JP4542794B2 - エアゾール容器 - Google Patents
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Description
特許文献2には、押しボタンから手を離した後、一定時間噴射し続ける噴射用押しボタンが開示されている。この噴射用押しボタンは内容物(エアゾール組成物)を滞留させる空間の容積と噴霧口の口径が特定されている。しかし、このものも特許文献1と同様に噴霧口の口径を小さくするなどして噴射量を少なくした場合、正常に噴射されているかを確認しがたく、さらに滞留空間内の内容物中の噴射剤のみが先に噴射され、原液が残留しやすい。
また、特許文献3には通常のエアゾール容器に可撓性のチューブと、そのチューブを収納することができる蓋体とを備えたものが開示されている。これにより、可撓性チューブの長さの範囲で遠隔操作を可能とするものである。
また、このようなエアゾール容器において、噴射操作後の微量噴射時間が3秒以上であるものが好ましい。
本発明のエアゾール製品は、本発明のエアゾール容器と、その耐圧容器内に充填されたエアゾール組成物とからなる。
さらに、前記液溜室が細長管であり、この細長管の全長が目視できるように配置されているため、細長管内全体を目視することができるため、前述の効果をより効果的に発揮する形態である。
このようなエアゾール容器において、噴射操作後の微量噴射時間が3秒以上である場合、噴射操作後少なくとも3秒間内容物の効果を継続させることができ、また細長管内での内容物の移動速度が目視で確認できる程度になる。
バルブ12は、耐圧容器11のビード部にクリンプして固定されるマウンティングカップ15と、そのマウンティングカップの中央に保持される筒状のハウジング16と、そのハウジング内に上下移動自在に収容されるステム孔を有するステム17と、そのステムを常時上向きに付勢するバネ(図示せず)と、前記ステム孔を塞ぐステムラバー(図示せず)と、前記ハウジングの下端から耐圧容器本体の底部に延びているディップチューブ18とからなる従来公知のものである。
噴射部材13は、ポリアミドやポリアセタールなどの合成樹脂製であり、前記バルブ12のステム17と係合するステム係合部20と、吐出孔21と、その吐出孔21とステム係合部20とを連通する噴射部材内通路22とを有する本体23と、その本体に連結され、透光性を有する細長管14とからなる。また、吐出孔21の吐出量(細長管が連結されていない状態、細長管への導入量)は0.1〜10g/s、好ましくは0.2〜7g/sであることが好ましい。
前記有効成分は、製品の用途(たとえば、消臭剤、芳香剤、清涼化剤、殺菌消毒剤、殺虫剤、害虫忌避剤などの家庭や車内などで使用する空間用製品)や目的などに応じて適宜選択して溶媒に配合される。前記有効成分としては、たとえば、ラウリル酸メタクリレート、安息香酸メチル、フェニル酢酸メチル、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、茶エキス、酸化銀などの消臭成分、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジン、感光素、パラクロルメタクレゾール、銀などの殺菌・防腐成分、メントール(l−メントール、dl−メントールなど)、カンフル(d−カンフル、dl−カンフル)などの清涼化成分、ハッカ油、ユーカリ油、オレンジ油、ローズマリー油などの精油成分、N、N−ジエチル−m−トルアミド(ディート)、カプリル酸ジエチルアミドなどの害虫忌避成分、フタルスリン、イミプロトリン、アレスリン、ペルメトリン、シスメスリン、プロパルスリン、レスメトリン、d−フェノトリン、テフルスリン、ベンフルスリン、ネオピナミンフォルテ、クリスロンフォルテなどの殺虫成分、サイネピリン、ピペロニルブトキサイト、オクタクロロジプロピルエーテルなどの殺虫効力増強成分、天然香料、合成香料などの香料などがあげられる。
前記原液は、有効成分や補助成分などを溶媒に溶解あるいは分散させることにより調製することができる。なお、原液としては、配合した成分が溶媒に溶解した均一系が好ましいが、後述する噴射剤に溶解してエアゾール組成物全体として均一系となるものであれば、原液は不均一系でも良い。また、溶媒を用いずに、有効成分のみを原液としても良い。
押しボタン32は、バルブのステムと係合するステム係合部36と、切替部材33と係合する吐出孔37と、そのステム係合部と吐出孔とを連通する押しボタン通路38とを有する。
この噴射部材は外枠を半透明な材質で構成するなど、全体的に半透明にすることが望ましい。
噴射部材51は、底部中心に設けられたバルブのステム17と係合するステム係合部53と、天部中心に設けられた吐出孔54と、そのステム係合部と吐出孔とを連通する噴射部材通路55とからなる。また、噴射部材51の上面にはその側縁に沿って形成される壁56が形成されている。
このエアゾール容器50は、噴射部材51あるいは細長管52を上から押圧することにより噴射操作を行うことができる。
噴射部材61は、底部中心に設けられたステム17と係合するステム係合部63と、下部側面に設けられた吐出孔64と、ステム係合部と吐出孔とを連結する噴射部材内通路65とからなる。また、底部側縁には押圧部66が設けられている。
11 耐圧容器
12 バルブ
13 噴射部材
14 細長管
15 マウンティングカップ
16 ハウジング
17 ステム
18 ディップチューブ
20 ステム係合部
21 吐出孔
22 噴射部材内通路
23 本体
25 リップ
26 噴射孔部材
27 噴射孔
30 噴射部材
31 外枠
32 押しボタン
33 切替部材
34 容器係合部
35 外周
36 ステム係合部
37 吐出孔
38 押しボタン内通路
39 基材
39a 基材内通路
40 ノズル
41 スイッチ
42 ノズル本体
43 通常噴射通路
43a 噴射孔
43b 噴射孔部材
44a 溝
44b スイッチ内上通路
44c スイッチ内下通路
45 ノズル係合部
46 噴射孔部材
47 噴射孔
49 天部
50 エアゾール容器
51 噴射部材
52 細長管
53 ステム係合部
54 吐出孔
55 噴射部材内通路
56 壁
57 噴射孔
58 一方の端部
59 他方の端部
60 エアゾール容器
61 噴射部材
62 細長管
63 ステム係合部
64 吐出孔
65 噴射部材内通路
66 押圧部
67 一方の端部
68 噴射孔
69 他方の端部
Claims (3)
- 耐圧容器と、その耐圧容器の開口部に取り付けられるバルブと、そのバルブに取り付けられる噴射部材とからなるエアゾール容器であって、
前記噴射部材が透光性を有する管状の液溜室と、
その液溜室に設けられる微量噴射用の噴射孔とを備えており、
前記液溜室が細長管であり、この細長管の全長が目視できるように配置されている、
噴射操作後に定量的に微量噴射するエアゾール容器。 - 噴射操作後の微量噴射時間が3秒以上である請求項1記載のエアゾール容器。
- 請求項1記載のエアゾール容器と、前記耐圧容器に充填されるエアゾール組成物とからなるエアゾール製品。
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