JP2019019529A - 自在爪ユニット、レーキおよび除塵機 - Google Patents
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Abstract
【課題】レーキにより塵を掬い上げて除去する除塵機において、レーキ爪の破損のおそれが少なく、レーキ爪による塵の掻き取りが阻害されるおそれが少ない自在爪ユニットを提案すること。【解決手段】除塵機1は、スクリーンバー3に沿ってレーキ5を引き上げてスクリーンバー3に補足された塵を掬い上げて除去する。レーキ5の先端には複数の自在爪ユニット40A、40B、40Cが着脱可能に取り付けられている。自在爪ユニット40A、40B、40Cは、レーキ爪41とスペーサ42を交互に配列し、全体を連結軸43で連結し、爪ケース44で保持する構造である。スペーサ42の一部は、皿ボルト46によって爪ケース44に連結されている。スペーサ42は、ゴムブロックなどの弾性部材であるため、レーキ爪41が異物に当たったとき、レーキが横方向に動いて異物から逃げることができる。【選択図】図6
Description
本発明は、水路等に配置されたスクリーンバーに沿って昇降してスクリーンバーに捕捉された塵を取り除くレーキに関し、特に、スクリーンバーから塵を掻き取るためにレーキの先端に設けられるレーキ爪に関する。
水路や用水の取り入れ口には、流水と共に流れてくる塵を捕捉するために、スクリーンバーが配置されている。そして、このスクリーンバーに捕捉された塵を取り除くために、除塵機が使用される。除塵機は、スクリーンバーの表面に沿ってレーキを昇降させて、スクリーンバーに捕捉されている塵をレーキによって掬い上げて除去する。レーキを昇降させる機構は、レーキが先端に取り付けられたアームを伸縮させるアーム式の昇降機構、ワイヤロープによってレーキを吊り下げてワイヤロープの巻き取りおよび繰り出しによってレーキを昇降させるワイヤロープ式の昇降機構、スクリーンバーに沿って架け渡されたチェーンを駆動してチェーンに取り付けられたレーキを昇降させるチェーン駆動式の昇降機構、などが用いられる。特許文献1には、アーム式の昇降機構を備えた除塵機の例が開示されている。
特許文献1において、レーキの先端にはレーキ爪(鋤刃)が取り付けられている。このようなレーキにおいて、スクリーンバーに堆積している塵をレーキ爪で掻き取る際に、レーキ爪が喰い込んだ塵に固形の異物などが含まれていてこの異物がスクリーンバーに引っ掛かると、異物を掻き取ろうとしたレーキ爪は動けなくなり、レーキを引き上げられなくなってしまう。このような状態でレーキを無理に引き上げると、レーキ爪が破損するおそれがある。また、スクリーンバーに堆積している塵にレーキ爪が刺さらずに固形の異物に乗り上げた場合、レーキを引き上げることはできるものの、レーキ爪は塵から離れてしまうため、塵の掻き取りが阻害される。
特許文献2には、除塵機(除塵装置)のレーキ爪(掻揚爪)が固形物などに当たった場合の対策として、通常時はバネ力によりレーキ爪をレーキの先端側に飛び出させておき、固形物などに当たったレーキ爪をバネが配置された箱側へ押し込んで退避させる機構を設けることが開示されている。
特許文献2のレーキ爪の退避構造は、ばねの弾性変形によりレーキ爪を退避させることができるものの、レーキ爪が動ける方向はレーキ爪の進退方向に限られる。従って、スクリーンバーに引っ掛かった固形の異物がレーキ爪の先端に正面から当たらない場合、レーキ爪をうまく退避させられずにレーキ爪が異物に引っ掛かってしまうおそれがある。その結果、レーキ爪が破損したり、塵を掻き取ることができないおそれがある。
また、特許文献1のようなレーキ爪の退避構造は、レーキ爪を退避させる際にレーキ本体に加わる反力によってレーキ本体が浮き上がり、レーキ爪の塵への食い込みが妨げられて効率的に塵を掻き取ることができないおそれがある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、レーキ爪の破損のおそれが少なく、レーキ爪による塵の掻き取りが阻害されるおそれを少なくすることにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、スクリーンバーに沿って上下して前記スクリーンバーに捕捉されている塵を掬い上げるレーキの先端に設けられる自在爪ユニットであって、交互に配列される複数のレーキ爪および複数のスペーサと、前記複数のレーキ爪および前記複数のスペーサを連結する連結軸と、前記複数のレーキ爪および前記複数のスペーサを保持する爪ケースと、を有し、前記スペーサは弾性部材であることを特徴とする。
本発明は、このように、隣り合うレーキ爪の間に弾性部材からなるスペーサを介在させ、レーキ爪とスペーサを連結軸で連結して爪ケースに保持させることによって自在爪ユニットを構成している。このような自在爪ユニットは、弾性部材の弾性変形量に応じた範囲でレーキ爪が横方向(レーキの幅方向)に動けるので、レーキ爪が固形物などの異物に当たったとき、レーキ爪がレーキの幅方向に適宜動いて異物から逃げることができる。従って、レーキを引き上げる際にレーキ爪に無理な力がかかって破損することを回避できる。また、レーキ爪を異物に乗り上げさせずに横方向に逃がすことができるので、レーキ爪が塵から離れるおそれが少なく、レーキ爪による塵の掻き取りが阻害されるおそれが少ない。
本発明において、前記爪ケースは、前記連結軸を介して前記複数のレーキ爪および前記複数のスペーサを保持することが望ましい。このようにすると、簡素な構造でレーキ爪およびスペーサを保持することができる。従って、自在爪ユニットの構造の簡素化および小型化に有利である。
この場合に、例えば、前記複数のスペーサの少なくとも1つは、前記連結軸と交差するボルトを介して前記爪ケースに連結されていることが望ましい。このようにすると、連結軸の撓みを抑制できるため、連結軸の撓みによってレーキ爪が過度に動きやすくなることを避けることができる。また、爪ケースと連結軸との間にスペーサが介在するので、スペーサの弾性変形量に応じた範囲で適度にレーキ爪が動けるようにすることができる。
本発明において、前記爪ケースは、略直角に繋がる第1側板と第2側板を備え、前記第1側板は、前記レーキに設けられた爪ケース取付部材に対して着脱可能に固定され、前記第2側板には、前記ボルトを介して前記複数のスペーサの少なくとも1つが連結されていることが望ましい。このように、L字型の部材を用いることにより、レーキに対する固定とスペーサとの連結を簡素な構造で行うことができる。また、自在爪ユニットが爪ケース取付部材に対して着脱可能となっているため、自在爪ユニットの交換作業を容易に行うことができる。
本発明において、少なくとも2つの前記レーキ爪を連結するストッパーを備え、前記ストッパーは、前記スペーサより前記レーキ爪の先端側の位置で前記レーキ爪に固定されていることが望ましい。このようにすると、レーキ爪が塵に対して深く喰い込みすぎたり、スクリーンバーの隙間に深く入り込むことをストッパーによって規制できる。従って、レーキを引き上げながら塵を掻き取る際の抵抗が大きくなりすぎることを抑制できるので、レーキ爪の破損を抑制できる。
本発明において、前記スペーサはゴムブロックであることが望ましい。このようにすると、レーキ爪が固形物等の異物に当たったとき、ゴムブロックの弾性変形によりレーキ爪が異物から逃げられるので、レーキ爪に過度な力がかかって破損するおそれが少ない。ま
た、レーキ爪が異物を通り過ぎたとき、ゴムブロックの弾性復帰力によってレーキ爪を元の位置に戻すことができる。
た、レーキ爪が異物を通り過ぎたとき、ゴムブロックの弾性復帰力によってレーキ爪を元の位置に戻すことができる。
次に、本発明は、スクリーンバーに沿って昇降して前記スクリーンバーに捕捉されている塵を掬い上げるレーキであって、上記の自在爪ユニットを備えることを特徴とする。このようなレーキは、上記のようにレーキ爪が固形物などの異物に当たったとき、レーキ爪がレーキの幅方向に適宜動いて異物から逃げることができる。従って、レーキを引き上げる際にレーキ爪に無理な力がかかって破損することを回避できる。また、レーキ爪を異物に乗り上げさせずに横方向に逃げることができるので、レーキ爪が塵から離れるおそれが少なく、レーキ爪による塵の掻き取りが阻害されるおそれが少ない。
本発明のレーキにおいて、前記自在爪ユニットは、前記レーキの幅方向に複数配列されて、着脱可能な状態で取り付けられていることが望ましい。このように、レーキ爪を複数の自在爪ユニットに分けて着脱可能に取り付けることにより、レーキ爪を部分的に交換する作業が容易である。
また、本発明の除塵機は、上記のレーキと、スクリーンバーに沿って前記レーキを昇降させる昇降機構と、を備えることを特徴とする。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した自在爪ユニットを備えるレーキを用いて塵を掬い上げる除塵機の実施形態を説明する。最初に除塵機の全体構造を説明し、続いてレーキおよび自在爪ユニットの構造を説明する。
(除塵機の全体構造)
図1は本発明を適用した除塵機1の側面図であり、図2は除塵機1の主要部を模式的に示す正面図である。本形態の除塵機1は、水力発電所において発電用水を取り入れる取水口2に配置されたスクリーンバー3に捕捉された塵をレーキ5によって掬い上げて除去するためのものである。本明細書において、XYZの3方向は互いに直交する方向である。X方向は水平方向、Y方向は前後方向、Z方向は上下方向を示す。
図1は本発明を適用した除塵機1の側面図であり、図2は除塵機1の主要部を模式的に示す正面図である。本形態の除塵機1は、水力発電所において発電用水を取り入れる取水口2に配置されたスクリーンバー3に捕捉された塵をレーキ5によって掬い上げて除去するためのものである。本明細書において、XYZの3方向は互いに直交する方向である。X方向は水平方向、Y方向は前後方向、Z方向は上下方向を示す。
図1、図2に示すように、除塵機1は、鋼材を組み立てた架台10によって支持される2本の伸縮式の多段型伸縮アーム6R、6Lと、多段型伸縮アーム6R、6Lの下端に取り付けられたレーキ5を備える。多段型伸縮アーム6R、6Lは、下段アーム61、中段アーム62および上段アーム63を備えた3段型伸縮アームである。下段アーム61の下端にはレーキ5が取り付けられている。上段アーム63の下端開口から中段アーム62を下方に引き出し可能であり、中段アーム62の下端開口から下段アーム61を下方に引き出し可能である。多段型伸縮アーム6R、6Lは、図1に示すように、最も縮んだ引き込み状態6Aと、最も伸長した伸長状態6Bとの間で伸縮可能である。
図1に示すように、除塵機1は、多段型伸縮アーム6R、6Lを伸縮させる伸縮機構7を備える。伸縮機構7は、多段型伸縮アーム6R、6Lの近傍でレーキ5を吊り下げている昇降用ロープ72R、72Lと、昇降用ロープ72R、72Lの巻き取りおよび繰り出しを行う巻取装置73を備える。昇降用ロープ72R、72Lは、架台10の上端に回転可能に取り付けられた左右一対のロープシーブ75L、75Rに掛けられて巻取装置73まで引き回される。巻取装置73は、昇降用ロープ72R、72Lの巻き取りおよび繰り出しを左右均等に行う。これにより、昇降用ロープ72R、72Lが連結されたレーキ5を介して多段型伸縮アーム6R、6Lが伸縮する。
多段型伸縮アーム6R、6Lは、架台10の前端に設けられた支点軸11を中心として前後方向Y(すなわち、スクリーンバー3に対して接近する方向および離れる方向)に旋回可能な状態で架台10に支持される。除塵機1は、多段型伸縮アーム6R、6Lを前後方向Yに旋回させるアーム開閉機構8を備える。アーム開閉機構8は、多段型伸縮アーム6R、6Lを伸縮させる伸縮機構7と共に、スクリーンバー3に沿ってレーキ5を昇降させる昇降機構を構成している。アーム開閉機構8は、左右の多段型伸縮アーム6R、6Lのそれぞれについて1組ずつ設けられている。アーム開閉機構8は、上段アーム63を支持するアーム支持腕82と、連結軸83を介してアーム支持腕82を上方から押さえているシリンダ85を備える。
アーム支持腕82は、架台10に設けられた支点軸11によって回転可能に支持される。シリンダ85を駆動して作動ロッド84を引き込むと、アーム支持腕82の後端部が押し下げられ、多段型伸縮アーム6R、6Lがスクリーンバー3から離れる方向に旋回する。これにより、レーキ5がスクリーンバー3から持ち上がる。この状態で巻取装置73を駆動して昇降用ロープ72R、72Lを繰り出せば、スクリーンバー3に沿って多段型伸縮アーム6R、6Lを伸ばすことができ、スクリーンバー3の下端近傍までレーキ5を移動させることができる。
また、シリンダ85を駆動して作動ロッド84を上方に突出させると、多段型伸縮アーム6R、6Lの自重によってアーム支持腕82の後端部が持ち上がり、多段型伸縮アーム6R、6Lがスクリーンバー3に対して接近する方向に旋回する。これにより、レーキ5がスクリーンバー3に押し付けられる。自重によりレーキ5がスクリーンバー3に押し付けられた状態で、巻取装置73を駆動して昇降用ロープ72R、72Lを巻き取れば、多段型伸縮アーム6R、6Lが縮むため、自重によってレーキ5がスクリーンバー3に当たった姿勢を保ちながらスクリーンバー3に沿ってレーキ5が引き上げられる。これにより、スクリーンバー3に捕捉された塵がレーキ5によって掬い上げられる。
(レーキ)
図3はレーキ5の側面図であり、図3(a)は放出姿勢5Bのレーキ5を示し、図3(b)は掬い上げ姿勢5Aのレーキ5を示す。レーキ5は、湾曲した内面21を備えるレーキ本体20と、レーキ本体20の先端に回転可能に取り付けられたレーキ爪ユニット30を備える。レーキ5の姿勢は、レーキ本体20の内面21を上方に向けた掬い上げ姿勢5A、および、レーキ本体20の内面21を後方(スクリーンバー3側および架台10が位置する側)に向けた放出姿勢5Bに変化する。
図3はレーキ5の側面図であり、図3(a)は放出姿勢5Bのレーキ5を示し、図3(b)は掬い上げ姿勢5Aのレーキ5を示す。レーキ5は、湾曲した内面21を備えるレーキ本体20と、レーキ本体20の先端に回転可能に取り付けられたレーキ爪ユニット30を備える。レーキ5の姿勢は、レーキ本体20の内面21を上方に向けた掬い上げ姿勢5A、および、レーキ本体20の内面21を後方(スクリーンバー3側および架台10が位置する側)に向けた放出姿勢5Bに変化する。
図3(b)に示すように、レーキ5が掬い上げ姿勢5Aになったとき、レーキ爪ユニット30は、レーキ本体20の内面21から斜めに立ち上がる閉姿勢30Aとなる。従って、スクリーンバー3に沿って掬い上げ姿勢5Aのレーキ5が引き上げられるとき、レーキ爪ユニット30によってスクリーンバー3に捕捉された塵が掻き取られ、レーキ5によって塵が掬い上げられる。一方、図3(a)に示すように、レーキ5が放出姿勢5Bになったとき、レーキ爪ユニット30はレーキ本体20の内面21と平行に延びた開姿勢30B
となる。従って、掬い上げられた塵がレーキ5から放出される。
となる。従って、掬い上げられた塵がレーキ5から放出される。
図2に示すように、レーキ5の中央には、開閉用ワイヤロープ90が連結されている。開閉用ワイヤロープ90は、レーキ5から上方へ引き出され、架台10の前端に設けられたガイドシーブ91に掛けられる。図1に示すように、ガイドシーブ91の後方には、架台10に設けられた支点軸12に回転可能に取り付けられたローラ支持腕92と、ローラ支持腕92を上下方向に旋回させるシリンダ93と、ローラ支持腕92の先端に取り付けられた昇降ロープシーブ94が設けられている。開閉用ワイヤロープ90は、ガイドシーブ91へ掛けられて後方へ方向転換された後、昇降ロープシーブ94に掛けられて巻取装置73まで引き回される。
開閉用ワイヤロープ90は、多段型伸縮アーム6L、6Rを伸縮させるための昇降用ロープ72L、72Rと同期して巻き取りおよび繰り出しが行われるが、シリンダ93を駆動すると、昇降用ロープ72L、72Rとは独立して開閉用ワイヤロープ90が上下方向に移動する。これにより、レーキ5の姿勢が変化する。例えば、巻取装置73を停止して左右の昇降用ロープ72L、72Rをそのままに保持して、シリンダ93を駆動して作動ロッド95を上方に突出させると、昇降ロープシーブ94が上昇し、開閉用ワイヤロープ90が引き上げられる。これにより、レーキ5の基端部が持ち上げられ、レーキ本体20の内面21が後方を向くようにレーキ5が回転して放出姿勢5Bに変化する。また、シリンダ93を駆動して作動ロッド95を引き込むと、昇降ロープシーブ94が下降し、開閉用ワイヤロープ90が緩む。これにより、レーキ5の基端部が下降し、レーキ本体20の内面21が上方を向くようにレーキ5が回転して掬い上げ姿勢5Aに変化する。
図3(a)に示すように、開閉用ワイヤロープ90は、第1リンク96および第2リンク97を介してレーキ5に連結されている。なお、図3(b)では、第1リンク96、第2リンク97、開閉用ワイヤロープ90の図示を省略している。第1リンク96および第2リンク97と、レーキ本体20およびレーキ爪ユニット30は、全体として4節のリンク機構98を構成している。このリンク機構98の働きにより、開閉用ワイヤロープ90が引き上げられるとき、レーキ5は基端部が持ち上げられて放出姿勢5Bに変化するとともに、レーキ爪ユニット30が開姿勢30Bに変化する。
図2、図3(a)、(b)に示すように、昇降用ロープ72L、72Rは、左右の下段アーム61の間に支持されているロープガイドローラ64の下側に掛けられ、これによってレーキ5の先端側に案内されている。昇降用ロープ72L、72Rは、レーキ爪ユニット30の回転中心Pに取り付けられたスプロケット99に掛けられて、回転中心Pから離れた位置でレーキ爪ユニット30に連結されている。従って、開閉用ワイヤロープ90が緩むと、レーキ5は基端部が前方に倒れて掬い上げ姿勢5Aに変化するとともに、昇降用ロープ72L、72Rに加わる荷重によってレーキ爪ユニット30が回転中心Pを中心としてレーキ本体20の内面21側に回転する。これにより、レーキ爪ユニット30は、レーキ本体20の内面21から斜めに立ち上がる閉姿勢30Aとなる。
(自在爪ユニット)
図4は放出姿勢5Bのレーキ5を後方(スクリーンバー3の側)から見た背面図である。レーキ本体20は全体として水平方向Xに長い横長の形状をしており、レーキ本体20の幅全体に亘る長さで水平方向Xに平行に延在する3本の連結軸22、23、24を備える。また、レーキ本体20は、水平方向Xに所定間隔で配置される湾曲した板状の櫛歯25と、隣り合う櫛歯25の間に配置される線状の櫛歯26を備える。レーキ爪ユニット30は、レーキ本体20の連結軸24に回転可能に取り付けられる爪ケース取付部材31と、爪ケース取付部材31に着脱可能に固定される3種類の自在爪ユニット40A、40B、40Cを備える。自在爪ユニット40Aは、レーキ5の中央部分に2つ配置されている
。また、自在爪ユニット40Bは、自在爪ユニット40Aの幅方向の両側に1つずつ配置されている。そして、自在爪ユニット40Cは、レーキ5の両端に1つずつ配置されている。両端の自在爪ユニット40Cは、他の2種類の自在爪ユニット40A、40Bより幅が小さい。
図4は放出姿勢5Bのレーキ5を後方(スクリーンバー3の側)から見た背面図である。レーキ本体20は全体として水平方向Xに長い横長の形状をしており、レーキ本体20の幅全体に亘る長さで水平方向Xに平行に延在する3本の連結軸22、23、24を備える。また、レーキ本体20は、水平方向Xに所定間隔で配置される湾曲した板状の櫛歯25と、隣り合う櫛歯25の間に配置される線状の櫛歯26を備える。レーキ爪ユニット30は、レーキ本体20の連結軸24に回転可能に取り付けられる爪ケース取付部材31と、爪ケース取付部材31に着脱可能に固定される3種類の自在爪ユニット40A、40B、40Cを備える。自在爪ユニット40Aは、レーキ5の中央部分に2つ配置されている
。また、自在爪ユニット40Bは、自在爪ユニット40Aの幅方向の両側に1つずつ配置されている。そして、自在爪ユニット40Cは、レーキ5の両端に1つずつ配置されている。両端の自在爪ユニット40Cは、他の2種類の自在爪ユニット40A、40Bより幅が小さい。
図5(a)はレーキ5の先端部の部分拡大図であり、図4の領域Cの部分拡大図である。また、図5(b)はレーキ5の先端部の部分側面図である。図5(b)に示すように、爪ケース取付部材31は、L字型断面の取付板32と、取付板32から連結軸24に向けて突出する腕部33を備える。取付板32は、自在爪ユニット40A、40B、40Cの後端面(連結軸24側の端面)に当接する第1側板321、および、第1側板321と直交する第2側板322を備える。爪ケース取付部材31は、腕部33を介して連結軸24に回転可能に取り付けられている。
図6(a)は自在爪ユニット40Bの正面図であり、図6(b)は爪ケース44の正面図である。図6(a)、(b)は、図4、図5(a)とは反対側から見た状態を示す。また、図7は自在爪ユニット40Bの断面図であり、図7(a)は図6(a)のA−A断面図であり、図7(b)は図6(a)のB−B断面図である。以下、3種類の自在爪ユニット40A、40B、40Cのうち、代表して自在爪ユニット40Bの構造を説明する。図6(a)に示すように、自在爪ユニット40Bは、交互に配列された複数のレーキ爪41および複数のスペーサ42と、レーキ爪41およびスペーサ42を連結する連結軸43と、連結軸43を介してレーキ爪41およびスペーサ42を保持する爪ケース44を備える。自在爪ユニット40A、40Cは、レーキ爪41とスペーサ42の配列数などが異なっているが、基本的な構造は自在爪ユニット40Bと同一である。
図5(b)に示すように、爪ケース44はL字型断面の部材であり、レーキ爪41の後端面に当接する第1側板441と、第1側板441と略直角に繋がる第2側板442を備える。図6(a)に示すように、爪ケース44の両端には2つの座板443が溶接により固定されている。なお、図6(a)では、第2側板442の一部分の図示を省略している。2つの座板443の間には、レーキ爪41およびスペーサ42が交互に配列されている。連結軸43は両ネジボルトであり、レーキ爪41およびスペーサ42の貫通穴に通されている。連結軸43の両端は座板443に形成された貫通穴に通され、ナットが締め付けられている。従って、複数のレーキ爪41および複数のスペーサ42は、交互に配列された状態で連結軸43により連結され、爪ケース44に保持されている。
図6(a)に示すように、爪ケース44の第1側板441には、一定ピッチで皿ボルト45が取り付けられている。図5(b)、図7(a)、(b)に示すように、爪ケース44の第1側板441は、爪ケース取付部材31の第1側板321と重なり合っており、皿ボルト45およびナットによって第1側板441が第1側板321に着脱可能に固定されている。レーキ爪41の後端部およびスペーサ42は、爪ケース取付部材31の第2側板322と爪ケース44の第2側板442の間に配置されており、レーキ爪41の先端部は、第2側板322と第2側板442の間からレーキ5の先端側に突出している。
また、図6(b)に示すように、爪ケース44の第2側板442には、一定ピッチで皿ボルト46が取り付けられている。図7(a)、(b)に示すように、皿ボルト46と重なる位置に配置されるスペーサ42には、連結軸43と交差しない位置で連結軸43と直交する方向にスペーサ42を貫通する貫通穴が形成されている。皿ボルト46は、スペーサ42の貫通穴を通り、爪ケース取付部材31の第2側板322に形成されたボルト穴に通され、その先端にはナットが締め付けられる。従って、爪ケース取付部材31の第2側板322と爪ケース44の第2側板442は、レーキ爪41を間に挟み込んだ状態で皿ボルト46およびナットにより固定される。つまり、自在爪ユニット40Bは、爪ケース4
4の第1側板441と第2側板442が、皿ボルト45、46によって、爪ケース取付部材31の第1側板321と第2側板322に着脱可能に固定されている。
4の第1側板441と第2側板442が、皿ボルト45、46によって、爪ケース取付部材31の第1側板321と第2側板322に着脱可能に固定されている。
皿ボルト46はスペーサ42を貫通しているため、スペーサ42は爪ケース44と連結され、スペーサ42を介して連結軸43の中間部が爪ケース44によって支持される。なお、本形態では、皿ボルト46は、1つおきのスペーサ42の位置に取り付けられているが、皿ボルト46の配置および数は、適宜変更することができる。
連結軸43に沿って交互に配列される複数のレーキ爪41および複数のスペーサ42は、相互に固定されておらず、連結軸43に対して固定されていない。従って、複数のレーキ爪41は、連結軸43の軸線方向に移動可能な状態で、爪ケース44に保持されている。また、複数のスペーサ42の一部は皿ボルト46によって爪ケース44に連結されているものの、他のスペーサ42は爪ケース44に対して連結されておらず、連結軸43の軸線方向に移動可能な状態で、爪ケース44に保持されている。
自在爪ユニット40A、40B、40Bは、3種類のレーキ爪41を備える。すなわち、レーキ爪41は、単体のレーキ爪41Aと、隣り合うレーキ爪41Aをストッパー47で連結した連結レーキ爪41Bと、ローラ付きレーキ爪41Cを含む。図6(a)に示すように、自在爪ユニット40Aには、連結レーキ爪41Bが2箇所に設けられ、ローラ付きレーキ爪41Cが2箇所に設けられ、単体のレーキ爪41Aが4箇所に設けられている。なお、自在爪ユニット40A、40B、40Bを構成するレーキ爪41の種類、数、および配置は適宜変更可能である。
図8はレーキ爪41(41A、41B、41C)の側面図である。図8(a)は単体のレーキ爪41Aの側面図であり、図8(b)はローラ付きレーキ爪41Cの側面図であり、図8(c)は連結レーキ爪41Bの側面図である。レーキ爪41の先端には、それぞれ、レーキ爪41の先端が鋭角をなすように切り欠かれた斜面411が形成されている。連結レーキ爪41Bにおいて、ストッパー47は、レーキ爪41Aと直交する円形断面の部材である。ストッパー47の両端には半円状の切り欠きが形成され、この切り欠きにレーキ爪41Aが溶接等により固定されている。図6(a)に示すように、ストッパー47は、爪ケース44およびスペーサ42よりもレーキ爪41Aの先端に近い位置に固定されている。このような位置にストッパー47を取り付けることにより、レーキ爪41の先端が深く塵に喰い込みすぎることを規制できるようになっている。
図5(a)、図6(a)に示すように、ローラ付きレーキ爪41Cは、レーキ爪41Aより板厚が大きい。また、図7(a)、図8(b)に示すように、ローラ付きレーキ爪41Cは、爪先端の斜面411の傾きが他のレーキ爪41Aと異なっており、爪先端部のなす角度がレーキ爪41Aより大きい。ローラ付きレーキ爪41Cには、斜面411と繋がる位置にローラ取付部412が形成されている。図5(a)に示すように、ローラ取付部412の端面には溝部が形成され、この溝部にローラ48が回転可能に収容されている。図3(b)に示すように、レーキ5が掬い上げ姿勢5Aになったとき、ローラ付きレーキ爪41Cのローラ48はスクリーンバー3あるいはその上に堆積した塵の表面と接触可能な位置にある。なお、本形態の自在爪ユニット40A、40B、40Cはローラ付きレーキ爪41Cを備えているが、ローラ付きレーキ爪41Cを廃止し、ローラ付きレーキ爪41Cの代わりに通常のレーキ爪41Aを用いてもよい。
自在爪ユニット40A、40B、40Cにおいて、隣り合うレーキ爪41の間に介在するスペーサ42は、弾性部材で形成されている。例えば、本形態のスペーサ42は、クロロプレンゴムからなるゴムブロックである。なお、クロロプレンゴム以外の素材でスペーサ42を形成してもよい。レーキ爪41は、連結軸43の軸線方向に移動可能となってお
り、弾性部材であるスペーサ42および連結軸を介して爪ケース44に保持されている。従って、スペーサ42の弾性変形により、レーキ爪41の先端をレーキ5の幅方向に傾けることができる。また、レーキ爪41を全体としてレーキ5の幅方向に移動させることができる。
り、弾性部材であるスペーサ42および連結軸を介して爪ケース44に保持されている。従って、スペーサ42の弾性変形により、レーキ爪41の先端をレーキ5の幅方向に傾けることができる。また、レーキ爪41を全体としてレーキ5の幅方向に移動させることができる。
(本形態の主な作用効果)
以上のように、本形態では、隣り合うレーキ爪41の間にゴムブロックなどの弾性部材からなるスペーサ42を介在させて自在爪ユニット40A、40B、40Cを構成している。このような自在爪ユニット40A、40B、40Cは、スペーサ42の弾性変形によってレーキ爪41がレーキ5の横方向に適宜動けるようになっているので、レーキ爪41が固形物などの異物に当たったとき、レーキ爪41が適宜動いて異物から逃げることができる。また、レーキ爪41が異物から離れたとき、スペーサ42が元の形状に戻るため、レーキ爪41は元の位置に復帰する。従って、レーキ5を引き上げる際にレーキ爪41に無理な力がかかって破損することを回避できる。また、レーキ爪41を異物に乗り上げさせずに横方向に移動して異物から逃げることができるので、レーキ爪41が塵から離れるおそれが少ない。従って、レーキ爪41による塵の掻き取りが阻害されるおそれが少ない。
以上のように、本形態では、隣り合うレーキ爪41の間にゴムブロックなどの弾性部材からなるスペーサ42を介在させて自在爪ユニット40A、40B、40Cを構成している。このような自在爪ユニット40A、40B、40Cは、スペーサ42の弾性変形によってレーキ爪41がレーキ5の横方向に適宜動けるようになっているので、レーキ爪41が固形物などの異物に当たったとき、レーキ爪41が適宜動いて異物から逃げることができる。また、レーキ爪41が異物から離れたとき、スペーサ42が元の形状に戻るため、レーキ爪41は元の位置に復帰する。従って、レーキ5を引き上げる際にレーキ爪41に無理な力がかかって破損することを回避できる。また、レーキ爪41を異物に乗り上げさせずに横方向に移動して異物から逃げることができるので、レーキ爪41が塵から離れるおそれが少ない。従って、レーキ爪41による塵の掻き取りが阻害されるおそれが少ない。
本形態の自在爪ユニット40は、連結軸43を介して複数のレーキ爪41および複数のスペーサ42を保持する構造であるため、簡素な構造でレーキ爪41およびスペーサ42を保持することができる。また、レーキ爪41は連結軸43に固定されておらず、スペーサ42も連結軸43に固定されておらず、レーキ爪41とスペーサ42は相互に固定されていない。従って、レーキ爪が異物から逃げやすく、異物から逃げる際にレーキ爪41やスペーサ42に無理な力がかからない。従って、レーキ爪41やスペーサ42が破損するおそれが少ない。
また、本形態では、複数のスペーサ42の少なくとも1つは、連結軸43と直交する方向にスペーサ42を貫通する皿ボルト46を介して爪ケース44に連結されている。このようにすると、連結軸43の撓みを抑制でき、連結軸43の撓みによってレーキ爪41が動いてしまうことを回避できる。また、弾性部材であるスペーサ42を介して連結軸43を爪ケース44に連結するため、レーキ爪41の動きを過度に妨げないようにすることができる。
本形態の爪ケース44は第1側板441と第2側板442を備えており、第1側板441と第2側板442が、皿ボルト45、46によって、爪ケース取付部材31の第1側板321と第2側板322に着脱可能に固定されている。このように、2方向で爪ケース44を固定することにより、爪ケース44のがたつきを抑制でき、自在爪ユニット40A、40B、40Cを安定した状態に取り付けることができる。
本形態の自在爪ユニット40A、40B、40Cは、それぞれ、爪ケース取付部材31に対して着脱可能に取り付けられる。このように、多数のレーキ爪41を複数の自在爪ユニット40A、40B、40Cに分けてユニット化した状態で着脱可能に爪ケース取付部材31に取り付けているので、レーキ爪41の一部が破損した場合に、破損した部分のみを容易に交換することができる。
本形態の自在爪ユニット40A、40B、40Cは、2つのレーキ爪41をストッパー47で連結した連結レーキ爪41Bを備えており、ストッパー47は、スペーサ42よりレーキ爪41の先端側の位置でレーキ爪41に固定されている。従って、レーキ爪41が塵に対して深く喰い込みすぎたり、スクリーンバー3の隙間に深く入り込むことをストッパー47によって規制できる。よって、塵を掻き取る際の抵抗が大きくなりすぎることを
抑制でき、レーキ爪41の破損を抑制できる。なお、ストッパー47は、3つ以上のレーキ爪41を連結するように構成されていてもよい。
抑制でき、レーキ爪41の破損を抑制できる。なお、ストッパー47は、3つ以上のレーキ爪41を連結するように構成されていてもよい。
(他の実施形態)
上記形態は、多段型伸縮アーム6R、6Lを伸縮させてレーキ5を昇降させる昇降機構(伸縮機構7およびアーム開閉機構8)を備えた除塵機1のレーキ5に本発明の自在爪ユニット40A、40B、40Cを適用したものであったが、ワイヤロープ式の昇降機構やチェーン駆動式の昇降機構により昇降するレーキに本発明の自在爪ユニット40A、40B、40Cを適用してもよい。また、上記形態のレーキ5は、レーキ爪ユニット30がレーキ本体20に対して回転する開閉式のレーキ5であったが、レーキ本体20に対して回転不能な固定式のレーキ爪ユニットとして本形態の自在爪ユニット40A、40B、40Cを用いてもよい。すなわち、本発明の自在爪ユニット40A、40B、40Cが適用されるレーキや除塵機は、上記形態に限定されるものではない。
上記形態は、多段型伸縮アーム6R、6Lを伸縮させてレーキ5を昇降させる昇降機構(伸縮機構7およびアーム開閉機構8)を備えた除塵機1のレーキ5に本発明の自在爪ユニット40A、40B、40Cを適用したものであったが、ワイヤロープ式の昇降機構やチェーン駆動式の昇降機構により昇降するレーキに本発明の自在爪ユニット40A、40B、40Cを適用してもよい。また、上記形態のレーキ5は、レーキ爪ユニット30がレーキ本体20に対して回転する開閉式のレーキ5であったが、レーキ本体20に対して回転不能な固定式のレーキ爪ユニットとして本形態の自在爪ユニット40A、40B、40Cを用いてもよい。すなわち、本発明の自在爪ユニット40A、40B、40Cが適用されるレーキや除塵機は、上記形態に限定されるものではない。
1…除塵機、2…取水口、3…スクリーンバー、5…レーキ、5A…掬い上げ姿勢、5B…放出姿勢、6R、6L…多段型伸縮アーム、6A…引き込み状態、6B…伸長状態、7…伸縮機構、8…アーム開閉機構、10…架台、11…支点軸、12…支点軸、20…レーキ本体、21…内面、22、23、24…連結軸、25…板状の櫛歯、26…線状の櫛歯、30…レーキ爪ユニット、30A…閉姿勢、30B…開姿勢、31…爪ケース取付部材、32…取付板、33…腕部、40A、40B、40C…自在爪ユニット、41、41A…レーキ爪、41B…連結レーキ爪、41C…ローラ付きレーキ爪、42…スペーサ、43…連結軸、44…爪ケース、45…皿ボルト46…皿ボルト、47…ストッパー、48…ローラ、61…下段アーム、62…中段アーム、63…上段アーム、64…ロープガイドローラ、72R、72L…昇降用ロープ、73…巻取装置、75L、75R…ロープシーブ、82…アーム支持腕、83…連結軸、84…作動ロッド、85…シリンダ、90…開閉用ワイヤロープ、91…ガイドシーブ、92…ローラ支持腕、93…シリンダ、94…昇降ロープシーブ、95…作動ロッド、96…第1リンク、97…第2リンク、98…リンク機構、99…スプロケット、321…第1側板、322…第2側板、411…斜面、412…ローラ取付部、441…第1側板、442…第2側板、443…座板、P…回転中心、X…水平方向、Y…前後方向、Z…上下方向
Claims (9)
- スクリーンバーに沿って上下して前記スクリーンバーに捕捉されている塵を掬い上げるレーキの先端に設けられる自在爪ユニットであって、
交互に配列される複数のレーキ爪および複数のスペーサと、
前記複数のレーキ爪および前記複数のスペーサを連結する連結軸と、
前記複数のレーキ爪および前記複数のスペーサを保持する爪ケースと、を有し、
前記スペーサは弾性部材であることを特徴とする自在爪ユニット。 - 前記爪ケースは、前記連結軸を介して前記複数のレーキ爪および前記複数のスペーサを保持することを特徴とする請求項1に記載の自在爪ユニット。
- 前記複数のスペーサの少なくとも1つは、前記連結軸と交差するボルトを介して前記爪ケースに連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の自在爪ユニット。
- 前記爪ケースは、略直角に繋がる第1側板と第2側板を備え、
前記第1側板は、前記レーキに設けられた爪ケース取付部材に対して着脱可能に固定され、
前記第2側板には、前記ボルトを介して前記複数のスペーサの少なくとも1つが連結されていることを特徴とする請求項3に記載の自在爪ユニット。 - 少なくとも2つの前記レーキ爪を連結するストッパーを備え、
前記ストッパーは、前記スペーサより前記レーキ爪の先端側の位置で前記レーキ爪に固定されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の自在爪ユニット。 - 前記スペーサはゴムブロックであることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の自在爪ユニット。
- スクリーンバーに沿って昇降して前記スクリーンバーに捕捉されている塵を掬い上げるレーキであって、
請求項1から6の何れか一項に記載の自在爪ユニットを備えることを特徴とするレーキ。 - 前記自在爪ユニットは、前記レーキの幅方向に複数配列されて、着脱可能な状態で取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載のレーキ。
- 請求項7または8に記載のレーキと、
スクリーンバーに沿って前記レーキを昇降させる昇降機構と、を備えることを特徴とする除塵機。
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JP2017138177A JP2019019529A (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | 自在爪ユニット、レーキおよび除塵機 |
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KR102544878B1 (ko) * | 2022-12-07 | 2023-06-21 | 주식회사 국제기산 | 로터리 제진기 |
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2017
- 2017-07-14 JP JP2017138177A patent/JP2019019529A/ja active Pending
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