JP2015126661A - 集中巻ステータの巻線挿入方法および巻線挿入機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルを挿入するのに必要な力を少なくする。
【解決手段】巻線挿入機(10)は、ステータコアの複数のスロットの数に等しい複数のブレードを備えたインサータツール(26)と、ブレードの数に等しい複数の巻枠(20)と、巻枠のそれぞれの周りに複数本のワイヤーを巻回してコイルを作成する巻線機(24)と、巻線機により巻枠周りに巻回された複数のコイルがインサータツールのブレードに対応して整列されるコイルセット台(80)と、コイルセット台をインサータツールに対して相対移動させて、コイルセット台の複数のコイルを巻枠と一緒にインサータツールのブレードの間の溝に一度に挿入させる、移動部(86)と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤを巻回して形成されるコイルをステータに挿入する巻線挿入方法およびそのような方法を実施する巻線挿入機に関する。
集中巻ステータのコイルは、分布巻のコイルに比ると、コイルエンドがコンパクトになって線材の使用量が減る。従って、銅損を少なくしつつ、集中巻ステータのコイルを小型化できるので、近年では、集中巻ステータのコイルが広く使用されている。
ステータの積層長さが比較的短いモータにおいては、線材が通ったニードルをステータの歯の周りに回転させて直接巻付けたり、ボビンに巻付けたコイルをスロットに装着したりしている。ここで、モータの出力を増やすために積層長さを長くすると、コイルが太鼓状に膨らみ、前述した手法を採用するのは困難である。
このため、近年では、特許文献1および特許文献2に示されるように、インサータ(巻線挿入機)を用いてコイルをステータのスロットに挿入することが行われている。特許文献1および特許文献2においては、一つのコイルをステータの一つのスロットに挿入し、次いで他のコイルをステータの他のスロットに順次挿入している。
特許第3691222号公報 特開2002-291209号公報
しかしながら、コイルを順番に挿入する場合には、同一のスロットに既に別のコイルが挿入されている場合がある。このため、新たなコイルをスロットに完全に挿入させるためには、新たなコイルが既に挿入された別のコイルに干渉しないようにするための特別の工夫が必要になり、また挿入に必要な時間も長くなることになる。
あるいは、インサータツールの全てのブレードにコイルを装着した後で、これらコイルをステータのスロットに挿入することも考えられる。図10は、従来技術においてモータ一台ぶんのコイルが挿入された状態を示すインサータツールの斜視図である。このような場合には、図10に示されるように、インサータツールのブレードにはじめに挿入したコイル18aはブレードの基部に到達するものの、後から挿入したコイル18bはブレードの途中で停止し、複数のコイルが上下二層に分かれて配置されることになる。
このような状態でインサータツールに装着されたコイルをステータコアのスロットに挿入するときには、上方のコイルはスロットに容易に挿入されるものの、下方のコイルを挿入するときに極めて大きな力が必要とされる。その結果、コイルをスロットに挿入できない事態も起こりうる。一般的に、より大きな力を得るためには、コイルの線材の量が多いのが好ましい。しかしながら、コイルの線材の量が多くなるほど、コイルを挿入するのに必要な力も大きくなる。
また、集中巻コイルにおいては、隣接する二つのコイルの間に相間絶縁紙を挿入する場合もある。前述したようにコイルの挿入自体が困難である場合には、相間絶縁紙をコイル間に挿入するのはさらに困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、コイルを挿入するのに必要な力を少なくし、より多くの線材からなるコイルを挿入してモータの性能を向上させると共に、相間絶縁紙をコイル間に容易に挿入することのできる巻線挿入方法およびそのような方法を実施する巻線挿入機を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、ステータコアの複数のスロットの数に等しい複数のブレードを備えたインサータツールと、前記ブレードの数に等しい複数の巻枠と、該巻枠のそれぞれの周りに複数本のワイヤーを巻回してコイルを作成する巻線機と、該巻線機により前記巻枠周りに巻回された複数のコイルが前記インサータツールの前記ブレードに対応して整列されるコイルセット台と、前記コイルセット台を前記インサータツールに対して相対移動させて、前記コイルセット台の前記複数のコイルを前記巻枠と一緒に前記インサータツールの前記ブレードの間の溝に一度に挿入させる、移動部と、を具備する巻線挿入機が提供される。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記巻線挿入機は、さらに、前記巻枠を昇降させる巻枠昇降部を具備し、前記移動部は前記コイルセット台を割出回転させられるようになっており、前記巻枠昇降部による前記巻枠の昇降動作および前記移動部による前記コイルセット台の割出回転動作によって、前記巻枠周りに巻回されたコイルを前記コイルセット台に一つずつ装着するようにした。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記巻枠は、前記コイルのテンションを緩める機構を有しており、前記移動部が前記コイルを前記インサータツールの前記溝に挿入させた後で、前記コイルのテンションを緩めて前記コイルのみを前記溝に残し、前記移動部は前記コイルセット台と前記インサータツールを元位置まで戻すようにした。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、さらに、前記ブレードに装着されたコイルを前記ステータコアの複数のスロットに挿入するのに用いられるストリッパを具備し、前記移動部は、前記ブレードの上端が前記ステータコアの前記複数のスロットの下端に係合開始するまで前記ステータコアを移動させ、前記ブレードに装着された前記コイルが前記ステータコアの下端位置に来るまでストリッパを移動させ、前記ストリッパと前記ブレードとの間の相対位置を固定した状態で前記ブレードの前記上端が前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアを移動させ、前記ストリッパが前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアおよび前記ブレードを移動させ、それにより、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させるようにした。
5番目の発明によれば、4番目の発明において、前記ブレードは、前記コイルが前記ブレードに装着される最小長さを有している。
6番目の発明によれば、4番目の発明において、さらに、ウェッジと相関絶縁紙とを保持するホルダを具備し、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させるときに、前記ウェッジおよび前記相関絶縁紙を前記スロットに一緒に挿入するようにした。
7番目の発明によれば、前記ブレードの上端が前記ステータコアの前記複数のスロットの下端に係合開始するまで前記ステータコアを移動させ、前記ブレードに装着された前記コイルが前記ステータコアの下端位置に来るまで、ストリッパを移動させ、前記ストリッパと前記ブレードとの間の相対位置を固定した状態で前記ブレードの前記上端が前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアを移動させ、前記ストリッパが前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアおよび前記ブレードを移動させ、それにより、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させると共に前記ウェッジが前記スロットの開口を閉鎖するようにした、4番目の発明の巻線挿入機を用いた巻線挿入方法が提供される。
1番目の発明においては、複数のコイルをインサータツールのブレードに対応させてコイルセット台に整列させているので、全てのコイルをインサータツールに一度に配置できる。このため、インサータツールのコイルをステータのスロットに挿入する際に、挿入抵抗を大幅に減らしつつ、一度の作業でインサータツールのコイルをステータのスロットに挿入させられる。その結果、コイルを挿入するのに必要な力を少なくでき、コイルが挿入途中で停止するのを避けられる。また、より多くの線材からなるコイルを挿入することができるので、作成されるモータの性能を向上させられる。さらに、挿入に必要な工数を減らし、コイルを構成するエナメル線へのダメージを少なくすることができる。
2番目の発明においては、コイルセット台が割出回転可能であるので、コイルをコイルセット台に順次配置すれば、複数のコイルをインサータツールのブレードに対応させてコイルセット台に簡単に整列させられる。この構成であれば、複数のコイルを連続して作成できるので、結線の工数を減らすこともできる。
3番目の発明においては、巻枠からコイルのみを取外せるので、コイルをブレードに容易に残すことができる。また、巻枠を回収して再利用できる。
4番目の発明においては、ステータコア、インサータツールのブレードおよびストリッパの相対位置を変更するのみで、ブレードに装着されたコイルをステータコアのスロットに挿入できる。これにより、工数を大幅に少なくすると共に、高い占積率を達成することができる。これらステータコアおよびインサータツールのブレードは、それぞれモータで駆動されるのが好ましく、その結果、より小さい力でコイルをスロットに挿入できる。
5番目の発明においては、ブレードの寸法を小さくすることにより、コイル挿入時における抵抗を減らすことができる。また、巻線挿入機を小型、軽量化することもできる。
6番目の発明においては、隣接するコイルを電気的に分離させ、挿入時にコイルが隣接するコイルに絡む不具合を防止でき、コイルをより円滑に挿入できる。
7番目の発明においては、1番目の発明と同様な効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る巻線挿入機を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る巻枠を示す断面図である。 図2に示される巻枠を示す底面図である。 コイルセット台に整列された複数の巻枠を示す斜視図である。 インサータツールの斜視図である。 インサータツールの横断方向断面図である。 コイルが挿入された状態におけるインサータツールの斜視図である。 コイル挿入ステーションにおけるインサータツールおよびステータの斜視図である。 本発明の一つの実施形態における巻線挿入機の動作を説明するための第一の図である。 本発明の一つの実施形態における巻線挿入機の動作を説明するための第二の図である。 本発明の一つの実施形態における巻線挿入機の動作を説明するための第三の図である。 本発明の一つの実施形態における巻線挿入機の動作を説明するための第四の図である。 従来技術においてモータ一台ぶんのコイルが挿入された状態を示すインサータツールの斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明の一実施形態に係る巻線挿入機10を示す概略図である。巻線挿入機10は、複数のワイヤ12を収容するボビン14と、ボビン14から延びるワイヤ12を所定の位置まで移動させるワイヤ移動機構部16と、ワイヤ12を巻回すことによって形成される集中巻コイル18を保持する複数の巻枠20と、巻枠20を上下方向に移動させる巻枠作動部22と、巻枠20を鉛直方向に延びる軸線O回りに回転させる巻枠回転部24と、巻枠20及び巻枠20の周りに巻回されたコイル18を受容するインサータツール26と、を主に具備している。
複数のワイヤ12はボビン14から延出されていて、ガイドプーリ28を介してワイヤ移動機構部16に連続して供給される。ワイヤ移動機構部16は、ワイヤ12を、例えばクリップ留めすることによって保持可能であるとともに、ワイヤ12を必要に応じて切断可能なワイヤ保持切断部16aを末端に有している。準備工程において、ワイヤ12は、ワイヤ12の先端がワイヤ移動機構部16のワイヤ保持切断部16aに保持されるようにボビン14から引出される。この準備工程は、例えば操作者の手作業によって行われる。ワイヤ移動機構部16は、ワイヤ保持切断部16aによってワイヤ12を保持した状態で、ワイヤ12の先端を巻枠20に向けて移動させることができる。ワイヤ移動機構部16は、例えば制御装置30によって制御される3次元駆動機構を有している。
ワイヤ12は、ワイヤ12の先端が巻枠20に設けられるワイヤ保持部32によって保持され得る位置に到達するまで、ワイヤ移動機構部16によって移動される。巻枠20のワイヤ保持部32は、例えばクリップ留めによってワイヤ12を解放可能に保持できるように形成されている。巻枠20は、連続したワイヤ12によって形成されるコイル18の個数(換言すると、連続したワイヤ12からなるコイル18が取付けられるステータコア95のティースの数)に対応する個数だけ用意される。したがって、図1には2つの巻枠20が図示されているものの、それ以上の数、例えば6つの巻枠20が使用されてもよい。巻枠20は、互いに上下方向に重ね合わされた状態で巻枠回転部24の出力軸に連結されている。
図2は、本発明の一実施形態に係る巻枠を示す断面図である。巻枠20は、ガイドバー48と、第一巻付部50と、第二巻付部52と、フランジ54と、を有している。ガイドバー48、第一巻付部50及び第二巻付部52は、フランジ54から下方、すなわちインサータツール26に向かってそれぞれ延在している。そして、ガイドバー48をインサータツール26の内表面に沿って挿入することによって巻枠20がインサータツール26に取付けられるようになっている。
巻枠20は、その巻枠20の周りに巻回されたコイル18のテンションを緩和することによって、コイル18をインサータツール26に残したまま、巻枠20をインサータツール26から順次取外せるようになっている。その結果、すべての巻枠20が取外されると、コイル18のみがインサータツール26に残るようになる。インサータツール26から取外された複数の巻枠20は、後述するように簡易な操作でワイヤ12が巻回される前の位置に復帰できる(図1参照)。
図2に示されるように、巻枠20のワイヤ保持部32は、操作バー56と、第一ばね58と、を有している。操作バー56は、力が操作バー56に付与されていない状態では、第一ばね58の付勢力によってワイヤ12を保持する保持力が発生しないようになっている。他方、操作バー56を押込むことによって、ワイヤ12を保持する保持力がワイヤ保持部32に付与されるように形成されている。このような操作バー56を設けることによってワイヤ保持部32による保持力の付与及び解放を容易に制御できる。
また、巻枠20の第二巻付部52の側部にはテンション調節バー60が取付けられている。第二巻付部52は、テンション調節バー60を押込むことによって、図2の矢印によって示されるように、第一巻付部50に向かって移動されるようになっている。第二巻付部52を第一巻付部50に向かって移動させることによって、巻枠20の周り、すなわち第一巻付部50及び第二巻付部52の周りに巻付けられたコイル18のテンションを緩和できる。このようにテンション調節バー60を操作することによって、コイル18のテンションを容易に調節できるので、インサータツール26から巻枠20を取外す工程が円滑に行われる。なお、巻枠20は、第一巻付部50と第二巻付部52との間に付勢力を付与する第二ばね70を有している。それにより、テンション調節バー60に押圧力が付与されていない状態では、第一巻付部50と第二巻付部52との間の距離が所定の長さに維持されるようになっている。
図3は図2に示される巻枠を示す底面図である。図2および図3に示されるように、巻枠20の第一巻付部50及び第二巻付部52の末端の近傍には、磁石62がそれぞれ埋込まれている。また、巻枠20のフランジ54が磁性材料から形成されている。したがって、巻枠20を上下に重ねた場合、上方に位置する巻枠20の磁石62と、下方に位置する巻枠20のフランジ54とが協働して、2つの巻枠20の間に吸引力が発生する。このような構成によって、複数の巻枠20が脱着可能な態様で容易に重ね合わされるようになる(図1を参照されたい)。なお、フランジ54を磁性材料で形成する代わりに、巻枠20の上部に磁石を設けてもよい。
さらに、巻枠20の上面には溝64が形成されている。この溝64は、巻枠20及びコイル18をインサータツール26に順次取付ける際に、巻枠20を分離するために使用される。具体的には、溝64に板材を挿入し、板材を保持した状態で、巻枠作動部22を動作させて巻枠20を上方に移動させる。このような操作によって、1つの巻枠20のみを他の巻枠20から分離できるようになる。
また、巻枠20には、上面に凹部66が形成されるとともに、下面に凸部68が形成されている。凹部66及び凸部68は互いに対応する位置に形成されている。これら凹部66及び凸部68が嵌合するような状態で巻枠20を重ね合わせることによって、巻枠20どうしの位置合わせが容易に行われるようになる。図示された例とは反対に、巻枠20の上面に凸部が形成されるとともに、下面に凹部が形成されていてもよい。
さらに、図3から分かるように、巻枠20のフランジ54の先端部分54aは、ガイドバー48に向かって収斂するように形成されている。従って、フランジ54の先端部分54aは略二等辺三角形状である。
図1を再び参照して分かるように、ワイヤ12の先端が巻枠20のワイヤ保持部32によっていったん保持されると、ワイヤ移動機構部16のワイヤ保持切断部16aによる保持力が解放されるとともに、ワイヤ移動機構部16は巻枠20から離間した初期位置(図1の位置)に戻る。そして、ワイヤ保持部32によってワイヤ12の一端を保持した状態で巻枠20が巻枠回転部24によって軸線O回りに回転され、それにより巻枠20の周りにワイヤ12が巻回されてコイル18が形成される。図2から分かるように、コイル18は巻枠20のガイドバー48の外面と第二巻付部52の側面との間に形成される。なお、巻枠回転部24は、例えば電気モータである。
コイル18が1つの巻枠20に形成された後、次の巻枠20に対して同様の態様でワイヤ12が巻回される。すなわち、ワイヤ移動機構部16のワイヤ保持切断部16aによってワイヤ12が再び保持される。そして、ワイヤ移動機構部16を制御して、ワイヤ12が次の巻枠20のワイヤ保持部32によって保持され得る位置までワイヤ12を移動させる。このとき、巻枠作動部22を作動させて巻枠20を上方又は下方に移動させることができる。或いは、ワイヤ移動機構部16のみを制御して、次にワイヤ12が巻回されるべき巻枠20に向かってワイヤ12を移動させてもよい。そして、ワイヤ12が巻枠20のワイヤ保持部32によって保持された状態で巻枠20を回転させてコイル18が形成される。このような工程を繰返し行うことによって、用意された任意の数の巻枠20の周りに連続したワイヤ12からなるコイル18が順次形成される。このようにしてワイヤ12が必要な数の巻枠20のすべてに巻回されたら、ワイヤ移動機構部16のワイヤ保持切断部16aを動作させてワイヤ12が切断される。ワイヤ保持切断部16aは、ワイヤ12を保持するワイヤ保持部と、ワイヤ12を切断するワイヤ切断部とが互いに別個の位置に設けられてもよい。
巻枠作動部22は、巻枠20を上下移動させる作用を有する任意の公知の機構を有し得る。巻枠作動部22は、例えばねじ軸34と、ねじ軸34に噛合するナット36と、から形成されるボールねじである。この場合、ねじ軸34は、例えばプーリ及びベルトから形成される減速機構部38を介して第一電気モータ40から動力を受けて回転するように形成されている。巻枠作動部22の構成及び巻枠20とインサータツール26との位置関係は図示される実施形態に限定されるものではなく、巻枠20をインサータツール26に対して接近及び離間させる効果を奏するものであれば、任意の公知の構成が採用され得る。
図1に示されるように、巻枠回転部24の出力軸に連結された巻枠20の下方には、コイルセット台80が配置されている。コイルセット台80は円板状の部材であり、第三電気モータ81によって回転軸線O2回りに割出回転可能に構成されている。さらに、コイルセット台80を上下移動させる機構を有するコイルセット台作動部86が設けられている。コイルセット台作動部86は、例えばねじ軸84と、ねじ軸84に噛合するナット87と、から形成されるボールねじである。この場合、ねじ軸84は、例えばプーリ及びベルトから形成される減速機構部83を介して第四電気モータ82から動力を受けて回転するように形成されている。当然のことながら、コイルセット台作動部86が他の機構であってもよい。
コイルセット台80には、半径方向に延びる複数のスリット80aが等間隔で形成されている。これらスリット80aは巻枠20に巻回されたコイル18を受容するのに適した寸法を有している。複数のスリット80aの数は、コイル18が取付けられるステータコア95の極の数に等しく、後述するインサータツール26のブレード26aに対応させて形成されている。
巻枠回転部24によりコイル18が巻枠20周りに作成されると、巻枠作動部22の第一電気モータ40が駆動して、ナット36が下降される。これにより、コイル18は巻枠20と一緒に下降されるようになる。図1の下方に位置するコイル18は巻枠20と一緒にコイルセット台80の一つのスリット80aに挿入されて、上方に位置する他の巻枠20から前述した手法で切離される。
次いで、ナット36は所定距離だけ上昇されると共に、第三電気モータ81が駆動され、コイルセット台80が所定の角度だけ割出回転する。そして、ナット36が再び下降され、上方に位置する他のコイル18が巻枠20と一緒に他のスリット80aに挿入される。このような動作を繰返して、コイルセット台80の全てのスリット80aにコイル18および巻枠20が順次挿入される。
このように、本発明では、コイルセット台80が割出回転可能であるので、コイル18をコイルセット台80に順次配置すれば、複数のコイル18をコイルセット台80に簡単に整列させられる。また、この構成であれば、複数のコイル18を連続して作成できるので、結線の工数を減らすこともできる。
図4はコイルセット台に整列された複数の巻枠を示す斜視図である。図4においては、理解を容易にする目的で、コイルセット台80の図示を省略している。図4に示されるように、複数のコイル18はステータコア95に対応して概ね円をなして配置される。つまり、ステータコア95一つ分の複数のコイル18がコイルセット台80に整列されるようになる。図3を参照して説明したように、フランジ54の先端部分54aは略二等辺三角形であるので、複数の巻枠20を互いに近接して配置することができる。
再び図1を参照すると、コイルセット台80に懸架された巻枠20の下方には、インサータツール26が設けられている。インサータツールの斜視図である図5に示されるように、インサータツール26は概ね円筒状の外形を有している。インサータツール26の上方部分26cには、複数のブレード26aがインサータツール26の周囲部に所定間隔を空けて形成されている。また、隣接する二つのブレード26aの間には、巻枠20の少なくとも一部を受容することができる。複数のブレード26aの数は、コイル18が取付けられるステータコア95のティースの数に等しい。
ここで、ブレード26aは剛性の高い材料から形成されているのが好ましい。また、ブレード26aの長さはコイル18高さに等しいか、またはコイル18の高さよりもわずかながら長いのが好ましい。このような場合には、ブレード26aに装着されたコイル18を挿入するときに、ブレード26aが変形するのを避けられ、また、コイル挿入時の抵抗を大幅に少なくすることができる。
図1に示されるように、インサータツール26は、例えばプーリ及びベルトから形成される減速機構部42を介して第二電気モータ44から動力を受けて軸線O1回りに回転するように形成されている。この軸線O1は、コイルセット台80の回転軸線O2と同軸であるのが好ましい。
また、図5に示されるように、インサータツール26の下方部分26dには、複数のホルダ88が周方向に等間隔で形成されている。これらホルダ88は、ブレード26aのそれぞれに対応した位置に形成されている。従って、ホルダ88の数は、コイル18が取付けられるステータコア95のティースの数に等しい。ホルダ88は、ウェッジ89と相間絶縁紙90とを保持する役目を果たす。
図5から分かるように、インサータツール26の下方部分26dは、ブレード26aが備えられたインサータツール26の上方部分26cよりも大きい半径を有している。そして、上方部分26cと下方部分26dとの間の面には、ステータコア95のティースの数に等しい複数のスロット26bが周方向に等間隔で形成されている。
図6はインサータツールの横断方向断面図である。図6に示されるように、このスロット26bには、ウェッジ89が縦方向に挿入されている。ウェッジ89は、ステータコア95のスロット96に配置されたコイル18とスロットの開口との間に配置され、スロット96の開口を閉鎖する役目を果たす。インサータツール26のスロット26bの寸法は、図6には示さないステータコア95のスロット96の寸法よりも小さいものとする。ただし、インサータツール26のスロット26bの配置は、ステータコア95のスロット96の配置に概ね対応している。また、スロット26bの形状は、スロット96の開口の形状に概ね対応している。
また、図6からわかるように、ホルダ88は半径方向外側に延びる延在部88aと、延在部88aの先端に位置する先端部88bとを含んでいる。延在部88aは中空であり、その基端は、インサータツール26に形成されたスリット26eを通じてインサータツール26のスロット26bに連通している。
そして、図6に示されるように、先端部88bから挿入された相間絶縁紙90が延在部88aおよびスリット26eを通ってスロット26bまで延びている。そして、相間絶縁紙90の先端は、スロット26b内のウェッジ89に沿って折曲がり、ウェッジ89に部分的に接触している。相間絶縁紙90は、隣接する異なる相のコイル18の間に挿入される。相間絶縁紙90は隣接するコイル18を電気的に分離させるので、高い電圧で駆動する場合であっても、作成されるモータを良好に駆動できる。
後述する図8に示されるように、ベースプレート92から複数のウェッジ支持部91が延びている。これらウェッジ支持部91はホルダ88のそれぞれに対応した位置においてホルダ88の下方に位置している。ホルダ88に保持されたウェッジ89および相間絶縁紙90はホルダ88の下端から下方に延びていて、ウェッジ89および相間絶縁紙90の下端がウェッジ支持部91に支持されている。
ここで、ホルダ88はウェッジ89を堅固に保持しているわけではない。このため、ホルダ88が例えば下方向に移動する場合であっても、ウェッジ89および相間絶縁紙90はその下端がウェッジ支持部91に支持されたまま、その位置を変えることはない。言い換えれば、ホルダ88はウェッジ89および相間絶縁紙90を案内する役目も有している。
そして、再び図1を参照すると、インサータツール26は、コイルセット台80と同軸に配置されている。そして、第四電気モータ82を駆動してナット87を下降させると、コイルセット台80のコイル18内部にインサータツール26のブレード26aが挿入されるようになる。その後、テンション調節バー60を用いてコイル18のテンションを緩める。次いで、第四電気モータ82を駆動してナット87を上昇させる。
これにより、複数のコイル18のみがインサータツール26のブレード26aに残り、複数の巻枠20はコイルセット台80と一緒にインサータツール26から離間する。このように、本発明では、複数のコイル18をインサータツール26のブレード26aに対応させてコイルセット台80に整列させているので、全てのコイル18をインサータツール26に一度に配置できる。また、本発明では、テンション調節バー60を単に押圧することのみにより、コイル18だけを巻枠20から取外し、コイル18をブレード26aに容易に残すことができる。また、巻枠20は回収されて再利用される。
図7はコイルが挿入された状態におけるインサータツールの斜視図である。本発明においては、コイルセット台80に整列されたステータコア95一つ分のコイル18をインサータツール26のブレード26aに一度に挿入している。このため、図7に示されるように、隣接するコイル18はブレード26aの同一の高さ位置にある。言い換えれば、本発明においては隣接するコイル18の高さ位置が従来技術で説明した図10のように互いに異なることはない。
次いで、コイル18が装着されたインサータツール26は図示しないコイル挿入ステーションまで搬送される。図8はコイル挿入ステーションにおけるインサータツールおよびステータの斜視図である。図8に示されるように、ブレード26aの上方に、ステータコア95をインサータツール26と同軸に配置する。ここで、ステータコア95は回転式モータのステータであり、公知であるように、その内周面には複数のスロット96が形成されている。
また、図8においては、ステータコア95は図示しないネジ軸のナットに取付けられており、第一駆動モータ101により昇降可能である。同様に、インサータツール26も、図示しないネジ軸のナットに取付けられており、第二駆動モータ102により昇降可能である。なお、ステータコア95およびインサータツール26が他の手段により昇降可能に構成されていてもよい。
さらに、図9A〜図9Dは本発明の一つの実施形態における巻線挿入機の動作を説明するための図である。以下、図8〜図9Dを参照して巻線挿入機10の動作を説明する。
図9Aに示されるように、ストリッパ98がインサータツール26のブレード26aの基端に配置されている。ストリッパ98はコイル18をステータコア95の複数のスロット96に挿入するのに用いられる。ストリッパ98は、ストリッパ固定部(図示しない)によりその高さ位置が変化しないようにインサータツール26に位置決めされている。なお、理解を容易にするために、図9Aから図9Dにおいては、ステータコア95、二つのコイル18、インサータツール26、ストリッパ98のみを示している。
そして、第一駆動モータ101を駆動してステータコア95を下降させる。これにより、図9Aに示されるように、ステータコア95の下端がブレード26aの上端にわずかながら接触するようになる。
次いで、図9Bに示されるように、ステータコア95とブレード26aとの間の位置関係を維持しながら、第一駆動モータ101および第二駆動モータ102を同期駆動して、ステータコア95およびインサータツール26を一体的に下降させる。これにより、ストリッパ98がステータコア95に向かって相対的に移動するようになる。その結果、図9Bに示されるように、ブレード26aに装着されたコイル18は、ステータコア95のスロット96に挿入開始される直前の状態になる。
次いで、第二駆動モータ102を停止させて、ストリッパ98とブレード26aとの間の相対位置を固定する。次いで、第一駆動モータ101を駆動して、図9Cに示されるように、ステータコア95を下降させる。その結果、複数のコイル18はステータコア95の下端に押当たって変形しつつ、スロット96に同時に挿入されるようになる。
ここで、ステータコア95のスロット96の幅は、ブレード26aに装着されたコイル18の幅よりも大きい。従って、ほとんど抵抗を受けることなしに、コイル18をステータコア95のスロット96に挿入させられる。それゆえ、本発明においては、コイル18を挿入させるときの挿入力を大幅に低減することができる。
また、図9Cに示されるように、ステータコア95を下降させ続けると、ブレード26aの上端がステータコア95の上端よりも突出するようになる。次いで、第一駆動モータ101および第二駆動モータ102を駆動させて、図9Dに示されるように、ステータコア95およびブレード26aを一体的に下降させる。つまり、ステータコア95とブレード26aとの間の位置関係は維持される。これにより、ストリッパ98が相対的に上方に移動するようになる。
図9Dに示されるように、ストリッパ98がステータコア95の上端よりも上方に位置するまでステータコア95およびブレード26aを一体的に下降させると、コイル18がステータコア95のスロット96に挿入されるようになる。さらに、ステータコア95を下降させると、ウェッジ89がコイル18と一緒にステータコア95のスロット96に挿入されるようになる。これにより、ウェッジ89がスロット96の開口を閉鎖するようになる。また、これと同時に、相間絶縁紙90が隣接する二つのコイル18の間に挿入されるようになる。
ストリッパ98を相対的に上方に移動させる際には、比較的大きな力が必要とされる。しかしながら、本発明においては、図9Bに示される工程を追加している。このため、ストリッパ98が相対的に上方に移動開始すると、コイル18がステータコア95のスロット96に徐々に挿入され、ブレード26aに装着されたコイル18の一部分が少なくなっていく。従って、本発明においては、挿入力が増加することなしに、コイル18をステータコア95のスロット96に円滑に挿入することができる。
このように、本発明においては、インサータツール26のコイル18をステータコア95のスロット96に挿入する際に、挿入抵抗を大幅に減らしつつ、一度の作業でインサータツール26のコイル18をステータコア95のスロット96に挿入させられる。その結果、コイル18を挿入するのに必要な力を少なくでき、コイル18が挿入途中で停止するのを避けられる。
また、より多くの線材からなるコイル18を挿入できるので、作成されるモータの性能を向上させられる。さらに、挿入に必要な工数を減らし、コイル18を構成するエナメル線へのダメージを少なくすることもできる。
さらに、本発明では、ステータコア95、インサータツール26のブレード26aおよびストリッパ98の相対位置を変更するのみで、ブレード26aに装着されたコイル18をステータコア95のスロット96に挿入できる。これにより、工数を大幅に少なくすると共に、高い占積率を達成することができる。さらに、本発明では、相間絶縁紙90をコイル18と同時に挿入できるので、隣接するコイル18が互いに絡む不具合を防止でき、コイル18をより円滑に挿入することができる。
また、図面を参照して説明した実施形態においては、ストリッパ98の位置を固定すると共に、ブレード26aの位置を第二駆動モータ102で変更するようにしていた。しかしながら、図示しない他の実施形態においては、ストリッパ98の位置を固定する代わりに、他の部材、例えばブレード26aの位置を固定すると共に、ストリッパ98の位置を第二駆動モータ102で変更するようにしてもよい。そのような場合であっても、本発明の範囲に含まれるのは明らかであろう。
10 巻線挿入機
12 ワイヤ
14 ボビン
16 ワイヤ移動機構部
16a ワイヤ保持切断部
18 コイル
20 巻枠
22 巻枠作動部
24 巻枠回転部(巻線機)
26 インサータツール
26a ブレード
26b スロット
26c 上方部分
26d 下方部分
28 ガイドプーリ
30 制御装置
32 ワイヤ保持部
34 ねじ軸
36 ナット
38 減速機構部
40 第一電気モータ
42 減速機構部
44 第二電気モータ
48 ガイドバー
50 第一巻付部
52 第二巻付部
54 フランジ
54a 先端部分
56 操作バー
58 第一ばね
60 テンション調節バー
62 磁石
64 溝
66 凹部
68 凸部
70 第二ばね
80 コイルセット台
80a スリット
81 第三電気モータ
82 第四電気モータ
83 減速機構部
84 ねじ軸
86 コイルセット台作動部(移動部)
87 ナット
88 ホルダ
88a 延在部
88b 先端部
89 ウェッジ
90 相間絶縁紙
92 ベースプレート
95 ステータコア
96 スロット
98 ストリッパ
101 第一駆動モータ
102 第二駆動モータ

Claims (7)

  1. ステータコアの複数のスロットの数に等しい複数のブレードを備えたインサータツールと、
    前記ブレードの数に等しい複数の巻枠と、
    該巻枠のそれぞれの周りに複数本のワイヤーを巻回してコイルを作成する巻線機と、
    該巻線機により前記巻枠周りに巻回された複数のコイルが前記インサータツールの前記ブレードに対応して整列されるコイルセット台と、
    前記コイルセット台を前記インサータツールに対して相対移動させて、前記コイルセット台の前記複数のコイルを前記巻枠と一緒に前記インサータツールの前記ブレードの間の溝に一度に挿入させる、移動部と、を具備する巻線挿入機。
  2. 前記巻線挿入機は、さらに、前記巻枠を昇降させる巻枠昇降部を具備し、
    前記移動部は前記コイルセット台を割出回転させられるようになっており、
    前記巻枠昇降部による前記巻枠の昇降動作および前記移動部による前記コイルセット台の割出回転動作によって、前記巻枠周りに巻回されたコイルを前記コイルセット台に一つずつ装着するようにした請求項1に記載の巻線挿入機。
  3. 前記巻枠は、前記コイルのテンションを緩める機構を有しており、
    前記移動部が前記コイルを前記インサータツールの前記溝に挿入させた後で、前記コイルのテンションを緩めて前記コイルのみを前記溝に残し、前記移動部は前記コイルセット台と前記インサータツールを元位置まで戻すようにした、請求項1または2に記載の巻線挿入機。
  4. さらに、前記ブレードに装着されたコイルを前記ステータコアの複数のスロットに挿入するのに用いられるストリッパを具備し、
    前記移動部は、前記ブレードの上端が前記ステータコアの前記複数のスロットの下端に係合開始するまで前記ステータコアを移動させ、前記ブレードに装着された前記コイルが前記ステータコアの下端位置に来るまでストリッパを移動させ、前記ストリッパと前記ブレードとの間の相対位置を固定した状態で前記ブレードの前記上端が前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアを移動させ、前記ストリッパが前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアおよび前記ブレードを移動させ、それにより、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させるようにした、請求項1から3のいずれか一項に記載の巻線挿入機。
  5. 前記ブレードは、前記コイルが前記ブレードに装着される最小長さを有している、請求項4に記載の巻線挿入機。
  6. さらに、ウェッジと相関絶縁紙とを保持するホルダを具備し、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させるときに、前記ウェッジおよび前記相関絶縁紙を前記スロットに一緒に挿入するようにした、請求項4に記載の巻線挿入機。
  7. 前記ブレードの上端が前記ステータコアの前記複数のスロットの下端に係合開始するまで前記ステータコアを移動させ、
    前記ブレードに装着された前記コイルが前記ステータコアの下端位置に来るまで、ストリッパを移動させ、
    前記ストリッパと前記ブレードとの間の相対位置を固定した状態で前記ブレードの前記上端が前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアを移動させ、
    前記ストリッパが前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアおよび前記ブレードを移動させ、それにより、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させると共に前記ウェッジが前記スロットの開口を閉鎖するようにした、請求項4に記載の巻線挿入機を用いた巻線挿入方法。
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