JP2015126661A - 集中巻ステータの巻線挿入方法および巻線挿入機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】巻線挿入機(10)は、ステータコアの複数のスロットの数に等しい複数のブレードを備えたインサータツール(26)と、ブレードの数に等しい複数の巻枠(20)と、巻枠のそれぞれの周りに複数本のワイヤーを巻回してコイルを作成する巻線機(24)と、巻線機により巻枠周りに巻回された複数のコイルがインサータツールのブレードに対応して整列されるコイルセット台(80)と、コイルセット台をインサータツールに対して相対移動させて、コイルセット台の複数のコイルを巻枠と一緒にインサータツールのブレードの間の溝に一度に挿入させる、移動部(86)と、を含む。
【選択図】図1
Description
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記巻線挿入機は、さらに、前記巻枠を昇降させる巻枠昇降部を具備し、前記移動部は前記コイルセット台を割出回転させられるようになっており、前記巻枠昇降部による前記巻枠の昇降動作および前記移動部による前記コイルセット台の割出回転動作によって、前記巻枠周りに巻回されたコイルを前記コイルセット台に一つずつ装着するようにした。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記巻枠は、前記コイルのテンションを緩める機構を有しており、前記移動部が前記コイルを前記インサータツールの前記溝に挿入させた後で、前記コイルのテンションを緩めて前記コイルのみを前記溝に残し、前記移動部は前記コイルセット台と前記インサータツールを元位置まで戻すようにした。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、さらに、前記ブレードに装着されたコイルを前記ステータコアの複数のスロットに挿入するのに用いられるストリッパを具備し、前記移動部は、前記ブレードの上端が前記ステータコアの前記複数のスロットの下端に係合開始するまで前記ステータコアを移動させ、前記ブレードに装着された前記コイルが前記ステータコアの下端位置に来るまでストリッパを移動させ、前記ストリッパと前記ブレードとの間の相対位置を固定した状態で前記ブレードの前記上端が前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアを移動させ、前記ストリッパが前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアおよび前記ブレードを移動させ、それにより、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させるようにした。
5番目の発明によれば、4番目の発明において、前記ブレードは、前記コイルが前記ブレードに装着される最小長さを有している。
6番目の発明によれば、4番目の発明において、さらに、ウェッジと相関絶縁紙とを保持するホルダを具備し、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させるときに、前記ウェッジおよび前記相関絶縁紙を前記スロットに一緒に挿入するようにした。
7番目の発明によれば、前記ブレードの上端が前記ステータコアの前記複数のスロットの下端に係合開始するまで前記ステータコアを移動させ、前記ブレードに装着された前記コイルが前記ステータコアの下端位置に来るまで、ストリッパを移動させ、前記ストリッパと前記ブレードとの間の相対位置を固定した状態で前記ブレードの前記上端が前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアを移動させ、前記ストリッパが前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアおよび前記ブレードを移動させ、それにより、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させると共に前記ウェッジが前記スロットの開口を閉鎖するようにした、4番目の発明の巻線挿入機を用いた巻線挿入方法が提供される。
2番目の発明においては、コイルセット台が割出回転可能であるので、コイルをコイルセット台に順次配置すれば、複数のコイルをインサータツールのブレードに対応させてコイルセット台に簡単に整列させられる。この構成であれば、複数のコイルを連続して作成できるので、結線の工数を減らすこともできる。
3番目の発明においては、巻枠からコイルのみを取外せるので、コイルをブレードに容易に残すことができる。また、巻枠を回収して再利用できる。
4番目の発明においては、ステータコア、インサータツールのブレードおよびストリッパの相対位置を変更するのみで、ブレードに装着されたコイルをステータコアのスロットに挿入できる。これにより、工数を大幅に少なくすると共に、高い占積率を達成することができる。これらステータコアおよびインサータツールのブレードは、それぞれモータで駆動されるのが好ましく、その結果、より小さい力でコイルをスロットに挿入できる。
5番目の発明においては、ブレードの寸法を小さくすることにより、コイル挿入時における抵抗を減らすことができる。また、巻線挿入機を小型、軽量化することもできる。
6番目の発明においては、隣接するコイルを電気的に分離させ、挿入時にコイルが隣接するコイルに絡む不具合を防止でき、コイルをより円滑に挿入できる。
7番目の発明においては、1番目の発明と同様な効果を得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る巻線挿入機10を示す概略図である。巻線挿入機10は、複数のワイヤ12を収容するボビン14と、ボビン14から延びるワイヤ12を所定の位置まで移動させるワイヤ移動機構部16と、ワイヤ12を巻回すことによって形成される集中巻コイル18を保持する複数の巻枠20と、巻枠20を上下方向に移動させる巻枠作動部22と、巻枠20を鉛直方向に延びる軸線O回りに回転させる巻枠回転部24と、巻枠20及び巻枠20の周りに巻回されたコイル18を受容するインサータツール26と、を主に具備している。
12 ワイヤ
14 ボビン
16 ワイヤ移動機構部
16a ワイヤ保持切断部
18 コイル
20 巻枠
22 巻枠作動部
24 巻枠回転部(巻線機)
26 インサータツール
26a ブレード
26b スロット
26c 上方部分
26d 下方部分
28 ガイドプーリ
30 制御装置
32 ワイヤ保持部
34 ねじ軸
36 ナット
38 減速機構部
40 第一電気モータ
42 減速機構部
44 第二電気モータ
48 ガイドバー
50 第一巻付部
52 第二巻付部
54 フランジ
54a 先端部分
56 操作バー
58 第一ばね
60 テンション調節バー
62 磁石
64 溝
66 凹部
68 凸部
70 第二ばね
80 コイルセット台
80a スリット
81 第三電気モータ
82 第四電気モータ
83 減速機構部
84 ねじ軸
86 コイルセット台作動部(移動部)
87 ナット
88 ホルダ
88a 延在部
88b 先端部
89 ウェッジ
90 相間絶縁紙
92 ベースプレート
95 ステータコア
96 スロット
98 ストリッパ
101 第一駆動モータ
102 第二駆動モータ
Claims (7)
- ステータコアの複数のスロットの数に等しい複数のブレードを備えたインサータツールと、
前記ブレードの数に等しい複数の巻枠と、
該巻枠のそれぞれの周りに複数本のワイヤーを巻回してコイルを作成する巻線機と、
該巻線機により前記巻枠周りに巻回された複数のコイルが前記インサータツールの前記ブレードに対応して整列されるコイルセット台と、
前記コイルセット台を前記インサータツールに対して相対移動させて、前記コイルセット台の前記複数のコイルを前記巻枠と一緒に前記インサータツールの前記ブレードの間の溝に一度に挿入させる、移動部と、を具備する巻線挿入機。 - 前記巻線挿入機は、さらに、前記巻枠を昇降させる巻枠昇降部を具備し、
前記移動部は前記コイルセット台を割出回転させられるようになっており、
前記巻枠昇降部による前記巻枠の昇降動作および前記移動部による前記コイルセット台の割出回転動作によって、前記巻枠周りに巻回されたコイルを前記コイルセット台に一つずつ装着するようにした請求項1に記載の巻線挿入機。 - 前記巻枠は、前記コイルのテンションを緩める機構を有しており、
前記移動部が前記コイルを前記インサータツールの前記溝に挿入させた後で、前記コイルのテンションを緩めて前記コイルのみを前記溝に残し、前記移動部は前記コイルセット台と前記インサータツールを元位置まで戻すようにした、請求項1または2に記載の巻線挿入機。 - さらに、前記ブレードに装着されたコイルを前記ステータコアの複数のスロットに挿入するのに用いられるストリッパを具備し、
前記移動部は、前記ブレードの上端が前記ステータコアの前記複数のスロットの下端に係合開始するまで前記ステータコアを移動させ、前記ブレードに装着された前記コイルが前記ステータコアの下端位置に来るまでストリッパを移動させ、前記ストリッパと前記ブレードとの間の相対位置を固定した状態で前記ブレードの前記上端が前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアを移動させ、前記ストリッパが前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアおよび前記ブレードを移動させ、それにより、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させるようにした、請求項1から3のいずれか一項に記載の巻線挿入機。 - 前記ブレードは、前記コイルが前記ブレードに装着される最小長さを有している、請求項4に記載の巻線挿入機。
- さらに、ウェッジと相関絶縁紙とを保持するホルダを具備し、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させるときに、前記ウェッジおよび前記相関絶縁紙を前記スロットに一緒に挿入するようにした、請求項4に記載の巻線挿入機。
- 前記ブレードの上端が前記ステータコアの前記複数のスロットの下端に係合開始するまで前記ステータコアを移動させ、
前記ブレードに装着された前記コイルが前記ステータコアの下端位置に来るまで、ストリッパを移動させ、
前記ストリッパと前記ブレードとの間の相対位置を固定した状態で前記ブレードの前記上端が前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアを移動させ、
前記ストリッパが前記ステータコアの上端から突出するまで前記ステータコアおよび前記ブレードを移動させ、それにより、前記コイルを前記ステータコアの前記スロットに挿入させると共に前記ウェッジが前記スロットの開口を閉鎖するようにした、請求項4に記載の巻線挿入機を用いた巻線挿入方法。
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---|---|---|---|---|
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