JP2019026306A - 不正開封防止キャップ - Google Patents
不正開封防止キャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019026306A JP2019026306A JP2017146411A JP2017146411A JP2019026306A JP 2019026306 A JP2019026306 A JP 2019026306A JP 2017146411 A JP2017146411 A JP 2017146411A JP 2017146411 A JP2017146411 A JP 2017146411A JP 2019026306 A JP2019026306 A JP 2019026306A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- inner cap
- respect
- locking
- locking portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
Description
例えば下記特許文献1に示されるように、容器の口部に装着され、外周面に逆止歯が全周にわたって形成された内キャップと、弾性変形可能な操作片を有するとともに内キャップを覆う外キャップと、を備えた不正開封防止キャップが知られている。
操作片には、外キャップを、内キャップの口部に対する緩み側に回転させたときに、操作片の弾性変形に伴って逆止歯を周方向に乗り越えるとともに、外キャップを締め込み側に回転させたときに、逆止歯に対して噛合する爪部が形成されている。
したがって、上記不正開封防止キャップでは、外キャップを前記緩み側に向けて単純に回転操作した場合には、操作片の弾性変形に伴って爪部が逆止歯を周方向に乗り越えるので、内キャップに対して外キャップが空転する。これにより、開封が防止される。
これに対して、操作片を押圧しながら外キャップを前記緩み側に向けて回転操作した場合には、操作片の弾性変形を規制できるので、逆止歯と爪部とを噛合させた状態にすることができ、外キャップおよび内キャップを一体に回転させることができる。これにより、開封を行える。
次に、外キャップを内キャップに対して非係止位置から係止位置に移動させ、かつ外側係止部を内キャップに向けて前進移動し内側係止部に係止させた場合には、外側係止部が、内側係止部に対して前記緩み側に回転することが規制される。これにより、外キャップ、および内キャップを口部に対して一体に前記緩み側に回転させることが可能になり、口部から不正開封防止キャップの全体を取外すことができる。
以上のように、外キャップを内キャップに対して非係止位置から係止位置に移動させ、かつ外側係止部を内キャップに向けて前進移動し内側係止部に係止させる予備操作を行わなければ、開封に直接関係する、外キャップおよび内キャップを口部に対して一体に前記緩み側に回転させる本操作を行うことができない。したがって、従来とは異なり、非対象者が本操作を行うことで偶然に開封されるような不都合が生じ難い。このため、事前に予備操作を行うことを認識している対象者による開封を許容しつつ、非対象者による意図しない開封を防止することができる。したがって、不正開封防止に対する信頼性が高い高品質なキャップとすることができる。
外キャップが、非係止位置と係止位置との間をキャップ軸方向に移動可能に配設されているので、外キャップを移動させる向きが、キャップ軸方向の予備操作と、周方向の本操作と、で異ならせることが可能になり、非対象者による意図しない開封をより効果的に防止し易い。
内キャップと外キャップとの間に付勢部材が配設されているので、口部から不正開封防止キャップの全体を取外すと、係止位置に位置していた外キャップが、付勢部材により自然に非係止位置に復元移動することとなり、外キャップが係止位置に位置したままの状態に保たれることがない。したがって、非対象者による開封を確実に抑制することができる。
この場合、付勢部材が、内キャップまたは外キャップと一体に形成されているので、部品点数、および組み立て工数の増大を抑制することができる。
図1に示すように、不正開封防止キャップ10は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2の口部3に装着されて用いられ、対象者による開封を許容しつつ、子供等の非対象者による意図しない開封を防止する。
なお、不正開封防止キャップ10および容器本体2は、不正開封防止容器1を構成する。
内キャップ11、および外キャップ12は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態ではこの共通軸をキャップ軸Oという。
不正開封防止容器1において、キャップ軸Oに沿った不正開封防止キャップ10側を上側といい、容器本体2の底部側を下側という。また、キャップ軸O方向から見た平面視において、キャップ軸Oに交差する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。さらに、図2、図3、および図5に示されるように、周方向のうち、不正開封防止容器1の上面視でキャップ軸Oを時計回りに周回する方向を第1回転方向M1といい、その逆方向を第2回転方向M2という。
図示の例では、容器本体2として単層のボトル容器としているが、この場合に限定されるものではなく、例えば二重容器等の積層型ボトル容器であっても構わないし、パウチ容器等であっても構わない。容器本体2における胴部の形状としては、例えば横断面視円形状、楕円形状あるいは六角形状等の角形状であっても良く、特定の形状に限定されるものではない。
雄ねじ部4は、口部3に対して内キャップ11を第1回転方向M1に回転させた際に、内キャップ11が締め込まれるように螺旋状に形成されている。そのため、周方向のうち、第1回転方向M1が、内キャップ11の口部3に対する締め込み側となり、第2回転方向M2が、内キャップ11の口部3に対する緩み側となる。
頂壁部22は、パッキン35を介して口部3の上端開口縁に配置されている。なお、パッキン35は必須なものではなく具備しなくても構わない。この場合において、頂壁部22の下面に下方に向けて突出するシール筒を形成し、このシール筒を容器本体2の口部3の内側に密に嵌合させる等してもよい。
下側部分21bの上端部の外周面には、内側抜け止め突起25が全周にわたって連続して形成されている。
なお、ラチェット突部23の数は適宜変更してもよい。ラチェット突部23は、内キャップ11に周方向に等間隔をあけて複数形成するのが好ましい。
なお、内側係止部24の径方向の外側に向けた突出量は、周方向の全域にわたって同等にしてもよい。内側係止部24の数は適宜変更してもよい。内側係止部24は、内キャップ11に周方向に等間隔をあけて複数形成するのが好ましい。
天板部材27は有頂筒状に形成されている。天板部材27の周壁部には、径方向の内側に向けて突出する受板部27aが形成されている。受板部27aは、キャップ軸Oを中心とする円弧状に形成されている。受板部27aは、内キャップ11の頂壁部22より上方に位置している。なお、受板部27aの下面と、天板部材27の周壁部の内周面と、を連結するリブが周方向に間隔をあけて複数配置されている。
一方、外キャップ12を内キャップ11に対して第1回転方向M1に回転させると、外側係止部29は、ラチェット突部23の係止面23aに当接して係止される。つまり、外側係止部29は、ラチェット突部23に対して第1回転方向M1に回転することが規制されて、外キャップ12が内キャップ11とともに第1回転方向M1に回転する。これにより、内キャップ11が、口部3に対して第1回転方向M1に回転して締め込まれる。
なお図示の例では、これとは逆に、外キャップ12を内キャップ11に対して第1回転方向M1に回転させると、外側係止部29は、内側係止部24を周方向に通過する。つまり、外側係止部29は、内側係止部24に対して第1回転方向M1に回転することが許容されて、外キャップ12が内キャップ11に対して空転する。
図示の例では、非係止位置は係止位置より下方に位置する。また、非係止位置で、外側係止部29は、ラチェット突部23に係止され、ラチェット突部23に対して第1回転方向M1に回転することが規制される。
なお、付勢部材34は、内キャップ11の周壁部21と、外キャップ12の本体筒26と、の間に配設してもよい。
内側接続部34bは、ばね本体34aおよび頂壁部22と一体に形成されている。内側接続部34bは、ばね本体34aにおける周方向の両端部のうち、第2回転方向M2側の端部に接続されている。
ばね本体34aは、内側接続部34bおよび外側接続部34cが、キャップ軸O方向に弾性的に相対変位するように弾性変形可能に形成されている。
内キャップ11と外キャップ12との間に付勢部材34が配設されているので、口部3から不正開封防止キャップ10の全体を取外すと、係止位置に位置していた外キャップ12が、付勢部材34により自然に非係止位置に復元移動することとなり、外キャップ12が係止位置に位置したままの状態に保たれることがない。したがって、非対象者による開封を確実に抑制することができる。
また、付勢部材が、内キャップ11または外キャップ12と一体に形成されているので、部品点数、および組み立て工数の増大を抑制することができる。
3 口部
10 不正開封防止キャップ
11 内キャップ
12 外キャップ
23 ラチェット突部
24 内側係止部
29 外側係止部
34 付勢部材
O キャップ軸
M1 第1回転方向(締め込み側)
M2 第2回転方向(緩み側)
Claims (3)
- 容器本体の口部に対するキャップ軸回りに沿う周方向の回転に伴って前記口部から離脱可能とされた内キャップと、
前記内キャップを覆うとともに、前記内キャップに対して相対移動可能に組み合わされた外キャップと、を備え、
前記外キャップに、前記内キャップに対して進退可能に配設されるとともに、前記内キャップに形成された内側係止部に対して係止可能な外側係止部が形成され、
前記外側係止部は、前記内キャップに対して前進移動したときに前記内側係止部に係止することで、この外側係止部が、前記内キャップが前記口部に対して緩む緩み側に、前記内側係止部に対して回転することが規制され、
前記外キャップは、前記内キャップに対して周方向の前記緩み側に移動することが許容される非係止位置と、前記外側係止部が前記内キャップに向けて前進移動し前記内側係止部に係止可能になる係止位置と、の間をキャップ軸方向に移動可能に配設され、
前記内キャップと前記外キャップとの間に、前記係止位置に位置する前記外キャップを前記非係止位置に向けて復元移動させる付勢部材が配設されていることを特徴とする不正開封防止キャップ。 - 前記内キャップには、前記非係止位置に位置している前記外キャップの前記外側係止部が係止可能なラチェット突部が形成され、
前記外側係止部は、前記内キャップが前記口部に対して締め込まれる締め込み側に、前記ラチェット突部に対して回転することが規制され、かつ前記緩み側に、前記ラチェット突部に対して回転することが許容されることを特徴とする請求項1に記載の不正開封防止キャップ。 - 前記付勢部材は、前記内キャップまたは前記外キャップと一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の不正開封防止キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017146411A JP6878192B2 (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | 不正開封防止キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017146411A JP6878192B2 (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | 不正開封防止キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019026306A true JP2019026306A (ja) | 2019-02-21 |
JP6878192B2 JP6878192B2 (ja) | 2021-05-26 |
Family
ID=65475550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017146411A Active JP6878192B2 (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | 不正開封防止キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6878192B2 (ja) |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2444623A1 (fr) * | 1978-12-21 | 1980-07-18 | Normos Norbert | Dispositif de securite pour tous types de bouchons, notamment pour la protection des enfants |
JPS63152555A (ja) * | 1986-12-04 | 1988-06-25 | 日本クラウンコルク株式会社 | 安全蓋 |
US5280842A (en) * | 1992-12-15 | 1994-01-25 | Kerr Group, Inc. | Low reverse torque closure assembly |
JPH0715550U (ja) * | 1993-08-20 | 1995-03-14 | 凸版印刷株式会社 | 安全キャップ |
JPH11180456A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Yamaichi Seiko Kk | 二重キャップ |
JPH11278507A (ja) * | 1998-03-25 | 1999-10-12 | Takeuchi Press Ind Co Ltd | 安全キャップ |
JP2006103715A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Shirouma Science Co Ltd | セーフティーキャップ装置 |
JP2008037433A (ja) * | 2006-08-01 | 2008-02-21 | Key Tranding Co Ltd | キャップ付き容器 |
JP2009208782A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 誤操作防止用キャップ |
US20120138561A1 (en) * | 2010-12-03 | 2012-06-07 | Rexam Closure Systems Inc. | Push-and-turn child-resistant closure, shells, and package |
-
2017
- 2017-07-28 JP JP2017146411A patent/JP6878192B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2444623A1 (fr) * | 1978-12-21 | 1980-07-18 | Normos Norbert | Dispositif de securite pour tous types de bouchons, notamment pour la protection des enfants |
JPS63152555A (ja) * | 1986-12-04 | 1988-06-25 | 日本クラウンコルク株式会社 | 安全蓋 |
US5280842A (en) * | 1992-12-15 | 1994-01-25 | Kerr Group, Inc. | Low reverse torque closure assembly |
JPH0715550U (ja) * | 1993-08-20 | 1995-03-14 | 凸版印刷株式会社 | 安全キャップ |
JPH11180456A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Yamaichi Seiko Kk | 二重キャップ |
JPH11278507A (ja) * | 1998-03-25 | 1999-10-12 | Takeuchi Press Ind Co Ltd | 安全キャップ |
JP2006103715A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Shirouma Science Co Ltd | セーフティーキャップ装置 |
JP2008037433A (ja) * | 2006-08-01 | 2008-02-21 | Key Tranding Co Ltd | キャップ付き容器 |
JP2009208782A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 誤操作防止用キャップ |
US20120138561A1 (en) * | 2010-12-03 | 2012-06-07 | Rexam Closure Systems Inc. | Push-and-turn child-resistant closure, shells, and package |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6878192B2 (ja) | 2021-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6410837B2 (ja) | 緩み防止乳液ポンプ | |
JP6034379B2 (ja) | 安全キャップ | |
JP5679879B2 (ja) | 安全蓋 | |
JP6491027B2 (ja) | Cr機構を具備する安全キャップ | |
US10479196B2 (en) | Torque element and cap assembly including the same | |
JP6647178B2 (ja) | ねじユニット及びねじ容器 | |
WO2018174160A1 (ja) | 薬液供給器具 | |
JP5975615B2 (ja) | 二重容器 | |
JP6868489B2 (ja) | 不正開封防止キャップ | |
JP2019026306A (ja) | 不正開封防止キャップ | |
WO2018174155A1 (ja) | 薬液供給器具 | |
JP2011001080A (ja) | キャップ | |
JP6803810B2 (ja) | 不正開封防止キャップ | |
JP6899726B2 (ja) | 不正開封防止キャップ | |
JP6640048B2 (ja) | ヒンジキャップ付き容器 | |
JP7122982B2 (ja) | 不正開封防止キャップ | |
JP2007076676A (ja) | 安全キャップ | |
JP2019189271A (ja) | 不正開封防止キャップ | |
WO2018174171A1 (ja) | 薬液供給器具 | |
WO2006092699A1 (en) | Child resistant closure | |
KR200385310Y1 (ko) | 열림방지 기능을 가지는 용기 마개 | |
JP7080159B2 (ja) | 不正開封防止キャップ | |
JP2019011110A (ja) | 不正開封防止キャップ | |
JP2019011109A (ja) | 不正開封防止キャップ | |
JP6739878B2 (ja) | 安全キャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210301 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210406 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6878192 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |