JP2006122319A - 空間用エアゾール製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】有効成分の効果が長時間維持される空間用エアゾール製品を提供すること。
【解決手段】1気圧下での沸点が40〜270℃である有効成分0.1〜20重量%と、沸点が−50〜40℃である液化ガス80〜99.9重量%とを含有するエアゾール組成物を、エアゾール組成物の気体のみを噴射可能なエアゾール容器に充填した空間用エアゾール製品。
【選択図】図2

Description

本発明はエアゾール組成物の気体のみを噴射する空間用エアゾール製品に関する。さらに詳しくは、香料、消臭成分、殺虫成分、害虫忌避成分などの沸点が特定の範囲にある揮発性を有する有効成分と、特定の沸点を有する液化ガスとを含むエアゾール組成物の気体(ベーパー)を空間に噴射する空間用エアゾール製品であって、噴射した空間で有効成分が長時間拡散し、効果が持続する空間用エアゾール製品に関するものである。
従来の空間に噴射するエアゾール製品は、有効成分、溶剤、液化ガスなどの配合成分が均一に溶解しているエアゾール組成物の液体または液体と気体の混合物を霧状に噴射していた。液体の液化ガスが大気中に噴射されると瞬時に気化して容積が膨張し、それに伴い有効成分を含む溶剤(原液)が微細化されて拡散する。エアゾール組成物を噴射した付近では、噴射された粒子(以下、噴射粒子)が高濃度で拡散しており効果が得られやすいが、噴射粒子は溶剤を含んでいるため落下が速く、効果が持続しない。さらに、液化ガス量を多くして噴射粒子を細かくすると空間での拡散性は良くなるが、使用者あるいは周囲の人が噴射粒子を吸引し易くなり、健康上好ましくない。
一方、有効成分の効果を持続させるために、特許文献1のように、有効成分の溶剤としてイソペンタンなどの低沸点溶剤を用い、高濃度で微量に噴射する微量噴射エアゾール組成物が開示されている。該エアゾール組成物の場合、低沸点の溶剤を使用することにより有効成分が空気中に滞留しやすくなり効果が長く持続することが記載されているが、エアゾール装置については具体的な記載はなく、従来のエアゾール製品と同じくエアゾール組成物の液体を微量噴射するものである。微量噴射するエアゾール装置として、たとえば特許文献2に記載されているような、液体のエアゾール組成物を噴射するものがあり、該エアゾール装置は液体のエアゾール組成物で流量を抑制するため、流量のバラツキが大きく、さらに、わずかでもホコリやゴミがエアゾール組成物中あるいはエアゾール装置内に混入していると流量調整部材で詰まりやすく、噴射量が低下する、さらには噴射できなくなることが本発明者の検討によりわかった。
特開2002−3302号 特開2001−286253号
本発明は、有効成分の効果が長時間維持される空間用エアゾール製品を提供することを課題としている。
本発明者は、特定範囲の沸点を有する有効成分と、特定範囲の沸点を有する液化ガスとを特定の比率で含むエアゾール組成物をエアゾール容器に充填することにより、エアゾール容器内部の気相部は有効成分の気体と液化ガスの気体とが混在し、該混在している気体のみを大気中に噴射すると有効成分の効果が得られやすく、かつ持続することがわかり、本発明を完成するに至った。
本発明の空間用エアゾール製品は、1気圧下での沸点が40〜270℃である有効成分0.1〜20重量%と、沸点が−50〜40℃である液化ガス80〜99.9重量%とを含有するエアゾール組成物を、エアゾール組成物の気体のみを噴射可能なエアゾール容器に充填したことを特徴としている。
噴射した空間で有効成分が長時間拡散し、効果が持続するエアゾール製品が提供され得る。また少ない噴射量で継続して噴射する場合でも、ホコリなどのゴミによる噴射量の減少や停止の心配がなく、安定して噴射するエアゾール製品が提供される。
本発明の空間用エアゾール製品は、前記したように、特定の沸点を有する有効成分0.1〜20重量%と、特定の沸点を有する液化ガス80〜99.9重量%とを含有するエアゾール組成物を、エアゾール組成物の気体のみを噴射可能なエアゾール容器に充填したことを特徴としている。
前記有効成分は、エアゾール容器内では大部分が液相(液化ガス)中に溶解しているが、一部が気体で気相部に存在し、液化ガスの気体と共に外部に噴射されて効果を発揮する。前記有効成分は、1気圧における沸点が40〜270℃、好ましくは50〜260℃であるものがあげられる。沸点が40℃よりも低い場合はエアゾール組成物の充填途中で揮発しやすく、均一なエアゾール組成物の調整が困難になる。一方、沸点が270℃よりも高い場合は、エアゾール容器の気相中に含まれる有効成分濃度が低くなり効果が得られにくい。さらには、液化ガスを全量噴射しても有効成分のみがエアゾール容器内で残留しやすい傾向がある。なお、有効成分が、たとえば香料のように、複数の成分からなる混合物である場合は、前記特定範囲の沸点を有する成分を有効成分中40重量%以上、さらには50重量%以上含有することが好ましく、特に混合物中の成分のうち前記特定範囲の沸点を有する成分をエアゾール組成物中0.1〜20重量%含有することが好ましい。
前記有効成分としては、たとえば、リモネン(178℃)、α−ピネン(155℃)、β−ピネン(164℃)、δ−ピネン(157℃)、カンフェン(160℃)、サビネン(156℃)、α−テルピネン(180℃)、β−テルピネン(173℃、γ−テルピネン(183℃)などの炭化水素系香料;n−ヘプチルアルコール(176℃)、n−オクチルアルコール(195℃)、n−ノニルアルコール(213℃)、ベンジルアルコール(205.5℃)、2−メチル−1−ヘキサノール(168℃)、3−メチル−1−ヘキサノール(173℃)、シトロネロール(225℃)、ゲラニオール(230℃)、リナロール(197℃)、L−メントール(212℃)、メチル−n−ブチルカルビノール(136℃)、メチルエチルイソプロピルカルビノール(138℃)、メチルヘキシルカルビノール(180℃)、メチルフェニルカルビノール(202℃)、エチルフェニルカルビノール(217℃)、メチルベンジルカルビノール(219℃)、フェニルエチルアルコール(218℃)、γ−フェニルプロピルアルコール(235℃)、α−テレピネオール(214℃)、ジヒドロミルセノール(194℃)などのアルコール系香料;イソブチルアセテート(116.3℃)、n−アミルアセテート(138℃)、イソアミルアセテート(142.1℃)、n−ヘキシルアセテート(170℃)、n−オクチルアセテート(210℃)、n−デシルアセテート(187℃)、ベンジルアセテート(216℃)、β−フェニルエチルアセテート(232℃)、ゲラニルアセテート(242℃)、ボルニルアセテート(225℃)、l−メンチルアセテート(227℃)、リナリルアセテート(220℃)、n−アミルプロピネート(149℃)、イソアミルプロピネート(160℃)、リナリルプロピネート(212℃)、ベンジルプロピネート(220℃)、エチルブチレート(120℃)、イソプロピルブチレート(128℃)、n−ヘキシルブチレート(205℃)、ベンジルブチレート(242℃)、エチルイソブチレート(112℃)、イソプロピルイソブチレート(121℃)、n−ブチルイソブチレート(154℃)、イソアミルイソブチレート(169℃)、ベンジルイソブチレート(228℃)、エチルバレレート(144.6℃)、n−ブチルバレレート(186.5℃)、イソアミルバレレート(187.5℃)、n−ヘプチルバレレート(243.6℃)、ベンジルバレレート(220℃)、エチルイソバレレート(134.4℃)、n−プロピルバレレート(143℃)、イソアミルイソバレレート(190.4℃)、メチルベンゾエート(198.6℃)、エチルベンゾエート(212.9℃)、イソブチルフェニルアセテート(247℃)、メチルサリシレート(224℃)などのエステル系香料;n−オクチルアルデヒド(171℃)、n−ノニルアルデヒド(185℃)、n−デシルアルデヒド(208℃)、シトロネラール(203℃)、シトラール(228℃)、フェニルアセトアルデヒド(193℃)、サリシリックアルデヒド(197℃)などのアルデヒド系香料;エチルイソアミルケトン(164℃)、メチルヘプテノン(173℃)、アセトフェノン(202℃)、ベンザルアセトン(260℃)、o−アミノアセトフェノン(252℃)、カンフル(209℃)、メントン(210℃)、メチル−n−アミルケトン(151℃)カルボン(dl体230℃、l体230℃)などのケトン系香料;ゲラニルメチルエーテル(208℃)、1,8−シネオール(174.4℃)、1,4−シネオール(172℃)、エチルベンジルエーテル(185℃)、エストラゴール(213℃)などのエーテル系香料;p−クレジルエチルエーテル(199℃)、アネトール(233℃)、オイゲノール(254℃)などのフェノール系香料;などの単体香料および該単体香料を用いて調合した調合香料などの合成香料、オレンジ油(たとえばカリフォルニア産の場合、d−リモネンを約90%含有)、グレープフルーツ油(たとえばアルゼンチン産の場合、d−リモネンを93.7%含有)、アニス油(アニトールを80〜90%含有)、ペパーミント油(たとえばコンゴ産の場合、l−メントール46%、メンチルアセテート23.6%、l−メントン18.8%含有)、スペアミント油(たとえばアメリカ産の場合、カルボン40.4%、リモネン16.4%含有)、ローズ油(たとえばインド産の場合、フェニルエチルアルコール20.8%、ステアロプテン20.3%、シトロネロール18.3%、ゲラニオール10.9%含有)、ラベンダー油(たとえばフランス産の場合、リナロール47〜61%、α−テルピネオール6.2〜9.5%、リナリルアセテート5〜17%含有)、レモン油(たとえばイタリア産の精油の場合、リモネン70.4%、β−ピネン13.6%、γ−テルピネン9.8%含有)、レモンユーカリ(たとえば中国産の場合、シトロネラール77.4%含有)、カユプテ(たとえばベトナム産の場合、1,8−シネオール70.8%、リモネン7.4%、α−ピネン5.1%含有)、クラリセージ(たとえばフランス産の場合、リナリルアセテート76%、リナロール7%含有)、コリアンダー(たとえばフランス産の場合、リナロール65.7%、γ−テルピネン9.2%含有)などの天然植物性香料などの各種香料、メチルベンゾエート(198.6℃)、ベンジルアセテート(216℃)などの消臭成分、チモール(233℃)、カルバクロール(237.5℃)、フェノキシエタノール(245.3℃)などの殺菌・防腐成分、ナフタレン(217.9℃)、カンフル(209℃)などの防虫成分、l−メントール(212℃)、カンフル(209℃)などの清涼化成分などがあげられる。
前記有効成分の配合量は、エアゾール組成中0.1〜20重量%、さらには0.5〜15重量%、特に1〜10重量%であることが好ましい。有効成分の配合量が0.1重量%未満の場合は、エアゾール容器内の気相部での有効成分濃度が低くなりやすく、有効成分の効果が得られにくい傾向がある。一方、配合量が20重量%を越えると有効成分の沸点(揮発性)によっては液化ガスを全量噴射した後、有効成分のみがエアゾール容器内に残留しやすくなる傾向がある。
なお、前記有効成分は、揮発性溶剤に溶解して配合することもできる。前記揮発性溶剤としては、1気圧において沸点が40〜200℃、好ましくは50〜100℃であるものがあげられる。前記揮発性溶剤の沸点が40℃よりも低い場合は、有効成分を溶剤に溶解している間に溶剤が揮発するため調製が難しい。一方200℃よりも高い場合は、溶剤の配合量によっては液化ガスを全量噴射した後に溶剤が残留しやすくなる。
前記揮発性溶剤としては、たとえば、エタノール(78.3℃)、ノルマルプロパノール(97.2℃)、イソプロパノール(82.3℃)などの低級アルコール;シクロペンテン(44℃)、ノルマルヘキサン(68.7℃)、イソヘキサン(60℃)、シクロヘキセン(83℃)、ノルマルヘプタン(98.4℃)、軽質イソパラフィンなどの炭化水素;オクタメチルトリシロキサン(150℃)、デカメチルテトラシロキサン(190℃)、オクタメチルシクロテトラシロキサン(172℃)などの揮発性シリコーン;メチルパーフルオロブチルエーテル(61℃)、エチルパーフルオロブチルエーテル(76℃)などのハイドロフルオロエーテル;などがあげられる。
前記揮発性溶剤を配合する場合、前記有効成分との合計量がエアゾール組成物中20重量%未満であることが好ましく、さらには15重量%未満であることが好ましい。前記揮発性溶剤の配合量が20重量%を越えると、エアゾール容器内の気相部での有効成分濃度が低くなりやすく、有効成分の効果が得られにくい傾向がある。また、液化ガスを全量噴射した後に溶剤が残留しやすくなる。
前記液化ガスは、エアゾール容器内では液体および気体の両方の状態で存在し、液体は有効成分の溶剤として、気体は気相部中に存在する有効成分を外部に放出するためのキャリヤーとして作用する。前記液化ガスは、1気圧での沸点が−50〜40℃、好ましくは−45〜30℃である。液化ガスの沸点が−50℃よりも低い場合は、エアゾール容器内部での蒸気圧が高くなりすぎ、温度によってはエアゾール容器の耐圧強度を超える恐れがある。また、噴射直後の拡散が速く、噴射後すぐに効果が得られるが、効果が持続しにくい傾向がある。一方、液化ガスの沸点が40℃を越えると噴射後の拡散が遅く、効果が得られるまで時間がかかる。
前記液化ガスとしては、たとえば、プロパン(−42.1℃)、ノルマルブタン(−0.5℃)、イソブタン(−11.7℃)、ノルマルペンタン(36.1℃)、イソペンタン(27.9℃)などの炭素数が3〜5個の炭化水素、ジメチルエーテル(−24.9℃)などのエーテル、およびこれらの混合物などがあげられる。
前記液化ガスの配合量は、エアゾール組成物中80〜99.9重量%であり、好ましくは85〜99.5重量%、特に90〜99重量%である。配合量が80重量%より少なくなると、エアゾール組成物が全量噴射できなくなり、エアゾール容器内に有効成分や溶剤が残留しやすくなる。一方、99.9重量%を越えると有効成分の効果が充分に得られる量を配合できなくなる。なお、前記液化ガス中にノルマルペンタン、イソペンタンなどの炭素数が5個の炭化水素を配合した場合は、噴射量が抑制されて有効成分の持続時間が長くなる傾向がある。
本発明に用いられるエアゾール組成物は、エアゾール容器内に有効成分と液化ガス、必要により揮発性溶剤を充填し、有効成分を液化ガスに溶解させることにより調製することができる。得られたエアゾール組成物は、20℃での蒸気圧が0.1〜0.7MPa、さらには0.15〜0.6MPaであることが好ましい。蒸気圧が0.1MPaよりも小さい場合は噴射力が弱く拡散性が悪い。一方、蒸気圧が0.7MPaを超えると高温時の蒸気圧がエアゾール容器の耐圧強度を越える恐れがあり安全上好ましくない。
本発明のエアゾール製品は、有効成分がエアゾール容器内の気相部において特定濃度で存在しており、該エアゾール組成物の気相のみを噴射すると空間で適度に拡散し効果が長時間持続する。なお、前記エアゾール組成物(気相のみ)を噴射するときの単位時間当たりの噴射量(25℃)は、噴射後短時間で有効成分の効果を得たい場合には0.01〜1.0g/秒、さらには0.05〜0.8g/秒であることが好ましい。噴射量が0.01g/秒よりも小さい場合は、噴射してから効果が得られるまでに時間がかかる。一方、噴射量が1.0g/秒を越えるとエアゾール容器内で液化ガスの揮発量が多くなり、エアゾール組成物が自己冷却されて圧力が低下し噴射量が小さくなるなど、安定した噴射量で噴射できなくなる。また、エアゾール容器内に充填されているエアゾール組成物を少ない噴射量で全量噴射する全量噴射型エアゾール製品のように、長時間噴射を継続し有効成分の効果を持続させたい場合には0.1〜10g/時間、さらには0.5〜5g/時間に調整することが好ましい。
前記エアゾール組成物の噴射量は、エアゾール製品の用途や使用方法などに応じて、後述するエアゾールバルブの孔径(断面積)、噴射部材の噴射孔径(断面積)や噴射通路の長さ、流量調整部材、液化ガスの蒸気圧などを適宜選択し調整することができる。たとえば、図1および2を参照すると、本実施の形態にかかわるエアゾール装置は、容器本体14および容器本体14の開口部20に固着されるエアゾールバルブ15とからなるエアゾール容器と、エアゾールバルブ15に装着される噴射部材11とからなる。
図2に示す容器本体14は、ブリキや錫−ニッケル系鋼などの金属板を円筒状にして胴部14aを形成し、胴部14aに目金蓋14cと底蓋14bを2重巻き締めにより接合した3ピース缶である。なお、容器本体14は特に限定されず、たとえば、アルミニウムやブリキをインパクト成型や絞り・しごき成形などにより有底筒状に成形したモノブロック缶、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂をブロー成形などにより有底筒状に成形した合成樹脂容器、合成樹脂などで内面または外面を被覆した耐圧ガラスなど、所定の耐圧(1.3MPaで変形しないこと、および、1.5MPaで破裂しないこと)を有するものを用いることができる。
エアゾールバルブ10は、たとえば、容器本体14の開口部20のビード21にクリンプにより固着されるマウンティングカップ23と、マウンティングカップ23の中央部に保持されるハウジング24と、ハウジング24内に収容される弁Vと、ハウジング24の下部に装着されるディップチューブ16とからなる。弁Vは、外部と連通する連通孔(ステム孔)12aを有するステム12と、連通孔12aを塞ぎシールするステムラバー27と、ステム12の下部に設けられるスプリング25とからなり、バルブV未作動時は、スプリング25によりステム12とステムラバー27が上方に付勢されて、連通孔(ステム孔)12aはステムラバー27によりシールされている。
また噴射部材11は、エアゾールバルブ15のステム12に装着されるステム装着部11dと、エアゾール組成物の気体を外部に噴射するための噴射孔11aと、ステム装着部11dと噴射孔11aとを連通する通路11cを備えている。
噴射後短時間で有効成分の効果を得たい場合は、前記エアゾールバルブ10としては、ステム孔12aの断面積が0.03〜0.3mm2、ハウジング24への導入孔26(下孔および/または横穴)の断面積が0.03〜4mm2、さらには0.05〜3mm2であることが好ましい。また、長時間効果を持続させたい場合は、ディップチューブ16の先端孔16a(エアゾール組成物の導入孔)からディップチューブ16内の通路、ハウジング24への導入孔26、ステム孔12aに至るバルブ通路の少なくとも1箇所の孔の断面積が0.001〜0.02mm2、さらには0.005〜0.015mm2であることが好ましい。また、図3eに示すような断面形状の通路Pを有する流量抑制部材40を用いても良く、その場合は、通路Pを流れる気体との接触面積が大きいため流量抑制効果が高く所望の噴射量に調整しやすい。なお通路の断面形状は特に限定されず、図3fのように細孔を複数個設けてもよい。
また、流量抑制部材40として図3gに示すように、たとえば7本の芯材6を撚り合わせて流量抵抗体9を形成し、その流量抵抗体9の外径と実質的に同じ内径をもつチューブ本体7内に挿入した流量抑制部材41を用いることができる。該流量抑制部材41は芯材6間の隙間および流量抵抗体9とチューブ本体7との隙間がエアゾール組成物の通路4となり、芯材の数や太さを選択することにより所望の流量(噴射量)に調整することができる。
さらに、図3hに示すように、芯材6の外周にコイル8を密着巻きした流量抵抗体9を形成し、該流量抵抗体9をその外径と実質的に同じ内径を有するチューブ本体内7に挿入した流量抑制部材42を用いることもできる。該流量抑制部材42は、コイル8とチューブ本体7内の隙間がエアゾール組成物の通路4となり、コイルの巻数や太さなどを選択することにより所望の流量(噴射量)に調整することができる。さらに、このような流量抑制部材の他に、樹脂焼結体(ポリエチレンやポリプロピレン、エチレンビニルアセテート、メチルメタアクリレート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリサルホンなどの樹脂を金型内で加圧、賦形した後、融点以下あるいは部分溶解する温度で加熱することにより成形した網目構造の合成樹脂多孔質体)をディップチューブ16内やハウジング下部のディップチューブ装着部の内部、ステム上部の内通路などに挿入しても良い。
本発明のエアゾール製品は、たとえば下記の手順により製造することができる。
a)容器本体に有効成分、必要により揮発性溶剤を充填する。
b)液化ガスを容器本体に充填する。
c)エアゾールバルブを容器本体の開口部に固着する。
d)エアゾールバルブに噴射部材を装着する。
なお、予め有効成分、必要により揮発性溶剤を液化ガスに配合してエアゾール組成物を調製しておき、エアゾールバルブを固着したエアゾール容器に充填しても良い。
実施の形態1
図2に示すエアゾール製品は、容器本体を把持して使用する空間用エアゾール製品である。該エアゾール製品(図2)は、たとえば、容器本体14の胴部14aを把持し、人差し指で噴射部材11の天面を押し下げることにより、連通孔(ステム孔)12a(図1参照)が開放されてエアゾール容器内部と外部とが連通する。このとき、エアゾール容器内のエアゾール組成物の気体38がディップチューブ16の開口部16aからハウジング24内に導入され、連通孔12a、噴射部材11の通路11cを経て、噴射孔11aから外部に噴射される。なお、図2に示すエアゾール装置の場合は、ディップチューブ16の下端にある開口部16aがエアゾール容器の長軸方向の中心付近(エアゾール容器高さの40〜60%)に位置しており、さらにエアゾール容器内に充填されているエアゾール組成物(液体)37は容器満注量の40〜60容量%であり、ディップチューブ16の開口部16aはエアゾール容器の気相部に開口している。如上のとおりに構成することにより、噴射する際にエアゾール容器が傾いても、さらには倒立状態で使用しても、ディップチューブ16の開口部16aは常にエアゾール容器内の気相部に開口し、エアゾール組成物の液体37が噴射されることがない。
該実施の形態では、エアゾール製品を手で持って噴射操作できるため、用時に、また所望の箇所で使用することができ、たとえば室内用芳香剤、消臭剤などに好適に用いることができる。また該形態の場合、噴射後短時間で有効成分の効果が得られるものが好ましく、エアゾール組成物の気体を噴射する噴射量を0.01〜1.0g/秒、さらには0.05〜0.8g/秒に調整することが好ましい。
実施の形態2
図3aに示すエアゾール製品は、床などの固定面に載置して使用するエアゾール製品である。
図3aに示す容器本体14は、開口部20を形成した胴部14aに底蓋14bを2重巻き締めにより接合した2ピース缶である。なお、該容器本体14は、胴部14aの直径が高さよりも大きい扁平な形状(たとえば直径が80mm以上、高さが直径の0.9倍以下)を有しており、容器本体を手でもって操作しにくいが、床などの固定面に載置して使用するのに適している。この形状の容器本体を用いることにより、エアゾール容器が傾けられたり、あるいは倒立の状態で使用されることを防止できる。
エアゾールバルブ15は、ディップチューブを備えて無く、ハウジング24(図1参照)の下端にチューブ状の流量調整部材40を挿入したアダプター15a(図3d参照)を装着している。流量調整部材40はエアゾール組成物の気体の流速を抑制できるものであれば、通路Pの断面積や形状は特に限定されないが、たとえば、前述の図3e、3f、3g、3hに示すものを用いることができる。なお、エアゾール組成物の気体の噴射量は、流量調整部材40の通路Pの長さと断面積により調製することができる。アダプター15aは流量調整部材40をエアゾールバルブ15に取り付けやすくする補助部材である。なお、流量調整部材40として、前記チューブ状の流量抑制部材40を用いずに樹脂焼結体をアダプター15aとして用いても良い。
噴射部材11は、ステム12に装着される押しボタン11bと、エアゾール容器の頭部に装着される肩カバー11Rとからなる。押しボタン11bは、天面にすり鉢状の凹部を有し、その底部に噴射孔11aが形成され、凹部および噴射孔11aを覆うようにドーム状の拡散部35が設けられている。該拡散部35は濾紙などの通気性を有するもので形成されている。また押しボタン11bの側面には突起11pが形成されている。肩カバー11Rの内周壁には、図3cに示すように、上下方向に延びる縦溝Gvと、縦溝Gvの底部に左右方向に延びるロック溝Ghが形成されている。
図3aに示すエアゾール製品は、図2で示したエアゾール製品と同様に製造することができる。該エアゾール製品を使用する際には、エアゾール製品を床に置き、先ず、図3bに示すように、押しボタン11bの突起11pが肩カバー11Rの縦溝Gvの上方に位置するように押しボタン11bの向きを調整する。このとき、押しボタン11bは下方に移動可能となる。なお、押しボタン11bの突起11pが縦溝Gvの上方にないときは、押しボタン11bを押し下げても突起11pが肩カバーの天面と当接するため、押しボタン11bを噴射操作できない。次いで、押しボタン11bを押し下げると押しボタン11bが下方に移動してエアゾールバルブ15(図1参照)が開放され、エアゾール組成物の気体38が噴射される。さらに噴射を継続させたい場合は、押しボタン11bを押し下げた状態で右あるいは左方向に回転すると、押しボタン11bの突起11pはロック溝Gh側に移動し、押し下げている指を離してもこの位置で固定される。噴射を解除したい場合は、押しボタン11bを逆の方向に回すと突起11pが縦溝Gv側に移動し、元の位置に戻り噴射が停止する。
この実施の形態では、容器本体が扁平な形状をしていることから正立状態で床などに置いて使用され、かつ、エアゾールバルブがハウジングに流量調整部材を装着し、流量調整部材の下端開口部40aがエアゾール容器の上部にあるため、開口部40aは常にエアゾール容器内の気相部に開口している。エアゾールバルブ15(図1参照)を開放すると、エアゾール組成物の気体38がハウジング24(図1参照)下部の流量調整部材40(図3a参照)の下端開口部40aから流量調整部材内の通路Pを通過してハウジング24(図1参照)内部に導入され、ステム孔12a(図1参照)、押しボタン11bの通路11cを経て噴射孔11aから外部に噴射される。エアゾール組成物の気体38が流量調整部材40を通過するときに所望の流速(噴射量)に制御される。なお、エアゾール容器内にホコリなどのゴミが混入していてもゴミはエアゾール組成物の液体37中に沈降、分散あるいは浮遊しており、エアゾール組成物の気体38とともに流量調整部材内に導入されることがないため、通路の断面積が減少することがなく、安定した噴射量で噴射できる。また、噴射孔11aから噴射された気体は押しボタン11bの拡散部35を通過するが、このとき、有効成分が吸着あるいは含浸、付着し、効果がより持続する。
該実施の形態では、床などの固定面に載置して使用できるため、たとえば、室内の芳香剤、消臭剤、殺虫剤などに好適に用いることができる。さらに、継続して微量噴射できることから、前記用途以外にも、玄関や窓の外にエアゾール製品を載置しておき、外部から蚊やハエ、アブ、蛾、ハチなどの飛翔害虫や、ゴキブリやムカデ、ナメグジなどの害虫の侵入を防止することもできる。なお、前記微量噴射する場合の噴射量は流量調整部材などを用いて0.1〜10g/時間、さらには0.5〜5g/時間に調整することが好ましい。
実施の形態3
図4に示すエアゾール製品は壁などの固定面に掛けて使用するエアゾール製品であり、壁などの固定面Wに保持するためのホルダーHに収容されている。容器本体は、図1の容器本体と同様に3ピース缶が用いられている。
エアゾールバルブ15(図1および4参照)は、ハウジング24の下端に可撓性のディップチューブ16を装着しており、該ディップチューブ16の先端には、液化ガスに浮くことができる浮きFが装着されている。該浮きFは、液化ガスの比重よりも軽い材質で形成され、浮きFの頭部には開口部Faが、側面にはディップチューブ16を装着するための装着部Fbが形成されている。前記浮きFの頭部の開口部Faと側面の装着部Fbとは連通しており、装着部Fbにディップチューブ16の先端を装着することにより、ハウジング24(図1参照)内部はエアゾール容器の気相部と常に連通する。なお、エアゾール製品が保持される傾きに関係なく安定した方向で浮くことができるように、浮きFの底部に重りを挿入している。
噴射部材11は、図3aに示すエアゾール製品と同様に、ステム12に装着される押しボタン11bと、容器本体の巻き締め部21に装着される肩カバー11Rとからなる。押しボタン11bは、中央に噴射孔11aが、下部側面に突起11pが設けられている。肩カバーは、容器本体の巻き締め部に装着可能な外周壁11Rと、押しボタンの外周面に外挿する内周壁11sとを有する。内周壁11sの下端の一部には切り欠きが形成されており、使用していないときは押しボタンの突起が内周壁の切り欠きに位置する。
該エアゾール製品を使用する際には、押しボタンを押し下げるとエアゾールバルブが開放されて、エアゾール組成物の気体38が浮き頭部の開口部Faから装着部Fb、ディップチューブ16からハウジング24内部に導入され、さらにステム孔12a、押しボタン11bの通路11cを経て噴射孔11aから外部に噴射される。噴射を継続したいときは、図3aのエアゾール製品と同様に押しボタン11bを回すと押しボタン11bの突起11pが肩カバー11Rの内周壁11s下端と当接し、噴射状態が維持される。なお、この実施の形態では、押しボタン11bの突起11pおよび肩カバー11Rの切り欠きのある位置が外部からわかるように、天面に印を設けることが好ましい。
また、図3aのエアゾール製品と同様に、エアゾールバルブ15に流量抑制部材を設けて、継続的に微量噴射することもできる。
該実施の形態についても、壁などの固定面に掛けて使用できるため、たとえば、トイレやリビングなどの室内用芳香剤、消臭剤、殺虫剤などに好適に用いることができる。さらに、継続して微量噴射できることから、前記用途以外にも、害虫の侵入を防止する忌避剤として使用することもできる。
実施例1
図1に示すエアゾール容器(満注量430ml)を用い、該エアゾール容器に有効成分として香料(*1)3g、液化ガスとして液化石油ガス(*2)97gを充填し、空間用エアゾール製品(室内用芳香剤)を得た。エアゾール組成物の充填率は40容量%である。
なおエアゾールバルブは、下記の条件のものを用いた。
ステム :ステム孔φ0.5(0.2mm2
ハウジング :下孔φ1.5(1.77mm2)、横穴なし
ディップチューブ:チューブ先端の開口部がエアゾール容器の中心部(エアゾール容器高
さの50%)で開口する長さ
*1:Orange oil(沸点173℃、リモネンを主成分とする精油)
*2:ノルマルブタン、イソブタン、プロパンの混合物
20℃での蒸気圧が0.49MPa
実施例2
液化ガスとして液化石油ガス(*2)の代わりに液化石油ガス(*3)を用いた以外は実施例1と同様にして空間用エアゾール製品を得た。
*3:ノルマルブタン、イソブタン、プロパンの混合物
20℃での蒸気圧が0.25MPa
実施例3
液化ガスとして液化石油ガス(*2)の代わりにイソペンタン19.4g、液化石油ガス(*3)77.6gを用いた以外は実施例1と同様にして空間用エアゾール製品を得た。
実施例4
有効成分として香料(*1)の代わりに香料(*4)を用いた以外は実施例1と同様にして空間用エアゾール製品を得た。
*4:ジヒドロミルセノール(沸点194℃)
実施例5
有効成分として香料(*1)の代わりに香料(*5)を用いた以外は実施例1と同様にして空間用エアゾール製品を得た。
*5:ベンジルアセテート(沸点216℃)
実施例6
有効成分として香料(*1)の代わりに香料(*6)を用いた以外は実施例1と同様にして空間用エアゾール製品を得た。
*6:Rosemary oil(沸点176℃)
実施例7
有効成分として香料(*1)の代わりに香料(*7)を用いた以外は実施例1と同様にして空間用エアゾール製品を得た。
*7:Clove oil(沸点251℃、オイゲノールを主成分とする精油)
比較例1
有効成分として香料(*1)の代わりに香料(*8)を用いた以外は実施例1と同様にして空間用エアゾール製品を得た。
*8:Sandalwood oil(沸点276℃、α−サンタロールを主成分とする精油)
比較例2
実施例1のエアゾール組成物を、エアゾール組成物の液体と気体とを噴射できるエアゾール装置に充填し空間用エアゾール製品を得た。
なおエアゾールバルブは、下記の条件のものを用いた。
ステム :ステム孔φ0.5(0.20mm2
ハウジング :下孔φ1.5(1.77mm2)、横穴φ0.3(0.07mm2
ディップチューブ:チューブ先端の開口部がエアゾール容器の底部付近で開口する長さ
比較例3
有効成分として香料(*1)30g、液化ガスとして液化石油ガス(*2)70gを充填し用いた以外は実施例1と同様にして空間用エアゾール製品を得た。
試験評価
得られたエアゾール製品を25℃に調整した恒温水槽中に1時間保持し、下記の項目の試験を行った。結果を表1に示す。
a)1秒間当たりの噴射量
エアゾール製品を5秒間噴射して噴射量を測定し、1秒間当たりの噴射量を算出した。
b)官能評価
閉め切った室内(6畳)の中心部、高さ1.5mの位置でエアゾール製品を5秒間噴射し、中心部から2m離れた位置で臭いの評価を行った。
◎:非常に心地よい臭いを感じることができ、持続する。
○:心地よい臭いを感じることができ、持続する。
△:適度な臭いを感じることができたが、持続しない。
×:臭いが弱い、または感じない。
c)残量率
エアゾール組成物が噴射されなくなるまでエアゾールバルブを開放状態に維持し、エアゾール容器内に残留しているエアゾール組成物の重量を測定し、充填量に対する残量率を算出した。
○:2重量%未満
△:2〜5重量%
×:5重量%以上
Figure 2006122319
本発明のエアゾール装置の主要部を示す説明図である。 本発明の一実施の形態にかかわるエアゾール製品の説明図である。 本発明の他の実施の形態にかかわるエアゾール製品の説明図である。 図3aの要部説明図である。 図3aの要部説明図である。 図3aの要部説明図である。 図3aの要部説明図である。 図3aの要部説明図である。 図3aの要部説明図である。 図3aの要部説明図である。 本発明のさらに他の実施の形態にかかわるエアゾール製品の説明図である。
符号の説明
11 噴射部材
11a 噴射孔
11b 押しボタン
11c 通路
11p 突起
11R 肩カバー
12 ステム
12a ステム孔
14 容器本体
14a 胴部
14b 底蓋
14c 目金蓋
15 エアゾールバルブ
16 ディップチューブ
16a 開口部
20 開口部
21 ビード
23 マウンティングカップ
24 ハウジング
37 エアゾール組成物(液体)
38 エアゾール組成物(気体)
40 流量調整部材
Gv 縦溝
Gh ロック溝
F 浮き
H ホルダー
W 固定面

Claims (6)

  1. 1気圧下での沸点が40〜270℃である有効成分0.1〜20重量%と、
    沸点が−50〜40℃である液化ガス80〜99.9重量%とを含有するエアゾール組成物を、エアゾール組成物の気体のみを噴射可能なエアゾール装置に充填した空間用エアゾール製品。
  2. 前記有効成分が液化ガスに溶解した均一なエアゾール組成物である請求項1記載のエアゾール製品。
  3. エアゾール組成物の気体を噴射する噴射量が、0.01〜1.0g/秒である請求項1記載のエアゾール製品。
  4. エアゾール装置が、エアゾール組成物の気体の流速を制御する流量調整部材を備えており、エアゾール組成物の気体を噴射する噴射量が0.1〜10g/時間である請求項1記載のエアゾール製品。
  5. エアゾール装置が、エアゾールバルブを開放状態に維持できるロック機構を備えている請求項4記載のエアゾール製品。
  6. エアゾール装置が、常に、エアゾール容器内の気相部に開口し、
    エアゾール組成物の気体をエアゾールバルブ内に導入するための開口部を備えている請求項1記載のエアゾール装置。
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