JP2019029552A - 気相成長装置 - Google Patents

気相成長装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019029552A
JP2019029552A JP2017148986A JP2017148986A JP2019029552A JP 2019029552 A JP2019029552 A JP 2019029552A JP 2017148986 A JP2017148986 A JP 2017148986A JP 2017148986 A JP2017148986 A JP 2017148986A JP 2019029552 A JP2019029552 A JP 2019029552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow channel
exhaust nozzle
opening end
substrate
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017148986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6895337B2 (ja
Inventor
山口 晃
Akira Yamaguchi
晃 山口
小関 修一
Shuichi Koseki
修一 小関
一成 椎名
Kazunari Shiina
一成 椎名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Nippon Sanso Corp filed Critical Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority to JP2017148986A priority Critical patent/JP6895337B2/ja
Publication of JP2019029552A publication Critical patent/JP2019029552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6895337B2 publication Critical patent/JP6895337B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】反応生成物が炉内壁等に付着するのを抑制し、且つ簡素化された搬送機構で、汚れた部材を工程の実施毎に容易に炉外に搬出できる気相成長装置を提供する。【解決手段】第2フローチャンネル17の下流に第1排気ノズル18が設けられており、その上流開口端18aの寸法は、第2フローチャンネル17の下流開口端17bよりも一回り大きく、第1排気ノズル18の上流開口端18aが、第2フローチャンネル17の下流開口端17bを所定の長さで包囲する。一方、第1排気ノズル18の下流開口端18bの位置に対応する側壁11の部分からは、側壁11の外側に延びる第2排気ノズル19が設けられており、第2排気ノズル19の下方開口端19aの径は、第1排気ノズル18の下流開口端18bの径よりも大きい。第1排気ノズル18は、第2フローチャンネル17と同様、架台13に固定支持され、第2フローチャンネル17とともに後方へ搬送可能とされる。【選択図】図1

Description

本発明は、気相成長装置に関し、特に、反応炉内において、加熱環境下でサセプタに保持された基板に対して、反応ガスを供給して作用させることにより、基板上に半導体薄膜を形成・成長させるための気相成長装置に関する。
従来より、基板上に半導体膜を成長させるための装置として気相成長装置が知られている。この気相成長装置は、反応炉内において、加熱環境下でサセプタ上に載置された基板に対して、反応ガス(例えば、トリメチルガリウムとアンモニア)を供給した作用させることにより、当該基板上に半導体薄膜を形成・成長させるための装置である。
図3は、従来における気相成長装置の概略構成を示す図であり、図3(a)は平面図、図3(b)及び図3(d)は正面図、図3(c)は、図3(b)中に示すC−C断面図である。
以下、図3(a)〜(d)を参照しながら、従来の気相成長装置の構成と、半導体膜を基板上に形成する際の処理工程及び保守作業工程について説明する。
図3(a)等に示す気相成長装置1000は、反応炉100、グローブボックス30、及びパスボックス40を備えて概略構成されている。反応炉100は、側壁11と上流側フランジ12a、12bとで略円筒形の密閉容器を形成している。なお、以下の説明においては、反応炉100内における、その長手方向の位置を説明するにあたり、便宜上、反応ガスの流れ方向の上流を、単に「反応炉100の上流(又は前方)」、反応ガスの流れ方向の下流を、単に「反応炉100の下流(又は後方)」と称することがある。
反応炉100内においては、架台13上に、図示略の基板が載置されたサセプタ14が支持されている。サセプタ14は、薄膜の膜厚の平均化を図るため、その中心軸に沿って回転可能に構成されている。架台13の後方端は、搬送用冶具15の一端に接続されており、その搬送用冶具15の他端は、下流側フランジ12bに固定されている。
また、反応炉100内には、上流側フランジ12aに設けられた反応ガス導入口25から導入された反応ガスをサセプタ14方向に搬送するための第1フローチャンネル16と、さらに、その第1フローチャンネル16から延設され、且つサセプタ14上に位置する第2フローチャンネル17とが備えられている。なお、図3(a)〜(d)中においては図示を省略しているが、第2フローチャンネル17は、架台13に支持固定されている。
一方、下流側フランジ12bは、グローブボックス30内に敷設されたレール31上を摺動可能な摺動部材32に固定されている。このような構成により、下流側フランジ12b、搬送用冶具15、架台13、サセプタ14、及び第2フローチャンネル17は、摺動部材32のレール31上での摺動に伴って、一体で、反応炉100の長手方向に移動可能に構成されている。ここで、摺動部材32がレール31上の最も後方にある状態、すなわち図3(d)に示した状態において、基板等の交換作業が行われる。一方、摺動部材32が前方に移動して、下流側フランジ12bが側壁11に当接するような前方の限界位置、具体的には、下流側フランジ12bに付設されたOリング等の部材によって反応炉100が密閉状態となるような位置(図3(b))において、基板への薄膜の成長プロセスが施される。
また、側壁11における後方端部に近い部分には、基板上を通過した反応後の余剰ガスが排出される排気口26が設けられている。また、反応炉100の外部においてサセプタ14に対応する位置には、側壁11の外周に沿ってRFコイル20が設けられ、反応炉100の外部からサセプタ14を加熱できるように構成されている。
上記構成を有する気相成長装置1000を用いた成膜プロセスについて説明すると、まず、反応ガス導入口25から導入された反応ガスは、基板上に効率よく運搬され、かつ側壁11の内壁方向に漏洩しないように、第1フローチャンネル16及び第2フローチャンネル17によって流れが制御されつつ、サセプタ14上の基板側へ向かう。サセプタ14上に到達した反応ガスは、RFコイル20の作用によって高温に加熱されたサセプタ14上で熱分解し、分解したガス分子が、サセプタ14の回転に伴って回転する基板上に堆積して膜形成が行われる。そして、基板面を通過したガスは、排気口26を介して外部に排出される。
なお、上記構成の装置において、フローチャンネルが、第1フローチャンネル16と第2フローチャンネル17の2つに分かれている理由は、以下の通りである。
気相により原料を供給し、基板上を加熱し、膜を基板上に堆積させるとき、基板以外の場所にも析出が生じる。この析出物は、周辺部材表面で析出した場合と、気流中で析出したものが堆積した場合等とでは、その性状に差が生じるが、前者は強固に部材に張り付き、熱膨張率の差によって冷却時に部材表面を剥ぎ取る可能性があり、一方、後者では圧力変動等によって再び舞い上がり、膜中に不純物として混入して膜の性質を劣化させてしまう。
このとき、基板下流側ではさほど影響がないため、汚れが付いていても、閉塞しない限り、そのまま使用する場合が多いが、原料が分解し始める基板上流端から基板下流端の間の部材にあっては、反応生成物の付着を放置しておくことはできず、頻繁に交換又は洗浄する必要がある。このため、当該部分に対応するフローチャンネルを第2フローチャンネル17として、第1フローチャンネル16とは物理的に分離独立させている。
一方、上述のように、第1フローチャンネル16及び第2フローチャンネル17の内部は反応ガスが流れるが、第1フローチャンネル16及び第2フローチャンネル17の外側の反応炉100内にはパージガスが導入されており、その圧力により、第1フローチャンネル16と第2フローチャンネル17の継ぎ目から反応ガスが漏洩するのを防止するように構成されており、これにより、漏洩ガスによる側壁11の内壁への付着を防止できるように構成されている。
次に、上記構成の装置における基板等の交換処理について説明する。
上述のように、基板等の交換時には、摺動部材32のレール31上の摺動に伴って、下流側フランジ12b、搬送用冶具15、架台13、サセプタ14、及び第2フローチャンネル17が一体で、図3(d)に示す位置まで後方に移動する。このような動作によってグローブボックス30内に搬送された基板や治具類は、別途、ロボットや手動操作等により、パスボックス40に搬送される。このパスボックス40は、扉等によって作業空間と区切られており、作業者が、出来上がった基板や汚れた治具を取り出したり、新しい基板や治具をセットしたりするスペースとされる。このパスボックス40は、大気と遮断するために気密構造となっており、上記の搬送前後で真空置換が行われる。
特開2006−066605号公報
上述のように、従来の気相成長装置においては、基板上流端から下流端に対応するフローチャンネルを第2フローチャンネル17として、第1フローチャンネル16とは物理的に独立した稼働部材とすることにより、当該部分で主に発生し付着した反応生成物を洗浄可能となるような構成としている。
しかしながら、基板上流端から下流端に対応する部材のみを洗浄するたけでは決して十分ではなく、当該下流端より後方においても、反応炉100内において反応生成物が付着することは好ましくない。
上記の観点から、特許文献1においては、上流フローライナー(2)、中間フローライナー(3)、及び下流フローライナー(4)が備えられた構成が開示されている。ここで、特許文献1における上流フローライナー(2)及び中間フローライナー(3)は、上述した図3中における第1フローチャンネル16及び第2フローチャンネル17に対応するものと捉えることができる。従って、特許文献1においては、下流フローライナー(4)が、基板下流端よりも後方で、反応生成物の付着を防止する部材と捉えることができる。
しかしながら、特許文献1においては、下流フローライナー(4)を通過した反応ガスの反応炉外への排出機構、又は排出構造については何ら開示がなく、また、下流フローライナー(4)を搬出して交換又は洗浄できるようにするような機構又は構造についても何ら開示はない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、原料ガスの流れを制御して高品質で均一性の高い膜を成膜しつつ、反応生成物が炉内壁等に付着するのを抑制し、且つ、簡便な構成の搬送機構でありながら、汚れた部材を工程の実施毎に容易に炉外に搬出でき、保守作業によるダウンタイムが生じるのを大幅に抑制することが可能な気相成長装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の態様を包含する。
即ち、本発明は、基板上に半導体膜を成長させるための気相成長装置であって、パージガスで満たされた反応炉内において、前記基板を保持するサセプタと、前記サセプタを加熱する加熱手段と、前記反応炉内に導入された反応ガスを前記基板の上流端まで導く第1フローチャンネルと、上流開口端が、前記第1フローチャンネルの下流開口端と対向するとともに、前記基板の周囲を覆うことにより、前記反応ガスを前記基板上に導く第2フローチャンネルと、前記第2フローチャンネルの下流開口端と対向する上流開口端の開口寸法が、前記第2フローチャンネルの下流開口端の開口寸法よりも大きく、且つ、前記第2フローチャンネルの下流開口端と当該上流開口端が面一の位置関係、又は前記第2フローチャンネルの下流開口端が当該上流開口端の内部に位置しており、さらに、後端側が前記反応炉の側壁方向に向かって屈曲しているとともに、下流開口端が、前記側壁に設けられた排気口に向かって開口することにより、前記基板上を通過した前記原料ガスを前記排気口に導く第1排気ノズルと、前記反応炉の前記排気口から外部に向かって開口するように設けられ、上流開口端の開口寸法が、前記第1排気ノズルの下流開口端の開口寸法よりも大きい第2排気ノズルと、前記サセプタ、前記第2フローチャンネル、及び前記第1排気ノズルを支持する架台と、前記架台を、前記サセプタ、前記第2フローチャンネル、及び前記第1排気ノズルを伴って前記反応炉の後方に移動させ、前記反応炉の外部に搬出させる搬送手段と、を備えることを特徴とする気相成長装置を提供する。
本発明の気相成長装置によれば、上記のように、第2フローチャンネルの下流に、基板上を通過した原料ガスを排気口に導く第1排気ノズルと、反応炉の排気口から外部向かって第2排気ノズルとが設けられているので、第2フローチャンネルから排出された反応ガスが、当該第1排気ノズル及び第2排気ノズルを介して装置外部に放出されるので、反応炉の内壁に反応生成物が付着することが避けられる。
また、第2フローチャンネルの下流開口端と対向する、第1排気ノズルの上流開口端の開口寸法が、当該下流開口端の開口寸法よりも大きく、かつ当該下流開口端と当該上流開口端が面一の位置関係、又は当該下流開口端が当該上流開口端の内部に位置し、さらに反応炉内部にパージガスが満たされていることで、第2フローチャンネルから排出された比較的高速な反応ガスは、パージガスを引き込みつつ第1排気ノズルに流入するので、第2フローチャンネルと第1排気ノズルの隙間において反応ガスが漏れるのを防止できる。
同様に、第2排気ノズルの上流開口端の開口寸法が、第1排気ノズルの下流開口端の開口寸法よりも大きく構成されており、さらに反応炉内部にパージガスが満たされていることで、第1排気ノズルから排出された比較的高速な反応ガスは、パージガスを引き込みつつ第2排気ノズルに流入するので、第1排気ノズルと第2排気ノズルの隙間から反応ガスが漏れるのを防止できる。
本発明の気相成長装置は、上記構成において、前記第1排気ノズルが、上方に向かって屈曲していることが好ましい。
本発明の気相成長装置によれば、第1排気ノズルが、特に、後端側で、上方に向かって屈曲するように構成することで、反応ガスが、その上方指向によって第1排気ノズル内をスムーズに流れるようになる。
本発明の気相成長装置は、上記構成において、前記反応炉の後方端に、当該反応炉を密閉するためのフランジが設けられ、前記架台は、前記搬送手段によって搬送される前記フランジに固定されており、前記搬送手段によって前記フランジが移動することで前記反応炉が開放され、前記架台が、前記サセプタ、前記第2フローチャンネル、及び前記第1排気ノズルを伴って前記反応炉の外部に搬出されることが好ましい。
本発明の気相成長装置によれば、さらに、第1排気ノズルを、第2フローチャンネルと同様に架台に支持固定させ、第2フローチャンネルと同様、搬出手段によって反応炉外に搬出させるようにしているので、成膜中に生じる反応生成物が付着した部材を、ほぼすべての部材にわたって、工程の実施毎に容易に交換ができるため、炉内清掃等の保守作業によって生じるダウンタイムを大幅に削減できる。
本発明の気相成長装置は、上記構成において、さらに、前記反応炉に隣接して、不活性ガスで満たされた機密構造のグローブボックスボックスを備え、前記搬送手段により、前記架台が、前記サセプタ、前記第2フローチャンネル、及び前記第1排気ノズルを伴って前記グローブボックス内に搬送されることがより好ましい。
本発明の気相成長装置によれば、特に、第2フローチャンネル及び第1排気ノズルが、フランジとともに反応炉後方に搬送され、それらの搬送に伴って反応炉が開放されるので、簡便な構成で、基板及び付着物が付いた交換が必要な部材を搬送することができるので、装置のコストダウンにつながる。
本発明の気相成長装置は、上記構成において、さらに、前記グローブボックスに隣接して、前記サセプタに保持された基板、前記第2フローチャンネル、及び前記第1排気ノズルを、前記グローブボックスから大気中へ搬出するか、又はそれらを大気中から前記グローブボックスに搬入するための、真空置換可能なパスボックスを備えることが好ましい。
本発明の気相成長装置によれば、フランジが開放される空間が、密閉されて不活性ガスで満たされた気密構造、具他的にはグローブボックスが備えられ、さらに、基板や部品を大気中に搬出又は搬入するための、真空置換が可能なパスボックスがグローブボックスに隣接して備えられることで、基板や部品の搬送時、炉内への大気成分の混入を簡便な構成で防止することができるので、装置のコストダウンにつながる。
本発明に係る気相成長装置によれば、上記構成により、原料ガスの流れを制御して高品質で均一性の高い結晶膜を成膜しつつ、反応生成物が炉内壁等に付着するのを抑制できるので、付着物が結晶膜中に混入するのを防止でき、成長させる薄膜の結晶品質がより高められる。さらに、簡便な構成の搬送機構でありながら、汚れた部材を工程の実施毎に容易に炉外に搬出できるので、保守作業によるダウンタイムを大幅に抑制することが可能になる。
本発明の一実施形態である気相成長装置を模式的に説明する図であり、図1(a)は平面図、図1(b)、(d)は正面図、図1(c)は図1(b)中に示したC−C断面図である。 本発明の一実施形態である気相成長装置を模式的に説明する図であり、少なくとも第1排気ノズル及び第2排気ノズルを含む要部拡大図である。 従来の気相成長装置の概略構成を示す図であり、図3(a)は平面図、図3(b)、(d)は正面図、図3(c)は、図3(b)中に示したC−C断面図である。
以下、本発明を適用した一実施形態である気相成長装置について、図1及び図2を適宜参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、その特徴をわかり易くするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態である気相成長装置を模式的に説明する図であり、図1(a)は平面図、図1(b)、(d)は正面図、図1(c)は図1(b)中に示したC−C断面図である。また、図2は、少なくとも第1排気ノズル及び第2排気ノズルを含む要部拡大図である。
以下の説明においては、図1及び図2を参照しながら、当該気相成長装置の構成と、基板上に半導体膜を形成する処理工程及び保守作業工程について詳述する。
<気相成長装置の構成>
本発明に係る気相成長装置の一例について説明する。
図1に例示する気相成長装置1は、反応炉10、グローブボックス30、及びパスボックス40を備えて概略構成されている。
反応炉10は、側壁11と、上流側フランジ12a、12bとにより、略円筒形の密閉容器を形成している。なお、以下の説明においては、反応炉10内における、その長手方向の位置を説明するにあたり、便宜上、反応ガスの流れ方向の上流を、単に「反応炉10の上流(又は前方)」、反応ガスの流れ方向の下流を、単に「反応炉10の下流(又は後方)」と称する場合がある。
反応炉10内においては、架台13上に、図示略の基板が載置されたサセプタ14が支持されている。このサセプタ14は、通常、熱の良導体(例えば、カーボン等)で形成され、さらに好適には、原料ガスによる腐食を防止する観点から、SiC等のコーティングが施される。また、サセプタ14は、気相成長する薄膜の膜厚の平均化を図るため、その中心軸に沿って回転可能に構成されている。
ここで、図2に示すように、図1(a)〜(d)中には示されていない回転軸21の一端には、かさ歯車22が取り付けられており、その他端には、図示略のモータが取り付けられ、このモータの駆動によって回転軸21が回転するように構成されている。従って、その回転軸21の回転に伴い、かさ歯車22も回転することになる。一方、回転軸21、かさ歯車22、及び図示略のモータは一体とされ、回転軸21の軸方向に一定距離で摺動して移動することが可能に構成されており、図2中における紙面方向で最左方の位置において、かさ歯車22が、サセプタ14の下面に設けられた複数の歯と嵌合するように構成されている。従って、当該位置においてモータが駆動されると、回転軸21及びかさ歯車22を介してサセプタ14が回転することになる。
架台13の後方端は、搬送用冶具15の一端に接続されており、その搬送用冶具15の他端は、下流側フランジ12bに固定されている。
反応炉10内には、上流側フランジ12aに設けられた反応ガス導入口25から導入された反応ガスを、サセプタ14方向に搬送するための第1フローチャンネル16と、その下流に分離延設されたものであり、且つサセプタ14上に位置する第2フローチャンネル17とが備えられている。これら第1フローチャンネル16及び第2フローチャンネル17としては、石英製のものが好適に用いられる。
また、第1フローチャンネル16は、図1(a)に示すように、後方に向かうにつれて、流路断面が大きくなる形状とされている。また、第2フローチャンネル17は、図2に示すように、架台13に支持固定されている。また、図示例においては、第1フローチャンネル16の上流開口端16aが反応ガス導入口25と接続され、第1フローチャンネル16の下流開口端16bと第2フローチャンネル17の上流開口端17aとが対向するように配置されている。
また、第2フローチャンネル17の下流側には、図2に示すように、第2フローチャンネル17と同様に架台13に支持固定された第1排気ノズル18が設けられている。この第1排気ノズル18は、その前方部分おいて、第1フローチャンネル16とは逆に、後方に向かうにつれて、流路断面が小さくなる形状とされており、また、その後方部分において、上方(略90度)に向きを変える形状とされることで、略L字型に構成されている。
以下に、第2フローチャンネル17と第1排気ノズル18との物理的な関係を詳細に説明する。第1排気ノズル18の上流開口端18aは、第2フローチャンネル17の下流開口端17bと略同型をなしているが、その開口寸法は、第2フローチャンネル17の下流開口端17bよりも一回り大きく構成されている。そして、第1排気ノズル18の上流開口端18aと、第2フローチャンネル17の下流開口端17bとは、少なくとも面一の位置関係にあるか、好適には、図1(a)、(b)中に示すように、第1排気ノズル18の上流開口端18aが、第2フローチャンネル17の下流開口端17bを所定の長さで包囲する構成とされている。
一方、第1排気ノズル18の下流開口端18bの位置に対応する側壁11の部分からは、側壁11の外側に延びて開口した、例えばSUS等からなる第2排気ノズル19が設けられており、第1排気ノズル18の下流開口端18bから放出されたガスが、さらに第2排気ノズル19内を進んで、第2排気ノズル19の上方(下流)開口端19bから排出されるように構成されている。ここで、図1及び図2中に示すように、第2排気ノズル19の下方(上流)開口端19aの開口寸法は、第1排気ノズル18の下流開口端18bの開口寸法よりも大きく構成されている。
また、図1中に示すように、下流側フランジ12bは、グローブボックス30内に敷設されたレール31上を摺動可能な摺動部材32に固定されている。上記の構成から、下流側フランジ12b、搬送用冶具15、架台13、サセプタ14、第2フローチャンネル17、及び第1排気ノズル18は、摺動部材32のレール31上での摺動に伴って、一体で、反応炉10の長手方向に移動可能に構成されている。ここで、摺動部材32がレール31上の最も後方にある状態、即ち、図1(d)中に示すような状態において基板等の交換作業が行われる。一方、摺動部材32が前方に移動して、下流側フランジ12bが側壁11に当接するような前方の限界位置、より具体的には、下流側フランジ12bに付設されたOリング等の部材によって反応炉10が密閉状態となる位置(図1(b))において、基板への薄膜の成長プロセスが施される。
また、反応炉10の外部であってサセプタ14に対応する部分には、側壁11の外周に沿ってRFコイル20が設けられ、反応炉10の外部からサセプタ14を加熱することができるように構成されている。
なお、昇降温レートを重視する観点からは、加熱手段としてRFコイル20を用いることが好ましいが、代わりに、一般的なヒータやランプ等を用いることも可能である。このようなヒータを加熱手段に用いる場合には、材質的に安価で加工が容易なカーボンヒータが多用されるが、このようなカーボンヒータは腐食しやすいため、例えば、SiCコーティングされたものや、SiCバルク材、PBNコーティングされたカーボン、高融点金属等を用いることが、さらに好適である。
また、第1フローチャンネル16、第2フローチャンネル17、及び第1排気ノズル18の外側の反応炉10内には、パージガスが封入される。
<気相成長装置を用いた半導体の製膜プロセス>
上記構成の気相成長装置1を用いた、半導体の製膜プロセスの一例について、以下に説明する。
まず、反応ガス導入口25から導入された反応ガスは、基板上に効率よく搬送され、且つ側壁11の内壁方向に漏洩しないように、第1フローチャンネル16及び第2フローチャンネル17によって流れが制御されつつ、サセプタ14上の基板に向かう。サセプタ14上に到達した反応ガスは、RFコイル20の作用によって高温に加熱されたサセプタ14上で熱分解し、分解したガス分子が、サセプタ14の回転に伴って回転する基板上に堆積して膜形成が行われる。
基板面を通過した反応ガスは、第2フローチャンネル17の下流開口端17bから、第1排気ノズル18に導入され、さらに、その下流開口端18bから第2排気ノズル19に導入されるように配置されており、最終的に、第2排気ノズル19の上方(下流)開口端から排出される。上述のように、第1排気ノズル18の上流開口端18aの開口寸法は、第2フローチャンネル17の下流開口端17bの開口寸法よりも大きく、且つ、第1排気ノズル18の上流開口端18aが第2フローチャンネル17の下流開口端17bを所定の長さで包囲するような位置関係で構成されている。また、反応炉10内は、所定圧力を呈するパージガスで満たされている。これにより、第2フローチャンネル17の下流開口端17bから流出した反応ガスは、反応炉10内に流出することなく、パージガスとともに漏れなく第1排気ノズル18内に導入される。同様に、第2排気ノズル19の下方(上流)開口端19aの開口寸法も、第1排気ノズル18の下流開口端18bの開口寸法よりも大きく構成されており、且つ、パージガスの作用により、第1排気ノズル18の下流開口端18bから流出した反応ガスは、反応炉10内に流出することなく、パージガスとともに漏れなく第2排気ノズル19内に導入される。従って、漏洩ガスによる側壁11の内壁への反応生成物の付着を防止できるので、これらの付着物が結晶膜内に混入することも防止できる。
<基板や部材等の交換処理>
次に、図1及び図2に例示した気相成長装置1において、基板や構成部材等を交換する場合の処理手順について説明する。
上述したように、基板等の交換時には、摺動部材32のレール31上の摺動に伴って、下流側フランジ12b、搬送用冶具15、架台13、サセプタ14、第2フローチャンネル17、及び第1排気ノズル18が一体で、不活性ガスで満たされた機密構造のグローブボックス30内における後方の位置、具体的には、図1(d)中に示す位置まで移動する。このようにしてグローブボックス30内に搬送された基板や治具類は、別途、ロボット等の装置や手動の方法により、パスボックス40に搬送される。パスボックス40は、扉等によって作業空間と区切られており、作業者が、出来上がった基板や汚れた治具を取り出したり、新しい基板や治具をセットしたりするのに用いられる。パスボックス40は、大気と遮断するために気密構造とされており、基板や治具等の搬送の前後において真空置換が行われる。
なお、上記のように、第1排気ノズル18を洗浄又は交換可能なように構成した理由としては、第2フローチャンネル17の場合における理由と同様である。
また、本実施形態においては、サセプタ14の上に基板を載置し、半導体膜の成長面は基板の上側となっているが、ごみ等の付着防止の観点から、基板をサセプタの下側に位置付けし、膜の成長面が基板の下側となるように、気相成長装置を構成しても構わない。
<作用効果>
以上説明したように、本実施形態の気相成長装置1によれば、第2フローチャンネル17の下流側に、基板上を通過した原料ガスを排気口に導く第1排気ノズル18が設けられ、さらに、反応炉10の排気口から外部に向かうように第2排気ノズル19が設けられた構成を採用している。これにより、第2フローチャンネル17から排出された反応ガスが、第1排気ノズル18及び第2排気ノズル19を介して装置外部に放出されるので、第1排気ノズル18が設けられていない場合と比較して、反応炉10の内壁に反応生成物が付着するのを効果的に抑制できる。
特に、第2フローチャンネル17の下流開口端17bと対向する、第1排気ノズル18の上流開口端18aの開口寸法が、当該下流開口端17bの開口寸法よりも大きく、かつ当該下流開口端17bが当該上流開口端18aの内部に位置し、さらに、反応炉10内部にパージガスが満たされていることで、第2フローチャンネル17から排出された比較的高速な反応ガスが、パージガスを引き込みつつ第1排気ノズル18に流入するので、第2フローチャンネル17と第1排気ノズル18の隙間において反応ガスが漏れるのが抑制される。従って、反応炉10の内壁に反応生成物が付着するのを効果的に防止できる。
同様に、第2排気ノズル19の下方(上流)開口端19aの開口寸法が、第1排気ノズル18の下流開口端18bの開口寸法よりも大きく構成され、且つ反応炉10内部にパージガスが満たされていることで、第1排気ノズル18から排出された比較的高速な反応ガスが、パージガスを引き込みつつ第2排気ノズル19に流入するので、第1排気ノズル18と第2排気ノズル19の隙間から反応ガスが漏れるのが抑制される。従って、上記同様、反応炉10の内壁に反応生成物が付着するのをより効果的に防止できる。
また、第1排気ノズル18を、後方で、上方に向かって概略90度屈曲する形状に構成することで、反応ガスが、その上方指向によって第1排気ノズル18内をスムーズに流れるという効果が得られる。
また、第1排気ノズル18は、第2フローチャンネル17と同様、成膜中に付着した反応生成物を定期的に清掃除去する必要があるが、本実施形態の気相成長装置1では、第1排気ノズル18を、第2フローチャンネル17と同様、架台13に支持固定し、第2フローチャンネル17と同様に、搬送用冶具15、下流側フランジ12b、摺動部材32、及びレール31によって後退させ、グローブボックス30内に搬出するように構成している。これにより、成膜中に生じる反応生成物が付着した第1排気ノズル18を、容易に清掃又は交換ができるので、炉内清掃等の保守作業のために生じるダウンタイムが削減できる。
特に、第2フローチャンネル17及び第1排気ノズル18を、下流側フランジ12bとともに、反応炉10の後方の位置に搬送する構成であり、それらの搬送に伴って反応炉10が開放されるので、基板、及び、反応生成物が付着した、交換が必要な部材を、簡便な構造で搬送することができ、装置のコストダウンにもつながる。
従って、本実施形態の気相成長装置1によれば、原料ガスの流れを制御して高品質で均一性の高い結晶膜を成膜しつつ、反応生成物が反応炉10の内壁等に付着するのを抑制できるので、付着物が結晶膜中に混入するのを防止でき、成長させる薄膜の結晶品質がより高められる。さらに、簡便な構成の搬送機構でありながら、汚れた部材を工程の実施毎に容易に炉外に搬出できるので、保守作業によるダウンタイムを大幅に抑制することが可能になる。
以下、実施例により、本発明に係る気相成長装置についてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
<半導体膜の気相成長条件>
本実施例においては、図1及び図2に示すような、本発明に係る構成を備えた気相成長装置を使用して、GaN(窒化ガリウム)系化合物半導体膜を製膜する実験を行った。
この際、気相成長装置に、2−inchサファイア基板、新品の第1フローチャンネル16及び第2フローチャンネル17、並びに、第1排気ノズル18及び第2排気ノズル19をセットし、以下の条件にてGaN系化合物半導体膜を製膜した。
(低温バッファ層の製膜条件)
TMG:110μmol/min
NH:9slm
キャリアガストータル:25slm
設定温度:500℃
設定圧力:常圧
成膜時間:1.5分
(高温GaN層)
TMG:300μmol/min
NH:12slm
キャリアガストータル:60slm
設定温度:1125℃
設定圧力:常圧
成膜時間:2時間
<半導体膜成長後の評価>
上記条件による半導体膜の成膜後、反応炉10内の付着物の状況を目視で確認したところ、第2フローチャンネル17、第1排気ノズル18内には黒い付着物が見られたが、炉内の壁面には、付着物はほとんど付着していなかった。
その後、下流側フランジ12bの2重Oリングシールを大気に戻し、下流側フランジ12bを下流側に移動させ、各部の状態を確認したところ、基板表面においては鏡面が得られ、良好な膜が成膜できた。また、第2フローチャンネル17、第1排気ノズル18ともさほど汚れていなかったため、基板を新品に交換して炉内に設置した。そして、水素ベーキングを挟んで、上記同様の実験を繰り返した。
さらに、GaN系LED構造を有する半導体膜の成膜等、種々の成膜実験を繰り返し、汚れの度合いを確認したところ、第2フローチャンネル17については7〜8回程度の製膜処理、第1排気ノズル18については30回程度の製膜処理で、付着物の剥離が始まったため、それぞれの部材を交換した。また、第2排気ノズル19に付着物が認められたため、外周部にテープヒータを装着し、200℃に加熱したところ、その後、第2排気ノズル19の付着量は減少した。
このような運用方法で、上記の気相成長装置を、さらに1か月程度運用し、炉内を確認したところ、第2排気ノズル19に、多少の反応生成物が付着していたが、他の部分には、反応性生成物は、ほとんど付着していなかった。
以上説明したような実施例の結果より、本発明の気相成長装置を用いて半導体膜等の気相成長プロセスを実施することで、反応生成物が反応炉の内壁等に付着するのを抑制できるとともに、汚れた部材を工程の実施毎に容易に炉外に搬出でき、保守作業によるダウンタイムを大幅に抑制できることが明らかとなった。
本発明の気相成長装置は、反応生成物が炉内壁等に付着するのを抑制し、且つ、簡便な構成で、汚れた部材を工程の実施毎に容易に炉外に搬出でき、保守作業によるダウンタイムを大幅に抑制することが可能になるものなので、例えば、基板上に半導体膜を成長、成膜させるための装置として非常に好適である。
1、1000・・・気相成長装置
10、100・・・反応炉
11・・・側壁
12a,12b・・・上流側フランジ、下流側フランジ
13・・・架台
14・・・サセプタ
15・・・搬送用治具
16・・・第1フローチャンネル
16a・・・上流開口端
16b・・・下流開口端
17・・・第2フローチャンネル
17a・・・上流開口端
17b・・・下流開口端
18・・・第1排気ノズル
18a・・・上流開口端
18b・・・下流開口端
19・・・第2排気ノズル
19a・・・下方(上流)開口端
19b・・・上方(下流)開口端
20・・・RFコイル
21・・・回転軸
22・・・かさ歯車
25・・・反応ガス導入口
26・・・排気口
30・・・グローブボックス
31・・・レール
32・・・摺動部材
40・・・パスボックス

Claims (5)

  1. 基板上に半導体膜を成長させるための気相成長装置であって、
    パージガスで満たされた反応炉内において、前記基板を保持するサセプタと、
    前記サセプタを加熱する加熱手段と、
    前記反応炉内に導入された反応ガスを前記基板の上流端まで導く第1フローチャンネルと、
    上流開口端が、前記第1フローチャンネルの下流開口端と対向するとともに、前記基板の周囲を覆うことにより、前記反応ガスを前記基板上に導く第2フローチャンネルと、
    前記第2フローチャンネルの下流開口端と対向する上流開口端の開口寸法が、前記第2フローチャンネルの下流開口端の開口寸法よりも大きく、且つ、前記第2フローチャンネルの下流開口端と当該上流開口端が面一の位置関係、又は前記第2フローチャンネルの下流開口端が当該上流開口端の内部に位置しており、さらに、後端側が前記反応炉の側壁方向に向かって屈曲しているとともに、下流開口端が、前記側壁に設けられた排気口に向かって開口することにより、前記基板上を通過した前記原料ガスを前記排気口に導く第1排気ノズルと、
    前記反応炉の前記排気口から外部に向かって開口するように設けられ、上流開口端の開口寸法が、前記第1排気ノズルの下流開口端の開口寸法よりも大きい第2排気ノズルと、
    前記サセプタ、前記第2フローチャンネル、及び前記第1排気ノズルを支持する架台と、
    前記架台を、前記サセプタ、前記第2フローチャンネル、及び前記第1排気ノズルを伴って前記反応炉の後方に移動させ、前記反応炉の外部に搬出させる搬送手段と、
    を備えることを特徴とする気相成長装置。
  2. 前記第1排気ノズルは、上方に向かって屈曲していることを特徴とする請求項1に記載の気相成長装置。
  3. 前記反応炉の後方端に、当該反応炉を密閉するためのフランジが設けられ、前記架台は、前記搬送手段によって搬送される前記フランジに固定されており、前記搬送手段によって前記フランジが移動することで前記反応炉が開放され、前記架台が、前記サセプタ、前記第2フローチャンネル、及び前記第1排気ノズルを伴って前記反応炉の外部に搬出されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の気相成長装置。
  4. さらに、前記反応炉に隣接して、不活性ガスで満たされた機密構造のグローブボックスボックスを備え、前記搬送手段により、前記架台が、前記サセプタ、前記第2フローチャンネル、及び前記第1排気ノズルを伴って前記グローブボックス内に搬送されることを特徴とする請求項3に記載の気相成長装置。
  5. さらに、前記グローブボックスに隣接して、前記サセプタに保持された基板、前記第2フローチャンネル、及び前記第1排気ノズルを、前記グローブボックスから大気中へ搬出するか、又はそれらを大気中から前記グローブボックスに搬入するための、真空置換可能なパスボックスを備えることを特徴とする請求項4に記載の気相成長装置。
JP2017148986A 2017-08-01 2017-08-01 気相成長装置 Active JP6895337B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017148986A JP6895337B2 (ja) 2017-08-01 2017-08-01 気相成長装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017148986A JP6895337B2 (ja) 2017-08-01 2017-08-01 気相成長装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019029552A true JP2019029552A (ja) 2019-02-21
JP6895337B2 JP6895337B2 (ja) 2021-06-30

Family

ID=65476547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017148986A Active JP6895337B2 (ja) 2017-08-01 2017-08-01 気相成長装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6895337B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0343731U (ja) * 1989-09-05 1991-04-24
JP2000044385A (ja) * 1998-07-31 2000-02-15 Nec Corp ガス整流器
JP2008166668A (ja) * 2006-12-04 2008-07-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 気相成長装置および気相成長方法
JP2013131555A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Stanley Electric Co Ltd 半導体製造装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0343731U (ja) * 1989-09-05 1991-04-24
JP2000044385A (ja) * 1998-07-31 2000-02-15 Nec Corp ガス整流器
JP2008166668A (ja) * 2006-12-04 2008-07-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 気相成長装置および気相成長方法
JP2013131555A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Stanley Electric Co Ltd 半導体製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6895337B2 (ja) 2021-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8598047B2 (en) Substrate processing apparatus and producing method of semiconductor device
JP6804270B2 (ja) 基板処理装置、および基板処理方法
JP2019210550A (ja) 気相化学反応器およびその使用方法
US20120305026A1 (en) Substrate Processing Apparatus and Substrate Processing Method
TW201309841A (zh) 多腔室cvd處理系統
US20110200749A1 (en) Film deposition apparatus and method
JP2009295729A (ja) 基板処理装置
CN113604873B (zh) 一种气相外延系统及其维护操作方法
WO2016013401A1 (ja) 半導体製造装置及び半導体の製造方法
JPH07111244A (ja) 気相結晶成長装置
JP2009181972A (ja) 薄膜製造装置
JP7096761B2 (ja) 気相成長装置
JP6895337B2 (ja) 気相成長装置
JP6971887B2 (ja) 成膜方法及び成膜装置
CN106057659B (zh) 气相生长方法
WO2020100554A1 (ja) 半導体製造装置部品の洗浄装置、半導体製造装置部品の洗浄方法、及び半導体製造装置部品の洗浄システム
JP6820793B2 (ja) 基板処理装置、排気管のコーティング方法及び基板処理方法
JP2008103388A (ja) 半導体製造装置
JP4963817B2 (ja) 基板処理装置
JP2007243024A (ja) 気相成長装置および気相成長装置を用いた処理方法
JP4351556B2 (ja) 気相成長装置
JP6434558B2 (ja) 処理装置
JP2012069844A (ja) 半導体装置の製造方法および基板処理装置
JPH0786169A (ja) マルチチャンバー処理装置及びそのクリーニング方法
JPH06338466A (ja) 気相成長装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170907

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200520

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20201106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6895337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150