JP2021116256A - 発泡性吐出製品 - Google Patents

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Kyoko Fukuzumi
京子 福積
信也 菅原
Shinya Sugawara
信也 菅原
公雄 片岡
Kimio Kataoka
公雄 片岡
英俊 宮本
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英俊 宮本
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Abstract

【課題】長期間保存されても吐出内容物が変臭することなく、泡状に吐出することができ、または吐出後に徐々に発泡する発泡性吐出製品を提供する。【解決手段】合成樹脂製の容器本体16と、容器本体16に溶着可能でありバルブがない合成樹脂製の蓋体15とからなる加圧容器11に、原液Cと加圧剤Pが充填された吐出製品11aであって、前記原液Cが、水、界面活性剤、発泡溶剤を含有しており、前記発泡溶剤の沸点が5〜40℃であり、前記原液Cに加圧剤Pの一部が溶解した吐出内容物が加圧容器11から外部に吐出されると発泡する発泡性吐出製品11a。【選択図】図1

Description

本発明は、発泡性吐出製品に関する。より詳細には、合成樹脂製の加圧容器に発泡溶剤を含有する原液と加圧剤を充填し、泡状で吐出するための、または、吐出後に徐々に発泡する発泡性吐出製品に関する。
特許文献1には、水と界面活性剤を含有する原液、炭素数5〜7の脂肪族炭化水素、窒素などの低溶解性圧縮ガスとを含有する発泡性エアゾール組成物が開示されている。
特許文献2には、合成樹脂製の容器とバルブを有しない合成樹脂製の蓋体とからなる加圧容器に、原液と加圧剤を充填した、詰め替え用の内容物収容容器が開示されている。
特許第3563098号公報 国際公開公報第2015/080252号公報
特許文献1に記載の発泡性エアゾール組成物を、アルミニウムなどの金属製容器本体と、容器本体に取り付けられるバルブを備えた加圧容器に充填する場合は、消費者による誤使用により圧縮ガスが排出されないように、ハウジング内が吐出する液体(吐出内容物)で満たされるバルブを用いる。バルブはステムラバーによりステム孔を閉じているため、吐出内容物は常時、ステムラバーと接触している。そのため、長期間保管された場合には、吐出内容物にステムラバーの臭いが付いて消費者に不快感を与えてしまう場合がある。
特許文献2の詰め替え用の内容物収容容器は、バルブを有しないため、ステムラバーの臭いがつかないが、ポンプによる吸い上げ、あるいは加圧剤の気相部の圧力でディップチューブを介して内容物を噴霧するものであり、安定した泡状吐出はできない。
本発明は、このような従来の吐出製品の課題に鑑みてなされたものであり、長期間保存された場合であっても吐出内容物が変臭することなく、泡状に吐出することができる、または吐出後に徐々に発泡する発泡性吐出製品を提供することを目的とする。
本発明の発泡性吐出製品11aは、合成樹脂製の容器本体16と、容器本体16に溶着可能でありバルブがない合成樹脂製の蓋体15とからなる加圧容器11に、原液Cと加圧剤Pが充填された吐出製品11aであって、前記原液Cが、水、界面活性剤、発泡溶剤を含有しており、前記発泡溶剤の沸点が5〜40℃であることを特徴としている。
このような発泡性吐出製品11aにおいては、前記発泡溶剤が、ハイドロフルオロオレフィンであるものが好ましい。また、前記発泡溶剤の含有量が、原液C中1〜30質量%であるものが好ましい。さらに前記容器本体16が、外部容器13と、その内部に収容されるガス透過性を有する内部容器14とからなり、外部容器13と内部容器14の間の空間Spに加圧剤Pが充填されており、内部容器14内に原液Cが充填されているものが好ましい。
本発明の発泡性吐出製品は、蓋体にバルブを設けておらず、容器本体とバルブとを溶着することによってゴム製のパッキンを使用する必要がないため、長期間保管されても吐出内容物が変臭することない。そして原液が水、界面活性剤、発泡溶剤を含有しており、前記発泡溶剤の沸点が5〜40℃であり、前記原液に加圧剤の一部が溶解しているので、加圧容器から安定した泡状に吐出することができる。
前記発泡溶剤が、ハイドロフルオロオレフィンである場合、加圧剤の溶解量が多くなり、吐出内容物が発泡しやすい。
前記発泡溶剤の含有量が、原液中1〜30質量%である場合は、加圧剤を溶解しやすく、吐出内容物が発泡しやすい。
前記容器本体が、外部容器と、その内部に収容される内部容器とからなり、外部容器と内部容器の間の空間に加圧剤が充填されており、内部容器内に原液が充填されている場合は、外部容器と内部容器の間の加圧剤は原液と一緒に吐出されない。また、内部容器を透過して原液中に溶解した加圧剤は、発泡溶剤により原液中に安定して溶解されているので、気相にならない。同様に内部容器内の空気や加圧剤充填時に内部容器内に混入した加圧剤についても、経時的に原液に溶解して内部容器内が液密状態になるので、基本的には気相として存在しない。そのため、吐出時に気相部の気体が吐出物中に混入して飛び散ることがなく、安定した吐出状態が得られる。また、原液に溶解している加圧剤により発泡溶剤の気化が促進されて発泡しやすい。
図1Aは発泡性吐出製品の一実施形態を、バルブを有する吐出部材と共に示す断面図、図1Bは容器本体の断面図である。 図2Aは溶着する前の蓋体と容器本体の要部断面図、図2Bは内容物を充填し、蓋体を容器本体に溶着した発泡性吐出製品の要部断面図である。 図3Aは発泡性吐出製品の開封前の要部断面図、図3Bは開封後の要部断面図である。 図4Aは発泡性吐出製品の他の実施形態を示す断面図、図4Bは容器本体の断面図である。 図5Aは図4Aの発泡性吐出製品の蓋体溶着前の要部断面図、図5Bは蓋体溶着後の要部断面図である。 図6Aは図5Bの発泡性吐出製品の開封前の要部断面図、図6Bは開封後の要部断面図である。
図1Aに示す吐出装置10は、二重加圧容器(容器)11と、吐出部材12と、二重加圧容器11に充填された原液Cおよび加圧剤Pとからなる。二重加圧容器11に原液Cと加圧剤Pを充填したものが発泡性吐出製品11aである。発泡性吐出製品11aと吐出部材12は組み立て前のセット品として(図1A参照)、あるいは半分組み立てた未開封の状態(図3A参照)で販売される。発泡性吐出製品11aは吐出部材12と共に販売されるほか、交換用として単独でも販売される。従って、発泡性吐出製品11aは、吐出部材12を取り付けるまで(吐出部材12によって開封されるまで)は、充填された原液Cや加圧剤Pが漏れ出さないよう密閉されている。吐出部材12についても単独で販売されることがある。
前記二重加圧容器11は、外部容器13と、その内部に収容されている可撓性を有する内部容器14と、外部容器13と内部容器14を封止する蓋体(封盤)15とからなる。
バルブやポンプは備えていない。そのためバルブに用いるステムラバーやゴム製のガスケットを有しない。外部容器13と内部容器14を組み合わせたものは容器本体16である(図1B参照)。内部容器14の内部は原液Cを充填する原液収容室Scであり、外部容器13と内部容器14の隙間の空間は加圧剤Pを充填する加圧剤収容室Spである。それらは蓋体15によって封止されている。すなわち、この二重加圧容器11は、原液Cと加圧剤Pを分離して収容し、原液Cに加圧剤Pの一部が溶解した吐出内容物を吐出できるようにしており、それにより誤操作による圧縮ガスなどの加圧剤Pの漏出を防止できる。ただし内部容器14を透過した加圧剤Pは、吐出内容物として原液Cと共に少量ずつ吐出される。後述するように、内部容器を設けない一重の加圧容器(図4A参照)を採用することもできる。以下、加圧剤Pが溶解している原液Cを吐出内容物と呼ぶ。
図1Bに示すように、外部容器13は底部13aと、円筒状の胴部13bと、肩部13cと、円筒状の首部13dとからなる。首部13dの外周には雄ねじ13eが形成されている。この実施形態では、外部容器13の底部13aが、下向きに突出する環状の接地面13a1と、その中央に設けられる上向きに突出するドーム部13a2とを備えている。それにより、耐圧性が向上し、落下時などの耐衝撃性も向上する。そのため、単品での流通や宅配便による配送時にも安全である。また、接地面13a1を有するので、平坦な台などの上にそのまま安定して載置することができる。ただし球面状の底面としてもよい。
図2Aに示すように、外部容器13の首部13dの上端面13fは蓋体15を固着できるように略平坦にしている。その上端面13fには、超音波溶着のときに蓋体15との当接圧を高くして溶解しやすくし、蓋体15と一体にするための溶着部(図2Bの符号Y)をつくる環状突起13gが形成されている。蓋体15側に環状突起を設けてもよく、両方に設けてもよい。外部容器13の首部13dの外周に、搬送時や溶着時に吊り持ちする環状のサポート部13d1が設けられている。
図1Bに戻って、内部容器14も外部容器13と同様に、底部14a、胴部14b、肩部14cおよび首部14dからなる。内部容器14の底部14aにも下向きに突出する環状のくぼみ部14a1と、その中央に設けられる上向きに突出するドーム部14a2が形成されている。内部容器14の首部14dの円筒状の上部14d1の外面は外部容器13の首部13dの内面との間にわずかな隙間を有している。内部容器14の首部14dの内面は滑らかな円筒面である。内部容器14の底部14aは外部容器13の底部13aと当接しており、加圧剤を充填するときや蓋体15を固着するときなど、内部容器14が下がらないように支持する。
図2Aに示すように、内部容器14の首部14dの上端面14eは外部容器13の上端面13fより突出しており、その突出している部位に外部容器13の上端面13fと係合するフランジ14fが形成されている。フランジ14fの厚さ(半径方向の寸法)は、外部容器13の首部13dの厚さの1/3〜1/2程度である。そのため、フランジ14fを外部容器13の首部13dの上端面13fに係合させたとき、外部容器13の首部13dの上端面13fは外側の部分が覆われずに残る。前記外部容器13の上端の環状突起13gは、その外側の部分に設けられている。内部容器14の首部14dの上端面14eにも、超音波溶着のときに蓋体15との当接圧を高くして蓋体15との溶着部Yをつくるための環状突起14gが形成されている。
内部容器14の首部14dは、後述する封止部15aの外周面とほぼ密接する形状にされており、円筒状の上部14d1と、それより下に向かって細くなるテーパ部14d2と、その下端から下方に延びる円筒部14d3とからなる。円筒部14d3の下端は肩部14cに連続している。すなわち、内部容器14の首部14dのテーパ部14d2、円筒部14d3および肩部14cの上部は、くびれ部を形成している。テーパ部14d2や円筒
部14d3と外部容器13の首部13dの内面との間には隙間がある。そのため、テーパ部14d2は弾性変形しやすい。
内部容器14のフランジ14fの下面には、半径方向に延びる加圧剤充填用の横溝14hが等間隔で4カ所に形成されている。さらに内部容器14の首部14dの上部14d1の外周面には、その横溝14hと連通する縦溝14iが形成されている。縦溝14iは横溝14hからテーパ部14d2の上端まで延びており、加圧剤Pを加圧剤収容室Sp内に充填しやすくする。テーパ部14d2では外部容器13の首部13dの内面との間に隙間があるので縦溝14iは不要である。
外部容器13および内部容器14はいずれもポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂製である。これらは、たとえば外部容器用のプリフォームの中に内部容器用のプリフォームを入れ、首部13d、14dの下端より下側を同時にブロー成形することにより製造することができる。とくに所定形状のプリフォームをインジェクション成形し、ついでブロー成形するインジェクション・ブロー成形法が好ましい。インジェクション・ブロー成形の場合は、首部13d、14dは延伸されないので厚く、強度が高い。そして肩部13c、14cから胴部13b、14bにかけては、延伸して薄くするが、内部容器14は可撓性や柔軟性が得られ、ガスが透過しやすい肉厚(たとえば0.1〜0.3mm)になるように、一方で外部容器13は耐圧性を有する肉厚(たとえば0.4〜1mm)になるように成形する。
前記蓋体15は図2Aに示すように、内部容器14の首部14d内に挿入される有底筒状の封止部15aと、その上端に連続する環状のフランジ15bとからなる。封止部15aは下方まで延びており、その封止部15aの内側に嵌合筒部15a1が同心状に設けられている。嵌合筒部15a1は封止部15aの底部15cの中央部から上向きに立ち上がり、上端で開口している。そして封止部15aの上部15a2は略円筒状であり、下部15a3は下に向かって細くなるテーパ状である。ただし上部15a2から下部15a3にかけて円筒状であってもよい。
前述のテーパ状の下部15a3の下端15a4と嵌合筒部15a1の下端とが連結部15a6で繋がっている。また、嵌合筒部15a1は、下端よりいくらか上を閉じる底部15cには、前記吐出部材12によって開封される閉鎖部(被開封部)15dが設けられている。ただし連結部15a6と閉鎖部15dは同じ高さであってもよい。連結部15a6および底部15cは、全体としてカップ状の封止部15aの底部と見ることもできる。
この実施形態では封止部15aの下部15a3の下端近辺の外周面15a7が内部容器14の首部14dの円筒部14d3の内面と嵌合する円筒状にされている。そのため、図2Bのように蓋体15を内部容器14の首部14dに嵌入したとき、封止部15aの下端近辺の円筒状の外周面15a7が首部14dの円筒部14d3の内面に強く当接されて環状の嵌合部を構成する。この嵌合部により、内部容器14と蓋体15との間にシールが形成される。
このように蓋体15を容器本体16に被せた際にシールを形成するようにすれば、加圧剤Pを充填する際に内部容器14内への混入を防止することができ、また蓋体15を溶着する際の超音波振動によって原液Cが霧化されても、封止部15aの下端近辺の円筒状の外周面15a7と首部14dの円筒部14d3の内面との隙間から溶着部側へ流出するのが防止され、溶着が阻害されない。なお、蓋体15を容器本体16に被せた際に蓋体15と内部容器14内の原液Cとの間にある空気は、原液Cに溶解し、空気だまりがなくなる。また、加圧剤充填時に加圧剤Pが内部容器14内に混入しても、同様に原液Cに溶解して気相はできない。
前記閉鎖部15dの上面には、周囲に比して厚肉にされた受圧部15d1が設けられている。閉鎖部15dおよび受圧部15d1は通常は平面視円形である。ただし矩形など、他の形状を採用することもできる。
閉鎖部15dの周囲は環状溝などの破断容易な薄肉部(破断部、弱め線)15fで囲まれている。受圧部15d1は閉鎖部15dの上面の略全体に設けられ、薄肉部15fは底部15cの上面に形成されている。なお、薄肉部15fは下面に形成してもよい。薄肉部15fはたとえばV溝からなる。薄肉部15fは破断した際に閉鎖部15dが落下しないように一部設けずに不連続にしているが、閉鎖部15dを落下させるために受圧部15d1の外周全体に連続してもよい。
封止部15aの外周面は、内部容器14の首部14dの内面との間で、蓋体15を内部容器の首部14dに装着する際に内部容器14内の空気を排出することができ、かつ、内部容器14内の原液Cを液封できる嵌合状態であることが好ましい。
嵌合筒部15a1の内周面は、基本的には、閉鎖部15dを開封する際にバルブ21のシール部材28と密接して吐出内容物が漏出しないように滑らかな円筒面にすることが好ましい。下に向かって縮径されるテーパ状としてもよい。ただ、嵌合筒部15a1の上部には、上下方向に延びる凹溝15nが設けられている。この凹溝15nは、原液収容室Sc内に吐出内容物が残っているにも関わらず使用者が誤って吐出部材12を取り外そうとしたとき、シールを一部解除して微量の吐出内容物を漏らし、使用者に注意を促すための一部解除機構を構成するものである。
嵌合筒部15a1の底部15cを嵌合筒部15a1の下端より少し上に設けているのは、底部15cの剛性を高めて薄肉部15fの破断を容易にするためである。また、蓋体15の上面に当接される超音波溶着のホーンからの振動が封止部15aの下端から原液C側に流れ易くなるためである。それにより薄肉部15fの溶解や貫通などが防止される。嵌合筒部15a1の径を封止部15aの上部の径より小さくしているのは、嵌合筒部15a1の内面の成形精度を高めるためと、吐出部材12のシール部材28で囲まれる内圧を受ける面積を小さくして吐出部材12に加わる上向きの力を弱くするためである。さらに下向きに突出するバルブ保持部18aを収容するスペースを確保するためである。嵌合筒部15a1の下端は円筒状でもよいが、嵌合筒部15a1の下端と底部15cの間に気体が溜まらないように横溝で連通させてもよい。
蓋体15のフランジ15bは、封止部15aの上端から半径方向外向きに拡がる環状円板部17と、その環状円板部17の外縁から下向きに延びる外筒部17aとからなる。環状円板部17の下面は内部容器14の首部14dの上端面14eと当接して溶着部Yを形成し、シールする部位で、外筒部17aの下面は外部容器13の首部13dの上端面13fと当接して溶着部Yを形成し、シールする部位である。また、蓋体15の上面外周には切り欠き15hを設けている。この切り欠き15hは、蓋体15の上面にホーンを押し当てて超音波溶着をするとき、外部容器13の首部上端の環状突起13gにホーンの振動が集中しやすくするものである。
蓋体15の材料は外部容器13や内部容器14との熱接合性が高い熱可塑性樹脂が用いられ、溶着強度を高くするため、外部容器13や内部容器14と同じ材料を用いることが好ましい。図1Aあるいは図2Bに示すように、蓋体15で原液収容室Scと加圧剤収容室Spを封止すると共に、内部容器14または外部容器13のいずれか、あるいは両方に固着することにより、内容物(原液C、加圧剤P)を長期間安全に、漏れないように保管しておくことができる。薄肉部15fは未開封では充分なシール機能があり、かつ、容易
に破断できる形状とする。
原液Cは、水、界面活性剤、発泡溶剤を含有する。原液Cは、加圧剤Pの一部を溶解する。この加圧剤Pが溶解している原液Cは吐出内容物である。
水は、溶媒として用いられる。吐出内容物が加圧容器11から外部に吐出されると発泡してフォームを形成する。発泡性吐出製品11aの用途としては、洗顔剤、洗浄剤、入浴剤、保湿剤、クレンジング剤、日焼け止め、化粧水、シェービング剤、脱毛剤、制汗剤、殺菌消毒剤、害虫忌避剤などの皮膚用品、トリートメント剤、スタイリング剤、染毛剤などの頭髪用品などの人体用品、ホイップクリーム、オリーブオイルなどの食品、消臭剤、芳香剤、洗浄剤、殺虫剤、防虫剤、花粉除去剤、殺菌剤などの家庭用品、潤滑剤などの工業用品などである。但し、これらの用途に限られるわけではない。
水としては、たとえば、精製水、イオン交換水、生理食塩水、海洋深層水などがあげられる。水の含有量は、原液中、40質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることがより好ましい。また、水の含有量は、原液中、95質量%以下であることが好ましく、90質量%以下であることがより好ましい。水の含有量が上記範囲内であることにより、吐出内容物は、優れた発泡性を示し、かつ、後述する界面活性剤や発泡溶剤を適切な量となるよう配合しやすい。
界面活性剤は、原液中に発泡溶剤を乳化させ、吐出内容物が加圧容器から外部に吐出されたときに発泡溶剤の気化により吐出内容物を発泡させる。界面活性剤としては、たとえば、石鹸、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩などの陰イオン性界面活性剤;グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドなどの非イオン性界面活性剤;アルキルアンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミンなどの陽イオン型界面活性剤;アルキルベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタインなどの両性界面活性剤;シリコーン系界面活性剤;N−アシルグルタミン酸などのアミノ酸系界面活性剤などがあげられる。
これらの中でも、界面活性剤は、発泡溶剤が乳化したときに粘度上昇しやすく、発泡溶剤が分離しにくく、均一な組成で吐出しやすい点から石鹸を含有することが好ましい。
石鹸としては、たとえば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等を含む脂肪酸と、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミンなどの有機アミンや水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機アルカリなどのアルカリとの鹸化物(脂肪酸石鹸)、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミンなどのアシルアミノ酸塩;N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸カリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウムなどのN−アシルグルタミン酸塩;N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウムなどのN−アシルグリシン塩;N−ヤシ油脂肪酸アシル−DL−アラニントリエタノールアミンなどのN−アシルアラニン塩などのアミノ酸石鹸などがあげられる。
界面活性剤の含有量は、たとえば、原液中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。また、界面活性剤の含有量は、原液中、25質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることがより好ましい。界面活性剤の含有量が上記範囲内であることにより、発泡溶剤を乳化しやすく、吐出内容物は泡立ちやすく、かつ、べたつきにくく使用感がよい。
発泡溶剤は、沸点が5〜40℃であり、外部に吐出されると気化して吐出内容物を発泡させる。また、発泡溶剤は後述する加圧剤や空気の溶解量を多くして、発泡しやすくする。
発泡溶剤としては、たとえば、トランス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HFO−1233zd(E)、沸点19℃)、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HFO−1233zd(Z)、沸点39℃)およびこれらの混合物などのハイドロフルオロオレフィン、イソペンタン(沸点27.8℃)、ノルマルペンタン(沸点36.1℃)およびこれらの混合物などの炭化水素があげられる。また、ハイドロフルオロオレフィンと炭化水素を混合してもよい。これらの中でも、後述する加圧剤の溶解量が多く、吐出されたときに加圧剤により気化が促進されて発泡しやすい点からハイドロフルオロオレフィンを用いることが好ましい。
発泡溶剤の含有量は、原液中、1質量%以上であることが好ましく、2質量%以上であることがより好ましい。また、発泡溶剤の含有量は、原液中、30質量%以下であることが好ましく、25質量%以下であることがより好ましい。発泡溶剤の含有量が1質量%よりも少ない場合は泡立ちにくくなる傾向があり、30質量%よりも多い場合は安定した泡になりにくい傾向がある。
原液は、上記水、界面活性剤、発泡溶剤のほかに、適宜、有効成分、アルコール、水溶性高分子、油剤、パウダー等の任意成分を含んでもよい。
有効成分は、薬効ないし化学的作用を奏する成分である。有効成分は、製品の用途や目的などに応じて適宜選択することができる。有効成分としては、たとえば、天然香料、合成香料などの各種香料;l−メントール、カンフル、ハッカ油などの清涼剤;レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、アスコルビン酸ナトリウム、dl−α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、トコフェロール、ニコチン酸トコフェロールおよびこれらの混合物などのビタミン類;アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤;グリシン、アラニン、ロイシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニンなどのアミノ酸;コラーゲン、ヒアルロン酸、乳酸ナトリウム、dl−ピロリドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチン、尿素などの保湿剤;パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジンなどの殺菌消毒剤;ローヤルゼリーエキス、シャクヤクエキス、ヘチマエキス、バラエキス、レモンエキス、アロエエキス、ユーカリエキス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタエキス、シルク抽出液などの抽出液;酸化亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、クエン酸、乳酸などの収斂剤;アラントイン、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、アズレンなどの抗炎症剤;ラウリル酸メタクリレート、安息香酸メチル、フェニル酢酸メチル、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、緑茶エキスなどの消臭剤;ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、エチルヘキシルトリアゾン、オキシベンゾン、ヒドロキシベンゾフェノンスルホン酸、ジヒドロキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノンなどの紫外線吸収剤;酸化亜鉛、酸化チタンなどの紫外線散乱剤;アルブチン、コウジ酸などの美白剤;N,N−ジエチル−m−トルアミド(ディート)などの害虫
忌避剤;クロロヒドロキシアルミニウム、イソプロピルメチルフェノールなどの制汗剤;サリチル酸メチル、インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェンなどの消炎鎮痛剤;ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル酸アルキルアミド−アクリル酸ヒドロキシアルキル−メタクリル酸アルキルアミノアルキル共重合体などの両性型樹脂、ポリクオタニウムなどのカチオン性樹脂、アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン、アクリル酸アルキル−スチレン共重合体エマルジョン、ビニルピロリドン−スチレン共重合体エマルジョン、アクリル酸−アクリル酸ヒドロキシエステル共重合体エマルジョンなどのエマルジョン系樹脂などのスタイリング剤などがあげられる。
有効成分が配合される場合、有効成分の含有量は、たとえば、原液中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.3質量%以上であることがより好ましい。また、有効成分の含有量は、原液中、20質量%以下であることが好ましく、15質量%以下であることがより好ましい。有効成分の含有量が上記範囲内であることにより、有効成分を配合することによる効果が得られやすくい。
アルコールは、水に溶解しにくい有効成分の溶媒として好適に配合される。また、アルコールは、発泡性を調整する等の目的で好適に配合される。
アルコールとしては、たとえば、エタノール、イソプロパノール等の炭素数が2〜3個の1価アルコール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリンなどの多価アルコールなどがあげられる。
アルコールが配合される場合、アルコールの含有量は、たとえば、原液中、1質量%以上であることが好ましく、2質量%以上であることがより好ましい。また、アルコールの含有量は、原液中、25質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることがより好ましい。アルコールの含有量が上記範囲内であることにより、アルコールを配合することによる効果が得られやすく、かつ、吐出内容物は、アルコールによって発泡性が低下しにくい。
水溶性高分子は、原液の粘度を調整して、発泡溶剤の気化を抑制して発泡速度を調整する、フォームの保持力、硬さ、弾性、伸展性等を調整する等の目的で好適に配合される。
水溶性高分子としては、たとえば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース系高分子;キサンタンガム、カラギーナン、アラビアゴム、トラガントゴム、カチオン化グアガム、グアガム、ジェランガムなどのガム質;デキストラン、カルボキシメチルデキストランナトリウム、デキストリン、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマーなどがあげられる。
水溶性高分子が配合される場合、水溶性高分子の含有量は、たとえば、原液中、0.01質量%以上であることが好ましく、0.05質量%以上であることがより好ましい。また、水溶性高分子の含有量は、原液中、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。水溶性高分子の含有量が上記範囲内であることにより、水溶性高分子を配合することによる効果が得られやすく、かつ、吐出内容物の粘度が高くなり過ぎず、発泡性が低下しにくい。
油剤は、外部に吐出されたときに吐出物中に発泡溶剤を保持しやすくして気化を抑制し
、発泡性を調整する等の目的で好適に配合される。
油剤としては、たとえば、セテアリルグルコシド、デシルグルコシド、ラウリルグルコシド、ミリスチルグルコシド、アルキル(C8〜C16)グルコシド、アルキル(C12−20)グルコシド、アラキルグルコシド、ヤシ油グルコシド、POEメチルグルコシド、POEジオレイン酸メチルグルコシド等のアルキルグルコシド;ジメチコン、メチルポリシロキサン、シクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサンなどのシリコーンオイル;流動パラフィン、イソパラフィンなどの炭化水素油;ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール、ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール、ジ−2−エチルへキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリ2−エチルへキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、イソノナン酸イソノニル、コハク酸ジエトキシエチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソオクタン酸セチルなどのエステル油;オリーブ油、ツバキ油、トウモロコシ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヤシ油などの油脂;イソステアリン酸、オレイン酸などの脂肪酸;ミリスチルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコールなどの高級アルコールなどがあげられる。
油剤が配合される場合、油剤の含有量は、たとえば、原液中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.3質量%以上であることがより好ましい。また、油剤の含有量は、原液中、15質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましい。油剤の含有量が上記範囲内であることにより、油剤を配合することによる効果が得られやすい。また、発泡性が低下しにくく、かつ、乾燥性が低下しにくく、べたつきを生じにくい。
パウダーは、滑りを良くするなど、使用感を向上させるために好適に配合される。
パウダーとしては、たとえば、タルク、酸化亜鉛、酸化チタン、シリカ、ゼオライト、カオリン、雲母、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウムなどがあげられる。
パウダーが配合される場合、パウダーの含有量は、原液中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.3質量%以上であることがより好ましい。また、パウダーの含有量は、原液中、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。パウダーの含有量が上記範囲内であることにより、パウダーを配合することによる効果が得られやすい。
原液の調製方法は特に限定されない。原液は、従来公知の方法により調製することができる。たとえば、界面活性剤や有効成分などの任意成分を水やアルコール水溶液などの溶媒に添加し、これに発泡溶剤を添加して混合することにより調製することができる。
加圧剤は、一部が原液に溶解して吐出内容物となり、残りが吐出内容物を加圧して加圧容器から外部に吐出できるようにする。加圧剤としては、たとえば、窒素、圧縮空気、炭酸ガス、亜酸化窒素、酸素、水素およびこれらの混合物などの圧縮ガスがあげられる。
加圧剤は、25℃において加圧容器内の圧力(ゲージ圧)が0.2MPa以上となるよう充填されることが好ましく、0.3MPa以上となるよう充填されることがより好ましい。また、加圧容器内の圧力が0.6MPa以下となるよう充填されることが好ましく、0.5MPa以下となるよう充填されることがより好ましい。圧力が上記範囲内になるよ
う加圧剤が充填されることにより、加圧剤が原液に適量溶解した吐出内容物が得られやすく、外部に吐出されると発泡溶剤の気化を促進して発泡しやすくなる。
外部容器13の容量は30〜500mlであることが好ましい。内部容器(原液収容室Sc)14の容量は20〜300ml程度が好ましい。加圧剤収容室Spの容量は10〜250ml程度が好ましい。
上記のように構成される外部容器13、内部容器14および蓋体15を用いて発泡性吐出製品11aを製造するには、まず外部容器13に内部容器14を収容し、内部容器14に原液Cを充填し、容器本体16に蓋体15を被せる。この状態では、蓋体15の封止部15aの外面と内部容器14の首部14dの内面とが嵌合し、シールが形成される。なお、原液Cにあらかじめ加圧剤Pの一部を溶解させてもよい。
この状態では、蓋体15の外筒部17aの下面が外部容器13の環状突起13gと当接しているが気密状態ではない。次いで、外部容器13の上端面13fと蓋体15の外筒部17aの下面との隙間から加圧剤Pを注入し、内部容器14の横溝14hおよび縦溝14iを経由して加圧剤収容室Sp内に充填する。一方、内部容器14と蓋体15との間は、蓋体15の封止部15aの外面と内部容器14の首部14dの内面の嵌合によってシールされているため、前述のように加圧剤Pが内部容器14に入り込むことを防ぐことができる。
加圧剤収容室Spが所定の圧力になると、ホーンから超音波振動を発振しながら蓋体15をさらに押し下げる。このとき、超音波振動により環状突起13g、14gが溶解して、蓋体15と外部容器13および内部容器14が溶着する。この溶着のとき、蓋体15の封止部15aの外面と内部容器14の首部14dの内面の嵌合によるシール作用により、前述したように、超音波振動により霧化した原液Cが溶着部に上昇して溶着を妨げるおそれがない。また、溶着後は、容器11を上下逆にしても、原液Cが嵌合部によって遮られるので、溶着部に浸透することが避けられる。
上記のように、発泡性吐出製品11は部品数が少なく、バルブなどの作動部がないため安価に製造することができる。そしてステムラバーなどのゴム部品と吐出内容物とが接しないため、吐出内容物や発泡したフォームに変臭がない。吐出部材12のバルブ21には、ステムラバー26やシール部材28などのゴム部品を使用しているが、発泡性吐出製品11aに取り付ける前は、吐出内容物がゴム部品と接触しないため、長期間保管しても変臭しない。さらにこの発泡性吐出製品11aは、加圧剤Pの圧力が低く、炭酸飲料などと同程度であるので、消費者が持ち運んだり、流通業者が配送したりするときに安全である。また、万一、外部容器13にひびが入っても、加圧剤Pが漏れるだけで内部容器14内の吐出内容物は漏れない。そのため一層安全である。
また、この発泡性吐出製品11aは外部容器13と内部容器14が合成樹脂製であり、内部容器14は加圧剤Pで囲まれ、さらに外部容器13で囲まれているので、発泡性吐出製品11aの弾力性が高く、落としても割れにくい。また、閉鎖部15dが内部にあるので、誤って閉鎖部15dが破断されるおそれが少なく、一層安全である。
前記吐出部材12は、外部容器13の首部13dの雄ねじ13eと螺合するキャップ(装着部)20と、そのキャップ20に覆われたバルブ21と、バルブ21のステム22に装着される、吐出用ノズルを備えた操作部材(アクチュエータ、図1Aの符号23)とからなる。操作部材としては、押しボタンのほか、操作レバーなどを用いることができる。図3Aに示すように、キャップ20は有底筒状で、内周面に雌ねじが形成された、いわゆるネジキャップである。キャップ20とバルブ21とは一体化されており、バルブ21は
、キャップ20の締め具合に連動して嵌合筒部15a1内を移動する。すなわち、キャップ20を締めれば、バルブ21は嵌合筒部15a1内に押し込まれ、キャップ20を緩めれば、バルブ21は嵌合筒部15a1から抜き出される方向に移動する。キャップ20の上底20aの中央には、ステム22を通し、操作部材23の基部を通す開口20bが形成されている。操作部材23を装着していないキャップ20とバルブ21とは、バルブユニットないしバルブアッセンブリとして扱われる。
バルブ21は、有底筒状のハウジング24と、その内部に上下移動自在に収容される前述のステム22と、そのステム22を上向きに付勢するバネ25と、ステムラバー26と、ハウジング24の上部を保持する筒状のバルブ保持部18aを備えたバルブホルダ18とからなり、吐出内容物の吐出通路を構成する。ステム22と、バネ25と、ステムラバー26とで、吐出内容物の吐出状態と非吐出状態とを切り替えるバルブ機構が構成され、ハウジング24と、バルブホルダ18とでこのバルブ機構を収容する収容空間を構成している。
この実施形態では、ハウジング24の下端に、下向きに突出する円柱状の開封部27が設けられており、ハウジング24の下部外周にOリングなどのシール部材28が装着されている。このシール部材28は、開封時および開封後に蓋体15の嵌合筒部15a1の内周面とハウジング24の間をシールするものである。このシール部材28は、上下方向において間隔がほぼ等しい嵌合筒部15a1の内面とハウジング24の外面との間で圧縮されているため、多少上下方向に移動したとしてもシールを維持することができる。開封部27の底面27aは、受圧部15d1の上面と当接するように平坦にされている。
この実施形態では、開封部27の径は受圧部15d1よりいくらか小さい。また、薄肉部15fで囲む範囲の径よりいくらか小さい。それにより破断時は開封部27の底面27aが底部15cの薄肉部15fより外周部分に当接して受圧部15d1の押し込みを妨げたりすることがない(図3B参照)。また、破断した後は、開封部27の底面27aを開封により形成した開口より下方に突出させることができ、吐出内容物の通路の確保が容易になる(図3B参照)。円柱状の開封部27とハウジング24の下面24aの間には複数枚の補強板27dが放射状に設けられている。補強板27dの数は3〜5枚であることが好ましい。補強板27dは側面視で略三角形であり、その下端は開封部27の下端までは達しておらず、開封部27の下端近辺は円柱状のままである。
ハウジング24には、ハウジング24の内部と内部容器14内の原液収容室Scとを連通する通路として、ハウジング24の底板24bを上下に貫通する縦孔24cが設けられている。縦孔24cは隣接する補強板27dの間に形成されている。そのため補強板27dは吐出内容物の吐出を妨げない。縦孔24cは補強板27dと同じ数だけ形成されている。ただし1〜2つなど、それより少なくてもよい。縦孔24cの平面形状は、例えば略扇状とすることができる。縦孔24cは複数個設けるのが好ましい。それにより仮に1個の縦孔24cが塞がっても他の縦孔24cで連通できる。
開封部27の底面27aの高さ方向の位置は、キャップ20を外部容器13の雄ねじ13eに1〜2回程度螺合させたときに受圧部15d1と当接する位置である。したがって出荷時、流通時にはキャップ20を緩く螺合させて閉鎖部15dを破断せず、シール状態のまま吐出部材12と二重加圧容器11とを仮に結合させておくことができる(図3A参照)。
バルブホルダ18は、バルブ保持部18aと、バルブ保持部18aの上端から内側に延びる環状のラバー押さえ18bと、外側に拡がるフランジ18cとを備えており、ラバー押さえ18bの中央にステム22を通す孔18dが形成されている。
使用者が購入した吐出装置10を使用する場合、まずキャップ20を外部容器の雄ねじ13eにねじ込む。それによりキャップ20全体およびバルブ21が下降し、開封部27の底面27aが閉鎖部15dを押し下げる。それにより薄肉部15fが破断され、発泡性吐出製品11aが開封される。閉鎖部15dは、一部が底部15cと繋がったままとなる(図3B参照)か、もしくは嵌合筒部15a1からちぎり取られ、底部15cから分離されて脱落する。そして開封部27が嵌合筒部15a1の底部15cを突き破り、ハウジング24内と内部容器14内である原液収容室Scとを連通させる(図3B参照)。脱落した閉鎖部15dは、内部容器14の底に落ち込む。
なお、キャップ20は外部容器13に螺着されるため、キャップ20の操作量に対するバルブ21の降下量は小さい。そのため開封部27の底面27aは閉鎖部15dの受圧部15d1を徐々に押圧する。蓋体15は合成樹脂製であるため、徐々に押圧されるとその伸張性により閉鎖部15dは伸びやすく破断されにくい。しかしこの実施形態では、閉鎖部15dが環状の薄肉部15fで囲まれており、受圧部15d1が突出しているため、薄肉部15fへの応力集中が増大しスムーズに破断することができる。また、開封部27の底面27aは平坦であるので、開封操作により変形しにくく、吐出部材12を繰り返し使用することができる。
閉鎖部15dは、蓋体15の中心軸上に設けられた、上部に厚く略円形の受圧部15d1を有し、さらに開封部27の円形の底面27aと当接しているので、底面27aにより加圧されると、閉鎖部15dはまっすぐ押し込まれ、薄肉部15fに沿って破断する。ただし受圧部15d1または開封部27の底面27aを傾斜させ、薄肉部15fが一方から他方に向かって順に破断されていくようにしてもよい。
閉鎖部15dが破られたとき、底部15cの開口の内周と開封部27の外周の隙間から吐出内容物が漏れる場合がある。しかし、閉鎖部15dよりも下流において、嵌合筒部15a1とハウジング24の間はシール部材28でシールされているので、吐出内容物は嵌合筒部15a1内に留まり、外部に漏れることがない。また、破断時の反力および破断後の内圧がハウジング24を押し上げるように作用するが、キャップ20と外部容器13とが螺合しており、キャップ20の上底20aとバルブホルダ18が二重で支えているため、吐出部材12の飛び出しが抑制される。この状態は、キャップ20によってバルブ21が取り付けられているといえる。また、キャップ20の上底20aの変形が抑制される。
吐出部材12を装着した後、使用者がステム22に取り付けた操作部材23を押すと、ステム22が下降してステムラバー26が撓み、ステム孔が開く。原液収容室Sc内の吐出内容物は内部容器14を介して加圧剤Pによって加圧されているので、開封部27、ハウジング24、ステム22および操作部材23を経由して外部に吐出される。操作部材23から指を離すとステム22が上昇し、吐出が停止する。加圧剤Pを充填している加圧剤収容室Spは蓋体15によって閉じられており、外部や原液収容室Scと連通していないので、吐出操作によって加圧剤Pは外部に漏れることはない。
吐出内容物を全量吐出した後は、キャップ20を回し、吐出部材12を発泡性吐出製品11aから取り外す。そして取り外した吐出部材12は新しい発泡性吐出製品11aに取り付ける。吐出内容物が全量吐出された発泡性吐出製品11aは加圧剤収容室Spに加圧剤Pが残っているが、この加圧剤Pは内部容器14を透過して蓋体15の開封された閉鎖部15dから徐々に外部に放出される。加圧剤Pが外部に放出されると加圧容器11は容易に変形するため消費者にわかりやすく、加圧容器11を安全にリサイクルすることができる。また、加圧容器11は蓋体15と容器本体16とを単一素材にすることができるため、リサイクルする際には分別しなくてもよく、リサイクルしやすい。
図1A、図3Bの二重加圧容器11は、内部容器14の首部14dにテーパ部14d2および円筒部14d3からなるくびれ部を形成し、そのくびれ部が蓋体15の封止部15aと密接しているので、内部容器14に原液Cを充填したとき、気相部Gp(ヘッドスペース、図2B参照)が小さくなる。さらに、原液中に1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンなどの沸点が5〜40℃である発泡剤を含有しているので、気相部Gpの空気を溶解しやすく、気相部をなくす、もしくは極めて小さくすることができる。したがって、消費者が使用を開始する際に気相部Gpで圧縮されている気体により吐出内容物が勢いよく吐出されて飛び散る、また吐出時に吐出内容物に気体が混じり、吐出内容物が不連続で吐出されるなどの問題が生じにくく、吐出がスムーズになる。さらに吐出内容物が後発泡性ゲル組成物もしくは後発泡性クリーム組成物であっても、気相部Gpが小さいことにより充填直後の発泡を防止して、ゲル状やクリーム状に吐出することができる。
図1Aの二重加圧容器11においては、内部容器14の首部14dおよび蓋体15の封止部15aの下部15a3をストレートの円筒状とすることもできる。しかし内部容器14の首部14dにくびれ部を設け、蓋体15の封止部15aの下部15a3をテーパ状にするほうが、気相部Gpの径および容積を小さくすることができるので好ましい。
つぎに図4A、Bを参照して本発明の他の実施形態を説明する。図1Aの発泡性吐出製品11aでは、外部容器13と内部容器14からなる二重の容器本体16を採用しているが、図4Aの発泡性吐出製品11aでは内部容器14を用いず、前述の外部容器だけで容器本体16としている。そして容器本体16に原液Gと加圧剤Pを同じ収容室に充填している。蓋体15で開口部を密閉すること、吐出部材12で蓋体15を開封する点など、他の点は図1Aの発泡性吐出製品11aと同様である。
容器本体16は図4Bに示すように、底部16aと、胴部16bと、肩部16cと首部16dとを有する合成樹脂製である。蓋体15は図5Aに示すように、容器本体16の首部13dの上端に直接被せられ、図5Bに示すように溶着される。蓋体15は容器本体16の上端開口に嵌合される封止部15aと、フランジ15bとを有し、内部に嵌合筒部15a1を有する。封止部15aの上部15a2は容器本体16の首部16dの内面と嵌合しており、下部15a3は上部15aとほぼ同径の円筒状になっている。
この発泡性吐出製品11aの上端に装着する吐出部材12は、図6A、図6Bに示すように、実質的に図3A、図3Bに示すものと同様である。そのため同一部分に同一の符号を付して説明を省略する。そして消費者が吐出部材12で蓋体15を開封して使用すること、全量の使用後は吐出部材12を取り外し、新しい発泡性吐出製品に取り付けて再利用できる点も、図3A、図3Bのものと同様である。
この発泡性吐出製品11aに用いる原液Cおよび加圧剤Pは、図1Aの発泡性吐出製品に用いたものと同様のものを使用しうる。原液Cは水、界面活性剤および発泡溶剤を有する。発泡溶剤は沸点が5〜40℃であり、原液中に1〜30重量%含有する。発泡溶剤を含有することにより、加圧剤Pが原液Cに溶解しやすくなる。また、この発泡性吐出製品11aは原液Cと加圧剤Pを同じ収容室に充填しているため、振ることにより原液Cと加圧剤Pを撹拌しやすく、加圧剤の溶解が速くなる。吐出部材12が下側に向くように発泡性吐出製品11aを下向きすることで吐出内容物を外部に吐出することができる。吐出内容物が外部に吐出されると、溶解していた加圧剤により発泡溶剤が気化しやすくなり、気化した加圧剤と共にスムーズに発泡する。
(実施例1)
以下の処方(単位:質量%)に従って下記の原液1を調製した。図1Bに示す容器本体
16の内部容器14に原液1を充填し、外部容器13と内部容器14の開口部に蓋体15を被せ、蓋体15を内部容器14と嵌合させた。外部容器13と内部容器14の間の空間(加圧剤収容室Sp)に加圧剤Pとして窒素を充填し、蓋体15を超音波溶着にて外部容器13と内部容器14に溶着して密封し、発泡性吐出製品11aを製造した。なお、加圧剤収容室Sp内の窒素はその一部が経時的に内部容器14を透過して原液収容室Sc内の原液Cに溶解して平衡状態となった。そのときの加圧容器11内の圧力は、0.5MPa(25℃)であった。なお、外部容器13、内部容器14、蓋体15は、ポリエチレンテレフタレート製のものを用いた。
図3Bに示すように発泡性吐出製品11aにバルブ21を備えた吐出部材12を取り付けて蓋体15の閉鎖部(被開封部)15dを開封し、操作部材23を押し下げるとクリーム状の吐出物が吐出され、その後、ゆっくりと発泡した。また、この発泡性吐出製品11aを40℃の恒温室内に3ヵ月間保存し、発泡した吐出物の臭いを比較したが、変臭していなかった。
<原液1>
精製水 52.1
POE(2)セチルエーテル(*1) 1.0
コカミドDEA(*2) 4.5
パルミチン酸(*3) 6.0
ミリスチン酸(*4) 1.0
グリセリン(*5) 9.0
ソルビトール(*6) 4.5
メチルパラベン(*7) 0.1
トリエタノールアミン 3.8
流動パラフィン(*8) 3.0
トランス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(*9)15.0
合計 100.0(質量%)
*1:NIKKOL BC−2(商品名)、日光ケミカルズ(株)製
*2:アミゾール CDE(商品名)、川研ファインケミカル(株)製
*3:ルナックP−95(商品名)、花王(株)製
*4:ルナックMY−98(商品名)、花王(株)製
*5:濃グリセリン(商品名)、花王(株)製
*6:ソルビトール花王(商品名)、花王(株)製
*7:メッキンスM(商品名)、上野製薬(株)製
*8:ハイコールK−350(商品名)、カネダ(株)製
*9:HFO−1233zd(E)、沸点19℃、ハネウェル製
(実施例2)
以下の処方(単位:質量%)に従って、原液2を調整した。図4Bに示す容器本体16に下記の原液2を充填し、容器本体16の開口部に蓋体15を被せた。容器本体16内に窒素を充填し、図5Bに示すように蓋体15を超音波溶着にて容器本体16に溶着して密封し、発泡性吐出製品11aを製造した。なお、容器本体16内の窒素はその一部が経時的に原液Cに溶解して平衡状態となった。そのとき加圧容器11内の圧力は、0.5MPa(25℃)であった。なお、容器本体16と蓋体15は、ポリエチレンテレフタレート製のものを用いた。
発泡性吐出製品11aにバルブ21を備えた吐出部材12を取り付けて蓋体15の閉鎖部(被開封部)15dを開封し、操作部材23を押し下げると泡状の吐出物が吐出された
。また、この発泡性吐出製品11aを40℃の恒温室内に3ヵ月間保存し、泡状の吐出物の臭いを比較したが、変臭していなかった。
<原液2>
精製水 65.8
ミリスチン酸(*4) 3.7
ステアリン酸(*10) 2.0
メチルパラベン 0.1
POE(2)セチルエーテル(*1) 1.0
ソルビトール(*6) 4.0
トリエタノールアミン 3.4
トランス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(*9)20.0
合計 100.0(質量%)
*10:精製ステアリン酸 550V(商品名)、花王(株)製
10 吐出装置
11 二重加圧容器、加圧容器
11a 発泡性吐出製品(吐出製品)
12 吐出部材
C 原液
P 加圧剤
13 外部容器
13a 底部
13a1 接地面
13a2 ドーム部
13b 胴部
13c 肩部
13d 首部
13d1 サポート部
13e 雄ねじ
13f 首部の上端面
13g 環状突起
14 内部容器
Sc 原液収容室
Sp 加圧剤収容室
Gp 気相部
14a 底部
14a1 くぼみ部
14a2 ドーム部
14b 胴部
14c 肩部
14d 首部
14d1 円筒状の上部
14d2 テーパ部
14d3 円筒部
14e 上端面
14f フランジ
14g 環状突起
14h 横溝
14i 縦溝
15 蓋体
15a 封止部
15a1 嵌合筒部
15a2 封止部の上部
15a3 封止部の下部
15a4 下端
15a6 連結部
15a7 下端近辺の外周面
15b フランジ
15c 底部
15d 閉鎖部(被開封部)
15d1 受圧部
15f 薄肉部(破断部)
15h 切り欠き
15n 凹溝
16 容器本体
17 環状円板部
17a 外筒部
18 バルブホルダ
18a バルブ保持部
18b ラバー押さえ
18c フランジ
18d (ステムを通す)孔
20 キャップ(装着部)
20a 上底
20b 開口
21 バルブ
22 ステム
23 操作部材
24 ハウジング
24a (ハウジングの)下面
24b (ハウジングの)底板
24c 縦孔
25 バネ
26 ステムラバー
27 開封部
27a (開封部の)底面
27d 補強板
28 シール部材

Claims (4)

  1. 合成樹脂製の容器本体と、容器本体に溶着可能でありバルブがない合成樹脂製の蓋体とからなる加圧容器に、原液と加圧剤が充填された吐出製品であって、
    前記原液が、水、界面活性剤、発泡溶剤を含有しており、
    前記発泡溶剤の沸点が5〜40℃である、
    発泡性吐出製品。
  2. 前記発泡溶剤が、ハイドロフルオロオレフィンである、請求項1記載の発泡性吐出製品。
  3. 前記発泡溶剤の含有量が、原液中1〜30質量%である、請求項1または2記載の発泡性吐出製品。
  4. 前記容器本体が、外部容器と、その内部に収容されるガス透過性を有する内部容器とからなり、
    外部容器と内部容器の間の空間に加圧剤が充填されており、
    内部容器内に原液が充填されている、請求項1〜3いずれかに記載の発泡性吐出製品。
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