JP2019034757A - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】新鮮さ、おいしさ、ボリュームやお得感を消費者に訴求し、商品価値のより高い包装済み食品を提供でき、これにより食品の賞味期限を長期化でき、フードロス削減に貢献できる、食品の鮮度を保ち、食品を立体的に包装でき、清潔でスリムな外観を有する包装容器を提供する。【解決手段】包装容器は、収納容器に、被包装物を収納した後、トップフィルムを収納容器のフランジに貼着してなる包装容器であって、トップフィルムを被包装物に接したドーム状に形成した。【選択図】図1

Description

本発明は、包装容器に関するものである。
食品を製造し販売するにあたり、消費者の目を引き購買意欲をそそる商品の外観は重要であり、消費者はその商品の外観から、購買対象の商品である食品の鮮度やおいしさ、お得感を瞬時に判別し、購買の判断をする。
したがって、商品である食品が、新鮮で、おいしく、お得感が高いものであるかを訴求できる包装容器に収納して販売することが、商品の価値を高めることに直結する。
そのためには、食品の鮮度を高度に保持し、食品の形状が保持でき、清潔感あふれる外観の包装容器であることが必須となる。
従来、鮮度の高さを要求される刺身は、喫食者に提供される皿に盛りつけるように、収納容器に立体的に収納され、盛り付けた状態の美観を保ちつつ持ち運び可能なように支柱をたて、この支柱を支えに食品の上面から底面まで食品用ラップフィルムで覆った状態で、または、立体的に成形された収納容器に合う蓋をかぶせて、冷蔵ケースに並べられて販売されている。
これにより、刺身に異物が付着せず、あわせて刺身に外部からの圧力がかからず、魚のさくから切りたての状態を保ち、立体感とボリューム感や美しさを維持し、清潔で食欲をそそる商品の外観を保持し、消費者の購買意欲を高めることができる。
また、図10に示すように、例えば、さつま揚げや、ウインナーソーセージ、焼き豚、ローストチキン等の食品である被包装物20は、収納容器10の側面12より盛り上げて収納し、食品の上面から底面11まで食品用ラップフィルム42で覆った食品用ラップフィルムを蓋とした包装容器41に収納され冷蔵ケース等に並べられて販売される。
これにより、食品に異物が付着せず、食品上部から食品用ラップフィルム42で固定でき、容器より溢れんばかりに盛り込まれた食品が食品用ラップフィルムドーム部45の内部でボリューム感と美しさを演出し、お得感を高め、あわせて、商品の外観を保持し、消費者の購買意欲を高めることができる。
しかし、食品用ラップフィルム42で食品と収納容器をくるんだ状態では、包装した時点から時間の経過と共に、包装された食品から放出される水分と食品の成分が混濁した水滴が、食品用ラップフィルム42の内面を伝い、収納容器の底面11を覆う食品用ラップフィルム42の内面にたまり、次第に食品用ラップフィルム42の外面に滲みだし、陳列されている冷蔵ケース内や、商品に触れた消費者の手を汚し、清潔な外観を損ねることとなる。
また、食品用ラップフィルム42で食品と収納容器10をくるんだ状態では、食品用ラップフィルム42でおおわれた食品用ラップフィルムを蓋とした包装容器41内部の被包装物20である食品の置かれた環境と、収納容器外部の環境の酸素割合は同一であるため、酸素による変色、変質や、雑菌の繁殖等の弊害を抑制することができないという問題がある。
そこで、図11に示すように、特許文献1は、ヒートシール性とガスバリア性等を有するプラスチックフイルムを用いた、ガス置換包装体トップシール用蓋材及び包装体を開示する。
特許文献1の発明のトップシール用蓋材フィルム51を使用することにより、フィルム51と、耐熱性ポリプロピレン容器52と十分な強度でシール密着部53で密着して食品54を密封して異物混入を防ぎ、惣菜などをトレー包装するガス55置換包装体のトップシール蓋材として好適に使用でき、ガスバリア機能を有し、食品の賞味期限の長期化、食品廃棄量の削減に貢献できる。
しかし、特許文献1のトップシール用蓋材フィルム51を使用した包装容器50のトップシール面56は、平面状であり、立体感、ボリューム感を演出することができないという問題がある。
そこで、図12に示すとおり、特許文献2は、ハンバーグ、ステーキ、コロッケ、餃子、揚げ蒲鉾、焼魚、魚干物等の軟質の食品又はワッフル、どら焼き、干菓子等の菓子類等の食品を、立体感を持たせた陳列可能に包装する包装容器を開示する。
その構成は、図13に示すとおり、上面に開口部を有し、複数の食品64を収納する収納部本体61と、前記開口部を封止する蓋体65とからなり、前記収納部本体61は、底面が各食品を配置する傾斜部である複数の収納部62a、62b、62cを並列されたものである食品包装容器において、前記収納部本体61に、収納部62a、62b、62cよりも下方に配され、食品包装容器を安定に載置する平面載置部63を備えることを特徴とするものである。
特開2016−210063号公報(トップシール用蓋材フィルム) 特開2001−19074号公報(食品包装容器)
しかし、特許文献2の発明は、図13に示すとおり、特許文献2の包装容器も収納部本体61の開口部を封止する平板状の蓋体65であることにとどまり、酸素による変色、変質や、雑菌の繁殖を抑制することが可能であるとしても、蓋体の立体感やボリューム感を演出することができないという問題が残る。
本発明の目的は、前記従来例の不都合を解消し、食品の鮮度を保つ包装容器であり、食品が立体的に包装でき、スリムでコンパクトな清潔感溢れる外観の包装容器を提供することにより、新鮮さ、おいしさ、ボリューム感やお得感を消費者に訴求し、商品価値をより高めた包装済み食品を提供でき、あわせて食品の賞味期限を長期化でき、フードロス削減に貢献することにある。
前記目的を達成するため請求項1記載の本発明は、収納容器に、被包装物を入れた後、トップフィルムを収納容器のフランジに貼着してなる包装容器であって、トップフィルムを被包装物に接したドーム状に形成した構成としたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、収納容器に収納容器の側面の高さ以上に盛り上げて被包装物を収納した後、トップフィルムを被包装物に接するように開口部を覆うようにフランジ部に貼着した構成とすることにより、被包装物をトップフィルムで保持でき、包装容器内部での被包装物の移動が抑えられ、変形、破損等を防ぎ、形状を保持できる。
また、トップフィルムを収納容器のフランジに貼着した構成としつつ、被包装物に接したドーム状に成形されたトップフィルムの構成としたことにより収納容器の側面より盛り上げて被包装物を収納することが可能となり、従来の平面状であったトップフィルムに立体感を持たせることが可能となり、包装容器内の収納物の立体感、ボリューム感を、包装容器の外観より視認することができる。
本発明により、蓋として、食品用ラップフィルムを使用しなくて済むため、食品用ラップフィルム重なり部43やよれなどのもたつきがなく、側面や底面からの外観がすっきりと美しく、あわせて、食品から放出される水分と食品の成分が混濁した水滴が、食品用ラップフィルムの内面を伝い、収納容器の底面を覆う食品用ラップフィルムの内面にたまり、次第に食品用ラップフィルムの外面に滲みだし、陳列されている冷蔵ケース内や、商品に触れた消費者の手を汚し、清潔な外観を損ねることもなく、スリムでコンパクトな清潔感溢れる包装容器とすることができる。
また、立体的に成形された収納容器に合う蓋をかぶせる収納容器のばあいは、形状や被包装物の形状・高さ等に合わせた多種多様の蓋を在庫する必要があるが、本発明によれば、蓋として、ロール状のトップフィルムを在庫しておくことにより、収納容器に蓋としてのトップフィルムを貼着することで、食品から放出される水分と食品の成分が混濁した水滴が、かぶせた蓋の隙間から滲み出して、陳列されている冷蔵ケース内や、商品に触れた消費者の手を汚し、清潔な外観を損ねるということもなく、清潔感溢れる包装容器とすることができる。
請求項2記載の本発明は、トップフィルムは熱成形性と熱収縮性と酸素バリア性を有するフィルム素材からなり、貼着は熱溶着であることを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、熱成形性と熱収縮性と酸素バリア性を有するフィルム素材からなるトップフィルムを、酸素バリア性を有する収納容器のフランジに熱溶着した構成となるため、包装容器内の環境を包装容器外の環境と異なる環境を構成することが可能となり、被包装物の鮮度保持の向上を図ることのできる包装容器内環境を形成できる。
請求項3記載の本発明は、包装容器は、包装容器内の気体をガス置換したことを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、置換するガスの種類により包装容器内の環境をコントロールすることができ、例えば、酸素濃度を低くすることにより被包装物の酸化を抑え、変色、変質や、雑菌の繁殖を抑制することができる。
請求項4の本発明は、収納容器に、被包装物を入れた後、トップフィルムを収納容器のフランジに貼着してなる包装容器であって、トップフィルムを被包装物に接したドーム状に形成したことを特徴とする包装容器の製造方法を要旨とするものである。
請求項4記載の本発明によれば、被包装物に接したドーム状に形成したトップフィルムの貼着部を被包装物を収納した収納容器のフランジに貼着した構成を有する包装容器を製造することができる。
請求項5の本発明は、トップフィルムを被包装物に接したドーム状に形成する工程は、真空圧により、トップフィルムをドーム状に膨らませた後、包装容器内にガス封入し、ガス封入後にドーム状熱板を圧力で降下させて熱貼着を行なった後、ドーム状熱板に設けた脱気孔を通して熱したドーム状熱板内の空気を脱気することによりトップフィルムがドーム状熱板内面に向かって吸引されドーム状に膨らむことを要旨とするものである。
請求項5記載の本発明によれば、収納容器に任意のトップフィルムをドーム状に形成することが可能となり、食品の鮮度を保ち、かつ、食品を立体的に包装でき、スリムでコンパクトな清潔感溢れる外観の包装容器を提供することにより、新鮮さ、おいしさ、ボリュームやお得感を消費者に訴求し、商品価値のより高い包装済み食品を提供でき、これにより食品の賞味期限を長期化でき、フードロス削減に貢献できる包装容器を製造することができる。
以上述べたように本発明は、食品の鮮度を保ち、かつ、食品の形状を保持して立体的に包装でき、スリムでコンパクトな清潔感溢れる外観の包装容器を提供することにより、新鮮さ、おいしさ、ボリュームやお得感を消費者に訴求し、商品価値のより高い包装済み食品を提供でき、これにより食品の賞味期限を長期化でき、フードロス削減に貢献できる。
本発明の包装容器の1実施形態を示す斜視図である。 本発明の包装容器の1実施形態を示す側面図である。 本発明の包装容器の1実施形態の使用状態を示す斜視図である。 本発明の包装容器の1実施形態の使用状態を示す断面図である。 本発明の包装容器のトップフィルムをドーム状に成形する工程における、下部金型に被包装物の入った収納容器が供給された状態を示す説明図である。 本発明の包装容器のトップフィルムをドーム状に成形する工程における、上部金型と下部金型が密閉され、両金型内部の真空が始まった状態を示す説明図である。 本発明の包装容器のトップフィルムをドーム状に成形する工程における、真空が終了し、ガスが封入されている状態を示す説明図である。 本発明の包装容器のトップフィルムをドーム状に成形する工程における、ガス封入が終了した後、ドーム熱板が下降し、トップフィルムと収納容器を熱貼着している状態を示す説明図である。 本発明の包装容器のトップフィルムをドーム状に成形する工程における、熱貼着後、両金型内を大気圧に戻した後、上部金型と下部金型それぞれに解放した状態を示す説明図である。 従来例の包装容器を示す斜視図である。 従来例の包装容器を示す断面図である。 従来例の包装容器を示す斜視図である。 従来例の包装容器を示す断面図である。
以下本発明を実施するための形態について説明するが、本発明はこれに限定されたものでないことは、言うまでもない。
以下図面について本発明の包装容器1の実施の形態を詳細に説明する。
図1、図2は、本発明の包装容器の1実施形態を示す斜視図、側面図である。また、図3、図4は発明の包装容器の1実施形態の使用状態を示す斜視図、断面図である。
本発明の包装容器1は、図1に示すように、収納容器10の開口部15をトップフィルム2で覆うものである。
収納容器10とトップフィルム2は、収納容器10のフランジ13で相互に熱溶着して、貼り着部3を形成する。
トップフィルム2を収納容器10から剥離する際にトップフィルム2を引き上げて開封する際のつまみ口としてトップフィルム2の端部をフランジ13と貼着しない部分を設けてつまみ4として形成してもよい。
収納容器10とトップフィルム2を、収納容器10のフランジ13で相互に熱溶着する貼り着部3は、フランジ13とトップフィルム2と相接する面を全面貼着してもよく、線状に貼着してもよい。この場合、貼着の強度を要する場合は、トップフィルム2とフランジ13を複数のライン状に貼着してもよい。
熱貼着には、トレーシーラーを使用してもよい。トレーシーラーとは、収納容器10にトップフィルム2を貼着(トップシール)するための装置であり、ガス置換機能を付与することもでき、大量生産向きの大型の装置から、小型の装置まで多種多様ある。
トレーシーラーを使用してトップフィルム2を貼着する工程の1例としては、開口部15から被包装物20を収納部14に充填した収納容器10をトレーシーラーの金型内に設置した後、開口部15を覆うように、トップフィルム2をかぶせて貼着部3をトレーシーラーに設置した金型の熱板で熱貼着し、被包装物20を密封後、トップフィルム2を収納容器10の外側沿ってカットすることにより収納容器10に収納された被包装物20の密封状態を保持する包装容器1とする。
ここで、トレーシーラーを使用しない包装容器では、収納容器の形状や被包装物の形状・高さ等に合わせた多種多様の蓋を在庫する必要があるが、トレーシーラーを使用する場合は、ロール状のトップフィルム2を在庫しておくことにより、収納容器10に蓋としてのトップフィルム2を貼着することで包装容器1とすることができる。
これにより、収納容器10内の被包装物20を保護するために開口部15を覆う蓋や食品用ラップフィルム42等で収納容器10の側面12や底面11が覆われず、収納容器10のフランジ13にトップフィルム2を貼着後、収納容器10のフランジ13の外周にあわせてトップフィルム2をカットすることができ、スリムでコンパクトな清潔感溢れる外観の包装容器1とすることができる。
また、トレーシーラーは、収納容器10にトップフィルム2を貼着することのみならず、使用する収納容器10及びトップフィルム2を選定することによりガス置換状態の包装容器1とすることができる。
ガス置換により包装容器1内の環境をコントロールすることができ、例えば、酸素濃度を低くすることにより被包装物20の酸化を抑え、変色、変質や、雑菌の繁殖を抑制することができ、品質保持期限の延長を可能にし、フードロスを削減することができる。
トップフィルム2は、熱成形性を有しながらも、あわせて、熱収縮性を有するフィルム(ONy/EVOH/PE、ONy/EVOH/ONy/PE等、厚み20〜100μ)を使用することが望ましい。これらは、酸素バリア性(EVOHあるいはPV−DC)、シール性(PE)、防曇性(PE)、耐衝撃性・耐ピンホール性(ONy)を有する。
収納容器10内に封入置換するガスの種類は被包装物20により選択する必要があるが、一例を挙げると、不活性ガスでは、静菌作用を有する炭酸ガス、無味・無臭の不活性ガスである窒素ガスを採用することができる。また、肉や赤味魚の色の保持作用を必要とするばあいは、活性ガスである酸素ガスも採用できる。
また、望ましい収納容器10の形状、材質、厚みや、望ましいトップフィルム2の材質、厚み、及び、置換するガスは、被包装物20に合わせて選択する。
次に、本発明の包装容器1のトップフィルム2をドーム状に成形する工程、製造方法について説明する。
図5から図9は、本発明の包装容器1のトップフィルム2をドーム状に成形する工程を示す説明図であり、上部金型31、下部金型32、被包装物33、収納容器34、トップフィルム35、ドーム状熱板36、ダイアフラム(エア圧で膨らむ袋状エアシリンダー)37からなる。
図5は下部金型32に被包装物33の収納された収納容器34が供給された状態、図6は上部金型31と下部金型32が密閉され、両金型31、32内部の真空が始まった状態、図7は真空が終了し、ガスが封入されている状態、図8はガス封入が終了した後、ドーム熱板36が下降し、トップフィルム35と収納容器34を熱貼着している状態、図9は熱貼着後、両金型31、32内を大気圧に戻した後、両金型31、32を上部金型31と下部金型32それぞれに解放した状態を示す。
ダイアフラム37はエア圧で膨らむ袋状エアシリンダーであり、ダイアフラム37がエア注入により膨らむと下部金型32が下降し、エア注出により元の状態に戻ると下部金型32が上昇して元の位置に戻る。
従来の平板な形状のトップフィルムによる蓋は、図示はしないが、金属板の表面にシリコンラバーを貼り付け断熱効果を有する遮熱板を装着した熱貼着熱板を降下・押圧し、熱貼着熱板端部と熱貼着受けの間に配置したトップフィルムとフランジの接した部分を熱貼着することにより形成する。
本発明は、真空圧により、トップフィルム35をドーム状に膨らませた後、包装容器1内にガス封入し、ガス封入後にドーム状熱板36を圧力で降下させて熱貼着を行う。
この後、ドーム状熱板36に設けた脱気孔を通してドーム状熱板36内の空気を脱気することによりトップフィルム35がドーム状熱板36内面に向かって吸引されドーム状に膨らむ。ドーム状熱板36の温度は、フィルム材質によるが、シール層がポリエチレンの場合、概ね100〜150℃である。
これにより、トップフィルム35を溶解せず、しかもドーム状に膨らませるに必要十分な加温ができ、かつ、その後、熱収縮性をして、被包装物33の上面の高さで固定され、ドーム状を保つことができる。
そして、トップフィルム2がドーム状に形成されたドーム部5の内面が、被包装物20に接してはいるが、ドーム状を保ち、包装容器1の中で被包装物20がトップフィルム2により過度の圧力がかかることなく、収納部14に収納された時点での形状を保持できる。
本発明の包装容器1に収納された被包装物20を取り出すには、ドーム状に形成されたドーム部5を有するトップフィルム2に設けられたつまみ4を指でつまみあげて、収納容器10のフランジ13とトップフィルム2とを貼着した貼着部3を引きはがし、開口部15を開く。これにより、収納容器10の収納部14に収納された被包装物20を、包装容器1から取り出すことができる。
本発明の包装容器1の蓋となる、立体形状であるドーム状に形成されたドーム部5を有するトップフィルム2は、包装容器1に収納された被包装物20を取り出し、収納容器10のフランジ13との貼着部3から引きはがされ蓋の役割を終えた後は、折りたたむ等して、コンパクトに廃棄することができる。
本発明によれば、食品の鮮度を保ち、かつ、食品の形状を保持して立体的に包装でき、スリムでコンパクトな清潔感溢れる外観の包装容器を提供することにより、新鮮さ、おいしさ、ボリュームやお得感を消費者に訴求し、商品価値のより高い包装済み食品を提供でき、これにより食品の賞味期限を長期化でき、フードロス削減に貢献できる。
1 包装容器
2 トップフィルム
3 貼着部
4 つまみ
5 ドーム部
10 収納容器
11 底面
12 側面
13 フランジ
14 収納部
15 開口部
20 被包装物
31 上部金型
32 下部金型
33 被包装物
34 収納容器
35 トップフィルム
36 ドーム状熱板
37 ダイアフラム(エア圧で膨らむ袋状エアシリンダー)
41 食品用ラップフィルムを蓋とした包装容器
42 食品用ラップフィルム
43 食品用ラップフィルム重なり部
45 食品用ラップフィルムドーム部
50 包装容器
51 蓋材フィルム
52 耐熱性ポリプロピレン容器
53 シール密着部
54 食品
55 ガス
56 トップシール面
61 収納部本体
62a 収納部
62b 収納部
62c 収納部
63 平面載置部
64 食品
65 蓋体

Claims (5)

  1. 収納容器に、被包装物を収納した後、トップフィルムを収納容器のフランジに貼着してなる包装容器であって、トップフィルムを被包装物に接したドーム状に形成した構成としたことを特徴とする包装容器。
  2. トップフィルムは熱成形性と熱収縮性と酸素バリア性を有するフィルム素材からなり、貼着は熱溶着である、請求項1記載の包装容器。
  3. 包装容器は、包装容器内の気体をガス置換した請求項1または請求項2に記載の包装容器。
  4. 収納容器に、被包装物を入れた後、トップフィルムを収納容器のフランジに貼着してなる包装容器であって、トップフィルムを被包装物に接したドーム状に形成したことを特徴とする包装容器の製造方法。
  5. トップフィルムを被包装物に接したドーム状に形成する工程は、真空圧により、トップフィルムをドーム状に膨らませた後、包装容器内にガス封入し、ガス封入後にドーム状熱板を圧力で降下させて熱貼着を行なった後、ドーム状熱板に設けた脱気孔を通して熱したドーム状熱板内の空気を脱気することによりトップフィルムがドーム状熱板内面に向かって吸引されドーム状に膨らむ、請求項4記載の包装容器の製造方法。
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