JP2019018133A - スプレー式発泡製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴射された発泡性組成物が、噴射対象物に対する付着性が優れ、跳ね返りや舞い散りを生じにくく、かつ、噴射対象物上で次々と弾けるように破泡する発泡物を形成することのできるスプレー式発泡製品を提供する。【解決手段】水性原液と発泡剤とを含む発泡性組成物が充填された容器本体と、前記容器本体に取り付けられ、前記発泡性組成物を加圧するための加圧機構とを備え、前記水性原液は、界面活性剤とアルコールと油分と水とを含み、前記発泡剤は、前記発泡性組成物中、5〜40質量%含まれ、35℃における蒸気圧が0.05〜0.2MPaである、スプレー式発泡製品。【選択図】図1

Description

本発明は、スプレー式発泡製品に関する。より詳細には、本発明は、噴射された発泡性組成物が、噴射対象物に対する付着性が優れ、跳ね返りや舞い散りを生じにくく、かつ、噴射対象物上で次々と弾けるように破泡する発泡物を形成することのできるスプレー式発泡製品に関する。
特許文献1には、対象物上で発泡した後で弾けるように破泡する発泡性組成物を噴射することのできる発泡性エアゾール製品が開示されている。
特開2012−46725号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発泡性エアゾール製品は、20℃における蒸気圧が0.2〜0.55MPaである液化ガスを使用している。そのため、噴射された発泡性組成物は、微細な霧となり飛散しやすく、使用者が吸入しやすい。また、この発泡性エアゾール製品は、上記液化ガスが使用されているため、噴射の勢いが比較的強く、噴射対象物に対して跳ね返りを生じやすい。さらに、跳ね返った発泡性組成物は、落下し、床面を汚しやすい。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、噴射された発泡性組成物が、噴射対象物に対する付着性が優れ、跳ね返りや舞い散りを生じにくく、かつ、噴射対象物上で次々と弾けるように破泡する発泡物を形成することのできるスプレー式発泡製品を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明には、以下の構成が主に含まれる。
(1)水性原液と発泡剤とを含む発泡性組成物が充填された容器本体と、前記容器本体に取り付けられ、前記発泡性組成物を加圧するための加圧機構とを備え、前記水性原液は、界面活性剤とアルコールと油分と水とを含み、前記発泡剤は、前記発泡性組成物中、5〜40質量%含まれ、35℃における蒸気圧が0.05〜0.2MPaである、スプレー式発泡製品。
このような構成によれば、スプレー式発泡製品は、加圧機構により発泡性組成物を適度に加圧するとともに、発泡剤の圧力によって発泡性組成物を霧状に広範囲に噴射することができる。噴射された発泡性組成物は、噴射対象物に対して付着しやすく、跳ね返りや舞い散りを生じにくい。また、付着した発泡性組成物は、噴射対象物上で起泡し、その後、次々と弾けるように破泡する。これにより、スプレー式発泡製品は、破泡による物理的な作用により、たとえば噴射対象物上の汚れを除去し得る。さらに、スプレー式発泡製品は、使用し続けると、容器本体内の内容物が減る。しかしながら、スプレー式発泡製品は、容器本体内において、発泡剤が蒸気圧にしたがって気化する。そのため、スプレー式発泡製品は、使用により発泡性組成物の量が少なくなった場合であっても、発泡剤の一部が蒸気圧にしたがって容器本体内で気化し、容器本体の内圧を一定に維持することができる。また、スプレー式発泡製品は、加圧機構により発泡性組成物を適度に加圧する。その結果、スプレー式発泡製品は、終盤であっても安定した噴射状態が得られやすく、噴射された発泡性組成物は、噴射対象物上で次々と弾けるように破泡しやすい。
(2)前記加圧機構は、前記発泡性組成物を貯留するハウジングと、前記ハウジング内の前記発泡性組成物を加圧するステム機構とを備え、前記ハウジングは、空気を導入するための空気導入孔が形成されていない、(1)記載のスプレー式発泡製品。
一般的なポンプ製品は、たとえば外部から空気を導入するための空気導入孔が形成されている。そのため、このような空気導入孔を有していない場合、使用を続けると、ポンプ製品は、容器内圧が低下し、容器本体が不規則に変形して噴射しにくくなる。そのため、一般的なポンプ製品は、空気導入孔が必須である。しかしながら、空気導入孔が形成されたポンプ製品は、気密性が低く、発泡性組成物の貯蔵安定性が劣りやすい。一方、上記構成によれば、スプレー式発泡製品は、空気導入孔が形成されていないため、気密性が高く、保存安定性が優れるとともに、発泡剤が漏洩しにくい。また、スプレー式発泡製品は、噴射後に容器本体内において発泡剤が蒸気圧にしたがって気化し、容器本体の内圧を特定の範囲に維持しやすい。その結果、スプレー式発泡製品は、空気導入孔が形成されていないためにもかかわらず、使用され続けても、容器本体の内圧が低下せず、容器本体が変形しにくい。
(3)前記発泡性組成物は、加圧剤をさらに含み、前記容器本体の25℃における内圧は、0.2〜0.5MPaに加圧されている、(1)または(2)記載のスプレー式発泡製品。
このような構成によれば、スプレー式発泡製品は、加圧剤を含むことにより、発泡性組成物を連続噴射することもできる。
本発明によれば、噴射された発泡性組成物が、噴射対象物に対する付着性が優れ、跳ね返りや舞い散りを生じにくく、かつ、噴射対象物上で次々と弾けるように破泡する発泡物を形成することのできるスプレー式発泡製品を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態のスプレー式発泡製品の模式的な断面図である。 図2は、本発明の一実施形態のスプレー式発泡製品の加圧機構の断面図である。 図3は、本発明の一実施形態のスプレー式発泡製品において、連続噴射を行う連続噴射状態に変位している加圧機構の断面図である。 図4は、ポンプ噴射を行うポンプ噴射状態に変位している加圧機構を備える本発明の一実施形態のスプレー式発泡製品の模式的な断面図である。 図5は、本発明の一実施形態のスプレー式発泡製品において、ポンプ噴射を行うポンプ噴射状態に変位している加圧機構の断面図である。
[スプレー式発泡製品]
本発明の一実施形態のスプレー式発泡製品について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態のスプレー式発泡製品1の模式的な断面図である。図2は、図1に示される本実施形態のスプレー式発泡製品1の加圧機構の拡大図である。図1および図2に示されるスプレー式発泡製品1は、噴射動作が行われていない状態(非噴射状態)である。本実施形態のスプレー式発泡製品1は、水性原液と発泡剤とを含む発泡性組成物が充填された容器本体2と、容器本体2に取り付けられ、発泡性組成物を加圧するための加圧機構3と、加圧機構3に取り付けられる噴射部材4とを主に備える。水性原液は、界面活性剤とアルコールと油分と水とを含む。発泡剤は、発泡性組成物中、5〜40質量%含まれ、35℃における蒸気圧が0.05〜0.2MPaである。以下、本実施形態のスプレー式発泡製品1の発泡性組成物および装置構成について、それぞれ説明する。
<発泡性組成物>
発泡性組成物は、容器本体2に充填され、水性原液と発泡剤とを含む。発泡性組成物は、噴射部材4が操作されることにより、容器本体2から加圧機構3に供給される。具体的には、発泡性組成物は、チューブ52の下端から取り込まれ、空間S1を通過または空間S1に一時的に貯留された後、外部ステム85の外部ステム内通路85a、噴射ノズル41のノズル内通路41bに供給され、噴射孔43aより噴射される。
・水性原液
水性原液は、容器本体2に充填される液体成分である。水性原液は、界面活性剤、アルコール、油分、水を含む。
界面活性剤は、噴射対象物上に付着した粒子を発泡させ、さらには発泡した泡が次々と弾けるように破泡させる、噴射対象物の汚れを除去する、などの目的で配合される。
噴射対象物は特に限定されない。一例を挙げると、噴射対象物は、窓ガラス、浴槽、浴室、便器、床、車、食器、頭髪、皮膚等である。
界面活性剤は特に限定されない。一例を挙げると、界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性剤等である。
界面活性剤の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、界面活性剤の含有量は、水性原液中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。また、界面活性剤の含有量は、水性原液中、10質量%以下であることが好ましく、8質量%以下であることがより好ましい。界面活性剤の含有量が0.1質量%未満である場合、噴射された発泡性組成物は、噴射対象物上で発泡しにくくなる傾向がある。一方、界面活性剤の含有量が10質量%を超える場合、噴射された発泡性組成物は、噴射対象物上で泡が残りやすくなる。
アルコールは、噴射対象物に付着した粒子が発泡する発泡性や、発泡した泡が次々と弾けるように破泡する破泡性を調整する等の目的で配合される。アルコールは特に限定されない。一例を挙げると、アルコールは、エタノール、イソプロパノール、アミルアルコールなどの炭素数が2〜5個の1価アルコール等である。
アルコールの含有量は特に限定されない。一例を挙げると、アルコールの含有量は、水性原液中、3質量%以上であることが好ましく、5質量%以上であることがより好ましい。また、アルコールの含有量は、水性原液中、30質量%以下であることが好ましく、25質量%以下であることがより好ましい。アルコールの含有量が3質量%未満である場合、噴射された発泡性組成物は、泡が残りやすい。一方、アルコールの含有量が30質量%を超える場合、噴射された発泡性組成物は、発泡しにくくなる傾向がある。
油分は、上記破泡性を調整する等の目的で配合される。油分は特に限定されない。一例を挙げると、油分は、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸オクチル、ステアリン酸オクチル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソオクタン酸セチル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−エチルへキサン酸トリメチロールプロパン、ネオペンタン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、クエン酸トリエチル、コハク酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸ジエトキシエチルなどのエステル油、オリーブ油、アボカド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、麦芽油、ヤシ油、パーム油などの油脂、灯油、流動パラフィン、イソパラフィン、スクワレン、スクワランなどの炭化水素油、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、シクロペンタシロキサンなどのシリコーンオイル等である。
油分の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、油分の含有量は、水性原液中、0.01質量%以上であることが好ましく、0.05質量%以上であることがより好ましい。また、油分の含有量は、水性原液中、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。油分の含有量が0.01質量%未満である場合、噴射された発泡性組成物は、破泡性が低下し、次々と破泡しにくくなる傾向がある。一方、油分の含有量が10質量%を超える場合、噴射された発泡性組成物は、発泡しにくくなる傾向がある。
水は、水性原液の主たる溶媒として配合される。水は、精製水、イオン交換水等が例示される。
水の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、水の含有量は、水性原液中、60質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましい。また、水の含有量は、水性原液中、95質量%以下であることが好ましく、93質量%以下であることがより好ましい。水の含有量が60質量%未満である場合、噴射された発泡性組成物は、噴射対象物上で発泡しにくくなる傾向がある。一方、水の含有量が95質量%を超える場合、水性原液は、界面活性剤、アルコール、油分以外に、後述する有効成分等を含有させにくく、所望の効果が得られにくくなる傾向がある。
水性原液は、上記の配合成分以外に、有効成分が適宜含まれてもよい。有効成分は特に限定されない。一例を挙げると、有効成分は、陰イオン性界面活性剤などの洗浄剤、陽イオン性界面活性剤などのトリートメント剤、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、t−ブチルメトキシベンゾイルメタンなどの紫外線吸収剤、N,N−ジエチル−m−トルアミド(ディート)、ハーブエキス、p−メンタン−3,8−ジオールなどの害虫忌避剤、フタルスリン、アレスリン、ペルメトリンテフルスリン、ベンフルスリンなどの殺虫成分、l−メントール、カンフルなどの清涼化剤、ラウリルメタクリレート、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、フェニル酢酸メチル、安息香酸メチル、フェニル酢酸メチルなどの消臭成分、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、エチレングリコールモノフェニルエーテル、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジン、感光素、パラクロルメタクレゾールなどの殺菌消毒剤、香料等である。
有効成分が含まれる場合、有効成分の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、有効成分の含有量は、水性原液中、0.01質量%以上であることが好ましく、0.05質量%以上であることがより好ましい。また、有効成分の含有量は、水性原液中、20質量%以下であることが好ましく、15質量%以下であることがより好ましい。有効成分の含有量が0.01質量%未満である場合、有効成分を配合することによる効果が得られにくい。一方、有効成分の含有量が20質量%を超える場合、スプレー式発泡製品1は、有効成分を含むことによるさらなる効果の向上が認められにくい。
水性原液は、パウダーが適宜含まれてもよい。パウダーは、有効成分を吸着して効果を持続させる、汚れを除去しやすくする等の目的で好適に配合される。パウダーは特に限定されない。一例を挙げると、パウダーは、タルク、カオリン、雲母、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、シリカ、ゼオライト、セラミックパウダー、炭粉末、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、シリコーンパウダー、ポリエチレンパウダー等である。
パウダーが含まれる場合、パウダーの含有量は特に限定されない。一例を挙げると、パウダーの含有量は、水性原液中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.3質量%以上であることがより好ましい。また、パウダーの含有量は、水性原液中、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。パウダーの含有量が0.1質量%未満である場合、パウダーを配合することによる効果が得られにくい。一方、パウダーの含有量が5質量%を超える場合、スプレー式発泡製品1は、加圧機構3や噴射孔43aで詰まりを生じやすくなる。
水性原液の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、水性原液は、発泡性組成物中、60質量%以上であることが好ましく、65質量%以上であることがより好ましい。また、水性原液は、発泡性組成物中、95質量%以下であることが好ましく、90質量%以下であることがより好ましい。水性原液の含有量が60質量%未満である場合、噴射された発泡性組成物は、舞い散りやすく噴射対象物に付着しにくくなる。一方、水性原液の含有量が95質量%を超える場合、噴射された発泡性組成物は、噴射対象物上で泡立ちにくく、垂れ落ちやすくなる。
水性原液の調製方法は特に限定されない。一例を挙げると、水性原液は、上記した各成分(界面活性剤、アルコール、油分、有効成分、パウダー等)を水に溶解または乳化・分散させることにより調製することができる。
・発泡剤
発泡剤は、水性原液を噴射対象物上で発泡させ、その後、短時間で次々と破泡させるために配合される。また、発泡剤は、後述するハウジング5に空気導入孔が設けられていない場合には、使用し続けても容器本体2が変形しないよう容器本体2の内圧を一定に保つために配合される。また、発泡剤は、容器本体2内の発泡性組成物を後述する加圧機構3に導入しやすくする。さらに、発泡剤は、噴射されたときに発泡性組成物に勢いを適宜与え、発泡性組成物を霧状に広範囲に噴射することができる。この際、スプレー式発泡製品1は、使用により発泡性組成物の量が少なくなった場合であっても、発泡剤の一部が容器本体2内で気化し、発泡性組成物を適度に加圧して噴射することができる。その結果、スプレー式発泡製品1は、終盤まで安定した噴射状態が得られやすい。さらに、従来のポンプ製品は、発泡剤を含んでいないため、発泡性組成物の気化による冷感を得ることができないが、本実施形態のスプレー式発泡製品1は、発泡剤を含むことにより、気化熱による冷却感が得られやすい。
発泡剤は特に限定されない。一例を挙げると、発泡剤は、ノルマルペンタン、イソペンタン、ノルマルブタン、イソブタンおよびこれらの混合物である炭素数が4〜5個の脂肪族炭化水素、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンなどのハイドロフルオロオレフィン、およびこれらの混合物等である。発泡剤は、これらから適宜選択され、35℃における蒸気圧が0.05〜0.2MPa(ゲージ圧)となるように混合される。蒸気圧は、0.05MPa以上となるよう調整されればよく、0.07MPa以上となるよう調整されることが好ましい。また、蒸気圧は、0.2MPa以下となるよう調整されればよく、0.18MPa以下となるよう調整されることが好ましい。蒸気圧が0.05MPa未満である場合、スプレー式発泡製品1は、容器本体2内の圧力が低くなり、噴射された発泡性組成物が発泡しにくくなる。一方、蒸気圧が0.2MPaを超える場合、噴射された発泡性組成物は、噴射対象物上で跳ね返りやすく、飛散しやすくなる。
発泡剤の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、発泡剤は、発泡性組成物中、5質量%以上であることが好ましく、7質量%以上であることがより好ましい。また、発泡剤は、発泡性組成物中、40質量%以下であることが好ましく、35質量%以下であることがより好ましい。発泡剤の含有量が5質量%未満である場合、発泡性組成物は、泡立ちが弱く、弾けるように破泡しにくくなる傾向がある。一方、発泡剤の含有量が40質量%を超える場合、噴射された発泡性組成物は、噴射対象物上で泡が残りやすくなる。
発泡性組成物は、25℃における圧力(ゲージ圧)が、0.05MPa以上であることが好ましく、0.06MPa以上であることがより好ましい。また、発泡性組成物は、25℃における圧力(ゲージ圧)が、0.20MPa以下であることが好ましく、0.15MPa以下であることがより好ましい。発泡性組成物の圧力が0.05MPa未満である場合、噴射された発泡性組成物は、噴射対象物上で発泡しにくくなる傾向がある。一方、発泡性組成物の圧力が0.20MPaを超える場合、噴射された発泡性組成物は、噴射対象物上で泡が残りやすくなる。
本実施形態のスプレー式発泡製品1の発泡性組成物は、加圧剤がさらに含まれてもよく、これにより容器本体2の25℃における内圧(ゲージ圧)は、0.2MPa以上に加圧されていることが好ましく、0.25MPa以上に加圧されていることがより好ましい。また、容器本体2の25℃における内圧(ゲージ圧)は、0.5MPa以下となるよう加圧されていることが好ましく、0.4MPa以下に加圧されていることが好ましい。このような内圧となるように加圧剤が含まれることにより、スプレー式発泡製品1は、後述するトリガー部42gを軽く操作することにより、発泡性組成物を連続噴射しやすい。加圧剤の充填量が、容器本体2の内圧が0.2MPaとなる量未満の場合、スプレー式発泡製品1は、発泡性組成物を連続噴射しにくい。一方、加圧剤の充填量が、容器本体2の内圧が0.5MPaを超える量の場合、スプレー式発泡製品1は、容器本体2が変形しやすく、また操作性が悪くなりやすい傾向がある。加圧剤は、水性原液とともに容器本体2に充填され、容器本体2内において大部分が容器本体2内の気相に存在して発泡性組成物を加圧する。加圧剤は特に限定されない。一例を挙げると、加圧剤は、窒素ガス、炭酸ガス、亜酸化チッ素ガス、圧縮空気等である。
<装置構成>
次に、上記発泡性組成物を噴射するためのスプレー式発泡製品1の装置構成について説明する。なお、以下に示されるスプレー式発泡製品1の装置構成は一例である。すなわち、本実施形態のスプレー式発泡製品1の装置構成は、容器本体2と加圧機構3とを備え、これにより上記発泡性組成物を加圧して噴射できる構成であればよい。なお、本実施形態では、好適な例として、加圧機構3がハウジング5とステム機構8とを備え、ハウジング5に空気を導入するための空気導入孔が形成されていない例について説明する。
(容器本体2)
容器本体2は、発泡性組成物を充填するための容器であり、有底筒状の本体部21と、本体部21よりも小径であり本体部21の上部に一体的に設けられた筒状の首部22とを含む。首部22の上部には開口が形成されている。開口は、水性原液を充填する際の充填口であり、水性原液の充填後に加圧機構3により封止される。
容器本体2を構成する材料は、特に限定されない。容器本体2を構成する材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂、ガラス、アルミニウムやブリキなどの金属が例示される。合成樹脂を用いる場合は、たとえば、日光による水性原液の劣化を防止するために紫外線吸収剤が含有されてもよく、発泡性組成物に上記加圧剤が含まれる場合には加圧剤の透過を防止するために容器本体2の外表面または内面に炭素やシリカなどが蒸着されてもよい。また、合成樹脂を用いる場合、胴部の肉厚は0.1〜0.5mmであることが好ましく、0.15〜0.4mmであることがさらに好ましい。胴部の肉厚が0.1mm未満である場合、容器本体2は、加圧剤の圧力や熱により変形しやすい傾向がある。一方、胴部の肉厚が0.5mmを超える場合、容器本体2は、必要とされる合成樹脂の量が多くなる傾向がある。
(加圧機構3)
加圧機構3は、容器本体2内を密封し、容器本体2から発泡性組成物を取り込んで加圧するための部材である。加圧機構3は、筒状のハウジング5と、ハウジング5内に収容されるバルブ本体6と、後述するピストン部材82の上方向への変位を制御する当接部材7と、ネジキャップ9とを主に備える。バルブ本体6は、ハウジング5内を上下方向に摺動自在に収容されるステム機構8を含む。加圧機構3は、非噴射状態から、ポンプ噴射を行うポンプ噴射状態に変位することが可能である。また、加圧機構3は、非噴射状態から、発泡性組成物を連続噴射する連続噴射状態に変位することも可能である。
・ハウジング5
ハウジング5は、筒状のハウジング本体51を備える。
ハウジング本体51は、容器本体2から取り込まれる発泡性組成物が通過または一時的に貯留される空間S1が内部に形成された円筒状の部材である。ハウジング本体51は、後述する外部ステム85が出没する開口が形成された上端と、容器本体2に貯留される発泡性組成物を取り込むためのチューブ52が接続される下端とを有する。
ハウジング本体51の上端には、径方向の外側へ突出するフランジ部51aが周設されている。フランジ部51aは、容器本体2の開口の上面に載置され、ハウジング本体51を位置決めするための部位であり、フランジ部51aの大きさ(外径)は、容器本体2の首部22の外径と略一致する。フランジ部51aの下面にはガスケット53が取り付けられており、ガスケット53がフランジ部51aの下面と首部22の開口の上面との間で挟持されることで容器内を気密にシールすることができる。ハウジング本体51は、フランジ部51aにより位置決めされた状態において、ハウジング本体51の外周壁と容器本体2の首部22の内周壁とが離間している。
ハウジング本体51の下端近傍には、ハウジング本体51よりも径の小さな小径部51bが形成されている。小径部51bには、チューブ52が差し込まれる。チューブ52は、容器本体2の内底近傍まで延びる比較的長尺の円筒状部材であり、小径部51bに差し込まれる一端と、容器本体2に貯留された発泡性組成物中に浸漬され、発泡性組成物を取り込むための開口が形成された他端とを有する。
小径部51bの中央には、容器本体2からチューブ52を介して取り込まれる発泡性組成物をハウジング本体51の空間S1に導入するための発泡性組成物取込孔51cが形成されている。発泡性組成物取込孔51cと空間S1との接続箇所には、逆止弁機構54が設けられている。
逆止弁機構54は、容器本体2から空間S1への一方向に発泡性組成物を取り込むための弁機構であり、発泡性組成物取込孔51cを適宜開閉する。逆止弁機構54は、ハウジング本体51の下端近傍において、ハウジング本体51の内周壁が径方向の内側へ膨出することにより形成された凹部54aと、凹部54aに落とし込まれたボール54bとを含む。ボール54bは、噴射部材4を操作しないときは自重により発泡性組成物取込孔51cと空間S1との連通箇所を閉止する。一方、ボール54bは、加圧機構3が後述されるポンプ噴射を行うポンプ噴射状態にある場合において、容器本体2内の発泡性組成物が空間S1に取り込まれる際に発生する液流によって持ち上げられ、発泡性組成物取込孔51cと空間S1との連通箇所を開放する。
ネジキャップ9は、当接部材7の上面を押さえ、容器本体2内の気密性を高めるための部材である。ネジキャップ9は、中央に開口が形成された円盤状の天板9aと、天板9aの外周縁から下方へ設けられた側周部9bと、天板9aの内周縁から上方へ設けられた円筒状の装着部9cとを有する。側周部9bの内面にはネジ部が形成されており、容器本体2の首部22のネジ部に螺着される。装着部9cは、内周壁において径方向内側へ周設されたカバー部9dと、外周壁において径方向の外側へ突出するよう周設された係合部9eとを備える。カバー部9dは、ハウジング本体51に対して後述する当接部材7を位置決めするため部位である。係合部9eは、噴射部材4をネジキャップ9に取り付けるための部位である。
・バルブ本体6
バルブ本体6は、容器本体2から取り込まれた発泡性組成物を噴射部材4に送るための部材であり、ハウジング本体51内に上下方向に摺動自在に収容されるステム機構8を含む。ステム機構8は、ステム本体81と、ステム本体81と協働してハウジング5内を上下方向に摺動するピストン部材82と、ステム本体81を上方に付勢するバネ部材83とを備える。
ステム本体81は、非噴射状態においてピストン部材82と当接することにより、発泡性組成物が空間S1から外部に噴射されることを防ぐための内部ステム84と、内部ステム84の上部に装着され、ハウジング本体51の上端に形成された開口から出没する外部ステム85とからなる。内部ステム84と外部ステム85とは、同軸上に設けられており、ハウジング本体51内を一体的に上下方向に摺動する。
内部ステム84は、下向きの略椀状であり、下面にバネ部材83の上端が接続される比較的大径の椀状部84aと、椀状部84aよりも小径であり、椀状部84aの上面中央から上方に延びる円筒状の円筒部84bとを含む。
椀状部84aの上面と円筒部84bとの接続箇所には、ピストン部材82の内側摺動部86の下端が当接する環状の当接溝84cが形成されている。椀状部84aの下面には、バネ部材83の上端が挿入される。椀状部84aの外周縁には、椀状部84aの上下方向に延びる切欠き溝84dが形成されている。また、椀状部84aの下面のうち、外周縁近傍は、後述するポンプ噴射状態において、ハウジング本体51の内周面から径方向の内側に膨出した当接段部51dと当接する。ステム本体81は、ポンプ噴射状態において、当接段部51dと当接することにより、下方への摺動が制止される。
外部ステム85は、ハウジング5内に取り込まれた発泡性組成物がさらに通過する外部ステム内通路85aが形成されており、円錐台状のスカート部85bと、スカート部85bの上端から上方にかけて縮径された筒状部85cとを含む。筒状部85cの上端は、容器本体2から突出しており、噴射部材4が取り付けられる。
スカート部85bの内周面には、加圧機構3が後述する非噴射状態からポンプ噴射状態に変位する際に、ピストン部材82に押し当てられる当接段部85dが形成されている。スカート部85bの内径は、円筒部84bの外径よりも大きい。そのため、スカート部85bの内周壁と円筒部84bの外周壁とは離間される。このように離間されて形成された空間には、後述するピストン部材82の上部内側摺動部86aが挿入される。
筒状部85cの内径は、円筒部84bの外径と同程度である。そのため、外部ステム85は、円筒部84bの上部を筒状部85cの下端側から挿入することにより内部ステム84に装着される。
ピストン部材82は、ハウジング本体51の内部において空間S1を区画するための部材であり、内部ステム84および外部ステム85と適宜協働してハウジング本体51内を上下方向に摺動する。ピストン部材82は、内部ステム84の外周壁に沿って摺動する内側摺動部86と、ハウジング本体51の内周壁に沿って摺動する外側摺動部87と、内側摺動部86と外側摺動部87とを連結する連結環88とを含む。連結環88は、内側摺動部86と外側摺動部87との中心近傍をつなぐ。
内側摺動部86は、連結環88との接続箇所の上部に相当する上部内側摺動部86aと、連結環88との接続箇所の下部に相当する下部内側摺動部86bとを含む。
上部内側摺動部86aの上端は、内部ステム84の外周壁と外部ステム85のスカート部85bの内周壁との間に形成される空間に挿入され、加圧機構3が非噴射状態からポンプ噴射状態に変位する際に外部ステム85および内部ステム84が下方向へ摺動されると、内部ステム84の外周壁と外部ステム85の内周壁とにより形成される空間に、より深く挿入される。なお、非噴射状態からポンプ噴射状態へ変位する際には、ピストン部材82は、下部内側摺動部86bを当接溝84cと当接させ、その後、ステム本体81と一体的に下方に摺動する。
下部内側摺動部86bは、バネ部材83により内部ステム84が上方向に付勢されると、椀状部84aの当接溝84c近傍と下端とが当接し、上方向に付勢される。
外側摺動部87は、円柱状の部材であり、ハウジング本体51の内周壁に沿って摺動する。また、外側摺動部87は、連結環88との接続箇所の上部に相当する上部外側摺動部87aと、連結環88との接続箇所の下部に相当する下部外側摺動部87bとを含む。
上部外側摺動部87aの上端は、バネ部材83により内部ステム84を介して上方向に付勢されると、後述する当接部材7の下端と当接する。
連結環88は、内側摺動部86と外側摺動部87とを連結する部位である。
ピストン部材82を構成する材料としては、合成樹脂、シリコーンゴム、合成ゴム等の弾性力のある材料が例示される。
バネ部材83は、ステム本体81を上方に付勢するための部材であり、椀状部84aの下面と接続される上端と、凹部54aの周囲に取り付けられる下端とを有する。バネ部材83は、ハウジング本体51内において圧縮した状態で配置されており、内部ステム84を上方に付勢する。また、バネ部材83の下端は、ボール54bの径よりも小さくなるよう、径方向の内側に向かって縮径されている。これにより、後述するポンプ噴射状態において容器本体2から発泡性組成物が取り込まれる際の液流によりボール54bが上方向に押し上げられた場合であっても、ボール54bは、バネ部材83の下端によって制止される。
このように構成されたバルブ本体6は、ネジキャップ9を容器本体2に螺合させることにより、容器本体2に固定される。
・当接部材7
当接部材7は、ハウジング本体51の開口部に嵌入されてステム本体81と当接してステム本体81を位置決めし、さらにピストン部材82の上部外側摺動部87aの上端と当接してピストン部材82を位置決めする部材である。
当接部材7は、ネジキャップ9の裏面と接触する天面部71と、ハウジング本体51の開口部に嵌入される筒状の当接脚部72とを含む。天面部71は、ネジキャップ9の裏面と、ハウジング本体51のフランジ部51aとによって挟持される。これにより、当接部材7は、位置決めされる。当接脚部72の下端は、上部外側摺動部87aの上端と当接し、非噴射状態でのピストン部材82の位置を規定する。
(噴射部材4)
噴射部材4は、外部ステム85に装着される噴射ノズル41と、ネジキャップ9に装着される操作部42とを含む。
噴射ノズル41は、L字型の筒状体であり、筒状部85cの上端と接続される一端と、先端ノズル43が接続される他端とを備える。噴射ノズル41の外周壁には、後述するレバー42bの本体部42cに形成された軸受に軸支される回動軸41aが設けられている。
先端ノズル43は、発泡性組成物の噴射方向や噴射形状等を調整するための治具であり、噴射ノズル41に接続される一端と、発泡性組成物が噴射される噴射孔43aが形成された他端とを備える。本実施形態のスプレー式発泡製品1は、先端ノズル43にメカニカルブレークアップ機構を備えたノズルチップ43bが装着されている。メカニカルブレークアップ機構は、発泡性組成物を広範囲に均一に噴霧するための機構であり、発泡性組成物に旋回力を与えて適度な大きさに微細化するための溝(チャンネル)を有する。
操作部42は、空間S1に貯留される発泡性組成物を噴射するためにステム本体81を摺動させるための部位であり、装着部9cに装着されるレバー支持部42aと、レバー支持部42aに軸支されたレバー42bとを含む。
レバー支持部42aは、円筒状の本体部42cと、本体部42cの側壁から突出する支持アーム42dとを備える。本体部42cは、装着部9cが挿入される環状溝42eが形成されている。レバー支持部42aは、環状溝42eに装着部9cが挿入されることにより、ネジキャップ9に装着される。支持アーム42dの上端近傍には、後述するレバー42bに設けられる軸受(図示せず)に軸支される回動軸42fが形成されている。
レバー42bは、使用者が噴射時に操作する部位であり、噴射時に使用者によって操作されるトリガー部42gを含む。噴射部材4は、使用者がトリガー部42gを引くことにより、噴射ノズル41を下方に押し下げる。
<加圧機構3の変位の一例>
次に、上記構成のスプレー式発泡製品1を用いて発泡性組成物を噴射する場合における加圧機構3の変位が、図1および図2に加えて図3〜図5を参照して説明される。図3は、連続噴射を行う連続噴射状態に変位している加圧機構3の模式的な拡大図である。図4は、加圧機構3がポンプ噴射を行うポンプ噴射状態に変位しているスプレー式発泡製品1の模式的な断面図である。図5は、ポンプ噴射を行うポンプ噴射状態に変位している加圧機構3の模式的な拡大図である。なお、加圧機構3は、非噴射状態から、上記した連続噴射状態を経て、その後、ポンプ噴射状態に変位されてもよい。ただし、本実施形態のスプレー式発泡製品1は、ポンプ噴射を行うことができればよく、連続噴射状態への変位は必須ではない。そのため、本実施形態の加圧機構3は、たとえば使用者によって噴射部材4が短時間で操作されることにより、実質的に連続噴射状態に変位されることなく(または短時間の連続噴射状態への変位を経て)、非噴射状態からポンプ噴射状態に変位されてもよい。
(非噴射状態)
まず、発泡性組成物を噴射しない非噴射状態(噴射前の状態)では、図1に示されるように、バネ部材83により内部ステム84、外部ステム85およびピストン部材82が上方へ付勢された状態で維持される。この場合、ピストン部材82は、下部内側摺動部86bを当接溝84cと当接させている。そのため、発泡性組成物は噴射部材4への通路が遮断されており噴射されない。
(連続噴射状態)
一方、加圧機構3は、非噴射状態から連続噴射を行う連続噴射状態に容易に変位することができる。具体的には、使用者がトリガー部42gを操作することにより噴射ノズル41が下方向にいくらか押し下げられると、内部ステム84と外部ステム85とは、一体となって下方へいくらか(たとえば1〜2mm)摺動する。このときピストン部材82は外部ステム85と当接しないため移動しない。その結果、図3に示されるように、この変位により、下部内側摺動部86bの下端は、当接溝84cから離れる。これにより、空間S1から噴射部材4への通路が開放される。すなわち、容器本体2内と外部とが連通される。この際、本実施形態のスプレー式発泡製品1は、35℃における蒸気圧が0.05〜0.2MPaである発泡剤が充填されているため、外部との圧力差に従って、発泡性組成物がボール54bを上方向に持ち上げて、空間S1に供給される。さらに、この発泡性組成物は、外部ステム内通路85aを通過して、噴射孔43a(図1参照)より連続噴射される。図3において、矢印A1は、容器本体2から取り込まれる発泡性組成物の流れを示している。なお、連続噴射状態は、発泡性組成物が加圧剤を含んでおり、容器本体2の内圧が0.2〜0.5MPaに調整されている場合に、特に安定する。
連続噴射状態では、発泡性組成物は、加圧充填された発泡剤および好適に配合される加圧剤の影響により、霧状に広範囲に噴射される。また、スプレー式発泡製品1は、トリガー部42gを繰り返し操作しなくても、操作した状態に維持すれば必要量を連続噴射することができる。
(ポンプ噴射状態)
加圧機構3は、非噴射状態または連続噴射状態からポンプ噴射状態に容易に変位することができる。具体的には、図4に示されるように、使用者はトリガー部42gをさらに操作することにより、噴射ノズル41がさらに(たとえば3〜10mm)下方向に押し下げられる。この際、図5に示されるように、内部ステム84と外部ステム85とは、スカート部85bの当接段部85dがピストン部材82の上部内側摺動部86aの上端に当接するまで一体となって下方へ摺動し、その後、内部ステム84、外部ステム85およびピストン部材82が一体となってさらに下方へ摺動する。その結果、スプレー式発泡製品1は、空間S1の容積が減少する。この際、ボール54bは、空間S1の容積の減少による下方向への付勢によって沈み、発泡性組成物取込孔51cを閉止する。また、空間S1に貯留された発泡性組成物(図示せず)は、加圧され、外部ステム内通路85aを通過して、噴射孔43a(図1参照)より噴射される。
その後、使用者によるトリガー部42gの操作が止められると、復帰動作および空間S1への発泡性組成物の取り込み動作が開始される。すなわち、バネ部材83の付勢力により、内部ステム84、外部ステム85およびピストン部材82は、上方へ押し上げられて元の位置に戻り、空間S1と外部が再び遮断される。なお、内部ステム84、ピストン部材82および外部ステム85の上方への摺動は、上部外側摺動部87aの上端が当接部材7の当接脚部72の下端と当接することにより制止される。
このように、バネ部材83により、内部ステム84、外部ステム85およびピストン部材82が一体となって押し上げられる際、空間S1と外部との連通は遮断されている。そのため、ボール54bも上方へ移動し、発泡性組成物取込孔51cと空間S1とを連通箇所を開放し、空間S1には、容器本体2から新たに一定量の発泡性組成物が取り込まれる。本実施形態のスプレー式発泡製品1は、逆止弁機構54を備えるため、取り込まれた発泡性組成物は逆流しにくい。その結果、スプレー式発泡製品1は、適切な量の発泡性組成物を噴射しやすく、安定した効果が得られやすい。また、容器本体2から発泡性組成物が取り込まれることにより、容器本体2内は内圧が低下する。しかしながら、このような内圧の低下分は、発泡剤が蒸気圧にしたがって気化することにより補われる。その結果、スプレー式発泡製品1は、容器本体2の内圧を一定範囲内に維持することができ、容器本体2の変形が防がれる。さらに、本実施形態のスプレー式発泡製品1は、ハウジング5に空気導入孔が形成されていない場合、新たに取り込まれた一定量の発泡性組成物のうち、チューブ52内に存在する発泡性組成物がチューブ52内に保持されやすい。その結果、スプレー式発泡製品1は、ある程度期間を置いた後に再度噴射操作を行う場合であっても、空打ちを要さず、引き続き発泡性組成物を噴射することができる。
以上、本実施形態のスプレー式発泡製品1は、発泡性組成物が特定の蒸気圧を有する発泡剤を特定量含有しているため、使用し続けても、容器内圧が一定に保たれやすい。また、空気導入孔が形成されていない場合には、スプレー式発泡製品1は、気密性が高く、保存安定性が優れるとともに、発泡剤が漏洩しにくい。さらに、発泡剤を特定量含む発泡性組成物は、加圧機構3によって加圧されて噴射される。このような噴射形態によれば、発泡性組成物は、霧状に広範囲に噴射され得る。噴射された発泡性組成物は、噴射対象物に対して付着しやすく、跳ね返りや舞い散りを生じにくい。また、付着した発泡性組成物は、噴射対象物上で次々と弾けるように破泡する。これにより、スプレー式発泡製品は、破泡による物理的な作用により、たとえば噴射対象物上の汚れを除去し得る。ほかにも、従来のポンプ製品は、発泡剤を含んでいないため、発泡性組成物の気化による冷感を得ることができないが、本実施形態のスプレー式発泡製品1は、上記発泡剤を含むため、人体に使用する場合は気化熱による冷却感が得られやすい。また、スプレー式発泡製品1は、使用により発泡性組成物の量が少なくなった場合であっても、発泡剤の一部が容器本体2内で気化し、発泡性組成物を適度に加圧して噴射することができる。その結果、スプレー式発泡製品1は、終盤まで安定した噴射状態が得られやすい。
本実施形態のスプレー式発泡製品1の製造方法は特に限定されない。一例を挙げると、スプレー式発泡製品1は、水性原液と発泡剤とを容器本体2内に充填して発泡性組成物を調製し、適宜加圧剤を充填し、容器本体2に加圧機構3を取り付けて密封し、噴射部材4と取り付けることにより製造し得る。なお、発泡剤は、充填用の配管内やタンク内で冷却し、水性原液と混合して発泡性組成物としたものを容器本体2に充填してもよい。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。本発明は、これら実施例に何ら限定されない。
<実施例1>
図1に示される容器本体(ポリエチレンテレフタレート製、胴部の厚みが0.3mm)に、以下の処方に従い調製された水性原液1を90g(90質量%)充填し、次いで以下の処方の発泡剤1を10g(10質量%)充填し、容器本体の口部に図1に示される空気導入孔が形成されていないハウジングを備えている加圧機構を取り付けて密封した。さらに図1に示される噴射機構を取り付けてスプレー式発泡製品を製造した。
(水性原液1)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(*1) 1.0
エタノール 20.0
ミリスチン酸イソプロピル 0.1
エチレングリコールモノフェニルエーテル 0.5
精製水 78.4
合計 100.0(質量%)
*1:NIKKOL BT-7(商品名)、日光ケミカルズ(株)製
(発泡剤1)
イソペンタン 75.0
イソブタン 25.0
合計 100.0(質量%)
35℃における蒸気圧:0.12MPa
<実施例2>
水性原液1を85g(85質量%)充填し、次いで発泡剤1を15g(15質量%)充填した以外は、実施例1と同様の方法により、スプレー式発泡製品を製造した。
<実施例3>
水性原液1を80g(80質量%)充填し、次いで発泡剤1を20g(20質量%)充填した以外は、実施例1と同様の方法により、スプレー式発泡製品を製造した。
<実施例4>
水性原液1を70g(70質量%)充填し、次いで発泡剤1を30g(30質量%)充填した以外は、実施例1と同様の方法により、スプレー式発泡製品を製造した。
<実施例5>
水性原液1を93g(93質量%)充填し、次いで発泡剤1を7g(7質量%)充填した以外は、実施例1と同様の方法により、スプレー式発泡製品を製造した。
<実施例6>
以下の処方の噴射剤2を使用したこと以外は、実施例3と同様にしてスプレー式発泡製品を製造した。
(噴射剤2)
イソペンタン 75.0
ノルマルブタン 25.0
合計 100.0(質量%)
35℃における蒸気圧:0.09MPa
<実施例7>
窒素ガスをさらに充填して容器内の圧力を0.3MPaに調整したこと以外は、実施例3と同様にしてスプレー式製品を製造した。
<実施例8>
窒素ガスをさらに充填して容器内の圧力を0.4MPaに調整したこと以外は、実施例3と同様にしてスプレー式製品を製造した。
<実施例9>
以下の処方の水性原液2を用いたこと以外は、実施例3と同様にしてスプレー式発泡製品を製造した。
(水性原液2)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(*1) 1.0
エタノール 10.0
ミリスチン酸イソプロピル 0.1
エチレングリコールモノフェニルエーテル 0.5
精製水 88.4
合計 100.0(質量%)
<実施例10>
以下の処方の水性原液3を用いたこと以外は、実施例3と同様にしてスプレー式発泡製品を製造した。
(水性原液3)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(*1) 1.0
エタノール 20.0
ミリスチン酸イソプロピル 0.5
エチレングリコールモノフェニルエーテル 0.5
精製水 78.0
合計 100.0(質量%)
<比較例1>
水性原液1を97g(97質量%)充填し、次いで発泡剤1を3g(3質量%)充填した以外は、実施例1と同様の方法により、スプレー式発泡製品を製造した。
<比較例2>
水性原液1を55g(55質量%)充填し、次いで発泡剤1を45g(45質量%)充填した以外は、実施例1と同様の方法により、スプレー式発泡製品を製造した。
<比較例3>
金属製の容器本体に水性原液1を90g(90質量%)充填し、次いで以下の処方の発泡剤2を10g(10質量%)充填し、容器本体の口部にエアゾールバルブを取り付けて密封した。さらに図1に示される噴射機構と同じ噴射孔を有する噴射ボタンを取り付けてスプレー式発泡製品(エアゾール製品)を製造した。
(発泡剤2)
ノルマルブタン 45.0
イソブタン 20.0
プロパン 35.0
合計 100.0(質量%)
35℃における蒸気圧:0.55MPa
<比較例4>
以下の処方の水性原液4を用いたこと以外は、実施例3と同様にしてスプレー式発泡製品を製造した。
(水性原液4)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(*1) 1.0
ミリスチン酸イソプロピル 0.1
エチレングリコールモノフェニルエーテル 0.5
精製水 98.4
合計 100.0(質量%)
<比較例5>
以下の処方の水性原液5を用いたこと以外は、実施例3と同様にしてスプレー式発泡製品を製造した。
(水性原液5)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(*1) 1.0
エタノール 20.0
エチレングリコールモノフェニルエーテル 0.5
精製水 78.5
合計 100.0(質量%)
実施例1〜10および比較例1〜5において得られたエアゾール製品に関して、以下の評価方法により、製品圧力、発泡・破泡状態、噴射物の舞い散り、噴射物の安定性を評価した。結果を表1に示す。
1.製品圧力
噴射機構を取り付ける前の容器本体を25℃の恒温水槽に1時間浸漬し、圧力計を用いて圧力(MPa、ゲージ圧)を測定した。
2.発泡・破泡状態
25℃の恒温水槽に1時間浸漬したスプレー式発泡製品を用いて、噴射孔から15cm離れた位置にある窓ガラスに向け、操作部を3回操作して噴射し、噴射物の発泡・破泡状態を以下の評価基準に従って評価した。なお、エアゾール製品(比較例3)の場合は1秒間操作部を操作して、同様に評価した。
(評価基準)
◎:噴射物は、ガラス面に付着し発泡した泡のほとんど全量が次々を弾けるように破泡した。
○:噴射物は、ガラス面に付着し発泡した泡の一部が弾けずに残ったが、大部分が次々を弾けるように破泡した。
△:噴射物は、ガラス面に付着し発泡した泡の1/3〜1/4が弾けずに残ったが、2/3〜3/4は次々を弾けるように破泡した。
×:噴射物は、ガラス面で泡立ったものの、大部分の泡が消えなかった。
××:噴射物は、ガラス面で泡立たなかった。
3.噴射物の舞い散り
25℃の恒温水槽に1時間浸漬したスプレー式発泡製品を用いて、噴射孔から15cm離れた位置にある窓ガラスに噴射し、噴射物の舞い散り状態を評価した。
◎:噴射物は、ガラス面での跳ね返りがほとんどなかった。
○:噴射物は、ガラス面での跳ね返りがややあったが、吸入してむせなかった。
×:噴射物は、ガラス面での跳ね返りが多く、発泡物が床面に落下した。
4.噴射物の安定性
発泡性組成物の残量が10g(10質量%)になるまで噴射を繰り返し、噴射物の発泡・破泡状態の変化の有無を評価した。
◎:スプレー式製品は、発泡・破泡状態がほとんど変わらず、安定であった。
○:スプレー式製品は、残量が20質量%未満になると泡立ちが弱くなった。
△:スプレー式製品は、残量が20〜40質量%になると泡立ちが弱くなった。
×:スプレー式製品は、発泡しにくくなった。
Figure 2019018133
表1に示されるように、実施例1〜10のスプレー式発泡製品から噴射された噴射物は、いずれもガラス面に付着し、次々と発泡した。また、これらの噴射物は、跳ね返りがほとんどなかった。なお、実施例7〜8のスプレー式発泡製品は、トリガー部の操作量を少なくしステムを2mm摺動させると連続的に噴射することができ、噴射物をガラス面に付着させることができた。付着した噴射物は、ガラス面上で発泡し、その後次々と破泡した。一方、発泡剤の配合量が本発明の範囲外である比較例1〜2、4〜5のスプレー式発泡製品から噴射された噴射物は、泡立っても次々と破泡しないか、泡立たなかった。また、比較例3のエアゾール製品から噴射された噴射物は、跳ね返り易く、落下して床面を汚した。
1 スプレー式発泡製品
2 容器本体
21 本体部
22 首部
3 加圧機構
4 噴射部材
41 噴射ノズル
41a 回動軸
41b ノズル内通路
42 操作部
42a レバー支持部
42b レバー
42c 本体部
42d 支持アーム
42e 環状溝
42f 回動軸
42g トリガー部
43 先端ノズル
43a 噴射孔
43b ノズルチップ
5 ハウジング
51 ハウジング本体
51a フランジ部
51b 小径部
51c 発泡性組成物取込孔
51d 当接段部
52 チューブ
53 ガスケット
54 逆止弁機構
54a 凹部
54b ボール
6 バルブ本体
7 当接部材
71 天面部
72 当接脚部
8 ステム機構
81 ステム本体
82 ピストン部材
83 バネ部材
84 内部ステム
84a 椀状部
84b 円筒部
84c 当接溝
84d 切欠き溝
85 外部ステム
85a 外部ステム内通路
85b スカート部
85c 筒状部
85d 当接段部
86 内側摺動部
86a 上部内側摺動部
86b 下部内側摺動部
87 外側摺動部
87a 上部外側摺動部
87b 下部外側摺動部
88 連結環
9 ネジキャップ
9a 天板
9b 側周部
9c 装着部
9d カバー部
9e 係合部
A1 発泡性組成物の流れ
S1 第1空間

Claims (3)

  1. 水性原液と発泡剤とを含む発泡性組成物が充填された容器本体と、前記容器本体に取り付けられ、前記発泡性組成物を加圧するための加圧機構とを備え、
    前記水性原液は、界面活性剤とアルコールと油分と水とを含み、
    前記発泡剤は、前記発泡性組成物中、5〜40質量%含まれ、35℃における蒸気圧が0.05〜0.2MPaである、スプレー式発泡製品。
  2. 前記加圧機構は、前記発泡性組成物を貯留するハウジングと、前記ハウジング内の前記発泡性組成物を加圧するステム機構とを備え、
    前記ハウジングは、空気を導入するための空気導入孔が形成されていない、請求項1記載のスプレー式発泡製品。
  3. 前記発泡性組成物は、加圧剤をさらに含み、
    前記容器本体の25℃における内圧は、0.2〜0.5MPaに加圧されている、請求項1または2記載のスプレー式発泡製品。
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