JP2001123432A - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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JP2001123432A
JP2001123432A JP30099099A JP30099099A JP2001123432A JP 2001123432 A JP2001123432 A JP 2001123432A JP 30099099 A JP30099099 A JP 30099099A JP 30099099 A JP30099099 A JP 30099099A JP 2001123432 A JP2001123432 A JP 2001123432A
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Akira Nishino
明 西野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除塵範囲に対する自由度が高く効率的に除塵
を行うことができる除塵装置を提供する。 【解決手段】 基台12上に旋回ベース14を設置し、
この旋回ベース14にアーム支持部16を立設した。そ
して、このアーム支持部16の上端に第1単位アーム1
8a及び第2単位アーム18bからなり第1油圧シリン
ダ24及び第2油圧シリンダ26により作動する垂直多
関節型のアーム18を連結し、このアーム18の第2単
位アーム18bに可動部材42を移動可能に装着してこ
れをモータ駆動するようにした。また可動部材42に
は、塵芥を掬いあげるためのバケット52を取付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水路等を流れる藻
類や草の塊等の塵芥を捕捉して水路等から除去する除塵
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、上記のような除塵装置とし
て、例えば水路等の取水口に塵芥を捕捉するためのスク
リーンを介設し、このスクリーンに沿ってレーキと称さ
れる熊手状の掻き揚げ部材を上昇させることによりスク
リーンによって捕捉した塵芥を掻き揚げて水路外に運び
出すようにしたレーキ型の除塵装置は一般に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のレーキ型の除
塵装置では、上記のようにスクリーンで塵芥を捕捉して
これをレーキで掻き揚げるため除塵する位置が固定的で
ある。そのため、例えば、流木等が水路に引掛かって塵
芥が堰き止められているような場合には、その場所がス
クリーンの直ぐ上流部分であっても塵芥を除去すること
ができないという問題がある。また、塵芥の種類等によ
って塵芥が集まる場所も水面近傍、水底部分あるいはこ
れらの中間部分と様々であるが、上記のようなレーキ型
の除塵装置では、そのような事情に拘わり無く一律に水
底からレーキを上昇させて塵芥を掻き揚げるため必ずし
も除塵効率が良いとはいえない。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、水路等を流下する塵芥を除去する除塵
装置において、除塵範囲に対する自由度が高く効率的に
除塵を行うことができる除塵装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、水路等を流下する藻類や草の塊等の塵芥
を捕捉して除去する除塵装置であって、複数の軸状単位
アームを関節軸を介して回転可能に連結した多関節型の
アームと、各軸状単位アームを回転させることにより上
記アームを駆動するアーム駆動手段と、上記アームに沿
ってその長手方向に移動可能な可動部材と、この可動部
材を駆動する可動部材駆動手段と、この可動部材に装着
されて上記塵芥を捕捉する捕捉部材とを備えているもの
である(請求項1)。
【0006】この除塵装置では、アームを駆動して目標
位置に捕捉部材を配置し、この位置において可動部材を
アームに沿って上下方向に移動させることにより捕捉部
材により塵芥を捕捉する。このような除塵動作におい
て、捕捉部材は上記アームの駆動により一定範囲内で任
意の位置に配置可能であり、これにより除塵範囲に対す
る自由度が高められる。
【0007】この除塵装置においては、アームの基端部
を鉛直軸回りに旋回可能に支持し、さらにアームをこの
鉛直軸回りに旋回駆動するアーム旋回駆動手段を設けて
アームを回転駆動させるようにするのが好ましい(請求
項2)。このようにすれば除塵範囲をより広めることが
可能となる。
【0008】上記可動部材駆動手段としては、基台に配
設される回転可能なドラムと、このドラムを回転駆動す
る原動機と、ドラムに巻回された状態でアームに沿って
案内され、ドラムとアーム先端に配設される案内部材と
に亘って無端状に装着される索状体とを設け、この索状
体に可動部材を連結した構成とすることができる(請求
項3)。この構成によると、上記原動機によるドラムの
正逆回転駆動に伴ない無端状にされた索状体が正逆回転
移動し、これにより可動部材(捕捉部材)が軸状単位ア
ームに沿って進退移動する。なお、請求項3の記載にお
いて「無端状に装着される索状体」とは、索状体の先端
と基端とを直接連結して索状体自体を無端状にする場合
の他、索状体の先端及び基端をそれぞれ可動部材に連結
することにより全体として無端状にする場合の双方を含
む意味である。また、請求項3の記載において「策状
体」とは、ワイヤーの他にチェーンも含む意味である。
【0009】なお、捕捉部材は、可動部材に対して脱着
可能に設けるのが好ましい(請求項4)。このようにす
れば捕捉部材のメンテナンス性が向上する。また、バケ
ットやレーキ等、塵芥の種類に適した各種の捕捉部材を
選択的に使用することが可能となり汎用性が高まる。
【0010】また、水路等を流下する塵芥を捕捉するス
クリーンを備えるとともにこのスクリーンの上部後方側
に上記アームを配置し、さらに捕捉部材として、スクリ
ーンに捕捉された塵芥を掻き揚げ可能なレーキを可動部
材に取付けるように構成すれば(請求項5)、いわゆる
レーキ型の除塵装置を構成することができる。この構成
によれば、従来のレーキ型の除塵装置同様にスクリーン
により捕捉された塵芥をスクリーンに沿って掻き揚げる
ことは勿論のこと、スクリーンの直上流側等、スクリー
ン近傍等で塵芥が堰き止められている場合でも上記アー
ムの駆動によりこれを除去することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0012】図1および図2は、本発明に係る除塵装置
の一例を概略的に示している。これらの図に示すように
除塵装置10は、水路1の側方部に固定される基台12
を有しており、この基台12の上方に図外のモータによ
り鉛直軸回りに回転駆動される旋回ベース14(アーム
旋回駆動手段)を備えている。
【0013】旋回ベース14には略鉛直上方に延びるア
ーム支持部16が立設され、このアーム支持部16の先
端にアーム18が連結されている。
【0014】アーム18は、軸状の第1単位アーム18
aおよび第2単位アーム18bの2つの単位アームから
なる垂直多関節型のアームで、上記アーム支持部16の
上端に第1単位アーム18aの基端部が水平軸20(関
節軸)を介して回動可能に連結され、この第1単位アー
ム18aの先端に上記第2単位アーム18bの基端部が
水平軸22(関節軸)を介して回動可能に連結されるこ
とにより構成されている。そして、アーム駆動手段とし
て、第1油圧シリンダ24が旋回ベース14と第1単位
アーム18aの基端部とに亘って取付けられるととも
に、第2油圧シリンダ26が第1単位アーム18aの中
央部やや基端部寄りの位置と第2単位アーム18bの基
端部とに亘って取付けられ、第1油圧シリンダ24の作
動に応じて第1単位アーム18aがアーム支持部16に
対して回転駆動され、第2油圧シリンダ26の作動に応
じて第2単位アーム18bが第1単位アーム18aに対
して回転駆動されるようになっている。
【0015】また、上記アーム18の第2単位アーム1
8bには可動部材42が装着され、この可動部材42が
第2単位アーム18bの長手方向に移動可能に支持され
てモータ駆動されるようになっている。
【0016】詳しく説明すると、図3に示すように、可
動部材42は中空箱型に形成されており、その内部に第
2単位アーム18bが貫通するように可動部材42が単
位アーム18bに装着されている。可動部材42の内部
には、鍔付きローラからなる複数のガイドローラ44が
軸46を介して回転自在に支持されており、これらガイ
ドローラ44が第2単位アーム18bを四方から挟み付
けることにより、可動部材42が第2単位アーム18b
に移動可能に支持されている。また、上記旋回ベース1
4のアーム支持部16の基端部には、ワイヤドラム30
が配設され、このワイヤドラム30が減速機34を介し
て原動機であるモータ32に連結されている。そして、
このワイヤドラム30にワイヤー36(索状体)が複数
回巻回された状態で、図1に示すように、このワイヤー
36がアーム18の関節部分に配置される案内用コロ4
0a〜40dによってアーム18に沿って案内されつつ
上記ワイヤドラム30と上記第2単位アーム18bの先
端に設けられる先端コロ38とに亘って無端状に掛け渡
され、その先端および基端が可動部材42の連結部48
にそれぞれ連結固定されている。つまり、上記モータ3
2の作動によりワイヤドラム30が正逆回転駆動される
とワイヤドラム30がアーム18に沿って回転移動し、
これにより可動部材42が第2単位アーム18bに沿っ
て移動するようになっている。なお、図示を省略してい
るが上記アーム支持部16又はアーム18にはテンショ
ンローラが設けられており、これによってワイヤー36
に所定張力が付与されるように構成されている。
【0017】上記可動部材42には、水路1を流下する
藻類や草の塊等の塵芥を捕捉するための捕捉部材が取付
けられており、当実施の形態では塵芥を掬いあげること
により塵芥を捕捉するバケット52が取付けられてい
る。このバケット52は、例えば上部が開口した金属製
の箱体で全面が金属製のネットで形成されている。ま
た、図1に示すように、バケット52の底部には廃棄用
扉52aが開閉可能に設けられており、この廃棄用扉5
2aを開くことにより捕捉した塵芥を容易に廃棄できる
ように構成されている。
【0018】以上のように構成された除塵装置10によ
り除塵作業を行うには、まず図1に示すように第2単位
アーム18bを鉛直姿勢に保持するとともに可動部材4
2を移動させてバケット52を上昇端位置にセットす
る。
【0019】そして、この状態で旋回ベース14及び第
1油圧シリンダ24を作動させてバケット52を水路1
上の目標位置に移動させ、図4に示すように第2単位ア
ーム18bの鉛直姿勢を保持しなが第2単位アーム18
bを水中に侵入させる。
【0020】次いで、可動部材42を第2単位アーム1
8bに沿って昇降させ、これにより水路1を流下する塵
芥をバケット52に掬いあげて捕捉する。そして、塵芥
を掬いあげた後は、上記と逆の動作によりバケット52
を水路1上方に移動させた後、旋回ベース14を作動さ
せてアーム18を旋回させ、例えば図5に示すように除
塵装置10を挟んで水路1の反対側に停めたトラック6
0の上方にバケット52を配置する。そして、この状態
でバケット52の廃棄用扉52aを開いて、捕捉した塵
芥をバケット52からトラック60に移し込むようにす
る。これにより除塵装置10による除塵動作の1サイク
ルが終了する。
【0021】以上のような除塵装置10によれば、塵芥
を捕捉するためのバケット52が自在性の高い垂直多関
節型のアーム18に取付けられているため、アーム18
の駆動により許容される一定の範囲内でバケット52を
任意の位置に移動させて除塵を行うことができる。その
ため、除塵範囲に対する自由度が高く、例えば水路1に
流木等が引っ掛かる等して塵芥が特定箇所に大量に堰き
止められるような場合でも、その場所を集中的に除塵す
ることができる。
【0022】また、水深方向の除塵範囲についても一定
の水深範囲内でバケット52を任意の位置において昇降
させることができるので、特定水深域の除塵を集中的に
行うことができる。例えば、水面近傍に塵芥が集中する
場合には、バケット52を水面近傍のみで昇降させるこ
とにより効率的に除塵を行うことができる。特に、上記
除塵装置10では、第2単位アーム18bに沿ってバケ
ット52を昇降駆動させるようにしているのでバケット
52の揚程を大きくとることができ、水深の深い水路1
の底部近傍の塵芥であっても良好に除塵することができ
る。
【0023】また、塵芥を掬いあげる際には上記のよう
に第2単位アーム18bに沿ってバケット52を昇降さ
せる構成であるため少ない駆動力で除塵動作を行わせる
ことができるという利点もある。すなわち、例えば多関
節型のアームの先端にバケットを固定的に設けてこのア
ームの作動により塵芥をバケットで掬いあげる構成も考
えられるが、この場合には、重量物であるアームを常に
作動させる必要があるため極めて大きな駆動力が必要と
なる。これに対して上記の除塵装置10では、塵芥を掬
いあげる際にはアーム18を停止させ、このアーム18
に比べて十分に軽いバケット52(可動部材42を含
む)を駆動するので、除塵動作トータルでは、上記のよ
うにアーム先端にバケット52を固定する構成に比べる
と少ない駆動力で除塵動作を行わせることができる。
【0024】さらに、上記の除塵装置10では、バケッ
ト下降時にも該バケット52に駆動力を与えているた
め、水路1に大量に塵芥が堰き止められているような場
合でも良好に除塵作業を行うことができるという利点も
ある。すなわち、例えば可動部材42をウインチに連結
し、バケット52の下降時には可動部材42及びバケッ
ト52の自重によりバケット52を移動させ、上昇時の
みウインチによりバケット52に駆動力を与えることも
考えられる。しかし、この場合には、上記のように大量
の塵芥が堰き止められていると、バケット52の自重に
よる下降が塵芥に妨げられて除塵作業を行えなくなる場
合がある。これに対し、バケット下降時にも駆動力を与
えるようにしている上記の除塵装置10によれば、大量
の塵芥が存在する場合でも強力にバケット52を水面下
に下降させることが可能であり、これにより良好に除塵
作業を行うことができる。
【0025】ところで、以上説明した除塵装置10は、
本発明に係る除塵装置の一の実施の形態であって、その
具体的は構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜
変更可能である。
【0026】例えば、上記除塵装置10では、可動部材
42を駆動する可動部材駆動手段として、モータ32を
駆動源とするワイヤー駆動方式を採用しているが、例え
ば、第2単位アーム18bに油圧シリンダを取付け、こ
の油圧シリンダのシリンダロッドに可動部材42を連結
することによりシリンダ駆動によりバケット52を昇降
駆動させるようにしたり、あるいは第2単位アーム18
bにその長手方向に延びるモータ駆動のボールねじ軸を
設け、これに可動部材42を螺合装着することによりボ
ールねじ軸の回転駆動に応じてバケット52を昇降駆動
するようにしてもよい。但し、上記のようなワイヤー駆
動方式によれば可動部材駆動手段が軽量となるため、除
塵装置10の軽量化の上で有利であるという利点があ
る。
【0027】また、上記除塵装置10では、捕捉部材と
してバケット52を可動部材42に取付けているが、捕
捉部材は、昇降動作により除塵を良好に行えるものであ
れば如何なる構成のものであってもよく、除塵する塵芥
の種類や量に応じて適宜選定すればよい。例えば、塵芥
を掴んで除去するチャック型の捕捉部材や塵芥を引掛け
て除去するレーキ型の捕捉部材を設けるようにしてもよ
い。また、可動部材42に対して捕捉部材を脱着可能に
構成してもよく、これによれば捕捉部材のメンテナンス
性が向上するという効果がある。この場合、脱着できる
だけではなく、さらに複数種類の捕捉部材を選択的に装
着できるようにすれば、塵芥に対する装置の適応能力を
高めることができ、また汎用性を高めることもできる。
【0028】さらに、上記除塵装置10は、上記のよう
に単独で使用する以外に、いわゆるレーキ型の除塵装置
の一部として用いるようにしてもよい。すなわち、水路
1にスクリーンを介設し、このスクリーンの下流側(水
流方向における下流側)に水路1を跨ぐように上記除塵
装置10を設置するとともに上記バケット52に代えて
可動部材42にレーキを取付けるようにする。そして、
通常はアーム18を水面上方に配置してスクリーンによ
って流下する塵芥を捕捉する一方、塵芥の掻揚げ時に
は、アーム18の第1単位アーム18aをスクリーン前
面(表面)に平行に対向配置し、この状態で可動部材4
2を駆動してレーキをスクリーンに沿って移動させるこ
とにより塵芥をレーキで掻き揚げるようにする。このよ
うに上記除塵装置10を組み込んだレーキ型の除塵装置
によれば、スクリーンに沿って塵芥を掻き揚げるだけで
はなく、例えば、水路1に流木等が引掛かる等してスク
リーンの直上流側で塵芥が堰き止められているような場
合には、アーム18を伸長させた状態として上記レーキ
を作動させることにより塵芥の堰き止めを解消させるこ
ともでき、レーキ型の除塵装置の機能性を高めることが
可能となる。なお、この構成において、特にアーム18
全体を鉛直軸回りに回転駆動する必要がない場合には、
旋回ベース14を省略しても構わない。
【0029】また、上記除塵装置10では、アーム18
を油圧シリンダ24,26により駆動するようにしてい
るがモータにより駆動するようにしてもよい。また、ワ
イヤドラム30をモータに代えてエンジンで駆動するよ
うにしてもよい。
【0030】また、上記除塵装置10では、アーム18
が2つの単位アーム18a,18bにより構成されてい
るが、アーム18を構成する単位アームの数は3つ以上
であってもよく、水路1の形状等、設置場所に応じて適
宜構成するようにすればよい。また、上記除塵装置10
において、可動部材42は、先端の第2単位アーム18
bに沿ってのみ移動可能となっているが、例えば単位ア
ーム18a,18bを直線状にセットしたときに可動部
材42が両単位アーム18a,18bにわたって移動で
きるように構成し、これによりバケット52の揚程に対
する自由度を高めるようにしてもよい。
【0031】また、上記除塵装置10において、アーム
18は、水平軸20,22を介して単位アーム18a,
18bが回動可能に連結されたいわゆる垂直多関節型の
アームとされているが、水路1の形状等、設置場所によ
ってはアーム18を水平多関節型のアーム、すなわち垂
直(鉛直)軸を介して単位アーム18a,18bを回動
可能に連結したアームとしたり、あるいは垂直多関節型
と水平多関節型とを組み合わせた複合型のアームとして
もよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の除塵装置
は、多関節型のアームを設けるとともに、このアームに
沿って移動可能な可動部材を設け、この可動部材に塵芥
の捕捉部材を取付けたので、一定の範囲内で捕捉部材を
任意の位置に移動させて除塵作業を行うことができ、除
塵範囲に対する自由度を高めることができる。従って、
例えば塵芥が特定箇所に大量に堰き止められるような場
合でも、その場所を集中的に除塵することができ、これ
により除塵作業を効率的に行うことができる。
【0033】特に、アームを鉛直軸回りに旋回駆動させ
るようにすれば、捕捉部材の平面的な移動範囲がより広
がり、除塵範囲をより一層広めることができるという効
果がある。
【0034】また、可動部材駆動手段として、基台近傍
にモータ駆動のドラムを設け、このドラムとアーム先端
に配設される案内部材とに亘って無端状に索状体を装着
するとともにこの索状体に可動部材を連結する構成を採
用すれば、装置の軽量化を図ることができるという効果
がある。
【0035】さらに、捕捉部材を可動部材に対して脱着
可能に設けるようにすれば、捕捉部材のメンテナンス性
が向上する。また、バケットやレーキ等、各種の捕捉部
材を選択的に使用することが可能となり、汎用性が高ま
るという効果がある。
【0036】さらに、水路等を流下する塵芥を捕捉する
スクリーンを設けてその下流側に上記アームを配置し、
さらに上記捕捉部材としてレーキを可動部材に取付ける
ことによりいわゆるレーキ型の除塵装置を構成するよう
にすれば、レーキの可動領域を広めた機能性の高いレー
キ型の除塵装置を提供することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除塵装置の一例を示す正面図であ
る。
【図2】除塵装置を示す図1のA矢視図である。
【図3】可動部材の第2単位アームに対する支持構造を
示す図1のB−B断面図である。
【図4】バケットによる塵芥の掬いあげ動作(除塵動
作)を説明する図である。
【図5】バケットにより掬いあげた塵芥をトラックに移
し込む状態を示す図である。
【符号の説明】
1 水路 10 除塵装置 12 基台 14 旋回ベース 16 アーム支持部 18 アーム 18a 第1単位アーム(軸状単位アーム) 18b 第2単位アーム(軸状単位アーム) 24 第1油圧シリンダ 26 第2油圧シリンダ 42 可動部材 52 バケット(捕捉部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路等を流下する藻類や草の塊等の塵芥
    を捕捉して除去する除塵装置であって、複数の軸状単位
    アームを関節軸を介して回転可能に連結した多関節型の
    アームと、各軸状単位アームを回転させることにより上
    記アームを駆動するアーム駆動手段と、上記アームに沿
    ってその長手方向に移動可能な可動部材と、この可動部
    材を駆動する可動部材駆動手段と、この可動部材に装着
    されて上記塵芥を捕捉する捕捉部材とを備えていること
    を特徴とする除塵装置。
  2. 【請求項2】 上記アームの基端部が鉛直軸回りに旋回
    可能に支持され、上記アームを上記鉛直軸回りに旋回駆
    動するアーム旋回駆動手段をさらに備えていることを特
    徴とする請求項1記載の除塵装置。
  3. 【請求項3】 上記可動部材駆動手段として上記基台近
    傍に配設される回転可能なドラムと、このドラムを回転
    駆動する原動機と、上記ドラムに巻回された状態で上記
    アームに沿って案内され、上記ドラムと上記アーム先端
    に配設される案内部材とに亘って無端状に装着される索
    状体とが設けられ、この索状体に上記可動部材が連結さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の除塵装置。
  4. 【請求項4】 上記可動部材に対して捕捉部材が脱着可
    能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の除塵装置。
  5. 【請求項5】 水路等を流下する塵芥を捕捉するスクリ
    ーンを備えるとともにこのスクリーンの上部後方側に上
    記アームが配置され、上記捕捉部材として、上記スクリ
    ーンに捕捉された塵芥を掻き揚げ可能なレーキが上記可
    動部材に取付けられていることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の除塵装置。
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