JP2019027397A - 内燃機関の触媒活性状態判定装置及び内燃機関の触媒活性状態判定方法 - Google Patents

内燃機関の触媒活性状態判定装置及び内燃機関の触媒活性状態判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新たなセンサを追加することなく、触媒の活性状態を判定することができ、コストの点でも有利な内燃機関の触媒活性状態判定装置及び内燃機関の触媒活性状態判定方法を提供する。【解決手段】第2酸素センサ20Bに設けられ、通電によって第2酸素センサ20Bを加熱する第2ヒータ44bと、触媒の上流側の排ガス温度を推定する第1排ガス温度推定部60Aと、第2ヒータ44bに通電開始直後に計測した電流値から触媒の下流側の排ガス温度を推定する第2排ガス温度推定部60Bと、第1排ガス温度推定部60Aで推定された上流側の排ガス温度と、第2排ガス温度推定部60Bで推定された下流側の排ガス温度とに基づいて、触媒22の活性状態を判定する触媒活性状態判定部62とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、触媒の下流側に設置された酸素センサを利用した内燃機関の触媒活性状態判定装置及び内燃機関の触媒活性状態判定方法に関する。
特許文献1記載の触媒の劣化検知装置は、燃料が希薄なリーンバーンの状態が続くエンジンシステムにおいても、触媒コンバータにおける触媒の劣化を検知できる装置を提供することを課題としている。
当該課題を解決するため、特許文献1では、触媒の領域を通過した排気ガスの温度を検出する温度センサと、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、運転状態検出手段の出力信号に基づいて触媒の劣化度合を判定する判定値を設定する判定値設定手段と温度センサの出力信号及び判定値設定手段の出力信号に基づいて触媒の劣化を判別する劣化判別手段とを備えた判別回路とを設けるようにしている。
特許第4042071号公報
一般に、触媒が浄化性能を発揮するためには、一定以上の温度に設定する必要があり、そのための熱は排ガスによって供給される。また、触媒の劣化検知を行うためには、触媒が活性状態であるかどうかを推定することが必須となる。
従来では、触媒の活性状態の推定をエンジン負荷状態(スロットル開度やエンジン回転数)をベースに行っていた。
しかしながら、自動二輪車等の場合、構造上、触媒が配置される排気管は、外部に剥き出し状態であることから、エンジン負荷以外にも気温、気流、被水の有無等によっても触媒の温度が変化するため、触媒の活性状態の推定は困難である。もちろん、触媒の温度を検知するための新たなセンサを追加することも考えられるが、コストがかかるという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、新たなセンサを追加することなく、触媒の活性状態を判定することができ、コストの点でも有利な内燃機関の触媒活性状態判定装置及び内燃機関の触媒活性状態判定方法を提供することを目的とする。
[1] 第1の本発明に係る内燃機関の触媒活性状態判定装置は、排気流路と、前記排気流路内に設けられた触媒と、前記触媒の下流に配置された酸素センサとを具備した内燃機関の触媒活性状態判定装置において、前記酸素センサに設けられ、通電によって前記酸素センサを加熱するヒータと、前記触媒の上流側の排ガス温度を推定する第1温度推定手段と、前記ヒータに通電開始直後に計測した電流値から前記触媒の下流側の排ガス温度を推定する第2温度推定手段と、前記第1温度推定手段で推定された前記上流側の排ガス温度と、前記第2温度推定手段で推定された前記下流側の排ガス温度とに基づいて、前記触媒の活性状態を判定する触媒活性状態判定手段とを有することを特徴とする。
これにより、酸素センサを加熱するヒータの電流値に基づいて、触媒の下流側の排ガス温度を推定するため、新たなセンサを追加することなく、触媒の活性状態を推定することができ、コストの低廉化も図ることができる。
[2] 第1の本発明において、前記第1温度推定手段は、前記内燃機関の負荷状態及び前記内燃機関を駆動させる際に検出する環境温度に基づいて、前記上流側の排ガス温度を推定してもよい。これにより、触媒の上流側の排ガス温度も、新たなセンサを追加することなく推定することができ、コストの低廉化に寄与する。
[3] 第1の本発明において、前記第2温度推定手段は、前記ヒータに通電した後に、所定時間にわたって前記ヒータへの通電を停止し、再度、前記ヒータに通電した直後に計測した電流値に基づいて、前記下流側の排ガス温度を推定してもよい。ヒータに通電すると、自己発熱で温度が上昇するため、ヒータを排ガス温度と同じ温度になるまで停止させ、通電開始直後の電流値を計測することで、下流側の排ガス温度を推定することができる。
[4] 第2の本発明に係る内燃機関の触媒活性状態判定方法は、排気流路と、前記排気流路内に設けられた触媒と、前記触媒の下流に配置された酸素センサとを具備した内燃機関の触媒活性状態判定方法において、前記酸素センサは、通電によって前記酸素センサを加熱するヒータを具備し、前記触媒の上流側の排ガス温度を推定するステップと、前記ヒータに通電開始直後に計測した電流値から前記触媒の下流側の排ガス温度を推定するステップと、推定された前記上流側の排ガス温度と、推定された前記下流側の温度とに基づいて、前記触媒の活性状態を判定するステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る内燃機関の触媒活性状態判定装置及び内燃機関の触媒活性状態判定方法によれば、新たなセンサを追加することなく、触媒の活性状態を判定することができ、コストの点でも有利になる。
本実施の形態に係る触媒活性状態判定装置が適用される車両を示す概略構成図である。 触媒活性状態判定装置の構成を示すブロック図である。 図3Aは触媒活性状態判定装置の処理動作を示すタイムチャートであり、図3Bは触媒活性状態判定装置で使用するマップを示す説明図であり、図3Cは排ガス温度の増減量とヒータ抵抗値の増減量との関係を示す説明図である。 図4Aは触媒の劣化診断も含めた触媒活性状態判定装置の処理動作を示すフローチャートであり、図4Bは第2排ガス温度推定部での処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る内燃機関の触媒活性状態判定装置及び内燃機関の触媒活性状態判定方法の実施の形態例を図1〜図4Bを参照しながら説明する。
先ず、本実施の形態に係る触媒活性状態判定装置10が適用される車両12(自動二輪車を含む)は、図1に示すように、エンジン14の排気ポート16に接続された排気管18の上流側に設置された第1酸素センサ20Aと、排気管18の下流側に設置された触媒22と、触媒22の下流側に設置された第2酸素センサ20Bとを有する。車両12には、第1酸素センサ20A及び第2酸素センサ20Bのほか、各種センサが設置される。例えばエンジン回転数センサ30、吸気圧センサ32、スロットル開度センサ34、冷却水温センサ36、大気温センサ38等が設置される。
また、車両12は、バッテリ40と、マイコン42と、第1酸素センサ20A内に設けられた第1ヒータ44aに通電する第1駆動回路46Aと、第2酸素センサ20B内に設けられた第2ヒータ44bに通電する第2駆動回路46Bと、第2駆動回路46Bを通じて第2酸素センサ20Bの第2ヒータ44bに流れる電流(ヒータ電流)を読み出す電流読出回路48とを有する。少なくともマイコン42、第1駆動回路46A、第2駆動回路46B及び電流読出回路48はECU50(電子制御装置;Electronic Control Unit)に組み込まれている。
マイコン42は、各種機能実現部を備える。なお、機能実現部は、この実施の形態では、CPU(中央処理ユニット)が記憶装置に記憶されているプログラムを実行することにより機能が実現されるソフトウエア機能部であるが、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の集積回路からなるハードウエア機能部により実現することもできる。
各種機能実現部は、図2に示すように、第1排ガス温度推定部60Aと、第2排ガス温度推定部60Bと、触媒活性状態判定部62と、触媒劣化診断部64とを有する。
第1排ガス温度推定部60Aは、排気管18のうち、触媒22の上流側の排ガス温度を推定する。例えば排気管18のうち、排気ポート16の近傍(排気ポート部70と記す)の排ガス温度を推定する。この推定は、エンジン14の負荷状態及びエンジン14を駆動させる際に検出する環境温度に基づいて、上流側の排ガス温度を推定する。具体的には、エンジン回転数センサ30、吸気圧センサ32、スロットル開度センサ34、冷却水温センサ36、大気温センサ38等からの各種センサ値に基づいて推定する。
第2排ガス温度推定部60Bは、排気管18のうち、触媒22の下流側の排ガス温度を推定する。例えば排気管18のうち、第2酸素センサ20Bの付近(第2酸素センサ部72と記す)の排ガス温度を推定する。この推定は、エンジン14の駆動後に第2ヒータ44bに通電した後に、所定時間にわたって第2ヒータ44bへの通電を停止し、再度、第2ヒータ44bに通電した直後に計測した電流値に基づいて、下流側の排ガス温度を推定する。
例えば図3Aのタイムチャートに示すように、第2酸素センサ20Bの第2ヒータ44bへの通電が行われている期間Taでは、第2酸素センサ20Bのヒータ温度は排ガス温度よりも高くなっている。そして、ヒータ温度から第2酸素センサ部72の排ガス温度を推定するためには、先ず、時点t1において、第2ヒータ44bへの通電を停止する。第2ヒータ44bへの通電が停止されると、第2酸素センサ20Bのヒータ温度が徐々に低下し、所定時間Tbが経過した時点t2で、第2酸素センサ20Bのヒータ温度は、周辺温度、すなわち、第2酸素センサ部72の排ガス温度とほぼ一致するようになる。ほぼ一致とは、ヒータ温度が第2酸素センサ部72の排ガス温度の±30°の範囲をいう。この所定時間Tbは、予め実験やシミュレーション等にて求めることができる。
上記時点t2において、第2ヒータ44bへの通電を再開する。この第2ヒータ44bへの通電に伴って、第2ヒータ44bのヒータ温度とヒータ抵抗値も上昇することとなる。そのため、本実施の形態では、第2ヒータ44bへの通電を開始した直後のヒータ電流を電流読出回路48(図2参照)を介して読み出して、ヒータ電流値を得る。
通電再開した際のヒータ電流値を取得することで、第2ヒータ44bのヒータ抵抗値が計測可能となり、このヒータ抵抗値からヒータ温度、すなわち、第2酸素センサ部72の排ガス温度が推定可能となる。この具体的な手法については後述する。
一方、触媒活性状態判定部62は、第1排ガス温度推定部60Aで推定された排気ポート部70の排ガス温度と、第2排ガス温度推定部60Bで推定された第2酸素センサ部72の排ガス温度とに基づいて、触媒22の活性状態を判定する。
この判定は、図2及び図3Bに示すマップ74を用いる。このマップ74は、横軸に例えば排気ポート部70の排ガス温度、縦軸に例えば第2酸素センサ部72の排ガス温度を設定する。そして、実際の車両12を用いて、実験等を実施して、触媒22の活性領域に対応した排気ポート部70の排ガス温度と第2酸素センサ部72の排ガス温度の関係をプロットし、触媒22の不活性領域に対応した排気ポート部70の排ガス温度と第2酸素センサ部72の排ガス温度の関係をプロットする。マップ74の特徴としては、第2酸素センサ部72の排ガス温度が高い領域に触媒活性領域が設定され、第2酸素センサ部72の排ガス温度が低い領域に触媒不活性領域が設定される傾向にある。このマップ74を用いることで、精度の高い触媒22の活性状態の判定を行うことができる。
触媒劣化診断部64は、触媒活性状態判定部62において触媒22が活性状態であると判定された場合に起動し、第1酸素センサ20Aからのセンサ値及び第2酸素センサ20Bからのセンサ値に基づいて、触媒22の酸素貯蔵量を計測する。そして、触媒22の酸素貯蔵量が予め設定された規定量以上であれば、触媒22が正常であると診断し、触媒22の酸素貯蔵量が規定量未満であれば、触媒22が劣化していると診断する。
なお、触媒22が活性状態であると判定された場合に触媒劣化診断部64を起動するのは、以下の理由による。触媒22が不活性状態であると、触媒22の酸素貯蔵量が低下する。この状態で、触媒劣化診断部64を起動すると、触媒22の不活性状態が原因で触媒22の酸素貯蔵量が低下しているのにも拘わらず、触媒22が劣化していると誤って診断するおそれがあるからである。
次に、本実施の形態に係る触媒活性状態判定装置10の処理動作について図4A及び図4Bのフローチャートも参照しながら説明する。
先ず、図4AのステップS1において、第1排ガス温度推定部60Aは、エンジン回転数センサ30、吸気圧センサ32、スロットル開度センサ34、冷却水温センサ36、大気温センサ38等からの各種センサ値に基づいて排気ポート部70の排ガス温度を推定する。
ステップS2において、第2排ガス温度推定部60Bは、第2酸素センサ部72の排ガス温度を推定する。
具体的には、図4BのステップS101において、第2排ガス温度推定部60Bは、第2駆動回路46B(図2参照)に停止信号を出力して、第2酸素センサ20Bの第2ヒータ44bへの通電を停止する。
ステップS102において、第2排ガス温度推定部60Bは、第2ヒータ44bへの通電停止状態を所定時間Tb(図3A参照)だけ待つ。
ステップS103において、第2排ガス温度推定部60Bは、所定時間Tbが経過した時点t2で、第2ヒータ44bへの通電を開始する。
ステップS104において、第2排ガス温度推定部60Bは、予め設定された待ち時間の経過を待つ。この待ち時間は、マイコン42のA/D変換待ち等を考慮しつつも、第2ヒータ44bが昇温しない程度の時間に設定することが好ましい。例えば10msec等が挙げられる。
ステップS105において、第2排ガス温度推定部60Bは、第2酸素センサ20Bのヒータ電流を電流読出回路48(図2参照)を介して読み出して、ヒータ電流値を取得する。
ステップS106において、第2排ガス温度推定部60Bは、第2駆動回路46Bに停止信号を出力して、第2酸素センサ20Bの第2ヒータ44bへの通電を停止する。
ステップS107において、第2排ガス温度推定部60Bは、電源電圧値をヒータ電流値で除算して、第2ヒータ44bのヒータ抵抗値を取得する。
ステップS108において、第2排ガス温度推定部60Bは、取得したヒータ抵抗値と予め設定した平温時におけるヒータ抵抗値との差分を演算し、得られた差分に基づいて、第2酸素センサ部72の排ガス温度を算出する。
図3Cに示すように、排ガス温度の増減量(上昇量及び下降量)とヒータ抵抗値の増減量(増加量及び減少量)との間には一次関数の関係があるため、上記差分から排ガス温度の増減量(温度変化分)を容易に算出することができる。その結果、平温を基準に温度変化分を加算あるいは減算することで、第2酸素センサ部72の排ガス温度を容易に算出することができる。
ステップS108での処理が終了した段階で、図4AのステップS3に進み、触媒活性状態判定部62は、触媒22の活性状態を判定する。この判定は、上述したように、ステップS1で得られた排気ポート部70の排ガス温度と、ステップS2で得られた第2酸素センサ部72の排ガス温度と、図3Bのマップ74を用いて行われる。
ステップS4において、触媒22が活性状態でないと判定された場合は(ステップS4:NO)、ステップS1以降の処理に戻る。すなわち、触媒22が活性状態と判定されるまで、ステップS1〜ステップS4の処理を繰り返す。
そして、ステップS4において、触媒22が活性状態であると判定された段階で(ステップS4:YES)、ステップS5に進み、触媒劣化診断部64は、第1酸素センサ20Aからのセンサ値及び第2酸素センサ20Bからのセンサ値に基づいて、触媒22の酸素貯蔵量を計測する。そして、触媒22の酸素貯蔵量が予め設定された規定量以上であれば、触媒22が正常であると診断し、触媒22の酸素貯蔵量が規定量未満であれば、触媒22が劣化していると診断する。
このように、本実施の形態に係る触媒活性状態判定装置10は、排気管18と、排気管18内に設けられた触媒22と、触媒22の下流に配置された第2酸素センサ20Bとを具備する。そして、この触媒活性状態判定装置10は、第2酸素センサ20Bに設けられ、通電によって第2酸素センサ20Bを加熱する第2ヒータ44bを有する。また、触媒活性状態判定装置10は、触媒22の上流側の排ガス温度(排気ポート部70の排ガス温度)を推定する第1排ガス温度推定部60Aと、第2ヒータ44bに通電開始直後に計測した電流値から触媒22の下流側の排ガス温度(第2酸素センサ部72の排ガス温度)を推定する第2排ガス温度推定部60Bとを有する。さらに、触媒活性状態判定装置10は、第1排ガス温度推定部60Aで推定された排気ポート部70の排ガス温度と、第2排ガス温度推定部60Bで推定された第2酸素センサ部72の排ガス温度とに基づいて、触媒22の活性状態を判定する触媒活性状態判定部62を有する。
これにより、第2酸素センサ20Bを加熱する第2ヒータ44bのヒータ電流値に基づいて、第2酸素センサ部72の排ガス温度を推定するため、新たなセンサを追加することなく、触媒22の活性状態を推定することができ、コストの低廉化も図ることができる。
本実施の形態において、第1排ガス温度推定部60Aは、エンジン14の負荷状態及びエンジン14を駆動させる際に検出する環境温度に基づいて、排気ポート部70の排ガス温度を推定する。これにより、排気ポート部70の排ガス温度も、新たなセンサを追加することなく推定することができ、コストの低廉化に寄与する。
本実施の形態において、第2排ガス温度推定部60Bは、第2ヒータ44bに通電した後に、所定時間Tbにわたって第2ヒータ44bへの通電を停止し、再度、第2ヒータ44bに通電した直後に計測したヒータ電流値に基づいて、第2酸素センサ部72の排ガス温度を推定する。
第2ヒータ44bに通電すると、自己発熱で温度が上昇するため、第2ヒータ44bを排ガス温度と同じ温度になるまで停止させ、通電開始直後のヒータ電流値を計測することで、第2酸素センサ部72の排ガス温度を推定することができる。
本実施の形態に係る触媒活性状態判定方法に適用される内燃機関は、排気管18と、排気管18内に設けられた触媒22と、触媒22の下流に配置された第2酸素センサ20Bとを具備し、さらに、第2酸素センサ20Bに設けられ、通電によって第2酸素センサ20Bを加熱する第2ヒータ44bを有する。
そして、触媒活性状態判定方法は、触媒22の上流側の排ガス温度(排気ポート部70の排ガス温度)を推定するステップと、第2ヒータ44bに通電開始直後に計測したヒータ電流値から触媒22の下流側の排ガス温度(第2酸素センサ部72の排ガス温度)を推定するステップと、推定された排気ポート部70の排ガス温度と、推定された第2酸素センサ部72の排ガス温度とに基づいて、触媒22の活性状態を判定するステップとを有する。
これにより、第2酸素センサ20Bを加熱する第2ヒータ44bのヒータ電流値に基づいて、第2酸素センサ部72の排ガス温度を推定するため、新たなセンサを追加することなく、触媒22の活性状態を推定することができ、コストの低廉化も図ることができる。
なお、本発明に係る内燃機関の触媒活性状態判定装置及び内燃機関の触媒活性状態判定方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…触媒活性状態判定装置 12…車両
14…エンジン 16…排気ポート
18…排気管 20A…第1酸素センサ
20B…第2酸素センサ 22…触媒
44a…第1ヒータ 44b…第2ヒータ
60A…第1排ガス温度推定部 60B…第2排ガス温度推定部
62…触媒活性状態判定部 64…触媒劣化診断部
70…排気ポート部 72…第2酸素センサ部

Claims (4)

  1. 排気流路と、前記排気流路内に設けられた触媒と、前記触媒の下流に配置された酸素センサとを具備した内燃機関の触媒活性状態判定装置において、
    前記酸素センサに設けられ、通電によって前記酸素センサを加熱するヒータと、
    前記触媒の上流側の排ガス温度を推定する第1温度推定手段と、
    前記ヒータに通電開始直後に計測した電流値から前記触媒の下流側の排ガス温度を推定する第2温度推定手段と、
    前記第1温度推定手段で推定された前記上流側の排ガス温度と、前記第2温度推定手段で推定された前記下流側の排ガス温度とに基づいて、前記触媒の活性状態を判定する触媒活性状態判定手段とを有することを特徴とする内燃機関の触媒活性状態判定装置。
  2. 請求項1記載の触媒活性状態判定装置において、
    前記第1温度推定手段は、前記内燃機関の負荷状態及び前記内燃機関を駆動させる際に検出する環境温度に基づいて、前記上流側の排ガス温度を推定することを特徴とする内燃機関の触媒活性状態判定装置。
  3. 請求項1又は2記載の触媒活性状態判定装置において、
    前記第2温度推定手段は、前記ヒータに通電した後に、所定時間にわたって前記ヒータへの通電を停止し、再度、前記ヒータに通電した直後に計測した電流値に基づいて、前記下流側の排ガス温度を推定することを特徴とする内燃機関の触媒活性状態判定装置。
  4. 排気流路と、前記排気流路内に設けられた触媒と、前記触媒の下流に配置された酸素センサとを具備した内燃機関の触媒活性状態判定方法において、
    前記酸素センサは、通電によって前記酸素センサを加熱するヒータを具備し、
    前記触媒の上流側の排ガス温度を推定するステップと、
    前記ヒータに通電開始直後に計測した電流値から前記触媒の下流側の排ガス温度を推定するステップと、
    推定された前記上流側の排ガス温度と、推定された前記下流側の温度とに基づいて、前記触媒の活性状態を判定するステップとを有することを特徴とする内燃機関の触媒活性状態判定方法。
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