JP2019033554A - コイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置 - Google Patents

コイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】成形用の部品を交換することなく種々の形状のコイルセグメントを成形可能であり、また、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形し、ストックしておく必要のない、コイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置を提供する。
【解決手段】コイルセグメント成形装置は、直線状の線材を、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部とこれら1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に同一平面内で曲げ加工する1次曲げ部を備えている。この1次曲げ部は、同一平面内に配置され線材を支持する複数の治具と、複数の治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて、線材が所定の形状となるように同一平面内でそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、モータや発電機等の回転電機(回転電気機械)におけるステータやロータのコイル形成に用いられるコイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置に関する。
回転電機におけるステータやロータのコイルとして、このステータ又はロータの周方向に沿って配列された複数のスロットに、線材をU字形状に加工してなる複数のセグメント(ヘアピン)をそれぞれ挿入し、これらセグメントの自由端側を溶接等により互いに接合してコイルを形成したいわゆるセグメント型コイルが知られている。
このようなセグメント型コイルのU字形状のセグメント成形方法として、特許文献1には、所定長さに切断した線材を、成形用の部品である1対構成の成形型を用いてコイルセグメントの渡り部をプレス成形した後、その状態で2つの成形ローラを移動させて互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部を形成する方法が開示されている。
特開2004−297863号公報
特許文献1に開示されている従来のコイルセグメント成形方法によると、セグメントの渡り部の湾曲形状やスロット挿入部間の幅等は、全て成形型の型形状(プレス面形状)によって規定される。このため、渡り部の形状やスロット挿入部間の幅を変更するためには、成形型を取り替える必要がある。一般に、1つのコイルを形成するコイルセグメントには、U字形状における渡り部の長さや角度、及び1対のスロット挿入部間の幅等が異なる多種類のコイルセグメントが混在するため、多種形状のセグメントを成形する必要がある。従って、従来においては、多種形状のセグメントを作成するには、多種形状の成形型を用意し、これら成形型をその都度取り替えざるを得ない。同種形状のセグメントを同一の成形型であらかじめ多数成形してストックしておき、ストックしておいたセグメントを必要時に取り出すようにすれば、成形型の取り替え作業回数を減らすことは可能であるが、ストックされている種々の形状のセグメントの管理が煩雑であり、また、種々の形状のセグメントを過不足なく形成しておくことも管理を複雑にする。
従って、本発明の目的は、成形用の部品を交換することなく種々の形状のコイルセグメントを成形可能なコイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要のないコイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置を提供することにある。
本発明によれば、コイルセグメント成形装置は、直線状の線材を、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部とこれら1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に同一平面内で曲げ加工する1次曲げ部を備えている。この1次曲げ部は、同一平面内に配置され線材を支持する複数の治具と、複数の治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて、線材が所定の形状となるように同一平面内でそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有している。
治具の位置を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じて設定された移動量で移動させることにより、即ちコイルセグメント毎に治具の移動量を設定することにより、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、成形すべき曲げ形状に応じた形状を有する成形型を用いる必要がないから製造コストが安価となる。また、成形型交換等の作業が不要となるため、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、作業が容易かつ確実となることのみならず、作業時間の短縮化を図ることができる。その結果、コイルセグメントの成形作業全体の作業効率を大幅に向上させることができる。さらに、成形型を用いずに、複数の治具で所望の曲げ形状を得ることができるため、成形型の表面との接触による線材の絶縁層の傷付き発生を防止することができる。また、折り曲げ治具の移動量をコイルセグメント毎に設定可能であるため、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要がなく、ストックされているセグメントの管理が不要となる。また、種々の形状のセグメントを、必要に応じてその都度容易に作成することができる。
複数の駆動機構が、設定された移動量のデータに基づいて複数の治具をそれぞれ旋回又は直線移動させるように構成されていることが好ましい。
さらに、複数の駆動機構が、設定された移動角度又は移動距離のデータに基づいて複数の治具をそれぞれ旋回又は直線移動させるように構成されていることがより好ましい。
複数の治具が1次曲げ部の曲げ中心線に対して左右側に等数配置されており、左右側に配置された複数の治具が左右側に配置された1対のベース部材にそれぞれ支持されており、複数の駆動機構が、1対のベース部材を曲げ中心線上の1点を旋回中心として旋回させるように構成されていることも好ましい。
この場合、複数の治具が曲げ中心線について線対称に配置されていることがより好ましい。
また、複数の駆動機構が、左右側に配置された複数の治具のうち、最も外側に配置された治具のみを旋回させるように構成されているがより好ましい。
複数の駆動機構が、左右側に配置された複数の治具のうち、最も外側に配置された治具及びその隣の治具を直線移動させるように構成されていることも好ましい。
複数の治具が線材を収容する凹溝をそれぞれ有しており、曲げ加工がなされる前の初期位置において複数の治具の凹溝が互いに直線状に配列されていることも好ましい。
本発明によれば、さらに、複数の治具を同一平面内に配置して直線状の線材を支持し、これら複数の治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて移動させることにより、線材を互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部とこれら1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に曲げ加工するコイルセグメント成形方法が提供される。
治具の位置を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じて設定された移動量で移動させることにより、即ちコイルセグメント毎に治具の移動量を設定することにより、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、成形すべき曲げ形状に応じた形状を有する成形型を用いる必要がないから製造コストが安価となる。また、成形型交換等の作業が不要となるため、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、作業が容易かつ確実となることのみならず、作業時間の短縮化を図ることができる。その結果、コイルセグメントの成形作業全体の作業効率を大幅に向上させることができる。さらに、成形型を用いずに、複数の治具で所望の曲げ形状を得ることができるため、成形型の表面との接触による線材の絶縁層の傷付き発生を防止することができる。また、折り曲げ治具の移動量をコイルセグメント毎に設定可能であるため、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要がなく、ストックされているセグメントの管理が不要となる。また、種々の形状のセグメントを、必要に応じてその都度容易に作成することができる。
本発明によれば、さらにまた、直線状の線材を、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に同一平面内で曲げ加工する1次曲げ部を備えた回転電機の製造装置が提供される。1次曲げ部が、同一平面内に配置され線材を支持する複数の治具と、複数の治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて同一平面内でそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有している。なお、この回転電機の製造装置は、線材を供給する線材供給部と、線材供給部から供給された直線状の線材を互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に同一平面内で曲げ加工する上述の1次曲げ部と、1次曲げ部によって曲げ加工された線材を前記スロット挿入部と垂直な面内において曲げ加工する2次曲げ部と、2次曲げ部によって曲げ加工されたコイルセグメントを回転電機のスロットに対応させて組み立てるコイル組立装置とを備えている。
治具の位置を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じて設定された移動量で移動させることにより、即ちコイルセグメント毎に治具の移動量を設定することにより、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、成形すべき曲げ形状に応じた形状を有する成形型を用いる必要がないから製造コストが安価となる。また、成形型交換等の作業が不要となるため、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、作業が容易かつ確実となることのみならず、作業時間の短縮化を図ることができる。その結果、コイルセグメントの成形作業全体の作業効率を大幅に向上させることができる。さらに、成形型を用いずに、複数の治具で所望の曲げ形状を得ることができるため、成形型の表面との接触による線材の絶縁層の傷付き発生を防止することができる。また、折り曲げ治具の移動量をコイルセグメント毎に設定可能であるため、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要がなく、ストックされているセグメントの管理が不要となる。また、種々の形状のセグメントを、必要に応じてその都度容易に作成することができる。
複数の駆動機構が、設定された移動量のデータに基づいて複数の治具をそれぞれ旋回又は直線移動させるように構成されていることが好ましい。複数の駆動機構が、設定された移動角度又は移動距離のデータに基づいて複数の治具をそれぞれ旋回又は直線移動させるように構成されていることも好ましい。
複数の治具が1次曲げ部の曲げ中心線に対して左右側に等数配置されており、左右側に配置された複数の治具が左右側に配置された1対のベース部材にそれぞれ支持されており、複数の駆動機構が、1対のベース部材を曲げ中心線上の1点を旋回中心として旋回させるように構成されていることも好ましい。
この場合、複数の治具が曲げ中心線について線対称に配置されていることがより好ましい。
複数の駆動機構が、左右側に配置された複数の治具のうち、最も外側に配置された治具のみを旋回させるように構成されていることも好ましい。
複数の駆動機構が、左右側に配置された複数の治具のうち、最も外側に配置された治具及びその隣の治具を直線移動させるように構成されていることも好ましい。
複数の治具が線材を収容する凹溝をそれぞれ有しており、曲げ加工がなされる前の初期位置において複数の治具の凹溝が互いに直線状に配列されていることも好ましい。
本発明によれば、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、成形すべき曲げ形状に応じた形状を有する成形型を用いる必要がないから製造コストが安価となる。また、成形型交換等の作業が不要となるため、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、作業が容易かつ確実となることのみならず、作業時間の短縮化を図ることができる。その結果、コイルセグメントの成形作業全体の作業効率を大幅に向上させることができる。さらに、成形型を用いずに、複数の治具で所望の曲げ形状を得ることができるため、成形型の表面との接触による線材の絶縁層の傷付き発生を防止することができる。また、折り曲げ治具の移動量をコイルセグメント毎に設定可能であるため、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要がなく、ストックされているセグメントの管理が不要となる。また、種々の形状のセグメントを、必要に応じてその都度容易に作成することができる。
本発明の一実施形態に係る回転電機の製造装置の一部構成を概略的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図1の実施形態におけるコイルセグメント成型装置の1次曲げ部の初期状態の治具及び線材の関係を概略的に示す要部斜視図である。 図1の実施形態における1次曲げ部で成形される1次曲げ成形体の形状を示す図であり、(a)はコイル幅小の1次曲げ成形体を示す図、(b)はコイル幅大の1次曲げ成形体を示す図、(c)は非線対称の1次曲げ成形体を示す図である。 図1の実施形態における線材の1次折り曲げ動作を段階的に示す要部斜視図である。 図1の実施形態における1次曲げ部の初期状態の構成を概略的に示す斜視図である。 図1の実施形態における1次曲げ部の初期状態の構成を概略的に示す平面図である。 図1の実施形態における可動ベースのガイドレールに沿った旋回動作を説明する平面図である。 図1の実施形態におけるガイドレールと可動ベースの嵌合部材との係合構造を示す要部斜視図である。 図1の実施形態における可動ベースの旋回中心が線材の中心からずれていることを説明するための平面図である。 図1の実施形態における1次曲げ部の折り曲げ動作の途中状態を示す平面図である。 図1の実施形態における1次曲げ部の折り曲げ動作の完了状態を示す平面図である。 図1の実施形態における最も外側に位置する治具を旋回させる旋回プレートの旋回中心が線材の中心からずれていることを説明するための平面図である。 図1の実施形態におけるコイル幅小の1次曲げ成形体を成形する場合の治具の配置状態を示す斜視図である。 コイル幅大の1次曲げ成形体を成形する場合の治具の配置状態を示す斜視図である。 図1の実施形態における成形装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図1の実施形態における折り曲げ動作の制御工程を概略的に示すフローチャートである。 図1の実施形態におけるコイル幅小の1次曲げ成形体を成形する場合の折り曲げ動作の制御工程を示すタイミングチャートである。 コイル幅大の1次曲げ成形体を成形する場合の折り曲げ動作の制御工程を示すタイミングチャートである。 1次曲げ部の構成の変形例を示す要部平面図である。
以下、本発明の一実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に述べる実施形態は、線材として断面が四角形状の平角線を用いる場合について説明するが、例えば丸形状、正方形形状、多角形状若しくはその他の任意の断面形状の単線、又は撚り線による線材であっても本発明は適用可能である。
図1に示すように、本実施形態に係る回転電機の製造装置100は、コイルセグメント成形装置1と、コイルセグメント成形装置1で成形されたコイルセグメントを回転電機の周方向に沿って円環状に配列されたスロットに対応させてアセンブルするコイル組立装置2とを備えている。コイルセグメント成形装置1は、線材供給部3と、線材供給部3から供給された所定長さの直線状の線材を同一平面(本実施形態では水平平面)内で所定の形状(例えばU字形状)に曲げ加工する1次曲げ部4と、1次曲げ部4で曲げ加工されたコイルセグメント(1次曲げ成形体)をこのコイルセグメントの軸線及び上述の平面と垂直な平面(本実施形態では垂直平面)内において曲げ加工すると共にその先端部にコイルセグメントのスロット挿入部がコアの径方向にずれるための形状(クランク形状)を付与する2次曲げ部5とを備えている。
線材供給部3は、表面が絶縁層で被覆された平角線による線材6が巻かれたボビン7と、ボビン7から線材6を引き出して供給方向を変える供給方向転換部8と、線材6のフラットワイズ面を挟持して搬送する複数のローラ対9aと、線材6のエッジワイズ面を挟持して搬送する複数のローラ対9bと等を有し、長手方向の歪みを矯正する矯正搬送部9と、歪みが矯正された線材6の所定長さに対応する両端部における被覆絶縁層を剥離する剥離部10と、剥離部10を通過した線材6を所定長さ位置で切断する切断部11とを備えている。本実施形態における剥離部10はレーザ光で被覆絶縁層を剥離する構成を有し、剥離範囲は次の線材の片側端部の剥離部を含んでいる。従って、切断部11は剥離範囲の中央部で線材6を切断するように構成されている。なお、剥離部10として、レーザ光を用いることなく、機械的な切削又は削り取りで線材6の被覆絶縁層を剥離する構成を用いても良いことはもちろんである。
1次曲げ部4によって曲げ加工された線材6、即ちU字形状に曲げられた1次曲げ成形体は、1次曲げ部4と2次曲げ部5との間に配置された移送機構12によって2次曲げ部5へ移送される。移送機構12はエアシリンダによる1対のチャック部(図示無し)を備えており、この1対のチャック部は1次曲げ成形体の両脚部(1対のスロット挿入部)が曲げによって旋回してくる範囲にチャック片が開放された状態で待機している。チャック部が1次曲げ成形体の両脚部を把持すると、移送機構12は上昇して1次曲げ部4から1次曲げ成形体を外し、2次曲げ部5へ移送する。移送機構12で移送された1次曲げ成形体はその両脚部の端部が保持部材13で保持される。1次曲げ成形体を保持部材13に受け渡した移送機構12が退避してスペース的にコイルエンド部(渡り部)側が開放された状態で、このコイルエンド部に対して2次曲げ部5による段差形状(クランク形状)の曲げを含む曲げ加工がなされる。なお、図1に示す構成では、線材供給部3の供給方向転換部8、矯正搬送部9、剥離部10及び切断部11と、1次曲げ部4とが図1(a)にて横方向に一列状に配置され、2次曲げ部5が1次曲げ部4に対して図1(a)にて縦方向(直角方向)に配置され、コイル組立装置2が2次曲げ部5に対して図1(a)にて横方向に配置されているが、これら供給方向転換部8、矯正搬送部9、剥離部10、切断部11、1次曲げ部4、2次曲げ部5及びコイル組立装置2が図1(a)にて横方向に一列状に配置されていても良い。即ち、コイルセグメントの成形部とコイルの組立部との配置の制限、換言すれば、単一の製造装置においてコイル形成が完結する構成であれば、レイアウト上の制限はない。
次に、1次曲げ部4の構成及び曲げ動作について詳細に説明する。
1次曲げ部4は、図2に示すように、両端部が剥離された直線状に延びる所定長さの線材6を支持する複数の凹溝をそれぞれ備えた複数(ここでは6個)のブロック状の治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bを有している。同図においては、線材6の両端の剥離部分はドットで表示されている。これらの治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの回転移動又は直線移動が、設定された制御データに基づいてそれぞれ数値制御(NC制御)される。なお、本明細書において「回転移動」とは、回転中心(旋回中心)に関して回転(旋回)することを意味する。
本実施形態において、線材6は、この1次曲げ部4によって、同一平面内で図3(a)に示すU字形状に曲げ加工されることにより、コイルセグメントの1次曲げ成形体17Aとなる。1次曲げ成形体17Aは、頂角の角度(以下、「中央角度」という)が角度θ1の山形形状をなす渡り部17aと、この渡り部17aとの角度(以下、「肩部角度」という)が角度θ2となるように連結され、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部17b及び17cとからなる。これら渡り部17a並びに1対のスロット挿入部17b及び17cは、同一平面上に位置するように成形されている。なお、この1次曲げ成形体17Aは渡り部17aの各片の長さがL1と小さい、コイル幅小の例である。
本実施形態における治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bは、図2に示すように、1次曲げ部4の折り曲げ中心線C(曲げ中心線)に対して、換言すれば、線材6の軸方向の中央位置を基準として、左右側に等数(3個ずつ)、線対称に配置されている。折り曲げ中心線Cに対して最も内側に配置された1対の治具14A及び14Bは、回転移動することにより1次曲げ成形体17Aの渡り部17aの中央角度が角度θ1となる折り曲げを行うために設けられている。実際には、これら1対の治具14A及び14Bと共に1対の治具15A及び15B並びに1対の治具16A及び16Bも回転移動する。一方、折り曲げ中心線Cに対して最も外側に配置された1対の治具16A及び16B並びにその隣の1対の治具15A及び15Bは、回転移動することにより肩部角度が角度θ2となる折り曲げを行うために設けられている。治具14A及び治具15A間の距離m及び治具14B及び治具15B間の距離mによって、図3(a)に示す1次曲げ成形体17Aの渡り部17aの各片の長さL1のコイル幅が規定される。
図2に示すように、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bは、上面が開口し横方向に貫通する凹溝14A−1、14B−1、15A−1、15B−1、16A−1及び16B−1をそれぞれ有している。各凹溝の幅w1は平角線である線材6の幅(エッジワイズ方向の幅)w2よりも僅かに大きくなるように設定されており、これにより線材6はエッジワイズ方向の曲げ動作中、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの凹溝によって確実に支持されるように構成されている。各治具による線材6の支持構成は特定の形状に限定されないが、ここでは凹溝に収容して曲げ方向の動きを拘束する形態を採っている。各凹溝の深さd1は線材6の厚み(フラットワイズ方向の幅)d2以上となるように設定されている。なお、各溝の幅w1は1次曲げ成形体17Aの寸法精度を高めるために線材6を密接に収容して支持できる幅となっている。この幅w1は可変ではなく、コイルの種類に応じて線材6の幅w2が変更となった場合には、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの交換が必要となる。このため、これら治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bは、後述する支持部材に対して固定ネジ等により着脱可能に設けられている。
1次曲げ部4の曲げ加工が開始される前の初期状態においては、図2に示すように、これら治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの凹溝14A−1、14B−1、15A−1、15B−1、16A−1及び16B−1が互いに一直線上に並ぶように設定されている。即ち、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの初期位置である。
図2に示すように、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの凹溝14A−1、14B−1、15A−1、15B−1、16A−1及び16B−1内における、線材6のエッジワイズ側の面と接するエッジ部分14A−2、14B−2、15A−2、15B−2、16A−2及び16B−2は、曲げ加工動作中にその角の形状で線材6の絶縁層を傷付けないように、湾曲形状に形成されている。また、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの外面には、曲げ加工動作中の変位による他の治具との干渉を避けるために、面取り部14A−3、14B−3、15A−3、15B−3、16A−3及び16B−3がそれぞれ形成されている。従来のように目的の曲げ形状に対応した加工面を有する1対の成形型でプレスする方式では、線材の両面、場合によっては周面全体がプレス圧を受けるため、その線材の絶縁層が傷付き易かった。曲げ加工精度を上げようとすると成形面のエッジが先鋭化するが、ここに応力が集中して絶縁層が傷付き易かった。また、成形型でプレスする方式では、実際にプレスしてみないと絶縁層が傷付くかどうかわからず、不具合があった場合に成形型作製のやり直しが必要となり高コスト化を招来していた。本実施形態では上記のように線材6を治具の凹溝に収容しただけの、開放系内での曲げ加工であるため、線材の絶縁層の傷付きは生じない。
なお、上述の説明では、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bは、上面が開口し横方向に貫通する凹溝14A−1、14B−1、15A−1、15B−1、16A−1及び16B−1をそれぞれ有し、これら凹溝内に線材6が上方から挿入される構成としたが、凹溝内に線材6が横方向から挿入される構成としても良い。また、曲げ加工動作中に上面開口型の凹溝によって線材6を拘束して支持する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bを、上下重ね合わせ構造とすることにより線材6が挿通される挿通穴を有する構成とし、線材6を横方向から挿通して曲げ加工を行い、1次曲げ加工終了後に上側又は下側の治具を移動させて開放する構成としても良い。
1次曲げ部4が線材6の曲げ加工を行う場合、まず、所定長さに切断された線材6が、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの直線状に配列された凹溝内に上方から挿入・載置され、橋渡し状態で支持される。次いで、1次曲げ部4による曲げ加工動作が開始される。
図4は1次曲げ部4によるこの曲げ加工動作を概略的に示している。同図(a)は、線材6が治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの互いに直線状に並んだ凹溝内に橋渡し状態にセットされ支持されている状態を示している。この状態から治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bが回転移動することにより、同図(b)に示すように線材6の1回目の折り曲げ加工が行われ、次いで、2回目の折り曲げ加工が行われて最終的に同図(c)に示すようにU字形状の1次曲げ成形体17Aが形成される。
上述したように、本実施形態では、6個の治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bが折り曲げ中心線Cについて線対称に配置され、線対称位置に配置された1対の治具が制御データに基づいて線対称に回転移動又は直線移動する。従って、本実施形態の1次曲げ部4で形成される1次曲げ成形体17Aは、図3(a)に示すように線対称のU字形状となる。制御データを変更して治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの回転移動量又は直線移動量を変えれば、種々の形状の1次曲げ成形体を形成することができる。例えば、折り曲げ加工前の初期状態時又は折り曲げ加工時に、1対の治具15A及び15Bと1対の治具16A及び16Bとを折り曲げ中心線Cから離れる方向に直線移動し、前述した治具14A及び治具15A間の距離m及び治具14B及び治具15B間の距離mを増大させた状態で2回目の折り曲げ加工を行えば、図3(b)に示すように、渡り部17a′の各片の長さがL2であり、図3(a)の渡り部17aの各片の長さL1より大きい(L2>L1)、従ってコイル幅の大きい線対称の1次曲げ成形体17Bを作製することができる。また、1対の治具14A及び14Bの回転移動量を変えて中央角度が角度θ3となるように折り曲げし、折り曲げ加工前の初期状態時又は折り曲げ加工時に、一方の治具15B及び治具16Bのみを折り曲げ中心線Cから離れる方向に直線移動し、前述した治具14B及び治具15B間の距離mを増大させた状態で2回目の折り曲げ加工を行えば、図3(c)に示すように、渡り部17a″の中央角度の角度や一辺の長さが左右で異なる非線対称の1次曲げ成形体17Cを作製することができる。このように、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bを移動させる量(制御データ)を変更するだけで、種々の形状のコイルセグメントに対応した1次曲げ成形体を、成形用の部品(治具)を交換することなく、直ちに得ることができる。前述したように、回転電機の1つのコイルには複数種類の形状コイルセグメントが存在するが、本実施形態では複数種類の制御データを入力しておけば、読み出される制御データに基づいて各治具が自動的に移動し、複数種類のコイルセグメント(1次曲げ成形体)が連続的に作製される。このため、ストック管理を要することなく1つのコイル形成に必要な複数種類のコイルセグメント(1次曲げ成形体)を一括で作製することができる。
このように本実施形態においては、成形すべき曲げ形状に応じた形状を持たない単なるブロック状の複数の治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bを、1つの平面上(水平面上)で制御データに基づくNC制御によって回転移動又は直線移動させるだけでコイルセグメントの1次曲げ成形体を形成するものである。従って、本実施形態によれば、従来技術のように成形すべき曲げ形状に応じた形状を有する成形型を用いる必要がなく、NC制御される複数の治具を用いているので、高額な型製作費用が不要となり、コイルセグメントの製造コストが安価となる。また、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、成形型交換等の作業が不要となるため、型交換に起因するダウンタイムが生じず、作業時間の短縮化を図ることができると共に、作業性が極めて容易となる。
次に、上述した治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの支持構造及び駆動構成について詳細に説明する。
図5及び図6に示すように、1次曲げ部4は、前方(図6にて下方)であって折り曲げ中心線Cを中心とする中央部に切り欠き部を有する固定ベース18と、この固定ベース18上の前方部分に折り曲げ中心線Cについて線対称に配置固定された1対の円弧状のガイドレール19A及び19Bと、これらガイドレール19A及び19Bにそれぞれ係合しておりこれらガイドレール19A及び19Bに沿ってそれぞれ摺動可能な可動ベース20A及び20Bと、可動ベース20A及び20Bをガイドレール19A及び19Bに沿ってそれぞれ移動させる駆動機構21等を備えている。
ガイドレール19A及び19Bは折り曲げ中心線C上の1点が円弧の中心となるように構成されている。
駆動機構21は、折り曲げ中心線Cに沿ったDX方向の回転軸を有するボールネジ部22と、このボールネジ部22に螺合しておりDX方向に摺動可能なナット部23と、ボールネジ部22を回転駆動するサーボモータ24と、ナット部23に固定されており、ボールネジ部22の回転に伴ってDX方向に移動するスライダ25と、スライダ25と可動ベース20A及び20Bとの間に回転自在なジョイントを介してそれぞれ連結されたアーム26A及び26Bとを備えている。アーム26A及び26Bの可動ベース20A及び20B側のジョイントは、連結軸42A及び42B(図7参照)の位置にそれぞれ設けられている。
可動ベース20Aには、その回転軸がDX方向と直交するDU方向に沿って配置され、治具15A及び16Aを直線移動させて治具15A及び治具14A間の距離mを変更可能な駆動機構27Aと、その回転軸が駆動機構27Aと平行なDY方向に配置され、治具16Aを回転移動させる駆動機構28Aとが設けられている。可動ベース20Bには、駆動機構27Aに対向すると共にその回転軸がDX方向と直交するDV方向に沿って配置され、治具15B及び16Bを直線移動させて治具15B及び治具14B間の距離mを変更可能な駆動機構27Bと、駆動機構28Aに対向して配置されると共にその回転軸が駆動機構27Bと平行なDZ方向に配置され、治具16Bを回転移動させる駆動機構28Bとが設けられている。
駆動機構27Aは、DU方向の回転軸を有するボールネジ部29Aと、このボールネジ部29Aに螺合しておりDU方向に摺動可能なナット部30Aと、ボールネジ部29Aを回転駆動するサーボモータ31Aと、ナット部30Aに固定されており、ボールネジ部29Aの回転に伴ってDU方向に移動するスライドプレート32Aとを備えている。このスライドプレート32Aには治具15Aが固定されていると共に、カムフォロア33Aを有する旋回プレート34Aが旋回可能に軸支されており、旋回プレート34Aには治具16Aが固定されている。駆動機構28Aは、DY方向の回転軸を有するボールネジ部35Aと、このボールネジ部35Aに螺合しておりDY方向に摺動可能なナット部36Aと、ボールネジ部35Aを回転駆動するサーボモータ37Aと、ナット部36Aに固定されており、ボールネジ部35Aの回転に伴ってDY方向に移動する旋回駆動プレート38Aとを備えている。旋回駆動プレート38Aはカムフォロア33Aに係合する係合凹部39Aを有している。
駆動機構27Bは、DX方向と直交するDV方向の回転軸を有するボールネジ部29Bと、このボールネジ部29Bに螺合しておりDV方向に摺動可能なナット部30Bと、ボールネジ部29Bを回転駆動するサーボモータ31Bと、ナット部30Bに固定されており、ボールネジ部29Bの回転に伴ってDV方向に移動するスライドプレート32Bとを備えている。このスライドプレート32Bには治具15Bが固定されていると共に、カムフォロア33Bを有する旋回プレート34Bが旋回可能に軸支されており、旋回プレート34Bには治具16Bが固定されている。駆動機構28Bは、DZ方向の回転軸を有するボールネジ部35Bと、このボールネジ部35Bに螺合しておりDZ方向に摺動可能なナット部36Bと、ボールネジ部35Bを回転駆動するサーボモータ37Bと、ナット部36Bに固定されており、ボールネジ部35Bの回転に伴ってDZ方向に移動する旋回駆動プレート38Bとを備えている。旋回駆動プレート38Bはカムフォロア33Bに係合する係合凹部39Bを有している。
上述したように、治具14A、15A及び16A並びに駆動機構27A及び28Aは可動ベース20A上に設けられており、この可動ベース20Aの回転移動と共に回転移動する。また、治具14B、15B及び16B並びに駆動機構27B及び28Bは可動ベース20B上に設けられており、この可動ベース20Bの回転移動と共に回転移動する。
図7に示すように、可動ベース20Aの下面にはガイドレール19Aに嵌合する2つの嵌合部材40Aがこのガイドレール19Aの円弧に沿った互いに離隔した位置に4本のネジで取り付けられている。可動ベース20Bの下面にも同様にガイドレール19Bに嵌合する2つの嵌合部材40Bがこのガイドレール19Bの円弧に沿った互いに離隔した位置に4本のネジで取り付けられている。ガイドレール19Aは、本実施形態では、図8に示すように、上下部が幅広の断面を有するレール形状を有しており、嵌合部材40Aはこのガイドレール19Aの上面及び側面に嵌合しガイドレール19Aに沿って摺動する構造を有している。嵌合部材40Bも同様の形状を有しており、同様にガイドレール19Bに嵌合し摺動するように構成されている。
ガイドレール19A及び19Bの円弧の中心、即ち可動ベース20A及び20Bの回動移動の中心は、図7に示すように、折り曲げ中心線C上の1点である旋回中心41となる。なお、本実施形態においては、可動ベース20A及び20Bの回動移動動作を、固定ベース18上に設けられたレール形状のガイドレール19A及び19Bに可動ベース20A及び20Bの嵌合部材40A及び40Bがそれぞれ嵌合して摺動する構成としたが、固定ベース18上に凹溝を有するガイドレールを設け、可動ベース20A及び20B側に設けた凸部がこの凹溝に係合する構成としても良い。
可動ベース20A及び20Bの旋回中心41は、図9に示すように、折り曲げ中心線C上であって、線材6の中心線43から曲げる内側(図9にて下側)へ若干の距離t(例えばt=0.5mm)だけずれた位置に設定されている。その理由は、線材6をエッジワイズ方向に曲げると、曲げの内側では圧縮作用によって厚みの膨張が生じ、曲げの外側では引っ張り作用によって厚みの縮小が生じる。この厚みの変化は曲げの内側では外側より大きいため、曲げによる線材6の伸縮をできる限り少なくするため、上記のように可動ベース20A及び20Bの旋回中心41を曲げる内側にずらしている。
次に、本実施形態の1次曲げ部4の曲げ加工動作について、図6、図10及び図11に基づいて説明する。
1次曲げ部4が初期状態にある場合は、図6に示すように、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの凹溝が互いに直線状に並んだ状態にあり、直線状の線材6がこれら治具の凹溝内に挿入・載置され、橋渡し状態で支持されている。
この状態から駆動機構21が動作すると、スライダ25がDX+方向へ前進し、これによってアーム26A及び26Bをそれぞれ介して可動ベース20A及び20Bが旋回中心41の回りを回転移動する。治具14A、15A及び16A並びに治具14B、15B及び16Bが可動ベース20A及び20Bにそれぞれ固定されているので、これら治具14A、15A及び16A並びに治具14B、15B及び16Bは可動ベース20Aが20Bと共に回転移動し、これによって線材6が折り曲げ中心線Cの部分で折り曲げられ、渡り部17aの中央角度が制御データに基づく設定角度としての角度θ1となるまで折り曲げ加工される。この旋回による1回目の折り曲げ加工後の状態が図10に示されている。
中央角度が角度θ1となると、駆動機構28A及び28Bが動作し、旋回駆動プレート38AがDY+方向(図6参照)に移動し、旋回駆動プレート38BがDZ+方向に移動する。これにより、図12により詳細に示されているように、係合凹部39A及び39Bがカムフォロア33A及び33Bをそれぞれ押圧して旋回プレート34A及び34Bがその旋回中心44(図12参照)を中心にして旋回する。旋回プレート34A及び34Bのこの旋回により治具16A及び16Bが回転移動し、線材6の肩部角度が制御データに基づく設定角度としての角度θ2となるまで折り曲げ加工されU字形状の曲げ加工が完了する。2回目の折り曲げ加工後の状態が図11に示されている。
旋回プレート34A及び34Bの旋回中心44、即ち治具16A及び16Bの回転移動(旋回)の中心は、図12に示すように、線材6の中心線43から曲げる内側へ若干の距離t(例えばt=0.5mm)だけずれた位置に設定されている。その理由は、線材6をエッジワイズ方向に曲げると、曲げの内側では圧縮作用によって厚みの膨張が生じ、曲げの外側では引っ張り作用によって厚みの縮小が生じる。この厚みの変化は曲げの内側では外側より大きいため、曲げによる線材6の伸縮をできる限り少なくするため、上記のように旋回プレート34A及び34Bの旋回中心44、即ち治具16A及び16Bの回転移動(旋回)の中心を曲げる内側にずらしている。
前述したように、治具14A及び治具15A間の距離m及び治具14B及び治具15B間の距離mを変化させることによって、1次曲げ成形体17Aの渡り部17aの各片の長さを変化させることができる。このように渡り部17aの各片の長さを変化させることによって、U字形状の1次曲げ成形体17Aの幅(コイル幅)を変化させ、要求にあったコイルセグメントを作製することができる。この距離mの設定は、駆動機構27A及び27Bによって行われる。即ち、駆動機構27A及び27Bが動作すると、治具15A及び治具16Aが取り付けられているスライドプレート32AがDU方向に直線移動すると共に治具15B及び治具16Bが取り付けられているスライドプレート32BがDV方向に直線移動することにより、距離mを変化させることができる。なお、上記のようにスライドプレート32A及び32Bにはそれぞれカムフォロア33A及び33Bが固定され、これらのカムフォロア33A及び33Bは旋回駆動プレート38A及び38Bの係合凹部39A及び39Bに係合しているので、旋回駆動プレート38A及び38Bがスライドプレート32A及び32Bと同期移動するように駆動機構28A及び28Bが動作する。以降ではこれらの同期移動を適宜スライドプレート32A及び32Bのみの移動として略す。
距離mの設定は曲げ加工が開始される前に設定しても良いが、曲げ加工動作中であっても治具16A及び16B自体が旋回するまでは可能である。なお、スライドプレート32A及び32Bは、曲げ加工開始前の初期状態においてはホームポジションに位置しており、与えられた制御データに基づいてこのホームポジションから移動するように構成されている。コイル幅小の1次曲げ成形体17Aを作製する場合は、図13に示すように、治具14A及び15A間の距離m並びに治具14B及び15B間の距離mを小さく設定し、コイル幅大の1次曲げ成形体17Bを作製する場合は、図14に示すように、治具14A及び15A間の距離m並びに治具14B及び15B間の距離mを大きく設定する。これら治具のホームポジションは線材6の折り曲げ中心線C寄りの位置に設定しても良く、折り曲げ中心線Cから遠ざかる位置に設定しても良い。
図15には、本実施形態における成形装置の電気的構成が示されている。同図に示すように、タッチパネル等の入力及びディスプレイ手段を含むヒューマンマシンインターフェース(HMI)45によって、線材の成形加工のための制御データの入力、メモリに記憶されている制御データの読み出し指示、メモリに記憶されている制御データの修正指示、NC制御の開始指示、又はNC制御の終了指示等が入力される。HMI45はイーサネット(登録商標)を介してプログラマブルロジックコントローラ(PLC)46に接続され、PLC46にはCC−Link等の高速ネットワークで第1のNCコントローラ47及び第2のNCコントローラ48が接続されている。PLC46は、種々の形状のコイルセグメントを成形するための制御データと制御プログラムとを少なくとも記憶するメモリとセントラルプロセッシングユニット(CPU)と入出力インタフェースとを備えており、CPUがそのプログラムに従って指示された制御データを第1のNCコントローラ47及び第2のNCコントローラ48へ転送する機能を有している。第1のNCコントローラ47は、1次曲げ部4における線材の長さ、コイルセグメントの中央角度θ1、ピッチ、及びコイルセグメントの肩部角度θ2等の制御データ、及び多軸制御実行についてのデータ展開を行い、さらに、2次曲げ部5における折り曲げ・プレス等の制御データ、及び多軸制御実行についてのデータ展開を行う。第2のNCコントローラ48は、コイル組立装置2におけるコイル配置等の制御データについてデータ展開を行う。PLC46と第1のNCコントローラ47及び第2のNCコントローラ48とにより、線材供給部3、1次曲げ部4、2次曲げ部5及びコイル組立装置2を制御する制御部49が構成されている。
第1のNCコントローラ47は、サーボリンク構成用の光通信ケーブル50を介して、線材供給部3、1次曲げ部4及び2次曲げ部5に接続されている。これら線材供給部3、1次曲げ部4及び2次曲げ部5においては、光通信ケーブル50に複数の増幅及び駆動回路が接続されており、これら複数の増幅及び駆動回路に複数のサーボモータがそれぞれ接続されている。複数の増幅及び駆動回路には、複数のサーボモータに機械的に連結されたエンコーダからの信号線がそれぞれ接続されている。
本実施形態において、1次曲げ部4は前述したように、5軸制御構成となっており、光通信ケーブル50には、DX方向駆動用のサーボモータ24の増幅及び駆動回路、DY方向駆動用のサーボモータ37Aの増幅及び駆動回路、DZ方向駆動用のサーボモータ37Bの増幅及び駆動回路、DU方向駆動用のサーボモータ31Aの増幅及び駆動回路、並びにDV方向駆動用のサーボモータ31Bの増幅及び駆動回路が接続されている。
第2のNCコントローラ48は、サーボリンク構成用の光通信ケーブル51を介して、コイル組立装置2に接続されている。コイル組立装置2においては、光通信ケーブル51に複数の増幅及び駆動回路が接続されており、これら複数の増幅及び駆動回路に複数のサーボモータがそれぞれ接続されている。複数の増幅及び駆動回路には、複数のサーボモータに機械的に連結されたエンコーダからの信号線がそれぞれ接続されている。
PLC46及び第1のNCコントローラ47は、図16に示すステップに基づいて線材の1次曲げ動作を制御する。以下、図16のフローチャート及び図17のタイミングチャートを用いて、1次折り曲げ動作を詳細に説明する。なお、以下の説明は、コイル幅が小さい、即ち渡り部の各辺の長さがL1の1次曲げ成形体17Aを作成する場合であり、コイル幅が大きい、即ち渡り部の各辺の長さがL2の場合は、図18のタイミングチャートを用いて説明する。
まず、PLC46は、複数形状のコイルセグメントのうち、次に成形を行うコイルセグメントに関する線材の長さ、中央角度θ1、渡り部17aの各辺の長さ、肩部角度θ2等を規定する一連の制御データをメモリから読み出し、第1のNCコントローラ47へ出力する(ステップS1)。
第1のNCコントローラ47は、これにより受信した制御データを展開し、指定されたアドレスの駆動機構のNC制御を実行する。まず、線材供給部3における剥離部10及び切断部11により、線材の両端部の絶縁層の剥離及び所定長さへの切断のNC制御を行う(ステップS2)。即ち、線材6の長さに関する制御データを展開して剥離部10の駆動機構に出力し対象となるサーボモータを駆動して線材の両端部に相当する部分の絶縁層の剥離を実行し、線材6の長さに関する制御データを展開して切断部11の駆動機構へ出力し対象となるサーボモータを駆動して線材を所定長さに切断する。
次いで、第1のNCコントローラ47は、図示しない搬送機構により、切断された線材6を搬送するNC制御を行う(ステップS3)。即ち、搬送のための制御データを展開して搬送機構の駆動機構に出力し対象となるサーボモータを駆動して所定長さに切断された直線状の線材6を、初期状態に設定されている治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bまで搬送し、それらの凹溝14A−1、14B−1、15A−1、15B−1、16A−1及び16B−1内に挿入する。
次いで、第1のNCコントローラ47は、駆動機構21により線材6の中央角度の軽度の曲げ加工を開始するNC制御を行う(ステップS4)。即ち、中央角度の軽度の曲げ加工を行うための制御データを展開して駆動機構21に出力し対象となるサーボモータを駆動して線材6の中央角度の折り曲げ動作を開始させる。具体的には、制御データによって駆動機構21のサーボモータが作動し、可動ベース20A及び20Bが旋回してその上の治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bが軽度(例えば角度θ1の50%程度)に回転移動(旋回)し、線材6の中央角度の軽度の折り曲げが行われる。図17の領域(1)がこの場合の駆動機構21の動作状態を表している。
第1のNCコントローラ47は、駆動機構21の動作開始から僅かに遅れて(例えばスライダ25が30mm移動した時点で)、駆動機構27A及び27Bによりコイル幅調整のNC制御を行う(ステップS5)。即ち、コイル幅調整のための制御データを展開して駆動機構27A及び27Bへ出力し対象となるサーボモータを駆動してスライドプレート32A及び32Bを直線移動させる。これにより、スライドプレート32A及び32Bがホームポジションから与えられた制御データに応じた距離mを得るための移動量分移動して渡り部の各辺の長さ(コイル幅)の調整がなされる。図17の領域(1)がこの場合の駆動機構27A及び28Aの動作状態を表している。
次いで、第1のNCコントローラ47は、駆動機構21により線材6の中央角度が設定角度θ1まで折り曲げ加工するNC制御を行う(ステップS6)。即ち、中央角度を設定角度θ1とする曲げ加工を行うための制御データを展開して駆動機構21に出力し対象となるサーボモータを駆動して線材6の中央角度が設定角度θ1となるまで折り曲げ動作を行う。具体的には、制御データによって駆動機構21のサーボモータが作動し、可動ベース20A及び20Bが旋回してその上の治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの回転移動(旋回)が行われ、線材6の中央角度が設定角度θ1まで折り曲げられる。図17の領域(2)がこの場合の駆動機構21の動作状態を表している。
中央角度が角度θ1まで曲げ終わったタイミングで、第1のNCコントローラ47は、駆動機構28A及び28Bにより線材6の肩部角度を折り曲げ加工するNC制御を行う(ステップS7)。即ち、肩部角度の曲げ加工を行うための制御データを展開して駆動機構28A及び28Bに出力し対象となるサーボモータを駆動して線材6の肩部角度の折り曲げ動作を行う。具体的には、制御データによって駆動機構28A及び28Bのサーボモータが作動し、旋回駆動プレート38A及び38BがDY+方向及びDZ+方向にそれぞれ所定距離移動すると共に旋回プレート34A及び34Bがその旋回中心44を中心にして旋回し、治具16A及び16Bが回転移動(旋回)して肩部角度が角度θ2まで折り曲げられる。図17の領域(3)がこの場合の駆動機構28Aの動作状態を表している。
中央角度θ1及び/又は肩部角度θ2は、スプリングバックを考慮して強めに曲げる観点から設定されている。この種の曲げ加工では、曲げた後に押圧力を解除すると材質上の弾性で若干元に戻る、いわゆるスプリングバック現象が生じる可能性がある。このスプリングバックによる戻り量は線材6の材質、フラットワイズ方向の幅d2、エッジワイズ方向の幅w2等のパラメータによって異なる。成形型で押圧して成形する従来方式では、あらかじめスプリングバックの影響を考慮して成形面を設計しても、事後的にスプリングバックの影響が判明した場合には型を作製し直さなければならず、成形型作成費用が高くなりコイルセグメントの成形コスト、ひいては回転電機の製造コスト上昇を招いていた。成形型作成のやり直しが複数回となる場合には大幅なコスト上昇となっていた。本実施形態では、スプリングバックの影響が判明した場合には制御データを補正するだけで修正できるため、成形用部品の作り直しは一切発生しない。スプリングバックの影響を抑制できるデータを上記のパラメータであらかじめ実験により取得して制御テーブルを作成しても良いし、入力された線材6の種類に応じてスプリングバックを抑制できる成形条件が自動的に設定されるようにしても良い。
肩部角度が角度θ2まで折り曲げ終わった時点で、第1のNCコントローラ47は、移送機構12(図1参照)により、1次曲げが終了した線材である1次曲げ成形体17Aを取り外して移送するNC制御を行う(ステップS8)。即ち、取り外し及び移送のための制御データを展開して移送機構12の駆動機構に出力し対象となるサーボモータを駆動して1次曲げ成形体17Aをエアシリンダによる1対のチャック部で把持して、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bから取り外し(凹溝からの引き上げ)、2次曲げ部5へ移送する。図17の領域(4)がこの場合の各駆動機構21、27A及び28Aの動作状態を表している。
その後、第1のNCコントローラ47は、1次曲げ部4の駆動機構をリセットし、次のコイルセグメントの1次曲げに備える。具体的には、まず、駆動機構27A及び27Bによりスライドプレート32A及び32BをDU−方向及びDV−方向にそれぞれ少し戻す。図17の領域(5)がこの場合の駆動機構27Aの動作状態を表している。次いで、駆動機構28A及び28Bにより旋回駆動プレート38A及び38BをDY+方向及びDZ+方向それぞれの戻し用の仮位置まで移動させる。図17の領域(6)がこの場合の駆動機構28Aの動作状態を表している。上記のように、スライドプレート32A及び32Bと旋回駆動プレート38A及び38Bはカムフォロアと係合凹部を介して係合しているので、これらを一度にホームポジションに戻すことができないため、図17の領域(5)、(6)の段階を経るようになっている。次いで、駆動機構21によりスライダ25をDX−方向に戻し始める。図17の領域(7)がこの場合の駆動機構21の動作状態を表している。次いで、スライダ25の戻り終わりのタイミングで、駆動機構28A及び28Bにより旋回駆動プレート38A及び38BをDY+方向及びDZ+方向にリセットし、駆動機構27A及び27Bによりスライドプレート32A及び32BをDU−方向及びDV−方向にそれぞれリセットする。図17の領域(8)がこの場合の駆動機構28A及び27Aの動作状態を表している。
第1のNCコントローラ47による2次曲げ部5のNC制御及び第2のNCコントローラ48によるコイル組立装置2のNC制御については、本明細書では説明を省略する。
図18は、渡り部の各辺の長さ(コイル幅)が大きい1次曲げ成形体17B(図3(b)参照)を成形する場合の第1のNCコントローラ47の制御動作のタイミングチャートである。コイル幅の大きいセグメントを成形する場合の図18のタイミングチャートでは、図17のタイミングチャートと比べて、広幅であるために旋回駆動プレート38A及び38Bとスライドプレート32A及び32Bのホームポジションからの移動量が少ない。即ち、治具14A及び15A間並びに治具14B及び15B間の距離mが大きくなるため、曲げ中心から離れた側に設定されたホームポジションからの移動量が少なくなっている。また、旋回駆動プレート38A及び38Bのホームポジションからの移動量は少ないが、治具16A及び16Bを旋回させるための移動量が図17の場合と同じであるため、領域(4)において、DY方向(駆動機構28A)についてのラインがDU方向(駆動機構27A)についてのラインを越えている。その他は、前述した実施形態の場合と同様の制御が行われ、同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施形態では、コイルセグメントの1次曲げ成形体が線対称形状の場合についての例を説明したが、治具15A及び16A並びに治具15B及び16Bの移動量を互いに異ならせて変化させれば非線対称形状を得ることができる。また、上述の実施形態では治具14A及び14Bを可動ベース20A及び20Bにそれぞれ一体的に固定し、治具15A及び16A並びに治具15B及び16Bは旋回プレート34A及び34Bにそれぞれ一体的に設ける構成としたが、治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bを別個の駆動機構で移動させる構成としてもよい。ただし、上述の実施形態のような構成とすることにより、駆動機構の数を少なくすることができると共に制御構成を簡易にできる。
また、上記実施形態では、複数の治具14A、14B、15A、15B、16A及び16Bの全てが線材を支持した状態で回転移動(旋回)させる構成としたが、図19に示すように、治具16A及び16Bに代えて、側面に線材6のエッジワイズ面に当接する環状の溝を有して回転自在に支持された軸断面が円形のローラ状治具52A及び52Bを直線移動させて、それらの周面の溝で線材を押圧することにより肩部角度θ2を得る曲げ加工を行うようにしてもよい。この場合、治具52A及び52Bは曲げ加工がなされる平面に対して垂直方向から曲げ領域に進入した後、直線移動する構成としてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 コイルセグメント成形装置
2 コイル組立装置
3 線材供給部
4 1次曲げ部
5 2次曲げ部
6 線材
7 ボビン
8 供給方向転換部
9a、9b ローラ対
10 剥離部
11 切断部
12 移送機構
13 保持部材
14A、14B、15A、15B、16A、16B、52A、52B 治具
14A−1、14B−1、15A−1、15B−1、16A−1、16B−1 凹溝
14A−2、14B−2、15A−2、15B−2、16A−2、16B−2 エッジ部分
14A−3、14B−3、15A−3、15B−3、16A−3、16B−3 面取り部
17a、17a’、17a” 渡り部
17b、17c スロット挿入部
17A、17B、17C 1次曲げ成形体
18 固定ベース
19A、19B ガイドレール
20A、20B 可動ベース
21、27A、27B、28A、28B 駆動機構
22、29A、29B、35A、35B ボールネジ部
23、30A、30B、36A、36B ナット部
24、31A、31B、37A、37B サーボモータ
25 スライダ
26A、26B アーム
32A、32B スライドプレート
33A、33B カムフォロア
34A、34B 旋回プレート
38A、38B 旋回駆動プレート
39A、39B 係合凹部
40A、40B 嵌合部材
41 旋回中心
42A、42B 連結軸
43 中心線
45 HMI
46 PLC
47 第1のNCコントローラ
48 第2のNCコントローラ
49 制御部
50、51 光通信ケーブル
100 回転電機の製造装置
C 曲げ中心線

Claims (18)

  1. 直線状の線材を、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と該1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に同一平面内で曲げ加工する1次曲げ部を備えており、
    前記1次曲げ部は、前記同一平面内に配置され前記線材を支持する複数の治具と、前記複数の治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて前記線材が前記所定の形状となるように前記同一平面内でそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有していることを特徴とするコイルセグメント成形装置。
  2. 前記複数の駆動機構が、設定された移動量のデータに基づいて前記複数の治具をそれぞれ旋回又は直線移動させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコイルセグメント成形装置。
  3. 前記複数の駆動機構が、設定された移動角度又は移動距離のデータに基づいて前記複数の治具をそれぞれ旋回又は直線移動させるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコイルセグメント成形装置。
  4. 前記複数の治具が前記1次曲げ部の曲げ中心線に対して左右側に等数配置されており、該左右側に配置された複数の治具が該左右側に配置された1対のベース部材にそれぞれ支持されており、前記複数の駆動機構が、前記1対のベース部材を前記曲げ中心線上の1点を旋回中心として旋回させるように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコイルセグメント成形装置。
  5. 前記複数の治具が前記曲げ中心線について線対称に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のコイルセグメント成形装置。
  6. 前記複数の駆動機構が、前記左右側に配置された複数の治具のうち、最も外側に配置された治具のみを旋回させるように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のコイルセグメント成形装置。
  7. 前記複数の駆動機構が、前記左右側に配置された複数の治具のうち、最も外側に配置された治具及びその隣の治具を直線移動させるように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のコイルセグメント成形装置。
  8. 前記複数の治具が前記線材を収容する凹溝をそれぞれ有しており、曲げ加工がなされる前の初期位置において前記複数の治具の前記凹溝が互いに直線状に配列されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のコイルセグメント成形装置。
  9. 複数の治具を同一平面内に配置して直線状の線材を支持し、該複数の治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて移動させることにより、前記線材を互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と該1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に曲げ加工するコイルセグメント成形方法。
  10. 直線状の線材を、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と該1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に同一平面内で曲げ加工する1次曲げ部を備えており、
    前記1次曲げ部が、前記同一平面内に配置され前記線材を支持する複数の治具と、前記複数の治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて前記同一平面内でそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有していることを特徴とする回転電機の製造装置。
  11. 線材を供給する線材供給部と、該線材供給部から供給された直線状の線材を互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と該1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に同一平面内で曲げ加工する1次曲げ部と、該1次曲げ部によって曲げ加工された線材を前記同一平面と垂直な面内において曲げ加工する2次曲げ部と、該2次曲げ部によって曲げ加工されたコイルセグメントを回転電機のスロットに対応させて組み立てるコイル組立装置とを備えており、
    前記1次曲げ部が、前記同一平面内に配置され前記線材を支持する複数の治具と、前記複数の治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じて設定された移動量に基づいて前記同一平面内でそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有していることを特徴とする回転電機の製造装置。
  12. 前記複数の駆動機構が、設定された移動量のデータに基づいて前記複数の治具をそれぞれ旋回又は直線移動させるように構成されていることを特徴とする請求項10又は11に記載の回転電機の製造装置。
  13. 前記複数の駆動機構が、設定された移動角度又は移動距離のデータに基づいて前記複数の治具をそれぞれ旋回又は直線移動させるように構成されていることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の回転電機の製造装置。
  14. 前記複数の治具が前記1次曲げ部の曲げ中心線に対して左右側に等数配置されており、該左右側に配置された複数の治具が該左右側に配置された1対のベース部材にそれぞれ支持されており、前記複数の駆動機構が、前記1対のベース部材を前記曲げ中心線上の1点を旋回中心として旋回させるように構成されていることを特徴とする請求項10から13に記載の回転電機の製造装置。
  15. 前記複数の治具が前記曲げ中心線について線対称に配置されていることを特徴とする請求項14に記載の回転電機の製造装置。
  16. 前記複数の駆動機構が、前記左右側に配置された複数の治具のうち、最も外側に配置された治具のみを旋回させるように構成されていることを特徴とする請求項14又は15に記載の回転電機の製造装置。
  17. 前記複数の駆動機構が、前記左右側に配置された複数の治具のうち、最も外側に配置された治具及びその隣の治具を直線移動させるように構成されていることを特徴とする請求項14又は15に記載の回転電機の製造装置。
  18. 前記複数の治具が前記線材を収容する凹溝をそれぞれ有しており、曲げ加工がなされる前の初期位置において前記複数の治具の前記凹溝が互いに直線状に配列されていることを特徴とする請求項10から17のいずれか1項に記載の回転電機の製造装置。
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