JP2019026307A - スタンディングパウチ - Google Patents

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陽生 並木
Akio Namiki
陽生 並木
外山 達也
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達也 外山
裕之 若木
Hiroyuki Wakagi
裕之 若木
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Kazuomi Ishii
和臣 石井
太輔 的場
Taisuke Matoba
太輔 的場
田村 拓也
Takuya Tamura
拓也 田村
信悟 鈴木
Shingo Suzuki
信悟 鈴木
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Abstract

【課題】陳列性および長期保存性に優れるとともに、箸やスプーン、フォーク等を使わずに収容された食品を包装されたまま直接食べることができる食品包装体を提供する。【解決手段】本発明のスタンディングパウチ1は、上部シール部10aおよび側部シール部10bを有する胴部10と、底部13と、収容部14と、を少なくとも備え、食品を包装するためのスタンディングパウチであって、上部シール部10aおよび側部シール部10bが易剥離性である。【選択図】図1

Description

本発明は、スタンディングパウチに関する。
食品やトイレタリー、医薬品等の包装袋として、軽くて自立性のあるスタンディングパウチが用いられている(例えば、特許文献1および2参照)。
スタンディングパウチは、自立させて店頭に陳列させることができるため消費者の目に留まりやすいという利点を有する。また、スタンディングパウチは、一般的に、収容された食品やトイレタリー、医薬品の品質等の劣化を防ぐため、光や空気、水分等に対するバリア性に優れた包装材料で密封包装されているため、内容物の長期保存性に優れている。
特開2003−267395号公報 特開2012−192958号公報
陳列性および長期保存性に優れるとともに、箸やスプーン、フォーク等を使わずに収容された食品を包装されたまま直接食べることができる食品包装体は知られていない。
このような食品包装体は、長期保存性に優れ、さらに箸やスプーン、フォーク等を使わずに食品を包装されたまま直接食べることができることから、保存食や非常食用の食品包装体として有用である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、陳列性および長期保存性に優れるとともに、箸やスプーン、フォーク等を使わずに収容された食品を包装されたまま直接食べることができる食品包装体を提供するものである。
本発明者らは上記課題を達成すべく鋭意検討を重ねた。その結果、スタンディングパウチの上部シール部および側部シール部に易剥離性を付与することにより、陳列性および長期保存性に優れるとともに、箸やスプーン、フォーク等を使わずに収容された食品を包装されたまま直接食べることができる食品包装体を実現できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明によれば、以下に示すスタンディングパウチが提供される。
[1]
上部シール部および側部シール部を有する胴部と、底部と、収容部と、を少なくとも備え、食品を包装するためのスタンディングパウチであって、
上記上部シール部および上記側部シール部が易剥離性であるスタンディングパウチ。
[2]
上記[1]に記載のスタンディングパウチにおいて、
上記胴部は、
第1ガスバリア性層を少なくとも有する第1フィルムと、
第2ガスバリア性層を少なくとも有する第2フィルムと、
上記第1フィルムと上記第2フィルムとの間に設けられたイージーピール性層と、を有し、
上記第1フィルムと上記第2フィルムとが上記イージーピール性層を介して接着することにより上記上部シール部および上記側部シール部が形成されるスタンディングパウチ。
[3]
上記[2]に記載のスタンディングパウチにおいて、
上記胴部は、
上記第1ガスバリア性層および第1イージーピール性層を少なくとも有する第1フィルムと、
上記第2ガスバリア性層および第2イージーピール性層を少なくとも有する第2フィルムと、を有し、
上記第1イージーピール性層と上記第2イージーピール性層とが接着することにより上記上部シール部および上記側部シール部が形成されるスタンディングパウチ。
[4]
上記[2]または[3]に記載のスタンディングパウチにおいて、
上記上部シール部および上記側部シール部の少なくとも一部において上記第1フィルムおよび上記第2フィルム同士を剥離することにより、上記収容部に収容された食品を外部に露出させ、上記胴部を介して手で上記収容部内の上記食品を保持しながら上記食品を食するように使用するスタンディングパウチ。
[5]
上記[2]乃至[4]のいずれか一つに記載のスタンディングパウチにおいて、
上記第1フィルムおよび上記第2フィルムのうち少なくとも一方のフィルムの20±2℃、90±5%RHでの酸素透過度が300ml/(m・24h・MPa)以下であるスタンディングパウチ。
[6]
上記[2]乃至[5]のいずれか一つに記載のスタンディングパウチにおいて、
上記第1フィルムおよび上記第2フィルムのうち少なくとも一方のフィルムの40±2℃、90±5%RHでの水蒸気透過度が20g/(m・24h)以下であるスタンディングパウチ。
[7]
上記[2]乃至[6]のいずれか一つに記載のスタンディングパウチにおいて、
上記第1ガスバリア性層および上記第2ガスバリア性層のうち少なくとも一方が、ポリカルボン酸とポリアミンが少なくとも架橋することにより形成された樹脂;ポリ塩化ビニリデン系樹脂;ポリビニルアルコール系樹脂;エチレン・ビニアルコール共重合体系樹脂;ポリカルボン酸系樹脂;水溶性高分子化合物と、金属アルコキシド、金属アルコキシドの加水分解物および金属アルコキシドの重合物の少なくとも1種類以上とを含む樹脂;ポリアミド系樹脂;および無機物層から選択される一種または二種以上を含むスタンディングパウチ。
[8]
上記[2]乃至[7]のいずれか一つに記載のスタンディングパウチにおいて、
上記イージーピール性層がプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ホモポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体から選択される一種または二種以上を含むスタンディングパウチ。
[9]
上記[2]乃至[8]のいずれか一つに記載のスタンディングパウチにおいて、
上記第1フィルムおよび上記第2フィルムのうち少なくとも一方が、基材層をさらに有するスタンディングパウチ。
[10]
上記[1]乃至[9]のいずれか一つに記載のスタンディングパウチにおいて、
23±2℃、50±5%RH、引張速度300mm/分の条件で測定される上記上部シール部および上記側部シール部のうち少なくとも一方のシール強度が3.0N/15mm以上25N/15mm以下であるスタンディングパウチ。
[11]
上記[1]乃至[10]のいずれか一つに記載のスタンディングパウチにおいて、
上記収容部に食品を含むスタンディングパウチ。
[12]
上記[11]に記載のスタンディングパウチにおいて、
上記食品が無菌包装されているスタンディングパウチ。
[13]
上記[11]または[12]に記載のスタンディングパウチにおいて、
上記食品が固体食品であるスタンディングパウチ。
本発明によれば、陳列性および長期保存性に優れるとともに、箸やスプーン、フォーク等を使わずに収容された食品を包装されたまま直接食べることができる食品包装体を提供することができる。
本発明に係る実施形態のスタンディングパウチの構造の一例を模式的に示した正面図である。 本発明に係る実施形態のスタンディングパウチの構造の一例を模式的に示した斜視図である。 本発明に係る実施形態のスタンディングパウチの構造の一例を模式的に示した斜視図であり、上部シール部および側部シール部の少なくとも一部を剥離した状態を説明するための図である。 本発明に係る実施形態のスタンディングパウチの構造の一例を模式的に示した正面図である。 本発明に係る実施形態のスタンディングパウチの構造の一例を模式的に示した斜視図である。 本発明に係る実施形態のスタンディングパウチの構造の一例を模式的に示した斜視図であり、上部シール部および側部シール部の少なくとも一部を剥離した状態を説明するための図である。 本発明に係る実施形態のスタンディングパウチの構造の一例を模式的に示した正面図である。 本発明に係る実施形態のスタンディングパウチの構造の一例を模式的に示した斜視図である。 本発明に係る実施形態のスタンディングパウチの構造の一例を模式的に示した斜視図であり、上部シール部および側部シール部の少なくとも一部を剥離した状態を説明するための図である。 本発明に係る実施形態のスタンディングパウチの構造の一例を模式的に示した正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、図は概略図であり、実際の寸法比率とは一致していない。また、数値範囲の「A〜B」は特に断りがなければ、A以上B以下を表す。
[スタンディングパウチ]
図1、図4、図7および図10は、本発明に係る実施形態のスタンディングパウチ1の構造の一例を模式的に示した正面図である。図2、図5および図8は、本発明に係る実施形態のスタンディングパウチ1の構造の一例を模式的に示した斜視図である。図3、図6および図9は、本発明に係る実施形態のスタンディングパウチ1の構造の一例を模式的に示した斜視図であり、上部シール部10aおよび側部シール部10bの少なくとも一部を剥離した状態を説明するための図である。
本実施形態に係るスタンディングパウチ1は自立性を有するパウチであり、上部シール部10aおよび側部シール部10bを有する胴部10(パウチ本体とも呼ばれる。)と、底部13と、収容部14と、を少なくとも備え、食品を包装するためのスタンディングパウチであって、上部シール部10aおよび側部シール部10bが易剥離性である。
上述したように、陳列性および長期保存性に優れるとともに、箸やスプーン、フォーク等を使わずに収容された食品を包装されたまま直接食べることができる食品包装体は知られていない。
ここで、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、陳列性および長期保存性に優れるスタンディングパウチの上部シール部および側部シール部に易剥離性を付与することにより、陳列性および長期保存性に優れるとともに、箸やスプーン、フォーク等を使わずに収容された食品を包装されたまま直接食べることができる食品包装体を実現できることを見出した。
本実施形態に係るスタンディングパウチ1は、上部シール部10aおよび側部シール部10bが易剥離性であるため、図3、図6および図9に示すように手動で簡単に剥離することができる。これにより、上部シール部10aおよび側部シール部10bの少なくとも一部を手動で剥離し、収容部14に収容された食品を外部に露出させることによって、露出した食品を胴部10で保持しながら食品を食することができる。そのため、本実施形態に係るスタンディングパウチ1によれば、箸やスプーン、フォーク等を使わずに収容された食品を包装されたまま簡単に食べることが可能である。
ここで、図10に示すように、上部シール部10aの一部をシールせずに上部非シール部11d、12dを設けてもよい。こうすることで、上部非シール部11d、12dを起点に上部シール部10aから側部シール部10bにかけて容易に剥離することができる。このように、上部シール部10aに剥離の起点となる部分を設けることにより、剥離動作が容易となるため好ましい。また、上部シール部10aの一部を例えば1N/15mm以下で剥離するように弱くシールし、当該シール部分を剥離後、当該シール部分を起点に剥離性上部シール部10aから側部シール部10bにかけて剥離させてもよい。このように上部シール部10aの剥離の起点となる、弱くシールされた部分を形成することにより、剥離動作が容易となることに加え、塵等の外部からの異物の滲入を防止することが可能となるため好ましい。
また、本実施形態に係るスタンディングパウチ1は自立性を有するため陳列性に優れている。さらに、本実施形態に係るスタンディングパウチ1は密封包装性に優れるため、収容される食品の長期保存性に優れている。
以上のように、本実施形態に係るスタンディングパウチ1は、長期保存性に優れ、さらに箸やスプーン、フォーク等を使わずに食品をそのまま食べることができることから、保存食や非常食用の食品包装体として極めて有用である。
本実施形態に係るスタンディングパウチ1は、収容部14に食品を収容することを目的として使用される包装袋自体または当該包装袋の収容部14に食品を収容したものである。
なお、本実施形態に係るスタンディングパウチ1が収容部14に食品を収容することを目的として使用される包装袋自体である場合、上部シール部10aはシールされる前の状態であってもよい。
胴部10は、例えば、各図に示すように対向する第1フィルム11および第2フィルム12を有している。
胴部10が第1フィルム11および第2フィルム12を有する場合、対向する第1フィルム11の上縁部11cの内面と第2フィルム12の上縁部12cの内面とが横方向に沿って接着されることで、上部シール部10aが形成される。つまり、スタンディングパウチ1においては、上部シール部10aが胴部10の上縁に形成される。
なお、本実施形態に係るスタンディングパウチ1が収容部14に食品を収容することを目的として使用される包装袋自体である場合、上部シール部10aは対向する第1フィルム11の上縁部11cの内面と第2フィルム12の上縁部12cの内面とが横方向に沿って接着される前の状態も含まれる。すなわち、本実施形態に係る上部シール部10aは、対向する第1フィルム11の上縁部11cの内面と第2フィルム12の上縁部12cの内面とが接着される前の状態と、接着された後の状態の両方の意味を含む。
また、対向する第1フィルム11の側縁部11aの内面と第2フィルム12の側縁部12aの内面とが上下方向に沿って接着されることで、側部シール部10bが形成される。つまり、スタンディングパウチ1においては、側部シール部10bが胴部10の側縁に形成される。
底部13は、例えば、第3フィルム13により構成される。第3フィルム13が胴部10内(すなわち収容部14)に向かって折り込まれ、凹形状の底面13cが形成される。そして、側部シール部10bにおいて第3フィルム13の側縁部13aが第1フィルム11の側縁部11aおよび第2フィルム12の側縁部12aと接着し、さらに第3フィルム13の下縁部13bが第1フィルム11の下縁部11bおよび第2フィルム12の下縁部12bと接着することによって、底部13が形成される。
また、本実施形態に係るスタンディングパウチ1には、胴部10内に食品を収容するための収容部14が形成されており、食品を収容部14に密封包装できるようになっている。
本実施形態に係るスタンディングパウチ1は、ガスバリア性を高め、収容する食品の長期保存性をより一層向上させる観点から、胴部10は第1ガスバリア性層を少なくとも有する第1フィルム11と、第2ガスバリア性層を少なくとも有する第2フィルム12と、第1フィルム11と第2フィルム12との間に設けられたイージーピール性層と、を有することが好ましい。この場合、第1フィルム11と第2フィルム12とが上記イージーピール性層を介して接着することにより上部シール部10aおよび側部シール部10bが形成される。
ここで、第1フィルム11と第2フィルム12とは同じ種類のフィルムであってもよいし、異なる種類のフィルムであってもよい。また、第1ガスバリア性層および第2ガスバリア性層とは同じ種類のガスバリア性層であってもよいし、異なる種類のガスバリア性層であってもよい。以下、第1ガスバリア性層および第2ガスバリア性層をまとめて単にガスバリア性層とも呼ぶ。
また、本実施形態に係るスタンディングパウチ1において、胴部10は第1ガスバリア性層および第1イージーピール性層を少なくとも有する第1フィルム11と、第2ガスバリア性層および第2イージーピール性層を少なくとも有する第2フィルム12と、を有することも好ましい。この場合、第1イージーピール性層と第2イージーピール性層とが接着することにより上部シール部10aおよび側部シール部10bが形成される。
ここで、第1イージーピール性層と第2イージーピール性層とは同じ種類のイージーピール性層であってもよいし、異なる種類のイージーピール性層であってもよい。以下、第1イージーピール性層および第2イージーピール性層をまとめて単にイージーピール性層とも呼ぶ。
このように第1フィルム11と第2フィルム12とがイージーピール性層を介して接着することにより、上部シール部10aおよび側部シール部10bにそれぞれ易剥離性を容易に付与することができる。
胴部10が第1フィルム11および第2フィルム12を有する場合、本実施形態に係るスタンディングパウチ1は、例えば図3、図6および図9に示すように、上部シール部10aおよび側部シール部10bの少なくとも一部において第1フィルム11および第2フィルム12同士を剥離する、すなわち第1フィルム11と第2フィルム12とを面と面で剥離(面剥離とも呼び。)することにより、収容部14に収容された食品を外部に露出させ、胴部10を介して手で収容部14内の食品を保持しながら食品を食するように使用することができる。
例えば、収容部14におにぎりを収容する場合、上部シール部10aを起点として側部シール部10bを剥離することをより容易にする観点から、例えば図4〜6に示すように上部シール部10aの幅を小さくすることが好ましい。また、例えば、収容部14に液体食品またはゼリー状の固体食品を収容する場合、例えば図7〜9に示すように上部シール部10aと側部シール部10bの一部のみに易剥離性を付与して開口部が人の口に収容できる程度にすることが好ましい。
本実施形態に係るスタンディングパウチ1において、23±2℃、50±5%RH、引張速度300mm/分の条件で測定される上部シール部10aおよび側部シール部10bのうち少なくとも一方のシール強度が25N/15mm以下であることが好ましく、20N/15mm以下であることがより好ましく、15N/15mm以下であることがさらに好ましい。また、上部シール部10aおよび側部シール部10bの両方のシール強度が上記上限値以下であることが好ましい。これにより、上部シール部10aおよび側部シール部10bの易剥離性をより一層良好にでき、その結果、上部シール部10aおよび側部シール部10bを手動でより一層簡単に剥離することができる。
また、本実施形態に係るスタンディングパウチ1の密封包装性を高めて食品の長期保存性をより一層向上させる観点から、23±2℃、50±5%RH、引張速度300mm/分の条件で測定される上部シール部10aおよび側部シール部10bのうち少なくとも一方のシール強度が3.0N/15mm以上であることが好ましく、5.0N/15mm以上であることがより好ましく、7.0N/15mm以上であることがさらに好ましい。また、上部シール部10aおよび側部シール部10bの両方のシール強度が上記下限値以上であることが好ましい。
本実施形態に係るスタンディングパウチ1において、露出した食品を胴部10で保持しながら食品を食するためには、収容部14に収容する食品としては、例えば、液体食品、固体食品、および具入りスープ等の固体食品と液体食品との混合物等を適用することができる。これらの中でも収容部14に収容する食品としては固体食品であることが特に好ましい。
ここで、固体食品は常温で一定の形状と体積を有する固体状または半固体状の食品をいい、例えば、人参、大根、じゃがいも、玉ねぎ、セロリ、キャベツ、キュウリ等の野菜類、いちご、りんご、バナナ等の果実類、大豆、グリンピース、いんげん等の豆類、とうもろこし、麦、米等の穀類、若しくはマッシュルーム、しいたけ等の菌類等、ワカメ、昆布、めかぶ等の海藻類等を含む生の植物性食品またはそれらに加熱、乾燥、細断、成型等の加工を施した植物性食品;牛肉、豚肉、鶏肉等の畜肉類若しくは鮪、鰹、鯵、鯖、蛤、あさり、蜆、さざえ等の魚介肉類を含む生の動物性食品またはこれらに加熱、乾燥、細断、成型等の加工を施した動物性食品;あるいはこれら生の及び/又は加工した植物性食品と動物性食品とを混合した食品;の単独又はそれらの組み合わせ等が挙げられる。ここで、植物性食品とは植物体そのものもしくは植物体から得られる食品を意味し、動物性食品とは動物体そのものもしくは動物体から得られる食品を意味する。
さらには米飯のみからなるおにぎりや、上記食材を含有するおにぎりにも好適に適用することができる。また、ゼリー状の食品や栄養補助食品にも好適に適用することができる。
本実施形態に係るスタンディングパウチ1において、収容部14に収容される食品の長期保存性をより一層向上させる観点から、収容部14に収容する食品は無菌包装されていることが好ましい。
ここで、無菌包装の形態としては、例えば、スタンディングパウチ1に食品を包装した後に、レトルト処理などによって加熱殺菌する包装形態;殺菌などによりあらかじめ無菌状態にした食品を、無菌化したスタンディングパウチ1を使用し、無菌の環境で包装する包装形態;等が挙げられる。
<第1フィルムおよび第2フィルム>
第1フィルム11および第2フィルム12は酸素バリア性に優れるフィルムが好ましい。
より具体的には、酸素バリア性に優れたスタンディングパウチ1を安定的に得る観点から、第1フィルム11および第2フィルム12のうち少なくとも一方のフィルムの20±2℃、90±5%RHでの酸素透過度が300ml/(m・24h・MPa)以下であることが好ましく、100ml/(m・24h・MPa)以下であることがより好ましく、50ml/(m・24h・MPa)以下であることがさらに好ましく、20ml/(m・24h・MPa)以下であることがさらにより好ましく、10ml/(m・24h・MPa)以下であることが特に好ましい。
酸素透過度は、例えば、JIS K7126−2:2006に準拠して測定することができる。
また、第1フィルム11および第2フィルム12は水蒸気バリア性に優れるフィルムが好ましい。
より具体的には、水蒸気バリア性に優れたスタンディングパウチ1を安定的に得る観点から、第1フィルム11および第2フィルム12のうち少なくとも一方のフィルムの40±2℃、90±5%RHでの水蒸気透過度が20g/(m・24h)以下であることが好ましく、15g/(m・24h)以下であることがより好ましく、10g/(m・24h)以下であることがさらに好ましく、5g/(m・24h)以下であることが特に好ましい。
水蒸気透過度は、例えば、JIS Z0208に準拠して測定することができる。
第1フィルム11および第2フィルム12の厚みは特に限定されないが、水蒸気バリア性、酸素バリア性、コスト、機械的強度、透明性等の所望の目的に応じて任意に設定することができ、特に限定されないが、好ましくは5μm以上500μm以下であり、より好ましくは10μm以上300μm以下であり、さらに好ましく15μm以上150μm以下である。
第1フィルム11および第2フィルム12の厚みが上記範囲内であると、製袋性、機械的特性、取扱い性、外観、成形性、軽量性等のバランスがより優れる。
(ガスバリア性層)
第1フィルム11および第2フィルム12は、ガスバリア性層をそれぞれ少なくとも有する。第1フィルム11および第2フィルム12は、ガスバリア性層のみから構成されていてもよいし、基材層上にガスバリア性層を設けた構成であってもよい。
第1ガスバリア性層および第2ガスバリア性層の種類としては特に限定されず、例えば、スタンディングパウチや食品包装分野で使用されているガスバリア性樹脂層や無機物層を用いることができる。
ガスバリア性樹脂層を構成するガスバリア性樹脂としては特に限定されないが、例えば、ポリカルボン酸とポリアミンが少なくとも架橋することにより形成された樹脂;ポリ塩化ビニリデン系樹脂;ポリビニルアルコール系樹脂;エチレン・ビニアルコール共重合体系樹脂;ポリカルボン酸系樹脂;水溶性高分子化合物と、金属アルコキシド、金属アルコキシドの加水分解物および金属アルコキシドの重合物の少なくとも1種類以上とを含む樹脂;ポリアミド系樹脂;等が挙げられる。
ガスバリア性樹脂層は上記ガスバリア性樹脂により形成されることが好ましい。
ガスバリア性樹脂層は単層のガスバリア性樹脂層から構成されていてもよいし、複数のガスバリア性樹脂層から構成されていてもよい。また、ガスバリア性樹脂層が複数のガスバリア性樹脂層から構成される場合には同一種類のガスバリア性樹脂層から構成されていてもよいし、異なった種類のガスバリア性樹脂層から構成されていてもよい。
ガスバリア性樹脂層の厚さは特に限定されないが、バリア性、透明性、取扱い性等のバランスの観点から、好ましくは0.01μm以上50μm以下、より好ましくは0.05μm以上30μm以下、さらに好ましくは0.1μm以上20μm以下である。
また、無機物層を構成する無機物としては特に限定されないが、例えば、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム等の周期表2A族元素;チタン、ジルコニウム、ルテニウム、ハフニウム、タンタル等の周期表遷移元素;亜鉛等の周期表2B族元素;アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム等の周期表3A族元素;ケイ素、ゲルマニウム、錫等の周期表4A族元素;セレン、テルル等の周期表6A族元素等の単体または酸化物等から選択される一種または二種以上を挙げることができる。なお、本実施形態では、周期表の族名は旧CAS式で示している。
さらに、上記無機物の中でも、バリア性やコスト等のバランスに優れていることから、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化窒化ケイ素等のケイ素化合物、酸化アルミニウム、アルミニウムからなる群から選択される一種または二種以上の無機物を含むことが好ましい。
なお、酸化ケイ素には、二酸化ケイ素の他、一酸化ケイ素、亜酸化ケイ素が含有されていてもよい。
無機物層は上記無機物により形成される。無機物層は単層の無機物層から構成されていてもよいし、複数の無機物層から構成されていてもよい。また、無機物層が複数の無機物層から構成される場合には同一種類の無機物層から構成されていてもよいし、異なった種類の無機物層から構成されていてもよい。
無機物層の厚さは、バリア性、密着性、取扱い性等のバランスの観点から、好ましくは1nm以上500nm以下、より好ましくは2nm以上300nm以下、さらに好ましくは5nm以上150nm以下である。
本実施形態において、無機物層の厚さは、透過型電子顕微鏡や走査型電子顕微鏡による観察画像により求めることができる。
無機物層の形成方法は特に限定されず、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマ気相成長法(CVD法)等の真空プロセスや、ゾルゲルプロセス等により基材層の片面または両面に無機物層を形成することができる。
本実施形態に係るガスバリア性樹脂層および無機物層は一種単独で用いてもよいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
第1ガスバリア性層および第2ガスバリア性層のうち少なくとも一方が上記のような樹脂および/または無機物層を含むことにより、第1フィルム11および第2フィルム12に水蒸気バリア性や酸素バリア性等のガスバリア性をより一層容易に付与することができる。
(イージーピール性層)
第1フィルム11および第2フィルム12との間に設けられるイージーピール性層、第1イージーピール性層および第2イージーピール性層は特に限定されず、例えば、食品包装分野において使用されているイージーピール性層を用いることができる。
本実施形態に係るイージーピール性層は、例えば、イージーピール性樹脂層である。イージーピール性樹脂層を構成する樹脂としては、例えば、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ホモポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
本実施形態に係るプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体は、プロピレンとα−オレフィン(ただし、α−オレフィンはプロピレンを除く)とのランダム共重合体であり、α―オレフィンとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等が挙げられる。これら共重合体は、単独で用いてもよいし、二種以上を混合して用いてもよい。
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体の中でも、プロピレン・エチレンランダム共重合体が好ましい。
本実施形態に係るイージーピール性層が上記のような樹脂を含むことにより、スタンディングパウチ1の上部シール部10aおよび側部シール部10bに易剥離性をより一層容易に付与することができる。
本実施形態に係るイージーピール性層の厚さは特に限定されないが、イージーピール性層が一種の単層から構成されている場合には好ましくは1μm以上80μm以下、より好ましくは1.5μm以上60μm以下、さらに好ましくは2μm以上50μm以下である。また、イージーピール性層が二種以上の2層以上から構成されている場合には好ましくは10μm以上500μm以下、より好ましくは20μm以上100μm以下である。
(基材層)
本実施形態に係るスタンディングパウチ1の機械的特性や取扱い性をより向上させる観点から、第1フィルム11および第2フィルム12のうち少なくとも一方が、基材層をさらに有することが好ましく、第1フィルム11および第2フィルム12の両方が、基材層をさらに有することがより好ましい。
基材層は、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、紙等の有機質材料により形成されており、熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂から選択される少なくとも一種の樹脂を含むことが好ましい。
熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ユリア・メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド等の公知の熱硬化性樹脂が挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ポリ(1−ブテン)等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66、ポリメタキシレンアジパミド等)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリイミド、エチレン酢酸ビニル共重合体もしくはその鹸化物、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリカーボネート、ポリスチレン、アイオノマー、フッ素樹脂あるいはこれらの混合物等の公知の熱可塑性樹脂が挙げられる。
これらの中でも、透明性を良好にする観点から、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、およびポリイミドから選択される一種または二種以上が好ましく、ポリエチレンテレフタレートおよびポリエチレンナフタレートから選択される少なくとも一種がより好ましい。
また、熱可塑性樹脂により構成された基材層は単層であっても、二層以上であってもよい。
また、熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂から選択される少なくとも一種の樹脂により構成されたフィルムを少なくとも一方向、好ましくは二軸方向に延伸して基材層としてもよい。
基材層としては、透明性、剛性、および耐熱性に優れる観点から、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、およびポリイミドから選択される一種または二種以上の熱可塑性樹脂により構成された二軸延伸フィルムが好ましく、ポリエチレンテレフタレートおよびポリエチレンナフタレートから選択される少なくとも一種の熱可塑性樹脂により構成された二軸延伸フィルムがより好ましい。
また、基材層は無機物層との接着性を改良するために、表面処理を行ってもよい。具体的には、コロナ処理、火炎処理、プラズマ処理、プライマーコート処理、オゾン処理等の表面活性化処理を行ってもよい。
基材層の厚さは、良好なフィルム特性を得る観点から、1μm以上1000μm未満が好ましく、2μm以上500μm未満がより好ましく、5μm以上100μm未満がさらに好ましい。
(その他の層)
第1フィルム11および第2フィルム12には、例えば、滑性層、帯電防止層等の種々のコーティング層やラミネート層をさらに設けてもよい。
<第3フィルム>
底部13を構成する第3フィルム13としては、第1フィルム11および第2フィルム12で挙げたものと同じものが挙げられる。また、スタンディングパウチ1の密封包装性を高める観点から、第3フィルム13は、少なくとも第1フィルム11および第2フィルム12と接触する面はヒートシール性層であることが好ましい。
上記ヒートシール性層としては、ヒートシール性層として公知のものが使用できる。例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等のα−オレフィンの単独重合体若しくは共重合体、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレンランダム共重合体、低結晶性あるいは非晶性のエチレン・プロピレンランダム共重合体、エチレン・1−ブテンランダム共重合体、プロピレン・1−ブテンランダム共重合体等から選択される一種または二種以上のポリオレフィンを含む樹脂組成物により形成される層;エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)を含む樹脂組成物により形成される層;EVAおよびポリオレフィンを含む樹脂組成物により形成される層等が挙げられる。
[スタンディングパウチの製造方法]
本実施形態に係るスタンディングパウチ1は、公知のスタンディングパウチの製造方法に準じて製造することができる。
以下、本実施形態に係るスタンディングパウチ1の製造方法の一例について説明する。
まず、第1フィルム11、第2フィルム12および第3フィルム13を準備し、第1フィルム11および第2フィルム12の底部分の間に、底部13を形成する第3フィルム13を、ヒートシール性層を上側に向けて折り込む。次いで、ヒートシールによって、第3フィルム13の下縁部13bを第1フィルム11の下縁部11bおよび第2フィルム12の下縁部12bと接着し、さらに第3フィルム13の側縁部13aを第1フィルム11の側縁部11aおよび第2フィルム12の側縁部12aと接着する。これにより、底部13が形成される。
つぎに、対向する第1フィルム11の側縁部11aの内面と第2フィルム12の側縁部12aの内面とをそれぞれ上下方向に沿ってヒートシールして、胴部10の側縁に側部シール部10bを形成する。これによって、胴部10内に収容部14が形成される。
次いで、必要に応じて、収容部14に食品を収容した後、対向する第1フィルム11の上縁部11cの内面と第2フィルム12の上縁部12cの内面とを横方向に沿ってヒートシールして、胴部10の上縁に上部シール部10aを形成し、食品を収容部14内に密封包装する。
以上により、本実施形態に係るスタンディングパウチ1を得ることができる。
また、本実施形態に係るスタンディングパウチ1おける側部シール部10bは、胴部10を形成するために胴部10の上下方向に沿って設けられるものであって、その数は2つには限定されず、3つ以上であってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
1 スタンディングパウチ
10 胴部(パウチ本体)
10a 上部シール部
10b 側部シール部
11 第1フィルム
11a 側縁部
11b 下縁部
11c 上縁部
11d 上部非シール部
12 第2フィルム
12a 側縁部
12b 下縁部
12c 上縁部
12d 上部非シール部
13 底部(第3フィルム)
13a 側縁部
13b 下縁部
13c 底面
14 収容部

Claims (13)

  1. 上部シール部および側部シール部を有する胴部と、底部と、収容部と、を少なくとも備え、食品を包装するためのスタンディングパウチであって、
    前記上部シール部および前記側部シール部が易剥離性であるスタンディングパウチ。
  2. 請求項1に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記胴部は、
    第1ガスバリア性層を少なくとも有する第1フィルムと、
    第2ガスバリア性層を少なくとも有する第2フィルムと、
    前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に設けられたイージーピール性層と、を有し、
    前記第1フィルムと前記第2フィルムとが前記イージーピール性層を介して接着することにより前記上部シール部および前記側部シール部が形成されるスタンディングパウチ。
  3. 請求項2に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記胴部は、
    前記第1ガスバリア性層および第1イージーピール性層を少なくとも有する第1フィルムと、
    前記第2ガスバリア性層および第2イージーピール性層を少なくとも有する第2フィルムと、を有し、
    前記第1イージーピール性層と前記第2イージーピール性層とが接着することにより前記上部シール部および前記側部シール部が形成されるスタンディングパウチ。
  4. 請求項2または3に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記上部シール部および前記側部シール部の少なくとも一部において前記第1フィルムおよび前記第2フィルム同士を剥離することにより、前記収容部に収容された食品を外部に露出させ、前記胴部を介して手で前記収容部内の前記食品を保持しながら前記食品を食するように使用するスタンディングパウチ。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記第1フィルムおよび前記第2フィルムのうち少なくとも一方のフィルムの20±2℃、90±5%RHでの酸素透過度が300ml/(m・24h・MPa)以下であるスタンディングパウチ。
  6. 請求項2乃至5のいずれか一項に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記第1フィルムおよび前記第2フィルムのうち少なくとも一方のフィルムの40±2℃、90±5%RHでの水蒸気透過度が20g/(m・24h)以下であるスタンディングパウチ。
  7. 請求項2乃至6のいずれか一項に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記第1ガスバリア性層および前記第2ガスバリア性層のうち少なくとも一方が、ポリカルボン酸とポリアミンが少なくとも架橋することにより形成された樹脂;ポリ塩化ビニリデン系樹脂;ポリビニルアルコール系樹脂;エチレン・ビニアルコール共重合体系樹脂;ポリカルボン酸系樹脂;水溶性高分子化合物と、金属アルコキシド、金属アルコキシドの加水分解物および金属アルコキシドの重合物の少なくとも1種類以上とを含む樹脂;ポリアミド系樹脂;および無機物層から選択される一種または二種以上を含むスタンディングパウチ。
  8. 請求項2乃至7のいずれか一項に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記イージーピール性層がプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ホモポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体から選択される一種または二種以上を含むスタンディングパウチ。
  9. 請求項2乃至8のいずれか一項に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記第1フィルムおよび前記第2フィルムのうち少なくとも一方が、基材層をさらに有するスタンディングパウチ。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載のスタンディングパウチにおいて、
    23±2℃、50±5%RH、引張速度300mm/分の条件で測定される前記上部シール部および前記側部シール部のうち少なくとも一方のシール強度が3.0N/15mm以上25N/15mm以下であるスタンディングパウチ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記収容部に食品を含むスタンディングパウチ。
  12. 請求項11に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記食品が無菌包装されているスタンディングパウチ。
  13. 請求項11または12に記載のスタンディングパウチにおいて、
    前記食品が固体食品であるスタンディングパウチ。
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