JP2007050922A - 食品包装体 - Google Patents

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眞理夫 斎藤
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Abstract

【課題】 容器内部の空間を有効に利用して収納食品の付添物を収納することができ、しかも、この付添物を手や周囲を汚損することなく容易に取り出すことが可能な食品包装体を提供すること。
【解決手段】 内部に食品Fを収容した熱可塑性樹脂製の容器本体1と;この容器本体1の口部内面に周設された段縁部11に被着された熱可塑性樹脂製の中蓋2と;この中蓋2の蓋縁上面21と面一状態に隣接する前記容器本体1の口縁上面12とに融着されて容器本体1と中蓋2とを接合して容器本体1の上面を封止し、かつ、引裂方向性を有する樹脂フィルムを採用し、このフィルムの引裂方向の端縁に、摘み部31を少なくとも二片突成したラップシール3とによって構成するという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食品包装体の改良、詳しくは、容器内部の空間を有効に利用して簡易食器類や加薬・調味料等の付添物を収納することができ、しかも、この収納した付添物を手や周囲を汚損することなく容易に取り出すことができる食品包装体に関するものである。
周知の通り、食品包装体には、容器上部に樹脂シールを加熱溶着して容器内部を密封した易開封性のプラスチック製容器が用いられることが多い。
そして、従来においては、フォーク、またはスプーン等の簡易食器類や、食品に後入れする加薬、または調味料等をプラスチック製容器に付き添える場合、開口部に融着された樹脂シール上に付添物を載置した後、その上からキャップ体を被せることによって付添物を収納していた(例えば、特許文献1参照)。
ところで、樹脂シールを用いた易開封性の容器では、シールの融着前に容器本体に食品を目一杯に充填すると容器本体の微細な振動によって食品が溶着用鍔(つば)部に付着または浸漬して融着が適確に行えないため、どうしても食品の上部と樹脂シールに隙間が空いた状態で封緘せざるを得なかった。
しかしながら、上記の付添物の収納構造においては、容器内部に不可避的にできるこの隙間を利用しないだけでなく、キャップ体を容器上部に使用しているため、容器全体の体積が大きくなってしまい、輸送等で載置するスペースが余計に取られてしまっていた。
加えて、上記のキャップ体は、衝撃によって陥没し易かったため、輸送等で必要以上の注意が必要とされた。
また、従来においては、<特許文献2>のように、中蓋を用いて、中蓋と樹脂シールとの間に利用可能な収納空間を作出する技術も提案された。
しかしながら、このような構造の食品容器に用いられる樹脂シールは、一般的に容器内部の密封性及び樹脂シール自体の耐久性に重点が置かれていたため、シール材料として、頑丈で機密性が高い樹脂フィルムが用いられていた。
そのため、樹脂シールと中蓋との間に付添物を収納したとしてもそれを取り出すには、中蓋が接着された状態で樹脂シールを容器本体から剥がした後、わざわざ中蓋を樹脂シールから取り外さなければならなかったことから、非常に煩わしいだけでなく、中蓋裏面に付着した食品の一部で手や周囲が汚れてしまうこともあった。
特開平10−211953号公報(第1−6頁、第1図) 実開昭62−19969号公報(第1−3頁、第1−5図)
本発明は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、容器内部の空間を有効に利用して収納食品の付添物を収納することができ、しかも、この付添物を手や周囲を汚損することなく容易に取り出すことが可能な食品包装体を提供することにある。
本発明者が、上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、内部に食品Fを収容した熱可塑性樹脂製の容器本体1と;この容器本体1の口部内面に周設された段縁部11に被着された熱可塑性樹脂製の中蓋2と;この中蓋2の蓋縁上面21と面一状態に隣接する前記容器本体1の口縁上面12とに融着されて容器本体1と中蓋2とを接合して容器本体1の上面を封止し、かつ、引裂方向性を有する樹脂フィルムを採用し、このフィルムの引裂方向の端縁に、摘み部31を少なくとも二片突成したラップシール3とによって構成した点に特徴がある。
また、本発明においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ラップシール3にポリプロピレン製の樹脂フィルムを用いるという技術的手段を採用することができる。
また、本発明においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、容器本体1及び中蓋2に、ポリオレフィン系樹脂を用いるという技術的手段を採用することができる。
また、本発明においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、容器本体1及び中蓋2に、ポリプロピレンを用いるという技術的手段を採用することができる。
本発明においては、中蓋を使用して食品と樹脂シールとの間に隙間を利用したことにより、前示の特許文献1記載の食品包装容器における嵩高のキャップ体が不要となり、容器全体をコンパクトに保つことができるため、より効率的に輸送を行うことができ、輸送費を低減することが可能となる。
また、樹脂シールに、引裂方向性を有する樹脂フィルムを用いるとともに、樹脂フィルムの延伸方向の端縁に摘み部を最低二つ突成することによって、片方の摘み部を摘み上げて樹脂シールを割くことができるため、樹脂シールを半面のみ剥がすことが可能となり、手や周囲を汚すことなく容器内の付添物を取り出すことができる。
したがって、本発明により、容器内部を有効利用して付添物を収納でき、かつ、その取り出しも簡便な食品容器を作製できることから、本発明の実用的利用価値は頗る高い。
本発明を実施するための最良の形態を具体的に図示した図面に基づいて更に詳細に説明すると、次のとおりである。
『第1実施形態』
まず、本発明の第1実施形態について、図1から図3に基いて説明する。まず、符号1で指示するものは、合成樹脂を材料とした容器本体であり、符号2で指示するものは、上記容器本体1と同じく合成樹脂を材料とし、鍔状の蓋縁が形成されている中蓋である(図1、2参照)。また、符号3で指示するものは、引裂方向性を有する合成樹脂(ポリプロピレン樹脂)製のラップシールである。
しかして、本実施形態の構成を以下に説明する。まず、容器本体1の鍔状の口部内面には、中蓋2の蓋縁の厚みと同じ深さの段縁部11を周設する。そして、中蓋2は、容器本体1の内部に嵌合する形状で作製して、口部内面に周設された段縁部11に中蓋2の蓋縁を載置する。この際、本実施例においては中蓋2上にスプーンを入れた付添物Aを載置する。
そして、中蓋2を容器本体1に被着した際には、中蓋2の蓋縁上面21と容器本体1の口縁上面12とは面一状態に隣接した状態となるため、その状態で両面にラップシール3を融着して容器1と中蓋2とを接合し、容器1の上面を封止する。
この際に使用するラップシール3には、引裂方向性を有する樹脂フィルム(例えば、特許第2658186号公報の周知の合成樹脂フィルム)を用いて、この樹脂フィルムの引裂方向の端縁部分に、略半円状の摘み部31をシール外周に二つ並べて突設する。
上記のように構成したことにより、食品Fの上部と中蓋2とは密着した状態になり、中蓋2とラップシート3との間に最大限の収納空間を形成することができる。
そして、これによって形成される容器内部の空間を利用して付添物Aを収納することができるため、容器全体の大きさを最小限に抑えることができ、容器をコンパクトにすることができる。
更に、本実施形態においては、容器本体1及び中蓋2の材料としては、低コストで耐寒性及び耐熱性を有したポリプロピレンを採用する。これにより、容器本体1に収容可能な食品Fの品種幅を拡げることができる。
また、ラップシール3に用いる樹脂フィルムには、透明性が高く、安価なポリプロピレン製(特許公報第2658186号)のものを採用する。
なお、容器本体1の作製には、複雑な形状で高精度の製品を成形でき、しかも短いサイクルで連続的に生産できる射出成形を採用する。
次に、本実施形態における食品包装体の開封手順を説明する。
まず、ラップシート3の一方の摘み部31を親指と人指し指で摘んだ状態で容器本体の上部片側を抑えながら、もう一方の摘み部31を持ってラップシートを手前に捲り上げる。そうすることにより、両摘み部31・31の間が裂け、ラップシート3の半分を容器本体1及び中蓋2から剥がし取ることができる(図3参照)。
そうして、中蓋2が開放状態となった後に、中蓋2上の付添物Aを取り出し、今度は容器本体1の側部を手で抑えながら、まだ捲られていない側の摘み部31を持って中蓋2ごとラップシート3を容器本体1から捲り取る(図4参照)。
以上のような簡単な手順で、付添物Aの取り出しと、ラップシート3及び中蓋2の開封を容易に行うことができ、しかも、開封前に付添物Aを取り出せるため、食品が付着した中蓋裏面で手や周囲が汚損される心配はない。
『第2実施形態』
次に、本発明の第2実施形態ついて、図5及び図6に基いて説明する。本実施形態における容器本体1は、スープ用に作製されたものであり、容器本体1の製造は、製作時間及び成形サイクルが短く、薄肉厚の成形が容易な真空成形を採用する。
また、中蓋2とラップシール3との間には、スープに後入れする加薬を入れた付添物Aを収納する。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更の記載が可能であって、容器本体1及び中蓋2の材料は、ポリプロピレンでなくとも成形容易なポリオレフィン系樹脂であれば何れを選択してもよい。
また、容器の収容物となる食品Fは、スープや茶碗蒸しに限らず、どんな食品Fでもよく、容器本体1もその食品形態に合った形状のものを採用してよい。
更にまた、中蓋2とラップシール3との間には、加薬やスプーンを入れた添付物Aだけでなく箸やストロー等の簡易食器類、また、ねぎや七味等の薬味や加薬等を収納してもよく、何れも本発明の技術的範囲に属する。
最近では、食育への注目に見られるように、「食」に対する関心が著しく高まってきている。「食」に関しては、食品の味や材料、調理方法まで様々な面から捉えることができるが、栄養バランスの良い食品をより安価で手軽にすることも非常に重要な「食」の課題である。それゆえ、食品容器においても、製造費が易く、手軽に食べることができる易開封性のプラスチック容器がこれからさらに多用されることが予想される。
また、プラスチック容器に、食品の味や見た目を良くするために後入れ加薬や調味料を付け添えたり、より利便性を高めるために簡易食器類を添えたりすることもこれからますます増えていくであろう。
その点、付添物の収納及び取り出しに着目して為された本発明は、需要の大きい技術であり、本発明の産業上の利用価値は非常に高いと云える。
本発明の第1実施形態における食品包装体を表わす全体斜視図である。 本発明の第1実施形態における食品包装体を表わす全体断面図である。 本発明の第1実施形態においてラップシートの半面を捲る状態を表わす説明斜視図である。 本発明の第1実施形態においてラップシートを開封する状態を表わす説明斜視図である。 本発明の第2実施形態における食品包装体を表わす全体斜視図である。 本発明の第2実施形態における食品包装体を表わす全体断面図である。
符号の説明
1 容器本体
11 段縁部
12 口縁上面
2 中蓋
21 蓋縁上面
3 ラップシール
31 摘み部
F 食品
A 付添物

Claims (4)

  1. 内部に食品Fを収容した熱可塑性樹脂製の容器本体1と;この容器本体1の口部内面に周設された段縁部11に被着された熱可塑性樹脂製の中蓋2と;この中蓋2の蓋縁上面21と面一状態に隣接する前記容器本体1の口縁上面12とに融着されて容器本体1と中蓋2とを接合して容器本体1の上面を封止し、かつ、引裂方向性を有する樹脂フィルムが用いられて、このフィルムの引裂方向の端縁に、摘み部31を少なくとも二片突成したラップシール3とから構成されていることを特徴とする食品包装体。
  2. ラップシール3にポリプロピレン製の樹脂フィルムが用いられていることを特徴とする請求項1記載の食品包装体。
  3. 容器本体1及び中蓋2に、ポリオレフィン系樹脂が用いられていることを特徴とする請求項1または2記載の食品包装体。
  4. 容器本体1及び中蓋2に、ポリプロピレンが用いられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の食品包装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108968643A (zh) * 2018-08-02 2018-12-11 长沙易爱智能科技有限公司 一种食品容器及其外容器、自动化厨房系统
JP2021008297A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 株式会社朝倉匠庵 包装体

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