JP5671164B1 - 駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第三者の侵入リスクを低減した駐車装置を提供する。利用者が入退出する際に利便性の高い駐車装置を提供する。【解決手段】3つ以上左右に並んだ車両格納部と、車両格納部にそれぞれ対応して配置された3つ以上のゲートと、ゲートの開閉を制御する制御部とを有する駐車装置において、制御部は、車両を出し入れする車両格納部に対応するゲートを開放する際に、車両を出し入れする車両格納部に対応するゲートに隣接する1つ以上のゲートを連動して開放する。【選択図】図3

Description

本発明は自動車などの車両を駐車するための駐車装置に関し、特に横方向に並んだ複数の車両格納部と、それぞれの車両格納部に対応するゲートを有する駐車装置における、ゲート構成及びゲートの動作制御方法に関する。
パレット上に車両を載置して立体的に積み重ねて駐車させる、二段方式あるいは多段方式などの車両格納方式が知られており、車両を立体的に駐車可能な装置が横方向に複数個並んで配置された駐車装置がある。このような駐車装置は、安全上の観点から、車両を出し入れする側に前面ゲートが備えられているものがある。前面ゲートには、複数スパン分の幅を持った大型のゲートが設けられているものがあり、利用者がパレットを呼び出して所望の車両の入出庫が可能な状態になると、ゲートが開放するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、パレットごとに独立したゲートが設けられ、利用するパレットに対応するゲートのみが開放するものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−167995号公報 特開2007−170004号公報
図8A及び図8Bは、従来技術における、複数スパン分の幅を持った大型ゲートが配置された駐車装置の動作状況を示した図であり、図8Aはゲート閉鎖状態を、図8Bはゲート開放状態をそれぞれ示している。
図8Aを参照すると、従来技術における駐車装置800はパレット821、822、823、824、825及び826が横方向に並んで設置されており、各パレット上に車両V1、V2、V3、V4、V5及びV6が搭載されている。車両V1〜V3及びV4〜V6の前部には、それぞれゲート811及びゲート812が設置され、ゲート811はパレット821、822及び823にわたって一体化された構造を有し、ゲート812はパレット824、825及び826にわたって一体化された構造を有している。なお、ここでは図示しないが、パレット821〜826の下部には、他のパレットが格納されており、立体駐車が可能となっている。
図8Bは、パレット823の下段に格納されたパレット833を呼び出したときの、駐車装置800の状態を示している。車両V7が載置されたパレット833が呼び出されると、ゲート811が上側にスライドして持ち上げられ、開放状態となる。このとき、呼び出したパレット833に搭載された車両V7の両側に駐車装置800の内部に侵入可能な通路a803及びa804が生じるだけでなく、車両V1と駐車装置側部との間の通路a801及び車両V1と車両V2との間の通路a802が生じる。したがって、利用しようとするパレット以外の部分からの第三者の侵入リスクが高まり、駐車装置内部に第三者が侵入した状態を利用者が知らずに駐車装置を作動させ、予期せぬ事故が発生する恐れがあるという問題がある。
また、ゲート811はパレット3個分の幅があるので、開放状態で車両V7と車両V2間に比較的広い幅を有する通路a803が形成されるので、通路a803での入退出に特段問題はない。しかし、車両V7の隣には閉鎖状態のゲート812が存在するので、車両V7とゲート812との間に形成される通路a804は比較的狭く、閉鎖状態のゲート812側からの入退出の利便性が悪いという問題がある。このように、複数のパレットにわたる大型のゲートを有する駐車装置であっても、開放したゲートの端部に位置するパレットに車両を入出庫する場合には、駐車装置への入退出の利便性が悪い場合もある。
図9A及び図9Bは、別の従来技術における、スパンごとに独立したゲートが配置された駐車装置の動作状況を示した図であり、図9Aはゲート閉鎖状態を、図9Bはゲート開放状態をそれぞれ示している。
図9Aを参照すると、従来技術における駐車装置900は、図8Aと同様にパレット921、922、923、924、925及び926が横方向に並んで設置されている。ここでは、各パレットに対応して、ゲート911、912、913、914、915及び916がそれぞれ設置されている。通常、隣接する各ゲートの間隔は、安全のためその間隔をなるべく小さくするよう設計される。
図9Bは、パレット923の下段に格納されたパレット933を呼び出したときの、従来技術における駐車装置900の状態を示した図である。車両V7が載置されたパレット933が呼び出されると、ゲート913のみが開放状態となる。なお、ゲート913は下側にスライドして地下に収納されることによって、開放状態となっている。このとき、図8Bと異なり、呼び出したパレット933に対応するゲート913のみが開放されるので、第三者が駐車装置900の内部に侵入するリスクは大きくない。しかし、車両V7とゲート912との間に形成される通路a903、及び、車両V7とゲート914との間に形成される通路a904は、それぞれ通路の幅が比較的狭いので、利用者が入庫した車両に乗り込む際や、入庫した車両から駐車装置の外に退出する際の利便性が悪いという問題がある。また、ゲート913のみ開放されるので、開口部分が狭いことから、車両の入出庫がしにくくなるという問題もある。
そこで、本発明は、スパンごとに独立したゲートを備え、開口幅を必要最小限に抑えたゲート動作を制御することによって、利用しようとするスパンから離れた部分からの第三者の侵入リスクを低減することのできる駐車装置を提供することを、目的の一つとする。
また、本発明は、入出庫時の通路として十分な幅を確保することによって、入出庫時の利便性を向上した駐車装置を提供することを、目的の一つとする。
本発明の一実施形態によると、3つ以上左右に並んだ車両格納部と、前記車両格納部にそれぞれ対応して配置された3つ以上のゲートと、前記ゲートの開閉を制御する制御部とを有し、前記制御部は、車両を出し入れする車両格納部に対応するゲートを開放する際に、前記車両を出し入れする車両格納部に対応するゲートに隣接する1つ以上のゲートを連動して開放する、ことを特徴とする駐車装置が提供される。
別の好ましい態様において、前記制御部は、前記車両を出し入れする車両格納部に対応するゲートの両隣のゲートを連動して開放してもよい。
別の好ましい態様において、前記制御部は、前記車両を出し入れする車両格納部に対応するゲートの左右いずれか一つのゲートを連動して開放し、前記左右いずれか一つのゲートは、前記車両を出し入れする車両格納部に格納する車両のハンドルが設置された側であってもよい。
本発明の一実施形態によると、3つ以上左右に並んだ車両格納部と、前記車両格納部にそれぞれ対応して配置された3つ以上のゲートとを有する駐車装置において、車両を出し入れする車両格納部を指定し、前記指定された車両格納部に対応して配置されたゲートを指定し、前記指定されたゲートを開放する際に、前記指定されたゲートに隣接する1つ以上のゲートを連動して開放する、 駐車装置の制御方法が提供される。
別の好ましい態様において、前記ゲートを連動して開放することは、前記指定されたゲートの両隣のゲートを連動して開放してもよい。
別の好ましい態様において、前記ゲートを連動して開放することは、前記指定されたゲートの左右いずれか一つのゲートを連動して開放し、前記左右いずれか一つのゲートは、前記指定された車両格納部に格納する車両のハンドルが設置された側であってもよい。
本発明の一実施形態によると、上述の駐車装置の制御方法を実行させるためのソフトウェアプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
本発明の一実施形態に係る駐車装置によれば、第三者の駐車装置への侵入リスクを低減することができる。
また、本発明の一実施形態に係る駐車装置によれば、入出庫時の通路として十分な幅を確保することによって、入出庫時の利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の処理を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の処理を説明するための図である。 従来技術に係る駐車装置の概略構成図である。 従来技術に係る駐車装置の概略構成図である。 従来技術に係る駐車装置の概略構成図である。 従来技術に係る駐車装置の概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を、図面等を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する発明特定事項については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る駐車装置100の概略構成図である。第1実施形態に係る駐車装置100は、横方向に6台の車両を駐車することができ、車両を搭載し格納するためのパレットが横方向に6個並んで配置され、それぞれのパレットの前面に独立して開閉が可能なゲートが6個並んで配置されている。図1を参照すると、パレット121、122、123、124、125及び126が、地上と地下との境界を示す線H上に配置されており、各パレットに車両V1、V2、V3、V4、V5及びV6が搭載されている。図1では図示しないが、駐車装置100は地下ピットを有し、縦方向に昇降可能なパレットを複数段有している。パレット121〜126の下側の地下部分には他のパレットが収納され、車両を搭載し格納することが可能となっている。
各車両は車両の前部を図面の手前方向に駐車しており、図面の手前方向が駐車装置100の前部であり、駐車装置の前部から車両を駐車装置100に入出庫させる。各パレットの前面には、ゲート111、112、113、114、115、及び116が配置されており、各ゲートは閉鎖された状態となっている。各ゲートは独立して作動させることが可能であり、地下部分にスライドして格納することによって、開放状態とすることができる。なお、ここでは、各ゲートを透過して記載している。また、図1では図示しないが、駐車装置100は利用者が駐車装置を操作するための操作盤を備えており、操作盤は駐車装置100の外部に設置されている。さらに、駐車装置100の各パレットや各ゲートの駆動を制御するための制御盤を備えている。
図2は、本発明の第1実施形態に係る駐車装置100のシステム概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、第1実施形態に係る駐車装置100を制御するシステムは、操作部11、制御部12、パレット移動機構13、ゲート開閉機構14を備え、それぞれがネットワーク15を介して相互に通信可能に接続された構成を備える。なお、ネットワーク15は有線回線又は無線回線であってもよく、制御部12が操作部11、パレット移動機構13及びゲート開閉機構14とネットワーク15を介して相互に通信可能に接続されていればよく、操作部11、パレット移動機構13及びゲート開閉機構14は必ずしも互いに通信可能に接続されていなくてもよい。
パレット移動機構13は、図1に示すパレット121〜126を含むパレットと、各パレットを移動させる複数の駆動部品に対応する。ゲート開閉機構14は、図1に示すゲート111〜116と、各ゲートを開閉させる複数の駆動部品に対応する。操作部11及び制御部12は、それぞれ駐車装置100に備えられている操作盤及び制御盤に対応する。利用者が操作盤を操作して呼び出すパレットを選択すると、操作部11から出力される信号が制御部12に送信される。制御部12は、パレット移動機構13にパレットを昇降する信号を送信し、さらにゲート開閉機構14にゲートを開放する信号を送信する。制御部12の具体的な制御方法については、後述する。
第1実施形態に係る駐車装置100の動作の一例として、図1のパレット123の下側に格納されているパレット133を呼び出した場合の動作について、図1乃至図3を参照しながら説明する。
図1において、パレット133及びこれに搭載された車両V7はパレット123の下側である地下部分に格納されている。このとき、ゲート111〜116は全て閉鎖状態となっている。利用者は、駐車装置100に備えられている操作盤(図示せず)を操作して、車両V7を搭載したパレット133を呼び出す。利用者の操作盤操作によって、操作部11から制御部12へ信号が送信される。制御部12は、パレット移動機構13に、パレット133を呼び出すための制御信号を送信する。パレット移動機構13は、パレット123を上側に移動させるとともに、パレット133を地上まで引き上げる。パレット123及び133の移動が完了すると、パレット移動機構13は動作完了したことを示す信号を制御部12に送信する。
制御部12は、パレット移動機構13よりパレット移動の動作が完了したことを示す信号を受信すると、ゲート113に加え、ゲート112及び114を開放するための信号をゲート開閉機構14に送信する。ゲート開閉機構14は、ゲート112、113及び114を地下ピット内に格納することによって開放状態にする。図3は、パレット133が呼び出され、ゲート112、113及び114が開放された状態を示している。なお、本発明におけるゲートの収納方式は、上述のような地下格納方式に限られず、例えば車両の出し入れが可能な程度の高さに上昇させるような方式でもよい。
呼び出すパレットが駐車装置の両端に位置する場合、呼び出すパレットの前面に配置されたゲートと、それに隣接するゲートが開放される。図4は、第1実施形態に係る駐車装置100において、パレット131を呼び出したときの状態を示した図である。パレット131が呼び出されると、パレット131の前面のゲート111及びその隣のゲート112が開放されていることがわかる。
図5は、本発明の第1実施形態に係る駐車装置100の処理を説明するための処理フロー図である。より具体的には図2の制御部12の処理の流れを説明したものであり、制御部12はCPU、記憶装置、外部インターフェイス等を備えたコンピュータで構成される。制御部12は、まず、操作部11から所定のパレットを呼び出す信号を受信して処理を開始する(S301)。次に、パレット移動機構13に対してパレットを呼び出すための信号を送信する(S302)。所定のパレットの移動が完了すると、所定のパレットの前面に配置された所定のゲートを指定する(S303)。さらに、所定のゲートの左隣にゲートが存在するか確認する(S304)。左隣にゲートが存在する場合、右隣にゲートが存在するか確認する(S305)。右隣にもゲートが存在する場合には、所定のゲートとその両隣のゲートを開放するための信号をゲート開閉機構に送信する(S306)。S305で右隣にゲートが存在しなかった場合、所定のゲートとその左隣のゲートを開放するための信号をゲート開閉機構に送信する(S307)。S304で左隣のゲートが存在しなかった場合、所定のゲートとその右隣のゲートを開放するための信号をゲート開閉機構に送信する(S308)。
以上のように、第1実施形態に係る駐車装置100では、呼び出されたパレット(図3のパレット133)の前面に配置されたゲート(ゲート113)を開放するとともに、両隣のゲート(ゲート112及び114)も開放する。呼び出したパレットの前面のゲートだけでなく、両隣のゲートも開放することによって、従来技術に係る独立ゲート方式の駐車装置(図9Bのa903及びa904)と比して、呼び出したパレット133に搭載した車両V7の両側に、利用者が入出庫する際に十分な幅を有した通路(A103及びA104)が確保される。
また、図8Bに示した従来技術に係る大型ゲート方式の駐車装置と比較すると、車両V7と車両V2との間に形成される通路A103とa803は、同様の幅を有している。しかし、従来技術における駐車装置800においてゲート811の端に位置するパレット833を呼び出した場合、閉鎖状態のゲート812と呼び出したパレット833に搭載された車両V7との間にできる通路a804は、図9Bにおける通路a904と同様に狭い。一方、駐車装置100では隣のゲート114も開放状態となって通路A104が形成されるので、通路A104は図8Bの通路a804と比して幅が広く、利用者が入出庫する際の利便性が高い。
さらに、図8Bに示した従来技術に係る大型ゲート方式の駐車装置では、パレット833を呼び出した場合に駐車装置800に侵入可能となる通路は、a801、a802、a803及びa804の4箇所となる。ここで、利用者が駐車装置外部の操作盤を操作してパレットの昇降及びゲートの開放操作を行っている間は、第三者の侵入を監視することが比較的容易であるので、利用者が駐車装置の内部に入っているときに、侵入可能な通路に第三者が侵入しないかの監視のしやすさが特に問題となる。そうすると、図8Bにおける通路a801は、呼び出したパレット833から車両V2及びV1の2台を挟んだ位置にあり、監視のうえで障害物となる車両が2台存在し、距離も車両2台分離れていることから、第三者が駐車装置に侵入することを監視したり、第三者が駐車装置内部にいないことを確認したりすることが、困難である。
一方、図3を参照すると、第1実施形態に係る駐車装置100では、パレット133が呼び出されてゲート112、113及び114が開放されたときに駐車装置100の内部に侵入可能となる通路はA102、A103、A104及びA105の4箇所となる。したがって、呼び出したパレットに接しない通路であるA102及びA105は、いずれも監視の障害となる車両は1台で、距離も車両1台分であるので、図8Bに示した従来技術に係る大型ゲート方式の駐車装置の場合と比して、監視が容易になる。さらに、呼び出したパレットと車両1台分離れた位置にできる通路、すなわち、図3におけるA102及びA105と図8Bにおけるa802とを比較すると、A102及びA105の間隔の方がa802の間隔よりも狭いため、第三者によって駐車装置内部に侵入されるリスクは低いといえる。
以上のように、第1実施形態に係る駐車装置100は、従来技術と比して、利用者が入出庫する際の通路の幅を広く確保することが可能となる。また、特に従来技術における大型ゲート方式の駐車装置と比して、第三者の駐車装置への侵入の監視が容易であり、かつ、侵入されにくいという効果がある。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る駐車装置200は、第1実施形態と異なり、呼び出したパレットの前面のゲートに加え、その左隣又は右隣のゲートを開放することを特徴とする。以下、図6及び図7を用いて、第2実施形態について説明する。なお、特に言及しない部分については、第2実施形態と第1実施形態とは共通するものとする。
図6は、第2実施形態に係る駐車装置200において、パレット133を呼び出したときの状態を示した図であり、呼び出したパレット133の前面のゲート113と、その右隣のゲート114が開放状態となっている。
呼び出したパレットに搭載された車両に利用者が乗り込む場合、あるいは呼び出したパレットに車両を駐車し駐車装置内部から外部に退出する場合、利用者は車両のハンドルが設置された側の通路を通って移動することが多いと考えられる。そうすると、呼び出したパレットの前面のゲートと共に開放するゲートは、必ずしも両隣のゲートである必要はなく、車両のハンドルが設置された側の隣のゲートが開放されれば、通路のための間隔を広く確保することができる。また、第1実施形態と比して開放するゲートが1つ減るので、第三者の駐車装置への侵入の監視がより容易となり、また、侵入のリスクもより減少させることができる。
図6を参照すると、駐車装置200に侵入可能な通路は、A203、A204、A205の3箇所であることがわかる。ここで、呼び出したパレット133に搭載されている車両V7は左ハンドル車であり、利用者は通路A204を通って車両に乗り込むこととする。通路A204の幅はゲート114が開放状態にあるので第1実施形態と同様に広く確保できているので、利用者が車両V7の運転席に乗り込む場合に関しては、第1実施形態と同様の利便性を得ることができる。また、侵入可能な通路のうち、呼び出したパレットに接しない位置に形成される通路はA205のみとなり、第1実施形態の場合よりも少ないことから、第三者の車両装置への侵入の監視がより容易になっている。
左右どちらのゲートを開放するかについては、様々な方法が考えられる。例えば、駐車装置に駐車する車両が右ハンドル車のみと決められている場合には、呼び出したパレットの前面とその左側(駐車する車両のハンドルがある側)に位置するゲートを開放するよう、あらかじめ設定されていてもよい。
また、例えば、利用者が操作盤を操作することによって、呼び出すパレットの左右どちらのゲートを開放するか選択し、その選択に応じて開放するゲートを決定しても良い。この場合、図2において操作部11から左右どちらのゲートを開放するか指令する信号が制御部12に送信され、制御部12はその信号に応じて左右どちらのゲートを開放するのかに関する情報を保持しておく。
さらに、例えば、画像認識によって車両のハンドル位置を認識したり、車両の固有情報を取得するシステムで車両のハンドル位置情報を取得したりすることによって、利用者の操作や事前の設定を行うことなく、左右どちらかのゲートを開放するよう制御してもよい。この場合、図2のブロック図において、画像認識部あるいは車両固有情報取得部がネットワーク15を介して制御部12にさらに接続され、制御部12は画像認識部あるいは車両固有情報取得部から車両のどちら側の通路を確保すべきかに関する信号を受信し、受信した信号に応じて左右どちらのゲートを開放するのかに関する情報を保持しておく。
図7は、本発明の第2実施形態に係る駐車装置200の処理を説明するための処理フロー図であり、制御部12の処理の流れを説明したものである。パレット呼び出し(S301)、パレット動作(S302)及び所定のゲート指定(S303)までは、第1実施形態と同様である。次に、制御部12は、所定のパレットの前面に位置するゲートとともに、左右どちらのゲートを開放するのか確認する(S311)。上述のように、左右どちらのゲートを開放するのかに関する情報を制御部12が保持する方法は、様々な形態をとりうる。
左のゲートを開放する場合、所定のパレットの前面に配置された所定のゲートの左隣にゲートが存在するか確認する(S312)。ゲートが存在する場合は、所定のゲートとその左隣のゲートを開放するための信号をゲート開閉機構に送信する(S315)。ゲートが存在しなかった場合は、所定のゲートのみ開放するための信号をゲート開閉機構に送信する(S314)。右のゲートを開放する場合も同様に、右隣のゲートの有無に応じて(S313)、所定のゲートと右隣りのゲートを開放するか(S316)又は所定のゲートのみ開放する(S314)。
100、200…駐車装置、121、122、123、124、125、126、131、133…パレット、111、112、113、114、115、116…ゲート、11…操作部、12…制御部、13…パレット移動機構、14…ゲート開閉機構、15…ネットワーク

Claims (7)

  1. 3つ以上左右に並んだ車両格納部と、
    前記車両格納部にそれぞれ対応して配置された3つ以上のゲートと、
    前記ゲートの開閉を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、車両を出し入れする車両格納部に対応するゲートを開放する際に、前記車両を出し入れする車両格納部に対応するゲートに隣接する1つ以上のゲートを連動して開放する、
    ことを特徴とする駐車装置。
  2. 前記制御部は、前記車両を出し入れする車両格納部に対応するゲートの両隣のゲートを連動して開放することを特徴とする、請求項1に記載の駐車装置。
  3. 前記制御部は、前記車両を出し入れする車両格納部に対応するゲートの左右いずれか一つのゲートを連動して開放し、
    前記左右いずれか一つのゲートは、前記車両を出し入れする車両格納部に格納する車両のハンドルが設置された側であることを特徴とする、請求項1に記載の駐車装置。
  4. 3つ以上左右に並んだ車両格納部と、前記車両格納部にそれぞれ対応して配置された3つ以上のゲートとを有する駐車装置において、
    車両を出し入れする車両格納部を指定し、
    前記指定された車両格納部に対応して配置されたゲートを指定し、
    前記指定されたゲートを開放する際に、前記指定されたゲートに隣接する1つ以上のゲートを連動して開放する、
    駐車装置の制御方法。
  5. 前記ゲートを連動して開放することは、前記指定されたゲートの両隣のゲートを連動して開放することを特徴とする、請求項4に記載の駐車装置の制御方法。
  6. 前記ゲートを連動して開放することは、前記指定されたゲートの左右いずれか一つのゲートを連動して開放し、
    前記左右いずれか一つのゲートは、前記指定された車両格納部に格納する車両のハンドルが設置された側であることを特徴とする、請求項4に記載の駐車装置の制御方法。
  7. 請求項4乃至6のいずれか一項に記載の駐車装置の制御方法を実行させるためのソフトウェアプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2017008526A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 日本発條株式会社 駐車装置
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