JP2019028335A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、ベルト上を通過するシートの位置を分散させることでベルトの摩耗を抑え寿命を延ばすことである。【解決手段】シートに画像を形成する画像形成装置であって、像担持体を露光して画像書き込み位置に画像を書き込む露光手段と、シートを挟持して搬送方向に沿って搬送するとともに、挟持したシートを前記搬送方向と直交する幅方向に向けて前記画像書き込み位置にシフトさせるローラ対と、前記シートに接触して前記シートに形成された画像を定着させるベルトと、前記ベルトの前記幅方向の側端位置を検知するベルト検知手段と、前記ベルト上のシートの前記幅方向の側端が通過した通過位置をカウントするカウンタと、前記ベルト検知手段による検知位置及び前記カウンタによるカウント数に基づいて前記露光手段による画像書き込み位置を決定する制御手段と、を有する。【選択図】 図9

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成装置本体にシート収納部である給紙カセットを着脱自在に装着している。そして、画像形成時には、給紙カセットに収納されたシートをシート給送ローラにより送り出した後、シート搬送装置により、画像形成部に搬送するようにしている。ここで、シート搬送装置には、画像形成部に搬送するまでにシートの姿勢及び位置を合わせるために、シートの斜行及びシートのシート搬送方向と直交する方向(以下、幅方向という)のズレの補正を行う斜行補正部を備えたものがある。
ところで、このように構成した斜行補正部の場合、あらゆる種類のシートに対応して高精度な位置補正が可能となるが、この結果、斜行補正部の下流では、同一位置に繰り返しシートが搬送されるようになる。このため、特にこれまでにないようなバリの大きい剛度の高いシートを長時間連続通紙すると、シートが斜行補正部の下流に位置する定着ローラの同一位置に搬送され、定着ローラの表層が傷付き寿命が極端に短くなってしまう問題が発生する。
そこで、特許文献1では、例えば斜行補正部による幅方向のシート補正位置を所定量ずらしてシートを搬送するようにしている。これにより、同一箇所にシートが搬送されてローラ表層が傷付くのを防ぐようにしている。この場合、ローラ表層の傷による寿命を十分に延ばすには、シートの補正位置のずらし量を十分大きくとることが好ましい。
また、昨今の印刷速度向上の要求のため、定着速度の向上が求められている。そこで、定着装置のシートを挟持して加圧・加熱する部位に無端ベルト(以下、定着ベルトという)を用いている定着装置が多く利用されている。定着ベルトを採用することにより、シートを挟持している搬送方向の幅(ニップ幅)が大きくなるため、定着速度を向上させることができる。
しかし、定着ベルトを用いた定着装置では、定着ベルトの内側から張架するローラが部品の公差などによりアライメントがずれることがあり、これによって定着ベルトが幅方向に寄ってしまう現象がある。この寄りを制御するため、寄りを検知する機構および、寄り量が一定以上になった時に定着ベルト内側のローラのアライメントを変化させ、寄り方向を反転させる機構を持つものがある。この機構により、定着ベルトは幅方向に往復している。
特開2010−89868号公報
前述した特許文献1に記載の斜行補正部の構成に加えて、定着装置に定着ベルトを採用することにより、定着ベルトは幅方向に移動するため、ベルト表面をシートが通過する幅方向の範囲(以下、通紙範囲とする)をさらに大きくすることができる。この結果、さらに定着ベルトの寿命が長くなる。
しかし、定着ベルトの寄り量を考慮せず、例えば規則的にシート補正位置をずらしていった場合、定着ベルトにおける通紙範囲と通紙回数の関係は図10に示す領域(1)ような台形に通紙回数が進んでいく。この図10よりわかるように、定着ベルトにおける通紙範囲のうち、外側の部分は寿命の通紙回数まで使用することができないため、通紙範囲を有効的に使用することができていないという課題がある。
そこで、本発明の目的は、ベルト上を通過するシートの位置を分散させることでベルトの摩耗を抑え寿命を延ばすことである。
上記目的を達成するため、本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置であって、像担持体を露光して画像書き込み位置に画像を書き込む露光手段と、シートを挟持して搬送方向に沿って搬送するとともに、挟持したシートを前記搬送方向と直交する幅方向に向けて前記画像書き込み位置にシフトさせるローラ対と、前記シートに接触して前記シートに形成された画像を定着させるベルトと、前記ベルトの前記幅方向の側端位置を検知するベルト検知手段と、前記ベルト上のシートの前記幅方向の側端が通過した通過位置をカウントするカウンタと、前記ベルト検知手段による検知位置及び前記カウンタによるカウント数に基づいて前記露光手段による画像書き込み位置を決定する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ベルト上を通過するシートの位置を分散させることができる。これにより、ベルトの摩耗を減少させ、ベルトを長寿命化することができる。
画像形成装置の概略縦断面図 定着装置の主たる構成を示す斜視図 定着ベルトの寄り量とステアリング量の関係を示す図 画像形成装置の制御部を説明するためのブロック図 シート搬送装置の主たる構成を示す斜視図 画像形成装置におけるシフト処理の処理手順を示すフローチャート (a)、(b)は、シート搬送装置におけるシートの斜行補正動作、及び、幅方向の位置補正動作を説明するための図 (a)、(b)は、シート搬送装置におけるシートの斜行補正動作、及び、幅方向の位置補正動作を説明するための図 ベルト通紙カウントとベルト通紙位置の関係を示す図 ベルト寿命とカウント枚数の関係を示す図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1を用いて、本実施形態に係る画像形成装置について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの概略構成図である。図1に示す画像形成装置1は、例えば電子写真方式を用いたカラー画像形成装置である。
図1に示す画像形成装置1は、主として画像形成部、二次転写部、画像定着部、シート搬送装置(シート搬送部)、を含んで構成される。
画像形成装置1の画像形成部は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色に対応した感光体(像担持体)11、帯電装置12、画像書き込み部として機能する露光装置(露光手段)13、現像装置14を含んで構成される。また、画像形成部は、中間転写ベルト31、二次転写内ローラ32、駆動ローラ33、テンションローラ34、一次転写装置35を有する。
画像形成部では、予め帯電装置12により像担持体である感光体11の表面を一様に帯電させ、画像情報の信号に基づいて露光装置13を駆動し、回転する感光体11表面に潜像を形成する。像担持体上(感光体11の表面上)に形成された静電潜像は、現像装置14によるトナー現像を経てトナー像として顕在化する。その後、一次転写装置35により所定の加圧力および静電バイアスが与えられ、中間転写ベルト31上にトナー像が転写される。
次に、中間転写ベルト31について説明する。中間転写ベルト31は駆動ローラ33、テンションローラ34および二次転写内ローラ32等のローラによって張架され、図1中に示す矢印B方向へと搬送駆動される。並列処理されるY、M、C、Bk各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト31上に一次転写された上流色のトナー像上に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト31上に形成され、このトナー像が二次転写部へと搬送される。
被転写材であるシートPは、例えばサイズ毎にシート収納庫61〜63の給紙カセット、手差し給送部64に積載されて収納される。シートPは、例えば給紙部61aより給送され、搬送ローラ130、プレレジストレーションローラ対120等を通過し、レジストレーションローラ対110へと搬送される。
プレレジストレーションローラ対(上流側ローラ対)120は、レジストレーションローラ対110よりもシート搬送方向上流側に設けられ、シートPの斜行を補正する。具体的には、プレレジストレーションローラ対120は、搬送するシートPの先端を、停止しているレジストレーションローラ対110のニップ部に突き当てる。このようにして、プレレジストレーションローラ対120は、シートPを撓ませて斜行補正を行う。
レジストレーションローラ対110は、中間転写ベルト31上のトナー像がシートPに転写されるタイミングに合わせてシートPを二次転写部へと搬送する。
二次転写部は、対向する二次転写内ローラ32および二次転写外ローラ41により形成されるトナー像転写ニップ部を有し、所定の加圧力と静電バイアスを与えることでシートP上にトナー像の転写を行う。
転写後のシートPは、エア吸着搬送手段42により定着装置50へと搬送され、加圧力と加熱効果を加えてトナー像をシートPに溶融固着させる。画像が定着されたシートPは、シートPの通紙モードがフェースアップ通紙の場合、排紙部80へと搬送される。また、シートPは、フェースダウン通紙の場合、シートPの後端が反転ローラ79に所定距離だけ残された状態で一旦停止された後に反転ローラ79を逆転させ、排紙ローラ77により排出される。また、シートPは、両面通紙の場合、シートPの後端が両面反転ローラ86に所定距離だけ残された状態で一旦停止された後に両面反転ローラ86を逆転させ、両面搬送部90を介して再びシート搬送装置100へ搬送され、画像形成部にて2面目の画像形成を行われる。その後の定着、排紙動作は1面目と同様である。
シート収納庫61,62,63には、各々に収容されているシートPのサイズを検知するためのサイズ検知機構61d〜63dが配備されている。サイズ検知機構61d(62d,63d)は、シートPの搬送方向と直交する幅方向の位置を規制するサイド規制板(不図示)、このサイド規制板に摺接して連動する回動可能なサイズ検知レバー(不図示)を有する。なお、サイド規制板は、シートPの側端部に合わせて移動可能に構成される。また、シートPの側端部に合わせてサイド規制板を幅方向に移動させた場合、これに連動してサイズ検知レバーが回動するように構成される。
また、サイズ検知機構61d(62d,63d)は、シート収納庫に給紙カセットが装着された状態においてサイズ検知レバーに対応する位置に配備された複数のセンサ又はスイッチを有する。シート収納庫に給紙カセットが装着されたとき、サイズ検知レバーがセンサ又はスイッチの検知素子を選択的にON/OFFする。これにより、画像形成装置1は、給紙カセットに収容されたシートPに応じてセンサ又はスイッチが出力する異なるパターンの信号を受信する。画像形成装置1は、受信した信号に基づいて給紙カセットに収納されているシートPのサイズ等を認識することができる。
なお、サイド規制板は、シートPの給送時及び、給送ローラの下流側に配備された各搬送ローラにおいて生じるシートPの斜行、幅方向の位置ずれを抑制するためのものである。しかしながら、実際には、サイド規制板とシートPとの間にわずかな隙間が生じてしまうことがある。生じた隙間によって、シートPを給紙・搬送する際にシートPが斜行してしまったり、幅方向の位置ずれが発生してしまうことがある。
このように、シート収納庫にシートPをセットする際には、サイド規制板のガタ、あるいは給紙カセットを挿抜することによる振動などの影響を受け、シートPの中央位置が手前奥方向にずれてしまうことが一般的にある。さらに、シートP自体の寸法が称呼サイズと若干異なっているケースもあり得る。こうした場合、シートの中央位置がある一定値だけオフセットし続けることになる。また、シート収納庫から給送されたシートPが搬送中に斜行し、さらに幅方向に移動した状態で斜送されてしまうこともある。このような状態とならないように、画像形成装置1が有するシート搬送装置100により斜行補正等が行われる。以下、この点について詳細に説明する。
シート搬送装置100では、停止しているレジストレーションローラ対110のニップ部に対し、搬送されてきたシートPの先端を突き当てて撓ませて、シートPの先端をニップ部に沿わせることで斜行を補正する。なお、シートPに適正量の撓みが形成されるように、シートPの先端がレジストレーションセンサ140を通過した後のプレレジストレーションローラ対120による当該シートPの送り込み量を設定する。
また、搬送経路上におけるレジストレーションローラ対110と、プレレジストレーションローラ対120との間には、シートの幅方向の端部位置(側端位置)を検知するためのシート検知手段としてのCIS(Contact Image Sensor)141が配備される。CIS141の検知結果に基づき、後述する制御部200により称呼位置(設計上の目標位置)と当該検知結果とのずれ量が算出される。シート搬送装置100は、算出されたずれ量に基づいてレジストレーションローラ対110の幅方向へのシフト動作を実行する。このようにして、シート搬送装置は、シートPの幅方向の位置と、画像形成部において転写される画像の位置とが一致するように補正を行う。
図2は定着装置50の模式図である。定着装置(定着手段)50は直接シートに接触して加圧力と加熱効果を加えトナー像をシートPに溶融固着させる無端ベルトである定着ベルト51と、それを駆動する定着駆動ローラ52を含む。また、定着ベルト51は、複数の張架ローラ(ここでは定着駆動ローラ52および定着テンションローラ53)によって張架されている。定着ベルト51は、定着駆動ローラ52や定着テンションローラ53のアライメントなどの影響により幅方向に寄ってしまうことがある。そこで、この定着ベルト51の幅方向の側端位置を検知するための定着寄りセンサ(ベルト検知手段)54を有している。また、定着ベルト51の幅方向への寄り方向を変える定着ステアリング(ステアリング機構)55を有している。定着ステアリング55は、定着寄りセンサ54により定着ベルト51の寄り量Dが一定値(±Dmax)を超えた時に、定着テンションローラ53のアライメントを矢印方向に変化させ、定着ベルト51の幅方向への寄り方向を反転させる。この定着寄りセンサ(ベルト検知手段)54と定着ステアリング(ステアリング機構)55により定着ベルト51は幅方向に往復運動する。
図3のグラフは、定着ベルト51の寄り量Dと定着ステアリング55の関係の一例を示したものである。図3に示すように、定着ベルトの寄り量Dが+Dmaxを超えた時に、定着ベルトの寄り方向を+側から−側に反転させるよう定着ステアリングを変化させる。一方、定着ベルトの寄り量Dが−Dmaxを超えた時に、定着ベルトの寄り方向を−側から+側に反転させるよう定着ステアリングを変化させる。これにより定着ベルトは、寄り量Dが一定値(±Dmax)の範囲内で幅方向に往復運動する。
次に図4を用いて、画像形成装置1が有する機能構成を制御する制御部について説明する。図4は、画像形成装置1の制御部を説明するためのブロック図である。
図4において、制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、メモリ202、操作部203、画像形成制御部205、シート搬送制御部206、センサ制御部207、レジシフト制御部208などの各機能部を有する。CPU201は、所定の制御プログラムなどを実行することにより画像形成装置1が行う各種処理を実現する。メモリ202は、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read only memory)などであり、後述するカウンタ210や各種プログラムおよび各種データを所定の記憶領域に記憶する。操作部203は、ユーザが印刷に使用するシートに関する各種情報(サイズ情報、坪量情報、表面性の情報等)、印刷実行あるいはその中断の指示などユーザが行う各種操作を受け付ける。
画像形成制御部205は、露光装置13を含む画像形成部に対して指示を出し、画像形成を制御する。シート搬送制御部206は、給紙モータ65、後述するプレレジストレーション駆動モータ121、レジストレーション駆動モータ111などへ指示を出し、シートPの搬送を制御する。センサ制御部207は、サイズ検知機構61d〜64d、レジストレーションセンサ140、定着寄りセンサ54などの検知開始、あるいはその停止を制御するとともに、これら各センサの検知結果を受け付ける。
レジシフト制御部208は、CIS141の検知結果を受け付け、後述するシフトモータ151の駆動開始あるいはその停止などの指示を出し、シート搬送装置100におけるレジストレーションローラ対110の幅方向へのシフト動作を制御する。
なお、例えばネットワークを介して接続されたコンピュータ(例えば、図4に示すコンピュータ204)を介して印刷に使用するシートに関する各種情報を受信可能に構成することもできる。
次に図5を用いて、シート搬送装置100の具体的な構成について説明する。図5は、シート搬送装置100の主たる構成を示す斜視図である。なお、ここでは、シート搬送装置100は、給紙部61a〜64aと画像形成部とを結ぶ搬送経路の途中に配備される。図5に示すシート搬送装置100は、レジストレーションローラ対110(上ローラ110a、下ローラ110b、レジストレーションローラ回転軸110S)、レジストレーション駆動モータ111、レジストレーションローラ入力ギア112を含んで構成される。シート搬送装置100は、また、レジストレーションローラアイドラギア113、プレレジストレーションローラ対120を有する。シート搬送装置100は、また、プレレジストレーション駆動モータ121、レジストレーションセンサ140、CIS141、シフトモータ151、ピニオンギア152、ラック153を有する。
プレレジストレーション駆動モータ121は、シート搬送経路上に配備されたプレレジストレーションローラ対120を回転駆動する。レジストレーション駆動モータ111は、レジストレーションローラ入力ギア112、レジストレーションローラアイドラギア113を介してレジストレーションローラ対110を回転駆動する。
なお、レジストレーションローラ対110は、上ローラ110a、レジストレーションローラ回転軸110Sに固定された下ローラ110bからなり、レジストレーションローラ回転軸110Sは、シートの幅方向に移動可能に装置本体に固定される。また、上ローラ110aは、レジストレーションローラ回転軸110SがシートPの幅方向へ移動することに伴い、下ローラ110bと一体的に移動するように構成される。
ラック153は、レジストレーションローラ回転軸110Sに対して回転方向に回転自在に構成され、シート幅方向には固定されて支持される。つまり、シフトモータ151の駆動力が伝達されたピニオンギア152が回転することにより、ラック153がシートPの幅方向に移動する。これにより、レジストレーションローラ対110に挟持されたシートPを幅方向へ移動させることが可能になる。このように、ピニオンギア152、ラック153を介してレジストレーションローラ対110のシフト動作が実現される。
なお、レジストレーションローラ入力ギア112に対して、レジストレーションローラアイドラギア113は歯幅が広くなっている。これは、レジストレーションローラ対110及びレジストレーションローラ入力ギア112が幅方向に移動した場合でも、ギアの噛み合いを維持し、レジストレーションローラ対110の回転を可能にするためである。
レジストレーションローラ対110の上流側には、シートPの側端位置を検知するためのシート検知手段としてのCIS141が配備される。なお、CIS141は、図5中の矢印Aで示す搬送方向に対するシートPの幅方向の中央から偏った位置に配備されている。これは、シートPの位置補正においては、シートPの片側(幅方向の一方の端部側)のみの側端位置を検知すれば良いためである。
また、CIS141は、画像形成装置で使用が許可されているシートサイズのうち、幅が最も小さいシートと最も大きいシートそれぞれの側端位置を検知することができるように構成される。なお、CIS141の検知精度を低下させないために、当該CIS141の配備位置をレジストレーションローラ対110のできるだけ近傍とする。さらに、CIS141の搬送ガイドギャップ(不図示)は均一なものとし、当該CIS141とプレレジストレーションローラ対120との間にシートに生じる撓みが収まるような空間を設けることが望ましい。これは、前述したように、斜行補正を行うためにプレレジストレーションローラ対120とレジストレーションローラ対110との間でシートの撓みが形成されるためである。
次に図6、図7、および図8を用いて、シートに対するシフト処理について説明する。図6は、画像形成装置1におけるシートPのシフト処理の処理手順を示すフローチャートである。また、図7(a)、図7(b)および図8(a)、図8(b)は、シート搬送装置100におけるシートPの斜行補正動作、及び、幅方向の位置補正動作を説明するための図である。
制御部200は、操作部203、あるいはコンピュータ204を介してユーザからの印刷実行指示の受け付けを契機にプリントジョブを開始する(S101)。なお、ユーザは、プリント部数などを指示するとともに、印刷に使用するシートの種別などを指定することもできる。また、制御部200は、サイズ検知機構61d〜64dを介して各収納庫に収容されているシート情報を取得する。
制御部200は、シートPの給紙を開始し(S102)、感光体11に対して露光装置13により画像書き込み位置gの位置に画像を書き込む(S103)。ここで画像書き込み位置gは、後述する通紙カウントと定着ベルト51の寄り量Dに基づく値であり、詳しくは後述する。一方、シートPはプレレジストレーションローラ対120まで搬送される。ここで、搬送されたシートPは、図7(a)に示すように搬送方向Aに対して右回りに回転して斜行し、かつ、搬送方向Aに対して直交する幅方向の一方側(図中下側)にずれた状態であるとする。なお、図7(a)に点線で示すシートP(点線四角)は、斜行及び横レジずれせずに搬送されてきたシートPの先端がレジストレーションローラ対110のニップ部に当接した状態を模式的に示している。このとき、図7(a)に点線で示すシートPの幅方向の側端位置をゼロ点として、幅方向の一方側(図中下側)をプラス方向とする。
制御部200は、レジストレーションセンサ140(図5参照)の検知結果に基づき(S104)、シートPの斜行補正を行う。即ち、プレレジストレーションローラ対120によって搬送されてきたシートPは、その先端が停止したレジストレーションローラ対110のニップ部に突き当てられる。その後、前記シートPは、設定された送り込み量だけプレレジストレーションローラ対120による送り込みが行われることで、シートPに所定量の撓みが形成される(S105、図7(b))。このようにして、シートPの斜行補正が行われ、更にレジストレーションローラ対110の回転駆動が開始されると、当該シートPは図8(b)に示すような状態になる(S106)。
更に制御部200は、斜行補正が行われた後のシートPに対して、搬送方向先端側での側端位置をCIS141により検知(本検知)を行い(S107)、この検知結果(検知位置)Lに基づきシート位置補正量(シートの幅方向へのシフト量)を決定する。この場合のシート位置補正量は、CIS141の本検知結果(検知位置L)から画像書き込み位置gを減算(L−g)することにより求めることができる。なお、CIS141による本検知結果は、例えばメモリ202に記憶される。
制御部200は、レジシフト制御部208およびシフトモータ151を介して、シートPを搬送中のレジストレーションローラ対110をシート位置補正量(L−g)だけ幅方向にシフトする(S108)。決定したシート位置補正量だけレジストレーションローラ対110をシート幅方向にシフトさせた状態が、図8(b)に示す状態である。
その後、更にレジストレーションローラ対110による搬送が継続され、二次転写部においてシートP上に画像(トナー像)が転写される(S109)。
その後、定着装置50を介してトナー像の定着を行う(S110)。片面ジョブまたは両面ジョブ2面目の場合(S111:NO)、トナー像が定着されたシートPを排紙部80に排出(S112)してジョブは終了(S113)する。一方、両面ジョブ1面目の場合(S111:YES)、トナー像が定着されたシートPを両面反転ローラ86にてスイッチバック反転し、両面搬送部90による搬送(S114)によって再びプレレジストレーションローラ対120まで搬送し、2面目の画像を書き込んでいく(S103)。その後の画像転写以降の処理は、片面ジョブの印刷の場合と同様の処理であるため、その説明を省略する。
ところで、図6に示すS103にて、感光体11に対して露光装置13により画像を書き込む画像書き込み位置gは、以下に説明する通紙カウントと定着ベルト51の寄り量Dに基づく値である。以下、図9および図10を用いて、その詳細を説明する。
搬送されたシートPの端部による定着ベルト51の摩耗を減少させることで、定着装置の寿命を延ばすことが可能である。しかし、そのためには搬送されるシートPの幅方向の端部位置を定着ベルト51に対して少しずつずらして均一に通紙位置を分散させることが望ましい。このため定着ベルト51上のシートの通紙位置(通過位置)の履歴を記憶するカウンタ210をメモリ202上に持つ(図4参照)。すなわち、カウンタ210は、定着ベルト上を搬送されたシートの幅方向の側端が通過した位置をカウントする。
図9は定着ベルト上のシートのカウント枚数(ベルト寿命)と通紙位置の関係を示したものである。ここでは、定着ベルト上の通紙範囲において、定着ベルト上の通紙位置(通過位置)を幅方向に8分割した構成を例示している。しかし、ベルトの通紙範囲(通過領域)における通紙位置(通過位置)の分割数は、必要に応じて適宜設定されるべきものであり、これに限定されるものではない。定着ベルトの通紙範囲において、幅方向の一方側をNmin、他方側をNmaxとし、通紙範囲内の各通紙位置をシートの幅方向の側端が通過した場合にカウントアップされる。
そして、図4に示すCPU(制御手段)201は、定着寄りセンサ54による定着ベルト51の検知位置(寄り量D)及び前記カウンタ210によるカウント数に基づいて、感光体11に対する露光装置13による画像書き込み位置gを決定(演算)する。具体的には、CPU201は、定着ベルトの通紙範囲のうち通紙回数(カウント数)が少ない部分(ここでは通紙位置Nlow)を、シートの幅方向の側端が通過するように、通紙位置Nlowと寄り量Dとの合計値(Nlow+D)を書き込み位置gとする。この決定された画像書き込み位置gにしたがって、露光装置13により感光体11に露光して画像を書き込み、トナー像を形成する。このとき、図4に示すCPU(制御手段)201は、前記書き込み位置g及びCIS141による検知位置Lに基づいて決定(演算)したシフト量(シート位置補正量L−g)にしたがって、レジストレーションローラ対110によるシートの幅方向の移動を行う。これにより、定着ベルト上の通紙範囲において、搬送されたシートの側端を、通紙回数が少ない部分を通過させることができる。その後、定着ベルト51上をシートPの幅方向の側端が通過した位置をカウンタ210にカウントアップされ、CPU201(図4参照)によって次回制御するための情報としてフィードバックされる。
次に図10を用いて本発明の効果について説明する。例えば、書き込み位置gを定着ベルト51の寄り量Dと関係なく順番に変化させていった場合には、図中の領域(1)のような台形にカウントが進んでいき、最終的には通紙範囲のうち比較的中央の部分が先に寿命を迎える。この状態では、通紙範囲のうち比較的外側の部分はカウント枚数がベルト寿命近くまで達することが難しいため、定着ベルト51の寿命を使いきれていない。しかし、本発明では定着ベルト51の通紙回数が少ない部分と定着ベルト51の寄り量Dをもとに書き込み位置gを決定する。そのため、優先的に通紙範囲のうち比較的通紙回数が少ない部分(図中の外側の領域(2))を優先的に通紙させることができる。これにより、定着ベルトの通紙領域において、幅方向にカウント枚数が分散され、通紙範囲の全体を均一に寿命まで使用することができる。すなわち、定着ベルトの通紙範囲の総カウント枚数が増加するため、定着ベルト51の寿命を延ばすことができる。
なお、前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であってもよい。また、中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像をシートに一括して転写する画像形成装置を例示したが、シート担持体に担持されたシートに各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に用いられるシート搬送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
D …寄り量
P …シート
g …画像書き込み位置
1 …画像形成装置
11 …感光体
13 …露光装置
50 …定着装置
51 …定着ベルト
54 …定着寄りセンサ
55 …定着ステアリング
100 …シート搬送装置
110 …レジストレーションローラ対
120 …プレレジストレーションローラ対
140 …レジストレーションセンサ
141 …CIS
200 …制御部
201 …CPU
202 …メモリ
210 …カウンタ

Claims (5)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    像担持体を露光して画像書き込み位置に画像を書き込む露光手段と、
    シートを挟持して搬送方向に沿って搬送するとともに、挟持したシートを前記搬送方向と直交する幅方向に向けて前記画像書き込み位置にシフトさせるローラ対と、
    前記シートに接触して前記シートに形成された画像を定着させるベルトと、
    前記ベルトの前記幅方向の側端位置を検知するベルト検知手段と、
    前記ベルト上のシートの前記幅方向の側端が通過した通過位置をカウントするカウンタと、
    前記ベルト検知手段による検知位置及び前記カウンタによるカウント数に基づいて前記露光手段による画像書き込み位置を決定する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ベルトの前記幅方向への寄り方向を反転させるステアリング機構を備え、
    前記ステアリング機構は、前記ベルト検知手段によるベルトの検知位置が所定の範囲を超えた場合に、前記ベルトの寄り方向を反転させることで前記ベルトを前記幅方向に往復運動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ローラ対よりもシート搬送方向上流側に設けられ、シートを搬送する上流側ローラ対を有し、
    前記上流側ローラ対により搬送されるシートの先端を、停止された前記ローラ対に突き当てて前記シートを撓ませることで、前記シートの斜行を補正することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記ベルト上のシートの側端が通過した通過位置のカウント数の少ない部分を、シートの幅方向の側端が通過するように、前記画像書き込み位置を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送されるシートの前記幅方向の側端位置を検知するシート検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記露光手段による画像書き込み位置及び前記シート検知手段による検知位置に基づいて前記ローラ対によるシフト量を演算し、前記ローラ対を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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