JP2019018596A - 自動車用シール材 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール材を車体のフランジ部に取り付ける際に要する力を軽減して取付時の作業性を向上させながら、取付後のシール材の浮き上がりを抑制して高いシール性を確保する。【解決手段】車外側壁部20の内面には、フランジ部110の車室外面に接触する外側発泡材25が設けられている。車内側壁部21の内面には、可撓性シールリップ部21aが設けられている。底壁部22の内面には、底部側発泡材26が膨出するように設けられている。外側発泡材25と底部側発泡材26との車室内外方向の間隔は、フランジ部110における最小厚み部分の寸法よりも狭く設定されている。【選択図】図4

Description

本発明は、自動車のドア等によって開閉される開口部に配設される自動車用シール材に関し、特に、開口部の周縁部に形成されたフランジ部に取り付けられる構造の技術分野に属する。
従来より、例えば自動車のボディの側部には、乗員が乗降するための開口部が形成されており、この開口部はドアによって開閉されるようになっている。ボディにおける開口部の周縁部には、アウタパネルとインナパネルとが重ね合わされて互いに接合されることによってできたフランジ部がある。このフランジ部にはウエザーストリップと呼ばれるシール材が取り付けられており、ウエザーストリップが閉状態のドアの周縁部に接触することによってドアの周縁部とボディの開口部の周縁部との間をシールすることができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のウエザーストリップは、断面略U字状の芯材が埋設された取付基部と、該取付基部の車室外側に一体に設けられた中空シール部とを備えている。取付基部は、車室外側壁部、車室内側壁部、及びこれらを連結する底壁部で構成されており、車室内側壁部には、車室外側壁部へ向けてシールリップ部が設けられている。そして、取付基部を車体のフランジ部に取り付けると、フランジ部に車室内側壁部のシールリップ部が接触してフランジ部が車室外側壁部の内面とシールリップ部とで挟持される。また、取付基部には、車室外側壁部と底壁部との角部に、フランジ部の先端部に接触する弾性材からなるスポンジシールが設けられている。
特開2008−6858号公報
ところで、近年、車室の静粛性向上の要求が強まってきており、車室外の音が車体の開口部を介して車室内に入り込むのを抑制するべく、自動車用シール材においても様々な工夫がなされている。その一つとして、特許文献1に開示されているように、取付基部の内部にスポンジシールを設けておき、取付基部を車体のフランジ部に取り付けた状態で、フランジ部の先端部をスポンジシールに接触させる構造がある。フランジ部の先端部とスポンジシールとが接触していることによって両者の間に隙間が殆ど無い状態になっているので、車室外の騒音が取付基部の内部に入ったとしても車室内へは届き難くなり、車室の静粛性を向上できる。
ところが、特許文献1のような構造を採用した場合には、以下に述べるように、取り付け作業の上で不都合な点が想定される。すなわち、スポンジシールは、車室外側壁部と底壁部との角部に設けられているので、取付基部の内部において車室外側に偏位しており、また、車体のフランジ部は、車室内側壁部のシールリップ部と車室外側壁部で挟持されることから相対的に車室外側に偏位している。つまり、スポンジシール及び車体のフランジ部が共に取付基部の内部で相対的に車室外側に偏位していることによって、上述したようにフランジ部の先端部とスポンジシールとを取付基部の内部で接触させることができるのであるが、このことは言い換えると、取り付け作業時に車体のフランジ部に取付基部を取り付けていくと、取り付けが完了する前の段階で、フランジ部の先端部がスポンジシールに接触し始めてスポンジシールの反発力がフランジ部の先端部に対して取り付け方向とは反対側に作用することになる。これにより、フランジ部を取り付けるのに要する力が大きくなってしまい、作業性の悪化が懸念される。特に、自動車の開口部のフランジ部に取り付けられるシール材の長さは数mにも及ぶことがあるので、この問題は顕著に現れる。
また、シール材の取り付けが完了した後においても、車体のフランジ部の先端部に対してスポンジシールの反発力によって取り付け方向とは反対側、即ちフランジ部の先端部に対して取付基部が浮き上がる方向に向けて常時押されることになる。このような反発力を受けたシール材は、全体としてはフランジ部から外れることはないが、周方向の一部が浮き上がってしまうおそれがあり、シール性の悪化を招く懸念がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シール材を車体のフランジ部に取り付ける際に要する力を軽減して取付時の作業性を向上させながら、取付後のシール材の浮き上がりを抑制して高いシール性を確保することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、取付基部の車外側壁部の内面に、フランジ部の車室外面に接触する外側発泡材を設け、底壁部の内面に底部側発泡材を設け、外側発泡材と底部側発泡材との隙間がフランジ部における最小厚み寸法よりも狭くなるようにした。
第1の発明は、自動車の車体に形成された開口部の周縁部に沿って設けられたフランジ部に取り付けられる取付基部を備え、該開口部の周縁部と、該開口部を開閉する開閉部材との間をシールする自動車用シール材において、上記取付基部は、上記フランジ部の車室外側に配置される車外側壁部と、上記フランジ部の車室内側に配置される車内側壁部と、上記車外側壁部及び上記車内側壁部を連結する底壁部とを有し、上記車外側壁部及び上記車内側壁部における上記底壁部とは反対側の端部の間は、上記フランジ部に対して該フランジ部の先端部側から取り付け可能となるように開放された開放部とされ、上記車外側壁部の内面には、上記フランジ部の車室外面に接触する突起部と、上記フランジ部の車室外面に接触する弾性発泡材からなる外側発泡材とが設けられ、上記車内側壁部の内面には、上記車外側壁部へ向けて延び、先端側へ行くほど上記底壁部に接近するように位置するとともに、上記フランジ部の車室内面に接触する可撓性シールリップ部が設けられ、上記底壁部の内面には、上記外側発泡材から車室内側に離れた部分に、弾性発泡材からなる底部側発泡材が上記開放部側へ向けて膨出するように設けられ、上記外側発泡材と上記底部側発泡材との車室内外方向の間隔は、上記フランジ部における最小厚み部分の寸法よりも狭く設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、車体のフランジ部に取付基部の車外側壁部と車内側壁部との間の開放部側から取付基部に取り付けると、フランジ部の車室内面に車内側壁部のシールリップ部が接触し、シールリップ部が撓み、反発力が取付基部に作用して、フランジ部の車室外面に車外側壁部の突起部が接触する。また、フランジ部の車室外面には、車外側壁部の外側発泡材が接触するので、フランジ部の車室外面と取付基部の車外側壁部との間が外側発泡材によってシールされ、車室外の騒音が車室内に入り難くなる。さらに、外側発泡材と底部側発泡材との車室内外方向の間隔がフランジ部における最小厚み寸法よりも狭いので、フランジ部の先端部には、底部側発泡材が接触することになり、フランジ部の先端部と取付基部の底壁部との間が底部側発泡材によってシールされ、このことによっても車室外の騒音が車室内に入り難くなる。よって、車室内の静粛性が高まる。
シール材をフランジ部に取り付ける際には、外側発泡材がフランジ部の先端部ではなく、フランジ部の車室外面に接触するものなので、フランジ部に対する取り付け方向とは反対側への反発力は従来例のスポンジシールに比べて小さくなる。また、底部側発泡材はフランジ部の先端部に接触することになるが、外側発泡材から車室内側に離れているので、フランジ部に対する取り付け方向とは反対側への反発力を小さくすることが可能になる。さらに、外側発泡材によってシール性が確保されているということは、底部側発泡材とフランジ部の先端部との接触面積は小さくて済むということであり、このことによってもフランジ部に対する取り付け方向とは反対側への反発力を小さくすることが可能になる。よって、シール材を車体のフランジ部に取り付ける際に要する力は小さくなるとともに、取付後のシール材の浮き上がりが抑制される。
第2の発明は、第1の発明において、上記外側発泡材は、上記車外側壁部の内面における上記突起部よりも上記底壁部側で、かつ、上記フランジ部における最大厚み部分に上記取付基部が取り付けられて撓み変形した上記シールリップ部の先端部よりも上記底壁部側に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、シールリップ部がフランジ部の車室内面に接触してシールリップ部が撓み、シールリップ部の反発力によって取付基部全体を車室内側に引き寄せようとする力が働くが、突起部が存在する範囲はフランジ部の車室外面に当接し、当接後は、取付基部を支持することから、フランジ部の先端側の突起部が支点となり、弾性変形可能な外側発泡材の設置部位が引き寄せられ、結果として、取付基部を回転させる方向に力が働くことになる。すなわち、外側発泡材がフランジ部の車室外面における底壁部側に接触して車室内側に押圧する力が増大することになるので、フランジ部の車室外面に対する外側発泡材のシール性が向上するようになる。
第3の発明は、第1または2の発明において、上記外側発泡材は、上記取付基部が取り付けられた上記フランジ部の先端部よりも該フランジ部の基端部寄りに配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、外側発泡材がフランジ部の先端部よりも基端部寄りに位置することになるので、外側発泡材がフランジ部の車室外面に確実に接触するようになる。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、上記底部側発泡材における車室外側の端部は、上記フランジ部の車室内面よりも車室外側に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、底部側発泡材がフランジ部の先端部に確実に接触するようになる。
第5の発明は、第1から4のいずれか1つの発明において、上記外側発泡材における上記開放部側の面は、車室内側へ行くほど上記底壁部側に位置するように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、フランジ部に取付基部を開放部側から取り付けるときに、フランジ部の先端部が外側発泡材における開放部側の面に引っ掛かり難くなる。これにより、フランジ部の先端部が外側発泡材に引っ掛かることによる外側発泡材の損傷を抑制することができる。
第6の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、上記底部側発泡材における上記底壁部の内面からの膨出高さは、車室内外方向の中間頂点部から車室内側へ行くほど低くなるように設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、フランジ部における最大厚み部分に取付基部が取り付けられてシールリップ部が撓んだときに、該シールリップ部の先端部が底部側発泡材と干渉し難くなる。
第1の発明によれば、取付基部の車外側壁部の内面に、フランジ部の車室外面に接触する外側発泡材を設け、底壁部の内面に底部側発泡材を設け、外側発泡材と底部側発泡材との隙間をフランジ部における最小厚み寸法よりも狭くしたので、シール材を車体のフランジ部に取り付ける際に要する力を軽減して取付時の作業性を向上させながら、取付後のシール材の浮き上がりを抑制して高いシール性を確保することができる。
第2の発明によれば、外側発泡材を突起部よりも底壁部側で、かつ、フランジ部における最大厚み部分に取付基部が取り付けられて撓み変形したシールリップ部の先端部よりも底壁部側に配置したので、フランジ部の車室外面に外側発泡材を確実に接触させてシール性をより一層高めることができる。
第3の発明によれば、外側発泡材をフランジ部の先端部よりも基端部寄りに配置したので、外側発泡材をフランジ部の車室外面に確実に接触させてシール性をより一層高めることができる。
第4の発明によれば、底部側発泡材における車室外側の端部をフランジ部の車室内面よりも車室外側に配置したので、底部側発泡材をフランジ部の先端部に確実に接触させてシール性をより一層高めることができる。
第5の発明によれば、外側発泡材における開放部側の面を、車室内側へ行くほど底壁部側に位置するように形成したので、フランジ部に取付基部を開放部側から取り付けるときに、フランジ部の先端部が外側発泡材における開放部側の面に引っ掛かり難くなり、外側発泡材の損傷を抑制することができる。
第6の発明によれば、底部側発泡材における底壁部の内面からの膨出高さを車室内外方向の中間頂点部から車室内側へ行くほど低くしたので、シールリップ部が撓んだときに該シールリップ部の先端部が底部側発泡材と干渉し難くなり、シール材の取付作業性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る自動車用シール材を備えた自動車の左側面図である。 図1におけるA−A線に相当する断面図である。 フランジ部に取り付けられる前の自動車用シール材の断面図である。 フランジ部における最小厚み部分に取付基部を取り付けた状態を示す図3相当図である。 フランジ部における最大厚み部分に取付基部を取り付けた状態を示す図3相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車用シール材1を備えた自動車100の左側面図である。自動車100の車体(ボディ)101の左側部及び右側部には、それぞれ、乗員が乗降したり、荷物等を積み降ろしするための開口部102(図2に仮想線で示す)が形成されている。この開口部102は、図1に示すドア(開閉部材)103によって開閉されるようになっている。車体101の側部に配設されるドア103は、フロントドアとリヤドアとがあり、これらは形状が異なっているが、基本的な構造は同じである。ドア103は、前端部が上下方向に延びる支軸(図示せず)を介して車体101に支持されており、支軸周りに回動することによって開口部102を開いた状態と閉じた状態とにすることができる。尚、ドア103の構造は、支軸周りに回動する構造以外であってもよく、例えば前後方向にスライドするスライドドアによって開口部102を開閉することもできる。この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」というものとする。
ドア103の上側にはウインドガラス104が昇降可能に配設されている。さらに、ドア103の上側には、ウインドガラス104の周縁部を保持する枠状に形成されたサッシュ105が設けられている。図2に示すように、サッシュ105の内周側には、ウインドガラス104の周縁部に接触するガラスラン106が設けられている。このガラスラン106によってウインドガラス104の周縁部とサッシュ105の内周側との間がシールされるようになっている。サッシュ105の外周側には、車体101の開口部102の周縁部に接触するドア側シール材107が設けられている。このドア側シール材107によって開口部102の周縁部とサッシュ105の外周側との間がシールされるようになっている。
また、車体101における開口部102の周縁部には、該周縁部に沿ってフランジ部110が設けられている。フランジ部110は、開口部102の周縁部の全周に亘って連続しており、開口部102の内方へ向けて突出するように設けられている。フランジ部110は、図2及び図4に示すように、インナパネル111とアウタパネル112とが厚み方向に重ね合わされて構成されて構成された最小厚み部分と、図5に示すように、インナパネル111及びアウタパネル112と、第1パネル113及び第2パネル114とが厚み方向に重ね合わされて構成されて構成された最大厚み部分とを少なくとも有している。尚、図3〜図5では、シール材1の向きが図2とは異なる方向となっているが、これは説明を容易にするためであり、取付状態では図2に示す向きとなる。また、図2ではシール材1のルーフ部に対応する部分を示しているが、他の部分(サイドシル、ピラー部、ヒンジ部)等でもシール材1の断面形状は基本的には同じである。
図4に示すフランジ部110の最小厚み部分は、車体101のルーフ部に設けられる部分であり、開口部102の周長の約4割程度の長さ範囲に存在している。フランジ部110の最小厚み部分の厚みは、1.0mm〜1.5mm程度である。一方、図5に示すフランジ部110の最大厚み部分は、開口部102の周縁部において上記ドア103の支軸が取り付けられる部分であるヒンジ部とサイドシル部の間の部分等であり、開口部102の周長の約1割程度の長さ範囲に存在している。フランジ部110の最大厚み部分の厚みは、5.5mm〜5.7mm程度である。従って、フランジ部110の最大厚み部分の厚みは、フランジ部110の最小厚み部分の厚みの約4倍〜6倍くらいあり、このようにフランジ部110の部位による厚みの差が大きい場合に本発明は好適である。
フランジ部110の最小厚み部分及び最大厚み部分以外の部分は、最小厚み部分の厚みと最大厚み部分の厚みの中間の厚みを有しており、開口部102の周長の約5割程度の長さ範囲に存在している。フランジ部110の中間厚み部分では、図示しないが、インナパネル111及びアウタパネル112の他に1枚のパネルが重なっている場合もある。
図4や図5に示すように、インナパネル111はアウタパネル112よりも厚い板材からなる。アウタパネル112の先端部は、インナパネル111の先端部よりも開口部102の内方へ突出しており、車室内側へ向けて屈曲している。図5に示すように、フランジ部110の最大厚み部分では、第1パネル113がインナパネル111と重なるように配置され、第2パネル114が第1パネル113と重なるように配置される。第1パネル113の厚みが最も厚くなっているが、第1パネル113及び第2パネル114の厚みは任意に設定することができる。第1パネル113の先端部は、インナパネル111、アウタパネル112及び第2パネル114の各先端部よりも基端側に位置しており、そのため、インナパネル111と、第2パネル114との間には隙間が形成されることになる。
また、車両の部位によっては、インナパネル111と第2パネル114との隙間が形成された状態のままで、第1パネルが存在していない箇所も、存在する(図示省略)。さらに、フランジ部110を構成する各種パネル間同士をスポット溶接で接合している場合には、溶接ポイント間のパネル同士間には、隙間が存在する(図示省略)。
(シール材1の全体構成)
図2等に示すように、シール材1は、上記車体101のフランジ部110に取り付けられる取付基部2と、取付基部2に埋め込まれた芯材3と、中空シール部4とを備えており、車体101の開口部102の周縁部と、該開口部102を開閉するドア103との間をシールするための部材であり、オープニングシールやウエザーストリップとも呼ばれている。シール材1は、車体101のフランジ部110に沿って延びる環状に成形されている。シール材1の周方向の全体が取付基部2によってフランジ部110に取り付けられるようになっている。
取付基部2及び中空シール部4は、例えばEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)やTPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)等のように、弾性を有する材料を使用することができる。上記EPDMやTPOは、発泡材であってもよいし、ソリッド材であってもよい。また、芯材3は、例えば金属材や硬質樹脂材等を使用することができる。金属材としては、例えばSPCC鋼板(冷熱圧延鋼板)等の鉄板や、亜鉛メッキ鋼板等を挙げることができる。硬質樹脂材には、例えばタルク等の充填材を配合することができる。
取付基部2と、芯材3と、中空シール部4とは一体化されており、例えば押出成形法によって成形することができる。尚、後述する外側発泡材25及び底部側発泡材26は、取付基部2の押出成形時に該取付基部2と一体に成形することができるが、これに限られるものではなく、別体で成形した後、取付基部2と一体化してもよい。
(中空シール部4の構成)
中空シール部4は、取付基部2の車室外側に隣接するように設けられている。中空シール部4の内部は空洞であり、中空シール部4の周壁部が容易に弾性変形可能となっている。ドア103が開口部102を閉じた状態では、ドア103の車室内側の面が中空シール部4の車室外側に接触し、これにより、中空シール部4が車室内側へ弾性変形してドア103の周縁部に密着し、シール性を得ることができるようになっている。
(取付基部2の構成)
取付基部2は、車体101のフランジ部110の車室外側に配置される車外側壁部20と、フランジ部110の車室内側に配置される車内側壁部21と、車外側壁部20及び車内側壁部21を連結する底壁部22とを有している。車外側壁部20は、フランジ部110の車室外側の面に沿って延びるように形成されている。この車外側壁部20の車室外面に上記中空シール部4が一体化されている。
車内側壁部21は、車外側壁部20と略平行に延びており、フランジ部110の車室内側の面から車室内側へ離れて配置されるようになっている。底壁部22は、車外側壁部20の端部から車内側壁部21の端部まで延びている。車外側壁部20及び車内側壁部21における底壁部22とは反対側の端部の間は、車体101のフランジ部110に対して該フランジ部110の先端部側から取り付け可能となるように開放された開放部24とされており、シール材1の周方向全体に亘って開口している。開放部24の開口幅は、車体101のフランジ部110の最大厚み部分の厚み寸法よりも大幅に広く設定されている。そして、車体101のフランジ部110は、取付基部2に取り付けられた状態では、後述する可撓性シールリップ部21aの反力により、相対的に取付基部2の内部の車室外側に偏位するように位置付けられる。
車外側壁部20における取付基部2の内部に臨む面(内面)には、車体101のフランジ部110の車室外面に接触する複数の突起部20aが車内側壁部21に向けて突出するように設けられている。突起部20aは、車外側壁部20の内面における底壁部22とは反対側の端部と、該端部から底壁部22側に離れた部分とにそれぞれ設けられていて、互いに間隔をあけて配置されている。突起部20aの車外側壁部20からの突出高さは低く設定されており、突起部20aの先端部が車体101のフランジ部110の車室外面に接触した状態で、フランジ部110の車室外面と車外側壁部20の内面とが接近する位置関係となるようにしている。突起部20aの先端部を車体101のフランジ部110の車室外面に接触させるようにしているので、図4に示すフランジ部110の最小厚み部分に取付基部2が取り付けられた場合と、図5に示すフランジ部110の最大厚み部分に取付基部2が取り付けられた場合とで、フランジ部110の車室外面と車外側壁部20の内面との相対的な位置関係は殆ど変わらない。
車内側壁部21における取付基部2の内部に臨む面(内面)には、車外側壁部20へ向けて延びる可撓性シールリップ部21aが設けられている。シールリップ部21aの基端部は、車内側壁部21の底壁部22とは反対側の端部に連なっている。シールリップ部21aは、その基端部から先端側へ行くほど底壁部22に接近するように傾斜ないし湾曲している。シールリップ部21aは、車体101のフランジ部110の車室内面に接触するようになっている。図3に示すように、取付基部2がフランジ部110に取り付けられていない場合には、シールリップ部21aに外力が作用しておらず、押出成形時の形状のままとなっている。
このシールリップ部21aの撓み量は取付基部2が取り付けられるフランジ部110の厚みによって変化する。すなわち、図4に示すフランジ部110の最小厚み部分に取付基部2が取り付けられた場合は、シールリップ部21aの撓み量は小さくなるので、結果として、フランジ部110の車室内面と取付基部2の車内側壁部21との距離が長くなる。一方、図5に示すフランジ部110の最大厚み部分に取付基部2が取り付けられた場合は、シールリップ部21aの撓み量は大きくなるのでフランジ部110の車室内面と取付基部2の車内側壁部21との距離が図4に示す場合に比べて短くなる。つまり、取付基部2がフランジ部110の最小厚み部分に取り付けられた場合と、フランジ部110の最大厚み部分に取り付けられた場合との両方でシールリップ部21aはフランジ部110の車室内面に接触して撓み変形するようになっている。取付基部2がフランジ部110の中間厚み部分に取り付けられた場合もシールリップ部21aがフランジ部110の車室内面に接触して撓み変形するのはもちろんのことである。
(芯材3の構成)
芯材3は、取付基部2の剛性を高めるための部材である。この芯材3は、取付基部2の車外側壁部20に埋め込まれる車室外側板部3aと、車内側壁部21に埋め込まれる車室内側板部3bと、底壁部22に埋め込まれる底板部3cとを有している。
(外側発泡材25及び底部側発泡材26の構成)
車外側壁部20の内面には、フランジ部110の車室外面に接触する弾性発泡材からなる外側発泡材25が車内側壁部21に向けて膨出するように設けられている。また、底壁部22の内面には、外側発泡材25から車室内側に離れた部分に、弾性発泡材からなる底部側発泡材26が開放部24側へ向けて膨出するように設けられている。外側発泡材25及び底部側発泡材26を構成する弾性発泡材は、例えばEPDM等の発泡材を使用することができ、車外側壁部20や底壁部22を構成している弾性材よりも軟らかい弾性材からなる。外側発泡材25及び底部側発泡材26を構成する弾性発泡材の比重は、0.4以下にすることができる。比重の下限値は、押出一体化成形が可能であれば、特に限定はされない。底部側発泡材26の断面形状は、外側発泡材25の断面よりも大きくされている。また、底部側発泡材26の底壁部22からの膨出高さは、外側発泡材25の車室外側壁部20からの膨出高さよりも高く設定されている。
外側発泡材25と底部側発泡材26との車室内外方向の間隔は、フランジ部110における最小厚み部分の寸法よりも狭く設定されている。すなわち、外側発泡材25の膨出方向先端面(車室内側先端面)と、底部側発泡材26の車室外側の端部26aとの間には隙間があり、この隙間は、フランジ部110における最小厚み部分の寸法よりも狭くなっている。これにより、図4に示すフランジ部110の最小厚み部分に取付基部2が取り付けられた場合に、フランジ部110の車室内側を底部側発泡材26に接触させることができる。
また、外側発泡材25は、車外側壁部20の内面における突起部20aよりも底壁部22側に配置されており、底壁部22に接近しているが、底壁部22の内面には接触しないように位置付けられている。さらに、外側発泡材25は、図5に示すフランジ部110における最大厚み部分に取付基部2が取り付けられた撓み変形したシールリップ部21aの先端部よりも底壁部22側に配置されている。
また、外側発泡材25および底部側発泡材26は、図4及び図5に示すように、互いに離れた部分に設定しているため、両者の間に間隔L1が設定されている。この間隔L1を設けたことで小スペースが存在することになり、外側発泡材25の、フランジ部110の先端部側への変形および、底部側発泡材26の、車室外側への変形が発生しても、両部材自体が接触することもなく、取付基部2の装着作業性が悪化することはない。
また、外側発泡材25は、図4及び図5に示すように、取付基部2を取り付けたフランジ部110の先端部よりも該フランジ部110の基端部寄りに配置されている。取付基部2を取り付けた状態にあるフランジ部110の先端部は、底壁部22の内面に接近しており、このフランジ部110の先端部よりも基端部寄りに外側発泡材25を配置しておくことで外側発泡材25がフランジ部110の車室外面に確実に接触するようになる。
また、底部側発泡材26における車室外側の端部26aは、フランジ部110の車室内面よりも車室外側に配置されている。これにより、底部側発泡材26における車室外側の端部26aが、フランジ部110の最小厚み部分の先端部に確実に接触するようになる。
外側発泡材25における開放部24側の面25aは、車室内側へ行くほど底壁部22側に位置するように形成されている。また、底部側発泡材26における底壁部26の内面からの膨出高さは、車室内側へ行くほど低くなるように設定されている。さらに、底部側発泡材26における底壁部26の内面からの膨出高さは、車室外側へ行くほど低くなるように設定されている。従って、底部側発泡材26の外面は、車幅方向中間部が最も開放部24に接近するように中間頂点部P4が形成される。
(実施形態の作用効果)
車体101のフランジ部110にシール材1の取付基部2の車外側壁部20と車内側壁部21との間の開放部24から取付基部2を取り付けると、フランジ部110の車室内面に接触して、シールリップ部21aが撓み、シールリップ部21aの反発力が取付基部2に作用してフランジ部110に車外側壁部20の突起部20aが押し付けられる。これにより、フランジ部110が取付基部2の内部において相対的に車室外側に変位した状態で車外側壁部20の突起部20aと車内側壁部21のシールリップ部21aとで挟持される。
このとき、フランジ部110の車室外面には、車外側壁部20の外側発泡材25が接触するので、フランジ部110の車室外面と取付基部2の車外側壁部20との間が外側発泡材25によってシールされ、車室外の騒音が車室内に入り難くなる。また、外側発泡材25と底部側発泡材26との車室内外方向の間隔がフランジ部110における最小厚み寸法よりも狭いので、図4に示すフランジ部110の最小厚み部分に取付基部2が取り付けられた場合は、フランジ部110の先端部に、底部側発泡材26の車室外側の面が接触する。これにより、フランジ部110の先端部には、底部側発泡材26が接触することになり、フランジ部110の先端部と取付基部2の底壁部22との間が底部側発泡材26によってシールされ、このことによっても車室外の騒音が車室内に入り難くなる。よって、車室内の静粛性が高まる。
また、図5に示すフランジ部110の最大厚み部分に取付基部2が取り付けられた場合は、フランジ部110の車室内側の先端部(インナパネル111の先端部)に底部側発泡材26の車室内外方向中間部が接触することになる。これにより、フランジ部110の先端部と取付基部2の底壁部22との間が底部側発泡材26によってシールされる。
シール材1をフランジ部110に取り付ける際には、シール材1の外側発泡材25がフランジ部110の先端部ではなく、フランジ部110の車室外面に接触するものなので、フランジ部110に対する取り付け方向とは反対側への反発力は従来例のスポンジシールに比べて小さくなる。
また、底部側発泡材26はフランジ部110の先端部に接触することになるが、外側発泡材25から車室内側に離れているので、フランジ部110に対する差し込み方向とは反対側への反発力を小さくすることが可能になる。さらに、外側発泡材25によってシール性が確保されているということは、底部側発泡材26とフランジ部110の先端部との接触面積は小さくて済むということであり、このことによってもフランジ部110に対する差し込み方向とは反対側への反発力を小さくすることが可能になる。よって、シール材1を車体101のフランジ部110に取り付ける際に要する力は小さくなるとともに、取付後のシール材1の浮き上がりが抑制される。
したがって、シール材1の取付時の作業性を向上させながら、取付後のシール材1の浮き上がりを抑制して高いシール性を確保することができる。
また、車両の部位によっては、インナパネル111と第2パネル114との隙間が形成された状態のままで、第1パネルが存在していない箇所も、存在する(図示省略)。さらに、フランジ部110を構成する各種パネル間同士をスポット溶接で接合している場合には、溶接ポイント間のパネル同士間には、隙間が存在する(図示省略)。しかし、このような隙間間から侵入してくる外部からの騒音も、底部側発泡材26がフランジ部110の先端部に接触する構造としている為、制限することが可能で、その点からも、高いシール性を確保することができる。
また、外側発泡材25を突起部20aよりも底壁部22側で、かつ、フランジ部110における最大厚み部分に取付基部2が取り付けられて撓み変形したシールリップ部21aの先端部よりも底壁部22側に配置したので、シールリップ部21aがフランジ部110の車室内面に接触して撓み、反発力が取付基部2全体を車室内側に引き寄せようとする力が働くが、突起20aが存在する範囲(フランジ部110先端側突起20aの接点P1からフランジ部110基端側突起20aの接点P2の範囲L2)はフランジ部110の車室外面に当接し、当接後は取付基部2を支持することから、P1が支点となり、弾性変形可能な外側発泡材25の設置部位範囲である、接点P1から芯材3の車外側コーナーR中心部分であるP3までの範囲L3が引き寄せられ、結果として、取付基部2を回転させる方向に力が働くことになる。すなわち、外側発泡材25がフランジ部110の車室外面における底壁部22側に接触して車室内側に押圧する力が増大することになるので、フランジ部110の車室外面に対する外側発泡材25のシール性が向上するようになる。
接点P2と、R中心P3間での、接点P1の配置は、略中央付近に設定するようにしている。接点P1が、R中心P3側に接近しすぎると、外側発泡材25が設定しにくくなったり、外側発泡材25の圧着が不足したりする可能性が大のため、好ましくないためである。
また、外側発泡材25をフランジ部110の先端部よりも基端部寄りに配置したので、外側発泡材25をフランジ部110の車室外面に確実に接触させてシール性をより一層高めることができる。
また、底部側発泡材26における車室外側の端部をフランジ部110の車室内面よりも車室外側に配置したので、底部側発泡材26をフランジ部110の先端部に確実に接触させてシール性をより一層高めることができる。
また、外側発泡材25における開放部24側の面25aを、車室内側へ行くほど底壁部22側に位置するように形成したので、フランジ部110に取付基部2を開放部24側から取り付けるときに、フランジ部110の先端部が外側発泡材25における開放部24側の面25aに引っ掛かり難くなり、外側発泡材25の損傷を抑制することができる。
また、底部側発泡材26における底壁部22の内面からの膨出高さを車室内側へ行くほど低くしたので、シールリップ部21aが撓んだときに該シールリップ部21aの先端部が底部側発泡材26と干渉し難くなり、シール材1の取付作業性を向上させることができる。また、基本的には、外側発泡材25と底部側発泡材26は、互いに接触しないよう、離れた部分に設定するが、フランジ部110への取り付け性を悪化させない範囲内であれば、両者を弾性発泡材からなる被膜状部分を介して一体化させるようにしてもよい(図示省略)。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る自動車用シール材は、例えばドア等によって開閉される開口部に配設することができる。
1 自動車用シール材
2 取付基部
3 芯材
4 中空シール部
20 車外側壁部
20a 突起部
21 車内側壁部
21a シールリップ部
22 底壁部
24 開放部
25 外側発泡材
26 底部側発泡材
100 自動車
101 車体
102 開口部
103 ドア(開閉部材)
110 フランジ部

Claims (6)

  1. 自動車の車体に形成された開口部の周縁部に沿って設けられたフランジ部に取り付けられる取付基部を備え、該開口部の周縁部と、該開口部を開閉する開閉部材との間をシールする自動車用シール材において、
    上記取付基部は、上記フランジ部の車室外側に配置される車外側壁部と、上記フランジ部の車室内側に配置される車内側壁部と、上記車外側壁部及び上記車内側壁部を連結する底壁部とを有し、上記車外側壁部及び上記車内側壁部における上記底壁部とは反対側の端部の間は、上記フランジ部に対して該フランジ部の先端部側から取り付け可能となるように開放された開放部とされ、
    上記車外側壁部の内面には、上記フランジ部の車室外面に接触する突起部と、上記フランジ部の車室外面に接触する弾性発泡材からなる外側発泡材とが設けられ、
    上記車内側壁部の内面には、上記車外側壁部へ向けて延び、先端側へ行くほど上記底壁部に接近するように位置するとともに、上記フランジ部の車室内面に接触する可撓性シールリップ部が設けられ、
    上記底壁部の内面には、上記外側発泡材から車室内側に離れた部分に、弾性発泡材からなる底部側発泡材が上記開放部側へ向けて膨出するように設けられ、
    上記外側発泡材と上記底部側発泡材との車室内外方向の間隔は、上記フランジ部における最小厚み部分の寸法よりも狭く設定されていることを特徴とする自動車用シール材。
  2. 請求項1に記載の自動車用シール材において、
    上記外側発泡材は、上記車外側壁部の内面における上記突起部よりも上記底壁部側で、かつ、上記フランジ部における最大厚み部分に上記取付基部が取り付けられて撓み変形した上記シールリップ部の先端部よりも上記底壁部側に配置されていることを特徴とする自動車用シール材。
  3. 請求項1または2に記載の自動車用シール材において、
    上記外側発泡材は、上記取付基部が取り付けられた上記フランジ部の先端部よりも該フランジ部の基端部寄りに配置されていることを特徴とする自動車用シール材。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の自動車用シール材において、
    上記底部側発泡材における車室外側の端部は、上記フランジ部の車室内面よりも車室外側に配置されていることを特徴とする自動車用シール材。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の自動車用シール材において、
    上記外側発泡材における上記開放部側の面は、車室内側へ行くほど上記底壁部側に位置するように形成されていることを特徴とする自動車用シール材。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の自動車用シール材において、
    上記底部側発泡材における上記底壁部の内面からの膨出高さは、車室内外方向の中間頂点部から車室内側へ行くほど低くなるように設定されていることを特徴とする自動車用シール材。
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