JP2003320281A - エアゾール噴霧装置に取り付けられる噴射用押しボタン、噴射用押しボタン取付部材、エアゾール噴霧装置およびエアゾール製品 - Google Patents
エアゾール噴霧装置に取り付けられる噴射用押しボタン、噴射用押しボタン取付部材、エアゾール噴霧装置およびエアゾール製品Info
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- JP2003320281A JP2003320281A JP2002130732A JP2002130732A JP2003320281A JP 2003320281 A JP2003320281 A JP 2003320281A JP 2002130732 A JP2002130732 A JP 2002130732A JP 2002130732 A JP2002130732 A JP 2002130732A JP 2003320281 A JP2003320281 A JP 2003320281A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】押しボタンから手を離した後一定時間の間噴霧
し続けるエアゾール噴霧装置に取り付ける噴射用押しボ
タン、前記ボタンを取り付けたエアゾール噴霧装置およ
びエアゾール製品を提供する。 【解決手段】ステム嵌着口と噴霧口とを有し、エアゾー
ル噴霧装置に取り付けられる噴射用押しボタンであっ
て、ステム嵌着口と噴霧口との間に0.5ml以上のエアゾ
ール滞留空間を有し、噴霧口の口径が1mm以下である噴
射用押しボタン、前記押しボタンを備えたエアゾール噴
霧装置およびエアゾール製品。
し続けるエアゾール噴霧装置に取り付ける噴射用押しボ
タン、前記ボタンを取り付けたエアゾール噴霧装置およ
びエアゾール製品を提供する。 【解決手段】ステム嵌着口と噴霧口とを有し、エアゾー
ル噴霧装置に取り付けられる噴射用押しボタンであっ
て、ステム嵌着口と噴霧口との間に0.5ml以上のエアゾ
ール滞留空間を有し、噴霧口の口径が1mm以下である噴
射用押しボタン、前記押しボタンを備えたエアゾール噴
霧装置およびエアゾール製品。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール噴霧装
置に取り付けられる噴射用押しボタン、エアゾール噴霧
装置の噴射用押しボタンに取り付ける部材、前記部材を
取り付けた押しボタン、前記ボタンまたは前記部材を取
り付けたエアゾール噴霧装置およびエアゾール製品に関
するものである。
置に取り付けられる噴射用押しボタン、エアゾール噴霧
装置の噴射用押しボタンに取り付ける部材、前記部材を
取り付けた押しボタン、前記ボタンまたは前記部材を取
り付けたエアゾール噴霧装置およびエアゾール製品に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なエアゾール噴霧装置は、噴射用
押しボタンを押すと同時に噴霧を開始し、ボタンから手
を離した直後に噴霧が終了する。例えば、トイレのよう
な臭いがこもる場所に充分量の芳香剤、消臭剤などのエ
アゾール製品を噴霧する場合には、1回に3〜5秒間も
噴射用押しボタンを押し続けなければならない。
押しボタンを押すと同時に噴霧を開始し、ボタンから手
を離した直後に噴霧が終了する。例えば、トイレのよう
な臭いがこもる場所に充分量の芳香剤、消臭剤などのエ
アゾール製品を噴霧する場合には、1回に3〜5秒間も
噴射用押しボタンを押し続けなければならない。
【0003】また、自動車をエアゾールクリーナーで洗
浄する場合などには、合計2〜3分もの間噴霧し続ける
必要がある。そのため、噴射用押しボタンを押し続けな
ければならないので、指が痛くなる。
浄する場合などには、合計2〜3分もの間噴霧し続ける
必要がある。そのため、噴射用押しボタンを押し続けな
ければならないので、指が痛くなる。
【0004】一方、噴射用押しボタンから手を離した後
も噴霧し続けるエアゾール噴霧装置として、連続噴射型
エアゾール噴霧装置が知られている。この装置は、押し
ボタンにロック機構が備わっており、このロックを解除
しない限り連続噴射を続ける。
も噴霧し続けるエアゾール噴霧装置として、連続噴射型
エアゾール噴霧装置が知られている。この装置は、押し
ボタンにロック機構が備わっており、このロックを解除
しない限り連続噴射を続ける。
【0005】しかしながら、この装置の場合には、噴霧
を終了するにはロックを解除する必要があるので、操作
が煩雑である。また、解除操作中も噴霧し続けるので、
誤って違う箇所に噴霧するおそれがある。
を終了するにはロックを解除する必要があるので、操作
が煩雑である。また、解除操作中も噴霧し続けるので、
誤って違う箇所に噴霧するおそれがある。
【0006】このように、ボタン押し操作終了後にも一
定時間噴霧が持続し、且つボタンのロック解除操作を要
することなく噴霧が終了するエアゾール噴霧装置の開発
が望まれている。
定時間噴霧が持続し、且つボタンのロック解除操作を要
することなく噴霧が終了するエアゾール噴霧装置の開発
が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
問題点を鑑み成されたものであって、押しボタンから手
を離した後一定時間の間噴霧し続けるエアゾール噴霧装
置に取り付ける噴射用押しボタン、エアゾール噴霧装置
の噴射用押しボタンに取り付ける部材、前記部材を取り
付けた押しボタン、前記ボタンまたは前記部材を取り付
けたエアゾール噴霧装置およびエアゾール製品を提供す
ることを主な目的とする。
問題点を鑑み成されたものであって、押しボタンから手
を離した後一定時間の間噴霧し続けるエアゾール噴霧装
置に取り付ける噴射用押しボタン、エアゾール噴霧装置
の噴射用押しボタンに取り付ける部材、前記部材を取り
付けた押しボタン、前記ボタンまたは前記部材を取り付
けたエアゾール噴霧装置およびエアゾール製品を提供す
ることを主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究の
結果、エアゾール滞留空間を有し、噴霧口の口径が特定
の範囲である押しボタンが、上記目的を達成できること
を見出し、本発明を完成するに至った。
結果、エアゾール滞留空間を有し、噴霧口の口径が特定
の範囲である押しボタンが、上記目的を達成できること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、エアゾール噴霧装置に取
り付けられる噴射用押しボタン、エアゾール噴霧装置の
噴射用押しボタンに取り付けられる部材、前記部材を取
り付けた押しボタン、前記ボタンまたは前記部材を取り
付けたエアゾール噴霧装置およびエアゾール製品に係る
ものである。1.ステム嵌着口と噴霧口とを有し、エア
ゾール噴霧装置に取り付けられる噴射用押しボタンであ
って、ステム嵌着口と噴霧口との間に0.5ml以上のエア
ゾール滞留空間を有し、噴霧口の口径が1mm以下である
噴射用押しボタン。2.上記1に記載の噴射用押しボタ
ンをステムに嵌着することにより取り付けたエアゾール
噴霧装置。3.噴射用押しボタン中のエアゾール滞留空
間の容積との合計が0.5ml以上となるようなエアゾール
滞留空間を有し、エアゾール噴霧装置の噴射用押しボタ
ンに取り付けられる部材。4.上記3に記載の部材を取
り付けた噴射用押しボタン。5.上記3に記載の部材を
噴射用押しボタンに取り付けたエアゾール噴霧装置。
6.上記2または5に記載のエアゾール噴霧装置に原液
および噴射剤を充填したエアゾール製品。
り付けられる噴射用押しボタン、エアゾール噴霧装置の
噴射用押しボタンに取り付けられる部材、前記部材を取
り付けた押しボタン、前記ボタンまたは前記部材を取り
付けたエアゾール噴霧装置およびエアゾール製品に係る
ものである。1.ステム嵌着口と噴霧口とを有し、エア
ゾール噴霧装置に取り付けられる噴射用押しボタンであ
って、ステム嵌着口と噴霧口との間に0.5ml以上のエア
ゾール滞留空間を有し、噴霧口の口径が1mm以下である
噴射用押しボタン。2.上記1に記載の噴射用押しボタ
ンをステムに嵌着することにより取り付けたエアゾール
噴霧装置。3.噴射用押しボタン中のエアゾール滞留空
間の容積との合計が0.5ml以上となるようなエアゾール
滞留空間を有し、エアゾール噴霧装置の噴射用押しボタ
ンに取り付けられる部材。4.上記3に記載の部材を取
り付けた噴射用押しボタン。5.上記3に記載の部材を
噴射用押しボタンに取り付けたエアゾール噴霧装置。
6.上記2または5に記載のエアゾール噴霧装置に原液
および噴射剤を充填したエアゾール製品。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の噴射用押しボタンは、エ
アゾール噴霧装置のステムに嵌着される噴射用押しボタ
ンであり、ステム嵌着口と噴霧口とを有し、且つステム
嵌着口と噴霧口との間に0.5ml以上のエアゾール滞留空
間を有し、噴霧口の口径が1mm以下である。本発明の噴
射用押しボタンの一態様を模式的に図2に示す。
アゾール噴霧装置のステムに嵌着される噴射用押しボタ
ンであり、ステム嵌着口と噴霧口とを有し、且つステム
嵌着口と噴霧口との間に0.5ml以上のエアゾール滞留空
間を有し、噴霧口の口径が1mm以下である。本発明の噴
射用押しボタンの一態様を模式的に図2に示す。
【0011】噴射用押しボタンにおけるエアゾール滞留
空間とは、噴射用押しボタンを押した際にエアゾールが
滞留できる空間である。
空間とは、噴射用押しボタンを押した際にエアゾールが
滞留できる空間である。
【0012】エアゾール滞留空間の容積は、通常0.5ml
以上程度であり、好ましくは5ml以上程度である。エア
ゾール滞留空間の容積の上限は、エアゾールを噴霧し続
ける時間に応じて適宜設定することができ、通常50ml
以下程度であり、より好ましくは30ml以下程度であ
る。
以上程度であり、好ましくは5ml以上程度である。エア
ゾール滞留空間の容積の上限は、エアゾールを噴霧し続
ける時間に応じて適宜設定することができ、通常50ml
以下程度であり、より好ましくは30ml以下程度であ
る。
【0013】噴霧口の口径は、通常1mm以下程度であ
り、好ましくは0.1〜1mm程度であり、より好ましくは0.
25〜0.5mm程度である。口径が大きすぎる場合には、瞬
時に噴射が終了するおそれがある。
り、好ましくは0.1〜1mm程度であり、より好ましくは0.
25〜0.5mm程度である。口径が大きすぎる場合には、瞬
時に噴射が終了するおそれがある。
【0014】本発明のボタンは、バルブ、容器などを有
するエアゾール噴霧装置において、バルブのステムに嵌
着させることができる。
するエアゾール噴霧装置において、バルブのステムに嵌
着させることができる。
【0015】本発明のボタンにおいて噴霧口を設ける位
置は、特に制限されず、例えば、押圧面、側面などに設
けることができる。例えば、図2は、噴霧口を押圧面に
設けた一態様を模式的に示している。図5は、噴霧口を
側面側に設けた態様を模式的に示している。
置は、特に制限されず、例えば、押圧面、側面などに設
けることができる。例えば、図2は、噴霧口を押圧面に
設けた一態様を模式的に示している。図5は、噴霧口を
側面側に設けた態様を模式的に示している。
【0016】本発明のボタンを押すとエアゾール滞留空
間にエアゾールが滞留し、滞留空間内の圧が大気圧より
も高くなる。そのため、ボタンから手を離した後も滞留
空間内の圧が大気圧と等しくなるまで、エアゾールが持
続的に噴霧される。
間にエアゾールが滞留し、滞留空間内の圧が大気圧より
も高くなる。そのため、ボタンから手を離した後も滞留
空間内の圧が大気圧と等しくなるまで、エアゾールが持
続的に噴霧される。
【0017】また、本発明は、エアゾール滞留空間が0.
5ml以下の噴射用押しボタンに取り付ける部材であり、
ステム嵌着口と噴霧口との間のエアゾール滞留空間が0.
5ml以上となるようにするための部材を含む。図1に、
公知の噴射用押しボタンの一態様を模式的に示し、図3
に、公知の噴射用押しボタンに部材を取り付けることに
よって、エアゾール滞留空間が0.5ml以上となった噴射
用押しボタンの一態様を模式的に示す。同様に、図4
に、公知の噴射用押しボタンの一態様を模式的に示し、
図6に、本発明の部材の一態様を模式的に示す。
5ml以下の噴射用押しボタンに取り付ける部材であり、
ステム嵌着口と噴霧口との間のエアゾール滞留空間が0.
5ml以上となるようにするための部材を含む。図1に、
公知の噴射用押しボタンの一態様を模式的に示し、図3
に、公知の噴射用押しボタンに部材を取り付けることに
よって、エアゾール滞留空間が0.5ml以上となった噴射
用押しボタンの一態様を模式的に示す。同様に、図4
に、公知の噴射用押しボタンの一態様を模式的に示し、
図6に、本発明の部材の一態様を模式的に示す。
【0018】前記部材は、エアゾール滞留空間を有す
る。その容積は、取り付ける噴射用押しボタンが有する
エアゾール滞留空間に応じて適宜変更することができ、
部材のエアゾール滞留空間と部材のエアゾール滞留空間
との合計は、通常約0.5ml以上であり、好ましくは5ml
以上程度である。前記エアゾール滞留空間の合計の上限
は、エアゾールを噴霧し続ける時間に応じて適宜設定す
ることができ、通常50ml以下程度であり、より好まし
くは30ml以下程度である。
る。その容積は、取り付ける噴射用押しボタンが有する
エアゾール滞留空間に応じて適宜変更することができ、
部材のエアゾール滞留空間と部材のエアゾール滞留空間
との合計は、通常約0.5ml以上であり、好ましくは5ml
以上程度である。前記エアゾール滞留空間の合計の上限
は、エアゾールを噴霧し続ける時間に応じて適宜設定す
ることができ、通常50ml以下程度であり、より好まし
くは30ml以下程度である。
【0019】前記部材は、口径が約1mm以下の噴霧口を
有する。部材に設ける噴霧口の口径は、0.1〜1mm程度が
好ましく、0.25〜0.5mm程度がより好ましい。口径が大
きすぎる場合には、瞬時に噴射が終了するおそれがあ
る。
有する。部材に設ける噴霧口の口径は、0.1〜1mm程度が
好ましく、0.25〜0.5mm程度がより好ましい。口径が大
きすぎる場合には、瞬時に噴射が終了するおそれがあ
る。
【0020】部材を公知の噴射用押しボタンに取り付け
る手段は、特に制限されず、用いる押しボタンの形状に
応じて適宜変更することができる。例えば、公知の噴射
用押しボタンに部材を嵌着する方法などを例示すること
ができる。
る手段は、特に制限されず、用いる押しボタンの形状に
応じて適宜変更することができる。例えば、公知の噴射
用押しボタンに部材を嵌着する方法などを例示すること
ができる。
【0021】本発明の部材において噴霧口を設ける位置
は、特に制限されず、例えば、天面、側面などに設ける
ことができる。例えば、図3は、噴霧口を押圧面に設け
た部材の一態様を模式的に示し、図6は、噴霧口を天面
に設けた部材の一態様を示している。
は、特に制限されず、例えば、天面、側面などに設ける
ことができる。例えば、図3は、噴霧口を押圧面に設け
た部材の一態様を模式的に示し、図6は、噴霧口を天面
に設けた部材の一態様を示している。
【0022】部材を押すことによりエアゾールが噴射さ
れてもよく、部材を取り付けたボタンを押すことにより
エアゾールが噴射されてもよい。
れてもよく、部材を取り付けたボタンを押すことにより
エアゾールが噴射されてもよい。
【0023】本発明の部材または本発明の部材を取り付
けたボタンを押すとエアゾール滞留空間にエアゾールが
滞留し、滞留空間内の圧が大気圧よりも高くなる。その
ため、ボタンから手を離した後も滞留空間内の圧が大気
圧と等しくなるまで、エアゾールが持続的に噴霧され
る。
けたボタンを押すとエアゾール滞留空間にエアゾールが
滞留し、滞留空間内の圧が大気圧よりも高くなる。その
ため、ボタンから手を離した後も滞留空間内の圧が大気
圧と等しくなるまで、エアゾールが持続的に噴霧され
る。
【0024】本発明のボタンおよび部材の製造方法は、
特に制限されず、例えば、射出成形などの成形により製
造することができる。
特に制限されず、例えば、射出成形などの成形により製
造することができる。
【0025】本発明は、噴射用押しボタンをステムに嵌
着したエアゾール噴霧装置および部材を噴射用押しボタ
ンに取り付けたエアゾール噴霧装置を含む。本発明のエ
アゾール噴霧装置は、ボタンまたは部材以外の部分は特
に制限されず、装置の用途などに応じて適宜選択するこ
とができる。例えば、公知のバルブ、容器などを用いる
ことができる。バルブとして、例えば、プッシュダウン
式バルブ、ティルトバルブ(傾斜式エアゾール用バル
ブ)、定量バルブなどを例示することができる。プッシ
ュダウン式バルブは、構造が単純であり、コストの点、
耐久性の点などにおいて有利である。ティルトバルブを
用いた場合には、軽い力で作動させることができる。定
量バルブを用いた場合には、1回の噴射量を一定とする
ことができる。
着したエアゾール噴霧装置および部材を噴射用押しボタ
ンに取り付けたエアゾール噴霧装置を含む。本発明のエ
アゾール噴霧装置は、ボタンまたは部材以外の部分は特
に制限されず、装置の用途などに応じて適宜選択するこ
とができる。例えば、公知のバルブ、容器などを用いる
ことができる。バルブとして、例えば、プッシュダウン
式バルブ、ティルトバルブ(傾斜式エアゾール用バル
ブ)、定量バルブなどを例示することができる。プッシ
ュダウン式バルブは、構造が単純であり、コストの点、
耐久性の点などにおいて有利である。ティルトバルブを
用いた場合には、軽い力で作動させることができる。定
量バルブを用いた場合には、1回の噴射量を一定とする
ことができる。
【0026】本発明のエアゾール噴霧装置は、原液、噴
射剤などを充填することによりエアゾール製品として好
適に使用できる。エアゾール噴霧装置の用途は特に制限
されず、例えば、芳香剤、消臭剤、洗浄剤などとして好
適に用いることができる。芳香剤および消臭剤は、例え
ば、トイレ用、部屋用、玄関用などとして好適に用いる
ことができる。洗浄剤は、例えば、家庭用、自動車用な
どとして好適に用いることができる。
射剤などを充填することによりエアゾール製品として好
適に使用できる。エアゾール噴霧装置の用途は特に制限
されず、例えば、芳香剤、消臭剤、洗浄剤などとして好
適に用いることができる。芳香剤および消臭剤は、例え
ば、トイレ用、部屋用、玄関用などとして好適に用いる
ことができる。洗浄剤は、例えば、家庭用、自動車用な
どとして好適に用いることができる。
【0027】本発明のエアゾール製品に用いる噴射剤
は、特に制限されず、例えば、圧縮ガス、液化ガスなど
を例示することができる。圧縮ガスとして、例えば、窒
素、空気などを例示することができる。液化ガスとし
て、例えば、LPG、ジメチルエーテルなどを例示するこ
とができる。原液とは、エアゾールとして噴射されるべ
き液剤を意味する。原液は、用途などに応じて適宜選択
することができる。
は、特に制限されず、例えば、圧縮ガス、液化ガスなど
を例示することができる。圧縮ガスとして、例えば、窒
素、空気などを例示することができる。液化ガスとし
て、例えば、LPG、ジメチルエーテルなどを例示するこ
とができる。原液とは、エアゾールとして噴射されるべ
き液剤を意味する。原液は、用途などに応じて適宜選択
することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、噴射用押しボタンから
手を離した後も一定時間噴霧を持続でき、煩雑な操作を
することなく噴霧が終了するエアゾール噴霧装置を提供
できる。
手を離した後も一定時間噴霧を持続でき、煩雑な操作を
することなく噴霧が終了するエアゾール噴霧装置を提供
できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、
本発明をより具体的に説明する。本発明は、以下の実施
例に制限されるものではない。
本発明をより具体的に説明する。本発明は、以下の実施
例に制限されるものではない。
【0030】実施例1
図2に示すような噴射用押しボタンであって、ステム嵌
着口と噴霧口との間に10mlのエアゾール滞留空間を有
し、噴霧口の口径が0.3mmである噴射用押しボタンを用
いてエアゾール噴霧装置を製造した。この装置を用い
て、噴出ボタンを1秒間押した場合に、噴出ボタンを押
し始めてからエアゾールがどれだけ連続して噴射するの
かを測定した。結果を表1に示す。
着口と噴霧口との間に10mlのエアゾール滞留空間を有
し、噴霧口の口径が0.3mmである噴射用押しボタンを用
いてエアゾール噴霧装置を製造した。この装置を用い
て、噴出ボタンを1秒間押した場合に、噴出ボタンを押
し始めてからエアゾールがどれだけ連続して噴射するの
かを測定した。結果を表1に示す。
【0031】実施例2
噴霧口の口径を0.5mmとした以外は実施例1と同様のボ
タンを用いて、エアゾール噴霧装置を製造し、実施例1
と同様にして連続噴射時間を測定した。結果を表1に示
す。
タンを用いて、エアゾール噴霧装置を製造し、実施例1
と同様にして連続噴射時間を測定した。結果を表1に示
す。
【0032】比較例1
噴霧口の口径を1.2mmとした以外は実施例1と同様のボ
タンを用いてエアゾール噴霧装置を製造し、実施例1と
同様にして連続噴射時間を測定した。結果を表1に示
す。ボタンから手を離すと同時に、エアゾール噴霧は終
了した。
タンを用いてエアゾール噴霧装置を製造し、実施例1と
同様にして連続噴射時間を測定した。結果を表1に示
す。ボタンから手を離すと同時に、エアゾール噴霧は終
了した。
【0033】
【表1】
【図1】公知の噴射用押しボタンの一態様を模式的に示
す図である。
す図である。
【図2】本発明の噴射用押しボタンの一態様を模式的に
示す図である。
示す図である。
【図3】本発明の噴射用押しボタンへの取付部材の一態
様を模式的に示す図である。図3は、前記部材を、従来
の噴射用押しボタン(図1)に取り付けた図である。
様を模式的に示す図である。図3は、前記部材を、従来
の噴射用押しボタン(図1)に取り付けた図である。
【図4】公知の噴射用押しボタンの一態様を模式的に示
す図である。
す図である。
【図5】本発明の噴射用押しボタンの一態様を模式的に
示す図である。
示す図である。
【図6】本発明の噴射用押しボタンへの取付部材の一態
様を模式的に示す図である。
様を模式的に示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】ステム嵌着口と噴霧口とを有し、エアゾー
ル噴霧装置に取り付けられる噴射用押しボタンであっ
て、ステム嵌着口と噴霧口との間に0.5ml以上のエアゾ
ール滞留空間を有し、噴霧口の口径が1mm以下である噴
射用押しボタン。 - 【請求項2】請求項1に記載の噴射用押しボタンをステ
ムに嵌着することにより取り付けたエアゾール噴霧装
置。 - 【請求項3】噴射用押しボタン中のエアゾール滞留空間
の容積との合計が0.5ml以上となるようなエアゾール滞
留空間を有し、エアゾール噴霧装置の噴射用押しボタン
に取り付ける部材。 - 【請求項4】請求項3に記載の部材を取り付けた噴射用
押しボタン。 - 【請求項5】請求項3に記載の部材を噴射用押しボタン
に取り付けたエアゾール噴霧装置。 - 【請求項6】請求項2または5に記載のエアゾール噴霧
装置に原液および噴射剤を充填したエアゾール製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002130732A JP2003320281A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | エアゾール噴霧装置に取り付けられる噴射用押しボタン、噴射用押しボタン取付部材、エアゾール噴霧装置およびエアゾール製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002130732A JP2003320281A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | エアゾール噴霧装置に取り付けられる噴射用押しボタン、噴射用押しボタン取付部材、エアゾール噴霧装置およびエアゾール製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003320281A true JP2003320281A (ja) | 2003-11-11 |
Family
ID=29543679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002130732A Pending JP2003320281A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | エアゾール噴霧装置に取り付けられる噴射用押しボタン、噴射用押しボタン取付部材、エアゾール噴霧装置およびエアゾール製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003320281A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005218940A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Daizo:Kk | エアゾール容器 |
-
2002
- 2002-05-02 JP JP2002130732A patent/JP2003320281A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005218940A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Daizo:Kk | エアゾール容器 |
JP4542794B2 (ja) * | 2004-02-04 | 2010-09-15 | 株式会社ダイゾー | エアゾール容器 |
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