JP2019035209A - 駐車装置と発進禁止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車装置に入庫した自動発進車の自動発進を防止できる技術を提供する。【解決手段】外部から発進指令を無線で受信することにより自動発進可能な自動車を自動発進車とする。駐車装置10は、自動発進車1が入庫する場合に、この入庫を示す入庫信号を受けたら、自動発進車1に発進禁止信号を送信することにより、自動発進車1を自動発進不能な状態にする発進禁止装置25を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自動発進可能な自動車に対応した駐車装置と、駐車装置に入庫した自動車の自動発進を禁止する方法に関する。
駐車装置への入庫は、例えば次のように行われる。駐車装置の外部から、自動車が人の運転で駐車装置内の入出庫位置へ乗り入れて停車する。次いで、人が、自動車のパーキングブレーキを掛けて、降車する。その後、自動車は、駐車装置において入出庫位置から格納位置まで搬送され、出庫時まで格納位置に格納される。このような駐車装置は、例えば特許文献1に記載されている。
特開2013−249580号公報
しかし、外部から発進指令を無線で受信することにより自動発進可能な自動車(以下で自動発進車という)が駐車装置に入庫することが考えられる。この場合、入庫した自動発進車にパーキングブレーキが掛けられていても、自動発進車に発進指令が送信されると、自動発進車は、この発進指令に従って、自動で、パーキングブレーキを解除し発進してしまう可能性がある。
そこで、本目的の目的は、駐車装置に入庫した自動発進車の自動発進を防止できる技術を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明によると、外部から発進指令を無線で受信することにより自動発進可能な自動車を自動発進車として、自動発進車に対応した駐車装置であって、
自動発進車が入庫する場合に、当該入庫を示す入庫信号を受けたら、当該自動発進車に発進禁止信号を送信することにより、当該自動発進車を自動発進不能な状態にする発進禁止装置を備える駐車装置が提供される。
また、上述の目的を達成するため、本発明によると、外部から発進指令を無線で受信することにより自動発進可能な自動車を自動発進車として、駐車装置において自動発進を禁止する発進禁止方法であって、
自動発進車が入庫する場合に、当該自動発進車に発進禁止信号を送信することにより、当該自動発進車を自動発進不能な状態にする、発進禁止方法が提供される。
上述した本発明によると、自動発進車が入庫する場合に、自動発進車に発進禁止信号を送信することにより、当該自動発進車を自動発進不能な状態にする。したがって、自動発進車に対して発進指令が無線で送信されても、自動車が自動で発進しない。よって、駐車装置に入庫した自動発進車の自動発進を防止できる。
本発明の実施形態による駐車装置を示す。 図1のII−II矢視図である。 図2のIII−III矢視図である。 図1の駐車装置における発進禁止方法を示すフローチャートである。 発進禁止方法を実施するための構成を示すブロック図である。 パレットが箱形に形成されている場合を示す。 持ち上げ装置の構成例を示す。 持ち上げ装置の詳しい構成を示す。 持ち上げ装置の別の構成例を示す。 リフトとパレットが櫛歯形状を有する場合を示す。
本目的の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
(駐車装置の構成)
図1は、本発明の実施形態による駐車装置10を示す。駐車装置10は、入出庫位置Pと格納位置2側との間で移動させられ、自動車1を積載可能な積載台を備える。図1の例では、積載台は、格納位置2と入出庫位置Pとの間で移動させられるパレット3である。複数のパレット3と複数の格納位置2が設けられてよい。パレット3の数と格納位置2との数は同じであってよい。すなわち、複数の格納位置2には、それぞれ、複数のパレット3が割り当てられていてよい。パレット3が入出庫位置Pにある状態で、該パレット3へ自動車1が乗り込み可能であり、該パレット3から自動車1が乗り出し可能である。
なお、自動車1を載せた積載台は、入出庫位置Pから格納位置2側へ移動し、次いで、当該自動車が他の移動台に載せ替えられ、当該移動台が格納位置2に移動してもよい。この場合、自動車1を載せた移動台は、格納位置2から入出庫位置P側へ移動し、次いで、当該自動車が積載台に載せ替えられ、当該積載台が格納位置2に移動してよい。
図1の例では、駐車装置10は、入出庫位置Pを含み上下方向に延びる昇降路5と、昇降路5を昇降するリフト7と、昇降路5に横方向(水平方向)に隣接して上下に複数段に配置された格納棚2(格納棚2は、上述の複数の格納位置2となる)と、各格納棚2に設けられるパレット3とを備える。リフト7は、複数本のワイヤ9で吊るされており、ワイヤ9が上下に駆動されることにより昇降させられる。リフト7は、入出庫位置Pのある入出庫階と各格納棚2の高さとの間で昇降させられる。各格納棚2のパレット3は、この格納棚2と、この格納棚2の高さに位置したリフト7との間で横方向に横行させられる。
図2は、図1の入出庫階付近の部分拡大図である。図3は、図2のIII−III矢視図である。駐車装置10は、入出庫位置Pと格納位置2を含む内部空間Sを区画する壁部11を備える。壁部11は、内部空間Sを囲むように構成されており、壁部11には入出庫口E(図3の破線で囲んだ部分)が形成されている。入出庫口Eを通して、駐車装置10の外部と内部空間Sとの間で自動車1と人が出入り可能である。すなわち、自動車1が走行可能な車路4が、入出庫位置Pから入出庫口Eを通って駐車装置10の外部まで延びるように形成されている。
駐車装置10は、入出庫扉15と操作装置17と制御装置19を備える。
入出庫扉15は、入出庫口Eを閉じる閉位置と、入出庫口Eを開く開位置との間で駆動される。図3の例では、入出庫扉15は横方向に駆動される。すなわち、図3の例において、開位置にある状態の入出庫扉15を実線で示し、閉位置にある状態の入出庫扉15を二点鎖線で示している。
操作装置17は、駐車装置10の外部であって入出庫口Eの近くに設けられていてよい。操作装置17は、人が操作可能な操作部(複数のボタンまたはタッチパネルなど)を含む。操作装置17は、行われた操作に従った指令又は信号を制御装置19に入力する。例えば、人が、自動車1を入庫させるための操作を操作装置17(すなわち操作部)にすると、操作装置17は、自動車を入庫させる旨の入庫指令を制御装置19に入力する。
制御装置19は、積載台(図1の例ではパレット3)を駆動する積載台駆動装置(図示せず)の動作を制御することにより、積載台を移動させ、入出庫扉15を駆動する扉駆動装置(図示せず)の動作を制御することにより、入出庫扉15を駆動させる。積載台の移動と入出庫扉15の駆動は、次のようなタイミングで行われてよい。制御装置19は、操作装置17から入庫指令を受けると、自動車1が積載されていない積載台(パレット3)を格納位置2側から入出庫位置Pへ移動させ、その後、閉位置の入出庫扉15を開位置へ駆動する。制御装置19は、例えば後述するように出庫指令を受けると、出庫対象の自動車1が積載された積載台を格納位置2側から入出庫位置へ移動させ、その後、入出庫扉15を開位置へ駆動する。
なお、駐車装置10は、図1の例ではエレベータ式駐車装置であったが、フォーク式駐車装置、垂直循環式駐車装置、二多段式駐車装置、平面往復式駐車装置、または他の形式の駐車装置であってもよい。以下の説明においても、駐車装置10は、エレベータ式駐車装置以外の形式の駐車装置であってもよい。
(自動発進車)
駐車装置10に入庫可能な自動車1には、自動発進車が含まれる。自動発進車は、外部から発進指令を無線で受信することにより自動発進可能な自動車1である。この発進指令は、例えば、当該自動発進車の所有者の操作端末から無線で送信されてよい。すなわち、所有者が当該操作端末を操作することにより、目標位置まで自動走行させる旨の発進指令を当該操作端末から自動発進車へ送信させることができる。
発進指令に含まれる目標位置は、操作端末の操作により指定されてよい、例えば、人が、操作端末を操作することにより、操作端末のディスプレイに地図を表示させ、この地図における所望の位置を目標位置として指定する。この指定は次のように行われてよい。操作端末の操作により、当該地図に重ねて表示されたカーソルを所望の位置に移動させ、決定用の操作を操作端末に行うことにより、当該所望の位置が目標位置として指定される。
このような自動発進車は、受信機21と制御器23を備える。受信機21は、操作端末から発進指令を無線で受けて、この発進指令を制御器23に入力する。制御器23は、発進指令を受けると、該発進指令に基づいて自動車1を発進させる。制御器23は、自動発進車の電動サイドブレーキとアクセルとフットブレーキとステアリングの動作を制御することにより自動発進車の移動を制御するものであってよい。
制御器23は、受けた発進指令に従って、自動発進車を発進させて、目標位置へ自動車1を移動させる制御を行う。この場合、自動発進車に設けたレーザレーダ(例えばLIDAR)またはカメラにより自動発進車の進行方向側を含む領域の環境(障害物の位置および走行可能範囲)を認識し、当該認識結果に基づいて、制御器23は、障害物に干渉しないように自動発進車の移動を制御してよい。この時、自動発進車に設けた位置検出装置(例えばGPSを利用した装置)により検出した自車の位置と、自動発進車に設けた向き検出装置(例えばGPS又はジャイロセンサを利用した装置)により検出した自車の向きと、上述の目標位置とに基づいて、制御器23は自動発進車の移動を制御してよい。
(自動発進の禁止を行う構成)
本実施形態の駐車装置10は、自動発進車に対応した駐車装置であり、発進禁止装置25を備える。発進禁止装置25は、自動発進車が入出庫位置Pのパレット3に乗り込んで停車したことを示す入庫信号を受けたら、当該自動発進車に発進禁止信号を送信することにより、自動発進車を自動発進不能な状態にする。すなわち、この発進禁止信号は、発進禁止装置25から無線通信を介して自動発進車へ送信されて、自動発進車において受信機21により受信されて制御器23に入力される。発進禁止装置25への上記入庫信号は、後述の発進禁止方法で述べるように、自動発進車の入庫時に制御装置19から入力されてよい。
制御器23は、このように発進禁止信号の入力を受けると、発進制御禁止状態となるように構成されている。制御器23は、発進制御禁止状態にある時に、受信機21を介して外部から発進指令を受けても、自動発進車を発進させる制御をせず、自動車1の停車を維持する。このように自動発進車が自動発進不能な状態になる。
(動作フロー)
図4と図5に基づいて、駐車装置10に自動発進車が入庫する場合おいて実行される発進禁止方法を説明する。図4は、この発進禁止方法を示すフローチャートである。図5は、この発進禁止方法を実施するための構成を示すブロック図である。
<入庫時の処理>
ステップS1において、人が、自動発進車1を入庫させるための操作を操作装置17(すなわち操作部)に行う。これにより、操作装置17は、自動発進車1を入庫させる旨の入庫指令を制御装置19へ入力する。
ステップS2において、制御装置19に入庫指令が入力されると、制御装置19は、上記積載台駆動装置を制御することにより、自動車が積載されていない積載台を格納位置2側から入出庫位置Pへ移動させ、次いで、入出庫扉15を開位置へ移動させて入出庫口Eを開ける。この時、図1のエレベータ式駐車装置の例では、自動発進車1が積載されていないパレット3を積載台として格納位置2から入出庫位置Pへ移動させる。
なお、ステップS1を行った時点で、積載台が既に入出庫扉15にある時には、ステップS2で積載台を移動させなくてよい。
ステップS3おいて、人は自動発進車1を運転することにより、自動発進車1が、駐車装置10の外部から入出庫口Eを通して入出庫位置Pに乗り入れて停車する。この時、図1の例では、入出庫位置Pの積載台としてのパレット3に自動発進車が乗り込む。その後、人が、この自動発進車から降りて、入出庫口Eを通って駐車装置10の外部へ出る。
ステップS4において、人は、自動発進車の入庫完了を示す操作を操作装置17に行う。これにより、操作装置17は、自動発進車を格納位置へ移動する準備が完了した旨の準備完了信号を制御装置19に入力する。
ステップS5において、制御装置19に準備完了信号が入力されると、制御装置19は、入出庫扉15を閉位置へ移動させて入出庫口Eを閉じるとともに、自動発進車が入出庫位置Pに乗り入れて停車したことを示す入庫信号を発進禁止装置25へ入力する。なお、入庫信号は、操作装置17から発進禁止装置25へ入力されてもよい。すなわち、ステップS4において、操作装置17は、準備完了信号を制御装置19へ入力する時に、入庫信号を発進禁止装置25へ入力してもよい。
ステップS6において、発進禁止装置25に入庫信号が入力されると、発進禁止装置25は、発進禁止信号を、ステップS3で入出庫位置Pに乗り入れた自動発進車に無線で送信する。これにより、発進禁止信号が、当該自動発進車において受信機21に受信されて制御器23に入力される。その結果、制御器23は、発進禁止状態になる。すなわち、自動発進車は自動発進不能の状態になる。
ステップS7において、制御装置19は、積載台を駆動する積載台駆動装置を制御することにより、自動発進車が積載された積載台を入出庫位置Pから格納位置2側へ移動させる。この時、図1の例では、制御装置19は、積載台としてのパレット3を入出庫位置Pから格納位置2へ移動させる。
なお、ステップS1において、入庫する自動発進車1を格納する格納位置を特定する特定情報(例えば格納位置2の番号)が、操作装置17の操作により指定されてよい。この場合、ステップS1で、操作装置17は、特定情報を含む入庫指令を制御装置19に入力する。この場合、図1の例では、ステップS2において、制御装置19は、特定情報により特定される格納位置2のパレット3を入出庫位置Pへ移動させる。なお、格納位置2の番号は、駐車装置10を利用する契約者に予め割り当てられていてよい。
一方、ステップS3において、図1の例では、制御装置19は、複数の格納位置2のうち自動車1が格納されていない1つの格納位置2を、入庫する自動発進車1を格納する格納位置として選択してもよい。この場合、制御装置19は、例えば、操作装置17に設けたディスプレイに、選択した格納位置2を特定する特定情報(格納位置2の番号)を表示させることにより、この特定情報を、自動車1を入庫させる人に知らせてよい。また、この場合、図1の例では、ステップS2において、制御装置19は、選択した格納位置2のパレット3を入出庫位置Pへ移動させる。
<出庫時の処理>
ステップS11において、人が、自動車1を出庫させるための操作を操作装置17(すなわち操作部)に行う。この操作には、出庫対象の自動車1の格納位置2を特定する上述の特定情報を入力する操作も含まれてよい。ステップS11の操作により、操作装置17は、自動車1を出庫させる旨の出庫指令であって特定情報を含む出庫指令を制御装置19へ入力する。
ステップS12において、制御装置19は、出庫指令を受けると、出庫指令に含まれる特定情報により特定される格納位置2から自動車1を入出庫位置Pへ移動させる。図1の例では、当該自動車1を積載したパレット3を格納位置2から入出庫位置Pへ移動させる。
次いで、ステップS13において、制御装置19は、入出庫扉15を開位置へ移動させ、入出庫位置Pのパレット3上の自動発進車に解除信号を無線で送信する。この解除信号は、当該自動発進車において受信機21に受信されて制御器23に入力される。その結果、制御器23は、発進禁止状態から発進可能状態になる。すなわち、自動発進車の自動発進不能な状態が解除される。
ステップS14において、入出庫位置Pの自動発進車が、入出庫口Eを通って駐車装置10の外部へ走行することにより、自動発進車が出庫する。この出庫は、自動発進車に乗った人の運転でなされてもよいし、自動運転によりなされてもよい。後者の場合には、次のようになされてよい。ステップS14において、自動発進車の所有者は、操作端末を操作することにより、目標位置まで自動走行させる旨の発進指令を無線で自動発進車に送信する。発進指令に含まれる目標位置は、上述したように、操作端末の操作により指定されてよい。なお、目標位置は、例えば、駐車装置10の外部における入出庫口Eの直前の位置であってもよい。
ステップS15において、人は、自動発進車の出庫完了を示す操作を操作装置17に行う。これにより、操作装置17から出庫完了信号が制御装置19に入力されると、制御装置19は、入出庫扉15を閉位置へ移動させて入出庫口Eを閉じる。この時、図1の例では、制御装置19は、入出庫位置Pのパレット3を格納位置2へ移動させてよい。
(発進指令を遮断する構成)
自動発進車に対応した上述の駐車装置10は、更に、駐車装置10の外部から送信された発進指令を遮断するために、電波吸収体27を用いた構成(以下で電波吸収構成)を有していてよい。電波吸収構成として、以下の構成例1と構成例2の一方または両方を採用してよい。なお、以下において、電波吸収体27は、駐車装置10の外部から送信された発進指令である電波を吸収するものであり、例えば、導電性繊維により形成されたものであってもよいし、鉄、ニッケル、フェライトなどの磁性材料により形成されたものであってもよいし、他の構成を有するものであってもよい。
<構成例1>
駐車装置10の外部から内部空間Sへ発進指令の電波が伝わることを防止するための電波吸収体27が、駐車装置10の壁部11に設けられている。例えば、壁部11には、壁部11の全体にわたって、電波吸収体27が設けられている。電波吸収体27は、図1のように駐車装置10の外部側に位置する壁部11の外面に取り付けられてもよいし、内部空間S側に位置する壁部11の内面に取り付けられてもよいし、これらの外面と内面との間に配置されてもよい。電波吸収体27は、駐車装置10の外部から送信された発進指令としての電波を吸収することにより、内部空間Sへ伝わることを阻止する。
この場合、閉位置の入出庫扉15にも、その全体にわたって、電波吸収体27を設けてもよい。例えば、図2のように、入出庫扉15において、駐車装置10の外部を向く外面に、電波吸収体27を取り付けてもよい。
<構成例2>
図6(A)は、図1の部分拡大図に相当し、格納棚2に位置するパレット3を示すが、パレット3が箱形に形成されている場合を示す。図6(B)は、図6(A)の6B−6B断面図である。構成例2では、各パレット3は、図6(A)(B)に示すように、箱形に形成された箱形パレット3である。図6(A)(B)において、自動車1は、箱型パレット3の内部に収容されており、この状態で、箱型パレット3は、内部の自動車1を、該自動車1の上下、左右、および前後から覆っている。箱形パレット3の壁部3dには、自動車1が出入りするための出入口3a(後述の図6(D)の破線で囲んだ部分)が形成されている。
図6(C)は、図6(A)において、この箱型パレット3の出入口3aが開けられた状態を示す。この出入口3aは、箱型パレット3における縦方向(すなわち、パレット3に自動車1が乗り込む方向)一方側の壁部3dに形成されている。図6(D)は、図6(C)の6D−6D断面図である。箱形パレット3が入出庫位置Pにある状態で、出入口3aを通して、自動車1がパレット3の内部に乗り込み可能であり、自動車1がパレット3の内部から乗り出し可能になっている。この出入口3aは、車両用開閉扉3b(例えばシャッター)により開閉可能に構成されている。図6の例では、車両用開閉扉3bは、ガイドレール3cに案内されながら、手動または電動でスライドすることにより出入口3aを開閉するシャッターである。
また、図示を省略するが、箱型パレット3において横方向の一方側または両側の壁部3dには、人が出入りするための開口(図示せず)が形成されている。この開口を通して、入出庫位置Pの箱形パレット3の内部と外部との間で人が出入り可能になっている。この開口は、人用開閉扉(図示せず)により開閉可能に構成されている。
上述した箱型パレット3は、例えば特許文献2に記載の「自動車積載用パレット」と同様の構成を有していてもよい。この場合、上述の車両用開閉扉3bは、特開平9−268792号公報に記載の「人出庫扉」であってもよく、上述の人用開閉扉は、同公報に記載の「運転者用扉」であってもよい。
駐車装置10の外部から箱形パレット3の内部へ発進指令の電波が伝わることを防止するための電波吸収体27が、箱形パレット3の壁部3dに設けられている。例えば、箱型パレット3の全体にわたって、電波吸収体27が設けられている。電波吸収体27は、図6のように箱型パレット3の外面に取り付けられてもよいし、箱型パレット3の内面に取り付けられてもよいし、これらの外面と内面との中間部に配置されてもよい。ここで、当該外面と内面と中間部は、人用開閉扉と運転者用扉の外面と内面と、当該外面と内面との中間部を含んでよい。
(物理的抑制構成)
自動発進車に対応した上述の駐車装置10は、上述の電波吸収構成に加えて、または、上述の電波吸収構成に代えて、入庫した自動車1の発進を物理的に防止する構成(以下で、物理的防止構成という)を更に有していてもよい。物理的防止構成を設けた場合、万一、故障により、上述した発進禁止信号で自動発進車が自動発進不能な状態にならなかったとき、物理的防止構成により入庫した自動発進車の発進を抑えることができる。物理的防止構成として、以下の構成例A〜Dのいずれかを採用してよい。各構成例A〜Dを備える駐車装置10について、以下で説明しない点は、上述と同じである。
[構成例A,B]
駐車装置10は、このような物理的防止構成として、持ち上げ装置31を備えていてもよい。持ち上げ装置31は、パレット3に設けられ、該パレット3に乗り込んだ自動車1に対して持ち上げ動作と持ち下げ動作を行うことができる。持ち上げ装置31による持ち上げ動作は、自動車1をパレット3の上面から持ち上げて該自動車1のタイヤ1aを該上面から離間させる動作である。これにより当該自動車1のタイヤ1aが回転駆動されても、当該自動車1は発進しない。持ち上げ装置31による持ち下げ動作は、持ち上げ動作により持ち上げた自動車1をパレット3の上面に降ろす動作である。これにより、当該自動車1のタイヤ1aが回転駆動されると、当該自動車1は発進する。持ち上げ装置31は、以下の構成例Aまたは構成例Bの構成を有していてよい。
<構成例A>
図7(A)は、図2の部分拡大図に相当し、格納棚2に位置するパレット3を示すが、構成例Aの持ち上げ装置31をパレット3に設けた場合を示す。図7(B)は、図7(A)の7B−7B矢視図である。
持ち上げ装置31は、図7(B)のように、自動車1における前側の左右のタイヤ1aと後側の左右のタイヤ1aに対応して設けられる。図8(A)は、図7(A)の8A−8A矢視図である。図8(A)は、自動車1における前側の左右のタイヤ1aに対応する持ち上げ装置31を示す。以下において、図8(A)に示す持ち上げ装置31の構成を説明するが、自動車1における後側の左右のタイヤ1aに対応する持ち上げ装置31は、図8(A)の持ち上げ装置31と同じ構成を有する。
ここで、パレット3上面の領域を定義する。パレット3上面には、図7(A)のようにタイヤ通過領域R1と中央領域R2がある。タイヤ通過領域R1は、自動車1がパレット3に乗り込み又はパレット3から乗り出す時に自動車1の左右のタイヤ1aがそれぞれ通過する1対の領域である。中央領域R2は、1対のタイヤ通過領域R1の間に位置する領域である。
持ち上げ装置31は、左右の各タイヤ1aに対応して設けられた1対のフリーローラ33と、各フリーローラ33をその軸C0まわりに回転自在に支持するローラ支持部材35と、各ローラ支持部材35を鉛直軸C1まわりに回転可能に支持するフレーム37と、各ローラ支持部材35を鉛直軸C1まわりに回転駆動することにより、各1対のフリーローラ33を待機位置と持上位置との間で駆動するローラ駆動装置39とを備える。フリーローラ33の断面は、円形であっても多角形であってもよい。待機位置は、中央領域R2内の位置であり、持上位置は、タイヤ通過領域R1内の位置である。図7(A)(B)と図8(A)は、フリーローラ33が持上位置にある状態を示し、図8(B)は、図8(A)においてフリーローラ33が待機位置に駆動された状態を示す。また、図7(B)は、図7(A)において各フリーローラ33が待機位置に駆動された状態を示す。
パレット3に自動車1が乗り込んだ状態で、ローラ駆動装置39により各1対のフリーローラ33が待機位置から持上位置に駆動されると、各1対のフリーローラ33は、図7(B)と図8(A)のように、当該自動車1の対応するタイヤ1aを挟み込んで持上げる。この状態において、当該タイヤ1aが万一回転駆動されても、このフリーローラ33が回転することにより、自動車1の発進が防止される。
フリーローラ33を駆動する構成をより詳しく説明する。フレーム37は、パレット3に取り付けられている。フレーム37は、パレット3に固定されていてよい。フレーム37には、タイヤ1aを挟み込む1対のフリーローラ33毎に1対のローラ支持部材35が取り付けられている。各1対のローラ支持部材35は、対応する1対のローラ支持部材35を回転自在に支持する。また、各ローラ支持部材35は、第1鉛直軸C1まわりに回転可能にフレーム37に連結されている。図7の例では、ローラ駆動装置39は、油圧シリンダである。左側の1対のローラ支持部材35のうち前方側(図8(A)の上側)のローラ支持部材35と、右側の1対のローラ支持部材35のうち前方側のローラ支持部材35とには、それぞれ、油圧シリンダの両端部が第2鉛直軸C2まわりに回転可能に連結されている。同様に、左側の1対のローラ支持部材35のうち後方側のローラ支持部材35と、右側の1対のローラ支持部材35のうち後方側のローラ支持部材35とには、それぞれ、別の油圧シリンダの両端部が第2鉛直軸C2まわりに回転可能に連結されている。
このような構成により、2つの油圧シリンダが(例えば同期して)伸縮するより各1対のフリーローラ33は、持上位置(タイヤ通過領域R1)と待機位置(中央領域R2)との間で駆動される。なお、各フリーローラ33の先端部には、当該フリーローラ33を回転自在に支持する先端支持部36が取り付けられていてもよい。この先端支持部36は、フリーローラ33と共に持上位置と待機位置との間で駆動される。タイヤ通過領域R1において、先端支持部36の下面がパレット3上面に接することにより、フリーローラ33が持上げた自動車1の重量が先端支持部36を介してパレット3上面で支持されるようになっている。
なお、油圧シリンダを伸縮させるための油圧機構は、油圧シリンダのシリンダに結合された密閉容器41内に収容されていてよい。ここで、油圧機構は、オイルが蓄えられたオイルタンク、オイルタンクと油圧シリンダとの間で油圧を送るためのポンプと油圧回路、および、ポンプを作動させるモータを含んでよい。このような油圧シリンダと、油圧機構と、密閉容器41とは、KYBエンジニアリングアンドサービス株式会社が販売するミニモーションパッケージ(MMP)と呼ばれるものであってもよい。
なお、上述では、自動車1の前側と後側にそれぞれ対応する2つの持ち上げ装置31
を設けた。しかし、前輪駆動または後輪駆動の自動車1に対応して、上述した2つの持ち上げ装置31のうち、駆動される前輪タイヤ1aまたは後輪タイヤ1aに対応して、一方の持ち上げ装置31のみを設けてもよい。
<構成例B>
図9(A)は、図2の部分拡大図に相当し、格納棚2に位置するパレット3を示すが、構成例Bの持ち上げ装置31をパレット3に設けた場合を示す。構成例Bでは、持ち上げ装置31は、ジャッキ装置である。ジャッキ装置31は、パレット3において上述した中央領域R2に配置される。ジャッキ装置31は、上方位置と下方位置との間で昇降駆動される昇降台32を備える。図9(A)では、昇降台32は下方位置にある。図9(B)は、図9(A)において昇降台32が上方位置へ駆動された状態を示す。
自動車1がパレット3に乗り込む時には、昇降台32は下降位置にある。下方位置にある昇降台32は、パレット3に乗り込んだ自動車1の下面よりも下方に位置する。パレット3に自動車1が乗り込んだ状態で、ジャッキ装置31は持上げ動作を行う。すなわち、図示しない台駆動装置により昇降台32が上方位置へ駆動されると、昇降台32の上面が自動車1の下面に接触し更に自動車1を持ち上げる。これにより、自動車1の各タイヤ1aがパレット3の上面から離間される。
上記台駆動装置は、油圧シリンダであってよく、この場合、油圧シリンダを駆動する油圧機構は、構成例1と同じものであってよく、油圧シリンダのシリンダに結合された密閉容器内に収容されていてよい。
<構成例A、Bの持ち上げ装置の動作タイミング>
上述した持ち上げ動作は、次のタイミングで行われてよい。
制御装置19は、上述のステップS6において、発進禁止信号を自動発進車に送信する時に、入出庫位置Pのパレット3の持ち上げ装置31に持ち上げ動作を行わせるように当該持ち上げ装置31を制御してもよい。この時、構成例Aの場合には、制御装置19は、ローラ駆動装置39としての油圧シリンダの上述の油圧機構を制御し、構成例Bの場合には、制御装置19は、上述の台駆動装置としての油圧シリンダの上述の油圧機構を制御する。
また、制御装置19は、上述のステップS13において、解除信号を自動発進車に送信する時に、入出庫位置Pのパレット3の持ち上げ装置31に持ち下げ動作を行わせるように当該持ち上げ装置31を制御してもよい。この時、構成例Aの場合には、制御装置19は、ローラ駆動装置39としての油圧シリンダの上述の油圧機構を制御し、構成例Bの場合には、制御装置19は、上述の台駆動装置としての油圧シリンダの上述の油圧機構を制御する。
なお、パレット3には、パレット3が入出庫位置Pにある時に、電源に接続された電力供給部(図示せず)に接触する電力受部(図示せず)を有していてよい。この場合、パレット3が入出庫位置Pから移動することにより、電力受部は電力供給部から離間してよい。この構成で、入庫時には、構成例A又はBの上記油圧機構のモータは、パレット3が入出庫位置Pにある時に、制御装置19の上述の制御により、電力供給部と電力受部からの電力を利用して上記ポンプを作動させる。これにより、上述の持ち下げ動作が行われる。次いで、制御装置19は、電力供給部と電力受部からの電力を利用して上述の油圧回路に設けた適宜の弁を閉じる。これにより、電力受部が電力供給部から離間しても、弁の閉じた状態が維持され、油圧シリンダのシリンダ室からの油圧の排出を阻止して油圧シリンダの長さを維持する。また、出庫時には、構成例A又はBの上記油圧機構のモータは、パレット3が入出庫位置Pにある時に、制御装置19の上述の制御により、電力供給部と電力受部からの電力を利用して上記弁を開け、電力供給部と電力受部からの電力を利用して上記ポンプを作動させて上述の持ち下げ動作が行われる。
なお、このような制御の代わりに、人が適宜の操作部を操作することにより持ち上げ装置31の持ち上げ動作と持ち下げ動作を制御してもよい。この時、上述の電力供給部と電力受部からの電力を利用して上記弁の開閉や上記ポンプの作動が行われてよい。当該操作部は、例えば、駐車装置10の入出庫口Eの近傍に設けた管理人室に設けられ、駐車装置10の管理人により操作されてよい。
[構成例C,D]
駐車装置10は、上述の物理的抑制構成として、以下の構成例C又はDの構成を備えていてもよい。
<構成例C>
図10は、図1のX−X矢視図であるが、構成例Cの場合を示す。構成例Cでは、入出庫位置Pと格納位置2側との間で移動させられる積載台は、櫛歯状のリフト7である。また、各格納棚2には、櫛歯状のパレット3が設けられている。
各パレット3は、格納棚2と、昇降路5側の構造体43において、回転可能に設けた複数のローラ45により下面が支えられる。ローラ45が回転駆動されることにより、各パレット3は、ローラ45に支えながら、格納棚2と昇降路5との間で横方向に移動させられる。パレット3とリフト7は櫛歯形状を有することにより、昇降路5に位置するパレット3をリフト7が鉛直方向に通過できるようになっている。すなわち、パレット3が昇降路5に位置している状態で、鉛直方向に見た場合に、パレット3とリフト7は互いに重複しない櫛歯形状を有している。リフト7がパレット3を鉛直方向に通過することで、自動車1が両者の間で載せ替えられる。なお、リフト7は、図示しないガイドレールにより水平姿勢が保たれたまま、昇降されるようになっている。
リフト7において、自動車1のタイヤ1aが載せられるタイヤ範囲R3(図10の破線で囲んだ範囲)にある各櫛歯7aは、回転自在なフリーローラとして構成されている。各フリーローラ7aは、横方向を向く自身の中心軸C3まわりに回転自在にリフト7のフレーム7bに支持されている。同様に、パレット3において、自動車1のタイヤ1aが載せられる位置にある各櫛歯3eは、回転自在なフリーローラとして構成されている。各フリーローラ3eは、横方向を向く自身の中心軸C4まわりに回転自在にパレット3のフレーム3fに支持されている。各フリーローラ7a,3eは、上述の物理的防止構成となる。なお、リフト7とパレット3の一方においてのみ、タイヤ範囲R3にある各櫛歯7a,3eをフリーローラとして構成してもよい。
入出庫位置Pにリフト7を位置させた状態で、入出庫位置Pに自動車1が乗り込むことで、自動車1がリフト7に積載される。例えば、リフト7の櫛歯7aに自動車1が直接乗り込んでもよいし、次のようにしてもよい。入出庫位置Pに、鉛直方向にリフト7に干渉しない櫛歯状の乗り込み台(図示せず)が設けられ、この乗り込み台よりも下方にリフト7を位置させた状態で、自動車1が乗り込み台に乗り込む。次いで、リフト7が上方へ乗り込み台を通過することで、自動車1がリフト7へ載せ替えられる。
<構成例D>
構成例Dでは、駐車装置10は、上述の物理的防止構成として、図2のように、各格納棚2に固定された車両逸脱防止部材47(例えば、柵または壁)を備える。この車両逸脱防止部材47は、格納棚2における縦方向前端部と縦方向後端部に設けられ、自動車1に対して壁または柵として機能する。この構成により、万一、格納棚2の自動車1が発進しても、車両逸脱防止部材47に衝突することで、自動車1が格納棚2から落下することが防止される。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、入庫を示す入庫信号を発進禁止装置25へ入力するタイミングと装置は、上述に限定されない。一例では、(例えば上述のステップS3で)駐車装置10の外部から入出庫口Eを通過する自動車1を検出するセンサ(例えばカメラを用いたセンサ)を設け、このセンサが当該自動車1を検出したら、実施形態の入庫信号を発進禁止装置25に入力してもよい。この場合、例えば、当該自動車1が自動発進車であれば、発進禁止装置25は、発進禁止信号を送信することにより、当該自動発進車1を自動発進不能な状態にしてよい。あるいは、自動発進車1の所有者が、当該自動発進車1を入庫させる場合に、(例えば上述のステップS4の時に)、自身の操作端末を操作することにより、当該操作端末から無線で発進禁止装置25に入庫信号を送信してもよい。
このような各場合の駐車装置10において、他の点(すなわち、発進禁止装置25へ入庫信号を入力するタイミングと装置以外の内容)は、上述と同じであってよい。
1 自動車、1a タイヤ、2 格納位置(格納棚)、3 パレット、3a 出入口、3b 車両用開閉扉、3c ガイドレール、3d 壁部、3e 櫛歯、3f フレーム、4 車路、5 昇降路、7 リフト、7a 櫛歯、7b フレーム、9 ワイヤ、10 駐車装置、11 壁部、15 入出庫扉、17 操作装置、19 制御装置、21 受信機、23 制御器、25 発進禁止装置、27 電波吸収体、31 持ち上げ装置、33 フリーローラ、35 ローラ支持部材、36 先端支持部、37 フレーム、39 ローラ駆動装置、41 密閉容器、43 構造体、45 ローラ、47 車両逸脱防止部材、P 入出庫位置、E 入出庫口、S 内部空間、C0 水平軸、C1 第1鉛直軸、C2 第2鉛直軸、R1 タイヤ通過領域、R2 中央領域、R3 タイヤ範囲

Claims (12)

  1. 外部から発進指令を無線で受信することにより自動発進可能な自動車を自動発進車として、自動発進車に対応した駐車装置であって、
    自動発進車が入庫する場合に、当該入庫を示す入庫信号を受けたら、当該自動発進車に発進禁止信号を送信することにより、当該自動発進車を自動発進不能な状態にする発進禁止装置を備える駐車装置。
  2. 入出庫位置に乗り入れた自動車を積載するための積載台を備え、該積載台は、入出庫位置と格納位置側との間で移動させられ、
    前記入庫信号は、当該自動発進車が前記入出庫位置に乗り入れて停車したことを示す信号である、請求項1に記載の駐車装置。
  3. 前記発進禁止装置は、
    自動発進車を載せた前記積載台が、当該自動発進車の出庫のために格納位置側から入出庫位置に移動したことを示す出庫信号を受けたら、当該自動発進車に解除信号を送信することにより、前記自動発信車の自動発進不能な状態を解除する、請求項2に記載の駐車装置。
  4. 前記入出庫位置と前記格納位置を含む内部空間を囲む壁部と、
    前記壁部に形成された入出庫口を閉じる閉位置と、該入出庫口を開く開位置との間で駆動される入出庫扉とを備え、
    自動車が走行可能な車路が、前記入出庫位置から前記入出庫口を通って前記駐車装置の外部へ延びるように形成されており、
    前記入出庫扉の開閉駆動を制御する制御装置を備え、
    自動発進車が入庫する場合に、前記制御装置は、当該自動発進車を入庫させる旨の入庫指令を受けたら、前記入出庫扉を前記開位置へ駆動する制御を行い、その後、当該自動発進車が前記入出庫位置に乗り入れて停車し当該自動発進車を格納棚へ移動する準備が完了した旨の準備完了信号を受けたら、前記入出庫扉を前記閉位置へ駆動する制御を行うとともに、前記入庫信号を前記発進禁止装置に出力する、請求項2又は3に記載の駐車装置。
  5. 前記入出庫位置と前記格納位置を含む内部空間を囲む壁部と、
    前記壁部に形成された入出庫口を閉じる閉位置と、該入出庫口を開く開位置との間で駆動される入出庫扉とを備え、
    自動車が走行可能な車路が、前記入出庫位置から前記入出庫口を通って前記駐車装置の外部へ延びるように形成されており、
    前記入出庫扉の開閉駆動を制御するとともに、前記入出庫位置と前記格納位置側との間で前記積載台を移動させる制御を行う制御装置を備え、
    前記制御装置は、自動発進車を出庫させる旨の出庫指令を受けたら、当該自動車が積載された前記積載台を前記格納位置側から前記入出庫位置へ移動させる制御を行い、前記入出庫扉を前記開位置へ駆動する制御を行い、前記出庫信号を前記発進禁止装置に出力する、請求項3に記載の駐車装置。
  6. 入出庫位置に乗り入れた自動車を積載するための積載台を備え、該積載台は、入出庫位置と格納位置側との間で移動させられ、
    前記入出庫位置と前記格納位置を含む内部空間を囲む壁部を備え、
    前記駐車装置の外部から前記内部空間へ前記発進指令の電波が伝わることを防止するための電波吸収体が、前記壁部に設けられている、請求項1に記載の駐車装置。
  7. 入出庫位置に乗り入れた自動車を積載するための積載台を備え、
    該積載台は、記入出庫位置と前記格納位置との間で移動させられ、箱形に形成された箱形パレットであり、該箱形パレットの壁部には、自動車が該パレットへ乗り込み又は該パレットから乗り出すための出入口が形成されており、
    前記駐車装置の外部から前記箱形パレットの内部へ前記発進指令の電波が伝わることを防止するための電波吸収体が、箱形パレットの前記壁部に設けられている、請求項1に記載の駐車装置。
  8. 入出庫位置に乗り入れた自動車を積載するための積載台を備え、該積載台は、入出庫位置と格納位置との間で移動させられるパレットであり、
    該パレットに設けられ、該パレットに乗り込んだ自動車をパレットの上面から持上げて該自動車のタイヤを該上面から離間させる持ち上げ装置を備える、請求項1に記載の駐車装置。
  9. 前記パレットが前記入庫位置にある状態で、当該パレットの縦方向に、自動車が当該パレットに乗り込み可能であり、または、自動車が当該パレットから乗り出し可能であり、
    前記パレットの上面は、自動車が当該パレットに乗り込み又は当該パレットから乗り出す時に自動車の左右のタイヤがそれぞれ通過する1対のタイヤ通過領域と、該1対のタイヤ通過領域の間に位置する中央領域とを含み、
    前記持ち上げ装置は、左右の各タイヤに対応して設けられた1対のフリーローラと、各フリーローラを横方向を向く自身の中心軸まわりに回転自在に支持するローラ支持部材と、各ローラ支持部材を鉛直軸まわりに回転可能に支持するフレームと、各ローラ支持部材を前記鉛直軸まわりに回転駆動することにより、各1対のフリーローラを中央領域内の待機位置とタイヤ通過領域内の持上位置との間で駆動するローラ駆動装置とを備え、
    前記パレットに自動車が乗り込んだ状態で、各1対のフリーローラが前記待機位置から前記持上げ位置に駆動されると、各1対のフリーローラは、当該自動車の対応するタイヤを挟み込んで持上げる、請求項8に記載の駐車装置。
  10. 入出庫位置を含む昇降路を昇降可能なリフトと、
    入庫した自動車を格納する格納棚と、
    格納棚と昇降路との間で水平横方向に駆動されるパレットと、を備え、
    前記パレットと前記リフトは櫛歯形状を有することにより、前記昇降路に位置する前記パレットを前記リフトが鉛直方向に通過できるようになっており、
    前記リフトは、フレームと、該フレームに支持され水平横方向に延びる複数の櫛歯を有し、前記パレットは、フレームと、該フレームに支持され水平横方向に延びる複数の櫛歯を有し、
    前記リフトと前記パレットの一方または両方において、自動車のタイヤが載せられる範囲にある各前記櫛歯は、回転自在に前記フレームにされたフリーローラとして構成されている、請求項1に記載の駐車装置。
  11. 入出庫位置に乗り入れた自動車が移動させられて来る格納棚を備え、
    格納棚における縦方向前端部と縦方向後端部に設けられ、自動車に対して壁または柵として機能する車両逸脱防止部材を備える、請求項1に記載の駐車装置。
  12. 外部から発進指令を無線で受信することにより自動発進可能な自動車を自動発進車として、駐車装置において自動発進を禁止する発進禁止方法であって、
    自動発進車が入庫する場合に、当該自動発進車に発進禁止信号を送信することにより、当該自動発進車を自動発進不能な状態にする、発進禁止方法。

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