JP2017214072A - 食品包装容器 - Google Patents

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【課題】食材とその調味材とを同一容器内に分離させて収納しておき、喫食時には食材と調味材とを容器内で簡単に混ぜ合わせ調味でき、そのまま喫食可能にする。
【解決手段】例えばガゼット底部2によって自立可能にする共に、所定の食材Fを底部がわに収納しておいて前後側壁片を備えた袋状の容器本体1と、容器本体1の前後側壁片の相互間で接合形成した易剥離性シール4によって容器本体1の上部に区画し、調味材Dを封入した調味材封入部3と、調味材封入部3の下方位置で容器本体1を開封破断するよう容器本体1に設けた開封破断部5と、調味材封入部3に対する外部からの押圧作用で前記易剥離性シール4を剥離させるに足るガス量を調味材封入部3に充填した状態で調味材封入部3、容器本体1それぞれの開口部を閉塞している開口部閉塞シール7とを備える。易剥離性シール4は、円弧線状としたり、逆台形線状としたりして形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、喫食される食材(食品)とこの食材を調味材によって味付けしたり、更に同時に喫食する他の食材等を混ぜ合わせたりできるように、これらを同一の容器内に分離した状態で封入しておいて、喫食時には容器内で混ぜ合わせし、そのまま喫食できるようにした食品包装容器に関する。
従来から、例えばコンビニエンスストア、スーパーマーケット等において喫食可能な状態にした各種の惣菜、弁当等を所定容器・袋等で包装したパック詰め食品が陳列販売されている。これらのパック詰めされた食品、例えば野菜サラダとした生野菜類や、枝豆等のいわゆる肴食品では予めの味付けによっては食品本来の風味・新鮮さが減殺されてしまうために喫食直前にドレッシングや味付け用塩等を振りかけて調味することとしている。そのために、これらの食品等をパック包装した容器内等には所定量の調味液、調味料等の調味材を別包装して同梱させている。
このような調味液等を別包装として封入するようにした従来の包装形態として、例えば特許文献1に示されるレトルト中間食品及びこれを用いた家畜の内臓料理の調理方法があり、特許文献2に示される調理用包装体を利用した食品セットとその調理方法がある。特許文献1における中間食品の包装は、短時間で所定の鍋料理などが調理できるように各種の食材等を包装した第1包装袋と、その味付け用の調味液等を封入した第2包装袋とを同梱して成る。特許文献2における調理用包装体は、二重構造をなす包装袋とし、調味液を収容した内袋に設けた易剥離性仮接着部が電子レンジ等による加熱時に破断することで調味液を食材に噴出混合させるようにして成る。
特開2005−237321号公報 特開2005−350109号公報
ところが、特許文献1による中間食品の包装形態では、調理すべくした加熱用鍋内に投入し、加熱する鍋料理とする際の食材と、その食材用の調味液等を纏めて封入しているのであり、食材等と調味液とはこれらを包装している包装容器・袋から取り出して鍋等に投入することで調理が容易となるようにしているにすぎない。ただ、このような食材と調味液等との同一封入形態は、例えばこれを生野菜等によるサラダ料理に適用するにしても、封入された包装形態からそれらを取り出して調味するから、従来と同様な手間が掛かることに変わりはない。また特許文献2による電子レンジ用の包装形態では、喫食時に電子レンジ機器の使用を前提とする包装であり、電子レンジによって加熱・加圧されることで破断されるとする内袋の易剥離性仮接着部構造を電子レンジ機器の使用が必要でない食品に適用するには困難である。
そこで本発明は上述したような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、調味される食材と、その食材用の各種の調味材(調味料、調味液等)とを分離区画部分によって相互に分離した状態で単一の包装体中に封入しておき、喫食時には外部からの適度な押圧作用を付与してその包装体中における分離区画部分を剥離して内部を一体状にすることでその包装体中で調味材を食材等に供給でき、混ぜ合わせることで調味可能にしてそのまま喫食できるようにした食品包装容器を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、後述する発明を実施するための形態における使用符号を付記して説明すると、所定の食材Fが底部がわに収納される前後側壁片を備えた自立可能な袋状の容器本体1と、この容器本体1の前後側壁片の相互間で接合形成された易剥離性シール4によって容器本体1の上部に区画されていて、調味材Dが封入される調味材封入部3と、この調味材封入部3の下方位置で容器本体1を開封破断するよう容器本体1に設けた開封破断部5と、調味材封入部3に対する外部からの押圧作用で前記易剥離性シール4を剥離させるに足るガス量が調味材封入部3に充填された状態で調味材封入部3、容器本体1それぞれの開口部を閉塞している開口部閉塞シール7とを備えることを特徴とする。
容器本体1の底部は、ガゼット底部2として構成することができる。
易剥離性シール4は、容器本体1の底部がわに円弧状に膨出された円弧線状としたり、底部幅員が開口部幅員に比し小さい逆台形線状としたりして構成することができる。
易剥離性シール4の外がわにおける容器本体1の両脇部分は、容器本体1内に充填されたガス圧によって中空柱状の空隙となして構成することができる。
容器本体1は、底部に平行した易裂方向性ある合成樹脂フィルムによって構成することができる。
開封破断部5には、易裂方向性のある帯テープ状の破断案内片6を、この破断案内片6における破断方向を容器本体1の破断方向に合致させて貼着して構成することができる。
以上のように構成された本発明に係る食品包装容器にあって、調味材封入部3に対する外部からの押圧作用は、容器本体1の底部がわと調味材封入部3とを区画している易剥離性シール4を剥離させ、調味材封入部3に封入されていた調味材Dを容器本体1の底部がわに収納している所定の食材Fに供給させ、例えば容器本体1を振り動かすことで、食材Fを調味させる。調味させた食材Fは、開封破断部5にて開封破断させた容器本体1内から直接に喫食可能にさせる。
開口部閉塞シール7は、調味材封入部3に対する外部からの押圧作用に耐えて易剥離性シール4部分を剥離させ、食材Fに供給された調味材Dと食材Fとを容器本体1内で混ぜ合わせるときの容器本体1の振り動かしによっても、容器本体1の外部に食材F等を飛散させない。
円弧線状、逆台形状の易剥離性シール4は、調味材封入部3に対する外部からの押圧作用を実質的に狭幅の易剥離性シール4の底部がわに集中させて、容器本体1の底部がわで剥離させ、容器本体1の底部がわの食材Fへの調味材Dを速やかに供給噴出させる。
易剥離性シール4の外がわにおける容器本体1の両脇部分に充填されたガス圧による中空柱状の空隙は、容器本体1の上部を自立状の立脚状態とさせ、調味材封入部3に封入されている調味材D等の重量による容器本体1のへたりを阻止し、容器本体1自体の体裁性を損なわせない。
容器本体1が底部に平行な易裂方向性ある合成樹脂フィルムによって、あるいは開封破断部5に貼着の破断案内片6によって、これらの素材における易裂方向性に沿って容器本体1を開封破断させ、予定される開封ラインに沿って容器本体1を確実に開封させる。
また、例えばガゼット底部2を備えて自立可能で、例えば透視可能とした容器本体1は、例えば店頭での陳列その他で商品訴求性を発揮させ、収納した食材F、調味材D等をも外部から容易に視認させる。
本発明は以上説明したように構成されているため、調味される例えば生野菜サラダ料理となる生野菜等の食材Fと、その食材F用の各種のドレッシングその他の調味液・調味料等の調味材Dとを相互に分離した状態で単一の袋状の容器本体1内に封入した状態で供給販売でき、喫食時には外部からの適度な圧迫力・押圧作用の付与でその容器本体1内の食材Fに調味材Dを供給噴出でき、容器本体1内で混ぜ合わせることで調味可能にし、その後に容器本体1を破断開封することでそのまま喫食できる。
すなわちこれは本発明において、所定の食材Fが収納される自立可能な袋状の容器本体1と、この容器本体1に接合形成された易剥離性シール4によって容器本体1の上部に区画され、調味材Dが封入される調味材封入部3と、この調味材封入部3の下方位置で容器本体1を開封破断する開封破断部5と、調味材封入部3への押圧作用で前記易剥離性シール4を剥離させるに足るガス量が調味材封入部3に充填されて開口部を閉塞している開口部閉塞シール7とを備えるからである。これによって、食材F・調味材Dを分離した同一容器内での収納、容器外からの押圧作用による調味材Dの食材Fへの供給噴出、容器本体1内での食材F等の混ぜ合わせ調味、開封破断部5による破断開封による喫食等を可能にする。
また、易剥離性シール4は、容器本体1の底部がわに円弧状に膨出された円弧線状としたり、底部幅員が開口部幅員に比し小さい逆台形線状としたりして、容器本体1における前後側壁片相互間で接合形成されているから、調味材封入部3に対する外部からの押圧作用では、内部充填のガス圧と共に底部がわに押圧力が集中的に作用して剥離させ、容器本体1の底部がわに調味材Dを噴出させることになる。そのため、容器本体1の底部に収納されていた食材Fに確実に供給され、供給された状態で容器本体1を振り動かすようにすることで、容器本体1の開口部が開口部閉塞シール7によって閉塞されていることと相俟ち、外部に飛散させることなく、食材Fと調味材Dとは混ぜ合わされて調味され、喫食可能なものとなる。
開封破断部5は、調味材封入部3の下方位置で容器本体1に設けてあるから、食材Fと調味材Dとの混ぜ合わせ後で容器本体1を開封破断し、上部側である調味材封入部3と共に切除することで、容器本体1自体は、例えばガゼット底部2による自立作用によっても取扱いが容易な食器代用となり、そのままで喫食できる。もとより、他の食器に移し替えて喫食することも可能である。
易剥離性シール4の外がわにおける容器本体1の両脇部分は、容器本体1内に充填されたガス圧によって中空柱状の空隙となるようにしてあるから、容器本体1の上部を鉛直方向に沿った立脚状態を維持することができ、調味材封入部3に封入されている調味材D等が重量的に嵩張るものとなっても、その自重によって容器本体1の上部が折れ曲がり、垂れ下がり状となるのを阻止する。そのため、例えば店頭において陳列販売されるときでも容器本体1を体裁良く自立状態で並べることができ、商品価値を損なうこともなく、商品訴求力を維持できる。
底部に平行な易裂方向性ある合成樹脂フィルムによって容器本体1が形成されることで、また容器本体1の開封破断方向に沿っての易裂方向性ある破断案内片6が開封破断部5に貼着されることで、これらの素材における易裂方向性に沿って容器本体1を予定される開封ラインに沿って簡単に開封破断でき、食器代用ともなる容器本体1の変形を容易にする。特に、易裂方向性ある破断案内片6を貼着しておくことで、容易には破断が困難であるようなフィルムを素材とする容器本体1であっても、容器本体1の底部に平行にして破断開封できる。
また、例えばガゼット底部2によって自立可能にしてある容器本体1であるから、この容器本体1自体を透視可能にとしておくことで、内部に封入した調味材D、食材F等を外部から視認できて商品訴求力を増大させ、しかも例えば店頭陳列時では多数で並べておくことで販促にも役立つ。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示す斜視図である。 同じく断面図である。 同じく調味材封入部に対して外部から押圧作用を付与して調味材封入部から容器本体内への調味材の供給時の断面図である。 同じく調味作業時の斜視図である。 同じく喫食時の斜視図である。 同じく他の実施の形態における斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は袋状の容器本体であり、この容器本体1は、容器本体1自体を自立させるように底部が平底の拡がり状となるマチを形成した、例えばガゼット底部2を備えると共に、所定の調味材Dを封入する調味材封入部3を上部に、この調味材封入部3の下方に位置させて容器本体1の水平方向に沿って容器本体1を破断して開封させるようにした開封破断部5をほぼ中央部、また容器本体1、調味材封入部3を閉塞する開口部閉塞シール7を開口部それぞれに設けて成る。
この袋状の容器本体1は、底部に例えばガゼット底部2を形成させて、筒状あるいは両脇がシールされることで、前後で対向した対峙状となる前後側壁片から成っている。そして、容器本体1自体は、底部に平行な水平方向に沿って破断可能な易裂方向性ある適宜肉厚の合成樹脂製フィルムによって形成されるのが好ましく、水平方向に沿って容器本体1を破断切除させる開封破断部5による破断が容易であるようにしている。また、容器本体1は透明フィルム材料によって形成されることで内部に収納した例えばカットされた生野菜等の各種の食材(食品)Fを外観透視できるようにしておくも、必要に応じて所定のパッケージ模様等の表示印刷も可能である。
なお、容器本体1の底部は、容器本体1自体を自立可能にさせれば良く、ガゼット底部2の形状、構造等は特に限定されるものではない。
この容器本体1の内部、すなわちほぼ下半部の底部内には所定の食材F、例えば生野菜サラダとするカットされた所定量の各種の野菜・惣菜等が調味前の状態で収納されており、拡がり状となるガゼット底部2によって容器本体1が自立されるときの底部に纏められていて、容器本体1の自立性を向上させている。
調味材封入部3は、容器本体1の上部に、食材Fを収納した底部がわとはこの調味材封入部3における内部圧力に対する加圧によって容易に剥離される易剥離性シール4によって容器本体1の底部がわと区画形成されている。この調味材封入部3には、例えば生野菜サラダ用のドレッシング、マヨネーズその他の所定量の調味液、調味料等の調味材Dが、この調味材封入部3内に充填される所定量の例えば大気、窒素ガス、炭酸ガス等の所定のガスと共に封入されている。この調味材封入部3自体の内部圧力は、外部における通常気圧に拮抗し得る程度で、調味材封入部3自体をある程度の内部圧で充満状態のものとさせている。
易剥離性シール4は、容器本体1における前後側壁片相互を直接に接合することで形成されており、例えば図示のように正面から見て底部がわに円弧状に膨出された円弧線状としたり、図6に示すように底部幅員が開口部幅員に比し小さい逆台形線状としたりした形態としてある。この易剥離性シール4自体は、容器本体1の外部からの押圧による加圧・圧迫、例えば手指等による強制的な押圧作用で調味材封入部3自体の内圧がこれに耐え得ない状態となるときに容器本体1を切裂させることなく剥離され、内部に収容した調味材Dを容器本体1の底部がわに供給噴出させるようになっている。
この易剥離性シール4は、剥離されることで食材Fに所定の調味材Dを供給するとき、食材Fに対して調味材Dが満遍なく振り掛かるようにすることが望ましい。例えば剥離部分を調味材封入部3の上部がわとしたり、連続させずに点線・鎖線状の断続配置としたり、剥離に部分的な時間差が生じるようにシール部位の強弱を部分的に調整設定したり、等とすることができる。
この易剥離性シール4は、容器本体1の開口部の部位で上端となっていて、後述する開口部閉塞シール7によって調味材封入部3の開口部も閉塞されている。図示にあっては、この易剥離性シール4の上端位置は容器本体1の開口部における端部に合致しているが、開口部の端部に比し内がわに位置されていても良く、内がわに位置させることで容器本体1内、調味材封入部3内への所定のガスの充填を同時に処理できる利点がある。
また、この易剥離性シール4における容器本体1の上下方向に沿う両脇部分では、容器本体1の両脇部分との間に若干の空隙が設定されており、この空隙部分の容器本体1内に十分なガス量が充填されることで空隙部分をいわば中空柱状となるようにしている。こうすることで、容器本体1をそのガゼット底部2によって自立させたとき、中空柱状の空隙部分が調味材封入部3自体をも自立状態とさせ、調味材Dの重量によるいわゆるへたり現象を阻止し、商品としての体裁を良好にする。
なお、調味材封入部3には、食材Fに対応した調味液、調味料とされるも、これ等に限らず、例えば湿気分が含まれている食材Fに混ぜ合わせるようにした、乾燥されている顆粒状・小塊状等の豆・乾燥果実・種子類等の食材Fであっても良く、要は、容器本体1内に収納された食材Fに混ぜ合わせられることで、あるいは混ぜ合わせることが好適な喫食可能となる各種の食材Fであっても良い。
図示を省略したが、この調味材封入部3は、必要があれば異なる食材、調味材をそれぞれ封入可能にした複数の区画部分・部屋室等に分割形成もでき、ただ上記したように外部からの押圧作用で剥離される易剥離性シール4によって容器本体1内にこれらが供給されるようになっていれば良い。
また、前記開封破断部5は、外部からの押圧作用で剥離された易剥離性シール4によって調味材封入部3内部の調味材D等を容器本体1内の食材Fに供給した後の所定の調味作業の終了後で、容器本体1を開封するようになっている。そのため、容器本体1を底部に平行な水平方向で開封破断し、調味材封入部3がある容器本体1の上部を破断除去した容器本体1の底部がわをそのまま食器代用として、あるいは他の食器に内部の食材Fを移し替えさせて喫食可能にしている。また、破断操作を容易にするために、この開封破断部5における端部には、例えばV字状の切込を切欠状に形成しておくと良い。この開封破断部5に沿う破断開封には、容器本体1自体が水平方向に沿っての易裂方向性を備えていることが望ましく、こうすることで手指による開封操作を容易にさせる。もとより、容器本体1における水平方向に沿う破断開封にはやや斜向した方向も含むのは勿論である。
図6において示された他の実施の形態では、この開封破断部5に沿って、易裂方向性のある帯テープ状の破断案内片6を、この破断案内片6における破断方向を容器本体1の破断方向に合致させて貼着して成る。こうすることで、破断方向が特に調整設定されていない素材によって容器本体1が形成されていても、容器本体1を破断案内片6によって水平方向に沿った破断開封を可能にする。
図中符号7は、食材Fが投入された容器本体1、調味材Dが収納された調味材封入部3それぞれの開口部を閉塞する開口部閉塞シールであり、上述したように容器本体1内には容器本体1を自立可能とさせるに足る大気、その他の所定ガスのガス量を、また調味材封入部3内には外部からの押圧作用で易剥離性シール4を剥離させるに足るガス量を充填した状態で、容器本体1、調味材封入部3それぞれの開口部を閉塞するようになっている。なお、閉塞時に充填されるガス量は、容器本体1内の圧力に比し調味材封入部3内の圧力がやや大きくなるように調整設定されることが望ましく、調味材封入部3に対する外部からの押圧作用で剥離される易剥離性シール4部位を経て調味材Dが容器本体1内に供給されるようにしている。
このような食品包装容器に所定の食材F、調味材Dを封入するには、先ず、開封破断部5が形成されている、開口した容器本体1内に所定量の食材Fを投入収納した後、前後側壁片相互間を易剥離性シール4によって接合して調味材封入部3を区画形成する。このとき、易剥離性シール4によって容器本体1の底部がわが閉塞される場合には、容器本体1の底部がわに食材Fの投入と共に例えば大気・窒素ガス・炭酸ガス等による十分な所定のガス量を充填して調味材封入部3の外がわ部分が自立可能な状態にしておく。次いで、調味材封入部3内に所定量の調味材を投入し、調味材封入部3,容器本体1内に十分なガス量の充填と共に容器本体1の開口部を閉塞し、その後、必要があれば適宜に包装する。尚、食材Fの投入、調味材Dの投入等の処理工程中では、容器本体1の開口部を上方に向けたままで良く、いわゆる流れ作業によって順次に処理することができる。そして、出荷され、店頭にて陳列販売される。
喫食時には、図3に示すように調味材封入部3を外部から押圧して調味材封入部3の内部圧力を増大させることで易剥離性シール4を剥離させる。すると、調味材封入部3内の調味材Dが容器本体1内に収納してあった食材Fに供給されるものとなり、その状態で容器本体1を例えば上下、前後、左右等に適宜に振り動かし(図4参照)、容器本体1内で食材Fと調味材Dとを混ぜ合わせることで調味する。その後、図5に示すように開封破断部5によって容器本体1を開封破断して調味材封入部3がある容器本体1の上部を切除し、容器本体1の底部がわをそのまま食器代用としてあるいは他の食器等に移し替えて喫食すれば良い。
F…食材 D…調味材
1…容器本体 2…ガゼット底部
3…調味材封入部 4…易剥離性シール
5…開封破断部 6…破断案内片
7…開口部閉塞シール

Claims (6)

  1. 所定の食材が底部がわに収納される前後側壁片を備えた自立可能な袋状の容器本体と、この容器本体の前後側壁片の相互間で接合形成された易剥離性シールによって容器本体の上部に区画されていて、調味材が封入される調味材封入部と、この調味材封入部の下方位置で容器本体を開封破断するよう容器本体に設けた開封破断部と、調味材封入部に対する外部からの押圧作用で前記易剥離性シールを剥離させるに足るガス量が調味材封入部に充填された状態で調味材封入部、容器本体それぞれの開口部を閉塞している開口部閉塞シールとを備えることを特徴とする食品包装容器。
  2. 容器本体の底部は、ガゼット底部となっている請求項1に記載の食品包装容器。
  3. 易剥離性シールは、容器本体の底部がわに円弧状に膨出された円弧線状としたり、底部幅員が開口部幅員に比し小さい逆台形線状としたりしてある請求項1または2に記載の食品包装容器。
  4. 易剥離性シールの外がわにおける容器本体の両脇部分は、容器本体内に充填されたガス圧によって中空柱状の空隙となしてある請求項1乃至3のいずれかに記載の食品包装容器。
  5. 容器本体は、底部に平行した易裂方向性ある合成樹脂フィルムによって形成してある請求項1乃至4のいずれかに記載の食品包装容器。
  6. 開封破断部には、易裂方向性のある帯テープ状の破断案内片を、この破断案内片における破断方向を容器本体の破断方向に合致させて貼着してある請求項1乃至5のいずれかに記載の食品包装容器。
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