JP2007143369A - ステータ製造装置 - Google Patents

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徳久 三品
Shingo Hashimoto
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Abstract

【課題】短いサイクルタイムで、連極コイルを安定してステータコア内に挿入配置し、ステータコアの軸方向端部から突出するコイルエンド部の形状を安定して成形できるステータ製造装置を提供すること。
【解決手段】ステータ製造装置1は、連極コイル8を形成するコイル巻取部2、連極コイル8を搬送するコイル受取搬送部3、ステータコア7を搬送するコア保持搬送部4、連極コイル8をステータコア7内へ挿入配置するコイル挿入部5、及びコイルエンド部82の形状を成形するコイル成形部6を有している。コイル受取搬送部3は、コイル巻取部2と対向する受取位置301と、コイル挿入部5と対向する挿入位置302とに水平方向に向けてスライド可能である。コア保持搬送部4は、コイル挿入部5と対向する受入位置401と、コイル成形部6と対向する成形位置402とに水平方向に向けてスライド可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線を巻回してなるコイルをステータコアに配設してなるステータを製造するステータ製造装置に関する。
モータ用のステータを製造するに当たっては、例えば、特許文献1のステータ製造装置に開示されるように、巻線ユニットにおいて複数の単極コイルが連なった連極コイルを形成し、この連極コイルを、挿入ユニットへ移載した後、この挿入ユニットから移動ユニットに保持するステータコア内に挿入配置している。また、移動ユニットは、保持部に保持したステータコアを、旋回アームを旋回させることにより、挿入ユニット上及び成形ユニット上へ移動させるよう構成されている。
そして、旋回アームを旋回させることによってステータコアを保持する保持部を挿入ユニット上まで移動させて、挿入ユニットによってステータコア内へ連極コイルを挿入配置し、次いで、旋回アームを旋回させることによってステータコアを保持する保持部を成形ユニット上まで移動させて、成形ユニットによってステータコア内に挿入配置された連極コイルの形状の成形を行っている。
しかしながら、上記特許文献1のステータ製造装置においては、移動ユニットは、片持ちはりの状態の旋回アームを旋回させて、保持部に保持するステータコアを移動させるよう構成されている。そのため、旋回アームの旋回量を正確に制御することが容易ではなく、ステータコアを挿入ユニット上及び成形ユニット上へ正確に配置することが容易ではない。
また、片持ちはりの状態の旋回アームには、たわみが生じ易く、ステータコアの中心軸線を、挿入ユニットの中心軸線又は成形ユニットの中心軸線に合わせることが容易ではない。そのため、万一、ステータコアの中心軸線と、挿入ユニットの中心軸線又は成形ユニットの中心軸線とに位置ずれが生じたときには、位置ずれを修正する作業が必要となり、ステータを製造するサイクルタイムの短縮が困難になる。
そのため、短いサイクルタイムで、連極コイルを安定してステータコア内に挿入配置し、ステータコアの軸方向端部から突出するコイルエンド部の形状を安定して成形するためには十分ではない。
特開2005−102402号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、短いサイクルタイムで、連極コイルを安定してステータコア内に挿入配置し、ステータコアの軸方向端部から突出するコイルエンド部の形状を安定して成形することができるステータ製造装置を提供しようとするものである。
本発明は、複数のコイル巻枠に順次電線を巻回し、当該各コイル巻枠にそれぞれ形成した単極コイルを連ねた連極コイルを形成するコイル巻取部と、
該コイル巻取部から上記連極コイルを受け取って保持し、該連極コイルを搬送するコイル受取搬送部と、
ステータコアを保持して搬送するコア保持搬送部と、
上記コイル受取搬送部に保持する上記連極コイルを、上記ステータコア内へ挿入配置するコイル挿入部と、
上記ステータコア内に挿入配置された上記連極コイルの一部が当該ステータコアの軸方向端部から突出してなるコイルエンド部の形状を成形するコイル成形部とを有しており、
上記コイル受取搬送部は、上記コイル巻取部と対向して、該コイル巻取部から上記連極コイルを受け取るための受取位置と、上記コイル挿入部と対向して、当該コイル受取搬送部に保持する上記連極コイルを上記ステータコア内へ挿入配置するための挿入位置とに水平方向にスライド可能であり、
上記コア保持搬送部は、上記コイル挿入部と対向して、当該コア保持搬送部に保持する上記ステータコア内に上記連極コイルを受け入れる受入位置と、上記コイル成形部と対向して、当該コア保持搬送部に保持する上記ステータコアの軸方向端部から突出する上記コイルエンド部の形状を成形するための成形位置とに水平方向にスライド可能であることを特徴とするステータ製造装置にある(請求項1)。
本発明のステータ製造装置は、連極コイルの形成、ステータコア内への連極コイルの挿入配置、及びステータコアにおける連極コイルのコイルエンド部の形状の成形を行う。また、本発明のステータ製造装置においては、連極コイルを保持するコイル受取搬送部と、ステータコアを保持するコア保持搬送部とを、別々に水平方向にスライドさせて、連極コイルの搬送とステータコアの搬送とを行う。
上記ステータ製造装置においてステータを製造するに当たっては、まず、上記コイル巻取部において、電線を巻回して複数の単極コイルが連なる連極コイルを形成する。そして、上記コイル受取搬送部を上記受取位置に位置させてコイル巻取部に対向させ、コイル巻取部からコイル受取搬送部へ連極コイルを受け渡す。
このとき、コイル受取搬送部は、水平方向に向けて受取位置までスライドさせ、水平方向におけるスライド端で停止させることができる。そのため、コイル受取搬送部を、コイル巻取部に対向する受取位置に位置決めすることが容易である。
次いで、連極コイルを受け取ったコイル受取搬送部を、受取位置から上記挿入位置までスライドさせてコイル挿入部と対向させる。
また、コイル巻取部において連極コイルを形成する前又は連極コイルを形成しているときには、コア保持搬送部にステータコアを保持させる。そして、ステータコアを保持するコア保持搬送部を上記受入位置に位置させてコイル挿入部と対向させる。
次いで、連極コイルを保持するコイル受取搬送部を挿入位置に位置させると共に、ステータコアを保持するコア保持搬送部を受入位置に位置させた状態で、コイル挿入部を動作させ、コイル受取搬送部における連極コイルをコア保持搬送部におけるステータコア内に挿入配置する。このとき、ステータコアにおいては、連極コイルの一部がステータコアの軸方向端部から突出して、コイルエンド部が形成される。
また、上記ステータコアへの連極コイルの挿入配置の際には、コイル受取搬送部は、水平方向に向けて挿入位置までスライドさせ、水平方向におけるスライド端で停止させることができる。そのため、コイル受取搬送部を、コイル挿入部に対向する挿入位置に位置決めすることが容易である。また、コア保持搬送部は、受入位置までスライドさせ、水平方向のスライド端で停止させることができる。そのため、コア保持搬送部を、コイル挿入部に対向する受入位置に位置決めすることが容易である。
次いで、連極コイルを挿入配置したステータコアを保持するコア保持搬送部を、受入位置から成形位置までスライドさせてコイル成形部に対向させる。そして、コイル成形部を動作させ、ステータコアの軸方向端部から突出するコイルエンド部の形状を成形する。
このとき、コア保持搬送部は、成形位置までスライドさせ、水平方向のスライド端で停止させることができる。そのため、コア保持搬送部を、コイル挿入部に対向する成形位置に位置決めすることが容易である。
このように、本発明においては、連極コイルを保持するコイル受取搬送部と、ステータコアを保持するコア保持搬送部とを、水平方向にスライドさせて位置決めを行う。そのため、コイル巻取部とコイル受取搬送部との位置合わせ、コイル受取搬送部とコイル挿入部との位置合わせ、コア保持搬送部とコイル挿入部との位置合わせ、及びコア保持搬送部とコイル成形部との位置合わせを簡単かつ安定して行うことができる。
また、コイル巻取部からコイル挿入部へ連極コイルを受け渡した後には、コイル巻取部は、コイル受取搬送部のスライド中、コイル挿入部の動作中、コア保持搬送部のスライド中又はコイル成形部の動作中等においても、次にステータコアに挿入配置するための連極コイル(次の連極コイル)の形成を行うことができる。
また、各部位の位置合わせを簡単かつ安定して行えることにより、位置ずれを修正するための作業が不要となる。
そのため、ステータを製造するサイクルタイムの短縮を図ることができる。
それ故、本発明のステータ製造装置によれば、短いサイクルタイムで、連極コイルを安定してステータコア内に挿入配置し、ステータコアの軸方向端部から突出するコイルエンド部の形状を安定して成形することができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記ステータ製造装置は、製造するステータの仕様に応じて、コイル巻取部において繰り返し連極コイルを形成することができ、コイル受取搬送部及びコア保持搬送部を繰り返しスライドさせると共に、コイル挿入部及びコイル成形部を繰り返し動作させて、複数の連極コイルをステータコアに挿入配置してなるステータを製造することができる。
また、上記コイル巻取部は、上記複数のコイル巻枠を放射状に配列してなり、かつ上記連極コイルを形成する上昇位置と、上記連極コイルを上記コイル受取搬送部へ受け渡す下降位置とに昇降可能であり、上記コイル受取搬送部は、上記コイル巻枠から上記単極コイルを受け取る固定ブレードを放射状に複数立設してなることが好ましい(請求項2)。
この場合には、コイル巻取部において単極コイルを放射状に配設してなる連極コイルを形成した後には、この連極コイルを、その形成状態を崩すことなくコイル受取搬送部へ受け渡すことができる。そして、上昇位置にあるコイル巻取部において連極コイルを形成した後、受取位置にあるコイル受取搬送部に対して、コイル巻取部を下降位置まで下降させて、コイル巻取部からコイル受取搬送部へ連極コイルを受け渡すことができる。
また、上記コイル挿入部は、上記放射状に配列された上記複数の固定ブレードの中心側を上昇するストリッパを有しており、該ストリッパは、上記コイル受取搬送部との干渉を避けるよう退避する退避位置と、上記挿入位置にある上記コイル受取搬送部内へ上昇する上昇位置とに昇降可能であることが好ましい(請求項3)。
この場合には、連極コイルを保持するコイル受取搬送部を受取位置から挿入位置へスライドさせるときには、コイル挿入部におけるストリッパを退避位置に退避させておく。そして、当該コイル受取搬送部を挿入位置までスライドさせたときには、コイル挿入部におけるストリッパを上昇位置まで上昇させて、コイル受取搬送部に保持する連極コイルをコア保持搬送部に保持するステータコア内に挿入配置することができる。
また、上記コア保持搬送部は、上記ステータコアの外周側を押圧して、該ステータコアを保持するよう構成してあり、かつ上記受入位置において、上記ステータコアを保持した状態で、上記挿入位置にある上記コイル受取搬送部の外周側へ下降するよう構成してあることが好ましい(請求項4)。
この場合には、連極コイルを保持するコイル受取搬送部を受取位置から挿入位置へスライドさせたときに、ステータコアを保持するコア保持搬送部を下降させて、コイル受取搬送部の外周側にステータコアを配置させることができる。
また、上記コア保持搬送部は、上記ステータコアにおける軸方向を鉛直方向に向けて該ステータコアを保持するよう構成してあり、かつ該ステータコアにおける軸方向を上記受入位置において上下反転させる反転機構を有していることが好ましい(請求項5)。
この場合には、反転機構により、受入位置にあるコア保持搬送部において、連極コイルの挿入配置を行ったステータコアの上下を反転させることができる。そのため、例えば、ステータコアにおいて連極コイルを挿入した側の軸方向端部(下側の軸方向端部)を、コイル成形部においては、上方に向けることができる。
また、上記コイル成形部は、上記コア保持搬送部に保持する上記ステータコアの上側軸方向端部から突出する上記コイルエンド部の形状を、径方向外方へ向けて変形移動させる上側成形型と、上記コア保持搬送部に保持する上記ステータコアの下側軸方向端部から突出する上記コイルエンド部の形状を、径方向外方へ向けて変形移動させる下側成形型とを有していることが好ましい(請求項6)。
この場合には、コイル成形部における上側成形型と下側成形型とにより、ステータコアの軸方向両端部からそれぞれ突出するコイルエンド部の形状をそれぞれ成形することができる。
また、上記コイル成形部は、上記コア保持搬送部に保持する上記ステータコアの下側軸方向端部から該ステータコアの内周側の中心部分に配置する下側芯出コアと、上記コア保持搬送部に保持する上記ステータコアの上側軸方向端部から、上記ステータコアの内周側の中心部分に配置された上記下側芯出コアに向けて下降し、該下側芯出コアを従動下降させながら下降する上側芯出コアとを有しており、上記上側成形型は、上記上側芯出コアの外周に配設してあり、上記下側成形型は、上記下側芯出コアの周辺に、該下側芯出コアとは別個に上昇するよう構成してあることが好ましい(請求項7)。
この場合には、コア保持搬送部に保持するステータコアの内周側の中心部分に下側芯出コアを配置し、この下側芯出コアに向けて、上側芯出コアを下降させる。そして、上側芯出コアは、下側芯出コアを従動下降させながら下降し、上側芯出コアの外周に配設した上側成形型によって、ステータコアの上側軸方向端部から突出する上側コイルエンド部の形状を成形する。これにより、上側コイルエンド部の形状の成形を行う際には、上側成形型の芯出を行って、この上側成形型の中心位置の位置ずれを防止した状態で成形を行うことができる。
また、この場合には、下側芯出コアによって上側芯出コアの下降動作を案内することができ、上側芯出コアがステータコアの内周面に干渉してしまうことを防止することができる。また、上側芯出コアをステータコアの内周面に対向させた状態で、上側成形型により上側コイルエンド部の形状の成形を行うことができ、この成形を安定して行うことができる。
また、ステータコアの下側軸方向端部から突出する下側コイルエンド部の形状の成形は、下側芯出コアの周辺から上昇させた下側成形型によって行うことができる。
また、上記ステータ製造装置は、3相モータ用のステータを製造するものであり、上記コイル巻取部は、U相、V相及びW相の各連極コイルを順次形成し、上記コイル受取搬送部は、上記U相、V相及びW相の各連極コイルを順次受け取り、上記コイル挿入部は、上記U相、V相及びW相の各連極コイルを順次上記ステータコア内へ挿入配置するよう構成してあり、上記コイル成形部は、上記ステータコアの軸方向端部から突出するU相の連極コイルにおけるコイルエンド部の形状を成形するU相用コイル成形部と、上記ステータコアの軸方向端部から突出するV相の連極コイルにおけるコイルエンド部の形状を成形するV相用コイル成形部とからなることが好ましい(請求項8)。
この場合には、ステータ製造装置により、形状が安定したコイルエンド部を形成してなる3相モータ用のステータを製造することができる。
また、上記コイル巻取部、上記コイル挿入部及び上記コイル成形部は、水平方向に向けた1本の仮想直線上に配列してあり、上記コイル受取搬送部及び上記コア保持搬送部は、上記仮想直線上をスライドするよう構成してあることが好ましい(請求項9)。
この場合には、ステータ製造装置の構造を簡単にすることができ、ステータ製造装置のメンテナンス等を容易にすることができる。
以下に、本発明のステータ製造装置にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例のステータ製造装置1は、図1〜図4に示すごとく、以下のコイル巻取部2、コイル受取搬送部3、コア保持搬送部4、コイル挿入部5及びコイル成形部6を有している。
図1に示すごとく、コイル巻取部2は、複数のコイル巻枠21に順次電線811を巻回し、当該各コイル巻枠21にそれぞれ形成した単極コイル81を連ねた連極コイル8を形成するよう構成してある。コイル受取搬送部3は、コイル巻取部2から連極コイル8を受け取って保持し、この連極コイル8を搬送するよう構成してある。
図2に示すごとく、コア保持搬送部4は、ステータコア7を外周側から保持して搬送するよう構成してある。コイル挿入部5は、コイル受取搬送部3に保持する連極コイル8を、コア保持搬送部4に保持するステータコア7内へ挿入配置するよう構成してある。図3、図4に示すごとく、コイル成形部6は、ステータコア7内に挿入配置された連極コイル8の一部がステータコア7の軸方向端部71から突出してなるコイルエンド部82の形状を成形するよう構成してある。
図1、図2に示すごとく、コイル受取搬送部3は、コイル巻取部2と対向して、コイル巻取部2から連極コイル8を受け取るための受取位置301と、コイル挿入部5と対向して、コイル受取搬送部3に保持する連極コイル8をステータコア7内へ挿入配置するための挿入位置302とに水平方向にスライド可能である。
図1、図3に示すごとく、コア保持搬送部4は、コイル挿入部5と対向して、コア保持搬送部4に保持するステータコア7内に連極コイル8を受け入れる受入位置401と、コイル成形部6と対向して、コア保持搬送部4に保持するステータコア7の軸方向端部71から突出するコイルエンド部82の形状を成形するための成形位置402とに水平方向にスライド可能である。
なお、図1〜図4は、本例のステータ製造装置1における各部位の動作を説明するために、ステータ製造装置1を模式化して示す図である。
以下に、本例のステータ製造装置1につき、図1〜図16と共に詳説する。
図5に示すごとく、本例のステータ製造装置1は、連極コイル8の形成、ステータコア7内への連極コイル8の挿入配置、及びステータコア7における連極コイル8のコイルエンド部82の形状の成形を行う。また、本例のステータ製造装置1においては、連極コイル8を保持するコイル受取搬送部3と、ステータコア7を保持するコア保持搬送部4とを、別々に水平方向にスライドさせて、連極コイル8の搬送とステータコア7の搬送とを行う。
また、図6に示すごとく、本例のコイル巻取部2、コイル挿入部5及びコイル成形部6は、水平方向に向けた1本の仮想直線L1上に配列してあり、本例のコイル受取搬送部3及びコア保持搬送部4は、上記仮想直線L1上をスライドするよう構成してある。
図13に示すごとく、本例のステータ製造装置1は、3相モータ用のステータを製造するものである。本例のコイル巻取部2は、U相、V相及びW相の各連極コイル8U、V、Wを順次形成し、本例のコイル受取搬送部3は、上記U相、V相及びW相の各連極コイル8U、V、Wを順次受け取るよう構成してある。また、本例のコイル挿入部5は、上記U相、V相及びW相の各連極コイル8U、V、Wを順次ステータコア7内へ挿入配置するよう構成してある。
また、図1、図5、図6に示すごとく、本例のコイル成形部6は、ステータコア7の軸方向端部71から突出するU相の連極コイル8Uにおけるコイルエンド部82Uの形状を成形するU相用コイル成形部6Uと、ステータコア7の軸方向端部71から突出するV相の連極コイル8Vにおけるコイルエンド部82Vの形状を成形するV相用コイル成形部6Vとからなる。また、コア保持搬送部4は、U相用コイル成形部6Uに対向する第1成形位置402Aと、V相用コイル成形部6Vに対向する第2成形位置402Bとにスライド可能である。
U相用コイル成形部6Uにおいては、ステータコア7の軸方向端部71から突出するU相用コイルエンド部82Uを、径方向外方に向けて変形移動させることにより、U相用コイルエンド部82Uの内周側にV相用コイルエンド部82Vを配置しやすくすることができる。
また、V相用コイル成形部6Vにおいては、ステータコア7の軸方向端部71から突出するV相用コイルエンド部82Vを、径方向外方に向けて変形移動させることにより、V相用コイルエンド部82Vの内周側にW相用コイルエンド部82Wを配置しやすくすることができる。
図14に示すごとく、本例のコイル巻取部2は、複数のコイル巻枠21を放射状に配列してなる。コイル巻取部2は、複数のコイル巻枠21を配列した仮想円の中心を回動中心C1にして、当該コイル巻取部2を回動させるインデックス機構22と、各コイル巻枠21を残りのコイル巻枠21に対して突出させる突出機構23と、突出状態のコイル巻枠21における巻回中心軸線C3を回転中心C2にして、コイル巻取部2の全体を回転させる回転機構24とを有している。
そして、同図に示すごとく、インデックス機構22によりコイル巻取部2を回動させて、電線811の巻回を行う巻回コイル巻枠21における巻回中心軸線C3を、回転機構24における回転中心C2に合わせると共に、当該巻回コイル巻枠21を残りのコイル巻枠21に対して突出させる。次いで、回転機構24によって、巻回コイル巻枠21における巻回中心軸線C3を中心にしてコイル巻取部2の全体を回転させて、巻回コイル巻枠21に単極コイル81を形成する。また、別のコイル巻枠21についても、回転機構24における回転中心C2に巻回中心軸線C3を逐次合わせて単極コイル81を形成し、複数のコイル巻枠21において、複数の単極コイル81が連なった状態の連極コイル8を形成する。
図1、図5、図7に示すごとく、コイル巻取部2は、連極コイル8を形成する上昇位置201と、連極コイル8をコイル受取搬送部3へ受け渡す下降位置202とに昇降可能である。
図1、図14に示すごとく、各コイル巻枠21は、内側巻枠部211と、この内側巻枠部211の外周側に配設する外側巻枠部212とにそれぞれ分割形成してある。各外側巻枠部212は、電線811の巻回を行うための巻回位置203と、内側巻枠部211との間の間隔を縮小し、当該コイル巻枠21に巻回した単極コイル81を離脱する離脱位置204とにそれぞれ移動可能である。
また、図1、図5、図14に示すごとく、コイル巻取部2は、仮想円上に配列した複数のコイル巻枠21における中心部分に、各コイル巻枠21から単極コイル81を離脱させるプッシャー25を有している。このプッシャー25は、コイル巻取部2をコイル受取搬送部3に係合させ、各コイル巻枠21における外側巻枠部212が離脱位置204にある状態において、コイル受取搬送部3に向けてスライドするよう構成してある。これにより、コイル巻取部2からコイル受取搬送部3へ容易に連極コイル8を受け渡すことができる。
また、図2、図5、図15に示すごとく、上記コイル挿入部5は、コイル受取搬送部3における放射状に配列された複数の固定ブレード31の中心側を上昇するストリッパ51を有している。このストリッパ51は、コイル受取搬送部3との干渉を避けるよう退避する退避位置501と、挿入位置302にあるコイル受取搬送部3内へ上昇する上昇位置502とに昇降可能である。
図15、図16に示すごとく、ストリッパ51の外周部には、固定ブレード31同士の間に配置される可動ブレード52が、放射状に複数配列してある。この可動ブレード52は、ストリッパ51の上昇と共に上昇し、ステータコア7におけるティース73(単極コイル81を挿入配置するスロット72同士の間の部分)に対向配置され、固定ブレード31との間に単極コイル81における電線811を1本ずつ通過させるための間隙を形成する。
また、図1、図2、図5に示すごとく、上記コア保持搬送部4は、ステータコア7の外周側を押圧して、ステータコア7を保持するよう構成してある。コア保持搬送部4は、受入位置401において、ステータコア7を保持した状態で、挿入位置302にあるコイル受取搬送部3の外周側へ下降するよう構成してある。また、コア保持搬送部4は、ステータコア7における軸方向を鉛直方向に向けてこのステータコア7を保持するよう構成してある。
図6に示すごとく、コア保持搬送部4は、ステータコア7における軸方向を受入位置401において上下反転させる反転機構41を有している。
図1、図4に示すごとく、上記U相用コイル成形部6U及びV相用コイル成形部6Vは、コア保持搬送部4に保持するステータコア7の上側軸方向端部71から突出する上側コイルエンド部82Aの形状を、径方向外方へ向けて変形移動させる上側成形型611と、コア保持搬送部4に保持するステータコア7の下側軸方向端部71から突出する下側コイルエンド部82Bの形状を、径方向外方へ向けて変形移動させる下側成形型621とを有している。
また、図1〜図4に示すごとく、各コイル成形部6は、コア保持搬送部4に保持するステータコア7の下側軸方向端部71からこのステータコア7の内周側の中心部分に配置する下側芯出コア62と、コア保持搬送部4に保持するステータコア7の上側軸方向端部71から、ステータコア7の内周側の中心部分に配置された下側芯出コア62に向けて下降する上側芯出コア61とを有している。この上側芯出コア61は、下側芯出コア62を従動下降させながら下降するよう構成してある。
また、上側成形型611は、上側芯出コア61の外周に配設してあり、下側成形型621は、下側芯出コア62の周辺に、この下側芯出コア62とは別個に上昇するよう構成してある。
図5、図6に示すごとく、ステータ製造装置1の各部位(コイル巻取部2、コイル受取搬送部3、コア保持搬送部4、コイル挿入部5及びコイル成形部6)は、1つの架台11上に配設してある。また、コイル受取搬送部3及びコア保持搬送部4は、リニアガイド、ボールネジ及びモータ等を用いて構成した水平スライド機構32、42によってそれぞれ水平方向に向けてスライド可能である。また、コア保持搬送部4は、受入位置401において、リニアガイド、ボールネジ及びモータ等を用いて構成した上下スライド機構43によって上下方向に向けてスライド可能である。
次に、上記ステータ製造装置1を用いてステータの製造を行う方法及びステータ製造装置1の作用効果につき説明する。
ステータ製造装置1においてステータを製造するに当たっては、まず、図1、図5、図14に示すごとく、コイル巻取部2において、各コイル巻枠21に電線811を順次巻回して複数の単極コイル81を形成し、この複数の単極コイル81が連なるU相用の連極コイル8Uを形成する。このとき、コイル巻取部2は、上昇位置201にあり、各コイル巻枠21における外側巻枠部212は巻回位置203に維持して、連極コイル8の形成を行う。
一方、連極コイル8を形成する前、又は連極コイル8の形成中には、受入位置401にあるコア保持搬送部4にステータコア7を保持させておく。
次いで、図1、図7に示すごとく、コイル受取搬送部3を受取位置301に配置してコイル巻取部2の下方に対向させ、コイル巻取部2を上昇位置201から下降位置202へ下降させる。このとき、コイル巻取部2における各コイル巻枠21は、コイル受取搬送部3における各固定ブレード31とそれぞれ係合する。
次いで、図1に示すごとく、各コイル巻枠21における外側巻枠部212を巻回位置203から離脱位置204へ回動させ、コイル巻取部2におけるプッシャー25をコイル受取搬送部3に向けてスライド(下降)させる。これにより、各コイル巻枠21から各固定ブレード31へ各単極コイル81を受け渡し、単極コイル81が連なったU相用の連極コイル8Uを、その形成状態を崩すことなくコイル巻取部2からコイル受取搬送部3へ受け渡すことができる。
次いで、図2、図8に示すごとく、U相用の連極コイル8Uを保持するコイル受取搬送部3を、受取位置301から挿入位置302までスライドさせる。このとき、コア保持搬送部4を上昇した位置に退避させておき、また、コイル挿入部5におけるストリッパ51を退避位置501に退避させておく。
そして、図2、図9に示すごとく、ステータコア7を保持して受入位置401にあるコア保持搬送部4を、挿入位置302にあるコイル受取搬送部3に向けて下降させる。このとき、コイル受取搬送部3における各固定ブレード31の外周側に、ステータコア7の内周面が対向配置される。
次いで、同図に示すごとく、コイル挿入部5におけるストリッパ51及び複数の可動ブレード52を、退避位置501から上昇位置502まで上昇させる。このとき、図15、図16に示すごとく、ストリッパ51の上昇に伴って、コイル受取搬送部3における固定ブレード31に保持された複数の単極コイル81が、ステータコア7における各スロット72に向けて挿入配置される。また、この挿入配置の際には、各単極コイル81における電線811は、固定ブレード31と可動ブレード52との間の間隙を1本ずつ通過して、それぞれ各スロット72内に配置される。
そして、ステータコア7内に挿入配置されたU相用の連極コイル8Uの一部は、ステータコア7における軸方向両端部71からそれぞれ突出して、一対のコイルエンド部82Uが形成される。
次いで、図3に示すごとく、ステータコア7を保持するコア保持搬送部4を、反転機構41によって上下反転させる。このとき、ステータコア7におけるコイルエンド部82の上下が反転され、ステータコア7において連極コイル8を挿入した側の軸方向端部71から突出するコイルエンド部82を、上側に配置する。
次いで、図3、図10に示すごとく、U相用の連極コイル8Uを挿入配置したステータコア7を保持するコア保持搬送部4を、U相用コイル成形部6Uと対向する第1成形位置402Aまでスライドさせる。
次いで、図3に示すごとく、U相用コイル成形部6Uにおいて、コア保持搬送部4に保持するステータコア7の内周側の中心部分に下側芯出コア62を配置し、この下側芯出コア62に向けて、上側芯出コア61を下降させる。
そして、図4、図11に示すごとく、上側芯出コア61は、下側芯出コア62を従動下降させながら下降し、上側芯出コア61の外周に配設した上側成形型611によって、ステータコア7の上側軸方向端部71から突出する上側コイルエンド部82Aの形状を成形する。
これにより、上側コイルエンド部82Aの形状の成形を行う際には、上側成形型611の芯出を行って、この上側成形型611の中心位置の位置ずれを防止した状態で成形を行うことができる。
また、図4に示すごとく、ステータコア7の下側軸方向端部71から突出する下側コイルエンド部82Bの形状の成形は、下側芯出コア62の周辺から上昇させた下側成形型621によって行う。
また、U相用コイル成形部6Uにおいて、下側芯出コア62によって上側芯出コア61の下降動作を案内することができ、上側芯出コア61がステータコア7の内周面に干渉してしまうことを防止することができる。また、上側芯出コア61をステータコア7の内周面に対向させた状態で、上側成形型611により上側コイルエンド部82Aの形状の成形を行うことができ、この成形を安定して行うことができる。
ところで、ステータコア7内に連極コイル8を挿入配置した状態において、ステータコア7において、連極コイル8を挿入配置した側(挿入配置側)の軸方向端部71から突出する挿入配置側コイルエンド部82の配設位置は、反対側のコイルエンド部82の配設位置に比べて、径方向外方に位置している。そのため、反転機構41を用いてコア保持搬送部4に保持するステータコア7の上下を反転させることにより、上記挿入配置側の軸方向端部71から突出するコイルエンド部82を上側に配置し、U相用コイル成形部6Uにおいては、挿入配置側コイルエンド部82の形状の成形を、ステータコア7の内周側を下降させる上側芯出コア61の外周に配設した上側成形型611によって行うことができる。これにより、コイルエンド部82をステータコア7内に向けて巻き込んでしまうことを防止して、上側芯出コア61をステータコア7の内周面に容易に対向配置させることができる。
また、図3、図11に示すごとく、コイル巻取部2からコイル挿入部5へU相用の連極コイル8Uを受け渡した後には、コイル巻取部2は、コイル受取搬送部3のスライド中、コイル挿入部5の動作中、コア保持搬送部4のスライド中又はU相用コイル成形部6Uの動作中等においても、次にステータコア7に挿入配置するためのV相用の連極コイル8Vの形成を行うことができる。
そして、V相用の連極コイル8Vについても、上記コイル巻取部2、コイル受取搬送部3、コイル挿入部5及びコア保持搬送部4において、上記と同様の動作を行って、コア保持搬送部4に保持するステータコア7内に挿入配置する。
その後、図12に示すごとく、コア保持搬送部4を第2成形位置402BまでスライドさせてV相用コイル成形部6Vに対向させ、V相用コイル成形部6Vにおいて、上記U相用コイル成形部6Uと同様の動作を行って、V相用の連極コイル8Vにおける一対のコイルエンド部82の形状の成形を行う。
また、コイル巻取部2からコイル挿入部5へV相用の連極コイル8Vを受け渡した後には、コイル巻取部2は、最後にステータコア7に挿入配置するためのW相用の連極コイル8Wの形成を行う。そして、コイル挿入部5によって、W相用の連極コイル8Wをコア保持搬送部4に保持するステータコア7内に挿入配置し、ステータコア7内にU相、V相及びW相の3相の連極コイル8U、V、Wを挿入配置してなる3相モータ用のステータを製造することができる。
本例においては、コイル受取搬送部3は、受取位置301と挿入位置302との間を水平方向に向けてスライドさせ、コア保持搬送部4は、受入位置401と成形位置402との間を水平方向に向けてスライドさせる。そして、コイル受取搬送部3及びコア保持搬送部4は、各位置301、302、401、402において、いずれも水平方向におけるスライド端で停止させることができる。そのため、コイル受取搬送部3及びコア保持搬送部4を、各位置301、302、401、402において位置決めすることが容易である。
また、コイル受取搬送部3及びコア保持搬送部4を水平方向におけるスライド端で停止させることにより、コイル巻取部2とコイル受取搬送部3との位置合わせ、コイル受取搬送部3とコイル挿入部5との位置合わせ、コア保持搬送部4とコイル挿入部5との位置合わせ、及びコア保持搬送部4とコイル成形部6との位置合わせを簡単かつ安定して行うことができる。
また、各部位2〜6の位置合わせを簡単かつ安定して行えることにより、位置ずれを修正するための作業が不要となる。そのため、ステータを製造するサイクルタイムの短縮を図ることができる。
それ故、本例のステータ製造装置1によれば、短いサイクルタイムで、連極コイル8を安定してステータコア7内に挿入配置し、ステータコア7の軸方向端部71から突出するコイルエンド部82の形状を安定して成形することができる。
また、本例のステータ製造装置1においては、コイル受取搬送部3を、コイル巻取部2の下方に位置する受取位置301と、コイル挿入部5の上方に位置する挿入位置302との間でスライドさせる構造にしている。そのため、コイル巻取部2のメンテナンス等を行う際には、コイル受取搬送部3を挿入位置302にスライドさせて、コイル巻取部2の下方に作業空間を確保することができる。そのため、コイル巻取部2のメンテナンス等が容易である。
また、万一、コイル巻取部2にトラブル等が生じた場合、又はコイル巻取部2におおいて手作業を介在させてステータの製造を行う場合においても、コイル受取搬送部3を挿入位置302にスライドさせておくことにより、上記トラブルの対処又は上記手作業を容易に行うことができる。
実施例における、ステータ製造装置の動作状態を模式的に示す説明図。 実施例における、コイル受取搬送部、コア保持搬送部及びコイル挿入部の動作状態を模式的に示す説明図。 実施例における、コア保持搬送部及びコイル成形部の動作状態を模式的に示す説明図。 実施例における、コイル成形部の動作状態を模式的に示す説明図。 実施例における、ステータ製造装置を示す正面図。 実施例における、ステータ製造装置を示す平面図。 実施例における、コイル巻取部からコイル受取搬送部へ連極コイルを受け渡す状態のステータ製造装置を示す正面図。 実施例における、コイル受取搬送部によってコイル挿入部へ連極コイルを搬送する状態のステータ製造装置を示す正面図。 実施例における、コイル挿入部によってステータコア内へ連極コイルを挿入配置する状態のステータ製造装置を示す正面図。 実施例における、コア保持搬送部によってコイル成形部へステータコアを搬送する状態のステータ製造装置を示す正面図。 実施例における、U相用コイル成形部によってU相用コイルエンド部の形状の成形を行う状態のステータ製造装置を示す正面図。 実施例における、V相用コイル成形部によってV相用コイルエンド部の形状の成形を行う状態のステータ製造装置を示す正面図。 実施例における、U相、V相及びW相の連極コイルをステータコア内に挿入配置した状態のステータを示す説明図。 実施例における、コイル巻取部を模式的に示す正面図。 実施例における、コイル受取搬送部とコイル挿入部とが係合した状態を示す平面図。 実施例における、コイル受取搬送部とステータコアとが係合した状態を示す平面図。
符号の説明
1 ステータ製造装置
2 コイル巻取部
201 上昇位置
202 下降位置
21 コイル巻枠
203 巻回位置
204 離脱位置
3 コイル受取搬送部
301 受取位置
302 挿入位置
31 固定ブレード
4 コア保持搬送部
401 受入位置
402A、B 成形位置
41 反転機構
5 コイル挿入部
501 退避位置
502 上昇位置
51 ストリッパ
6U、V コイル成形部
61 上側芯出コア
611 上側成形型
62 下側芯出コア
621 下側成形型
7 ステータコア
71 軸方向端部
8U、V、W 連極コイル
81 単極コイル
811 電線
82U、V、W コイルエンド部
L1 仮想直線

Claims (9)

  1. 複数のコイル巻枠に順次電線を巻回し、当該各コイル巻枠にそれぞれ形成した単極コイルを連ねた連極コイルを形成するコイル巻取部と、
    該コイル巻取部から上記連極コイルを受け取って保持し、該連極コイルを搬送するコイル受取搬送部と、
    ステータコアを保持して搬送するコア保持搬送部と、
    上記コイル受取搬送部に保持する上記連極コイルを、上記ステータコア内へ挿入配置するコイル挿入部と、
    上記ステータコア内に挿入配置された上記連極コイルの一部が当該ステータコアの軸方向端部から突出してなるコイルエンド部の形状を成形するコイル成形部とを有しており、
    上記コイル受取搬送部は、上記コイル巻取部と対向して、該コイル巻取部から上記連極コイルを受け取るための受取位置と、上記コイル挿入部と対向して、当該コイル受取搬送部に保持する上記連極コイルを上記ステータコア内へ挿入配置するための挿入位置とに水平方向にスライド可能であり、
    上記コア保持搬送部は、上記コイル挿入部と対向して、当該コア保持搬送部に保持する上記ステータコア内に上記連極コイルを受け入れる受入位置と、上記コイル成形部と対向して、当該コア保持搬送部に保持する上記ステータコアの軸方向端部から突出する上記コイルエンド部の形状を成形するための成形位置とに水平方向にスライド可能であることを特徴とするステータ製造装置。
  2. 請求項1において、上記コイル巻取部は、上記複数のコイル巻枠を放射状に配列してなり、かつ上記連極コイルを形成する上昇位置と、上記連極コイルを上記コイル受取搬送部へ受け渡す下降位置とに昇降可能であり、
    上記コイル受取搬送部は、上記コイル巻枠から上記単極コイルを受け取る固定ブレードを放射状に複数立設してなることを特徴とするステータ製造装置。
  3. 請求項1又は2において、上記コイル挿入部は、上記放射状に配列された上記複数の固定ブレードの中心側を上昇するストリッパを有しており、該ストリッパは、上記コイル受取搬送部との干渉を避けるよう退避する退避位置と、上記挿入位置にある上記コイル受取搬送部内へ上昇する上昇位置とに昇降可能であることを特徴とするステータ製造装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記コア保持搬送部は、上記ステータコアの外周側を押圧して、該ステータコアを保持するよう構成してあり、かつ上記受入位置において、上記ステータコアを保持した状態で、上記挿入位置にある上記コイル受取搬送部の外周側へ下降するよう構成してあることを特徴とするステータ製造装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記コア保持搬送部は、上記ステータコアにおける軸方向を鉛直方向に向けて該ステータコアを保持するよう構成してあり、かつ該ステータコアにおける軸方向を上記受入位置において上下反転させる反転機構を有していることを特徴とするステータ製造装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記コイル成形部は、上記コア保持搬送部に保持する上記ステータコアの上側軸方向端部から突出する上記コイルエンド部の形状を、径方向外方へ向けて変形移動させる上側成形型と、上記コア保持搬送部に保持する上記ステータコアの下側軸方向端部から突出する上記コイルエンド部の形状を、径方向外方へ向けて変形移動させる下側成形型とを有していることを特徴とするステータ製造装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記コイル成形部は、上記コア保持搬送部に保持する上記ステータコアの下側軸方向端部から該ステータコアの内周側の中心部分に配置する下側芯出コアと、上記コア保持搬送部に保持する上記ステータコアの上側軸方向端部から、上記ステータコアの内周側の中心部分に配置された上記下側芯出コアに向けて下降し、該下側芯出コアを従動下降させながら下降する上側芯出コアとを有しており、
    上記上側成形型は、上記上側芯出コアの外周に配設してあり、上記下側成形型は、上記下側芯出コアの周辺に、該下側芯出コアとは別個に上昇するよう構成してあることを特徴とするステータ製造装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、上記ステータ製造装置は、3相モータ用のステータを製造するものであり、
    上記コイル巻取部は、U相、V相及びW相の各連極コイルを順次形成し、上記コイル受取搬送部は、上記U相、V相及びW相の各連極コイルを順次受け取り、上記コイル挿入部は、上記U相、V相及びW相の各連極コイルを順次上記ステータコア内へ挿入配置するよう構成してあり、
    上記コイル成形部は、上記ステータコアの軸方向端部から突出するU相の連極コイルにおけるコイルエンド部の形状を成形するU相用コイル成形部と、上記ステータコアの軸方向端部から突出するV相の連極コイルにおけるコイルエンド部の形状を成形するV相用コイル成形部とからなることを特徴とするステータ製造装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項において、上記コイル巻取部、上記コイル挿入部及び上記コイル成形部は、水平方向に向けた1本の仮想直線上に配列してあり、上記コイル受取搬送部及び上記コア保持搬送部は、上記仮想直線上をスライドするよう構成してあることを特徴とするステータ製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015126661A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 ファナック株式会社 集中巻ステータの巻線挿入方法および巻線挿入機

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