする請求項4記載の建具における横目地構造である。
請求項6の発明は、縦枠材の内側見込み面部は、縦支柱の内側見込み面部に対向するよう幅広になっており、嵌入部は、縦枠材の内側見込み面部に対応するよう幅広の支持面部が形成され、該支持面部が縦枠材にビス固定されていることを特徴とする請求項5記載の建具における横目地構造である。
請求項7の発明は、ビスは、横枠材に覆蓋されることを特徴とする請求項5または6記載の建具における横目地構造である。
請求項8の発明は、縦枠材は、覆い部の厚さ相当分、横目地の溝側面に対して段差状に後退する位置で分断されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建具における横目地構造である。
請求項9の発明は、縦枠材には、横枠材の見付け面部に対して積層する積層部が設けられ、該積層部の分断部も覆い部材で覆われることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建具における横目地構造である。
請求項2の発明とすることにより、縦枠材部位に設けられる横目地の溝側面部を、縦枠材の分断端縁部を塞ぐ覆い部材を有効に利用し、溝底面部を縦支柱を有効に利用してできることになる。
請求項3の発明とすることにより、覆い部材を、嵌入部から覆い部が延出した簡単な構造とすることができながら、嵌入部に案内させることで簡単に縦枠材に取付けることができることになる。
請求項4の発明とすることにより、覆い部材は、嵌入部を縦枠材の内側見込み面部に沿うよう案内することで組込みができることになって組み込み作業の作業性が向上する。
請求項5の発明とすることにより、覆い部材は、縦枠材にビス固定されるため不用意に外れたりすることを回避できることになる。
請求項6の発明とすることにより、覆い部材の縦枠材に対するビス固定位置が、覆い部によって覆われる部位に対して見込み方向内側に偏倚した位置となる結果、覆い部材は、横架材が設けられることで強度的にも強くなる縦支柱の見込み方向中央寄りでの支持ができることになって安定化することになる。
請求項7の発明とすることにより、覆い部材を取付け支持するためのビスが、横枠材を利用して覆蓋できることとなって、視認性を損なうことがない。
請求項8の発明とすることにより、縦枠材の分断端縁部を覆う覆い部が、横目地の溝底面に対して面一状になる結果、横枠材部位から縦枠材部位にまで至る横目地の均一化が図れることになって、外観を損なうことがない。
請求項9の発明とすることにより、縦枠材が、横枠材に対して積層する構造のものであっても、分断端縁部の覆い部材による覆蓋ができることになる。
そして本実施の形態においては、間仕切り1は、パネル体の例として、開き戸方式のドア体4、木板、ガラス板、ポリカーボネート板等の通常知られた薄板状の板材5、6、7が組込まれたものとして構成されている。
この場合に間仕切り1として、上下に板材5、6が組込まれたものと、下側にドア体4、上側に板材(欄間板)7が組込まれたものとが左右に並設された構成のものが例示されており、本発明は何れのものにも実施されているが、まずは上下に板材5、6が組込まれたものについて具体的に説明をする。
尚、本発明はこれらのものに限定されないことは勿論であって、ドア体がなく板材だけがパネル体として設けられたものであってもよく、これらの場合に、板材は上下に二枚ではなく、三枚以上の複数枚が設けられたものであってもよい。
そしてこのように構成された上下の横枠材11、12は、互いに上下方向に対向する下側面部11cと上側面部12cとが上下方向に間隙を存する状態となっており、これによって、該下側面部11c、上側面部12cが溝側面部(上下の溝側片)に、横架材9の見付け面部9bが溝底面部になる状態で上下横枠材11、12間に横目地Xが形成されたものになっている。尚、11f、12fは上下横枠材11、12の見付け面部である。
また、横架材9の見付け面部9bの左右端縁部の下半部には切欠き部9cが形成されているが、該切欠き部9cは、横架材9が縦支柱8に連結された状態では、縦枠材10の内側見込み面部10dの下端縁部に切欠き形成した凹溝部10jに嵌入する構成になっている。さらに横架材9の上面部9aは、縦枠材10の下端縁部に形成した溝状部10kに嵌入する構成になっている。
さらにまた、縦枠材10における支持溝部10aの溝底面部10eの上端縁部には凹溝部10lが切欠き形成されており、該凹溝部10lに設けられるコーナー金具13aにより縦枠材10と上下横枠材11、12とが連結固定されている。
一方、前記嵌入部14bのうち、内側見込み面部10dの内周面に案内される部位は、該内側見込み面部10dの内側面に対応するよう(沿うよう)見込み方向並びに上下方向に延長されることで上下および前後に幅広な支持面部14cを構成しており、該支持面部14cのうち縦枠材10の内側見込み面部10dに対応する部位がビス20を介して縦枠材10の内側見込み面部10dに固定されている。
この場合にさらに覆い部材14は、縦枠材10の視認しやすい内側見込み面部10dの内側面に嵌入部14bを嵌入案内しながらの組込み作業ができることになるため、該覆い部材14の縦枠材10に対する組込み作業が簡便化されることになって操作性が向上する。
しかも前記覆い部材14を取付け支持するためのビス20は横枠材11、12によって覆蓋されて外観視されることがなく、このため視認性を損なうことがない。
このものでは、ドア体4の左右両側に配される左右の縦支柱8には、見付け方向内側から外嵌するようにして左右ドア枠を構成するための縦枠材15、16が取り付けられており、そして見付け方向外側である戸尻側の縦枠材16に、蝶番4aを介してドア体4が開閉自在に蝶着されている。
因みに第二、第三の覆い部材21、22は、前記実施の形態の覆い部材14のようにビス20を用いて固定されるものではなく、そのため嵌入部21b、22b全体を長いものにして縦枠材15に深く嵌入する構成にし、これにより不用意に外れてしまうことを回避できるようにしている。
4 ドア体
5、6、7 板材
8 縦支柱
9 横架材
10 縦枠材
10d 内側見込み面部
10h 外側見込み面部
10i 外側見付け面部
11 上側横枠材
12 下側横枠材
14 覆い部材
14a 覆い部
14b 嵌入部
14c 支持面部
20 ビス
S 中空状部
X、Xa 横目地
Y 分断端縁部
Claims (9)
- 左右に間隔を存して立設される縦支柱間に横架材が設けられ、該横架材を挟む状態で上下にパネル体が配されると共に、前記横架材には、上下パネル体の互いに隣接する横端縁部にそれぞれ対応するようにして上下の横枠材が設けられ、前記縦支柱には、パネル体の左右縦端縁部に対応するようにして縦枠材が設けられた建具において、
前記上下横枠材の対向間に凹溝状の横目地が設けられ、
前記縦枠材を、前記横目地対応部位で分断された構成にして、前記横目地が縦枠材部位にまで至るように構成すると共に、
前記縦枠材の分断端縁部を覆い部材で覆ったことを特徴とする建具における横目地構造。 - 縦枠材部位の横目地は、覆い部材が溝側面部に相当し、縦支柱の見付け面部が溝底面部に相当していることを特徴とする請求項1記載の建具における横目地構造。
- 覆い部材は、縦枠材の内側面に案内される状態で縦枠材内に嵌入する嵌入部と、縦枠材の分断端縁部に当接して該分断端縁部を覆う覆い部とを備えて構成され、覆い部は、嵌入部から延出していて分断端縁部に当接するように設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の建具における横目地構造。
- 縦枠材は横枠材側に位置する内側見込み面部を備え、嵌入部は、該内側見込み面部の内側面に案内されることを特徴とする請求項3記載の建具における横目地構造。
- 嵌入部は、縦枠材の内側見込み面部にビス固定されることを特徴とする請求項4記載の建具における横目地構造。
- 縦枠材の内側見込み面部は、縦支柱の内側見込み面部に対向するするよう幅広になっており、嵌入部は、縦枠材の内側見込み面部に対応するよう幅広の支持面部が形成され、該支持面部が縦枠材にビス固定されていることを特徴とする請求項5記載の建具における横目地構造。
- ビスは、横枠材に覆蓋されることを特徴とする請求項5または6記載の建具における横目地構造。
- 縦枠材は、覆い部の厚さ相当分、横目地の溝側面に対して段差状に後退する位置で分断されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建具における横目地構造。
- 縦枠材には、横枠材の見付け面部に対して積層する積層部が設けられ、該積層部の分断部も覆い部材で覆われることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建具における横目地構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018247142A JP7142568B2 (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 建具における横目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018247142A JP7142568B2 (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 建具における横目地構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020105859A JP2020105859A (ja) | 2020-07-09 |
JP7142568B2 true JP7142568B2 (ja) | 2022-09-27 |
Family
ID=71448538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018247142A Active JP7142568B2 (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 建具における横目地構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7142568B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017203285A (ja) | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 株式会社岡村製作所 | 間仕切パネル装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2551557Y2 (ja) * | 1992-12-21 | 1997-10-22 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | 連窓の連結部カバー取付構造 |
JP2550781Y2 (ja) * | 1992-12-24 | 1997-10-15 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | 連窓の連結部シール構造 |
JP2975283B2 (ja) * | 1995-02-21 | 1999-11-10 | 株式会社イトーキクレビオ | 間仕切における支柱用カバー枠の取付け装置 |
-
2018
- 2018-12-28 JP JP2018247142A patent/JP7142568B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017203285A (ja) | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 株式会社岡村製作所 | 間仕切パネル装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020105859A (ja) | 2020-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4605769B2 (ja) | 樹脂サッシ | |
JP7142568B2 (ja) | 建具における横目地構造 | |
JP6010512B2 (ja) | 窓ユニット | |
JP4676799B2 (ja) | 間仕切りパネルにおける枠部材の取付構造 | |
JP4981583B2 (ja) | 間仕切パネル | |
JP4836641B2 (ja) | ドア | |
JP6735125B2 (ja) | トイレブースにおける欄間構造 | |
JP7348480B2 (ja) | 間仕切り構造 | |
JP5103093B2 (ja) | 移動間仕切装置における間仕切パネル | |
JP2020133307A (ja) | 枠体の連結構造及びその施行方法 | |
JP2001348988A (ja) | 折り上げ天井 | |
JP4855426B2 (ja) | 建具体 | |
JPS5813040Y2 (ja) | 門扉 | |
JP7215652B2 (ja) | 曲面外壁固定構造 | |
JP7176851B2 (ja) | 建物の壁構造 | |
JP6951238B2 (ja) | 方立 | |
KR102199701B1 (ko) | 조립식파티션 | |
JP6787809B2 (ja) | 戸体及び建具 | |
JP7096122B2 (ja) | サッシ | |
JP2007138476A (ja) | 組立ハウス用のサッシユニット | |
JP2023050604A (ja) | ドア体およびドア体の組み立て方法 | |
JP4791317B2 (ja) | ドア | |
JP6050986B2 (ja) | パネル体 | |
JP6365965B2 (ja) | ドア | |
JP2022016073A (ja) | 間仕切りにおける開き戸の取り付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211028 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220819 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220826 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7142568 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |