JP2019025626A - 研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法 - Google Patents

研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019025626A
JP2019025626A JP2017150352A JP2017150352A JP2019025626A JP 2019025626 A JP2019025626 A JP 2019025626A JP 2017150352 A JP2017150352 A JP 2017150352A JP 2017150352 A JP2017150352 A JP 2017150352A JP 2019025626 A JP2019025626 A JP 2019025626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
edge
grinding
grinding belt
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017150352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7010622B2 (ja
Inventor
智明 川
Tomoaki Kawa
智明 川
篤人 青木
Atsuhito Aoki
篤人 青木
嶋田 昌洋
Masahiro Shimada
昌洋 嶋田
順輝 山本
Junki Yamamoto
順輝 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2017150352A priority Critical patent/JP7010622B2/ja
Priority to PCT/JP2018/029034 priority patent/WO2019026999A1/ja
Publication of JP2019025626A publication Critical patent/JP2019025626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7010622B2 publication Critical patent/JP7010622B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B21/00Machines or devices using grinding or polishing belts; Accessories therefor
    • B24B21/16Machines or devices using grinding or polishing belts; Accessories therefor for grinding other surfaces of particular shape
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B27/00Other grinding machines or devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B9/00Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

【課題】ワークのエッジ以外の部分を傷付けないようにする。
【解決手段】ロボットに装着される研削ツールは、ローラ群と、無端状の研削ベルトと、駆動ローラと、を備える。前記ローラ群は、複数のローラからなる。前記研削ベルトは、前記ローラ群の部分で折り返すように配置される。前記駆動ローラは、モータの駆動力が伝達されることにより前記研削ベルトを駆動する。前記ローラ群は、何れも前記研削ベルトにより従動回転する第1ローラ、第2ローラ、及び第3ローラを含む。前記研削ベルトは、前記第2ローラ、前記第1ローラ、前記第3ローラの順に巻き掛けられる。前記第1ローラ、前記第2ローラ、及び前記第3ローラは、何れも前記研削ベルトの内周側に配置される。前記第2ローラと前記第1ローラとの間の少なくとも一部、及び、前記第1ローラと前記第3ローラの少なくとも一部には、前記研削ベルトが内周側に撓むことを許容する空間が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として、ロボットに装着して用いられる研削ツールに関する。
従来から、研磨帯を巻き掛けた加工ツールが知られている。特許文献1は、この種の加工ツールを開示する。
この特許文献1の加工ツールは、ロボットに取り付けられるものではなく手持ち式のものであるが、サンドベルト(研磨帯)と、当該ツールの先端側に設けられる偏向ローラと、サンドベルトを緊張するための緊体ローラと、滑りシューと、を備えている。サンドベルトは、偏向ローラと、緊体ローラと、に巻き掛けられるとともに、滑りシューの、特に扁平な作業面を規定する研削ソールを介してガイドされるようになっている。研削ソールは、当該ツールのケーシングの縦軸線に対して左右対称に2つ延びており、これらの2つの研削ソールが互いに角度(特に鋭角)をなして延びるように配置されている。また、この特許文献1の加工ツールでは、サンドベルトをガイドする偏向ローラや滑りシュー等の構成が、当該ツールの細長いケーシングの後部領域の手前に配置されていて、サンドベルトとともにケーシングの前部領域内で、中央が前方に向いて自由に突き出る楔形尖端状の輪郭を形成するように構成されている。
この特許文献1に記載の加工ツールを用いて、仮に、ワークのエッジを研削して仕上げ処理することを考えた場合、偏向ローラ等が前方に突き出る突出量を調整するとともに、エッジにサンドベルトを押し当てる角度を適宜に変更しながら、仕上げ処理をすることとなる。
特開平10−217092号公報
しかし、上記特許文献1の構成では、研削ソールで裏面側からバックアップされたサンドベルトの帯面(研削面)が処理対象物に押し当てられて処理がされるので、平面的な処理対象物に対しては好適に処理を施すことが可能と考えられるが、エッジの仕上げ処理に用いるのには必ずしも好適とは言えなかった。
また、処理対象のエッジと、他のエッジと、の間に配置されるスペースが狭い場合、処理対象のエッジをサンドベルトの帯面で研削する際に、当該ツールのケーシングの縦軸線を挟んで反対側のサンドベルトの帯面が、前記他のエッジを規定する辺等に干渉してしまい、ワークを傷付けてしまうおそれがある。
ワークの損傷を回避するためには、前記ツールの前記楔形尖端状の輪郭を極力細長く構成して、他のエッジの辺等に接触しないようにすることが一般的に考えられる。しかしながら、偏向ローラとともに配置するベアリングの寸法には限界があって、前記ツールの先端部を、干渉を確実に回避できる程度にまで細長く構成することは現実的には困難であり、他の解決手段が望まれていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、ワークのエッジ以外の部分を傷付けてしまうおそれを軽減することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、ロボットに装着して用いられる以下の構成の研削ツールが提供される。即ち、この研削ツールは、ローラ群と、無端状の研削ベルトと、駆動ローラと、を備える。前記ローラ群は、複数のローラからなる。前記無端状の研削ベルトは、前記ローラ群の部分で折り返すように配置される。前記駆動ローラは、モータの駆動力が伝達されることにより前記研削ベルトを駆動する。前記ローラ群は、何れも前記研削ベルトにより従動回転する第1ローラ、第2ローラ、及び第3ローラを含む。前記研削ベルトは、前記第2ローラ、前記第1ローラ、前記第3ローラの順に巻き掛けられる。前記第1ローラ、前記第2ローラ、及び前記第3ローラは、何れも前記研削ベルトの内周側に配置される。前記第2ローラと前記第1ローラとの間の少なくとも一部、及び、前記第1ローラと前記第3ローラとの間の少なくとも一部には、前記研削ベルトが内周側に撓むことを許容する空間が形成されている。
これにより、例えば、ワークにおいて加工対象のエッジが狭いスペースを挟んで配置されている場合に、このスペースに第1ローラを差し込むようにすることで、研削ベルトによる加工を2つのエッジに対して同時に行うことができる。また、片方のエッジずつ加工を行う場合に生じ易かったスペースの内壁の傷付きのおそれも低減することができる。更に、研削ベルトがエッジに当たる部分を撓ませることで、エッジの丸み付け加工を容易に行うことができる。また、第1ローラ、第2ローラ、及び第3ローラが従動ローラとして構成されるので、各ローラ及びその周辺の構成の小型化及び簡素化が容易であり、ワークに形成された前記スペースが狭い場合の加工に特に好適である。
本発明の第2の観点によれば、以下のエッジの丸み付け加工方法が提供される。即ち、スペースを挟んでエッジが向かい合って配置されているワークに対し、ロボットに装着した研削ツールによって前記エッジの丸み付け加工を行う。前記研削ツールは、ローラ群と、無端状の研削ベルトと、駆動ローラと、を含む。前記ローラ群は、複数のローラからなる。前記無端状の研削ベルトは、前記ローラ群の部分で折り返すように配置される。前記駆動ローラは、モータの駆動力が伝達されることにより前記研削ベルトを駆動する。前記ローラ群は、何れも前記研削ベルトにより従動回転する第1ローラ、第2ローラ、及び第3ローラを備える。前記研削ベルトは、前記第2ローラ、前記第1ローラ、前記第3ローラの順に巻き掛けられる。前記第1ローラ、前記第2ローラ、及び前記第3ローラは、何れも前記研削ベルトの内周側に配置される。前記第2ローラと前記第1ローラとの間の少なくとも一部、及び、前記第1ローラと前記第3ローラとの間の少なくとも一部には、前記研削ベルトが内周側に撓むことを許容する空間が形成されている。この丸み付け加工方法は、第1工程と、第2工程と、を含む。前記第1工程では、前記ワークに形成されている前記スペースに、前記研削ツールの前記第1ローラを差し込む。前記第2工程では、走行する前記研削ベルトのうち前記第2ローラと前記第1ローラの間の部分を、前記スペースの一側のエッジに接触させるとともに、前記第1ローラと前記第3ローラの間の部分を、前記スペースの他側のエッジに接触させる。
これにより、スペースを挟んで配置されている両側のエッジに研削ベルトを同時に接触させて、丸み付け加工を一度に行うことができる。この結果、加工効率を向上させることができる。また、片方のエッジずつ加工を行う場合に生じ易かったスペースの内壁の傷付きのおそれも低減することができる。
本発明によれば、ワークのエッジ以外の部分を傷付けてしまうおそれを軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る研削ツールの全体的な構成を概略的に示す平面図。 ワークに形成されている直線状のエッジを研削ツールにより丸み付け加工する様子を示す斜視図。 3つのローラの位置関係を説明する模式図。 3つのローラの相対位置を変更可能な例を説明する模式図。 ワークの様々な形状に応じたローラの位置の例を示す模式図。 ワークのエッジが非対称的に形成されている場合のローラの位置の例を示す模式図。 ワークに形成されている円状のエッジを研削ツールにより丸み付け加工する様子を示す斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る研削ツール1の全体的な構成を概略的に示す平面図である。図2は、ワーク60に形成されている直線状のエッジ62を研削ツール1により丸み付け加工する様子を示す斜視図である。図3は、3つのローラ11,12,13の位置関係を説明する模式図である。
図1に示す研削ツール1は、加工対象のワーク60に対して研削加工を自動的に行うために、アーム型のロボット50の先端に装着して用いられるものである。
研削ツール1は、ローラ群10と、研削ベルト20と、駆動ローラ30と、テンションローラ40と、を備える。
研削ツール1は更に、把持部15と、ツールフレーム16と、を備える。把持部15は、ロボット50の手先が把持することができるように構成されている。ツールフレーム16は、把持部15に固定されている。ローラ群10、研削ベルト20、駆動ローラ30及びテンションローラ40は、ツールフレーム16に配置される。これにより、研削ツール1を、ロボット50の先端に着脱可能に取り付けることができる。
ローラ群10は、3つのローラ、即ち、第1ローラ11、第2ローラ12及び第3ローラ13を備える。それぞれのローラ11,12,13は、ツールフレーム16に取り付けられる支持部材2により、回転可能に支持されている。ローラ群10は、駆動ローラ30よりも把持部15から遠い側に配置されている。
研削ベルト20は、無端状に形成された可撓性を有するベルトであり、ローラ群10、駆動ローラ30、及びテンションローラ40に巻き掛けられている。研削ベルト20の外周面には、ワーク60を研削するための研削面が形成されている。研削ベルト20は、ローラ群10の部分で折り返すように配置されている。
駆動ローラ30は、ツールフレーム16に固定されるモータ31によって回転駆動され、巻き掛けられている研削ベルト20を循環的に走行させる。このモータ31には、ロボット50側から電力が供給される。また、モータ31は、制御信号が入力されることにより、その回転方向を切り換えることができるように構成されている。
テンションローラ40は、回転可能に支持されるとともに、図示しないテンションスプリングの作用により移動可能に構成されている。テンションローラ40は、巻き掛けられている研削ベルト20に対し、適度の張力を付与する。
テンションローラ40は、駆動ローラ30よりも把持部15から遠い側に、かつ、ローラ群10よりも把持部15に近い側に配置されている。これにより、ロボット50から離れた場所に、ワーク60に対して加工を行う部分であるローラ群10を配置でき、かつ、駆動ローラ30及びテンションローラ40等を含めて研削ツール1のコンパクトな構成を実現できる。この結果、ロボット50のアーム部と研削ツール1との干渉が発生しにくくなる。
図2には、研削ツール1の支持部材2の周辺の構成が詳細に示されている。この図2に示すように、支持部材2は、ベースロッド(ベース部材)3と、2つの支持プレート(支持部材)4と、を備える。
ベースロッド3は、ロッド部3aの一側の端部にブロック部3bを一体的に形成した構成となっている。ロッド部3aは、丸棒状に形成されており、ツールフレーム16に装着することが可能である。ロッド部3aの中心軸3cが、支持部材2の基準の軸(以下、基準軸と呼ぶことがある。)となっている。ブロック部3bは概ね直方体状に形成されており、支持プレート4を取り付けるための取付面が形成されている。
支持プレート4は、板状の部材であり、その厚み方向で互いに隙間をあけて対面するように、かつ互いに平行に2つ配置されている。それぞれの支持プレート4は、ベースロッド3のブロック部3bに対してネジ5により固定されている。2つの支持プレート4は互いに同一の形状(概ね十字状)を有しており、それぞれの支持プレート4には、3つのローラ11,12,13のそれぞれの支軸を差し込むための貫通孔が形成されている。
3つのローラ11,12,13は、2つの支持プレート4によって挟まれるようにして、回転可能に支持される。3つのローラ11,12,13の回転軸線は、互いに平行に配置される。
図2等に示すように、ローラ群10を構成する第1ローラ11、第2ローラ12及び第3ローラ13は、ロボット50から遠い側が尖るような3角形をなすように、当該3角形の頂点に配置されている。そして、上記の尖ったところの頂点に、第1ローラ11が位置している。
それぞれのローラ11,12,13の回転軸と平行な方向で見たとき、図3に簡略的に示すように、第1ローラ11は、支持部材2の基準軸3c上に位置している。また、第2ローラ12と第3ローラ13とは、基準軸3cに関して対称となるように配置されている。言い換えれば、3つのローラ11,12,13がなす3角形は、基準軸3cに関して対称となっている。
研削ベルト20は、第2ローラ12、第1ローラ11、第3ローラ13の順に巻き掛けられる。また、第1ローラ11、第2ローラ12及び第3ローラ13は、何れも研削ベルト20の内周側に配置されている。
3つのローラ11,12,13は互いに同一の構成であり、支軸と、ローラ体と、の間に図示しない小型の軸受が配置されている。3つのローラ11,12,13は何れも従動ローラとして構成されており、研削ベルト20の走行に伴って従動回転する。これにより、特に支持部材2の周辺の小型化及び簡素化を実現することができる。
3つのローラ11,12,13の何れにおいても、ローラ体の外周面には、軸方向両端部に比べて中間部を大径とするクラウンが形成されている。これにより、研削ベルト20がローラ11,12,13から外れにくくすることができる。
3つのローラ11,12,13のそれぞれが上記のように小型のローラとして構成されているので、ローラ群10の密集配置を実現することができる。具体的に言えば、図1に示すように、第2ローラ12と第1ローラ11との間の距離、及び、第1ローラ11と第3ローラ13との間の距離は、何れも、駆動ローラ30とローラ群10との間の距離より短くなっており、また、テンションローラ40とローラ群10との距離より短くなっている。このようなコンパクトなローラ群10の配置により、狭い場所でも加工を容易に行うことができる。
第2ローラ12と第1ローラ11の間、及び、第1ローラ11と第2ローラ12の間には、図2に示すようにそれぞれ空間8が形成されている。従って、研削ベルト20において、上記の空間8に対応する部分は、当該空間8に入り込むように内周側に撓むことが可能なフリーベルト部となっている。この空間8は、少なくとも第1ローラ11の近傍に配置されている。
これにより、ワーク60において凹部(スペース)61を挟んで2つの直線状のエッジ62が配置されている場合に、この凹部61に第1ローラ11を差し込むようにロボット50が研削ツール1を動かすと、研削ベルト20の2つのフリーベルト部が2つのエッジ62に同時に接触する。このように、研削ツール1の研削ベルト20が2つのエッジ62に跨るように接触し、2つのエッジ62に対して丸み付け加工を一度に行うことができる。
研削ベルト20はエッジ62に当たる部分で内周側に撓むので、この撓んだ状態で研削ベルト20を走行させることにより、エッジ62に対して丸み付け加工を効率的に行うことができる。
特に、本実施形態において、3つのローラ11,12,13の間には、研削ベルト20の内周面に接触する部材(プラテン等)が配置されていない。従って、2つのエッジ62の間の距離が様々に異なるワーク60に対し、当該2つのエッジ62の同時加工を行うことができる。
また、本実施形態においては、図3に示すように、第2ローラ12と第1ローラ11との間の研削ベルト20と、第1ローラ11と第3ローラ13との間の研削ベルト20と、がなす角度α(以下、ツールの頂角と呼ぶことがある。)が90°以上となるように、各ローラ11,12,13が配置されている。
このように研削ベルト20が直角又は鈍角で凸状に屈曲されるので、第1ローラ11をワーク60の凹部61に少し差し込むだけで、研削ベルト20を2つのエッジ62に接触させることができる。また、第1ローラ11の部分が凹部61の内部に大きく進入しないので、本来加工すべきでない凹部61の内壁に研削ベルト20が接触してしまうことを防止することができる。
仮に、研削ツール1において第2ローラ12及び第3ローラ13を省略して、第1ローラ11だけにした場合、2つのエッジ62を片側ずつ、第1ローラ11を凹部61の内部に大きく差し込みながら研削ベルト20による丸み付け加工を行う必要がある。しかしながら、このような加工方法では、凹部61の内壁に第1ローラ11及び研削ベルト20が当たり、損傷させてしまい易い。この点、本実施形態では、3つのローラ11,12,13に研削ベルト20を巻き掛け、2つのエッジ62を同時に加工するので、第1ローラ11を凹部61の奥まで入れずに加工を行うことができる。この結果、凹部61の内壁の損傷のおそれを軽減することができる。
ただし、図4に示すように、第2ローラ12及び第3ローラ13を例えば基準軸3cの方向に移動可能に構成することで、ワーク60の形状等に応じてツールの頂角αを変更することもできる。
第1ローラ11を基準とした第2ローラ12及び第3ローラ13の相対位置を変更するための構成としては、例えば、第2ローラ12及び第3ローラ13を支持するそれぞれのアームを、支持部材2に対してスライド機構6を介して設けることが考えられる。
図4の構成において、第2ローラ12及び第3ローラ13の位置を個別に調整することで、3つのローラ11,12,13がなす3角形が、基準軸3cに関して対称でない3角形となるようにすることもできる。
一般的に、ワーク60のエッジ62を丸み付け加工する場合、研削ベルト20は、エッジ62の角度θを2等分する直線に対して垂直となるように配置すると、当該エッジ62を対称的に丸み付けできるため、好ましい。従って、3つのローラ11,12,13の位置は、ワーク60が有する2つのエッジ62の位置及び角度θに応じて調整される。
図5(a)及び図5(b)には、各種の形状のワーク60に対する、3つのローラ11,12,13の位置関係がそれぞれ示されている。図5(a)は、エッジ62の角度θが鈍角の場合、図5(b)は、角度θが直角の場合を示している。何れの場合も、角度θを2等分する直線に垂直となるように、研削ベルト20のフリーベルト部が向けられている。この場合、ツールの頂角αは、エッジ62の角度θと等しくなる(α=θ)。
図6(a)には、凹部61を挟んで配置される2つのエッジ62の角度θ1,θ2が互いに異なる場合が示されている。このようにワーク60の2つのエッジ62が非対称的に形成されている場合も、それぞれのエッジ62の角度θ1,θ2を2等分する直線に垂直となるように、研削ベルト20のフリーベルト部が配置されれば良い。この結果、3つのローラ11,12,13は、非対称な3角形をなすように配置される。
ただし、図6(a)のようにローラ11,12,13が非対称な3角形で配置される代わりに、図6(b)のようにローラ11,12,13が対称な3角形で配置される研削ツール1を用いても良い。この場合、基準軸3cを適宜傾けた状態で、ワーク60に対して加工を行うことになる。
エッジ62を丸み付け加工するには、研削ツール1を基準軸3cに沿ってワーク60に近づける向きに移動させる。このときに研削ツール1に一定の押付け力を付与することで、エッジ62の位置に多少の誤差があっても、丸み付け加工を安定して行うことができる。上記の押付け力を付与する方法としては、例えば空気圧シリンダ等のシリンダを用いる方法、サーボモータの定トルク制御を用いる方法、又は力覚センサと推力発生機構による力制御を利用する方法等が考えられるが、これに限定されない。
また、本実施形態のように研削ベルト20によって丸み付け加工を行う場合、研削ベルト20の走行方向上流側が下流側に比べてエッジ62に丸みが付き易く、丸み形状に偏りが生じるおそれがある。この点、本実施形態の研削ツール1において、駆動ローラ30を回転させるモータ31は、回転方向の切換が可能に構成されている。この構成で、モータ31の正転と逆転を切り換えながら、エッジ62の同じ場所に研削ベルト20を接触させることにより、対称的で綺麗なR形状(円弧状)の丸みを実現することができる。
例えば、図2の構成で2つのエッジ62に丸み付け加工を行うには、先ず、矢印R1の方向に研削ベルト20を走行させながら、ワーク60に形成されている細長い凹部61に第1ローラ11を差し込む(第1工程)。そして、研削ツール1に上述の押付け力を付与することにより、研削ベルト20のうち第2ローラ12と第1ローラ11の間の部分を、凹部61の一側のエッジ62に接触させ、第1ローラ11と第3ローラ13の間の部分を、凹部61の他側のエッジ62に接触させる(第2工程)。
第2工程では、上記のように研削ベルト20を2つのエッジ62に同時に接触させた状態で、エッジ62の長手方向に沿って、矢印D1の方向に研削ツール1を移動させる。エッジ62の長手方向全部に対して研削を行った後、上記とは逆である矢印R2の方向に研削ベルト20を走行させながら、2つのエッジ62に研削ベルト20を接触させ、この状態で、エッジ62の長手方向に沿って、上記とは逆である矢印D2の方向に研削ツール1を移動させる。
以上の作業により、2つのエッジ62を同時に加工して効率を向上させることができるとともに、研削ベルト20の幅より長いエッジ62を有するワーク60に対し、エッジ62の全体について対称的な丸みを形成することができる。
ただし、エッジ62に対する研削ベルト20の走行方向の切換は、モータ31の回転方向を切り換えることに代えて、基準軸3cを中心にして図2の研削ツール1を180°回転させることでも実現することができる。
以上に説明したように、本実施形態においてロボット50に装着して用いられる研削ツール1は、ローラ群10と、無端状の研削ベルト20と、駆動ローラ30と、を備える。ローラ群10は、複数のローラ11,12,13からなる。研削ベルト20は、ローラ群10の部分で折り返すように配置される。駆動ローラ30は、モータ31の駆動力が伝達されることにより研削ベルト20を駆動する。ローラ群10は、何れも研削ベルト20により従動回転する第1ローラ11、第2ローラ12、及び第3ローラ13を備える。研削ベルト20は、第2ローラ12、第1ローラ11、第3ローラ13の順に巻き掛けられる。第1ローラ11、第2ローラ12、及び第3ローラ13は、何れも研削ベルト20の内周側に配置される。第2ローラ12と第1ローラ11との間、及び、第1ローラ11と第3ローラ13との間には、研削ベルト20が内周側に撓むことを許容する空間8が形成されている。
これにより、例えば、ワーク60において加工対象の2つのエッジ62が狭い凹部61を挟んで配置されている場合に、この凹部61に第1ローラ11を差し込むようにすることで、研削ベルト20による加工を2つのエッジ62に対して同時に行うことができる。また、片方のエッジ62ずつ加工を行う場合に生じ易かった凹部61の内壁の傷付きのおそれも低減することができる。更に、研削ベルト20がエッジ62に当たる部分を撓ませることで、エッジ62の丸み付け加工を容易に行うことができる。また、第1ローラ11、第2ローラ12、及び第3ローラ13が従動ローラとして構成されるので、各ローラ11,12,13及びその周辺の構成の小型化及び簡素化が容易であり、ワーク60の凹部61が狭い場合の加工に特に好適である。
また、本実施形態の研削ツール1は、ロボット50に把持させる把持部15を備える。ローラ群10は、駆動ローラ30よりも把持部15から遠い側に配置されている。
これにより、ワーク60に対して加工を行う部分であるローラ群10を、ロボット50から離して配置することができる。この結果、研削ツール1がロボット50のアーム部分等に干渉しにくい構成を実現することができる。
また、本実施形態の研削ツール1は、研削ベルト20にテンションを付与するテンションローラ40を備える。テンションローラ40は、駆動ローラ30よりも把持部15から遠い側に、かつローラ群10よりも把持部15に近い側に配置されている。
これにより、コンパクトで周囲に干渉しにくい研削ベルト20のレイアウトを実現することができる。
また、本実施形態の研削ツール1において、第2ローラ12と第1ローラ11との間の距離、及び、第1ローラ11と第3ローラ13との間の距離は、何れも、駆動ローラ30とローラ群10との間の距離(もっと言えば、テンションローラ40とローラ群10との間の距離)より短い。
これにより、コンパクトなローラ群10を実現することができ、ワーク60の凹部61が狭い場合でも加工を容易に行うことができる。
また、図4に示す例において、研削ツール1は、第2ローラ12の第1ローラ11に対する相対位置、及び、第3ローラ13の第1ローラ11に対する相対位置を変更可能に構成されている。
これにより、ワーク60の形状等に対応して、ローラ群10に巻き掛けられる研削ベルト20の屈曲形状を変更することができるので、研削ツール1の汎用性を高めることができる。
また、本実施形態では、凹部61を挟んでエッジ62が向かい合って配置されているワーク60に対して、以下の第1工程及び第2工程を含む方法により、ロボット50に装着した前記の研削ツール1によってエッジ62の丸み付け加工を行っている。第1工程では、ワーク60に形成されている凹部61に、研削ツール1の第1ローラ11を差し込む。第2工程では、走行する研削ベルト20のうち第2ローラ12と第1ローラ11の間の部分を、凹部61の一側のエッジ62に接触させるとともに、第1ローラ11と第3ローラ13の間の部分を、凹部61の他側のエッジ62に接触させる。
これにより、凹部61を挟んで配置されている両側のエッジ62に研削ベルト20を同時に接触させて、丸み付け加工を一度に行うことができる。この結果、加工効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、前記第2工程において、走行する研削ベルト20は、凹部61を挟んで平行に配置された2つの直線状のエッジ62に対して同時に接触する。
これにより、直線状のエッジ62の丸み付け加工を効率的に行うことができる。
また、本実施形態では、前記第2工程において、走行する研削ベルト20をエッジ62に接触させた状態で、エッジ62の長手方向に研削ツール1を移動させる。
これにより、エッジ62が研削ベルト20の幅よりも長く形成されている場合でも、丸み付け加工を適切に行うことができる。
また、本実施形態では、前記第2工程において、走行する研削ベルト20をエッジ62に接触させた状態で、当該エッジ62の長手方向一側に研削ツール1を移動させた後、研削ベルト20の走行方向を逆向きにして、走行する研削ベルト20をエッジ62に接触させた状態で、当該エッジの長手方向他側に研削ツール1を移動させる。
これにより、研削ベルト20によって研削される方向が互いに逆となる2回の加工が行われることで、対称性のある丸み付け加工をエッジに対して行うことができる。
次に、図7を参照して、エッジが円状に形成されている場合の丸み付け加工について説明する。図7は、ワーク60xに形成されている円状のエッジ62xを研削ツール1により丸み付け加工する様子を示す斜視図である。
図7において、ワーク60xには、小さな円形の貫通孔(スペース)61xが形成されている。この貫通孔61xの縁部には、円状のエッジ62xが形成されている。
このワーク60xの円状のエッジ62xを研削ツール1により丸み付け加工する場合、貫通孔61xに第1ローラ11を差し込む(第1工程)。このとき、ツールの基準軸3cを、円状のエッジ62xを含む仮想平面に垂直な向きで、エッジ62xの円の中心を通過するように合わせておく。そして、研削ツール1に上述の押付け力を付与することにより、研削ベルト20のうち第2ローラ12と第1ローラ11の間の部分を、貫通孔61xの一側のエッジ62xに接触させ、第1ローラ11と第3ローラ13の間の部分を、貫通孔61xの他側のエッジ62xに接触させる(第2工程)。
このように、研削ベルト20を、貫通孔61xの周囲に配置された円状のエッジ62xのうち、互いに位相が180°異なる2つの部分に同時に接触させる。これにより、円形の貫通孔61xのエッジ62xについても、丸み付け加工を2箇所同時に行うことで効率を向上させることができる。
第2工程では、上記のように研削ベルト20をエッジ62xの2箇所に同時に接触させた状態で、基準軸3cを中心として、図7の矢印の方向に研削ツール1を回転させる。例えば360°回転させることで、エッジ62xのどの部分にも研削ベルト20が2回接触し、しかも、その2回の間で、エッジ62xに対する研削ベルト20の走行方向が異なることになる。この結果、円状のエッジ62xの全周について、対称性のある綺麗な丸み付け加工を行うことができる。また、研削ベルト20の走行方向(駆動ローラ30の回転方向)を切り換える必要がないので、加工効率をより向上させることができる。
以上に説明したように、図7のように円状のエッジ62xを有するワーク60xの場合、上述の第2工程において、走行する研削ベルト20は、貫通孔61xの周囲に配置された円状のエッジ62xのうち、互いに位相が180°異なる2つの部分に対して同時に接触する。
これにより、円状のエッジ62xの少なくとも一部について、丸み付け加工を効率的に行うことができる。
また、図7の加工では、第2工程において、走行する研削ベルト20をエッジ62xに接触させた状態で、円状のエッジ62xを含む仮想平面に垂直でかつ当該円の中心を通る軸(基準軸3c)を中心にして研削ツール1を回転させる。
これにより、円状のエッジ62xのうち大きな角度範囲(例えば、全周)について、丸み付け加工を効率的に行うことができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
図4のように第2ローラ12と第3ローラ13とが互いに独立に移動できる構成に代えて、第2ローラ12と第3ローラ13とを共通のアーム部材に設け、同時に移動する構成に変更することができる。
ツールの頂角αは、90°未満であっても良い。一方で、頂角αが小さ過ぎると、第1ローラ11を凹部61に大きく差し込む必要があり、凹部61の内壁を損傷させるおそれが大きくなるので、頂角αはある程度大きくすることが好ましい。
ローラ群10を構成するローラを4つ以上とし、同時に3つ以上のエッジ62を丸み付け加工する構成としても良い。
上記の研削ツール1は、例えば、細長い長方形状の貫通孔の縁部のエッジ、円錐台状の凹部の縁部のエッジを丸み付け加工するのに用いることもできる。
上述したエッジ丸み付け加工は、例えば、歯車、ガスタービンの部品、放熱用のフィン等を対象として行うことができるが、これに限らず様々なワークに対して行うことができる。
1 研削ツール
8 空間
10 ローラ群
11 第1ローラ
12 第2ローラ
13 第3ローラ
15 把持部
20 研削ベルト
30 駆動ローラ
60 ワーク
61 凹部
62 エッジ

Claims (12)

  1. ロボットに装着して用いられる研削ツールであって、
    複数のローラからなるローラ群と、
    前記ローラ群の部分で折り返すように配置される無端状の研削ベルトと、
    モータの駆動力が伝達されることにより前記研削ベルトを駆動する駆動ローラと、
    を備え、
    前記ローラ群は、何れも前記研削ベルトにより従動回転する第1ローラ、第2ローラ、及び第3ローラを含み、
    前記研削ベルトは、前記第2ローラ、前記第1ローラ、前記第3ローラの順に巻き掛けられ、
    前記第1ローラ、前記第2ローラ、及び前記第3ローラは、何れも前記研削ベルトの内周側に配置され、
    前記第2ローラと前記第1ローラとの間の少なくとも一部、及び、前記第1ローラと前記第3ローラとの間の少なくとも一部には、前記研削ベルトが内周側に撓むことを許容する空間が形成されていることを特徴とする研削ツール。
  2. 請求項1に記載の研削ツールであって、
    前記ロボットに把持させる把持部を備え、
    前記ローラ群は、前記駆動ローラよりも前記把持部から遠い側に配置されていることを特徴とする研削ツール。
  3. 請求項2に記載の研削ツールであって、
    前記研削ベルトにテンションを付与するテンションローラを備え、
    前記テンションローラは、前記駆動ローラよりも前記把持部から遠い側に、かつ前記ローラ群よりも前記把持部に近い側に配置されていることを特徴とする研削ツール。
  4. 請求項3に記載の研削ツールであって、
    前記第2ローラと前記第1ローラとの間の距離、及び、前記第1ローラと前記第3ローラとの間の距離は、何れも、前記テンションローラと前記ローラ群との間の距離より短いことを特徴とする研削ツール。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の研削ツールであって、
    前記第2ローラと前記第1ローラとの間の距離、及び、前記第1ローラと前記第3ローラとの間の距離は、何れも、前記駆動ローラと前記ローラ群との間の距離より短いことを特徴とする研削ツール。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の研削ツールであって、
    前記第2ローラの前記第1ローラに対する相対位置、及び、前記第3ローラの前記第1ローラに対する相対位置のうち少なくとも何れかを変更可能に構成されていることを特徴とする研削ツール。
  7. スペースを挟んでエッジが向かい合って配置されているワークに対し、ロボットに装着した研削ツールによって前記エッジの丸み付け加工を行う丸み付け加工方法であって、
    前記研削ツールは、
    複数のローラからなるローラ群と、
    前記ローラ群の部分で折り返すように配置される無端状の研削ベルトと、
    モータの駆動力が伝達されることにより前記研削ベルトを駆動する駆動ローラと、
    を備え、
    前記ローラ群は、何れも前記研削ベルトにより従動回転する第1ローラ、第2ローラ、及び第3ローラを含み、
    前記研削ベルトは、前記第2ローラ、前記第1ローラ、前記第3ローラの順に巻き掛けられ、
    前記第1ローラ、前記第2ローラ、及び前記第3ローラは、何れも前記研削ベルトの内周側に配置され、
    前記第2ローラと前記第1ローラとの間の少なくとも一部、及び、前記第1ローラと前記第3ローラとの間の少なくとも一部には、前記研削ベルトが内周側に撓むことを許容する空間が形成されており、
    前記ワークに形成されている前記スペースに、前記研削ツールの前記第1ローラを差し込む第1工程と、
    走行する前記研削ベルトのうち前記第2ローラと前記第1ローラの間の部分を、前記スペースの一側のエッジに接触させるとともに、前記第1ローラと前記第3ローラの間の部分を、前記スペースの他側のエッジに接触させる第2工程と、
    を含むことを特徴とするエッジの丸み付け加工方法。
  8. 請求項7に記載のエッジの丸み付け加工方法であって、
    前記第2工程において、走行する前記研削ベルトは、前記スペースを挟んで平行に配置された2本の直線状のエッジに対して同時に接触することを特徴とするエッジの丸み付け加工方法。
  9. 請求項8に記載のエッジの丸み付け加工方法であって、
    前記第2工程において、走行する前記研削ベルトを前記エッジに接触させた状態で、当該エッジの長手方向に前記研削ツールを移動させることを特徴とするエッジの丸み付け加工方法。
  10. 請求項9に記載のエッジの丸み付け加工方法であって、
    前記第2工程において、走行する前記研削ベルトを前記エッジに接触させた状態で、当該エッジの長手方向一側に前記研削ツールを移動させた後、前記研削ベルトの走行方向を逆向きにして、走行する前記研削ベルトを前記エッジに接触させた状態で、当該エッジの長手方向他側に前記研削ツールを移動させることを特徴とするエッジの丸み付け加工方法。
  11. 請求項7に記載のエッジの丸み付け加工方法であって、
    前記第2工程において、走行する前記研削ベルトは、前記スペースの周囲に配置された円状のエッジのうち、互いに位相が180°異なる2つの部分に対して同時に接触することを特徴とするエッジの丸み付け加工方法。
  12. 請求項11に記載のエッジの丸み付け加工方法であって、
    前記第2工程において、走行する前記研削ベルトを前記エッジに接触させた状態で、円状の前記エッジを含む仮想平面に垂直でかつ当該円の中心を通る軸を中心にして前記研削ツールを回転させることを特徴とするエッジの丸み付け加工方法。
JP2017150352A 2017-08-03 2017-08-03 研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法 Active JP7010622B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017150352A JP7010622B2 (ja) 2017-08-03 2017-08-03 研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法
PCT/JP2018/029034 WO2019026999A1 (ja) 2017-08-03 2018-08-02 研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017150352A JP7010622B2 (ja) 2017-08-03 2017-08-03 研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019025626A true JP2019025626A (ja) 2019-02-21
JP7010622B2 JP7010622B2 (ja) 2022-01-26

Family

ID=65232791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017150352A Active JP7010622B2 (ja) 2017-08-03 2017-08-03 研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7010622B2 (ja)
WO (1) WO2019026999A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD963480S1 (en) 2019-11-19 2022-09-13 Suntory Holdings Limited Bottle

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6715986B1 (ja) * 2019-03-29 2020-07-01 株式会社牧野フライス製作所 ベルト研磨工具
CN114227477A (zh) * 2022-02-24 2022-03-25 徐州坤达门窗有限公司 一种高精度门窗打磨装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07251364A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Kyoei Denko Kk 管状体の処理装置
JPH09183057A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Nisshin Seisakusho:Kk 研磨フィルムを用いた超仕上装置
JP2001225253A (ja) * 2000-02-16 2001-08-21 Fukuoka Prefecture ベルト研磨装置
JP2002052453A (ja) * 2000-08-11 2002-02-19 Daihen Corp 木工用ベルト研磨装置
JP2002510559A (ja) * 1998-04-03 2002-04-09 グロビ アーエス 加工品における開口のエッジに丸味付けする装置
JP2004195575A (ja) * 2002-12-17 2004-07-15 Aisin Aw Co Ltd 研削装置及び研削方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07251364A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Kyoei Denko Kk 管状体の処理装置
JPH09183057A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Nisshin Seisakusho:Kk 研磨フィルムを用いた超仕上装置
JP2002510559A (ja) * 1998-04-03 2002-04-09 グロビ アーエス 加工品における開口のエッジに丸味付けする装置
JP2001225253A (ja) * 2000-02-16 2001-08-21 Fukuoka Prefecture ベルト研磨装置
JP2002052453A (ja) * 2000-08-11 2002-02-19 Daihen Corp 木工用ベルト研磨装置
JP2004195575A (ja) * 2002-12-17 2004-07-15 Aisin Aw Co Ltd 研削装置及び研削方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD963480S1 (en) 2019-11-19 2022-09-13 Suntory Holdings Limited Bottle

Also Published As

Publication number Publication date
JP7010622B2 (ja) 2022-01-26
WO2019026999A1 (ja) 2019-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019025626A (ja) 研削ツール及びエッジの丸み付け加工方法
JP4662083B2 (ja) 研磨装置
JP5756365B2 (ja) 研磨装置
JP6612574B2 (ja) 研削装置
JP2014079850A (ja) 穴あきワークのバリ取り兼r面取り加工方法及び装置
KR20020022574A (ko) 일반적으로 플레이트, 특히 유리판의 에지를 가공하는기계의 에지 연삭기
US11161216B2 (en) Belt grinder
KR101485152B1 (ko) 헤어라인 형성장치
JP7089349B2 (ja) エッジの丸み付け加工方法
KR101475057B1 (ko) 연마벨트를 이용한 헤어라인 형성장치
JPS5992123A (ja) 回転しごき加工方法および装置
JPH04361890A (ja) レーザ加工機
WO2010117038A1 (ja) 曲げ加工装置
JP2011218505A (ja) 超仕上げ装置
JP2019089194A (ja) ワークピース支持装置、加工装置、加工方法、軸受の製造方法、車両の製造方法、および機械装置の製造方法
JP5550971B2 (ja) 研削装置
JP2011218506A (ja) 超仕上げ方法及び超仕上げ装置
JP4935147B2 (ja) テープラップ装置
JP2019141924A (ja) 機械加工装置
RU2108224C1 (ru) Устройство для двустороннего шлифования абразивной бесконечной лентой
JP5399135B2 (ja) ヘミング加工装置
JP4201275B2 (ja) コンベア装置
KR101064624B1 (ko) 사이드 가이드 장치
JP2007260812A (ja) モジュール化したマルチテープラップ装置
US10166648B2 (en) Finishing belt device and method for finishing a workpiece

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7010622

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150