JP2019026385A - 金箔担持シート及び金箔流通パッケージ - Google Patents

金箔担持シート及び金箔流通パッケージ Download PDF

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康弘 今井
Yasuhiro Imai
康弘 今井
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Abstract

【課題】金箔の搬送や貼付作業などの金箔の取扱いを容易にする技術に関し、自由形状の表面を有する被装飾物の表面にある程度の大きさを備えた金箔を貼付する作業を容易に行うことができるようにする。特に金箔の貼付作業に慣れていない菓子職人などであっても、食品の所望領域への金箔の貼付を容易に行うことができるようにする。【解決手段】樹脂シート2に金箔4を静電気で吸着した金箔担持シートにおいて、樹脂シート2と金箔4との間に金箔4の樹脂シート2への吸着を妨げる介装シート3を備えた3枚重ねのシートとなっている。金箔4は、その周縁の一部41、42が介装シート3の周縁から突出した状態で樹脂シート2に吸着されている。【選択図】図1

Description

この発明は、金箔の搬送や貼付作業などの金箔の取扱いを容易にする技術に関するものである。
漆器や屏風などの装飾に用いる装飾用金箔(以下、単に「金箔」と言う。)は、寸法が10cm〜20cm角であるが、厚さは0.1〜0.3μmと非常に薄く、金箔単体では僅かな風圧で折れ曲がったり皺になったりして、その取り扱いに熟練を必要とする。この金箔の取り扱いを容易にするために、所定寸法に切断した金箔を静電気を利用して樹脂シートに吸着させ、この樹脂シートと共に金箔を取り扱うということが行われている。
すなわち、所定寸法に切断された金箔をPE(ポリエチレン)やОPP(オリエンテッドポリプロリレン)などの樹脂シートに静電気を利用して吸着させ、樹脂シートに吸着させた状態で金箔を搬送し、金箔が吸着されている側の面を被装飾物に添着し、その後、樹脂シートを剥離して金箔を被装飾物の表面に付着させるという手順で金箔の貼付作業を行っている(特許文献1)。被装飾物の表面には、漆その他の接着性を備えた塗料が塗布されているので、樹脂シートに吸着された金箔を当該被装飾物の表面に添着して樹脂シートを剥がすと、金箔は皺や折れを生ずることなく、被装飾物の表面に貼着される。
特開2012‐20792号公報
細かく切断ないし破断した金箔を和菓子などの食品の表面に貼着して装飾することは、広く行われている。一方、ある程度の大きさを備えた金箔をソフトクリームの表面全体を覆うように添着して提供することが行われるようになってきている。すなわち、従来は食品のごく一部に金箔をあしらって装飾していたのに対し、近時は食品表面の広い領域に金箔を貼付して提供することが行われている。
漆器や仏壇などの被装飾物に金箔を貼付する作業は、工芸家や職人などある程度金箔の扱いに熟練した者が金箔を取り扱っている。しかし、食品に金箔を貼付する作業を行う者は、菓子職人などの金箔の扱いに不慣れな者である。しかもソフトクリームや和菓子などの被装飾物は表面が凹凸のある自由曲面からなる立体である。そのため、食品表面への金箔の貼付作業は、漆器や仏壇などの表面への金箔の貼付作業より難しく、うまく貼付することができないために、折れ曲がりや皺によって金箔が収縮して所望の表面領域に金箔を貼付することができず、食品や金箔を無駄にする事態が生じている。
すなわち、凹凸のある食品表面に金箔を添着する際、樹脂フィルムに吸着された金箔を食品表面に当てがっても金箔のほんの一部しか食品表面に触れておらず、樹脂シートを撓ませて食品の表面全体に金箔を接触させることも不可能であるため、樹脂シートを剥離するときに、食品表面に付着していない部分の金箔が樹脂シート側に引かれて折れ曲がったり皺になったりして所望の食品表面を金箔で覆うことができなくなるのである。
この発明は、自由形状の表面を有する被装飾物の表面にある程度の大きさを備えた金箔を貼付する作業を容易に行うことができるようにすることを課題としており、特に金箔の貼付作業に慣れていない菓子職人などであっても、食品の所望領域への金箔の貼付を熟練を必要とすることなく容易に行うことができるようにすることを課題としている。
この発明は、樹脂シート2に金箔4を静電気で吸着した金箔担持シートにおいて、樹脂シート2(2、2b)と金箔4との間に金箔4の樹脂シート2への吸着を妨げる介装シート3(3、3d)を備え、金箔4がその周縁の対向する一部41、42、43が介装シート3の周縁から突出した状態で樹脂シート2に吸着されている金箔担持シート1(1a〜1d)を提供することにより、上記課題を解決している。
樹脂シート2は、従来から使われているPEやOPPを使用すればよく、シートの厚さについても特別の配慮を必要としないので、従来使われているものをそのまま使用すればよい。介装シート3は、薄い和紙が適しており、従来から金箔を挟むのに用いられている間紙を用いることができる。
樹脂シート2は、金箔4より寸法の大きなものとし、介装シート3は、金箔4の全体を覆うことのない寸法ないし形状とする。介装シート3の形状は、例えば矩形(正方形を含む直角四辺形)の角を斜めに切り落として金箔4の四隅が介装シート3から突出する形状や、金箔4の寸法より短い短辺と長い長辺とを備えて金箔4の一方の対向辺が介装シート3から突出する形状や、金箔4の一方の対向辺とこれに隣接する辺の一方が介装シート3から突出する形状などが例示できる。
この発明の金箔担持シート1は、金箔4と樹脂シート2との間に介装シート3が介装されており、金箔4の介装シートから突出した突出部41、42、43が静電気によって樹脂シート2に直接接して吸着されて3枚重ねのシートとなっているものである。
この発明の金箔流通パッケージは、この発明の金箔担持シート1の所定枚を仕切り紙6に挟んだ状態で重ね合わせ、重ね合わせたものの両面を適宜な厚紙で保護して結束するか、あるいは厚紙製の箱に収容したものである。
上記構造の金箔担持シート1は、樹脂シート2を1枚ずつ取り扱うことによって金箔4を1枚ずつ取り扱うことができる。金箔4は、介装シート3から突出している突出部41、42、43のみで樹脂シート2に吸着されており、金箔4の大部分は、介装シート3によって樹脂シート2への吸着が阻止ないし阻害されているので、樹脂シート2に吸着されている金箔4をソフトクリームや和菓子などの被装飾物の表面に接触させて樹脂シート2を剥離すると、突出部41、42、43が樹脂シート2から離脱した金箔は、重力や風圧によって介装シート3から離れてふわりと凹凸のあるソフトクリームや菓子の表面に移動して添着され、不要な皺や折れが生ずることなく、被装飾物の表面を装飾することができる。
従って、この発明の金箔担持シート1によれば、特別な熟練を要することなく、ソフトクリームや菓子などの凹凸のある自由形状の被装飾物の表面にある程度の大きさの金箔4を貼付することが可能になり、表面のある程度の大きさの所望領域の表面全体を金箔4で覆うことが容易に可能になるという効果がある。
そして、この発明の金箔流通パッケージ5によれば、上記のような効果を備えた金箔担持シート1を流通途中に金箔4や介装シート3を損傷することなく流通させることができるという効果がある。
第1実施例の金箔担持シートの平面図 第1実施例の金箔担持シートの分解斜視図 第2実施例の金箔担持シートの平面図 第3実施例の金箔担持シートの平面図 第3実施例の金箔担持シートの分解斜視図 第4実施例の金箔担持シートの平面図 第4実施例の金箔担持シートの分解斜視図 金箔担持シートを積重した金箔流通パッケージの分解斜視図
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。図1及び図2は、この発明の金箔担持シートの第1実施例を示し、図3は、金箔担持シートの第2実施例を示し、図4及び図5は、金箔担持シートの第3実施例を示し、図6及び図7は、金箔担持シートの第4実施例を示す。図2、図5及び図7は、シートの積層関係を示すためにシート相互を離隔して示している。
金箔担持シート1は、樹脂シート2の片面に介装シート3(3、3d)を介して金箔4を静電気によって吸着した構造をしている。樹脂シート2は、金箔4より大きく、介装シート3は、面積は金箔4の面積より大きくても良いが、金箔4の全面を覆うことのできない形状ないし寸法である。
第1実施例〜第3実施例の介装シート3は、短辺が金箔4の同方向の寸法より短い矩形で、金箔4と樹脂シート2、2bとの間に介装されている。第1実施例及び第2実施例のものでは、介装シート3から突出した金箔4の対向する両辺の突出部41とその一方の隣接辺の突出部42が樹脂シート2に直接接触して吸着されている。
金箔4の突出部41、42の介装シート3からの突出幅dは2〜3mmが適当である。この突出幅dは、金箔4の寸法が大きくなればより大きな値とするのが好ましく、図の例は金箔の寸法が10cm角程度の場合の例である。
図3は、第1実施例と樹脂シートの形状のみが異なる第2実施例を示した図である。第2実施例の樹脂シート2bは、金箔4の突出部が存在しない側の辺2sが、その側の金箔の辺4sに対して傾斜している点が第1実施例と異なっている。
第3実施例では、長辺を樹脂シート2の同方向の寸法と等しい寸法とした介装シート3が金箔4と樹脂シート2との間に介装されて、介装シート3から突出した金箔4の対向両辺の突出部41が樹脂シート2に直接接触して吸着されている。
第4実施例の介装シート3dは、長辺の長さが樹脂シート2の同方向の長さと等しく、短辺の長さが樹脂シート2と金箔4の同方向の長さの中間の長さを備えた矩形の四隅を斜めに切り落として金箔4と重ねたときに金箔4の四隅が介装シート3dから突出する突出部43となる形状である。この第4実施例の場合には、金箔4の四隅の突出部43が樹脂シート2との間に介装された介装シート3dから突出して樹脂シート2に直接接触して吸着されている。
図8は、金箔担持シート1(1a〜1d)の複数枚(10〜20枚が適当と考えられる)を積重した金箔流通パッケージ5を分解して示した斜視図である。図に示すように、1枚ごとの金箔担持シート1の間にいわゆる間紙からなる仕切り紙6が挿入されて積重され、積重したものの両端面に同様な仕切り紙6が添設され、更にその両面に金箔担持シート1の樹脂シート2と同径同寸法の厚紙からなる保護板7が添設されて、図示しない結束テープで図の上下方向に結束した構造のものである。
このような金箔流通パッケージ5を1単位として流通させることにより、この発明に係る金箔担持シート1を金箔製造販売業者からソフトクリームの販売業者や和菓子の製造業者に流通させることができる。ソフトクリーム販売業者や和菓子製造業者は、金箔流通パッケージ5の結束を解いて、金箔担持シート1を1枚ずつ扱うことにより、必要な菓子などの表面に所望の大きさの金箔を添着して装飾することができる。
アイスクリームや菓子等の被装飾物に金箔を貼付する作業は、第1実施例のものでは、金箔の突出部42が設けられている側の樹脂シート2の辺2tを摘まんで持ち上げ、その状態で被装飾物に金箔を当てがって一部を付着させ、突出部が無い下方となる辺2s側から樹脂シート2を持ち上げながら剥がしてゆくと、金箔4は樹脂シート2から離れて、被装飾物の表面に貼着される。図3に示す第2実施例のものでは、金箔4を被装飾物にあてがった後、斜めになった下方側の辺2sの鋭角側の角2eから樹脂シート2を剥がすようにすると良い。
第3実施例のものでは、樹脂シート2の金箔の突出部41が存在する側の対向辺を両手で摘まんで金箔4を被装飾物に当てがい、その後下方となる側の辺から樹脂シート2を持ち上げるように剥がす。第4実施例のものでは、特に限定されないが、突出部43の無い角部分から樹脂シート2を剥がすようにすると良い。
金箔4が介装シート3に妨げられないで直接樹脂シート2に吸着される突出部をどのように形成するかは、被装飾物の形状や被装飾物に金箔4をどの方向から貼着するかにより決定されるべきである。例えば、被装飾物がソフトクリームのように、上下方向に長い円錐状ないし筒状であり、金箔を横から巻き付けるように貼付するときは、第1実施例や第2実施例のものが貼付作業の作業性に優れている。
1(1a〜1d) 金箔担持シート
2(2、2b) 樹脂シート
3(3、3d) 介装シート
4 金箔
41、42、43 金箔の突出部
5 金箔流通パッケージ
6 仕切り紙

Claims (6)

  1. 樹脂シートに金箔を静電気で吸着した金箔担持シートにおいて、前記樹脂シートと金箔との間に金箔の前記吸着を妨げる介装シートを備え、前記金箔がその周縁の対向する一部を前記介装シートの周縁から突出した状態で前記樹脂シートに吸着されている、金箔担持シート。
  2. 金箔の対向辺が介装シートから突出して樹脂シートに直接吸着されている、請求項1記載の金箔担持シート。
  3. 金箔の対向辺とこれに隣接する辺の一方が介装シートから突出して樹脂シートに直接吸着されている、請求項2記載の金箔担持シート。
  4. 金箔の四隅が介装シートから突出して樹脂シートに直接吸着されている、請求項1記載の金箔担持シート。
  5. 介装シートから突出した金箔の突出部が存在しない側の樹脂シートの1辺がその辺側の金箔の辺に対して傾斜している、請求項1、2又は3記載の金箔担持シート。
  6. 請求項1から5のいずれか記載の金箔担持シートの複数枚が、各枚が仕切り紙に挟まれて積重されている、金箔流通パッケージ。
JP2017183601A 2017-07-25 2017-09-25 金箔担持シート及び金箔流通パッケージ Pending JP2019026385A (ja)

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